JP3016898B2 - ケーブルリール - Google Patents
ケーブルリールInfo
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- JP3016898B2 JP3016898B2 JP3099779A JP9977991A JP3016898B2 JP 3016898 B2 JP3016898 B2 JP 3016898B2 JP 3099779 A JP3099779 A JP 3099779A JP 9977991 A JP9977991 A JP 9977991A JP 3016898 B2 JP3016898 B2 JP 3016898B2
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- cable
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Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、自動車のステアリング
装置等に適用され、固定体と可動体との間の電気的接続
を可撓性ケーブルを利用して行うケーブルリールに関す
るものである。
装置等に適用され、固定体と可動体との間の電気的接続
を可撓性ケーブルを利用して行うケーブルリールに関す
るものである。
【0002】
【従来の技術】ケーブルリールは、固定体と、この固定
体に対して可動自在に装着された可動体との間を可撓性
ケーブルにて連結したもので、自動車のステアリング装
置のように回転数が有限である可動体と固定体との間の
電気的接続手段として用いられている。
体に対して可動自在に装着された可動体との間を可撓性
ケーブルにて連結したもので、自動車のステアリング装
置のように回転数が有限である可動体と固定体との間の
電気的接続手段として用いられている。
【0003】この種のケーブルリールでは、トータルコ
スト中に占める可撓性ケーブルの割合は高く、必要とさ
れる可撓性ケーブルの長さを短くしてコストの低減化を
図るようにしたケーブルリールが米国特許3,763,
455号明細書において提案されている。
スト中に占める可撓性ケーブルの割合は高く、必要とさ
れる可撓性ケーブルの長さを短くしてコストの低減化を
図るようにしたケーブルリールが米国特許3,763,
455号明細書において提案されている。
【0004】図16は上記特許明細書に開示されたケー
ブルリールの概略構成を示す平面図である。同図に示す
ように、円筒状をなす固定体100に対して可動体10
1が回動自在に装着されており、これら固定体100と
可動体101との間に画成されるリング状の空間102
内には可撓性ケーブル103,104が収納されてい
る。これら可撓性ケーブル103,104は固定体10
0と可動体101にそれぞれ固定された状態で空間10
2の外部に導出されており、空間102内で、固定体1
00の外筒部と可動体101の内筒部とに巻回方向を逆
向きにした状態で収納され、その巻き方向が転換される
位置にU字状の反転部が形成されている。さらに、前記
空間102には、その周方向に沿って複数のローラ10
5,106群が配置されており、前記可撓性ケーブル1
03の反転部は一方のローラ105群の1つにループさ
れ、可撓性ケーブル104の反転部は他方のローラ10
6群の1つにループされている。
ブルリールの概略構成を示す平面図である。同図に示す
ように、円筒状をなす固定体100に対して可動体10
1が回動自在に装着されており、これら固定体100と
可動体101との間に画成されるリング状の空間102
内には可撓性ケーブル103,104が収納されてい
る。これら可撓性ケーブル103,104は固定体10
0と可動体101にそれぞれ固定された状態で空間10
2の外部に導出されており、空間102内で、固定体1
00の外筒部と可動体101の内筒部とに巻回方向を逆
向きにした状態で収納され、その巻き方向が転換される
位置にU字状の反転部が形成されている。さらに、前記
空間102には、その周方向に沿って複数のローラ10
5,106群が配置されており、前記可撓性ケーブル1
03の反転部は一方のローラ105群の1つにループさ
れ、可撓性ケーブル104の反転部は他方のローラ10
6群の1つにループされている。
【0005】このように構成されたケーブルリールにお
いて、例えば可動体101を図16の時計方向に回転す
ると、可撓性ケーブル103,104の反転部も空間1
02の周方向に移動し、可撓性ケーブル103,104
の巻回状態は固定体100の外筒部側が多くなった巻き
戻し状態となる。これとは逆に、可動体101を反時計
方向に回転すると、可撓性ケーブル103,104の反
転部も同方向に移動し、可撓性ケーブル103,104
は可動体101の内筒部側に多く巻かれた巻き締め状態
となる。なお、かかる巻き締め、巻き戻し時に、各ロー
ラ105,106は可撓性ケーブル103,104の反
転部からの力を受けて同方向に移動する。
いて、例えば可動体101を図16の時計方向に回転す
ると、可撓性ケーブル103,104の反転部も空間1
02の周方向に移動し、可撓性ケーブル103,104
の巻回状態は固定体100の外筒部側が多くなった巻き
戻し状態となる。これとは逆に、可動体101を反時計
方向に回転すると、可撓性ケーブル103,104の反
転部も同方向に移動し、可撓性ケーブル103,104
は可動体101の内筒部側に多く巻かれた巻き締め状態
となる。なお、かかる巻き締め、巻き戻し時に、各ロー
ラ105,106は可撓性ケーブル103,104の反
転部からの力を受けて同方向に移動する。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】前述した従来提案に係
るケーブルリールによれば、可撓性ケーブルの巻回方向
を内筒部と外筒部とで逆向きにしているため、可撓性ケ
ーブルを内筒部と外筒部とに同方向に巻回(渦巻き状に
巻回)したケーブルリールに比べると、必要とされる可
撓性ケーブルの長さを格段に短くすることができ、コス
トの低減化が図れる。また、可撓性ケーブルの内筒部に
巻回された部分と外筒部に巻回された部分との間に複数
のローラを配置したため、可撓性ケーブルをリング状の
空間のほぼ全周に亙って径方向に規制することができ、
巻き締めあるいは巻き戻し動作を円滑に行うことができ
る。
るケーブルリールによれば、可撓性ケーブルの巻回方向
を内筒部と外筒部とで逆向きにしているため、可撓性ケ
ーブルを内筒部と外筒部とに同方向に巻回(渦巻き状に
巻回)したケーブルリールに比べると、必要とされる可
撓性ケーブルの長さを格段に短くすることができ、コス
トの低減化が図れる。また、可撓性ケーブルの内筒部に
巻回された部分と外筒部に巻回された部分との間に複数
のローラを配置したため、可撓性ケーブルをリング状の
空間のほぼ全周に亙って径方向に規制することができ、
巻き締めあるいは巻き戻し動作を円滑に行うことができ
る。
【0007】しかしながら、内筒部に巻回された可撓性
ケーブルと外筒部に巻回された可撓性ケーブルとの間の
寸法(図16の符号Lで示す寸法)は可撓性ケーブルの
巻回状態に応じて変動し、可撓性ケーブルの全てが大径
側の外筒部に巻き戻された場合にL寸法が最大となり、
可撓性ケーブルの全てが小径側の内筒部に巻き締められ
た場合にL寸法が最小となる。このため、最小のL寸法
を想定して空間内に複数のローラを緊密状態に配置した
としても、可撓性ケーブルが外筒部側に密に巻き戻され
てL寸法が大きくなると、各ローラと可撓性ケーブルと
の間に遊びが発生する。一方、内筒部に巻回された可撓
性ケーブルと外筒部に巻回された可撓性ケーブルとによ
つて画成される空間の周方向の寸法(図16の符号Mで
示す寸法)も、可撓性ケーブルの巻回状態に応じて変動
し、可撓性ケーブルの全てが大径側の外筒部に巻き戻さ
れた場合にM寸法は最小になり、可撓性ケーブルの全て
が小径側の内筒部に巻き締められた場合にM寸法は最大
になる。このため、最小のM寸法を想定して前記空間に
ローラを緊密状態に配置したとしても、可撓性ケーブル
が内筒部側に密に巻き締められてM寸法が大きくなる
と、隣接する各ローラ間に遊びが発生する。したがつ
て、これらの遊びに起因してローラ同志が衝当し異音を
生じるという問題があった。また、このように各ローラ
間に遊びがあつた状態で可動体を回転した場合、特に、
可動体を巻き戻し方向に回転した場合、隣接するローラ
間の周方向のすき間が大きくなつた部分で、内筒部に巻
回された可撓性ケーブルが反転部に至る途中で外筒部方
向へ膨らんでこのすき間に落ち込み、可動体の更なる回
転によりこの膨出部分が座屈して可撓性ケーブルが損傷
するという問題もあつた。さらに、可撓性ケーブルに当
接することで全てのローラには同一方向に回転しようと
する力が作用するものの、隣接するローラ同志が接する
部分では、各ローラは互いに反対方向に回転しようとす
るため、ローラの回転が減殺されて可撓性ケーブルの動
きがスムーズでなくなるという問題もあつた。
ケーブルと外筒部に巻回された可撓性ケーブルとの間の
寸法(図16の符号Lで示す寸法)は可撓性ケーブルの
巻回状態に応じて変動し、可撓性ケーブルの全てが大径
側の外筒部に巻き戻された場合にL寸法が最大となり、
可撓性ケーブルの全てが小径側の内筒部に巻き締められ
た場合にL寸法が最小となる。このため、最小のL寸法
を想定して空間内に複数のローラを緊密状態に配置した
としても、可撓性ケーブルが外筒部側に密に巻き戻され
てL寸法が大きくなると、各ローラと可撓性ケーブルと
の間に遊びが発生する。一方、内筒部に巻回された可撓
性ケーブルと外筒部に巻回された可撓性ケーブルとによ
つて画成される空間の周方向の寸法(図16の符号Mで
示す寸法)も、可撓性ケーブルの巻回状態に応じて変動
し、可撓性ケーブルの全てが大径側の外筒部に巻き戻さ
れた場合にM寸法は最小になり、可撓性ケーブルの全て
が小径側の内筒部に巻き締められた場合にM寸法は最大
になる。このため、最小のM寸法を想定して前記空間に
ローラを緊密状態に配置したとしても、可撓性ケーブル
が内筒部側に密に巻き締められてM寸法が大きくなる
と、隣接する各ローラ間に遊びが発生する。したがつ
て、これらの遊びに起因してローラ同志が衝当し異音を
生じるという問題があった。また、このように各ローラ
間に遊びがあつた状態で可動体を回転した場合、特に、
可動体を巻き戻し方向に回転した場合、隣接するローラ
間の周方向のすき間が大きくなつた部分で、内筒部に巻
回された可撓性ケーブルが反転部に至る途中で外筒部方
向へ膨らんでこのすき間に落ち込み、可動体の更なる回
転によりこの膨出部分が座屈して可撓性ケーブルが損傷
するという問題もあつた。さらに、可撓性ケーブルに当
接することで全てのローラには同一方向に回転しようと
する力が作用するものの、隣接するローラ同志が接する
部分では、各ローラは互いに反対方向に回転しようとす
るため、ローラの回転が減殺されて可撓性ケーブルの動
きがスムーズでなくなるという問題もあつた。
【0008】本発明は、このような従来技術の実情に鑑
みてなされたものであって、その目的は、信頼性が高く
騒音の低減化が図れるケーブルリールを提供することに
ある。
みてなされたものであって、その目的は、信頼性が高く
騒音の低減化が図れるケーブルリールを提供することに
ある。
【0009】
【課題を解決するための手段】上記した本発明の目的
は、第1の筒部を有する固定体と、第2の筒部を有し前
記固定体に対して回動自在に装着された可動体と、前記
第1および第2の筒部間に画成されるリング状の空間内
に収納された可撓性ケーブルとを備え、前記可撓性ケー
ブルが反転部を介して前記第1および第2の筒部に逆向
きに巻回されるようになっているケーブルリールにおい
て、前記空間内に前記可撓性ケーブルの径方向の移動を
規制するローラを周方向に沿って複数個設け、これらの
各ローラを連結部材によって繋げると共に、前記固定体
に前記連結部材を前記空間の周方向に案内するガイド溝
を設けることによって達成される。 また、上記した本発
明の目的は、第1の筒部を有する固定体と、第2の筒部
を有し前記固定体に対して回動自在に装着された可動体
と、前記第1および第2の筒部間に画成されるリング状
の空間内に収納された可撓性ケーブルとを備え、前記可
撓性ケーブルが反転部を介して前記第1および第2の筒
部に逆向きに巻回さ れるようになっているケーブルリー
ルにおいて、前記空間内に前記可撓性ケーブルの径方向
の移動を規制するローラを周方向に沿って複数個設け、
これらの各ローラを連結部材によって繋げると共に、少
なくとも1つのローラを前記連結部材の径方向に移動可
能に設けることによって達成される。 また、上記した本
発明の目的は、第1の筒部を有する固定体と、第2の筒
部を有し前記固定体に対して回動自在に装着された可動
体と、前記第1および第2の筒部間に画成されるリング
状の空間内に収納された可撓性ケーブルとを備え、前記
可撓性ケーブルが反転部を介して前記第1および第2の
筒部に逆向きに巻回されるようになっているケーブルリ
ールにおいて、前記空間内に前記可撓性ケーブルの径方
向の移動を規制するローラを周方向に沿って複数個設
け、これらの各ローラを弾性体からなる連結部材によっ
て繋げることによって達成される。 また、上記した本発
明の目的は、第1の筒部を有する固定体と、第2の筒部
を有し前記固定体に対して回動自在に装着された可動体
と、前記第1および第2の筒部間に画成されるリング状
の空間内に収納された可撓性ケーブルとを備え、前記可
撓性ケーブルが反転部を介して前記第1および第2の筒
部に逆向きに巻回されるようになっているケーブルリー
ルにおいて、前記空間内に前記可撓性ケーブルの径方向
の移動を規制するローラを周方向に沿って複数個設け、
これらの各ローラを連結部材によって繋げると共に、少
なくとも1つのローラを前記連結部材に揺動可能に軸支
した揺動体に設けることによって達成される。 また、上
記した本発明の目的は、第1の筒部を有する固定体と、
第2の筒部を有し前記固定体に対して回動自在に装着さ
れた可動体と、前記第1および第2の筒部間に画成され
るリング状の空間内に収納された可撓性ケーブルとを備
え、前記可撓性ケーブルが反転部を介して前記第1およ
び第2の筒部に逆向きに巻回されるようになっているケ
ーブルリールにおいて、前記空間内に前記可撓性ケーブ
ルの径方向の移動を規制するローラを周方向に沿って複
数個設け、これらの各ローラを連結部材によって繋げる
と共に、少なくとも1つのローラを軸中心からの距離が
異なる偏心ローラで構成することによって達成される。
また、上記した本発明の目的は、第1の筒部を有する固
定体と、第2の筒部を有し前記固定体に対して回動自在
に装着された可動体と、前記第1および第2の 筒部間に
画成されるリング状の空間内に収納された可撓性ケーブ
ルとを備え、前記可撓性ケーブルが反転部を介して前記
第1および第2の筒部に逆向きに巻回されるようになっ
ているケーブルリールにおいて、前記空間内に前記可撓
性ケーブルの径方向の移動を規制するローラを周方向に
沿って複数個設け、これらの各ローラを複数の駒を回転
可能に連結したチェーン状の連結部材によって繋げるこ
とによって達成される。
は、第1の筒部を有する固定体と、第2の筒部を有し前
記固定体に対して回動自在に装着された可動体と、前記
第1および第2の筒部間に画成されるリング状の空間内
に収納された可撓性ケーブルとを備え、前記可撓性ケー
ブルが反転部を介して前記第1および第2の筒部に逆向
きに巻回されるようになっているケーブルリールにおい
て、前記空間内に前記可撓性ケーブルの径方向の移動を
規制するローラを周方向に沿って複数個設け、これらの
各ローラを連結部材によって繋げると共に、前記固定体
に前記連結部材を前記空間の周方向に案内するガイド溝
を設けることによって達成される。 また、上記した本発
明の目的は、第1の筒部を有する固定体と、第2の筒部
を有し前記固定体に対して回動自在に装着された可動体
と、前記第1および第2の筒部間に画成されるリング状
の空間内に収納された可撓性ケーブルとを備え、前記可
撓性ケーブルが反転部を介して前記第1および第2の筒
部に逆向きに巻回さ れるようになっているケーブルリー
ルにおいて、前記空間内に前記可撓性ケーブルの径方向
の移動を規制するローラを周方向に沿って複数個設け、
これらの各ローラを連結部材によって繋げると共に、少
なくとも1つのローラを前記連結部材の径方向に移動可
能に設けることによって達成される。 また、上記した本
発明の目的は、第1の筒部を有する固定体と、第2の筒
部を有し前記固定体に対して回動自在に装着された可動
体と、前記第1および第2の筒部間に画成されるリング
状の空間内に収納された可撓性ケーブルとを備え、前記
可撓性ケーブルが反転部を介して前記第1および第2の
筒部に逆向きに巻回されるようになっているケーブルリ
ールにおいて、前記空間内に前記可撓性ケーブルの径方
向の移動を規制するローラを周方向に沿って複数個設
け、これらの各ローラを弾性体からなる連結部材によっ
て繋げることによって達成される。 また、上記した本発
明の目的は、第1の筒部を有する固定体と、第2の筒部
を有し前記固定体に対して回動自在に装着された可動体
と、前記第1および第2の筒部間に画成されるリング状
の空間内に収納された可撓性ケーブルとを備え、前記可
撓性ケーブルが反転部を介して前記第1および第2の筒
部に逆向きに巻回されるようになっているケーブルリー
ルにおいて、前記空間内に前記可撓性ケーブルの径方向
の移動を規制するローラを周方向に沿って複数個設け、
これらの各ローラを連結部材によって繋げると共に、少
なくとも1つのローラを前記連結部材に揺動可能に軸支
した揺動体に設けることによって達成される。 また、上
記した本発明の目的は、第1の筒部を有する固定体と、
第2の筒部を有し前記固定体に対して回動自在に装着さ
れた可動体と、前記第1および第2の筒部間に画成され
るリング状の空間内に収納された可撓性ケーブルとを備
え、前記可撓性ケーブルが反転部を介して前記第1およ
び第2の筒部に逆向きに巻回されるようになっているケ
ーブルリールにおいて、前記空間内に前記可撓性ケーブ
ルの径方向の移動を規制するローラを周方向に沿って複
数個設け、これらの各ローラを連結部材によって繋げる
と共に、少なくとも1つのローラを軸中心からの距離が
異なる偏心ローラで構成することによって達成される。
また、上記した本発明の目的は、第1の筒部を有する固
定体と、第2の筒部を有し前記固定体に対して回動自在
に装着された可動体と、前記第1および第2の 筒部間に
画成されるリング状の空間内に収納された可撓性ケーブ
ルとを備え、前記可撓性ケーブルが反転部を介して前記
第1および第2の筒部に逆向きに巻回されるようになっ
ているケーブルリールにおいて、前記空間内に前記可撓
性ケーブルの径方向の移動を規制するローラを周方向に
沿って複数個設け、これらの各ローラを複数の駒を回転
可能に連結したチェーン状の連結部材によって繋げるこ
とによって達成される。
【0010】
【作用】可動体を一方向に回転すると、可撓性ケーブル
はそのU字状反転部が同方向へ移動することにより、内
筒部に巻き締められたり、あるいは外筒部に巻き戻され
る。この場合、内筒部に巻回される可撓性ケーブルと外
筒部に巻回される可撓性ケーブルとの間に複数のローラ
が介設され、これらの各ローラは連結部材によって繋が
れているため、可撓性ケーブルが両筒部から反転部への
途中で座屈することはなく、ローラ同志の衝当に起因す
る騒音も発生しない。さらに、各ローラどうしを互に非
接触してローラの回転をスムーズにしたため、可撓性ケ
ーブルとローラとの間の摩擦抵抗を減ずることができ
る。
はそのU字状反転部が同方向へ移動することにより、内
筒部に巻き締められたり、あるいは外筒部に巻き戻され
る。この場合、内筒部に巻回される可撓性ケーブルと外
筒部に巻回される可撓性ケーブルとの間に複数のローラ
が介設され、これらの各ローラは連結部材によって繋が
れているため、可撓性ケーブルが両筒部から反転部への
途中で座屈することはなく、ローラ同志の衝当に起因す
る騒音も発生しない。さらに、各ローラどうしを互に非
接触してローラの回転をスムーズにしたため、可撓性ケ
ーブルとローラとの間の摩擦抵抗を減ずることができ
る。
【0011】
【実施例】まず、図1〜図3を用いて本発明が対象とす
る回転コネクタの基本構成を説明すると、図1は参考例
に係るケーブルリールの一部を破断して示す分解斜視
図、図2はそのケーブルリールの上ケースの一部を省略
して示す平面図、図3は図2のA−A線に沿う断面図で
ある。これらの図に示すように、参考例に係るケーブル
リールは、下ケース1と、この下ケース1に対して回動
自在に装着された上ケース2と、両ケース1,2間に収
納された可撓性ケーブル3と、この可撓性ケーブル3の
間に配置された複数のローラ4と、これらローラ4を繋
ぐC字状の連結板5とで概略構成されている。
る回転コネクタの基本構成を説明すると、図1は参考例
に係るケーブルリールの一部を破断して示す分解斜視
図、図2はそのケーブルリールの上ケースの一部を省略
して示す平面図、図3は図2のA−A線に沿う断面図で
ある。これらの図に示すように、参考例に係るケーブル
リールは、下ケース1と、この下ケース1に対して回動
自在に装着された上ケース2と、両ケース1,2間に収
納された可撓性ケーブル3と、この可撓性ケーブル3の
間に配置された複数のローラ4と、これらローラ4を繋
ぐC字状の連結板5とで概略構成されている。
【0013】下ケース1は、中央にセンタ孔6が開設さ
れた底板7と、この底板7の外周に立設された外筒部8
とを有し、全体的に有底円筒状に形成されている。一
方、上ケース2は中央に内筒部9が垂設された天板10
を有し、内筒部9が前記センタ孔6に、天板10の外縁
が内筒部8にそれぞれガイドされることにより、下ケー
ス1に対して回動自在に連結されており、下ケース1の
底板7および外筒部8と上ケース2の天板10および内
筒部9とで平面視リング状の空間11が画成されてい
る。
れた底板7と、この底板7の外周に立設された外筒部8
とを有し、全体的に有底円筒状に形成されている。一
方、上ケース2は中央に内筒部9が垂設された天板10
を有し、内筒部9が前記センタ孔6に、天板10の外縁
が内筒部8にそれぞれガイドされることにより、下ケー
ス1に対して回動自在に連結されており、下ケース1の
底板7および外筒部8と上ケース2の天板10および内
筒部9とで平面視リング状の空間11が画成されてい
る。
【0014】可撓性ケーブル3は、互いに平行な導線を
一対の絶縁フィルムでラミネートしたフラットケーブル
と呼ばれるものからなり、本実施例の場合は5本の導線
を埋設したフラットケーブルが使用されている。図2に
示すように、可撓性ケーブル3の一端は前記外筒部8に
固定された第1のコネクタ12に接続され、該第1のコ
ネクタ12を介して下ケース1の外部に導出されてい
る。一方、可撓性ケーブル3の他端は前記内筒部9に固
定された第2のコネクタ13に接続され、該第2のコネ
クタ13を介して上ケース2の外部に導出されている。
また、可撓性ケーブル3は、第1のコネクタ12から外
筒部8の内壁に反時計方向に巻回され、そこからU字状
に反転し(以下、これを反転部3aという)、さらに内
筒部9の外壁周りに時計方向に巻回されて第2のコネク
タ13に至るよう、前記空間11内に収納されている。
一対の絶縁フィルムでラミネートしたフラットケーブル
と呼ばれるものからなり、本実施例の場合は5本の導線
を埋設したフラットケーブルが使用されている。図2に
示すように、可撓性ケーブル3の一端は前記外筒部8に
固定された第1のコネクタ12に接続され、該第1のコ
ネクタ12を介して下ケース1の外部に導出されてい
る。一方、可撓性ケーブル3の他端は前記内筒部9に固
定された第2のコネクタ13に接続され、該第2のコネ
クタ13を介して上ケース2の外部に導出されている。
また、可撓性ケーブル3は、第1のコネクタ12から外
筒部8の内壁に反時計方向に巻回され、そこからU字状
に反転し(以下、これを反転部3aという)、さらに内
筒部9の外壁周りに時計方向に巻回されて第2のコネク
タ13に至るよう、前記空間11内に収納されている。
【0015】ローラ4は、前記空間11内にその周方向
に沿って互いに一定の間隔を保つて複数配置されてお
り、C字状をなす一対の連結板5の間にそれぞれ回動自
在に挾持されることにより、互いに分離しないよう繋が
れており、各ローラ4の直径は連結板5の径方向の幅よ
り大きく設定されている。これらローラ4のうちの隣接
する2つのローラ4a,4bは、連結板5の両端に幾分
突出するよう軸支されており、前述した可撓性ケーブル
3の反転部3aはローラ4aの周りにループされてい
る。
に沿って互いに一定の間隔を保つて複数配置されてお
り、C字状をなす一対の連結板5の間にそれぞれ回動自
在に挾持されることにより、互いに分離しないよう繋が
れており、各ローラ4の直径は連結板5の径方向の幅よ
り大きく設定されている。これらローラ4のうちの隣接
する2つのローラ4a,4bは、連結板5の両端に幾分
突出するよう軸支されており、前述した可撓性ケーブル
3の反転部3aはローラ4aの周りにループされてい
る。
【0016】次に、前記下ケース1を固定体として用
い、前記上ケース2を可動体として用いた場合を例にと
って、上記参考例に係るケーブルリールの動作を説明す
る。まず、図2に示す状態から上ケース2を時計方向に
回転すると、可撓性ケーブル3の反転部3aは上ケース
2よりも少ない回動量だけ時計方向に移動し、該移動量
に等しい長さの可撓性ケーブル3が外筒部8側から繰り
出されて内筒部9側に巻き締めされる。この場合、可撓
性ケーブル3の反転部3aは一方のローラ4aと小さな
摩擦抵抗でこれを時計方向に押圧移動し、全てのローラ
4は連結板5に繋がれたまま時計方向に移動する。した
がって、このように移動する各ローラ4によって、外筒
部8に巻回された可撓性ケーブル3は径方向内側に膨出
偏倚することが防止され、外筒部8側の可撓性ケーブル
3はスムーズに反転部3a方向に繰り出されて内筒部9
側に巻き締められる。
い、前記上ケース2を可動体として用いた場合を例にと
って、上記参考例に係るケーブルリールの動作を説明す
る。まず、図2に示す状態から上ケース2を時計方向に
回転すると、可撓性ケーブル3の反転部3aは上ケース
2よりも少ない回動量だけ時計方向に移動し、該移動量
に等しい長さの可撓性ケーブル3が外筒部8側から繰り
出されて内筒部9側に巻き締めされる。この場合、可撓
性ケーブル3の反転部3aは一方のローラ4aと小さな
摩擦抵抗でこれを時計方向に押圧移動し、全てのローラ
4は連結板5に繋がれたまま時計方向に移動する。した
がって、このように移動する各ローラ4によって、外筒
部8に巻回された可撓性ケーブル3は径方向内側に膨出
偏倚することが防止され、外筒部8側の可撓性ケーブル
3はスムーズに反転部3a方向に繰り出されて内筒部9
側に巻き締められる。
【0017】上記とは逆に、図2に示す位置から上ケー
ス2を反時計方向に回転すると、可撓性ケーブル3の反
転部3aは上ケース2よりも少ない回動量だけ反時計方
向に移動し、該移動量に等しい長さの可撓性ケーブル3
が内筒部9側から繰り出されて外筒部8側に巻き戻され
る。この場合、可撓性ケーブル3の反転部3aは他方の
ローラ4bと小さな摩擦抵抗でこれを反時計方向に押圧
移動し、全てのローラ4と連結板5は反時計方向に移動
する。したがって、このように移動する各ローラ4によ
って、内筒部9に巻回された可撓性ケーブル3は径方向
外側に膨出偏倚することが防止され、内筒部9側の可撓
性ケーブル3はスムーズに反転部3a方向に繰り出され
て外筒部8側に巻き戻される。
ス2を反時計方向に回転すると、可撓性ケーブル3の反
転部3aは上ケース2よりも少ない回動量だけ反時計方
向に移動し、該移動量に等しい長さの可撓性ケーブル3
が内筒部9側から繰り出されて外筒部8側に巻き戻され
る。この場合、可撓性ケーブル3の反転部3aは他方の
ローラ4bと小さな摩擦抵抗でこれを反時計方向に押圧
移動し、全てのローラ4と連結板5は反時計方向に移動
する。したがって、このように移動する各ローラ4によ
って、内筒部9に巻回された可撓性ケーブル3は径方向
外側に膨出偏倚することが防止され、内筒部9側の可撓
性ケーブル3はスムーズに反転部3a方向に繰り出され
て外筒部8側に巻き戻される。
【0018】上記参考例に係るケーブルリールにあつて
は、可撓性ケーブル3を反転部3aを介して外筒部8と
内筒部9とに逆向きに巻回してなるため、必要とされる
可撓性ケーブル3の長さを短くすることができ、その結
果、トータルコストの低減化が図れると共に小型化に有
利となる。また、可撓性ケーブル3の外筒部8に巻回さ
れる部分と内筒部9に巻回される部分との間に複数のロ
ーラ4群が配置され、これらのローラ4は連結板5に繋
がれて一定間隔を保つたまま反転部3aに追従して移動
するため、巻き締めあるいは巻き戻し動作時に、上ケー
ス2の回動力が可撓性ケーブル3の反転部3aへ確実に
伝達され、反転部3aに至る途中で可撓性ケーブル3が
径方向へ膨出して座屈するという不具合を防止できる。
また、ローラ4の直径が連結板5の径方向の幅寸法より
大きく設定されているため、可撓性ケーブル3は直接連
結板5に接することなく、ローラ4の回転により連結板
5が可撓性ケーブル3によつてスムーズに回転移動す
る。さらに、可撓性ケーブル3の反転部3aを介して2
つのローラ4a,4bが対向しているため、これらロー
ラ4a,4bと反転部3aとの間の摩擦抵抗を小さくす
ることができ、その結果、上ケース2の回転方向に拘ら
ず反転部3aをスムーズに移動させて、巻き締めあるい
は巻き戻し動作を確実に行うことができる。
は、可撓性ケーブル3を反転部3aを介して外筒部8と
内筒部9とに逆向きに巻回してなるため、必要とされる
可撓性ケーブル3の長さを短くすることができ、その結
果、トータルコストの低減化が図れると共に小型化に有
利となる。また、可撓性ケーブル3の外筒部8に巻回さ
れる部分と内筒部9に巻回される部分との間に複数のロ
ーラ4群が配置され、これらのローラ4は連結板5に繋
がれて一定間隔を保つたまま反転部3aに追従して移動
するため、巻き締めあるいは巻き戻し動作時に、上ケー
ス2の回動力が可撓性ケーブル3の反転部3aへ確実に
伝達され、反転部3aに至る途中で可撓性ケーブル3が
径方向へ膨出して座屈するという不具合を防止できる。
また、ローラ4の直径が連結板5の径方向の幅寸法より
大きく設定されているため、可撓性ケーブル3は直接連
結板5に接することなく、ローラ4の回転により連結板
5が可撓性ケーブル3によつてスムーズに回転移動す
る。さらに、可撓性ケーブル3の反転部3aを介して2
つのローラ4a,4bが対向しているため、これらロー
ラ4a,4bと反転部3aとの間の摩擦抵抗を小さくす
ることができ、その結果、上ケース2の回転方向に拘ら
ず反転部3aをスムーズに移動させて、巻き締めあるい
は巻き戻し動作を確実に行うことができる。
【0019】なお、上記参考例では、一対の連結板5間
に該連結板5の幅寸法よりも大径の複数のローラ4を軸
支した場合について説明したが、図4に示すように、小
径のローラ4を一対の連結板5間に2列に軸支し、各ロ
ーラ4が連結板5の内周縁と外周縁から若干突出するよ
うにしても良い。
に該連結板5の幅寸法よりも大径の複数のローラ4を軸
支した場合について説明したが、図4に示すように、小
径のローラ4を一対の連結板5間に2列に軸支し、各ロ
ーラ4が連結板5の内周縁と外周縁から若干突出するよ
うにしても良い。
【0020】また、連結板5によつて繋がれる部材は全
てローラ4である必要はなく、例えば図5に示すよう
に、一対の連結板5間に複数のローラ4を軸支すると共
に、これら連結板5の両端に滑らかな周面を有する湾曲
体14を固着しても良い。この場合、可撓性ケーブル3
の反転部3aと湾曲体14との間の摩擦抵抗は参考例に
比べると幾分大きくなるものの、参考例とほぼ同等の効
果を期待することができる。
てローラ4である必要はなく、例えば図5に示すよう
に、一対の連結板5間に複数のローラ4を軸支すると共
に、これら連結板5の両端に滑らかな周面を有する湾曲
体14を固着しても良い。この場合、可撓性ケーブル3
の反転部3aと湾曲体14との間の摩擦抵抗は参考例に
比べると幾分大きくなるものの、参考例とほぼ同等の効
果を期待することができる。
【0021】次に、本発明の各実施例を説明すると、図
6は図1のケーブルリールに適用されるローラと連結板
の斜視図、図7は図6の要部を示す分解斜視図である。
本実施例では、平面視T字形の揺動体15の基部を連結
板5の一端に軸支すると共に、この揺動体15の自由端
側に複数の小ローラ16を軸支し、これら各小ローラ1
6に可撓性ケーブル3の反転部3aをループするように
構成されている。このように構成すると、反転部3aが
ループされた揺動体15は、可撓性ケーブル3の巻回状
態が外筒部8側で密の場合は内筒部9側へ、内筒部9側
で密の場合は外筒部8側へ揺動・偏倚される。すなわ
ち、可撓性ケーブル3の反転部3aは上ケース2(可動
体)の回転によりその位置が径方向にも移動するが、そ
の時に揺動体15が反転部3aの径方向の動きに追従す
るガイド部材として機能するため、 反転部3aの座屈が
確実に防止される。なお、これら揺動体15と小ローラ
16は、図8に示す実施例のように、回転軸が中心から
ずれた偏心ローラ17に置換することも可能である。こ
の偏心ローラ17は、軸と一体に回転する部分17aと
これとは独立して回転する回転ローラ部17bとから構
成されている。
6は図1のケーブルリールに適用されるローラと連結板
の斜視図、図7は図6の要部を示す分解斜視図である。
本実施例では、平面視T字形の揺動体15の基部を連結
板5の一端に軸支すると共に、この揺動体15の自由端
側に複数の小ローラ16を軸支し、これら各小ローラ1
6に可撓性ケーブル3の反転部3aをループするように
構成されている。このように構成すると、反転部3aが
ループされた揺動体15は、可撓性ケーブル3の巻回状
態が外筒部8側で密の場合は内筒部9側へ、内筒部9側
で密の場合は外筒部8側へ揺動・偏倚される。すなわ
ち、可撓性ケーブル3の反転部3aは上ケース2(可動
体)の回転によりその位置が径方向にも移動するが、そ
の時に揺動体15が反転部3aの径方向の動きに追従す
るガイド部材として機能するため、 反転部3aの座屈が
確実に防止される。なお、これら揺動体15と小ローラ
16は、図8に示す実施例のように、回転軸が中心から
ずれた偏心ローラ17に置換することも可能である。こ
の偏心ローラ17は、軸と一体に回転する部分17aと
これとは独立して回転する回転ローラ部17bとから構
成されている。
【0022】図9に示す実施例では、C字形の線ばね1
8を連結部材として用い、該線ばね18によつて複数の
柱状体19を連結し、各柱状体19にローラ4を軸支す
るように構成されている。このように、上記参考例で説
明した一対の連結板5に代えて線ばね18を連結部材と
して用いると、線ばね18に繋がれた各ローラ4が径方
向にも移動可能となるため、上記参考例と比べると空間
11の径方向の寸法を短くでき、ケーブルリールの小型
化に有利である。また、同一外径寸法のケーブルリール
であればローラ4の径寸法を大きく設定できるため、可
撓性ケーブル3を確実にガイドできる。
8を連結部材として用い、該線ばね18によつて複数の
柱状体19を連結し、各柱状体19にローラ4を軸支す
るように構成されている。このように、上記参考例で説
明した一対の連結板5に代えて線ばね18を連結部材と
して用いると、線ばね18に繋がれた各ローラ4が径方
向にも移動可能となるため、上記参考例と比べると空間
11の径方向の寸法を短くでき、ケーブルリールの小型
化に有利である。また、同一外径寸法のケーブルリール
であればローラ4の径寸法を大きく設定できるため、可
撓性ケーブル3を確実にガイドできる。
【0023】図10に示す実施例では、複数の駒を順次
回動自在に連結したチエーン状体20を連結部材として
用い、該チエーン状体20の各駒間にローラ4を軸支す
るように構成されている。この場合、各ローラ4は、空
間11の周方向については所定ピツチを保つて移動し、
径方向については互いにほぼ独立して移動可能である。
したがつて、上記参考例と比べると空間11の径方向の
寸法を短くでき、ケーブルリールの小型化に有利であ
る。また、同一外径寸法のケーブルリールであればロー
ラ4の径寸法を大きく設定できるため、可撓性ケーブル
3を確実にガイドできる。
回動自在に連結したチエーン状体20を連結部材として
用い、該チエーン状体20の各駒間にローラ4を軸支す
るように構成されている。この場合、各ローラ4は、空
間11の周方向については所定ピツチを保つて移動し、
径方向については互いにほぼ独立して移動可能である。
したがつて、上記参考例と比べると空間11の径方向の
寸法を短くでき、ケーブルリールの小型化に有利であ
る。また、同一外径寸法のケーブルリールであればロー
ラ4の径寸法を大きく設定できるため、可撓性ケーブル
3を確実にガイドできる。
【0024】また、図11に示す実施例では、連結板5
を空間11の周方向にガイドさせている。すなわち、下
ケース1の底板と上ケース2の天板10とには、それぞ
れ凹溝1a,2aが平面視リング状に形成されており、
これら凹溝1a,2aに両連結板5に設けた突起5aが
摺動自在に嵌合されている。この突起5aはリング状の
凹溝1a,2aの軌跡をプロツトする位置に複数点在さ
せたものや、凹溝1a,2aと同様にリング状に形成し
たもののいずれでも良い。このように、連結板5を周方
向にガイドすることにより、連結板5の偏心を防ぎ、連
結板5の偏心による可撓性ケーブル3への異常な負荷や
可撓性ケーブル3の形状の乱れを防ぐことができ、ケー
ブルリールの防音、可撓性ケーブルの座屈防止効果があ
る。
を空間11の周方向にガイドさせている。すなわち、下
ケース1の底板と上ケース2の天板10とには、それぞ
れ凹溝1a,2aが平面視リング状に形成されており、
これら凹溝1a,2aに両連結板5に設けた突起5aが
摺動自在に嵌合されている。この突起5aはリング状の
凹溝1a,2aの軌跡をプロツトする位置に複数点在さ
せたものや、凹溝1a,2aと同様にリング状に形成し
たもののいずれでも良い。このように、連結板5を周方
向にガイドすることにより、連結板5の偏心を防ぎ、連
結板5の偏心による可撓性ケーブル3への異常な負荷や
可撓性ケーブル3の形状の乱れを防ぐことができ、ケー
ブルリールの防音、可撓性ケーブルの座屈防止効果があ
る。
【0025】図12に示す実施例は、連結板5に径方向
に延びる複数のガイド孔5bを穿設し、各ローラ4をガ
イド孔5bに沿つて径方向へ移動自在としたものであ
る。このように構成すると、図13に示すように、可撓
性ケーブル3の巻回状態が外筒部8側で密の場合は、各
ローラ4は外筒部8に巻回された可撓性ケーブル3に押
圧されてガイド孔5bの内方、つまり内筒部9側へ移動
される。これとは逆に、図14に示すように、可撓性ケ
ーブル3の巻回状態が内筒部9側で密の場合は、各ロー
ラ4は内筒部9に巻回された可撓性ケーブル3に押圧さ
れてガイド孔5bの外方、つまり外筒部8側へ移動され
る。したがつて、上記参考例に比べると、空間11の径
方向の寸法を短くでき、ケーブルリールの小型化に一層
有利となる。同時に、ケーブルリールの外径寸法が一定
であればローラ4の径を大きく設計できるため、ローラ
4と可撓性ケーブル3との接触面積を大きくでき、可撓
性ケーブル3をより確実にガイドできる。
に延びる複数のガイド孔5bを穿設し、各ローラ4をガ
イド孔5bに沿つて径方向へ移動自在としたものであ
る。このように構成すると、図13に示すように、可撓
性ケーブル3の巻回状態が外筒部8側で密の場合は、各
ローラ4は外筒部8に巻回された可撓性ケーブル3に押
圧されてガイド孔5bの内方、つまり内筒部9側へ移動
される。これとは逆に、図14に示すように、可撓性ケ
ーブル3の巻回状態が内筒部9側で密の場合は、各ロー
ラ4は内筒部9に巻回された可撓性ケーブル3に押圧さ
れてガイド孔5bの外方、つまり外筒部8側へ移動され
る。したがつて、上記参考例に比べると、空間11の径
方向の寸法を短くでき、ケーブルリールの小型化に一層
有利となる。同時に、ケーブルリールの外径寸法が一定
であればローラ4の径を大きく設計できるため、ローラ
4と可撓性ケーブル3との接触面積を大きくでき、可撓
性ケーブル3をより確実にガイドできる。
【0026】また図8において、ローラ4の全てを偏心
ローラ17と置き換えても図12の実施例と同様な効果
を得ることができる。
ローラ17と置き換えても図12の実施例と同様な効果
を得ることができる。
【0027】さらにまた、上記各実施例では、可撓性ケ
ーブル3が各ローラ4と直接接触する場合について説明
したが、図15に示すように、各ローラ4に無端ベルト
21を巻回し、可撓性ケーブル3と各ローラ4間に無端
ベルト21を介在させることも可能である。この場合、
各ローラ4間の配列ピツチを大きくしても、無端ベルト
21によつて可撓性ケーブル3が隣接する2つのローラ
4間に入り込むことを防止できるため、必要とされるロ
ーラ4の数を少なくすることができる。
ーブル3が各ローラ4と直接接触する場合について説明
したが、図15に示すように、各ローラ4に無端ベルト
21を巻回し、可撓性ケーブル3と各ローラ4間に無端
ベルト21を介在させることも可能である。この場合、
各ローラ4間の配列ピツチを大きくしても、無端ベルト
21によつて可撓性ケーブル3が隣接する2つのローラ
4間に入り込むことを防止できるため、必要とされるロ
ーラ4の数を少なくすることができる。
【0028】なお、上記各実施例では、可撓性ケーブル
3の一例としてフラツトケーブルを挙げたが、それの代
りに、導線を絶縁チユーブで被覆した丸線ケーブルと呼
ばれる可撓性ケーブルを用いることも可能であり、この
場合は、必要とされる回路数に応じて複数本の丸線ケー
ブルを帯状に一体化すれば良い。
3の一例としてフラツトケーブルを挙げたが、それの代
りに、導線を絶縁チユーブで被覆した丸線ケーブルと呼
ばれる可撓性ケーブルを用いることも可能であり、この
場合は、必要とされる回路数に応じて複数本の丸線ケー
ブルを帯状に一体化すれば良い。
【0029】また、上記各実施例では、下ケース1を固
定体とし、上ケース2を可動体として用いた場合につい
て説明したが、これとは反対に、上ケース2を固定体と
し、下ケース1を可動体として用いることも可能であ
る。
定体とし、上ケース2を可動体として用いた場合につい
て説明したが、これとは反対に、上ケース2を固定体と
し、下ケース1を可動体として用いることも可能であ
る。
【0030】
【発明の効果】以上説明したように、本発明によれば、
可撓性ケーブルが径方向に座屈変形するのを防止して、
可動体の回転力で可撓性ケーブルの反転部を確実に周方
向へ移動することができ、また、各ローラどうしが衝当
するのを防止でき、よつて、可動体の回転がスムーズで
信頼性が高く騒音の低減化が図れるケーブルリールを提
供することが可能となる。
可撓性ケーブルが径方向に座屈変形するのを防止して、
可動体の回転力で可撓性ケーブルの反転部を確実に周方
向へ移動することができ、また、各ローラどうしが衝当
するのを防止でき、よつて、可動体の回転がスムーズで
信頼性が高く騒音の低減化が図れるケーブルリールを提
供することが可能となる。
【図1】参考例に係るケーブルリールの一部を破断して
示す分解斜視図である。
示す分解斜視図である。
【図2】図1のケーブルリールの上ケースの一部を省略
して示す平面図である。
して示す平面図である。
【図3】図2のA−A線に沿う断面図である。
【図4】ローラの変形例を示す斜視図である。
【図5】ローラの変形例を示す斜視図である。
【図6】本発明の実施例に係るケーブルリールに備えら
れるローラと連結板の斜視図である。
れるローラと連結板の斜視図である。
【図7】図6の要部を示す分解斜視図である。
【図8】ローラの変形例を示す斜視図である。
【図9】連結部材の変形例を示す斜視図である。
【図10】連結部材の変形例を示す斜視図である。
【図11】本発明の他の実施例に係るケーブルリールの
断面図である。
断面図である。
【図12】ローラと連結部材の変形例を示す斜視図であ
る。
る。
【図13】図12の動作状態を示す平面図である。
【図14】図12の動作状態を示す平面図である。
【図15】ローラに無端ベルトを巻回した状態を示す斜
視図である。
視図である。
【図16】従来例に係るケーブルリールの平面図であ
る。
る。
1 下ケース(固定体) 1a,2a 凹溝 2 上ケース(可動体) 3 可撓性ケーブル 3a 反転部 4、4a、4b ローラ 5 連結板(連結部材) 5a 突起 5b ガイド孔 8 外筒部(第1の筒部) 9 内筒部(第2の筒部) 11 空間 14 湾曲体 15 揺動体 16 小ローラ 17 偏心ローラ 18 線ばね(連結部材) 19 柱状体 20 チエーン状体(連結部材) 21 無端ベルト
フロントページの続き (56)参考文献 特開 平4−162383(JP,A) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) B65H 75/36 B60R 16/02 675 H01R 35/04
Claims (6)
- 【請求項1】 第1の筒部を有する固定体と、第2の筒
部を有し前記固定体に対して回動自在に装着された可動
体と、前記第1および第2の筒部間に画成されるリング
状の空間内に収納された可撓性ケーブルとを備え、前記
可撓性ケーブルが反転部を介して前記第1および第2の
筒部に逆向きに巻回されるようになっているケーブルリ
ールにおいて、前記空間内に前記可撓性ケーブルの径方
向の移動を規制するローラを周方向に沿って複数個設
け、これらの各ローラを連結部材によって繋げると共
に、前記固定体に前記連結部材を前記空間の周方向に案
内するガイド溝を設けたことを特徴とするケーブルリー
ル。 - 【請求項2】 第1の筒部を有する固定体と、第2の筒
部を有し前記固定体に対して回動自在に装着された可動
体と、前記第1および第2の筒部間に画成されるリング
状の空間内に収納された可撓性ケーブルとを備え、前記
可撓性ケーブルが反転部を介して前記第1および第2の
筒部に逆向きに巻回されるようになっているケーブルリ
ールにおいて、前記空間内に前記可撓性ケーブルの径方
向の移動を規制するローラを周方向に沿って複数個設
け、これらの各ローラを連結部材によって繋げると共
に、少なくとも1つのローラを前記連結部材の径方向に
移動可能に設けたことを特徴とするケーブルリール。 - 【請求項3】 第1の筒部を有する固定体と、第2の筒
部を有し前記固定体に対して回動自在に装着された可動
体と、前記第1および第2の筒部間に画成されるリング
状の空間内に収納された可撓性ケーブルとを備え、前記
可撓性ケーブルが反転部を介して前記第1および第2の
筒部に逆向きに巻回されるようになっているケーブルリ
ールにおいて、前記空間内に前記可撓性ケーブルの径方
向の移動を規制するローラを周方向に沿って複数個設
け、これらの各ローラを弾性体からなる連結部材によっ
て繋げたことを特徴とするケーブルリール。 - 【請求項4】 第1の筒部を有する固定体と、第2の筒
部を有し前記固定体に対して回動自在に装着された可動
体と、前記第1および第2の筒部間に画成されるリング
状の空間内に収納された可撓性ケーブルとを備え、前記
可撓性ケーブ ルが反転部を介して前記第1および第2の
筒部に逆向きに巻回されるようになっているケーブルリ
ールにおいて、前記空間内に前記可撓性ケーブルの径方
向の移動を規制するローラを周方向に沿って複数個設
け、これらの各ローラを連結部材によって繋げると共
に、少なくとも1つのローラを前記連結部材に揺動可能
に軸支した揺動体に設けたことを特徴とするケーブルリ
ール。 - 【請求項5】 第1の筒部を有する固定体と、第2の筒
部を有し前記固定体に対して回動自在に装着された可動
体と、前記第1および第2の筒部間に画成されるリング
状の空間内に収納された可撓性ケーブルとを備え、前記
可撓性ケーブルが反転部を介して前記第1および第2の
筒部に逆向きに巻回されるようになっているケーブルリ
ールにおいて、前記空間内に前記可撓性ケーブルの径方
向の移動を規制するローラを周方向に沿って複数個設
け、これらの各ローラを連結部材によって繋げると共
に、少なくとも1つのローラを軸中心からの距離が異な
る偏心ローラで構成したことを特徴とするケーブルリー
ル。 - 【請求項6】 第1の筒部を有する固定体と、第2の筒
部を有し前記固定体に対して回動自在に装着された可動
体と、前記第1および第2の筒部間に画成されるリング
状の空間内に収納された可撓性ケーブルとを備え、前記
可撓性ケーブルが反転部を介して前記第1および第2の
筒部に逆向きに巻回されるようになっているケーブルリ
ールにおいて、前記空間内に前記可撓性ケーブルの径方
向の移動を規制するローラを周方向に沿って複数個設
け、これらの各ローラを複数の駒を回転可能に連結した
チェーン状の連結部材によって繋げたことを特徴とする
ケーブルリール。
Priority Applications (3)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP3099779A JP3016898B2 (ja) | 1991-04-05 | 1991-04-05 | ケーブルリール |
DE19924211264 DE4211264C2 (de) | 1991-04-05 | 1992-04-03 | Uhrfederverbinder |
US08/075,003 US5277604A (en) | 1991-04-05 | 1993-06-10 | Clock spring connector |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP3099779A JP3016898B2 (ja) | 1991-04-05 | 1991-04-05 | ケーブルリール |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH04310445A JPH04310445A (ja) | 1992-11-02 |
JP3016898B2 true JP3016898B2 (ja) | 2000-03-06 |
Family
ID=14256436
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP3099779A Expired - Fee Related JP3016898B2 (ja) | 1991-04-05 | 1991-04-05 | ケーブルリール |
Country Status (1)
Country | Link |
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