JPH07322463A - ケーブル用リール装置 - Google Patents

ケーブル用リール装置

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Publication number
JPH07322463A
JPH07322463A JP11254494A JP11254494A JPH07322463A JP H07322463 A JPH07322463 A JP H07322463A JP 11254494 A JP11254494 A JP 11254494A JP 11254494 A JP11254494 A JP 11254494A JP H07322463 A JPH07322463 A JP H07322463A
Authority
JP
Japan
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cable
guide body
shaft
inner peripheral
flat cable
Prior art date
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Pending
Application number
JP11254494A
Other languages
English (en)
Inventor
Akio Kawamoto
明生 川本
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Nihon Plast Co Ltd
Original Assignee
Nihon Plast Co Ltd
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Publication date
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Priority to DE69412574T priority patent/DE69412574T2/de
Priority to EP94120325A priority patent/EP0659614B1/en
Priority to EP96119454A priority patent/EP0775611A3/en
Publication of JPH07322463A publication Critical patent/JPH07322463A/ja
Priority to US08/760,809 priority patent/US5772146A/en
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 円滑に動作するケーブル用リール装置を安価
にする。 【構成】 自動車のステアリングコラムに遊嵌するケー
ブル用リール装置を構成する。ロータ14の軸部56とステ
ータ15の枠部44との間に形成したケーブル収納部に、略
環状の案内体21とフラットケーブル22とを収納する。フ
ラットケーブル22は、案内体21に形成した反転用挿通部
84を通って、軸部56の外周と、枠部44の内周とに、反対
方向に巻き付ける。案内体21の反転用挿通部84の近傍の
内周側に、分離部92を一体に形成する。この分離部92
で、フラットケーブル22を案内し、案内体21の内周側の
1巻目と2巻目以後とを分離する。 【効果】 フラットケーブル22が案内体21の内側で膨ら
んだ際に、案内体21の内板部71とフラットケーブル22と
の間の摩擦抵抗が増加しない。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、互いに相対的に回転す
る部材間をケーブルにて接続するケーブル用リール装置
に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、例えば、特開平5−56543号
公報に記載されたケーブル用リール装置が知られてい
る。このケーブル用リール装置は、自動車の車体側に設
けられた電気部品と、正逆方向に回転するステアリング
ホイール側に設けられた電気部品との間を、複数の芯線
を並設したいわゆるフラットケーブルにて電気的に接続
するようになっている。
【0003】そして、このフラットケーブルは、ステア
リングシャフトに嵌合する中空円環状のケース体の内部
に収納されている。また、このケース体は、車体側の部
材に固定される筒状の枠体と、この枠体の内側に設けら
れてステアリングホイールとともに回転する筒状の軸体
とを、互いに回転自在に組み合わせて構成されている。
そして、フラットケーブルは、一端部が枠体に取り付け
られ、他端部が軸体に取り付けられた状態で、これらの
枠体と軸体との間に形成される空間部に収納されてい
る。さらに、この空間部には、フラットケーブルを案内
して巻き乱れを防止する平面略C字状をなす案内体が収
納されている。この案内体は、円環の一部にフラットケ
ーブルが挿通する反転用挿通部を設けて形成され、軸体
の周囲に回転自在に配置されている。そして、このケー
ブル用リール装置では、ステアリングホイールを一方向
に回転操作した状態で、フラットケーブルが案内体の反
転用挿通部を通ってU字状に反転しながらこの案内体の
内側に引き込まれ、軸体の外周側に巻き付けられる。ま
た、ステアリングホイールを反対方向に回転操作した状
態で、巻き戻されたフラットケーブルが案内体の反転用
挿通部を通ってU字状に反転しながら案内体の外側に繰
り出され、枠体の内周側に巻き付けられるようになって
いる。
【0004】そこで、軸体の周囲にフラットケーブルを
一方向に巻き付けた状態を保って、このフラットケーブ
ルを巻き戻したり、巻き締めたりする、いわゆるクロッ
クスプリング型のケーブル用リール装置に比べて、フラ
ットケーブルの長さ寸法を短くすることができるように
なっている。
【0005】しかしながら、このような案内体を用いた
ケーブル用リール装置では、フラットケーブルが案内体
を押動することになるとともに、フラットケーブルと案
内体との間、およびフラットケーブル同士の間などに摩
擦抵抗が生じることになる。例えば、フラットケーブル
を案内体の外側に繰り出す際には、径方向に膨らむフラ
ットケーブルが案内体の内周面に押し付けられ、外周側
のフラットケーブルは、内周側のフラットケーブルと案
内体の内周面との間に挟まれた状態になって、摩擦抵抗
が大きくなり、フラットケーブルが反転用挿通部から円
滑に繰り出されなくなるとの問題を有している。
【0006】この点、上記特開平5−56543号公報
記載の構成では、フラットケーブルの周面に沿って、帯
状の滑性シートが配設されており、フラットケーブルと
案内体となどの間に生じる摩擦抵抗を低減させ、フラッ
トケーブルを軸体の外周側へ巻き付ける動作と、枠体の
内周側へ巻き付ける動作とを円滑に行うようになってい
る。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記従
来の構成では、長手寸法の大きいフラットケーブルに沿
って滑性シートを配設する必要があり、部品点数が増加
するとともに、組み立ての作業性が悪化して、製造コス
トが上昇するとの問題を有している。
【0008】本発明は、このような点に鑑みなされたも
ので、ケーブルの巻き乱れがなく円滑に動作するととも
に製造コストを低減できるケーブル用リール装置を提供
することを目的とする。
【0009】
【課題を解決するための手段】本発明のケーブル用リー
ル装置は、略筒状をなす枠部、およびこの枠部の内側に
この枠部に対して相対的に正逆方向に回転可能に設けら
れた軸部を有したケースと、これらの枠部と軸部との間
に形成されたケーブル収納部に収納され、一端部が前記
枠部に接続され、他端部が前記軸部に接続されて、これ
らの枠部および軸部の相対的な正逆方向の回転に伴い前
記軸部の外周部と前記枠部の内周部とに反対方向に巻き
付けられるケーブルと、前記ケーブル収納部に収納さ
れ、前記軸部の外周部に巻き付けられたケーブルと前記
枠部の内周部に巻き付けられたケーブルとの間に位置し
てこのケーブルを案内する案内体とを備えたケーブル用
リール装置において、前記案内体は、前記軸部の周囲に
位置して周方向に回転自在な略環状をなし、前記ケーブ
ルを挿通して反転させる反転用挿通部が形成されている
とともに、この反転用挿通部を挟んで、前記ケーブルが
この案内体の内周側に導入する時に押動される側の第1
の端部と、この第1の端部に対向し、前記ケーブルが案
内体の外周側に導出する時に押動される側の第2の端部
とを有し、さらに、この第1の端部近傍の内周部から内
周側に離間して分離部が設けられ、これら内周部と分離
部との間に、前記反転用挿通部に挿通した前記ケーブル
を挿通したものである。
【0010】
【作用】本発明のケーブル用リール装置では、相対的に
正逆方向に回転する部材間に、このケーブル用リール装
置を配設して、各部材にそれぞれ枠部と軸部とを接続す
ることにより、これらの部材が、枠部と軸部との間のケ
ーブル収納部に収納されたケーブルにより接続され、こ
のケーブルにより電力あるいは信号などが伝達される。
そして、軸部を枠部に対して相対的に一方向に回転した
状態で、ケーブルが、案内体の反転用挿通部を通ってU
字状に反転しながら、案内体の内側に引き込まれ、軸部
の外周側に巻き付けられる。また、軸部を反対方向に回
転した状態で、ケーブルが軸部から巻き戻され、案内体
の内周部と分離部との間を挿通して案内され、案内体の
反転用挿通部を通ってU字状に反転しながら案内体の外
側に繰り出され、枠部の内周側に巻き付けられる。
【0011】
【実施例】以下、本発明のケーブル用リール装置の一実
施例の構成を図面を参照して説明する。
【0012】図1および図2において、11はケースで、
このケース11は、それぞれ共重合ポリアセタールなどの
合成樹脂にて一体形成した組付部材12、ロータ14、ステ
ータ15、外ケース16などを組み合わせて略中空円環状に
構成されている。そして、このケース11の内側には、環
状をなすケーブル収納部17が形成され、このケーブル収
納部17に、環状をなす案内体21と、ケーブルとしてのフ
ラットケーブル22とが収納されて、ケーブル用リール装
置が構成されている。
【0013】そして、このケーブル用リール装置は、例
えば、自動車のステアリングコラムに遊嵌された状態
で、ステアリングホイール本体と、いわゆるコンビネー
ションスイッチとの間に装着されている。また、ステア
リングホイール本体は、ステアリングシャフトの上端部
に取り付けられ、ステアリングシャフトとともに回転す
るようになっている。一方、コンビネーションスイッチ
は、ステアリングシャフトの外側に設けられたステアリ
ングコラムに嵌合して車体側に取り付けられている。そ
して、このケーブル用リール装置は、枠部44をコンビネ
ーションスイッチに、軸部56をステアリングホイールに
固定され、内部のフラットケーブル22により、ステアリ
ングホイール本体に設けられたエアバッグ装置、ホーン
スイッチ、定速走行装置(ASCD)の操作スイッチ、
およびオーディオ装置の操作スイッチなどの電気部品
と、車体側に設けたバッテリー、エアバッグ制御ユニッ
ト、ホーン装置、定速走行装置、およびオーディオ装置
などの電気部品とが、電気的に接続されるようになって
いる。
【0014】また、このステアリングシャフトは、自動
車の操向伝導装置に接続されており、この操向伝導装置
のギア比などに応じて、例えば、中立位置から左右方向
にそれぞれ2回転から2.5回転ほど回転操作でき、す
なわち、いわゆるロックトゥロックで、最大4回転から
5回転ほど回転操作できるようになっている。
【0015】そして、フラットケーブル22は、例えば、
2本から9本などの複数の導線を平行に配置して絶縁性
のフィルムなどにて一体的に被覆したもので、柔軟で、
なおかつ若干の弾性を有する帯状に形成されている。ま
た、このフラットケーブル22の両端部には、それぞれ合
成樹脂などにて形成した変換部22a が接続されており、
この変換部22a から導出されたケーブル23の両端部に
は、図示しないコネクタが接続されている。そして、こ
れらのコネクタが、それぞれステアリングホイール本体
およびコンビネーションスイッチを貫通し車体側のコネ
クタに装着されて電気的に接続されるようになってい
る。
【0016】また、外ケース16は、円筒状をなす外筒部
31を有している。そして、この外筒部31の下端部から
は、平面略台形状をなす車体側取付部32が外周側に突設
されている。さらに、この車体側取付部32の外周縁部か
らは、取付片部33が下側に向かって突設され、この取付
片部33の四隅の近傍に、コンビネーションスイッチに固
定される取付孔34が形成されている。そして、車体側取
付部32の下面側には、図示しない複数のステータ固着部
が形成されている。このステータ固着部は、上側に向か
って凹設された凹設部と、この凹設部から突設されたか
しめピンとから構成されている。また、外筒部31の一側
部には、側方に突出するとともに下方に開口したケーブ
ル導出部36が形成されている。さらに、外筒部31の上端
部近傍からは、内側に向かって円環状をなす案内体保持
部37が突設されている。そして、この案内体保持部37の
上側には、略円環状をなす2本の突条部37a ,37b が突
設されている。
【0017】また、ステータ15は、外ケース16の外筒部
31の下端部近傍に嵌合する円板状の下板部41を有してい
る。そして、この下板部41の中央部には、嵌合孔41a が
形成されている。また、この下板部41の外周部からは、
外ケース16のステータ固着部の凹設部に嵌合する突片部
42が形成されているとともに、各突片部42には、ステー
タ固着部のかしめピンが挿通するかしめ孔42a が形成さ
れている。そして、このステータ固着部のかしめピン
を、かしめ孔42a に挿通させて突片部42に熱かしめする
ことにより、ステータ15と外ケース16とが固定されてい
る。さらに、この下板部41の上面部には、円環状をなす
2本の溝部43a ,43b が下側に向かって凹設されてい
る。
【0018】また、このステータ15の下板部41の外周部
近傍からは、略円筒状をなす枠部44が上側に向かって突
設されている。そして、この枠部44は、外ケース16の外
筒部31の内側に離間するように形成され、これらの外筒
部31と枠部44との間に、略円筒状をなす外周側空間部45
が形成され、防音効果が高められている。また、この枠
部44の一側部に位置して、外周側ケーブル導出部46が設
けられている。この外周側ケーブル導出部46は、枠部44
に形成された挿通部44a と、この挿通部44a を覆う状態
で枠部44の内周側に設けられた略円弧状の閉塞板47とを
有している。そして、ケーブル収納部17に収納されたフ
ラットケーブル22は、これらの枠部44と閉塞板47との間
に挟まれ、垂直状に保持されているとともに、この枠部
44と閉塞板47との間を通って、挿通部44a から枠部44の
外周部に導出されるようになっている。
【0019】さらに、この枠部44の外周部に導出された
フラットケーブル22は、枠部44の外周面に沿って折り返
された上、幅方向と交差する方向の折り線にて下方に向
かって折り返されている。また、この外周側ケーブル導
出部46の下側部には、下部ケーブル保持部48が形成され
ている。そして、この下部ケーブル保持部48には、両側
一対の係合爪48a ,48a が形成されており、これらの係
合爪48a ,48a を、フラットケーブル22に接続した変換
部22a に形成した係合凹部22b ,22b に係合することに
より、フラットケーブル22の一端部近傍が係合保持され
ている。また、この外周側ケーブル導出部46およびフラ
ットケーブル22に接続した変換部22a は、外ケース16の
ケーブル導出部36に覆われて保護されている。
【0020】また、ロータ14は、略円板状の上板部51を
有している。この上板部51は、外ケース16の案内体保持
部37の上側に突設した2本の突条部37a ,37b 上に摺接
する状態で、外ケース16の外筒部31の上端部近傍の内側
に回転自在に配設されている。また、上板部51の中央部
には、円孔51a が形成されており、この円孔51a の周囲
の4か所から、かしめピン52が突設されている。また、
この円孔51a の一側部に位置して、上部ケーブル保持部
53が設けられている。そして、この上部ケーブル保持部
53は、上板部51を凹設してなる係合凹部54と、この係合
凹部54の両側部に形成された係合爪55,55とから構成さ
れている。
【0021】また、この上板部51の下側からは、円孔51
a の周囲に位置して、略円筒状をなす軸部56が突設され
ている。そして、ロータ14とステータ15とを組み合わせ
た状態で、このロータ14の軸部56とステータ15の枠部44
との間に、ケーブル収納部17が形成されている。また、
この軸部56の一側部には、内周側ケーブル導出部57が設
けられている。この内周側ケーブル導出部57は、軸部56
に形成された挿通部58と、この挿通部58を覆う状態で軸
部56の内周側に設けられた閉塞板59とを有している。そ
して、ケーブル収納部17に収納されたフラットケーブル
22は、挿通部58を通るとともに、軸部56の内周面と閉塞
板59との間を通って、軸部56の内周側に導出されてい
る。また、この軸部56の内周側に導出されたフラットケ
ーブル22は、幅方向と交差する方向の折り線にて上方に
折り返された上、上板部51の上面に沿って折り返されて
いる。そして、フラットケーブル22の他端部近傍の変換
部22a が、上板部51の上部ケーブル保持部53の係合凹部
54に嵌合され、両側の係合爪55,55が変換部22a の係合
凹部22b ,22b に係合された状態で、フラットケーブル
22の他端部近傍がロータ14に係合保持されている。
【0022】また、組付部材12は、略円筒状をなす内筒
部61を有している。そして、この内筒部61は、ステアリ
ングシャフトあるいはこのステアリングシャフトに嵌着
したステアリングホイールのボスの外側に嵌合するとと
もに、ロータ14の軸部56の内側に嵌合するようになって
いる。また、この内筒部61の上端部からは、外側に向か
って略円環状をなすフランジ部62が突設されている。さ
らに、このフランジ部62の4か所から、固着片部63が突
設されているとともに、各固着片部63に、それぞれかし
め孔63a が形成されている。また、内筒部61の下端部に
は、ステータ嵌合部64が放射状に形成されている。各ス
テータ嵌合部64は、断面略コの字状をなし、内周側に向
かって弾性変形可能に形成されている。さらに、フラン
ジ部62の一側部には、断面略コの字状をなすケーブル押
え部65が上側に向かって突設されている。
【0023】そして、この組付部材12は、内筒部61をロ
ータ14の軸部56の内側に嵌合し、フランジ部62をロータ
14の上板部51の上面に当接した状態で、組付部材12の固
着片部63のかしめ孔63a にロータ14のかしめピン52を挿
通して熱かしめすることにより、ロータ14に固定され、
このロータ14とともに回転するようになっている。ま
た、この状態で、組付部材12のケーブル押え部65が、フ
ラットケーブル22の他端部近傍の変換部22a の上側に嵌
合して、この変換部22a を押えるようになっている。
【0024】さらに、組付部材12のステータ嵌合部64
を、ステータ15の下板部41の嵌合孔41a に圧入すること
により、このステータ嵌合部64の下端部に形成した係合
爪64aが、下板部41の嵌合孔41a の周囲に当接して一旦
内側に弾性変形し、さらに下板部41を通過した状態で外
側に復帰変形して、下板部41の下面側に係止され、この
ステータ嵌合部64と嵌合孔41a とが摺動自在に嵌合す
る。この状態で、組付部材12およびロータ14と、外ケー
ス16およびステータ15とが、互いに回転自在に組み合わ
されている。
【0025】また、案内体21は、図1ないし図3に示す
ように、ロータ14の軸部56とステータ15の枠部44との間
に配置される略環状に形成されている。そして、この案
内体21は、軸部56の外周面に対向する内周部としての内
板部71と、この内板部71と同心状をなして枠部44の内周
面に対向する外板部72とを有している。さらに、これら
の内板部71の上端部と、外板部72の上端部とが、上板部
73により連結され、断面略コの字状に形成されている。
また、これらの内板部71の下端部と外板部72の下端部と
は、それぞれステータ15の溝部43a ,43b に摺動自在に
嵌合され、案内体21が軸部56の周囲に径方向にがたつく
ことなく回転自在に備えられている。さらに、この案内
体21の上板部73には、平面円弧状をなす突設部76が形成
され、この突設部76の外周部に、外ケース16の案内体保
持部37の内周部に摺動自在に嵌合する係合段部77が形成
されているとともに、この突設部76の上面には、ロータ
14の上板部51の下面に摺接して摺動抵抗を低減する突部
78が所定間隔で形成されている。なお、これら突部78は
必要に応じて省略することもできる。
【0026】さらに、この案内体21の内板部71の内周側
には、周方向を長手方向とする複数の内側突条81が、所
定間隔でかつ順次高さ位置を変えて形成されている。ま
た、この案内体21の外板部72の外周側には、周方向を長
手方向とする複数の外側突条82が、所定間隔でかつ順次
高さ位置を変えて形成されている。そして、各突条81,
82は、それぞれ断面矩形状あるいは断面半球状に形成さ
れているとともに、表面は滑らかに形成されており、ケ
ーブル収納部17に収納されたフラットケーブル22に滑ら
かに摺接するようになっている。なお、これら突条81,
82は、周方向に沿って連続して略環状に形成することも
できる。
【0027】また、内側突条81の突出寸法と内板部71の
厚さ寸法の合計は、ステータ15の内側の溝部43a の幅寸
法よりも大きく形成されているとともに、外側突条82の
突出寸法と外板部72の厚さ寸法の合計は、ステータ15の
外側の溝部43b の幅寸法よりも大きく形成されている。
そこで、内側突条81の先端部は、内側の溝部43a よりも
内周側に突出し、外側突条82の先端部は、外側の溝部43
b よりも外周側に突出するようになっており、ケーブル
収納部17に収納されたフラットケーブル22が各溝部43a
,43b と案内体21との間に挟まることが防止されてい
る。
【0028】さらに、この案内体21の一側部には、この
案内体21の内周側と外周側とを連通する反転用挿通部84
が形成されている。そして、この反転用挿通部84は、円
弧状に形成され、周方向に相対向する第1の端部として
の突設面部85と、第2の端部としての凹設面部86とが形
成されている。また、これらの突設面部85と凹設面部86
とは、それぞれ滑らかな曲面状に形成されている。
【0029】なお、これら突設面部85と凹設面部86との
下端部近傍は、連結板部87により連結されて案内体21の
強度が高められているが、案内体21の強度が十分な場合
には、この連結板部87を形成しないこともできる。
【0030】また、この案内体21には、突設面部85近傍
に位置して、上板部73から内周側に向かって延設された
連結部91が形成され、さらに、この連結部91の内側の端
部から、下方に向かって分離部92が突設されている。そ
して、この分離部92は、内板部71の内周面に所定の間隔
を介して対向し、内板部71の内周面に沿って円弧状に彎
曲した板状をなしているとともに、高さ寸法は、内板部
71の半分程度に形成されている。
【0031】そして、ケーブル収納部17に収納されたフ
ラットケーブル22は、図4に示すように、案内体21の反
転用挿通部84、および分離部92と内板部71との間に挿通
され、この反転用挿通部84の突設面部85に沿って略U字
状に彎曲して折り返された状態で、軸部56の外周面と案
内体21の内板部71の内周面との間に捲回されているとと
もに、枠部44の内周面と案内体21の外板部72の外周面と
の間に捲回されている。すなわち、フラットケーブル22
は、上側から見て、案内体21の内側では、内周側から外
周側に向かって反時計回り方向に捲回されているととも
に、案内体21の外側では、内周側から外周側に向かって
時計回り方向に捲回されている。
【0032】また、この状態で、案内体21の各突条81,
82は、それぞれフラットケーブル22の導線を避けてフィ
ルムのみの部分に当接するようになっている。
【0033】そして、このように構成されたケーブル用
リール装置は、組付部材12の内筒部61をステアリングコ
ラムに遊嵌し、ステータ15を車体側のコンビネーション
スイッチに固定するとともに、ロータ14をステアリング
ホイールのボスプレートなどに固定して、ステアリング
ホイールとコンビネーションスイッチとの間に挾持され
た状態で、ステアリング装置に機械的に設置される。
【0034】また、このケーブル用リール装置は、上側
に導出したケーブル23のコネクタを、ステアリングホイ
ールの内部に設けた他方のコネクタに接続することによ
り、ステアリングホイールに設けられたエアバッグ装置
の点火器やホーンスイッチなどの電気部品に電気的に接
続され、下側に導出したケーブル23のコネクタを、車体
側に設けた他方のコネクタに接続することにより、車体
側に設けられたバッテリーやエアバッグ制御ユニットな
どの電気部品に電気的に接続され、これらの電気部品間
を電気的に接続するようになっている。
【0035】次に、本実施例の動作を説明する。
【0036】まず、ステアリングホイールを、上側(乗
員側)から見て、時計回り方向に最大限回転操作した状
態では、フラットケーブル22は、ロータ14の軸部56に引
っ張られて、この軸部56の外周面に外周側から内周側に
向かって時計回り方向に巻き締められている。
【0037】そして、この状態から、ステアリングホイ
ールを反時計回り方向に回転操作すると、フラットケー
ブル22は、案内体21の内側で巻き戻され、径方向に膨ら
んで案内体21の内板部71の内周面に押し付けられてい
く。
【0038】さらに、ステアリングホイールを反時計回
り方向に回転操作すると、フラットケーブル22は、突設
面部85側の内板部71に沿って移動し、案内体21の分離部
92と内板部71との間、および反転用挿通部84を通って、
この案内体21の外側に繰り出される。この際、フラット
ケーブル22は、反転用挿通部84にて略U字状に彎曲され
るとともに、この反転用挿通部84の凹設面部86を押動し
て、案内体21を反時計回り方向に回転させる。さらに、
反転用挿通部84を通って案内体21の外側に繰り出された
フラットケーブル22は、自らの弾性により、ステータ15
の枠部44の内周側に押し付けられて巻き付けられる。
【0039】さらに、ステアリングホイールを回転操作
して、反時計回り方向に最大限回転操作した状態では、
フラットケーブル22の大部分が、ステータ15の枠部44の
内周側に押し付けられ、外周側から内周側に向かって反
時計回り方向に巻き付けられる。
【0040】また、この状態から、ステアリングホイー
ルを時計回り方向に回転操作すると、フラットケーブル
22は、ロータ14の軸部56に引っ張られ、この軸部56の外
周部に巻き付けられていく。この際、フラットケーブル
22は、案内体21の反転用挿通部84を通ってこの案内体21
の内側に引き込まれるとともに、この反転用挿通部84の
突設面部85を押動して、案内体21を時計回り方向に回転
させる。
【0041】そして、ステアリングホイールを、時計回
り方向に最大限回転操作した状態では、フラットケーブ
ル22は、ロータ14の軸部56の外周部に大部分が巻き締め
られて初期状態に復帰する。
【0042】このように、本実施例のケーブル用リール
装置によれば、ステアリングホイールを正逆方向に回転
操作した状態で、フラットケーブル22をケーブル収納部
17の内部に正逆方向に捲回できるため、中心軸の周囲に
フラットケーブル22を一方向に巻き付けた状態で、この
フラットケーブル22を巻き締めたり、巻き戻したりする
構成のケーブル用リール装置に比べて、フラットケーブ
ル22の長さ寸法を大幅に短くして、製造コストを低減す
ることができる。
【0043】また、ケーブル収納部17に収納した案内体
21により、フラットケーブル22を、ロータ14の軸部56の
外周部と、ステータ15の枠部44の内周部とに分離して巻
き付けることができるため、フラットケーブル22を円滑
に移動させ、ケーブル用リール装置を安定して回転させ
ることができる。
【0044】そして、案内体21の反転用挿通部84の突設
面部85側に位置して、内板部71に沿って分離部92を設
け、この分離部92と内板部71との間の溝部に、反転用挿
通部84を通過したフラットケーブル22を挿通させたた
め、フラットケーブル22が巻き戻される際に、突設面部
85側に沿って繰り出されるフラットケーブル22を案内
し、反転用挿通部84に円滑に導入することができる。さ
らに、この分離部92により、案内体21の内周側に位置す
るフラットケーブル22は、内板部71に摺接する最外周側
の1巻目と、この1巻目よりも内周側に位置する2巻目
以後の部分とが分離されるため、フラットケーブル22を
案内体21の外周側に巻き戻す際に、フラットケーブル22
が外周側に膨らんでも、1巻目の部分に2巻目以後の部
分が圧接しこの1巻目の部分が内板部71と2巻目以後の
部分との間に挟まれて摩擦抵抗が増大することがなく、
フラットケーブル22を反転用挿通部84から円滑に繰り出
し、回転トルクの上昇を防止することができる。
【0045】また、案内体21の内周側と外周側とには、
それぞれ周方向を長手方向とする内側突条81と外側突条
82とが形成されているため、案内体21とフラットケーブ
ル22との接触面積が小さくなり、摩擦抵抗を低減して、
このフラットケーブル22を円滑に移動させることができ
る。
【0046】このように、フラットケーブル22を円滑に
移動させて、案内体21の反転用挿通部84に円滑に導入す
ることができるため、フラットケーブル22が軸部56から
巻き戻される際にも、フラットケーブル22が内周側に膨
出して座屈することを防止し、フラットケーブル22を巻
き乱れることなく円滑に移動させ、ケーブル用リール装
置の枠部44と軸部56とを安定して回転させることができ
るとともに、弾性が小さく、より薄くて柔軟なフラット
ケーブル22を用いることができるため、案内体21の反転
用挿通部84におけるフラットケーブル22の屈曲部分の半
径寸法を小さくして、案内体21の径寸法を小さくし、ケ
ーブル用リール装置を小型化できる。
【0047】また、滑性シートなどを用いることなく、
フラットケーブル22を円滑に移動させることができると
ともに、案内体21は、合成樹脂にて一体形成され、分離
部92も、この案内体21に一体に形成できるため、構造お
よび製造工程を簡略化して製造コストを低減することが
できる。そして、分離部92の高さ寸法は、案内体21の内
板部71の高さ寸法の半分程度に形成されているため、金
型を用いて射出成形などにより容易に形成することがで
きる。
【0048】なお、上記の各実施例では、案内体21の分
離部92は、断面弧状をなす板状としたが、例えば、図5
に示す分離部101 のように、この分離部101 の外側面10
2 を内側下方に向かって傾斜して形成することもでき
る。このように、分離部101 の外側面102 を傾斜させる
ことにより、案内体21を形成する際の型抜きを容易にし
て、製造をより容易にすることができる。また、この図
5に示す実施例では、案内体21の上板部73上の突設部76
から、弾性変形可能な弾性部103 が一体または別体に設
けられており、案内体21の上下方向のがたつきを抑え
て、振動などによる異音の発生を抑制できるようになっ
ている。
【0049】また、図6に示すように、案内体21の凹設
面部86側の内周面に、突条部105 を形成し、この突条部
105 の内周面と、分離部92の内周面とをほぼ面一にする
ことにより、案内体21の内側の1巻目のフラットケーブ
ル22を反転用挿通部84に円滑に導入することができると
ともに、2巻目以後のフラットケーブル22をこれら突条
部105 の内周面と分離部92の内周面とに摺接させて円滑
に移動させることができる。
【0050】また、図7に示すように、案内体21の分離
部92の一端部から、突設面部85に沿って彎曲した突片部
107 を突設して、フラットケーブル22を確実に案内する
こともできる。
【0051】さらに、図8に示すように、分離部111 に
隣接して、案内体21の内板部71の内周面から突条部112
を突設し、この突条部112 の分離部111 側の端部を内板
部71に向かって滑らかに傾斜させるとともに、分離部11
1 も突条部112 側から反転用挿通部84側に向かって次第
に内板部71側に接近するように傾斜させ、フラットケー
ブル22を円滑に案内することができる。
【0052】また、上記の各実施例では、ケーブルとし
て複数の導線を並設したフラットケーブル22を用いた
が、絶縁チューブ内に複数の導線を収納した略円柱状の
電線を用いることもでき、また、導線の代わりに、光フ
ァイバーなどを用いることもできる。
【0053】
【発明の効果】本発明のケーブル用リール装置によれ
ば、軸部を回転してケーブルを軸部から巻き戻す際に、
このケーブルを、案内体の内周部と分離部との間を挿通
させて案内し、円滑に案内体の反転用挿通部に導入する
ことができる。また、ケーブルの案内体の内周部に摺接
する部分は、分離部によって、このケーブルの内周側の
部分から分離されて互いに直接摺接しないため、ケーブ
ルを軸部から巻き戻す際にこのケーブルが径方向に膨ら
んでも、摩擦抵抗の増加を抑制できる。そこで、ケーブ
ルの座屈や巻き乱れなく、ケーブル用リール装置を円滑
に動作させることができる。また、構造が簡単で、製造
コストを低減することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明のケーブル用リール装置の一実施例を示
す分解斜視図である。
【図2】同上ケーブル用リール装置の断面図である。
【図3】同上案内体の斜視図である。
【図4】同上ケーブル用リールの動作を示す説明図であ
る。
【図5】本発明のケーブル用リール装置の他の実施例を
示す一部の断面図である。
【図6】本発明のケーブル用リール装置の他の実施例を
示す動作の説明図である。
【図7】本発明のケーブル用リール装置の他の実施例を
示す動作の説明図である。
【図8】本発明のケーブル用リール装置の他の実施例を
示す動作の説明図である。
【符号の説明】
11 ケース 21 案内体 22 ケーブルとしてのフラットケーブル 44 枠部 56 軸部 71 内周部としての内板部 84 反転用挿通部 85 第1の端部としての突設面部 86 第2の端部としての凹設面部 92 分離部

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 略筒状をなす枠部、およびこの枠部の内
    側にこの枠部に対して相対的に正逆方向に回転可能に設
    けられた軸部を有したケースと、これらの枠部と軸部と
    の間に形成されたケーブル収納部に収納され、一端部が
    前記枠部に接続され、他端部が前記軸部に接続されて、
    これらの枠部および軸部の相対的な正逆方向の回転に伴
    い前記軸部の外周部と前記枠部の内周部とに反対方向に
    巻き付けられるケーブルと、前記ケーブル収納部に収納
    され、前記軸部の外周部に巻き付けられたケーブルと前
    記枠部の内周部に巻き付けられたケーブルとの間に位置
    してこのケーブルを案内する案内体とを備えたケーブル
    用リール装置において、 前記案内体は、前記軸部の周囲に位置して周方向に回転
    自在な略環状をなし、前記ケーブルを挿通して反転させ
    る反転用挿通部が形成されているとともに、この反転用
    挿通部を挟んで、前記ケーブルがこの案内体の内周側に
    導入する時に押動される側の第1の端部と、この第1の
    端部に対向し、前記ケーブルが案内体の外周側に導出す
    る時に押動される側の第2の端部とを有し、さらに、こ
    の第1の端部近傍の内周部から内周側に離間して分離部
    が設けられ、これら内周部と分離部との間に、前記反転
    用挿通部に挿通した前記ケーブルを挿通したことを特徴
    とするケーブル用リール装置。
JP11254494A 1993-12-22 1994-05-26 ケーブル用リール装置 Pending JPH07322463A (ja)

Priority Applications (5)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP11254494A JPH07322463A (ja) 1994-05-26 1994-05-26 ケーブル用リール装置
DE69412574T DE69412574T2 (de) 1993-12-22 1994-12-21 Kabelrolle
EP94120325A EP0659614B1 (en) 1993-12-22 1994-12-21 Reel device for cable
EP96119454A EP0775611A3 (en) 1993-12-22 1994-12-21 Reel device for cable
US08/760,809 US5772146A (en) 1993-12-22 1996-12-05 Reel device for cable

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP11254494A JPH07322463A (ja) 1994-05-26 1994-05-26 ケーブル用リール装置

Publications (1)

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JPH07322463A true JPH07322463A (ja) 1995-12-08

Family

ID=14589314

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JP11254494A Pending JPH07322463A (ja) 1993-12-22 1994-05-26 ケーブル用リール装置

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JP (1) JPH07322463A (ja)

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN102694325A (zh) * 2012-05-30 2012-09-26 北京朗视仪器有限公司 一种用于旋转结构中的线缆连接装置

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* Cited by examiner, † Cited by third party
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CN102694325A (zh) * 2012-05-30 2012-09-26 北京朗视仪器有限公司 一种用于旋转结构中的线缆连接装置

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