JP2003097397A - リコイルスタータ - Google Patents

リコイルスタータ

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Abstract

(57)【要約】 (修正有) 【課題】 エンジンを効率よく冷却することができ、か
つ蓄力ゼンマイの製造と取り扱いを簡易化するとともに
組立て性を向上させる。 【解決手段】 スタータシャフト2と一体のスタータケ
ース1と、スタータシャフトに取付けられた円筒状カム
3、エンジン側に装着されたカップ状プーリ7および係
合離脱するラチェット機構8とにより構成されたワンウ
ェイクラッチ機構と、スタータシャフトに対して回動自
在に装着されたリール5と、スタータケースとリールと
に両端を懸装されロープ6を巻取る方向に付勢されたリ
コイルゼンマイ10と、ロープを引出したときのリール
の回転力を弾性作用を伴ってカムに伝達する蓄力ゼンマ
イ11とで構成され、エンジンの冷却風は、スタータケ
ース1に設けた導風窓1 - 1a、1 - 2a、リール5
に設けた導風窓5 - 1およびゼンマイケース12に設
けた導風窓12 - 1より蓄力ゼンマイ11を貫通して
エンジンに導風される。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、エンジンの始動装
置として用いられるリコイルスタータに係り、特にスタ
ータ内部に蓄力ゼンマイを備えたリコイルスタータにお
いて、エンジン冷却用の冷却風の導風方法の改善に関す
る。
【0002】
【従来の技術】一般に、この種のリコイルスタータは、
回転リールに巻回されたロープを引くことにより、ワン
ウェイクラッチ機構を介してエンジンを始動回転し、ゼ
ンマイの戻し力によりロープを巻き取る方式が一般的で
ある。この蓄力式リコイルスタータとしては例えば、ク
ランク軸のラチェット爪と係合する爪車を有する始動プ
ーリと、この始動プーリに作用して前記クランク軸を回
転させる駆動力を蓄力する蓄力ゼンマイと、この蓄力ゼ
ンマイの所定の蓄力を得るために所定回数だけ回転され
るリコイルドラムなどを備え、所定のゼンマイ蓄力にな
るまでの間クランク軸側の回転を止めて、クランク軸側
のラチェット爪と始動プーリの爪車が噛合った後の所定
の回数だけゼンマイが巻き込まれ、ゼンマイの所定の巻
き込みに達すると機関始動が自動的に行われる仕組みと
なしたもの(実公平7−17810号公報参照)や、ク
ランクシャフトの軸線上に対向して軸受部を有するスタ
ータケースと、前記軸受部に挿通された回動するスター
タシャフトと、前記軸受部からクランクシャフト側に延
出したスタータシャフトの一端とエンジン側との間で構
成されたワンウエイクラッチ機構と、前記スタータケー
スと一体的に構成され、スタータシャフトの他端を支持
する軸受部を有するスタータケースと、前記2つの軸受
部との間でスタータシャフトに対して回動自在に装着さ
れたリールと、該リールの溝に巻回されたロープと、前
記スタータケースとリールとに両端を懸装されロープを
巻取る方向に付勢されたリコイルゼンマイと、リールと
スタータシャフトとに両端を懸装されロープを引出した
ときのリールの回転力を弾性作用を伴ってスタータシャ
フトに伝達する蓄力ゼンマイとで構成されたもの(特願
2000−337487号)等が提案されている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、前記し
た従来の蓄力式リコイルスタータの場合、ロープ、リー
ル、リコイルゼンマイ等からなるリコイルスタータ側か
らエンジンの冷却風を取り入れるタイプのリコイルスタ
ータに適用しようとすると、内部構造が複雑なためスタ
ータケースの周面から導風するしか方法がなく、エンジ
ンを効率よく冷却することができなかった。また、従来
の蓄力ゼンマイは、エンジンの始動抵抗に対抗するだけ
の緩衝力を要するので比較的大型となりその製造と取り
扱いに困難をきたすという欠点があった。
【0004】本発明は、このような従来技術の欠点を解
消するためになされたもので、リコイルスタータ側から
エンジンの冷却風を取り入れるタイプのリコイルスター
タに容易に適用でき、エンジンを効率よく冷却すること
ができる機能を備え、かつ蓄力ゼンマイの製造と取り扱
いを簡易化するとともに組立て性を向上させた蓄力式リ
コイルスタータを提供しようとするものである。
【0005】
【課題を解決するための手段】本発明に係るリコイルス
タータは、クランクシャフトの軸線上に対向して設けた
スタータシャフトと一体のスタータケースと、前記スタ
ータシャフトに回動可能に外嵌された円筒状カム、エン
ジン側に装着されたカップ状プーリおよび該プーリに装
着され前記円筒状カムに係合離脱するラチェット機構と
により構成されたワンウェイクラッチ機構と、前記スタ
ータシャフトに対して回動自在に装着されたリールと、
該リールの溝に巻回されたロープと、前記スタータケー
スとリールとに両端を懸装され前記ロープを巻取る方向
に付勢されたリコイルゼンマイと、カセット式のゼンマ
イケースに収納され前記ロープを引出したときのリール
の回転力を弾性作用を伴ってカムに伝達する蓄力ゼンマ
イとで構成され、前記スタータケースの外側面および同
ケース外周面と、前記リールの側面および前記蓄力ゼン
マイのゼンマイケースの側面に、エンジンの冷却風を導
くための導風窓を設けた構成となしたことを特徴とする
ものである。また、本発明に係る他のリコイルスタータ
は、クランクシャフトの軸線上に対向して設けたスター
タシャフトと一体のスタータケースと、前記スタータシ
ャフトに回動可能に外嵌された円筒状カム、該円筒状カ
ムに回動可能に装架されたラチェットがエンジン側に装
着されたカップ状プーリに係合離脱するラチェット機構
とにより構成されたワンウェイクラッチ機構と、前記ス
タータシャフトに対して回動自在に装着されたリール
と、該リールの溝に巻回されたロープと、前記スタータ
ケースとリールとに両端を懸装され前記ロープを巻取る
方向に付勢されたリコイルゼンマイと、カセット式のゼ
ンマイケースに収納され前記ロープを引出したときのリ
ールの回転力を弾性作用を伴って円筒状カムに伝達する
蓄力ゼンマイとで構成され、前記スタータケースの外側
面および同ケース外周面と、前記リールの側面および前
記蓄力ゼンマイのゼンマイケースの側面に、当該スター
タ冷却風を導くための導風窓を設けた構成となしたこと
を特徴とするものである。さらに、このリコイルスター
タは、蓄力ゼンマイの外端に設けた略U字状の切欠き
を、当該ゼンマイケースの円周の一部を内側に突出させ
て形成した突起部に係合させるように構成したこと、蓄
力ゼンマイのゼンマイケースに設けた突起をリールに挿
通させ、該突起の先端部を曲げてリールに固定した構成
となしたこと、スタータシャフトに回転可能に外嵌され
た円筒状カムの部分がカップ状プーリの底部中央の孔に
挿入され、該カップ状プーリの内側に装着されたワンウ
ェイクラッチ機構のラチェットが遠心力により拡開し円
筒状カムとの係合が切離される機構となしたこと、スタ
ータシャフトは、リール側の大径部と先端側の小径部の
2段で構成され、この小径部から大径部にわたって円筒
状カムが回動可能に外嵌されていることを特徴とするも
のである。
【0006】
【発明の実施の形態】図1は本発明に係るリコイルスタ
ータの一実施例を示す縦断側面図、図2は図1のイーイ
矢視縮小図、図3は図1のローロ矢視図、図4は図1の
ハーハ線上の一部省略縦断面図、図5は図1のニーニ線
上の一部省略縦断面図、図6は図4のホーホ矢視図、図
7は図6の分解図、図8は本発明に係るリコイルスター
タの他の実施例を示す縦断側面図、図9は図8に示すリ
コイルスタータの始動前の状態を示す図8のヘーヘ矢視
縮小図、図10は図8に示すリコイルスタータの始動後
の状態を示す図9相当図であり、1はスタータケース、
1−1は外周面、1−2は外側面、1−1a、1−2a
は導風窓、2はスタータシャフト、2−1は大径部、2
−2は小径部、3、13は円筒状カム、4はセットスク
リューネジ、5はリール、5−1は導風窓、6はロー
プ、7、17はカップ状プーリ、8、18はラチェッ
ト、9はリターンスプリング、10はリコイルゼンマ
イ、11は蓄力ゼンマイ、12はゼンマイケース、12
−1は導風窓、14はクランクシャフト、15はフリク
ションプレート、19はフリクションスプリングであ
る。
【0007】図1〜図5において、スタータケース1は
その中心部にスタータシャフト2がクランクシャフト1
4の軸線上に対向して一体に設けられ、その外周面1−
1と外側面1−2にはそれぞれ導風窓1−1a、1−2
aが穿設されている。導風窓1−1aは外周面1−1の
斜面部に設けられ、導風窓1−2aは外側面1−2の平
坦面に設けられている。導風窓1−1a、1−2aの大
きさ、形状は図面に示すものに限定するものではない。
【0008】前記スタータシャフト2のクランクシャフ
ト14側には、円筒状カム3がセットスクリューネジ4
により回動可能に外嵌されている。前記スタータシャフ
ト2は、大径部2−1と小径部2−2とからなり、この
大径部2−1と小径部2−2にわたって円筒状カム3が
回動可能に外嵌され、セットスクリューネジ4によりス
タータシャフト2に装着されている。そして、このスタ
ータシャフト2に回動可能に外嵌された円筒状カム3の
部分にカップ状プーリ7の底部中央に穿設された孔の部
分が挿入され、このカップ状プーリの内側に装着されて
カム部3−1に噛み合うラチェット8がリターンスプリ
ング9によって内側に付勢されてワンウェイクラッチ機
構が構成されている。
【0009】また、前記スタータシャフト2の大径部2
−1には、外周に設けたリール溝5−1にロープ6を巻
回するリール5が回動自在に装着され、前記スタータケ
ース1の外側面1−2に設けた導風窓1−2aとほぼ対
応する位置に同様の導風窓5−1が穿設されている。こ
のリール5とスタータケース1の間には該スタータケー
スとリールとに両端を懸装されロープ6を巻取る方向に
付勢されたリコイルゼンマイ10が収納され、さらにリ
ール5のクランクシャフト14側には、前記ロープ6を
引出したときのリール5の回転力を弾性作用を伴って円
筒状カム3に伝達する蓄力ゼンマイ11がカセット式の
ゼンマイケース12に収納されている。このゼンマイケ
ース12にも、前記リール5に設けた導風窓5−1とほ
ぼ対応する位置に同様の導風窓12−1が穿設されてい
る。
【0010】蓄力ゼンマイ11はその外端を当該ゼンマ
イケース12に係合させ、同ゼンマイの内端は前記円筒
状カム3に係合させている。この場合の、蓄力ゼンマイ
11の外端とゼンマイケース12との係合手段として
は、図6、図7に示すごとく、蓄力ゼンマイ11の外端
に設けた略U字状の切欠き11−1を、当該ゼンマイケ
ース12の円周の一部を内側に突出させて形成した突起
部12−2に係合させる方式をとることができる。ま
た、蓄力ゼンマイ11の内端と円筒状カム3との係合手
段としては、蓄力ゼンマイ11の内端を、円筒状カム3
に形成した溝部3−1に係合させる方式をとることがで
きる。
【0011】さらに、カセット式のゼンマイケース12
の固定手段としては、円筒状カム3にスタータシャフト
2の軸線と直角方向に突設したフランジ3−2の端部と
リール5との間に嵌合させるとともに、ゼンマイケース
12の一端に設けた突起12−3をあらかじめリール5
のリール溝5−1の付け根部に穿設した孔5−2に挿通
させ、該突起12−2の先端部を折曲げてリール5に固
定する方式を用いることができる。
【0012】次に、上記のように構成された本発明のリ
コイルスタータの動作について説明すると、始動前は図
3に示すごとく、円筒状カム3のカム部3−1にラチェ
ット8が噛み合った静止状態より、ロープ6を引くとリ
ール5が回転し、リコイルゼンマイ10と蓄力ゼンマイ
11も同時に回転を始めるが、エンジン回転負荷がある
ため円筒状カム3は蓄力ゼンマイ11がある程度畜力さ
れるまで回転できない状態にあるが、やがて蓄力ゼンマ
イ11の畜力がエンジンの回転負荷を上まわると円筒状
カム3を回転させて当該カムのカム部3−1と噛み合っ
ているラチェット8を介してカップ状プーリ7およびク
ランクシャフト14が回転し、エンジンが始動する。し
かる後、ロープ6を離すと、ラチェット8はエンジンの
回転により遠心力で図3鎖線で示す状態に移動してカム
部3−1との係合が外れ、エンジンが停止するとリター
ンスプリング9にて円筒状カム3のカム部3−1にラチ
ェット8が噛み合った状態に戻る。一方、エンジンの冷
却風は図1中矢印で示すごとく、スタータケース1に設
けた導風窓1−1a、1−2a、リール5に設けた導風
窓5−1およびゼンマイケースに設けた導風窓12−1
より蓄力ゼンマイ11を貫通してエンジンに導風され
る。なお、リコイルスタータ内部にはこのエンジンの冷
却風と共に塵埃が侵入するも、特にワンウェイクラッチ
部分はカップ状プーリ7の内側に配置し、係合する相手
側のカム部を該プーリ7の底部の孔よりプーリ内に挿入
させているので、ワンウェイクラッチ部分への塵埃の侵
入のおそれはほとんどない。
【0013】上記のリコイルスタータは、ワンウェイク
ラッチ機構として、エンジン側のカップ状プーリ7に装
着されたラチェット8が円筒状カム3に係合離脱するラ
チェット機構を採用したものであるが、図8〜図10に
示すリコイルスタータは、前記ワンウェイクラッチ機構
に替えて、円筒状カム3側に装架されたラチェットがエ
ンジン側に装着されたカップ状プーリに係合離脱するラ
チェット機構を採用したもので、その機構は、円筒状カ
ム13に回動可能に装架されたラチェット18に突起1
8−1を設け、外端部に前記突起18−1を案内してラ
チェット18を出没させるためのガイド溝15−1を設
けたフリクションプレート15がスタータシャフト2に
セットスクリューネジ4にて取付けられ、円筒状カム1
3の回転によりラチェット18がカップ状プーリ17の
外周開口端部に設けられた複数個の凹部17−1に係合
離脱する仕組みとなしている。なお、フリクションプレ
ート15にはスタータシャフト2との間でフリクション
が生じるようにフリクションスプリング19が外嵌され
ているので、摺動部の摩擦抵抗が安定し、作動が滑らか
になる。
【0014】このリコイルスタータの場合は、まず図1
0に示す静止状態よりロープ6を引くとリール5が回転
し、円筒状カム13と該カムに装架されたラチェット1
8が同時に回転する。一方、フリクションプレート15
は、フリクションスプリング15の摩擦抵抗により回動
を阻止されているので、ラチェット18は突起18−1
を介してフリクションプレート15のガイド溝15−1
に沿って外方に移動し、図9に示すようにラチェット1
8の先端がフリクションプレート15の外周縁より外方
に突出し、カップ状プーリ17の外周開口端部に設けら
れた複数個の凹部17−1に噛み合う。以降は、摩擦抵
抗に抗してフリクションプレート15もラチェット18
と一緒に回転し、エンジンが始動する。次に、ロープを
離すと、蓄力ゼンマイ11によりリール5は逆転し、突
起18−1はフリクションプレート15のガイド溝15
−1に沿って内方に移動し、図10に示すようにラチェ
ット18は元の位置に復帰する。ラチェット18は静止
状態では該ラチェットに設けた突起18−1とフリクシ
ョンプレート15のガイド溝15−1により回動を阻止
されているので振動等によって外方に突出することはな
い。
【0015】
【発明の効果】以上説明したごとく、本発明によれば、
以下に記載する効果を奏する。 スタータケース、リールおよびゼンマイケースに設
けた導風窓より蓄力ゼンマイを貫通してエンジン冷却風
を導入する方式であるから、エンジンの冷却が効率よく
行われる。 蓄力ゼンマイをスプリングケースに収納してカセッ
ト化したことにより、製造と取扱い(交換等)が容易と
なるのみならず、組立て性および堅固性も向上する。 ワンウェイクラッチ機構をカップ状プーリの内側に
配置したことにより、冷却風とともに侵入する塵埃の影
響を受けにくい。 スタータケースと一体のスタータシャフトにカムを
取付けたことにより、カムの回転を安定させることがで
きるとともに、ワンウェイクラッチ機構のラチェットと
係合する側のシャフト部を小径としたことにより、ワン
ウェイクラッチ機構全体を小型にすることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係るリコイルスタータの一実施例を示
す縦断側面図である。
【図2】図1のイーイ矢視縮小図である。
【図3】図1のローロ矢視図である。
【図4】図1のハーハ線上の一部省略縦断面図である。
【図5】図1のニーニ線上の一部省略縦断面図である。
【図6】図4のホーホ矢視図である。
【図7】図6の分解図である。
【図8】本発明に係るリコイルスタータの他の実施例を
示す縦断側面図である。
【図9】図8に示すリコイルスタータの始動前の状態を
示す図8のヘーヘ矢視縮小図である。
【図10】図8に示すリコイルスタータの始動後の状態
を示す図9相当図である。
【符号の説明】
1 スタータケース 1−1 外周面 1−2 外側面 1−1a、1−2a 導風窓 2 スタータシャフト 2−1 大径部 2−2 小径部 3、13 円筒状カム 4 セットスクリューネジ 5 リール 5−1 導風窓 6 ロープ 7、17 カップ状プーリ 8、18 ラチェット 9 リターンスプリング 10 リコイルゼンマイ 11 蓄力ゼンマイ 12 ゼンマイケース 12−1 導風窓 14 クランクシャフト 15 フリクションプレート

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 クランクシャフトの軸線上に対向して設
    けたスタータシャフトと一体のスタータケースと、前記
    スタータシャフトに回動可能に外嵌された円筒状カム、
    エンジン側に装着されたカップ状プーリおよび該プーリ
    に装着され前記円筒状カムに係合離脱するラチェット機
    構とにより構成されたワンウェイクラッチ機構と、前記
    スタータシャフトに対して回動自在に装着されたリール
    と、該リールの溝に巻回されたロープと、前記スタータ
    ケースとリールとに両端を懸装され前記ロープを巻取る
    方向に付勢されたリコイルゼンマイと、カセット式のゼ
    ンマイケースに収納され前記ロープを引出したときのリ
    ールの回転力を弾性作用を伴って円筒状カムに伝達する
    蓄力ゼンマイとで構成され、前記スタータケースの外側
    面および同ケース外周面と、前記リールの側面および前
    記蓄力ゼンマイのゼンマイケースの側面に、当該スター
    タ冷却風を導くための導風窓を設けた構成となしたこと
    を特徴とするリコイルスタータ。
  2. 【請求項2】 クランクシャフトの軸線上に対向して設
    けたスタータシャフトと一体のスタータケースと、前記
    スタータシャフトに回動可能に外嵌された円筒状カム、
    該円筒状カムに回動可能に装架されたラチェットがエン
    ジン側に装着されたカップ状プーリに係合離脱するラチ
    ェット機構とにより構成されたワンウェイクラッチ機構
    と、前記スタータシャフトに対して回動自在に装着され
    たリールと、該リールの溝に巻回されたロープと、前記
    スタータケースとリールとに両端を懸装され前記ロープ
    を巻取る方向に付勢されたリコイルゼンマイと、カセッ
    ト式のゼンマイケースに収納され前記ロープを引出した
    ときのリールの回転力を弾性作用を伴って円筒状カムに
    伝達する蓄力ゼンマイとで構成され、前記スタータケー
    スの外側面および同ケース外周面と、前記リールの側面
    および前記蓄力ゼンマイのゼンマイケースの側面に、当
    該スタータ冷却風を導くための導風窓を設けた構成とな
    したことを特徴とするリコイルスタータ。
  3. 【請求項3】 蓄力ゼンマイの外端に設けた略U字状の
    切欠きを、当該ゼンマイケースの円周の一部を内側に突
    出させて形成した突起部に係合させるように構成したこ
    とを特徴とする請求項1または2記載のリコイルスター
    タ。
  4. 【請求項4】 蓄力ゼンマイのゼンマイケースに設けた
    突起をリールに挿通させ、該突起の先端部を曲げてリー
    ルに固定した構成となしたことを特徴とする請求項1乃
    至3のうちいずれか1項記載のリコイルスタータ。
  5. 【請求項5】 スタータシャフトに回動可能に外嵌され
    た円筒状カムの部分がカップ状プーリの底部中央の孔に
    挿入され、該カップ状プーリの内側に装着されたワンウ
    ェイクラッチ機構のラチェットが遠心力により拡開し円
    筒状カムとの係合が切離される機構となしたことを特徴
    とする請求項1記載のリコイルスタータ。
  6. 【請求項6】 スタータシャフトは、リール側の大径部
    と先端側の小径部の2段で構成され、この小径部から大
    径部にわたって円筒状カムが回動可能に外嵌されている
    ことを特徴とする請求項1または2記載のリコイルスタ
    ータ。
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US7069896B2 (en) * 2002-10-21 2006-07-04 Starting Industrial Co., Ltd. Recoil starter
JP2009057913A (ja) * 2007-08-31 2009-03-19 Denso Corp スタータ

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