JP2001008346A - ワイヤハーネス巻取り装置 - Google Patents

ワイヤハーネス巻取り装置

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JP2001008346A
JP2001008346A JP17162499A JP17162499A JP2001008346A JP 2001008346 A JP2001008346 A JP 2001008346A JP 17162499 A JP17162499 A JP 17162499A JP 17162499 A JP17162499 A JP 17162499A JP 2001008346 A JP2001008346 A JP 2001008346A
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JP
Japan
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harness
wire harness
leaf spring
case
fixed
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Pending
Application number
JP17162499A
Other languages
English (en)
Inventor
Mamiko Nakamura
真美子 中村
Takatatsu Yamamoto
高立 山本
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Yazaki Corp
Original Assignee
Yazaki Corp
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 長いワイヤハーネスの巻取りと引出しを可能
にし、電線の負担を少なくしたワイヤハーネス巻取り装
置を提供する。 【解決手段】 固定体と可動体との間に配索するワイヤ
ハーネスに組み付けるワイヤハーネス巻取り装置におい
て、中央部に突設した固定の芯1、該芯1の近傍に設け
たハーネス通し孔2、および1つのハーネス導出口3を
有するケース本体4と、該ケース本体4に固定可能なカ
バー5とからなるケース6と、芯1に一端7aが固定さ
れ、らせん形に復元する力を有する板ばね7とを備え、
該板ばね7の他端7b側をハーネス導出口3からケース
6外に出し、さらに、ワイヤハーネス8を、ハーネス通
し孔2に通し板ばね7に沿わせてらせん形にケース6内
に収容させ、ハーネス導出口3からケース6外に出して
板ばね7に固定するようにしたものである。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、固定体と可動体と
の間に配索するワイヤハーネスに組み付けるワイヤハー
ネス巻取り装置、例えば、自動車などの車両の車体側と
これに開閉可能に取り付けられるドアとの間に配索する
ワイヤハーネスに使用するのに好適なワイヤハーネス巻
取り装置に関する。
【0002】
【従来の技術】一般に、自動車などの車両用のドアに
は、パワーウィンドウ用のモータ、ドアマウントスピー
カなどの各種の電装品が組み付けられており、これらの
電装品と車体側にある電源、コントロール部、各種セン
サなどとを電気的に接続するために、車体側とドアとの
間にワイヤハーネスを配索する必要がある。図10,図
11は、特開平10−181472号公報に開示された
従来例を示している。この従来例は、自動車のドアヒン
ジ部におけるワイヤハーネス配索構造に関するもので、
対向したハーネスの挿入口50および引出口51を有す
る収容ケース52を備え、ワイヤハーネス52を挿入口
50から挿入してケース53の内部でゼンマイバネ54
に巻いた後に引出口51から引き出して挿通させるよう
に構成されている。この構成により、ドア開閉動作に応
じてケース53の内部に挿通したワイヤハーネス52の
巻径が変わってワイヤハーネス52を伸縮させて追従で
きるようにしてある。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】上記従来技術では、ワ
イヤハーネス52を挿入口50から挿入してケース53
の内部でゼンマイバネ54に巻いた後に引出口51から
引き出しているので、ゼンマイバネ54の円周の長さに
見合った長さしかワイヤハーネス52を巻き取ることが
できない。すなわち、図10に示すようにゼンマイバネ
54の円周の長さが最大になった時の長さと、図11に
示すようにその長さが最小になった時の長さとの差が、
ワイヤハーネス52を巻き取れる長さであり、これと同
じ長さだけ引き出せるのである。したがって、固定体と
可動体との間において、長いワイヤハーネスの巻取りと
引出しが必要な場合には、上記従来技術では対応できな
かった。また、ワイヤハーネス52に力が加わってゼン
マイバネ54を伸縮させるので、電線への負担が大き
く、断線する虞がある。
【0004】本発明は、このような従来の問題点に鑑み
て為されたもので、その課題は、長いワイヤハーネスの
巻取りと引出しを可能にし、電線の負担を少なくしたワ
イヤハーネス巻取り装置を提供することにある。
【0005】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決するため
に請求項1に係る発明は、固定体と可動体との間に配索
するワイヤハーネスに組み付けるワイヤハーネス巻取り
装置において、中央部に突設した固定の芯、該芯の近傍
に設けたハーネス通し孔、および1つのハーネス導出口
を有するケース本体と、該ケース本体に固定可能なカバ
ーとからなるケースと、前記芯に一端が固定され、らせ
ん形に復元する力を有する板ばねとを備え、該板ばねの
他端側をハーネス導出口からケース外に出し、ワイヤハ
ーネスをハーネス通し孔に通し、板ばねに沿わせてらせ
ん形にケース内に収容し、さらに、ハーネス導出口から
ケース外に出して板ばねに固定したことを特徴とする。
かかる構成によれば、固定の芯近傍に設けたハーネス通
し孔に通したワイヤハーネスは、らせん形に復元する力
を有する板ばねに沿わせてらせん形にケース内に収容
し、ハーネス導出口からケース外に出して板ばねに固定
したので、板ばねに引張力が加わることにより、板ばね
が伸びてケースから引き出されると、ワイヤハーネスも
板ばねと一緒に引き出される。その引張力が解除される
と、板ばねは自身の復元力によりらせん形に復元してケ
ース内に戻るので、ワイヤハーネスも板ばねと一緒にら
せん形に戻ることにより、ケース内に巻き取られる。こ
れによって、ケース内に収容されている板ばねの長さに
ほぼ等しい長さの長いワイヤハーネスの巻取りと引出し
が可能になる。また、ワイヤハーネスの引出し時と巻取
り時のいずれの場合にも、ワイヤハーネスに力が加わら
ないので、電線の負担が少ない。さらに、固定の芯の近
傍にあるハーネス通し孔に通したワイヤハーネスは、固
定の芯が回転しないためねじれたりしないので、これに
よっても電線の負担が少なくなるとともに、接続コンタ
クトは不要である。
【0006】請求項2に係る発明は、板ばねと該板ばね
に固定したワイヤハーネスとが、板ばねの一端側から他
端側にわたって収縮チューブで覆われていることを特徴
とする。かかる構成によれば、板ばねとワイヤハーネス
全体が収縮チューブで覆われているので、防水性が向上
するとともに、ワイヤハーネスと板ばねの固定がより強
固になる。
【0007】
【発明の実施の形態】以下、本発明に係るワイヤハーネ
ス巻取り装置の実施の形態を図面に基づいて説明する。
この一例に係るワイヤハーネス巻取り装置は、固定体と
可動体との間、例えば、自動車などの車両の車体側とこ
れに開閉可能に取り付けられるドアとの間の電気的接続
を行う装置であり、固定体と可動体との間に配索するワ
イヤハーネスに組み付けられる。この巻取り装置は、図
1〜図6に示すように、中央部に突設した固定の芯1、
該芯1の近傍に設けたハーネス通し孔2、および1つの
ハーネス導出口3を有するケース本体4と、該ケース本
体4に固定可能なカバー5とからなるケース6と、芯1
に一端7aが固定され、らせん形に復元する力を有する
板ばね7とを備える。板ばね7の他端7b側は、ハーネ
ス導出口3からケース6外に出ている。一方、ワイヤハ
ーネス8は、ハーネス通し孔2に通し、板ばね7に沿わ
せてらせん形にケース6内に収容してある。また、ワイ
ヤハーネス8は、ハーネス導出口3からケース6の外に
出して板ばね7にテープ巻き9により固定されている。
【0008】カバー5の中央部には、ボルト挿通孔10
が設けられている。この孔10にボルト13を通し、芯
1に設けたテーパねじ穴12にボルト13をねじ込むこ
とにより、カバー5がケース本体4に締結される。ま
た、板ばね7の他端7b側には、クランプ14が固定さ
れている。
【0009】上記構成を有する一例では、固定の芯1近
傍に設けたハーネス通し孔2に通したワイヤハーネス8
は、らせん形に復元する力を有する板ばね7に沿わせて
らせん形にケース6内に収容し、ハーネス導出口3から
ケース6外に出して板ばね7に固定したので、板ばね7
に引張力が加わることにより、板ばね7がらせん形の状
態(図7の状態)から伸びてケース6から引き出される
と、ワイヤハーネス8も板ばね7と一緒に引き出される
(図8参照)。その引張力が解除されると、板ばね7は
自身の復元力によりらせん形に復元してケース6内に戻
るので、ワイヤハーネス8も板ばね7と一緒に戻ること
により、ケース7内に巻き取られる(図7参照)。
【0010】したがって、上記一例によれば、ケース6
内に収容されている板ばね7の長さにほぼ等しい長さの
長いワイヤハーネス8の巻取りと引出しが可能になる。
また、ワイヤハーネス8の引出し時と巻取り時のいずれ
の場合にも、ワイヤハーネス8に力が加わらないので、
電線の負担が少ない。これによっても、ワイヤハーネス
8の電線の断線を防止できる。さらに、固定の芯1の近
傍にあるハーネス通し孔2に通したワイヤハーネス8
は、固定の芯1が回転しないためねじれたりしないの
で、電線の負担が少ないとともに、接続コンタクトが不
要である。これによって、電線の断線をより確実に防止
できるとともに、製造コストを低減することができる。
【0011】また、上記一例によれば、板ばね7とワイ
ヤハーネス8を固定の芯1に対して反時計方向に巻いて
いるので、図8に示すように板ばね7とワイヤハーネス
8をケース6から引き出した際に、板ばね7がケース本
体4の内側角部4aに当たり、ワイヤハーネス8はその
角部4aにはあたらないので、ワイヤハーネス8をケー
ス6から保護することができる。なお、板ばね7とワイ
ヤハーネス8を固定の芯1に対して上記とは逆方向に巻
いてもよい。
【0012】図9は上記一例に係るワイヤハーネス巻取
り装置の変形例を示している。この変形例では、板ばね
7と該板ばねに固定したワイヤハーネス8とを、板ばね
7の一端7a側から他端7b側にわたって収縮チューブ
15で覆ってある。この構成により、防水性が向上する
とともに、ワイヤハーネスと板ばねの固定がより強固に
なる。
【0013】
【発明の効果】以上説明したように、請求項1に係る発
明によれば、長いワイヤハーネスの巻取りと引出しが可
能になるとともに、電線の負担が少なく、これによって
断線を防止できる。
【0014】請求項2に係る発明によれば、防水性が向
上するとともに、ワイヤハーネスと板ばねの固定がより
強固になる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係るワイヤハーネス巻取り装置の実施
の形態の一例を示す斜視図。
【図2】図1に示す一例の一部を示す拡大図。
【図3】図1に示す板ばねの端部を示す拡大図。
【図4】図1に示す板ばねを示す斜視図。
【図5】図1と同様の斜視図で、カバーを取り付けた状
態を示す図。
【図6】図5の縦断面図。
【図7】図1に示す一例の動作を示す説明図で、ワイヤ
ハーネスの巻取り状態を示す図。
【図8】図7と同様の説明図で、ワイヤハーネスの引出
し状態を示す図。
【図9】図1に示す一例の変形例の主要部を一部断面で
示した斜視図。
【図10】従来例を示す図で、ワイヤハーネスの巻取り
状態を示す図。
【図11】図10と同じ従来例を示す図で、ワイヤハー
ネスの引出し状態を示す図。
【符号の説明】
1………固定の芯 2………ハーネス通し孔 3………ハーネス導出口 4………ケース本体 5………カバー 6………ケース 7………板ばね 7a………一端 7b………他端 8…………ワイヤハーネス 15………収縮チューブ

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 固定体と可動体との間に配索するワイヤ
    ハーネスに組み付けるワイヤハーネス巻取り装置におい
    て、 中央部に突設した固定の芯、該芯の近傍に設けたハーネ
    ス通し孔、および1つのハーネス導出口を有するケース
    本体と、該ケース本体に固定可能なカバーとからなるケ
    ースと、前記芯に一端が固定され、らせん形に復元する
    力を有する板ばねとを備え、該板ばねの他端側を前記ハ
    ーネス導出口からケース外に出し、さらに、前記ワイヤ
    ハーネスを、前記ハーネス通し孔に通し前記板ばねに沿
    わせてらせん形にケース内に収容させ、前記ハーネス導
    出口からケース外に出して板ばねに固定したことを特徴
    とするワイヤハーネス巻取り装置。
  2. 【請求項2】 前記板ばねと該板ばねに固定した前記ワ
    イヤハーネスとが、前記板ばねの一端側から他端側にわ
    たって収縮チューブで覆われていることを特徴とする請
    求項1記載のワイヤハーネス巻取り装置。
JP17162499A 1999-06-17 1999-06-17 ワイヤハーネス巻取り装置 Pending JP2001008346A (ja)

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Cited By (8)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2001008347A (ja) * 1999-06-18 2001-01-12 Yazaki Corp ワイヤハーネス巻取り装置
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JP2002112445A (ja) * 2000-09-27 2002-04-12 Yazaki Corp ワイヤーハーネス巻取り装置の巻取り案内構造
JP2007195308A (ja) * 2006-01-18 2007-08-02 Yazaki Corp ワイヤハーネスの配索構造
JP2012257344A (ja) * 2011-06-07 2012-12-27 Yazaki Corp フラットケーブルの配索構造

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