JPH0720868Y2 - ケーブルリール - Google Patents
ケーブルリールInfo
- Publication number
- JPH0720868Y2 JPH0720868Y2 JP1988165114U JP16511488U JPH0720868Y2 JP H0720868 Y2 JPH0720868 Y2 JP H0720868Y2 JP 1988165114 U JP1988165114 U JP 1988165114U JP 16511488 U JP16511488 U JP 16511488U JP H0720868 Y2 JPH0720868 Y2 JP H0720868Y2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- movable body
- cable
- ring wall
- fixed
- flat cable
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired - Lifetime
Links
Classifications
-
- B—PERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
- B60—VEHICLES IN GENERAL
- B60R—VEHICLES, VEHICLE FITTINGS, OR VEHICLE PARTS, NOT OTHERWISE PROVIDED FOR
- B60R16/00—Electric or fluid circuits specially adapted for vehicles and not otherwise provided for; Arrangement of elements of electric or fluid circuits specially adapted for vehicles and not otherwise provided for
- B60R16/02—Electric or fluid circuits specially adapted for vehicles and not otherwise provided for; Arrangement of elements of electric or fluid circuits specially adapted for vehicles and not otherwise provided for electric constitutive elements
- B60R16/023—Electric or fluid circuits specially adapted for vehicles and not otherwise provided for; Arrangement of elements of electric or fluid circuits specially adapted for vehicles and not otherwise provided for electric constitutive elements for transmission of signals between vehicle parts or subsystems
- B60R16/027—Electric or fluid circuits specially adapted for vehicles and not otherwise provided for; Arrangement of elements of electric or fluid circuits specially adapted for vehicles and not otherwise provided for electric constitutive elements for transmission of signals between vehicle parts or subsystems between relatively movable parts of the vehicle, e.g. between steering wheel and column
-
- B—PERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
- B62—LAND VEHICLES FOR TRAVELLING OTHERWISE THAN ON RAILS
- B62D—MOTOR VEHICLES; TRAILERS
- B62D1/00—Steering controls, i.e. means for initiating a change of direction of the vehicle
- B62D1/02—Steering controls, i.e. means for initiating a change of direction of the vehicle vehicle-mounted
- B62D1/04—Hand wheels
- B62D1/10—Hubs; Connecting hubs to steering columns, e.g. adjustable
-
- H—ELECTRICITY
- H01—ELECTRIC ELEMENTS
- H01R—ELECTRICALLY-CONDUCTIVE CONNECTIONS; STRUCTURAL ASSOCIATIONS OF A PLURALITY OF MUTUALLY-INSULATED ELECTRICAL CONNECTING ELEMENTS; COUPLING DEVICES; CURRENT COLLECTORS
- H01R35/00—Flexible or turnable line connectors, i.e. the rotation angle being limited
- H01R35/02—Flexible line connectors without frictional contact members
- H01R35/025—Flexible line connectors without frictional contact members having a flexible conductor wound around a rotation axis
Landscapes
- Engineering & Computer Science (AREA)
- Mechanical Engineering (AREA)
- Chemical & Material Sciences (AREA)
- Combustion & Propulsion (AREA)
- Transportation (AREA)
- Storing, Repeated Paying-Out, And Re-Storing Of Elongated Articles (AREA)
- Electric Cable Arrangement Between Relatively Moving Parts (AREA)
- Steering Controls (AREA)
Description
【考案の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本考案は、固定体と可動体との間の電気的接続をフラツ
トケーブル等の可撓性ケーブルを利用して行うケーブル
リールに係り、特に自動車のステアリング装置に用いて
好適なケーブルリールに関する。
トケーブル等の可撓性ケーブルを利用して行うケーブル
リールに係り、特に自動車のステアリング装置に用いて
好適なケーブルリールに関する。
ケーブルリールは、フラツトケーブル等の可撓性ケーブ
ルの一端を固定体に、他端を可動体にそれぞれ固定し、
該可動体を回転させたときに、可撓性ケーブルを可動体
側に巻き込んだり、またはそれから巻き戻しすることに
よつて、可動体を所定量回転させることができるように
したもので、自動車のステアリング装置等に用いられて
いる。
ルの一端を固定体に、他端を可動体にそれぞれ固定し、
該可動体を回転させたときに、可撓性ケーブルを可動体
側に巻き込んだり、またはそれから巻き戻しすることに
よつて、可動体を所定量回転させることができるように
したもので、自動車のステアリング装置等に用いられて
いる。
第４図ないし第６図はこの種の自動車用ケーブルリール
の従来例を説明するもので、第４図は分解斜視図、第５
図は縦断面図、第６図は可動体の一部を省略して示す平
面図である。これらの図において、１は可動体を示し、
該可動体１の中央には軸挿入孔２を有する回転筒３が垂
設されており、該回転筒３の外側には円筒状のホルダ４
が配置されている。このホルダ４は上下方向に延びるス
リツト4aを有すると共に内面に凹部4bを有し、前記回転
筒３の外周面と所定の間隔を存するように可動体１の天
板部に固着されている。
の従来例を説明するもので、第４図は分解斜視図、第５
図は縦断面図、第６図は可動体の一部を省略して示す平
面図である。これらの図において、１は可動体を示し、
該可動体１の中央には軸挿入孔２を有する回転筒３が垂
設されており、該回転筒３の外側には円筒状のホルダ４
が配置されている。このホルダ４は上下方向に延びるス
リツト4aを有すると共に内面に凹部4bを有し、前記回転
筒３の外周面と所定の間隔を存するように可動体１の天
板部に固着されている。
５は銅箔等からなる複数本の導体をポリエチレンテレフ
タレート（PET）等の可撓性を有する２枚のベースフイ
ルムでラミネートしたフラツトケーブルで、該フラツト
ケーブル５の一端はホルダ４のスリツト4aを通つて凹部
4bに達した後、凹部4b内で約45度の折曲線を介して直角
方向に折り返されて可動体１の外部に延出されている。
この折り返し部分において、フラツトケーブル５は長手
方向に沿つて２つの導出部5a,5aに分割され、各導出部5
a,5aは互いに重なる位置でそれぞれ折り返されている。
そして、これら導出部5a,5aは、互いにスナツプ結合さ
れ可動体１の天板部に固着された第１および第２のスト
ツパ6,7間に挟持・固定され、この状態において第１の
ストツパ６に形成したテーパ部6aが両導出部5a,5aの折
り返し部分に挿入されるようになつている。
タレート（PET）等の可撓性を有する２枚のベースフイ
ルムでラミネートしたフラツトケーブルで、該フラツト
ケーブル５の一端はホルダ４のスリツト4aを通つて凹部
4bに達した後、凹部4b内で約45度の折曲線を介して直角
方向に折り返されて可動体１の外部に延出されている。
この折り返し部分において、フラツトケーブル５は長手
方向に沿つて２つの導出部5a,5aに分割され、各導出部5
a,5aは互いに重なる位置でそれぞれ折り返されている。
そして、これら導出部5a,5aは、互いにスナツプ結合さ
れ可動体１の天板部に固着された第１および第２のスト
ツパ6,7間に挟持・固定され、この状態において第１の
ストツパ６に形成したテーパ部6aが両導出部5a,5aの折
り返し部分に挿入されるようになつている。
一方、８は固定体を示し、該固定体８の中央には前記可
動体１の回転筒３が回動自在にスナツプインする中心孔
９が形成され、またその外周には前記フラツトケーブル
５を収納する外輪壁10が立設されている。この外輪壁10
の一部には斜め下方に向けてガイド部11が突出形成され
ており、前述したフラツトケーブル５の他端は外輪壁10
の内側で直角に折り返された後、ガイド部11に沿つて固
定体８の外部に延出されている。さらに、外輪壁10には
歯車12を備えた位置合わせ機構13が設けてあり、この歯
車12は前記可動体１の外周に設けた係合突起14と係合す
ることにより所定角度ずつ回動するようになつている。
動体１の回転筒３が回動自在にスナツプインする中心孔
９が形成され、またその外周には前記フラツトケーブル
５を収納する外輪壁10が立設されている。この外輪壁10
の一部には斜め下方に向けてガイド部11が突出形成され
ており、前述したフラツトケーブル５の他端は外輪壁10
の内側で直角に折り返された後、ガイド部11に沿つて固
定体８の外部に延出されている。さらに、外輪壁10には
歯車12を備えた位置合わせ機構13が設けてあり、この歯
車12は前記可動体１の外周に設けた係合突起14と係合す
ることにより所定角度ずつ回動するようになつている。
ケーブルリールは大略このように形成され、各種の装
置、例えば自動車のステアリング装置のステアリングホ
イール側に前記可動体１が、ステアリングシヤフトの軸
受側に前記固定体８がそれぞれ取付けられて使用され
る。この場合、ステアリングホイール（可動体１）を一
方側に回転させると、フラツトケーブル５は可動体１の
ホルダ４（内輪壁）側に巻き込まれ、反対にステアリン
グホイールを他方側に回転させると、フラツトケーブル
５は固定体８の外輪壁10側に巻き戻され、いずれの状態
においても、可動体１と固定体８との間の電気的接続は
フラツトケーブル５を介して維持されるようになつてい
る。また、可動体１が１回転する毎に、歯車12が係合突
部14に当接して所定角度ずつ回転するため、例えば歯車
12における特定の歯と位置合わせ機構のケース側とにそ
れぞれマークを付すことによつて、フラツトケーブル５
の正逆各方向への回転量に差が生じないようにすること
ができ，フラツトケーブル５の破損や座屈が防止されて
いる。
置、例えば自動車のステアリング装置のステアリングホ
イール側に前記可動体１が、ステアリングシヤフトの軸
受側に前記固定体８がそれぞれ取付けられて使用され
る。この場合、ステアリングホイール（可動体１）を一
方側に回転させると、フラツトケーブル５は可動体１の
ホルダ４（内輪壁）側に巻き込まれ、反対にステアリン
グホイールを他方側に回転させると、フラツトケーブル
５は固定体８の外輪壁10側に巻き戻され、いずれの状態
においても、可動体１と固定体８との間の電気的接続は
フラツトケーブル５を介して維持されるようになつてい
る。また、可動体１が１回転する毎に、歯車12が係合突
部14に当接して所定角度ずつ回転するため、例えば歯車
12における特定の歯と位置合わせ機構のケース側とにそ
れぞれマークを付すことによつて、フラツトケーブル５
の正逆各方向への回転量に差が生じないようにすること
ができ，フラツトケーブル５の破損や座屈が防止されて
いる。
然るに、前述したように、可動体１と固定体８との間の
位置合わせ機構13を設けるようにしても、誤組付けを完
全になくすことは困難であり、可動体１が中立位置より
もいずれか一方向に回動した状態で組付けられることが
ある。而して、フラツトケーブル５の巻き戻し方向にお
ける可動体１の回動量が少なくなるように誤組付けが行
われている場合においては、この方向に可動体１を所定
量以上回動させると、第７図（ａ），（ｂ），（ｃ）で
示すように、フラツトケーブル５の内周端近傍が反転し
て折れ曲がり、導体の断線やベースフイルムの剥離等の
接続の信頼性を低下させる原因となる。
位置合わせ機構13を設けるようにしても、誤組付けを完
全になくすことは困難であり、可動体１が中立位置より
もいずれか一方向に回動した状態で組付けられることが
ある。而して、フラツトケーブル５の巻き戻し方向にお
ける可動体１の回動量が少なくなるように誤組付けが行
われている場合においては、この方向に可動体１を所定
量以上回動させると、第７図（ａ），（ｂ），（ｃ）で
示すように、フラツトケーブル５の内周端近傍が反転し
て折れ曲がり、導体の断線やベースフイルムの剥離等の
接続の信頼性を低下させる原因となる。
なお、実開昭62-168581号公報に記載されているよう
に、内輪壁から延びるフラツトケーブルに樹脂シート等
からなる弾性舌片を沿設し、該弾性舌片によつて前述し
たフラツトケーブルの反転を防止するようにしたケーブ
ルリールが提案されているが、このものは、内輪壁から
延びるフラツトケーブルの外面側に浴設された弾性舌片
の自由端が、それの外側に巻回されたフラツトケーブル
に当たって、可動体が回転する時に騒音を発生するとい
う問題があった。
に、内輪壁から延びるフラツトケーブルに樹脂シート等
からなる弾性舌片を沿設し、該弾性舌片によつて前述し
たフラツトケーブルの反転を防止するようにしたケーブ
ルリールが提案されているが、このものは、内輪壁から
延びるフラツトケーブルの外面側に浴設された弾性舌片
の自由端が、それの外側に巻回されたフラツトケーブル
に当たって、可動体が回転する時に騒音を発生するとい
う問題があった。
本考案は、このような従来技術の実情に鑑みてなされた
もので、その目的とするところは、可動体の回転時の騒
音を抑えながら、可撓性ケーブルの反転座屈を確実に防
止することのできるケーブルリールを提供することにあ
る。
もので、その目的とするところは、可動体の回転時の騒
音を抑えながら、可撓性ケーブルの反転座屈を確実に防
止することのできるケーブルリールを提供することにあ
る。
上記目的を達成するために、本考案は、固定体と、この
固定体に対して回動自在に装着された可動体と、これら
固定体と可動体のいずれか一方に設けられた内輪壁とい
ずれか他方に設けられた外輪壁との間に複数ターン巻回
されて収納された可撓性ケーブルとを備え、前記可撓性
ケーブルの巻回方向の両端が前記内輪壁と外輪壁とにそ
れぞれ固定されて外部に導出されるようになっているケ
ーブルリールにおいて、前記可撓性ケーブルの巻回方向
の一端に弾性を有する反転防止用舌片を接着し、この反
転防止用舌片の一部を前記内輪壁に固定したことを、最
も主要な特徴とする。
固定体に対して回動自在に装着された可動体と、これら
固定体と可動体のいずれか一方に設けられた内輪壁とい
ずれか他方に設けられた外輪壁との間に複数ターン巻回
されて収納された可撓性ケーブルとを備え、前記可撓性
ケーブルの巻回方向の両端が前記内輪壁と外輪壁とにそ
れぞれ固定されて外部に導出されるようになっているケ
ーブルリールにおいて、前記可撓性ケーブルの巻回方向
の一端に弾性を有する反転防止用舌片を接着し、この反
転防止用舌片の一部を前記内輪壁に固定したことを、最
も主要な特徴とする。
可動体を可撓性ケーブルが内輪壁から外輪壁へと巻き戻
される方向に回動し、例えば誤組付けに起因して可撓性
ケーブルの内周端近傍に反転方向の力が作用すると、こ
の部分の剛性が反転防止用舌片によって高められるた
め、可撓性ケーブルの反転座屈は防止される。ここで、
該反転防止用舌片はその一部が内輪壁に固定されている
ものの、他の部分が可撓性ケーブルに接着されているた
め、可動体の回転時に反転防止用舌片が可撓性ケーブル
に当たって騒音を発生することはない。また、反転防止
用舌片を可撓性ケーブルの内面側に接着すると、反転防
止用舌片と可撓性ケーブルとの接着面に反転防止用舌片
の弾性による圧接力が作用するため、反転防止用舌片の
接着強度は長期間にわたり維持される。
される方向に回動し、例えば誤組付けに起因して可撓性
ケーブルの内周端近傍に反転方向の力が作用すると、こ
の部分の剛性が反転防止用舌片によって高められるた
め、可撓性ケーブルの反転座屈は防止される。ここで、
該反転防止用舌片はその一部が内輪壁に固定されている
ものの、他の部分が可撓性ケーブルに接着されているた
め、可動体の回転時に反転防止用舌片が可撓性ケーブル
に当たって騒音を発生することはない。また、反転防止
用舌片を可撓性ケーブルの内面側に接着すると、反転防
止用舌片と可撓性ケーブルとの接着面に反転防止用舌片
の弾性による圧接力が作用するため、反転防止用舌片の
接着強度は長期間にわたり維持される。
以下、本考案の実施例を図に基づいて説明する。
第１図は本考案の一実施例に係るケーブルリールの概略
構成を示す平面図、第２図と第３図はそのケーブルリー
ルに備えられる舌片の作動説明図である。本実施例が第
４図ないし第７図に示した従来例と異なる点は、可動体
１の内輪壁（ホルダ４）に後述する反転防止用舌片15の
一部を固定すると共に、該舌片15の他部を可撓性ケーブ
ル（フラツトケーブル５）に接着したことにあり、その
余の構成は基本的に同様であつて、対応する部分には同
一符号を付けてある。
構成を示す平面図、第２図と第３図はそのケーブルリー
ルに備えられる舌片の作動説明図である。本実施例が第
４図ないし第７図に示した従来例と異なる点は、可動体
１の内輪壁（ホルダ４）に後述する反転防止用舌片15の
一部を固定すると共に、該舌片15の他部を可撓性ケーブ
ル（フラツトケーブル５）に接着したことにあり、その
余の構成は基本的に同様であつて、対応する部分には同
一符号を付けてある。
すなわち、可動体１はその回転筒３が固定体８に回動自
在に支承されており、可動体１に固着したホルダ４と固
定体８の外輪壁10との間にはフラツトケーブル５が複数
ターン巻回されて収納されている。このフラツトケーブ
ル５の外周端は図示省略したが外輪壁10に固定されて固
定体８の外部に導出されており、一方フラツトケーブル
５の内周端はホルダ４に固定されて可動体１の外部に導
出されている。前記ホルダ４から延びるフラツトケーブ
ル５の内面側には、樹脂フイルム等からなる適度の弾性
を有する反転防止用舌片15が接着されており、該舌片15
の一端はホルダ４に固定されている。また、ホルダ４の
周面の一部には、前記舌片15の板厚と同程度の深さを有
する凹溝16が形成されており、フラツトケーブル５のホ
ルダ４に巻き込まれる際に、舌片15は凹溝16内に収納さ
れるようになつている。
在に支承されており、可動体１に固着したホルダ４と固
定体８の外輪壁10との間にはフラツトケーブル５が複数
ターン巻回されて収納されている。このフラツトケーブ
ル５の外周端は図示省略したが外輪壁10に固定されて固
定体８の外部に導出されており、一方フラツトケーブル
５の内周端はホルダ４に固定されて可動体１の外部に導
出されている。前記ホルダ４から延びるフラツトケーブ
ル５の内面側には、樹脂フイルム等からなる適度の弾性
を有する反転防止用舌片15が接着されており、該舌片15
の一端はホルダ４に固定されている。また、ホルダ４の
周面の一部には、前記舌片15の板厚と同程度の深さを有
する凹溝16が形成されており、フラツトケーブル５のホ
ルダ４に巻き込まれる際に、舌片15は凹溝16内に収納さ
れるようになつている。
前述の如く構成されるケーブルリールを自動車のステア
リング装置に組付け、ステアリングホイールによつて可
動体１を一方側、例えばフラツトケーブル５がホルダ４
に巻き込まれる方向（矢印Ａ方向）に回動すると、際２
図に示すように、フラツトケーブル５はその内面側に接
着された舌片15とともにホルダ４の周面に沿つて巻き付
けられる。この場合、舌片15は凹溝16内で巻き付けら
れ、フラツトケーブル５は舌片15と凹溝16以外のホルタ
４とがなす円筒面に巻き付けられるため、可動体１の有
限回転数が舌片15によつて減ぜられることはない。
リング装置に組付け、ステアリングホイールによつて可
動体１を一方側、例えばフラツトケーブル５がホルダ４
に巻き込まれる方向（矢印Ａ方向）に回動すると、際２
図に示すように、フラツトケーブル５はその内面側に接
着された舌片15とともにホルダ４の周面に沿つて巻き付
けられる。この場合、舌片15は凹溝16内で巻き付けら
れ、フラツトケーブル５は舌片15と凹溝16以外のホルタ
４とがなす円筒面に巻き付けられるため、可動体１の有
限回転数が舌片15によつて減ぜられることはない。
一方、フラツトケーブル５の巻き戻し方向（矢印Ｂ方
向）における可動体１の回動量が少なくなるように誤組
付けが行われ、この方向に可動体１を所定量以上回動す
ると、第３図に示すように、舌片15はフラツトケーブル
５とともに外輪壁側に巻き戻され、この舌片15によつて
フラツトケーブル５の内周端近傍の剛性が高められるた
め、当該部位におけるフラツトケーブル５の反転座屈は
防止される。また、舌片15がホルダ４から延びるフラツ
トケーブル５に沿って接着されているため、舌片15が隣
りのフラツトケーブル５に当たることはなく、可動体１
の回転時の騒音を低減することができる。さらに、舌片
15がフラツトケーブル５の内面側に接着されているた
め、舌片15とフラツトケーブル５との接着面に舌片15の
弾性による圧接力が作用し、舌片15の接着強度を長期間
にわたり維持することができる。
向）における可動体１の回動量が少なくなるように誤組
付けが行われ、この方向に可動体１を所定量以上回動す
ると、第３図に示すように、舌片15はフラツトケーブル
５とともに外輪壁側に巻き戻され、この舌片15によつて
フラツトケーブル５の内周端近傍の剛性が高められるた
め、当該部位におけるフラツトケーブル５の反転座屈は
防止される。また、舌片15がホルダ４から延びるフラツ
トケーブル５に沿って接着されているため、舌片15が隣
りのフラツトケーブル５に当たることはなく、可動体１
の回転時の騒音を低減することができる。さらに、舌片
15がフラツトケーブル５の内面側に接着されているた
め、舌片15とフラツトケーブル５との接着面に舌片15の
弾性による圧接力が作用し、舌片15の接着強度を長期間
にわたり維持することができる。
以上説明したように、本考案に係るケーブルリールは、
弾性を有する反転防止用舌片を可撓性ケーブルの巻回方
向の一端に接着し、この舌片の一部を内輪壁に固定した
ため、誤組付けがあった場合でも可撓性ケーブルの反転
座屈を確実に防止できると同時に、可動体の回転時に舌
片が可撓性ケーブルに当たって騒音を発生することを防
止できる。
弾性を有する反転防止用舌片を可撓性ケーブルの巻回方
向の一端に接着し、この舌片の一部を内輪壁に固定した
ため、誤組付けがあった場合でも可撓性ケーブルの反転
座屈を確実に防止できると同時に、可動体の回転時に舌
片が可撓性ケーブルに当たって騒音を発生することを防
止できる。
第１図は本考案の一実施例に係るケーブルリールの概略
構成を示す平面図、第２図と第３図はそのケーブルリー
ルに備えられる舌片の作動説明図、第４図ないし第７図
は従来例に係り、第４図はケーブルリールの分解斜視
図、第５図はその縦断面図、、第６図はその平面図、第
７図（ａ），（ｂ），（ｃ）はフラツトケーブルの反転
動作を示す説明図である。 １……可動体、４……ホルダ（内輪壁）、５……フラツ
トケーブル（可撓性ケーブル）、８……固定体、10……
外輪壁、15……舌片、16……凹溝。
構成を示す平面図、第２図と第３図はそのケーブルリー
ルに備えられる舌片の作動説明図、第４図ないし第７図
は従来例に係り、第４図はケーブルリールの分解斜視
図、第５図はその縦断面図、、第６図はその平面図、第
７図（ａ），（ｂ），（ｃ）はフラツトケーブルの反転
動作を示す説明図である。 １……可動体、４……ホルダ（内輪壁）、５……フラツ
トケーブル（可撓性ケーブル）、８……固定体、10……
外輪壁、15……舌片、16……凹溝。
Claims (2)
- 【請求項１】固定体と、この固定体に対して回動自在に
装着された可動体と、これら固定体と可動体のいずれか
一方に設けられた内輪壁といずれか他方に設けられた外
輪壁との間に複数ターン巻回されて収納された可撓性ケ
ーブルとを備え、前記可撓性ケーブルの巻回方向の両端
が前記内輪壁と外輪壁とにそれぞれ固定されて外部に導
出されるようになっているケーブルリールにおいて、前
記可撓性ケーブルの巻回方向の一端に弾性を有する反転
防止用舌片を接着し、この反転防止用舌片の一部を前記
内輪壁に固定したことを特徴とするケーブルリール。 - 【請求項２】請求項１の記載において、前記反転防止用
舌片を前記可撓性ケーブルの内面側に接着したことを特
徴とするケーブルリール。
Priority Applications (2)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP1988165114U JPH0720868Y2 (ja) | 1988-12-22 | 1988-12-22 | ケーブルリール |
| US07/427,261 US4975063A (en) | 1988-12-22 | 1989-10-25 | Flat cable for steering |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP1988165114U JPH0720868Y2 (ja) | 1988-12-22 | 1988-12-22 | ケーブルリール |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH0286095U JPH0286095U (ja) | 1990-07-06 |
| JPH0720868Y2 true JPH0720868Y2 (ja) | 1995-05-15 |
Family
ID=15806178
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP1988165114U Expired - Lifetime JPH0720868Y2 (ja) | 1988-12-22 | 1988-12-22 | ケーブルリール |
Country Status (2)
| Country | Link |
|---|---|
| US (1) | US4975063A (ja) |
| JP (1) | JPH0720868Y2 (ja) |
Cited By (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| KR20190002951U (ko) * | 2018-05-23 | 2019-12-03 | 육송(주) | 옥내외용 소화전 호스릴 |
Families Citing this family (19)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
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