JP3607126B2 - 電線巻取装置 - Google Patents

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、電線巻取装置に関し、詳しくは、フレキシブルな電線を引き出し・引き込み可能にした電線巻取装置に関する。
【0002】
【従来の技術】
従来、この種の電線巻取装置としては、図11および図12に示すようなものがある。この電線巻取装置1は、中央にローラ用回転軸2Aが突設されたケーシング2と、ローラ用回転軸2Aに内端部3Aが固定されるゼンマイバネ3と、ローラ用回転軸2Aおよびゼンマイバネ3を収容する円形の凹部4が下面に形成され且つケーシング2内に収容される巻取ローラ5と、ケーシング2の上部開口を閉塞する蓋体6とから大略構成されている。
【0003】
上記したゼンマイバネ3の外端部3Bは、凹部4の内周面に固定されている。巻取ローラ5は中間位置に形成された仕切り板8を隔てて、下位電線巻取部5Aと上位電線巻取部5Bとが設けられている。下位電線巻取部5Aには、その下面に上記した凹部4が形成され且つ外周面にガイド用帯体7の一端が固定されている。また、上位電線巻取部5Bは、その軸半径が下位電線巻取部5Aより短い径寸法に設定されている。なお、仕切り板8の周縁には、電線挿通用切り欠き8Aが形成されている。
【0004】
このような電線巻取装置1に電線Wを巻き取り・装着するには、巻取ローラ5の下位電線巻取部5Aに一端が固定されたガイド用帯体7に一体的に電線Wを支持して、ガイド用帯体7と共に電線Wを下位電線巻取部5Aに巻き取る。次に、仕切り板8の電線挿通用切り欠き8Aに電線Wを通して上位電線巻取部5Bに、少ない巻回数例えば1巻させる。このとき、上位電線巻取部5Bを周回する電線Wは、ケーシング2の内周面近傍に沿って巻回される。この状態で巻取ローラ5をケーシング2に収納する。このとき、電線Wの一端側は、図11に示すケーシング2の一方の開口部2Bから導出され、電線Wの他端側は、ケーシング2の他方の開口部2Cから導出され且つこの開口部2Cに固定する。そして、最後に、巻取ローラ5が回転可能にネジ止めをした後、蓋体6をケーシング2に装着することにより、電線巻取装置1への電線装着が終了する。
【0005】
このような構成の従来の電線巻取装置1ではケーシング2の開口部2C側から電線Wを引き出すことはできず、電線Wの引き出しは専ら開口部2B側で行う。すなわち、下位電線巻取部5Aに巻き取られた電線Wをガイド用帯体7と共に、ケーシング2の開口部2Bから引くと、ガイド用帯体7の一端が下位電線巻取部5Aに固定されているため、下位電線巻取部5Aに巻かれた所定長さ分だけ電線Wを引き出せるように設定されている。この電線Wの引き出し動作に応じて、ゼンマイバネ3が巻き縮み、所定長さの電線Wが引き出された時点で巻取ローラ5の回転を規制するようになっている。このような下位電線巻取部5Aの動作に同期して上位電線巻取部5Bでは、逆に、電線巻き取り動作を行うようになっている。
【0006】
ここで、図13を用いて上位電線巻取部5Bでの電線Wの巻き取り状態について説明する。図13(a)は、下位電線巻取部5Aから電線Wが引き出されたときの上位電線巻取部5Bの状態を示している。このとき、電線Wは上位電線巻取部5Bの巻取軸に直接巻き取られている。図13(b)は、下位電線巻取部5Aに電線Wがゼンマイバネ3の付勢力により巻き戻されているときの上位電線巻取部5Bの状態を示している。このとき、電線Wは上位電線巻取部5Bの巻取軸から離れて周回するように配置される。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、前記従来の電線巻取装置1にあっては、下位電線巻取部5Aに電線Wを巻き取った状態では、図13(b)に示すように、上位電線巻取部5Bに位置する電線Wは弛んだ状態であり、図13(b)中矢印で示す方向に電線Wが揺動してがたつきを起こし、異音が発生するなどの問題点があった。また、これに伴って電線Wが蓋体6や仕切り板8に当たるため、電線Wが損傷され易くなるという問題点があった。
【0008】
そこで、本発明は、前記課題を解決すべくなされたものであり、がたつきや異音の発生を防止することができる電線巻取装置を提供することを目的とする。
【0009】
【課題を解決するための手段】
請求項1記載の発明は、第1電線巻取部と第2電線巻取部とが仕切り板を介して設けられた巻取ローラが2つの電線導出部を有するケーシング内に回転付勢バネを介して回転可能に収納され、前記巻取ローラの前記第1電線巻取部に電線を巻き付けた状態で一方の前記電線導出部から前記電線の一方の端部側を導出し、且つ前記電線の他方の端部側を前記仕切り板を介して前記第2電線巻取部で前記第1電線巻取部での電線巻取方向と逆巻きに巻き付けて他方の前記電線導出部から導出すると共に、前記2つの電線導出部のうちいずれかの前記電線導出部で前記電線を固定してなる電線巻取装置において、前記第1電線巻取部と前記第2電線巻取部のうち一方に対向する前記仕切り板の表に、前記巻取部の回転軸から外側へ向けて漸次高さが高くなる電線保持部材が形成され、この電線保持部材と前記ケーシングの内壁面とで外側に向けて狭くなる空間が形成されていることを特徴とする。
【0010】
このような構成の請求項1記載の発明では、巻取ローラの一方の巻取部に対向する仕切り板の表面に、巻取部の回転軸から外側へ向けて漸次高くなる電線保持部材が形成され、この電線保持部材とケーシングの内壁面とで外側に向けて狭くなる空間が形成されているため、電線の巻きが弛んだ場合に電線保持部材が電線を保持してがたつきを防止する作用がある。
【0011】
また、請求項2記載の発明は、請求項1記載の電線巻取装置であって、前記電線保持部材は、前記仕切り板の表に前記回転軸から外側へ向けて高くなる電線保持用リブであることを特徴とする。
【0012】
このような構成の請求項2記載の発明では、電線保持用リブの傾斜面を電線が円滑に摺動して、仕切り板側とケーシング側との狭くなった空間に電線が収まるため、電線を保持する作用がある。また、電線が電線巻取部へ巻き取られる場合も、電線が電線保持リブの傾斜面を円滑に摺動して巻き取り動作を円滑に行うことができる。
【0013】
さらに、請求項3記載の発明は、請求項1記載の電線巻取装置であって、前記電線保持部材は、前記仕切り板の表に回転軸から外側へ向けて傾斜して立ち上がる電線保持用可撓板であることを特徴とする。
【0014】
このような構成の請求項3記載の発明では、請求項1記載の発明の作用に加えて、電線保持用可撓板の傾斜面に沿って電線が移動できるため、電線の巻き状態に応じて電線ががたつくのを抑制する作用がある。
【0015】
また、請求項4記載の発明は、請求項1ないし請求項2のいずかに記載の電線巻取装置であって、前記第1電線巻取部と前記第2電線巻取部とはその巻取半径が異なり、且つ該巻取半径が短い方の巻取部から前記ケーシング外へ導出される電線が当該ケーシングに固定されていることを特徴とする。
【0016】
このような構成の請求項4記載の発明では、一方の電線巻取部と他方の電線巻取部とが径寸法が異なるため、径寸法の長い方の電線巻取部を電線引き出し用の巻取部とすることができる。すなわち、径寸法の長い方の電線巻取部の回転モーメントの腕を長くすることで、電線の引き出し引き戻しを容易にすることができる。
【0017】
【発明の実施の形態】
以下、本発明に係る電線巻取装置の詳細を図面に示す実施形態に基づいて説明する。
【0018】
図1は電線巻取装置10の実施形態を示す分解斜視図、図2は要部斜視図、図3は電線を組み付けた状態の斜視図である。この電線巻取装置10は、中央にローラ用回転軸11Aが突設されたケーシング11と、ローラ用回転軸11Aに内端部12Aが固定されるゼンマイバネ(回転付勢バネ)12と、ローラ用回転軸11Aおよびゼンマイバネ12を収容する円形の凹部(図示省略する)が下面に形成され且つケーシング11内に収容される巻取ローラ13と、ケーシング11の上部開口を閉塞する蓋体14とから大略構成されている。なお、上記したゼンマイバネ12の外端部12Bは、巻取ローラ13下面に形成された上記凹部の内周面に固定されている。巻取ローラ13は中間位置に形成された仕切り板15を隔てて、下位電線巻取部(第1電線巻取部)16と上位電線巻取部(第2電線巻取部)17とが設けられている。下位電線巻取部16には、図3に示すように、外周面にガイド用帯体20の一端が固定されている。また、上位電線巻取部17は、その軸半径が下位電線巻取部16より短い径寸法に設定されている。なお、仕切り板15の周縁部には、電線挿通用切り欠き15Aが一カ所形成されている。
【0019】
次に、巻取ローラ13の上位電線巻取部17側の構成について説明する。図2は、巻取ローラ13の仕切り板15と、蓋体14との間の構造を示す斜視図である。図1〜図3に示すように、仕切り板15の上面には、上位電線巻取部17から外側へ向けて漸次高くなるように一体形成された略直角三角形状の電線保持用リブ(電線保持部材)18が複数所定の回転角度間隔で立設されている。なお、電線保持用リブ18の最高部と蓋体14と間の距離は、電線Wの挟み込みを防止する理由で電線Wの直径寸法よりやや長くなるように設定することが好ましい。
【0020】
ここで、電線巻取装置10に電線Wを巻き取り・装着する方法について説明する。まず、巻取ローラ13の下位電線巻取部16に一端が固定されたガイド用帯体20に一体的に電線Wを支持して、ガイド用帯体20と共に電線Wを下位電線巻取部16に所定回数巻き付ける。次に、仕切り板15の電線挿通用切り欠き15Aに電線Wを通して上位電線巻取部17側へ出し、電線Wを上位電線巻取部17から離した位置で(仕切り板15の周縁に沿って)少ない巻数、例えば、本実施形態では1回り半させる。この状態で巻取ローラ13をケーシング11に収納する。このとき、電線Wの一端側は、図1に示すケーシング11の一方の開口部11Bから導出され、電線Wの他端側は、ケーシング11の他方の開口部11Cから導出され且つこの開口部11Cに固定板19により固定する。そして、最後に、巻取ローラ13を回転可能にネジ止めした後、蓋体14をケーシング11に装着することにより、電線巻取装置10への電線装着が終了する。このとき、上位電線巻取部17を周回する電線Wはケーシング11の内周面近傍に沿って巻回された状態となる。
【0021】
このような電線巻取装置10では、図3に示すように、ケーシング11の開口部11C側から電線Wを引き出すことはできず、電線Wの引き出しは専ら開口部11B側で行う。すなわち、下位電線巻取部16に巻き取られた電線Wをガイド用帯体20と共に、ケーシング11の開口部11Bから引くと、ガイド用帯体20の一端が下位電線巻取部16に固定されているため、下位電線巻取部16に巻かれた所定長さ分だけ電線Wを引き出せるように設定されている。この電線Wの引き出し動作に応じて、ゼンマイバネ12が巻き縮み、所定長さの電線Wが引き出された時点で巻取ローラ13の回転を規制するようになっている。なお、図6(a)は下位電線巻取部16の電線Wが引き出される前の状態を、図6(b)は下位電線巻取部16から電線Wが引き出されている状態を、図6(c)は下位電線巻取部16から電線Wを引き出し終わった状態を示している。下位電線巻取部16の動作に同期して上位電線巻取部17では、逆に電線巻き取り動作を行うようになっている。図4は、上位電線巻取部17に電線Wが巻き付いた状態を示しており、下位電線巻取部16では電線Wが引き出された状態である。また、図7(a)は下位電線巻取部16で電線Wが引き出されていない状態(図6(a))に対応する上位電線巻取部17の状態を示している。また、図7(b)は、下位電線巻取部16から電線Wが引き出されている状態(図6(b))に対応する上位電線巻取部17の状態を示している。さらに、図7(c)は、下位電線巻取部17で電線Wを引き出し終わった状態(図6(c))に対応する上位電線巻取部17の状態を示している。
【0022】
そして、下位電線巻取部16から引き出された電線Wを再度巻き取る場合は、電線Wをフリー状態にすることにより、ゼンマイバネ12の付勢力で自動的に巻き取りが行われる。これに伴い、上位電線巻取部17では、図4に示すように巻き取られていた電線Wが解れて、図5および図7(a)に示すように外側へ移動して弛んだ状態となる。本実施形態では、電線保持用リブ18が形成されているため、図5に示すように、電線Wが外側へ膨らむにつれて電線Wが電線保持用リブ18の斜面を摺動して昇り、電線保持用リブ18と蓋体14との狭い空間に収まってがたつきにくい状態となる。
【0023】
このような構成の本実施形態では、電線保持用リブ18を設けたことにより、電線Wを引き出す前の状態において、電線巻取装置10ないで電線Wにがたつきが生じるのを防止することができる。このように電線Wを引き出す前の状態は、電線巻取装置10の通常の状態であり、通常の状態において有効にがたつきを防止して、異音の発生や電線Wに損傷が生じるのを抑制することができる。
【0024】
なお、本実施形態の電線Wの組み付け方法においては、上記した方法とは逆に、上位電線巻取部17側から先に巻き付けを行った後に、下位電線巻取部16へ電線Wを巻き付けても勿論よい。
【0025】
以上、実施形態について説明したが、本発明は構成の要旨に付随する各種の設計変更が可能である。例えば、図8に示す他の変形形態のように、巻取ローラ13の仕切り板15の上に、内側から外側へ向けて撓んで立ち上がる可撓性を有する電線保持用可撓板(電線保持部材)21を設ける構成としてもよい。このような構成とすることにより、図9に示すように、電線Wが上位電線巻取部17から離れて弛んだ状態となっても電線保持用可撓板21が電線Wを保持するため、電線巻取装置10内の電線Wのがたつきを防止することができる。
【0026】
また、図10に示す別の実施形態のように、仕切り板15の上に円周方向に沿って撓むように立設された電線保持板22A,22B,22Cを所定の間隔で配置してもよい。この場合、漸次、電線保持板(電線保持部材)22A,22B,22Cの高さが異なるように設定することにより、電線Wの巻き半径が長くなる場合に円滑にこれら電線保持板22A,22B,22Cに保持され得るようにすることができる。
【0027】
また、前記各実施形態では、電線保持用リブ18や電線保持用可撓板21や電線保持板22A,22B,22Cを仕切り板15の上面に形成したが、これに代えて、蓋体14の下面(内側面)に形成する構成としても勿論よい。
【0028】
さらに、前記各実施形態では、回転付勢バネとしてゼンマイバネを用いたが、捩りコイルバネや渦巻きバネ等の他のバネを用いてもよいことは勿論である。
【0029】
【発明の効果】
以上の説明から明らかなように、請求項1記載の発明によれば、巻取部の回転軸から外側へ向けて漸次高くなる電線保持部材が形成され、この電線保持部材とケーシングの内壁面とで外側に向けて狭くなる空間が形成されているため、電線の巻きが弛んだ場合に電線保持部材が電線を保持してがたつきを防止することができる。
【0030】
また、請求項2記載の発明によれば、請求項1記載の発明の効果に加えて、電線保持用リブの傾斜面を電線が円滑に摺動して、仕切り板側とケーシング側との狭くなった空間に電線が収まるようにすることができ、電線の移動を容易にする効果がある。
【0031】
さらに、請求項3記載の発明によれば、請求項1記載の発明の作用に加えて、電線保持用可撓板の傾斜面に沿って電線が移動できるため、電線の巻き状態に応じて電線ががたつくのを抑制する作用がある。
【0032】
また、請求項4記載の発明によれば、請求項1から請求項3に記載の発明の効果に加えて、径寸法の長い方の電線巻取部の回転モーメントの腕を長くすることで、電線の引き出し、引き戻しを容易にすることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係る電線巻取装置の実施形態を示す分解斜視図である。
【図2】本発明の実施形態の電線巻取装置の要部の斜視図である。
【図3】本発明の実施形態の電線巻取装置の斜視図である。
【図4】本発明の実施形態における上位電線巻取部の巻取状態を示す断面説明図である。
【図5】本発明の実施形態における上位電線巻取部の弛み状態を示す断面説明図である。
【図6】(a)〜(c)は本発明の実施形態の下位電線巻取部の各状態を示す断面説明図である。
【図7】(a)〜(c)は本発明の実施形態の上位電線巻取部の各状態を示す断面説明図である。
【図8】本発明の他の実施形態を示す要部の斜視図である。
【図9】本発明の他の変形形態における上位電線巻取部の状態を示す断面図である。
【図10】本発明の別の実施形態を示す斜視図である。
【図11】従来の電線巻取装置の分解斜視図である。
【図12】従来の電線巻取装置の断面図である。
【図13】(a)および(b)は従来の電線巻取装置の上位電線巻取部の状態を示す断面図である。
【符号の説明】
10 電線巻取装置
11,14 ケーシング
11B,11C 電線導出部
12 ゼンマイバネ(回転付勢バネ)
13 巻取ローラ
15 仕切り板
16 下位電線巻取部(第1電線巻取部)
17 上位電線巻取部(第2電線巻取部)
18 電線保持用リブ(電線保持部材)
21 電線保持用可撓板(電線保持部材)
W 電線

Claims (4)

  1. 第1電線巻取部と第2電線巻取部とが仕切り板を介して設けられた巻取ローラが2つの電線導出部を有するケーシング内に回転付勢バネを介して回転可能に収納され、前記巻取ローラの前記第1電線巻取部に電線を巻き付けた状態で一方の前記電線導出部から前記電線の一方の端部側を導出し、且つ前記電線の他方の端部側を前記仕切り板を介して前記第2電線巻取部で前記第1電線巻取部での電線巻取方向と逆巻きに巻き付けて他方の前記電線導出部から導出すると共に、前記2つの電線導出部のうちいずれかの前記電線導出部で前記電線を固定されてなる電線巻取装置において、
    前記第1電線巻取部と前記第2電線巻取部のうち一方に対向する前記仕切り板の表に、前記巻取部の回転軸から外側へ向けて漸次高さが高くなる電線保持部材が形成され、この電線保持部材と前記ケーシングの内壁面とで外側に向けて狭くなる空間が形成されていることを特徴とする電線巻取装置。
  2. 請求項1記載の電線巻取装置であって、
    前記電線保持部材は、前記仕切り板の表に前記回転軸から外側へ向けて高くなる電線保持用リブであることを特徴とする電線巻取装置。
  3. 請求項1記載の電線巻取装置であって、
    前記電線保持部材は、前記仕切り板の表に前記回転軸から外側へ向けて傾斜して立ち上がる電線保持用可撓板であることを特徴とする電線巻取装置。
  4. 請求項1ないし請求項3のいずかに記載の電線巻取装置であって、
    前記第1電線巻取部と前記第2電線巻取部とはその巻取半径が異なり、且つ該巻取半径が短い方の巻取部から前記ケーシング外へ導出される電線が当該ケーシングに固定されていることを特徴とする電線巻取装置。
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