JP2710570B2 - ケーブル用リール装置 - Google Patents

ケーブル用リール装置

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JP2710570B2
JP2710570B2 JP6297515A JP29751594A JP2710570B2 JP 2710570 B2 JP2710570 B2 JP 2710570B2 JP 6297515 A JP6297515 A JP 6297515A JP 29751594 A JP29751594 A JP 29751594A JP 2710570 B2 JP2710570 B2 JP 2710570B2
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、互いに相対的に回転す
る部材間をケーブルにて接続するケーブル用リール装置
に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、例えば、特開平5−13140号
公報に記載されたケーブル用リール装置が知られてい
る。このケーブル用リール装置は、自動車の車体側に設
けられた電気部品と、正逆方向に回転するステアリング
ホイール側に設けられた電気部品との間を、複数の芯線
を並設したいわゆるフラットケーブルにて電気的に接続
するようになっている。
【0003】そして、このフラットケーブルは、ステア
リングシャフトに嵌合する中空円環状のケース体の内部
に収納されている。また、このケース体は、車体側の部
材に固定される筒状の枠体と、この枠体の内側に設けら
れてステアリングホイールとともに回転する筒状の軸体
とを、互いに回転自在に組み合わせて構成されている。
そして、フラットケーブルは、一端部が枠体に取り付け
られ、他端部が軸体に取り付けられた状態で、これらの
枠体と軸体との間に形成される空間部に収納されてい
る。さらに、この空間部には、フラットケーブルを案内
して巻き乱れを防止する案内体が収納されている。この
案内体は、複数のローラを線ばねで接続し、円環の一部
にフラットケーブルが挿通する反転用挿通部を設けた平
面略C字状に構成され、軸体の周囲に回転自在に配置さ
れている。そして、ステアリングホイールを一方向に回
転操作した状態で、フラットケーブルが案内体の反転用
挿通部を通ってU字状に反転しながらこの案内体の内側
に引き込まれて、軸体の外周側に巻き付けられ、また、
ステアリングホイールを反対方向に回転操作した状態
で、巻き戻されたフラットケーブルが案内体の反転用挿
通部を通ってU字状に反転しながら案内体の外側に繰り
出され、枠体の内周側に巻き付けられるようになってい
る。
【0004】そこで、軸体の周囲にフラットケーブルを
一方向に巻き付けた状態を保って、このフラットケーブ
ルを巻き戻したり、巻き締めたりする、いわゆるクロッ
クスプリング型のケーブル用リール装置に比べて、フラ
ットケーブルの長さ寸法を短くすることができるように
なっている。
【0005】しかしながら、このような案内体を用いた
ケーブル用リール装置では、フラットケーブルが案内体
を押動することになるとともに、ケース体の底板部と案
内体との間などに摩擦抵抗が生じるため、案内体を円滑
に回転させにくく、フラットケーブルが座屈しやすくな
るなどの問題を有している。
【0006】この点、上記特開平5−13140号公報
記載の構成では、枠体と一体をなす底板部と、軸体と一
体をなす天板部とに、それぞれ案内体に臨んで凹溝を形
成し、ケース体と案内体との間に生じる摩擦抵抗を低減
させ、案内体を円滑に回転させるようになっている。
【0007】また、例えば、特開平5−207632号
公報に記載されたケーブル用リール装置が知られてい
る。この特開平5−207632号公報記載の構成で
は、枠体と一体をなす底板部に案内体に臨んで凹溝を形
成するとともに、この凹溝からリブを突設し、案内体を
このリブに摺接させることにより、ケース体と案内体と
の間に生じる摩擦抵抗を低減させ、案内体を円滑に回転
させるようになっている。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記従
来の各公報の構成では、ケース体の底板部に凹溝を形成
する必要があるため、ケース体の肉厚が不均一になり、
ケース体の成形性が悪化し、製造コストが上昇するとの
問題を有している。また、ケース体の底部に凹溝を形成
すると、この凹溝にフラットケーブルが落ち込み、ある
いはフラットケーブルが凹溝と案内体との間に嵌まり込
むなどして、フラットケーブルを円滑に移動させにくく
なるなどの問題を有している。
【0009】本発明は、このような点に鑑みなされたも
ので、円滑に動作するとともに製造コストを低減できる
ケーブル用リール装置を提供することを目的とする。
【0010】
【課題を解決するための手段】請求項1記載のケーブル
用リール装置は、略筒状をなす枠部、この枠部の内側に
この枠部に対して相対的に正逆方向に回転可能に設けら
れた軸部、およびこれら枠部と軸部との間の底部側を閉
塞する底部を有し、これら枠部、軸部、および底部に囲
まれたケーブル収納部を形成したケースと、一端部が前
記枠部に接続され、他端部が前記軸部に接続されて、前
記ケーブル収納部に収納されたケーブルと、前記ケーブ
ル収納部の前記軸部の周囲に位置して周方向に回転自在
に前記ケースに吊り下げ支持されているとともに、前記
ケーブルを挿通する挿通部が形成されて前記ケーブルを
案内する案内体とを具備し、軸部および枠部の少なくと
一方を、ステアリングホイールを構成するカバーに一
体に形成したものである。
【0011】請求項2記載のケーブル用リール装置は、
略筒状をなす枠部、この枠部の内側にこの枠部に対して
相対的に正逆方向に回転可能に設けられた軸部、および
これら枠部と軸部との間の底部側を閉塞する底部を有
し、これら枠部、軸部、および底部に囲まれたケーブル
収納部を形成したケースと、一端部が前記枠部に接続さ
れ、他端部が前記軸部に接続されて、前記ケーブル収納
部に収納されたケーブルと、前記ケーブル収納部の前記
軸部の周囲に位置して周方向に回転自在に前記ケースに
吊り下げ支持されているとともに、前記ケーブルを挿通
する挿通部が形成されて前記ケーブルを案内する案内体
とを具備し、ケースを構成する軸部の上部に、案内体の
内周部を摺動自在に係止して吊り下げ支持する支持部を
設けるとともに、この支持部の上側に位置して、前記ケ
ースを構成する取付片部を設けたものである。
【0012】請求項3記載のケーブル用リール装置は、
略筒状をなす枠部、この枠部の内側にこの枠部に対して
相対的に正逆方向に回転可能に設けられた軸部、および
これら枠部と軸部との間の底部側を閉塞する底部を有
し、これら枠部、軸部、および底部に囲まれたケーブル
収納部を形成したケースと、一端部が前記枠部に接続さ
れ、他端部が前記軸部に接続されて、前記ケーブル収納
部に収納されたケーブルと、前記ケーブル収納部の前記
軸部の周囲に位置して周方向に回転自在に前記ケースに
吊り下げ支持されているとともに、前記ケーブルを挿通
する挿通部が形成されて前記ケーブルを案内する案内体
とを具備し、ケースを構成する枠部の上部に、案内体の
外周部を摺動自在に係止して吊り下げ支持する支持部を
設けるとともに、この支持部の上側に位置して、前記ケ
ースを構成する取付片部を設けたものである。
【0013】
【作用】請求項1記載のケーブル用リール装置では、相
対的に正逆方向に回転する部材間に、このケーブル用リ
ール装置を配設して、各部材にそれぞれ枠部と軸部とを
接続することにより、これらの部材が、枠部と軸部との
間のケーブル収納部に収納されたケーブルにより接続さ
れ、このケーブルにより電力あるいは信号などが伝達さ
れる。そして、軸部を枠部に対して相対的に一方向に回
転した状態で、ケーブルが、案内体の挿通部を通ってU
字状に反転しながら案内体の内側に引き込まれ、軸部の
外周側に巻き付けられる。また、軸部を反対方向に回転
した状態で、ケーブルが軸部から巻き戻され、案内体の
挿通部を通ってU字状に反転しながら案内体の外側に繰
り出され、枠部の内周側に巻き付けられる。案内体は、
ケースに吊り下げ支持されるので、案内体とケースの底
部との摩擦抵抗がなくなるとともに、ケーブル収納部の
底部に溝部などを形成する必要がなく、成形性が向上す
る。さらに、軸部および枠部の少なくとも一方を、ステ
アリングホイールを構成するカバーに一体に形成したの
で、ケーブル用リール装置の部品点数および組み立て工
数が削減される。
【0014】請求項2記載のケーブル用リール装置で
は、相対的に正逆方向に回転する部材間に、このケーブ
ル用リール装置を配設して、各部材にそれぞれ枠部と軸
部とを接続することにより、これらの部材が、枠部と軸
部との間のケーブル収納部に収納されたケーブルにより
接続され、このケーブルにより電力あるいは信号などが
伝達される。そして、軸部を枠部に対して相対的に一方
向に回転した状態で、ケーブルが、案内体の挿通部を通
ってU字状に反転しながら案内体の内側に引き込まれ、
軸部の外周側に巻き付けられる。また、軸部を反対方向
に回転した状態で、ケーブルが軸部から巻き戻され、案
内体の挿通部を通ってU字状に反転しながら案内体の外
側に繰り出され、枠部の内周側に巻き付けられる。案内
体は、ケースに吊り下げ支持されるので、案内体とケー
スの底部との摩擦抵抗がなくなるとともに、ケーブル収
納部の底部に溝部などを形成する必要がなく、成形性が
向上する。さらに、ケースを構成する軸部の上部に設け
た支持部により案内体の内周部を摺動自在に係止して吊
り下げ支持するので、案内体の底部をケースに摺接させ
る構成に比べて、案内体がケースに対して回転する際
の、案内体とケースとが摺接する距離が小さくなるとと
もに、ケースの構造が簡略化される。また、支持 部の上
側に位置してケースを構成する取付片部を設けたので、
支持部に支持されて回転する案内体をケースの上側に突
出させずに構成でき、ケースの上部が他の部材に容易に
取り付けられる。
【0015】請求項3記載のケーブル用リール装置で
は、相対的に正逆方向に回転する部材間に、このケーブ
ル用リール装置を配設して、各部材にそれぞれ枠部と軸
部とを接続することにより、これらの部材が、枠部と軸
部との間のケーブル収納部に収納されたケーブルにより
接続され、このケーブルにより電力あるいは信号などが
伝達される。そして、軸部を枠部に対して相対的に一方
向に回転した状態で、ケーブルが、案内体の挿通部を通
ってU字状に反転しながら案内体の内側に引き込まれ、
軸部の外周側に巻き付けられる。また、軸部を反対方向
に回転した状態で、ケーブルが軸部から巻き戻され、案
内体の挿通部を通ってU字状に反転しながら案内体の外
側に繰り出され、枠部の内周側に巻き付けられる。案内
体は、ケースに吊り下げ支持されるので、案内体とケー
スの底部との摩擦抵抗がなくなるとともに、ケーブル収
納部の底部に溝部などを形成する必要がなく、成形性が
向上する。さらに、ケースを構成する枠部の上部に設け
た支持部により案内体の外周部を摺動自在に係止して吊
り下げ支持するので、ケースの構造が簡略化される。
た、支持部の上側に位置してケースを構成する取付片部
を設けたので、支持部に支持されて回転する案内体をケ
ースの上側に突出させずに構成でき、ケースの上部が他
の部材に容易に取り付けられる。
【0016】
【実施例】以下、本発明のケーブル用リール装置の一実
施例の構成を図面を参照して説明する。
【0017】図3において、1はケーブル用リール装置
(スパイラルケーブル)で、このケーブル用リール装置
1は、自動車のステアリングホイール本体2のボス部3
に複数(4個)のビス4にて固定されるとともに、ステ
アリングホイール本体2の下部を覆うカバーとしての下
部カバー(ボディカバー)5に一体形成した嵌合部6に
嵌合されるようになっている。
【0018】そして、このステアリングホイール本体2
を図示しないステアリングシャフトの上端部に嵌着した
状態で、ケーブル用リール装置1は、ステアリングシャ
フトの外側に設けられたステアリングコラムに遊嵌され
るとともに、ステアリングホイール本体2と、いわゆる
コンビネーションスイッチとの間に装着されるようにな
っている。
【0019】また、図1ないし図3において、11はケー
スで、このケース11は、それぞれ共重合ポリアセタール
などの合成樹脂にて一体形成したロータ12、ステータ1
4、および組み付け用のリング16などを組み合わせ、上
側を開口した略中空円環状に構成されている。そして、
このケース11の内側には、環状をなすケーブル収納部17
が形成され、このケーブル収納部17に、環状をなす案内
体としてのスペーサ21と、ケーブルとしてのフラットケ
ーブル22とが収納されて、ケーブル用リール装置1が構
成されている。
【0020】そして、このケーブル用リール装置1は、
ロータ12をステアリングホイール本体2に固定し、ステ
ータ14をコンビネーションスイッチに固定した状態で、
内部のフラットケーブル22により、ステアリングホイー
ル本体2に設けられたエアバッグ装置、ホーンスイッ
チ、定速走行装置(ASCD)の操作スイッチ、および
オーディオ装置の操作スイッチなどの電気部品と、車体
側に設けたバッテリー、エアバッグ制御ユニット、ホー
ン装置、定速走行装置、およびオーディオ装置などの電
気部品とが、電気的に接続されるようになっている。
【0021】また、このステアリングシャフトは、自動
車の操向伝導装置に接続されており、この操向伝導装置
のギア比などに応じて、例えば、中立位置から左右方向
にそれぞれ2回転から2.5回転ほど回転操作でき、す
なわち、いわゆるロックトゥロックで、最大4回転から
5回転ほど回転操作できるようになっている。
【0022】そして、フラットケーブル22は、例えば、
2本から9本などの複数の導線を平行に配置して絶縁性
のフィルムなどにて一体的に被覆したもので、柔軟で、
なおかつ若干の弾性を有する帯状に形成されている。ま
た、このフラットケーブル22の両端部には、それぞれ合
成樹脂などにて形成した変換部23が接続されているとと
もに、これら変換部23から導出されたケーブル24の両端
部に、それぞれ図示しないコネクタが接続されている。
そして、このコネクタの一方が、ステアリングホイール
本体2に設けられた図示しないコネクタに接続されると
ともに、他方のコネクタが、コンビネーションスイッチ
を貫通して車体側のコネクタに接続されるようになって
いる。
【0023】また、ステータ14には、円板状をなす底部
としての底板部31が形成され、この底板部31の中央部に
嵌合孔32が形成されているとともに、この底板部31の外
周部から上側に向かい、略円筒状をなす枠部33が立ち上
げられている。そして、底板部31は、上面が平面状をな
し、下面には嵌合孔32の周囲に位置してリング嵌合部35
が形成されている。また、枠部33の一側部には、外周側
ケーブル導出部36が形成されている。そして、このケー
ブル導出部36には、フラットケーブル22を垂直状に保持
しつつ枠部33の外側に導出可能な外周側ケーブル導出部
37と、フラットケーブル22の変換部23を係合保持する一
対の係合爪38を形成した下部ケーブル保持部39とが形成
されている。また、枠部33の上端部には、ケーブル導出
部36を形成した部分を除いて、外側に向かい階段状に拡
開する外側段部41が形成されている。
【0024】一方、リング16は、ステータ14の嵌合孔32
に摺動自在に嵌合する環状のステータ嵌合部43が形成さ
れ、このステータ嵌合部43の内側から、上方に向かって
円筒状の内筒部44が突設されているとともに、ステータ
嵌合部43の下側部から、外側に向かって、ステータ14の
リング嵌合部35に摺動自在に嵌合するフランジ部45が環
状に突設されている。さらに、ステータ嵌合部43には、
内筒部44の周囲に沿って、複数のロータ係合孔46が形成
されている。
【0025】また、ロータ12には、略円筒状をなす軸部
51が形成されており、この軸部51の上端部から外側の3
方に向かって取付片部52,53,53が突設されている。そ
して、一方の取付片部52に近接して、軸部51には、フラ
ットケーブル22を垂直状に保持しつつ軸部51の内側に導
出可能な内周側ケーブル導出部55が形成されている。さ
らに、この取付片部52には、フラットケーブル22の端部
に接続された変換部23を装着する上部ケーブル保持部56
が形成され、この上部ケーブル保持部56には、変換部23
を係合保持する両側一対の係合爪57,57が形成されてい
る。さらに、この取付片部52には、ビス4のねじ部が挿
通あるいは螺合する両側一対のねじ止部58,58が形成さ
れている。一方、他の2つの取付片部53,53には、先端
部近傍に位置して、ビス4のねじ部が挿通あるいは螺合
する両側一対のねじ止部59が形成されている。さらに、
各取付片部52,53,53から、それぞれ下方に向かって傾
斜して、弾性変形可能な舌片状のスペーサ押圧片61が突
設されている。
【0026】さらに、このロータ12の軸部51の上端部近
傍の外周面の複数箇所(3か所)からは、それぞれ上面
が傾斜した係止面となる、支持部としてのスペーサ係合
片63が突設されている。また、軸部51の下端部の内周面
からは、下方に向かって、それぞれリング16のロータ係
合孔46に係合する複数のリング係合片64が突設されてい
る。
【0027】また、スペーサ21は、全体として、ロータ
12の軸部51とステータ14の枠部33との間に配置される略
環状に形成されている。そして、このスペーサ21には、
軸部51の外周面に対向する内板部71と、この内板部71と
同心状をなして枠部33の内周面に対向する外板部72とが
形成されているとともに、これら内板部71の上端部と外
板部72の上端部とに連続して、円環状の上板部73が形成
されている。また、このスペーサ21の内板部71の内周側
には、周方向を長手方向とする複数の内側突条75が、所
定間隔でかつ順次高さ位置を変えて形成されているとと
もに、このスペーサ21の外板部72の外周側には、周方向
を長手方向とする複数の外側突条76が、所定間隔でかつ
順次高さ位置を変えて形成されている。そして、各突条
75,76は、それぞれ断面矩形状あるいは断面半球状に形
成されているとともに、表面は滑らかに形成されてお
り、ケーブル収納部17に収納されたフラットケーブル22
に滑らかに摺接するようになっている。なお、これら突
条75,76は、周方向に沿って連続して略環状に形成する
こともできる。
【0028】さらに、このスペーサ21の一側部には、こ
のスペーサ21の内周側と外周側とを連通する挿通部77が
形成されている。そして、この挿通部77は、内板部71と
外板部72とを滑らかな円弧状に連結する曲面部78,78間
に位置して、円弧状に形成されている。
【0029】また、このスペーサ21の上板部73は、平板
な円環状をなし、外径寸法は外板部72の外径寸法より大
きく、内径寸法は内板部71の内径寸法よりも小さく形成
されている。さらに、この上板部73には、内板部71およ
び外板部72の各突条75,76の上方に位置して、上下に型
合わせされる金型によりこれら突条75,76を形成する際
に金型を抜くための円弧状の溝部79が形成されている。
【0030】そして、このケーブル用リール装置1は、
ステータ14の内側に、スペーサ21とフラットケーブル22
とを収納した状態で、これらの上下からロータ12とリン
グ16とを組み合わせて、組み立てられるようになってい
る。そして、ケーブル用リール装置1を組み立てた状態
では、ロータ12の各リング係合片64が、リング16のロー
タ係合孔46に係合して抜け止めされ、これらロータ12の
取付片部52,53,53とリング16のフランジ部45との間
に、ステータ14とスペーサ21とが回転自在に保持されて
いる。また、スペーサ21は、上板部73の内縁部をロータ
12のスペーサ係合片63上に摺動自在に係合し、内板部71
および外板部72の下端部がステータ14の底板部31から離
間した状態で、ケース11の内周側に位置する軸部51に一
体形成されたスペーサ係合片63に吊り下げ支持されてい
る。また、この状態で、スペーサ21の上板部73は、ロー
タ12のスペーサ押圧片61により弾性的に下方に押圧され
て、上下方向(軸方向)のがたつきが防止されていると
ともに、スペーサ21の上板部73の外縁部は、ステータ14
の外側段部41に摺接するか、わずかな間隔を介して対向
し、この上板部73、ロータ12の軸部51、ステータ14の底
板部31および枠部33に囲まれた空間が、ケーブル収納部
17になっている。
【0031】なお、ロータ12のスペーサ押圧片61は、ス
ペーサ21の上板部73を押圧しない状態で、この上板部73
に接触させても良く、また、これらスペーサ押圧片61と
上板部73との間にじゃっかんの間隔を設けてもよい。
【0032】また、このケーブル収納部17に収納された
フラットケーブル22は、スペーサ21の挿通部77を挿通し
て略U字状に彎曲して折り返された状態で、軸部51の外
周面とスペーサ21の内板部71の内周面との間に捲回され
ているとともに、枠部33の内周面とスペーサ21の外板部
72の外周面との間に捲回されている。すなわち、フラッ
トケーブル22は、上側から見て、スペーサ21の内側で
は、内周側から外周側に向かって反時計回り方向に捲回
されているとともに、スペーサ21の外側では、内周側か
ら外周側に向かって時計回り方向に捲回されている。
【0033】また、この状態で、スペーサ21の各突条7
5,76は、それぞれフラットケーブル22の導線を避けて
フィルムのみの部分に当接し、スペーサ21とフラットケ
ーブル22との摺動抵抗を低減するようになっている。
【0034】次に、本実施例の動作を説明する。
【0035】まず、ステアリングホイールを、上側(乗
員側)から見て、時計回り方向に最大限回転操作した状
態では、フラットケーブル22は、ロータ12の軸部51に引
っ張られて、この軸部51の外周面に外周側から内周側に
向かって時計回り方向に巻き締められている。
【0036】そして、この状態から、ステアリングホイ
ールを反時計回り方向に回転操作すると、フラットケー
ブル22は、スペーサ21の内側で巻き戻され、径方向に膨
らんでスペーサ21の内板部71の内周面に押し付けられて
いく。
【0037】さらに、ステアリングホイールを反時計回
り方向に回転操作すると、フラットケーブル22は、内板
部71に沿って移動し、挿通部77を通って、このスペーサ
21の外側に繰り出される。この際、フラットケーブル22
は、挿通部77にて略U字状に彎曲されるとともに、この
挿通部77の曲面部78を押動して、スペーサ21を反時計回
り方向に回転させる。さらに、挿通部77を通ってスペー
サ21の外側に繰り出されたフラットケーブル22は、自ら
の弾性により、ステータ14の枠部33の内周側に押し付け
られて巻き付けられる。
【0038】さらに、ステアリングホイールを回転操作
して、反時計回り方向に最大限回転操作した状態では、
フラットケーブル22の大部分が、ステータ14の枠部33の
内周側に押し付けられ、外周側から内周側に向かって反
時計回り方向に巻き付けられる。
【0039】また、この状態から、ステアリングホイー
ルを時計回り方向に回転操作すると、フラットケーブル
22は、ロータ12の軸部51に引っ張られ、この軸部51の外
周部に巻き付けられていく。この際、フラットケーブル
22は、スペーサ21の挿通部77を通ってこのスペーサ21の
内側に引き込まれるとともに、この挿通部77の曲面部78
を押動して、スペーサ21を時計回り方向に回転させる。
【0040】そして、ステアリングホイールを、時計回
り方向に最大限回転操作した状態では、フラットケーブ
ル22は、ロータ12の軸部51の外周部に大部分が巻き締め
られて初期状態に復帰する。
【0041】このように、本実施例のケーブル用リール
装置1によれば、ステアリングホイールを正逆方向に回
転操作した状態で、フラットケーブル22をケーブル収納
部17の内部に正逆方向に捲回できるため、中心軸の周囲
にフラットケーブル22を一方向に巻き付けた状態で、こ
のフラットケーブル22を巻き締めたり、巻き戻したりす
る構成のケーブル用リール装置に比べて、フラットケー
ブル22の長さ寸法を大幅に短くして、製造コストを低減
することができる。
【0042】また、ケーブル収納部17に収納したスペー
サ21により、フラットケーブル22を、ロータ12の軸部51
の外周部と、ステータ14の枠部33の内周部とに分離して
巻き付けることができるため、フラットケーブル22を円
滑に移動させ、ケーブル用リール装置1を安定して回転
させることができる。
【0043】そして、本実施例のケーブル用リール装置
1によれば、スペーサ21の内周縁部を、ケース11を構成
するロータ12の軸部51から突設したスペーサ係合片63に
係合して吊り下げ、ステータ14の底板部31から離間した
状態で支持したため、スペーサ21の底部をケース11の底
板部31に摺接させる構成に比べて、スペーサ21がケース
11に対して回転する際の、スペーサ21とケース11とが摺
接する距離を小さくして、スペーサ21とステータ14との
摩擦抵抗を軽減でき、スペーサ21を円滑に回動させるこ
とができるとともに、摺動音の発生を低減することもで
きる。
【0044】また、スペーサ21を吊り下げ支持したた
め、ケーブル収納部17の底板部31に案内用の溝部などを
形成する必要がなく、底板部31の上面を平面状に形成す
ることができる。そこで、底板部31の構造を簡略化し、
特に、底板部31の肉厚をほぼ一定にできるため、成形性
を向上できるとともに、摺動抵抗の小さいテープなどの
別部材を用いる必要もなく、製造コストを低減すること
ができる。さらに、フラットケーブル22が、底板部31に
形成した溝部などに落ち込むことなどもなく、フラット
ケーブル22を円滑に移動させることができる。
【0045】そして、本実施例では、軸部51の外周面の
複数箇所に突設したスペーサ係合片63を、スペーサ21の
上板部21の内縁部に係止して、スペーサ21を吊り下げ支
持したため、他の部分を係止して吊り下げ支持する構成
に比べて、スペーサ21がケース11に接触する面積を容易
に小さくすることができ、スペーサ21を円滑に回転させ
ることができる。
【0046】さらに、スペーサ21の上板部73には、内板
部71および外板部72の各突条75,76の上方に位置して、
溝部79を形成したため、上下に型合わせされる金型によ
りスペーサ21を容易に形成できるとともに、各溝部79の
近傍で上板部73が弾性変形しやすくなるため、この上板
部73をスペーサ係合片63に小さい力で係合することがで
きる。
【0047】そして、スペーサ21に一体形成した上板部
73でケーブル収納部17の上側を覆ったため、別部材のケ
ース体などを用いる必要がなく、部品点数を削減して、
製造コストを低減することができる。
【0048】また、スペーサ21の内周側と外周側とに
は、それぞれ周方向を長手方向とする内側突条75と外側
突条76とを形成したため、スペーサ21とフラットケーブ
ル22との接触面積が小さくなり、摩擦抵抗が低減して、
このフラットケーブル22を円滑に移動させることができ
る。そして、フラットケーブル22を円滑に移動させて挿
通部77に円滑に導入することができるため、フラットケ
ーブル22が軸部51から巻き戻される際にも、フラットケ
ーブル22が内周側に膨出して座屈することを防止し、フ
ラットケーブル22を巻き乱れることなく円滑に移動さ
せ、ケーブル用リール装置1の枠部33と軸部51とを安定
して回転させることができるとともに、弾性が小さく、
より薄くて柔軟なフラットケーブル22を用いることがで
きるため、スペーサ21の挿通部77におけるフラットケー
ブル22の屈曲部分の半径寸法を小さくして、スペーサ21
の径寸法を小さくし、ケーブル用リール装置を小型化す
ることができる。また、滑性シートなどを用いることな
く、フラットケーブル22を円滑に移動させることができ
るため構造および製造工程を簡略化して製造コストを低
減することができる。
【0049】なお、上記の実施例では、図3に示すよう
に、ロータ12を、ステアリングホイール本体2の下部カ
バー5に取り付けるようにしたが、例えば、図4に示す
ように、この下部カバー5にロータ12を一体に形成し、
部品点数や組み立て工数を削減して、製造コストを低減
することができる。
【0050】また、図5に示すように、スペーサ21の上
板部73の外縁部に、ステータ14の枠部33上端に形成した
支持部としての外側段部41a に摺動自在に係合する支持
部81を一体に形成し、この支持部81と外側段部41a との
係合によりスペーサ21を吊り下げ支持することもでき
る。
【0051】そして、図6ないし図8に示すように、ス
ペーサ21の上板部73の上面に、内板部71および外板部72
と同心状の環状をなして、環状案内部83を下方に向かっ
て凹設するとともに、ロータ12の各取付片部52,53,53
に、この環状案内部83に摺動自在に係合する案内体案内
部85を形成し、これら環状案内部83と案内体案内部85と
の係合により、スペーサ21の径方向のがたつきを抑制
し、スペーサ21を円滑に回転させることができる。
【0052】また、図6ないし図8に示す構成におい
て、スペーサ21の環状案内部83を上方に向かって突設す
るとともに、ロータ12に、突設された環状案内部83に、
摺動自在に係合する案内体案内部85を凹設することもで
きる。
【0053】さらに、上記の各実施例では、上側に位置
するロータ12に、軸部51を一体に形成し、下側に位置す
るステータ14に、枠部33を一体に形成したが、例えば、
ロータ12に枠部33を一体または別体に設け、ステータ14
に軸部51を一体または別体に設けることもできる。
【0054】また、上記の各実施例では、ケーブルとし
て複数の導線を並設したフラットケーブル22を用いた
が、絶縁チューブ内に複数の導線を収納した略円柱状の
電線を用いることもでき、また、導線の代わりに、光フ
ァイバーなどを用いることもできる。
【0055】
【発明の効果】請求項1記載のケーブル用リール装置に
よれば、相対的に正逆方向に回転する部材間に、このケ
ーブル用リール装置を配設して、各部材にそれぞれ枠部
と軸部とを接続することにより、これらの部材を、枠部
と軸部との間のケーブル収納部に収納されたケーブルに
より接続し、このケーブルにより電力あるいは信号など
を伝達することができる。そして、案内体を、ケースに
吊り下げ支持することにより、案内体と、ケーブル収納
部の底部との摩擦がなくなり、動作を円滑にできるとと
もに、ケーブル収納部の底部を平面状に形成でき、成形
性を向上して、製造コストを低減することができる。
らに、軸部および枠部の少なくとも一方を、ステアリン
グホイールを構成するカバーに一体に形成したため、ケ
ーブル用リール装置の部品点数および組み立て工数を削
減し、製造コストを低減することができる。
【0056】請求項2記載のケーブル用リール装置によ
れば、相対的に正逆方向に回転する部材間に、このケー
ブル用リール装置を配設して、各部材にそれぞれ枠部と
軸部とを接続することにより、これらの部材を、枠部と
軸部との間のケーブル収納部に収納されたケーブルによ
り接続し、このケーブルにより電力あるいは信号などを
伝達することができる。そして、案内体を、ケースに吊
り下げ支持することにより、案内体と、ケーブル収納部
の底部との摩擦がなくなり、動作を円滑にできるととも
に、ケーブル収納部の底部を平面状に形成でき、成形性
を向上して、製造コストを低減することができる。さら
に、ケースを構成する軸部の上部に設けた支持部により
案内体の内周部を摺動自在に係止して吊り下げ支持する
ため、案内体の底部をケースに摺接させる構成に比べ
て、案内体がケースに対して回転する際の、案内体とケ
ースとが摺接する距離を小さくして、摺動抵抗を軽減す
ることができるとともに、ケースの構造を簡略化して、
製造コストを低減することができる。また、支持部の上
側に位置してケースを構成する取付片部を設けたため、
支持部に支持されて回転する案内体をケースの上側に突
出させずに構成でき、ケースの上部を他の部材に容易に
取り付けできる。
【0057】請求項3記載のケーブル用リール装置で
は、相対的に正逆方向に回転する部材間に、このケーブ
ル用リール装置を配設して、各部材にそれぞれ枠部と軸
部とを接続することにより、これらの部材を、枠部と軸
部との間のケーブル収納部に収納されたケーブルにより
接続し、このケーブルにより電力あるいは信号などを伝
達することができる。そして、案内体を、ケースに吊り
下げ支持することにより、案内体と、ケーブル収納部の
底部との摩擦がなくなり、動作を円滑にできるととも
に、ケーブル収納部の底部を平面状に形成でき、成形性
を向上して、製造コストを低減することができる。さら
に、ケースを構成する枠部の上部に設けた支持部により
案内体の外周部を摺動自在に係止して吊り下げ支持する
ため、ケースの構造を簡略化して、製造コストを低減す
ることができる。また、支持部の上側に位置してケース
を構成する取付片部を設けたため、支持部に支持されて
回転する案内体をケースの上側に突出させずに構成で
き、ケースの上部を他の部材に容易に取り付けできる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明のケーブル用リール装置の一実施例を示
す断面図である。
【図2】同上ケーブル用リール装置の分解斜視図であ
る。
【図3】同上ケーブル用リール装置およびステアリング
ホイールの分解状態の斜視図である。
【図4】本発明のケーブル用リール装置の他の実施例を
示す断面図である。
【図5】本発明のケーブル用リール装置の他の実施例を
示す断面図である。
【図6】本発明のケーブル用リール装置の他の実施例を
示す斜視図である。
【図7】同上ケーブル用リール装置の断面図である。
【図8】同上ケーブル用リール装置の分解斜視図であ
る。
【符号の説明】
1 ケーブル用リール装置 5 カバーとしての下部カバー 11 ケース 17 ケーブル収納部 21 案内体としてのスペーサ 22 ケーブルとしてのフラットケーブル 31 底部としての底板部 33 枠部 41a 支持部としての外側段部 51 軸部52,53 取付片部 63 支持部としてのスペーサ係合

Claims (3)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 略筒状をなす枠部、この枠部の内側にこ
    の枠部に対して相対的に正逆方向に回転可能に設けられ
    た軸部、およびこれら枠部と軸部との間の底部側を閉塞
    する底部を有し、これら枠部、軸部、および底部に囲ま
    れたケーブル収納部を形成したケースと、 一端部が前記枠部に接続され、他端部が前記軸部に接続
    されて、前記ケーブル収納部に収納されたケーブルと、 前記ケーブル収納部の前記軸部の周囲に位置して周方向
    に回転自在に前記ケースに吊り下げ支持されているとと
    もに、前記ケーブルを挿通する挿通部が形成されて前記
    ケーブルを案内する案内体とを具備し 軸部および枠部の少なくとも一方を、ステアリングホイ
    ールを構成するカバーに一体に形成した ことを特徴とす
    るケーブル用リール装置。
  2. 【請求項2】 略筒状をなす枠部、この枠部の内側にこ
    の枠部に対して相対的に正逆方向に回転可能に設けられ
    た軸部、およびこれら枠部と軸部との間の底部側を閉塞
    する底部を有し、これら枠部、軸部、および底部に囲ま
    れたケーブル収納部を形成したケースと、 一端部が前記枠部に接続され、他端部が前記軸部に接続
    されて、前記ケーブル収納部に収納されたケーブルと、 前記ケーブル収納部の前記軸部の周囲に位置して周方向
    に回転自在に前記ケースに吊り下げ支持されているとと
    もに、前記ケーブルを挿通する挿通部が形成されて前記
    ケーブルを案内する案内体と を具備し、 ケースを構成する軸部の上部に、案内体の内周部を摺動
    自在に係止して吊り下げ支持する支持部を設けるととも
    に、この支持部の上側に位置して、前記ケースを構成す
    る取付片部を設けたことを特徴とするケーブル用リール
    装置。
  3. 【請求項3】 略筒状をなす枠部、この枠部の内側にこ
    の枠部に対して相対的に正逆方向に回転可能に設けられ
    た軸部、およびこれら枠部と軸部との間の底部側を閉塞
    する底部を有し、これら枠部、軸部、および底部に囲ま
    れたケーブル収納部を形成したケースと、 一端部が前記枠部に接続され、他端部が前記軸部に接続
    されて、前記ケーブル収納部に収納されたケーブルと、 前記ケーブル収納部の前記軸部の周囲に位置して周方向
    に回転自在に前記ケースに吊り下げ支持されているとと
    もに、前記ケーブルを挿通する挿通部が形成されて前記
    ケーブルを案内する案内体と を具備し、 ケースを構成する枠部の上部に、案内体の外周部を摺動
    自在に係止して吊り下げ支持する支持部を設けるととも
    に、この支持部の上側に位置して、前記ケースを構成す
    る取付片部を設けたことを特徴とするケーブル用リール
    装置。
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