JP2516678Y2 - リコイルスタータ - Google Patents
リコイルスタータInfo
- Publication number
- JP2516678Y2 JP2516678Y2 JP5825489U JP5825489U JP2516678Y2 JP 2516678 Y2 JP2516678 Y2 JP 2516678Y2 JP 5825489 U JP5825489 U JP 5825489U JP 5825489 U JP5825489 U JP 5825489U JP 2516678 Y2 JP2516678 Y2 JP 2516678Y2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- reel
- starter
- recoil starter
- ratchet
- rope
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired - Lifetime
Links
Landscapes
- Ignition Installations For Internal Combustion Engines (AREA)
- Storing, Repeated Paying-Out, And Re-Storing Of Elongated Articles (AREA)
Description
【考案の詳細な説明】 （産業上の利用分野） 本考案は内燃機関用のリコイルスタータ、主として模
型用のリコイルスタータに関するものである。
型用のリコイルスタータに関するものである。
（従来の技術） 一般に、この種のリコイルスタータは引出・巻取自由
なロープを備えると共に、ゼンマイによって巻戻される
リール及びラチェット等からなる一連の機構をケース内
に収納し、エンジンのクランク軸に結合して駆動させる
構成で、主としてフリクション方式を使用したリコイル
スタータである。
なロープを備えると共に、ゼンマイによって巻戻される
リール及びラチェット等からなる一連の機構をケース内
に収納し、エンジンのクランク軸に結合して駆動させる
構成で、主としてフリクション方式を使用したリコイル
スタータである。
（考案が解決しようとする課題） しかし、従来のフリクション方式を使うリコイルスタ
ータは大きさ、重量等から模型用エンジンに使用するに
は無理であるという問題点があった。
ータは大きさ、重量等から模型用エンジンに使用するに
は無理であるという問題点があった。
本考案は従来の技術の有するこのような問題点に鑑み
てなされたもので、その目的とするところは小型で軽量
化及び薄型化し、その上構成部品をより少なくしたリコ
イルスタータを提供しようとするものである。
てなされたもので、その目的とするところは小型で軽量
化及び薄型化し、その上構成部品をより少なくしたリコ
イルスタータを提供しようとするものである。
（課題を解決するための手段） 上記目的を達成するために、本考案におけるリコイル
スタータは、ゼンマイの復元力を利用してリールにロー
プを巻取るようにしたリコイルスタータにおいて、スタ
ータケース内にリールを収納すると共に、リールの軸孔
を多角形状とし、一方クランクシャフトに挿入された円
筒状のワンウェイクラッチを、その外形が前記軸孔と同
じ多角形状のラチェットガイドに圧入してラチェットコ
ンプリートを構成し、該ラチェットコンプリートを前記
リールの軸孔に緩挿してなるものである。
スタータは、ゼンマイの復元力を利用してリールにロー
プを巻取るようにしたリコイルスタータにおいて、スタ
ータケース内にリールを収納すると共に、リールの軸孔
を多角形状とし、一方クランクシャフトに挿入された円
筒状のワンウェイクラッチを、その外形が前記軸孔と同
じ多角形状のラチェットガイドに圧入してラチェットコ
ンプリートを構成し、該ラチェットコンプリートを前記
リールの軸孔に緩挿してなるものである。
（作用） このスタータはスタータロープを引くとクランク軸に
組込まれたリールが回転する。従ってリールの中に組込
まれているラチェットコンプリートも回転し、さらに、
ラチェットコンプリートの中に挿入されているクランク
シャフトがワンウェイクラッチと噛合い、クランク軸が
回転し、エンジンが始動する。次に、クランク軸がオー
バーランニングすることでクラッチが外れ、ロープはリ
ールに巻込まれる。
組込まれたリールが回転する。従ってリールの中に組込
まれているラチェットコンプリートも回転し、さらに、
ラチェットコンプリートの中に挿入されているクランク
シャフトがワンウェイクラッチと噛合い、クランク軸が
回転し、エンジンが始動する。次に、クランク軸がオー
バーランニングすることでクラッチが外れ、ロープはリ
ールに巻込まれる。
（実施例） 実施例について図面を参照して以下に説明する。
第１図〜第４図において、１は樹脂等で作られたスタ
ータケースで、その内周に沿って同じく樹脂で作られた
リール２が収納される。このリール２の軸孔2aを多角形
状（図では六角形）とし、その軸孔2aに円筒状のワンウ
ェイクラッチ4aを軸孔2aと同じ多角形状のラチェットガ
イド4bに圧入したラチェットコンプリート４を緩挿でき
るようにしたものである。なお、ワンウェイクラッチ4a
はロープ6aの引出し方向の回転で、クランクシャフト５
と噛み合うように圧入されている。また、スタータケー
ス１の内面とリール２との間にはゼンマイ３が収容さ
れ、その内端がスタータケース１のフック1aに、また外
端がリール２の外端部2bに引掛けられ、かつリール２の
外周凹部2cにはロープ6aが巻回収容され、ノブ6bを握っ
てロープ6aをゼンマイ３に抗して引出した後、手をノブ
6bより離すと、ロープはゼンマイ３により再度リール２
の凹部2cに収容されるようになっている。図中７はスタ
ンドプレート、８はロープガイド、９はガイドホルダ、
10はスタータアダプタを示す。
ータケースで、その内周に沿って同じく樹脂で作られた
リール２が収納される。このリール２の軸孔2aを多角形
状（図では六角形）とし、その軸孔2aに円筒状のワンウ
ェイクラッチ4aを軸孔2aと同じ多角形状のラチェットガ
イド4bに圧入したラチェットコンプリート４を緩挿でき
るようにしたものである。なお、ワンウェイクラッチ4a
はロープ6aの引出し方向の回転で、クランクシャフト５
と噛み合うように圧入されている。また、スタータケー
ス１の内面とリール２との間にはゼンマイ３が収容さ
れ、その内端がスタータケース１のフック1aに、また外
端がリール２の外端部2bに引掛けられ、かつリール２の
外周凹部2cにはロープ6aが巻回収容され、ノブ6bを握っ
てロープ6aをゼンマイ３に抗して引出した後、手をノブ
6bより離すと、ロープはゼンマイ３により再度リール２
の凹部2cに収容されるようになっている。図中７はスタ
ンドプレート、８はロープガイド、９はガイドホルダ、
10はスタータアダプタを示す。
次に、その動作について説明する。
先ず、ノブ6bを握ってロープ6aを引くとクランクシャ
フト５に組込まれたリール２が回転し、さらにリール２
の中に組込まれているラチェットコンプリート４も回転
する。そのため、ラチェットコンプリート４の中に挿入
されているクランクシャフト５がワンウェイクラッチ4a
と噛合い、クランクシャフトが回転し、エンジンが始動
する。エンジンがかかってクランクシャフト５がオーバ
ーランニングすることでクラッチ4aとの噛合いが外れ
る。その後、ノブ6bを放せばロープ6aはゼンマイ３によ
りリール２は逆転し（この場合、クラッチ4aは空転す
る）、最初の状態に戻る。
フト５に組込まれたリール２が回転し、さらにリール２
の中に組込まれているラチェットコンプリート４も回転
する。そのため、ラチェットコンプリート４の中に挿入
されているクランクシャフト５がワンウェイクラッチ4a
と噛合い、クランクシャフトが回転し、エンジンが始動
する。エンジンがかかってクランクシャフト５がオーバ
ーランニングすることでクラッチ4aとの噛合いが外れ
る。その後、ノブ6bを放せばロープ6aはゼンマイ３によ
りリール２は逆転し（この場合、クラッチ4aは空転す
る）、最初の状態に戻る。
（考案の効果） 本考案は上述したようにベアリング式ワンウェイクラ
ッチを使用したので小型化され、さらにクランクシャフ
トに直接セットできるため従来の起動プーリ等が省か
れ、軽量化、薄型化でき、その上、構成部品が少なく、
メンテナンスが簡単になる効果がある。また、ワンウェ
イクラッチを多角形のホルダーに圧入し別体としたの
で、エンジンへのセットが簡単で、その上、ホルダーの
形状を一定標準化することで、リコイルスタータの交換
が容易になり、リコイルスタータの標準化、統一化が図
られる等の効果がある。
ッチを使用したので小型化され、さらにクランクシャフ
トに直接セットできるため従来の起動プーリ等が省か
れ、軽量化、薄型化でき、その上、構成部品が少なく、
メンテナンスが簡単になる効果がある。また、ワンウェ
イクラッチを多角形のホルダーに圧入し別体としたの
で、エンジンへのセットが簡単で、その上、ホルダーの
形状を一定標準化することで、リコイルスタータの交換
が容易になり、リコイルスタータの標準化、統一化が図
られる等の効果がある。
第１図は本考案リコイルスタータの一実施例を示す平面
図、第２図は第１図のＡ−Ａ断面図、第３図は同じく低
面図、第４図はロープアッセンブリを示す平面図であ
る。 １……スタータケース、２……リール、３……ゼンマ
イ、４……ラチェットコンプリート、4a……ワンウェイ
クラッチ、4b……ラチェットガイド、５……クランクシ
ャフト、6a……ロープ、6b……ノブ
図、第２図は第１図のＡ−Ａ断面図、第３図は同じく低
面図、第４図はロープアッセンブリを示す平面図であ
る。 １……スタータケース、２……リール、３……ゼンマ
イ、４……ラチェットコンプリート、4a……ワンウェイ
クラッチ、4b……ラチェットガイド、５……クランクシ
ャフト、6a……ロープ、6b……ノブ
Claims (1)
- 【請求項１】ゼンマイの復元力を利用してリールにロー
プを巻取るようにしたリコイルスタータにおいて、スタ
ータケース内にリールを収納すると共に、リールの軸孔
を多角形状とし、一方クランクシャフトに挿入された円
筒状のワンウェイクラッチを、その外形が前記軸孔と同
じ多角形状のラチェットガイドに圧入してラチェットコ
ンプリートを構成し、該ラチェットコンプリートを前記
リールの軸孔に緩挿してなるリコイルスタータ。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP5825489U JP2516678Y2 (ja) | 1989-05-20 | 1989-05-20 | リコイルスタータ |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP5825489U JP2516678Y2 (ja) | 1989-05-20 | 1989-05-20 | リコイルスタータ |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH02149869U JPH02149869U (ja) | 1990-12-21 |
| JP2516678Y2 true JP2516678Y2 (ja) | 1996-11-06 |
Family
ID=31583697
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP5825489U Expired - Lifetime JP2516678Y2 (ja) | 1989-05-20 | 1989-05-20 | リコイルスタータ |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JP2516678Y2 (ja) |
-
1989
- 1989-05-20 JP JP5825489U patent/JP2516678Y2/ja not_active Expired - Lifetime
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| JPH02149869U (ja) | 1990-12-21 |
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