JP3789022B2 - リコイルスタータ - Google Patents

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、内燃機関の始動に使用されるリコイルスタータに関するものである。
【0002】
【従来の技術】
図11は従来のリコイルスタータの構成を示す断面説明図であり、スタータケース1の軸芯位置には軸部2が固着され、軸部2にはリール3が回転自在に取り付けられており、リール3の外周部に設けた凹部3aに、ロープ4がゼンマイ5の復元力によって巻装されている。
リール3にはラチェット6が取り付けられ、このラチェット6の中間位置にはピン8が固定され、ラチェット6は、リール3の周縁近傍に形成された傾斜面と突出面間に移動自在に位置して、リール3に取り付けられている。また、軸部2にフリクションプレート9が取り付けられ、フリクションプレート9には、ピン8を案内することにより、ラチェット6を、径方向に突出・後退させるガイド部が形成されている。
一方、エンジン側には、クランクシャフトと連結するプーリ13が設けられ、その外周先端には凹部が形成されている。
そして、スタータケース1の周縁部が、ファンカバーにボルトとナットによって固定されている。
【0003】
このような構成の従来のリコイルスタータでは、停止状態からゼンマイ5の復元力に抗して、ロープ4を引き出すと、フリクションプレート9は、軸部2との摩擦抵抗力(フリクション)によって、停止状態に維持され、リール3とラチェット6とが回転する。このために、ラチェット6のピン8が、フリクションプレート9のガイド部に案内され外方へ突出して、プーリ3の凹部に係合して回転しエンジンが始動する。
そして、エンジンが始動した状態で、ロープ4を離すと、ゼンマイ5の復元力によって、リール3が逆方向に回転し、ロープ4が巻き戻されると共に、ラチェット6は原位置に後退する。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】
前述の従来のリコイルスタータは、リール3にラチェット6を取り付け、このラチェット6の中間位置にピン8を固定し、ラチェット6を、リール3の周縁近傍に形成された傾斜面と突出面間に移動自在に配設させることが必要で、部品点数が多く構造が複雑で製造コスト上でも問題があった。
【0005】
本発明は、前述したようなリコイルスタータの現状に鑑みてなされたものであり、その目的は、部品点数を減らした簡単で小型化された構造とされ、製造コストを削減することが可能なリコイルスタータを提供することにある。
【0006】
【課題を解決するための手段】
前記目的を達成するために、本発明に係るリコイルスタータは、ファンカバーに取り付けられたスタータケースに設けられた軸部にリールが回転自在に取り付けられ、該リールにゼンマイの復元力によって巻き取られているロープを引き出すことによって前記リールが回転して、クランクシャフトに固定されたプーリを駆動して内燃機関を始動するリコイルスタータにおいて、前記軸部に内側端部が係止された摩擦抵抗手段と、該摩擦抵抗手段と前記軸部との間で前記リールの回転に抗して摩擦抵抗を発生しかつ外側端部が前記リールに形成された案内手段に嵌合または係合された両端部支持構造のアーム手段を備え、前記リールの回転により前記アーム手段の外側端部を案内して揺動させて該アーム手段の中央部を、前記摩擦抵抗手段と前記案内手段との間に配設した前記プーリに係合させる構成となしたことを特徴とするものである。
【0007】
また本発明では前記アーム手段に摩擦抵抗を発生させる摩擦抵抗手段はガイドまたはワッシャからなり、前記アーム手段の外側端部を案内して搖動する案内手段は前記リールに形成された突出壁の溝、該突出壁の径方向および周方向に位相をずらせた一対の部分により形成された隙間あるいは前記突出壁の自由外端部分に設けられたフランジまたは凹溝からなることを特徴とする。
この場合、前記プーリに係合したとき該係合部を挟むよう前記アーム手段を支持する少なくとも1つの突起を、前記リールのプーリ側の側面に突設したり、あるいは前記プーリの外周縁には、少なくとも1つの切欠が設けられ、該切欠は矩形と直角三角形との組合せからなり、プーリの回転方向の前方に前記矩形を位置せしめることが好ましい。
【0008】
このように本発明では、スタータケースに設けられた軸部に軸芯を中心に取り付けられたガイドまたはワッシャに、アーム手段の一端を係止し、或いは前記スタータケースに設けられた軸部に該アーム手段の一端を圧挿して摩擦抵抗手段を形成し、該摩擦抵抗手段と前記軸部との間に該リールの回転に抗して摩擦抵抗を発生するとともに、前記アームの他端を嵌合または係合して、前記リールの回転により前記アームの他端を案内して搖動させて前記アームを前記プーリに係合させるために前記リールに形成された突出壁に、案内溝、径方向および周方向に位相をずらせた一対の部分により形成された隙間あるいはその自由外端部分に設けられたフランジまたは凹溝からなる案内手段を形成し、前記アームと前記プーリとの係合により前記リールの回転を前記アームを介して前記プーリに伝達するよう構成したものであり、この際前記プーリにアームが係合したとき該係合部を挟むよう前記アームを支持する突起、好ましくは一対の突起を、前記リールのプーリ側の側面に突設すると、アームが撓まず強度が保たれ折損などが防止できるので好ましい。一方前記プーリの外周縁には、少なくとも1つの切欠が設けられ、該切欠は矩形と直角三角形との組合せからなり、プーリの回転方向の前方に前記矩形を位置せしめると、エンジンが始動した状態でロープを離してゼンマイの復元力でリールが回転するとき案内手段に嵌合または係合しているアームは、矩形部分から直角三角形部分の底面部を滑動するため、衝撃を受けることなくプーリから離脱するのでアームの耐久性が向上する。
【0009】
【発明の実施の形態】
以下に、本発明を図1ないし図10を参照して説明する。
図1は本発明の一実施例の構成を示す側面断面図、図2は図1のA−A断面図、図3はリール部分の斜視図で、突出壁を取除いた図、図4は図1の案内手段としての案内溝部分の構成を示す側面図、図5はクランクシャフトに固定されるプーリの中央縦断面図、図6は摩擦抵抗手段の他の実施例の一部拡大断面図、図7は図6の平面図、図8は案内手段の他の実施例を示す図で、(a)は拡大斜視図、(b)は(a)の平面図、図9は案内手段のさらに他の実施例を示す図で、(a)は拡大斜視図、(b)は(a)の平面図、図10は案内手段のさらに別の実施例を示す図で、(a)は一部拡大断面図、(b)は(a)の平面図、(c)は(a)の側面図である。
【0010】
本発明では、スタータケース1は、樹脂で形成されており、図1に示すように、スタータケース1の軸部2′には中心位置にボス部2aが形成され、ボス部2aはねじ孔2bを有し、かつねじ孔2bには、ねじ体24が、ねじ込まれており、このねじ体24によって、ガイド25が軸部2′の突出端部に、軸芯を中心に取り付けられている。このガイド25には、スタータケース1内に組み付け配設されている金属製或いは樹脂製のアーム28の一端28a附近が半巻回されて一端が係止され、摩擦抵抗手段を形成している。
【0011】
また、軸部2′にはリール3′が回転自在に取り付けられ、リール3′の外周には凹部3aが形成され、この凹部3aにロープ4が巻装されている。また、リール3′には軸部2′に平行に、リール3′から軸方向に突出し周方向に延長する突出壁3″が形成されており、図2及び図5に示すように、この突出壁3″には案内溝27が形成され、案内溝27にはアーム28の他端28bが嵌合している。
この突出壁3″に形成された案内溝27は、リール3′の板面に平行な水平溝27aと、この水平溝27aの一端から連続して形成され、リール3′の板面から離れる方向に傾斜した傾斜溝27bとからなり、水平溝27aがロープ4の引出しの際のリール3′の回転方向の前方側に設けられている。
【0012】
そして、リール3′の一側面にその端面が近接するように、クランクシャフト30に固定されたプーリ31が配設され、このプーリ31には少なくとも1つの切欠32が設けられ、該切欠32は矩形部分32aと直角三角形部分32bとの組合せからなり、プーリ31の回転方向の前方に前記矩形部分32aを位置せしめるよう構成する。また、アーム28が案内溝27に案内されて搖動してプーリ31の切欠32に係合したとき、この係合部を挟むようアーム28を支持する一対の突起33a、33bを、前記リール3′のプーリ31側の側面に突設してある。
【0013】
このような構成の本発明では、従来のリコイルスタータと同様に、停止状態からゼンマイ5の復元力に抗して、ロープ4を引き出すと、ロープ4の牽引力によってリール3′は回転を開始するが、ガイド25を巻回するアーム28の巻回部とスタータケース1の軸部2′との間に発生する摩擦抵抗力によって、アーム28は原位置を保持する。このために、アーム28の他端28bが案内溝27の水平溝27aに嵌合した状態で、リール3′が回転する。
【0014】
リール3′がこのように回転すると、アーム28の他端28bの案内溝27との嵌合が、案内溝27の水平溝27aから傾斜溝27bに移行して、リール3′の回転に伴って、傾斜溝27bに係止したアーム28の他端28bは、リール3′の板面からプーリ31に近付く方向に移動し、アーム28の他端28bは、傾斜溝27bの端部に当接係合する。換言するとアーム28は一端28aにある巻回部を中心に案内溝27に嵌合した他端28bが搖動するのである。この状態でアーム28はプーリ31の外周縁に設けられた少なくとも1つの切欠32(図示実施例では複数個の切欠である)に係合される。この状態を詳述すると、アーム28はまず切欠32の直角三角形部分32bの傾斜面を滑動し、次いで矩形部分32aの端部に当接して係合するのである。
【0015】
さらに、ロープ4を引っ張り続けると、ガイド25に巻回されたアーム28の巻回部と軸部2′との間に発生する摩擦力に、引っ張り力が打ち勝って、アーム28がリール3′の傾斜溝27bに係止された状態で、リール3′の回転によってクランクシャフトに固定されたプーリ31が回転しエンジンが回転始動する。この際、リール3′のプーリ31側の側面に設けられた一対の突起33a、33bによりアーム28が支持され、切欠32と係合状態にあるアーム28は撓むことがない。
【0016】
そして、エンジンが始動した状態で、ロープ4を離すと、ゼンマイ5の復元力によって、リール3′が逆方向に回転し、ロープ4が巻き戻されると共に、ガイド25に巻回されたアーム28の巻回部と軸部2′との間に発生する摩擦抵抗力によって、原位置を保持しようとするアーム28が、傾斜溝27bによってリール3′に近付く方向に搖動すると共に、アーム28がプーリ31の切欠32の直角三角形部分32bの底部の傾斜面を滑動して切欠32との係合が解除され、アーム28は原位置に復帰する。
【0017】
上記した実施例では摩擦抵抗手段として、ガイド25に、スタータケース1内に組み付け配設されているアーム28の一端28a附近を半巻回したものが示されているが、摩擦抵抗手段を図6および図7のように構成することもできる。
すなわち、この実施例ではアーム手段としての金属製或いは樹脂製のアーム28の一端28aを欠円状に形成するとともに、軸部2′の突出端部を前記欠円状の一端28aよりやや大径に形成して、該突出端部に前記欠円状の一端28aを圧挿し、ワッシャ29を介してねじ体24を螺着して摩擦抵抗手段を構成するものである。
【0018】
このように本発明によると、軸部2′の突出端部にねじ体24で取り付けられたガイド25にアーム28の一端28aが係止され、或いはアーム28の欠円状の一端28aを軸部2′の突出端部に圧挿され、アーム28の他端28bが、リール3′の突出壁3″に形成された案内溝27に嵌合され、リール3′の回転によって、アーム28の他端28bが、案内溝27内を水平溝27aから傾斜溝27bへと移動して該アーム28を搖動させることによって、アーム28がプーリ31の切欠32と係合して、リール3′の回転により回転するプーリ31の回転によって、円滑にエンジンの始動が行われる。
【0019】
そして、本発明では、アーム28が、係止或いは圧挿された一端28aとリール3′の突出壁3″間に中継配置され、リール3′の回転によって、突出壁3″に形成された案内溝27によって、アーム28の他端28bをプーリ31に係合させる構造となっていて、従来のリコイルスタータの摩擦抵抗発生部(フリクション部)とラチェット部が一体化され、部品点数が削減され製造コストが低減すると共に、全体を小型化することが可能になる。
【0020】
なお上記した実施例ではアーム28の他端28bを案内して揺動する案内手段として案内溝27を開示したが、本発明はこのような実施例に限定されず図8および図9に示すような構成を有する案内手段とすることもできる。
すなわち図8の実施例においては、突出壁3″を一体で径方向および周方向に位相をずらせた一対の部分3″a、3″bにより形成し、該両部分に設けた傾斜面34aと34bによりリールの3′の板面より離れる方向に傾斜した隙間27′bを形成し、一方部分3″aのリールに面した側にはリール3′の板面に平行な隙間27′aが設けられている。換言すると、隙間27′a、27′bは上記実施例の案内溝27とほぼ対応する形状を呈しており、前記アーム28の他端28bは前記隙間27′a、27′bに嵌合されて案内、揺動するものである。
【0021】
また図9は図8とほぼ同様の構成を有するものであるが、図8では突出壁3″の部分3″bが径方向の外側に設けられているのに対し、図9では部分3″bが径方向の内側に設けられている点で構成上での違いがあるが、作用効果には差異はない。
なお図8および図9の実施例では一対の部分3″a、3″bが一体となって突出壁3″を形成している構成を図示したが、一対の部分3″a、3″bを径方向に間隔をおいて別体としての突出壁3″を構成することもでき、また一対の突起33a、33bを替え図示のように単一の突起33とすることもできる。
【0022】
さらにアーム28の他端28bを案内して揺動する案内手段としてはさらに図10のような構成を採用することもできる。
すなわち図10では図6および図7に示した摩擦抵抗手段を開示していたが、この例ではアーム28の他端28bをほぼコ字状に内側に屈曲すると共に、突出壁3″の自由外端をリール3′の板面に平行な端縁部35aとリール3′の板面に傾斜した端縁部35bに形成し、かつ両端縁部35a、35bに沿って径方向で外側に突出したフランジ27″a、27″bを設けて案内手段を構成し、前記コ字状に屈曲した他端28bを前記フランジ27″a、27″bに係合させて案内、揺動するよう構成したものである。
したがって図10のフランジ27″a、27″bは、上記実施例の案内溝27にほぼ対応する形状を呈しているものである。
なお図10実施例では、ほぼコ字状に屈曲した他端28bと係合するフランジ27″a、27″bを突出壁3″に具備した例を開示したが、前記他端28bが嵌合する凹溝を突出壁3″の側壁に設けても同様な効果が得られる。
【0023】
【発明の効果】
以上述べた通り本発明によると、ファンカバーに取り付けられたスタータケースに、軸部が設けられ、軸部にリールが回転自在に取り付けられ、リールにゼンマイの復元力によって巻き取られているロープを、引き出すことによって、リールが回転してプーリを駆動し内燃機関を始動するリコイルスタータにおいて、軸部に摩擦抵抗手段が設けられ、スタータケースに、リールの回転に抗する摩擦抵抗を発生するように組み込まれたアームの一端が前記摩擦抵抗手段に係止或いは圧挿され、アームの他端が、前記リールに形成された突出壁に、案内溝、径方向および周方向に位相をずらせた一対の部分により形成された隙間あるいはその自由外端部分に設けられたフランジまたは凹溝からなる案内手段に嵌合または係合し、前記リールの回転によって、アームの他端が案内溝内を移動して搖動することにより、アームがプーリに係合され、リールの回転がアームを介して、プーリに伝達される構成なので、部品点数を削減して全体を小型化し、製造コストを低減することが可能になる。
【0024】
さらに本発明によれば、前記プーリにアームが係合したとき該係合部を挟むよう前記アームを支持する好ましくは一対の突起を、前記リールのプーリ側の側面に突設したのでアームが撓むことなく強度が保たれ折損などが防止できる。また、前記プーリの外周縁には、少なくとも1つの切欠が設けられ、該切欠は矩形と直角三角形との組合せからなり、プーリの回転方向の前方に前記矩形を位置せしめたので、エンジンが始動した状態でロープを離してゼンマイの復元力でリールが回転するとき前記案内手段に嵌合または係合しているアームは切欠における矩形部分から直角三角形部分の底面部を滑動するため、衝撃を受けることなくプーリから離脱するのでアームの耐久性が向上する。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例の構成を示す側面断面図である。
【図2】図1のA−A断面図である。
【図3】リール部分の斜視図、突出壁を取除いた図である。
【図4】図1の案内手段としての案内溝部分の構成を示す側面図である。
【図5】クランクシャフトに固定されるプーリの中央縦断面図である。
【図6】摩擦抵抗手段の他の実施例の一部拡大断面図である。
【図7】図6の平面図である。
【図8】案内手段の他の実施例を示す図で、(a)は拡大斜視図、(b)は(a)の平面図である。
【図9】案内手段のさらに他の実施例を示す図で、(a)は拡大斜視図、(b)は(a)の平面図である。
【図10】案内手段のさらに別の実施例を示す図で、(a)は一部拡大断面図、(b)は(a)の平面図、(c)は(a)の側面図である。
【図11】従来のリコイルスタータの構成を示す断面説明図である。
【符号の説明】
1 スタータケース
2a、2b ボス部
2′ 軸部
3a 凹部
3′ リール
3″ 突出壁
3″a、3″b 部分
4 ロープ
5 ゼンマイ
24 ねじ体
25 ガイド
27 案内溝
27a 水平溝
27b 傾斜溝
27′a、27′b 隙間
27″a、27″b フランジ
28 アーム
28a 一端
28b 他端
29 ワッシャ
30 クランクシャフト
31 プーリ
32 切欠
32a 矩形部分
32b 直角三角形部分
33、33a、33b 突起
34a、34b 傾斜面
35a、35b 端縁部

Claims (7)

  1. ファンカバーに取り付けられたスタータケースに設けられた軸部にリールが回転自在に取り付けられ、該リールにゼンマイの復元力によって巻き取られているロープを引き出すことによって前記リールが回転して、クランクシャフトに固定されたプーリを駆動して内燃機関を始動するリコイルスタータにおいて、前記軸部に内側端部が係止された摩擦抵抗手段と、該摩擦抵抗手段と前記軸部との間で前記リールの回転に抗して摩擦抵抗を発生しかつ外側端部が前記リールに形成された案内手段に嵌合または係合された両端部支持構造のアーム手段を備え、前記リールの回転により前記アーム手段の外側端部を案内して揺動させて該アーム手段の中央部を、前記摩擦抵抗手段と前記案内手段との間に配設した前記プーリに係合させる構成となしたことを特徴とするリコイルスタータ。
  2. 前記アーム手段に摩擦抵抗を発生させる手段は、ガイドまたはワッシャからなることを特徴とする請求項1に記載のリコイルスタータ。
  3. 前記アーム手段の外側端部を案内して揺動する案内手段は、前記リールに形成された突出壁の溝からなることを特徴とする請求項1に記載のリコイルスタータ。
  4. 前記アーム手段の外側端部を案内して揺動する案内手段は、前記リールに形成された突出壁の径方向および周方向に位相をずらせた一対の部分により形成された隙間からなることを特徴とする請求項1に記載のリコイルスタータ。
  5. 前記アーム手段の外側端部を案内して揺動する案内手段は、前記リールに形成された突出壁の自由外端部分に設けられたフランジまたは凹溝からなることを特徴とする請求項1に記載のリコイルスタータ。
  6. 前記プーリに係合したとき該係合部を挟むよう前記アーム手段を支持する少なくとも一つの突起を、前記リールのプーリ側の側面に突設したことを特徴とする請求項1〜5のいずれか1項に記載のリコイルスタータ。
  7. 前記プーリの外周縁には、少なくとも1つの切欠が設けられ、該切欠は矩形と直角三角形との組合せからなり、プーリの回転方向の前方に前記矩形を位置せしめたことを特徴とする請求項1〜6のいずれか1項に記載のリコイルスタータ。
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