JP2876708B2 - ケーブルリール - Google Patents

ケーブルリール

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JP2876708B2
JP2876708B2 JP2121588A JP12158890A JP2876708B2 JP 2876708 B2 JP2876708 B2 JP 2876708B2 JP 2121588 A JP2121588 A JP 2121588A JP 12158890 A JP12158890 A JP 12158890A JP 2876708 B2 JP2876708 B2 JP 2876708B2
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Description

【発明の詳細な説明】 産業上の利用分野 本発明は固定されたケースと回動体との間の電気的接
続を保つもので、特に自動車のステアリング装置に使用
されるケーブルリールに関するものである。
従来の技術 ケーブルリールは可撓性を有するフラットケーブルの
一端をケースに、他端を回動体にそれぞれ固定し、この
回動体を回転させたときに、フラットケーブルを回動体
側に巻き込んだり、またはそれから巻き戻すことによっ
て回動体を所定量回転させることができるようにしたも
のである。
第6図,第7図によりケーブルリールの従来技術を説
明する。第6図は縦断面図、第7図は第6図のA−A線
を基準とするA−A断面図である。
同図によると、フラットケーブル8は6本の銅箔を樹
脂シート内に埋設したもので一端は回動体1の外周に固
定されており、そして回動体1の周囲に複数回巻かれた
後、上ケース3と下ケース2を4ヶ所リベット穴9にお
いてかしめることによって構成される固定体としてのケ
ース3aと、フラットケーブル8の他端が固定される。こ
のフラットケーブル8の端子部4,6は銅板でつくられた
端子5,7にフラットケーブル8の銅箔をハンダ付あるい
は熔接によって接合し、樹脂を充填成形することによっ
てケーブルリールは形成されている。上記ケーブルリー
ルの動作について説明すると、回動体1の内径には自動
車のステアリングシャフト(図示せず)が配置され、回
動体1の内周に設けられた凹部10にステアリングシャフ
トが間接的あるいは直接的に勘合される。このステアリ
ングシャフトを左右に回転させると回動体1が左右に回
転し、この時フラットケーブル8が回動体1に巻き込ま
れたり、巻き戻されたりする。回動体1側の端子7はハ
ンドル側に電気的に接続されており、ケース3aに配置さ
れた端子5は車体側に電気的に接続されており、ハンド
ルに装備された電話、エアバック、ホーンスイッチ等が
機能するように接続されている。
ステアリングシャフトは通常、タイヤが直進方向の位
置を中立とする左右に約2回転程度回るので、このケー
ブルリールも中立位置から左右に2.5回転、終端から終
端まで5回転の回転が可能となるフラットケーブルの長
さが必要となる。例えばケース3aの内径が100mm、回動
体1の外径が60mm、フラットケーブル厚みが約0.4mmと
すると、フラットケーブルの全長は約4mの長さが必要と
なるものとなる。
発明が解決しようとする課題 上記従来のケーブルリールを自動車に搭載し悪路等を
走行した場合、ケース3aが大きく振動し、フラットケー
ブル8がケース3aの壁と衝突し、この音が車内の異音と
して非常に耳障りでドライバーに不快感を起こさせるも
のとなっていた。
更に、フラットケーブル8が非常に長いため、ショー
ト、あるいは接着はがれ等の欠陥を有する可能性も高
く、信頼性に欠けるとともに、コストも高く、ケーブル
リールのコストの大半をこのフラットケーブル8が占め
てしまう程の価格構成上大きな比重となっていた。
課題を解決するための手段 上記課題を解決するために、本発明はケースと、この
ケース内に設けられた固定端部と、この固定端部と離間
してケース内に回動可能に保持された回動体と、一端が
上記固定端部に接合され固定端部を中心に複数回巻回さ
れると共に、他端が上記回動体の回動端部に接合された
可撓性を有するフラットケーブルからなるケーブルリー
ルとするものである。
作用 上記のようにフラットケーブルを固定端部を中心に複
数回巻き、他端は回動体に取付けることにより、ステア
リングシャフトの左右両回転のいずれにあっても、フラ
ットケーブルは回動体への巻き込み状態になり、フラッ
トケーブルの長さが同じ必要回転数に対して著しく短縮
でき、信頼性が高く安価で、且つ、フラットケーブルの
軽量化が図れ、ケース壁との衝突音を小さくして、異音
をドライバーに感じさせないケーブルリールを提供でき
るものである。
実施例 以下、本発明のケーブルリールの一実施例を第1図〜
第5図(a),(b)により説明する。
第1図は本発明の一実施例に係るケーブルリールの縦
断面図、第2図は第1図のB−B断面図であり、第3図
はフラットケーブルと回動体の固定部分の要部拡大図で
あり、第4図は第3図のC−C断面図、第5図(a)は
回動体を反時計方向に回転させた時のフラットケーブル
の状態を説明する説明図であり、第5図(b)は回動体
を時計方向に回転させた時のフラットケーブルの状態を
説明する説明図である。同図において下ケース12に固定
された固定端部14の端子15に接合されたフラットケーブ
ル18を固定端部14を中心として数回螺旋状に巻き、他方
の端部を下ケース12、上ケース13に対して相対的に回動
可能に上記固定端部14と離間して設けられている回動体
11に固定された回動端部16の端17に接合する。このフラ
ットケーブル18は第3図に示すようにポリエチレンテレ
フタレートフィルム18aの間に等間隔にステンレスなど
の金属箔21が挟み込まれているものであり、そして第5
図のように回動端部16側では、黄銅製の端子17に接合部
25において上記金属箔21がスポット溶接をされ、このま
わりをポリブチレンテレフタレート(PBT)などの樹脂
材料で成形し端子17の保持を確実にしているものであ
る。固定端部14側においてもフラットケーブル18と端子
15の関係は同様であり、ケース13a外に出た端子15に受
け端子(図示せず)を有するコネクタ(図示せず)を挿
入してケース13a外と接続されるものである。次に第2
図,第5図(a),(b)によりこのケーブルリールの
動作について説明すると、フラットケーブル18が上ケー
ス13の内壁いっぱいに拡がった状態が回動可能な回動体
1の回転範囲内における中立状態を示しており、そして
第5図(a),(b)はそれぞれ矢印方向に中立位置か
ら回動体11を回転させた状態を示し、これらの状態から
中立位置に回動体11を逆回転させると、フラットケーブ
ル18は弾性力によって上ケース13の内壁に広がり、中立
位置に戻ろうとする。ところでフラットケーブル18は回
動端部16近傍において、回転方向によってそれぞれ回動
端部16両側壁22,23に接するので、フラットケーブル18
の根元での破損が発生しないように両側壁22,23はフラ
ットケーブル18が有する金属箔の肉厚の10倍以上の曲率
半径を有するように設定している。なお、本ケーブルリ
ールの組立においては回動端部16は第3図のめ部24に
よりリベットめで回動体11に取付けられる。また固定
端部14と下ケース12、上ケース13と下ケース12の組付も
同様にリベットでカシメられる。
なお、中立位置から左右回転において2.5回転の回転
範囲が可能となるような長さを設定すると、例えば回動
体11の外径を従来例と同一でφ60mm、次に固定端部14の
外径をφ18mm、この固定端部14の周囲の上ケース13の内
壁はφ50mmとした時、回動体11が2.5回転したときに回
動体11に巻きつくフラットケーブル長は概算で約470mm
となる。従って第2図に示すようにフラットケーブル18
が固定端部14の周囲の上ケース13の内壁に拡がった状態
から第5図に示すように固定端部14に巻きついた状態で
の固定端部14の周囲に巻かれたフラットケーブル18の長
さの差は巻数を5巻とすると、 ・中立状態(第2図)における固定端部14でのフラット
ケーブル長さは φ50×π×5=785mm ・左(右)回転終端(第5図)における回転端部14での
フラットケーブル長さは φ18×π×5=282mmとなる。
上述はフラットケーブル厚みは半径に対して非常に小
さいとしたときの概略計算であるが、これによると両者
の差は503mmとなり、回動体11が2.5回転するために必要
な長さ470mm以上を充分満足し、フラットケーブル18の
全長は約800mmで回動体1の必要な回転範囲、左右2.5回
転を確保できることとなる。これは従来技術の例の4mに
比較して1/5の長さとなる。また中立位置に回動体11が
もどるときにはフラットケーブル18の弾性力によっても
どる時の回転トルクが従来より小さくなることとなる。
これは中立位置状態、すなわち車のタイヤが直進状態か
らカーブを曲がる時にハンドルを回転させるときは回動
体11も同様に回転し、この時の回動体11の回転トルクは
高くてもハンドル径が大きいため回転させる力には大き
い影響を及ぼさないが、ハンドルをもどすときには自動
的にもどる必要があり、回動体11の回転トルクは小さい
方が良く、フラットケーブルが短かく、中立位置状態に
回動体1がもどる時に回転トルクが従来構造のケーブル
リールよりも小さくなる本発明のケーブルリールは大き
な利点となる。
発明の効果 以上説明したように、本発明によるとフラットケーブ
ルの長さが従来よりも短かくできるため、信頼性が高
く、安価で、更に短かくなったフラットケーブルは軽量
となり、このフラットケーブルとケースの壁との衝突音
が極めて小さいケーブルリールを提供できるものである
とともに、実車状態で必要な中立位置に回転復帰すると
きの回転トルクの低トルク化を可能とするものである。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明の一実施例に係るケーブルリールの縦断
面図、第2図は同B−B断面図、第3図はフラットケー
ブルと回動体の固定部分の要部拡大図、第4図は第3図
のC−C断面図、第5図(a)は回動体を反時計方向に
回転させた時のフラットケーブルの状態を説明する説明
図、第5図(b)は回動体を時計方向に回転させた時の
フラットケーブルの状態を説明する説明図、第6図は従
来のケーブルリールの縦断面図、第7図は同A−A断面
図である。 4……固定端部、11……回動体、12……下ケース、13…
…上ケース、13a……ケース、18……フラットケーブ
ル。

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】ケースと、このケース内に設けられた固定
    端部と、この固定端部と離間してケース内に回動可能に
    保持された回動体と、一端が上記固定端部に接合され固
    定端部を中心に複数回巻回されると共に、他端が上記回
    動体の回動端部に接合された可撓性を有するフラットケ
    ーブルからなるケーブルリール。
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