JPH11187553A - 回転接続装置 - Google Patents

回転接続装置

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JPH11187553A
JPH11187553A JP34815697A JP34815697A JPH11187553A JP H11187553 A JPH11187553 A JP H11187553A JP 34815697 A JP34815697 A JP 34815697A JP 34815697 A JP34815697 A JP 34815697A JP H11187553 A JPH11187553 A JP H11187553A
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JP
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cable
rotation
connection device
rotary connection
center axis
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JP34815697A
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Tomoyuki Sakata
知之 坂田
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Sumitomo Wiring Systems Ltd
AutoNetworks Technologies Ltd
Sumitomo Electric Industries Ltd
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Sumitomo Wiring Systems Ltd
Sumitomo Electric Industries Ltd
Harness System Technologies Research Ltd
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    • HELECTRICITY
    • H01ELECTRIC ELEMENTS
    • H01RELECTRICALLY-CONDUCTIVE CONNECTIONS; STRUCTURAL ASSOCIATIONS OF A PLURALITY OF MUTUALLY-INSULATED ELECTRICAL CONNECTING ELEMENTS; COUPLING DEVICES; CURRENT COLLECTORS
    • H01R35/00Flexible or turnable line connectors, i.e. the rotation angle being limited
    • H01R35/02Flexible line connectors without frictional contact members
    • H01R35/025Flexible line connectors without frictional contact members having a flexible conductor wound around a rotation axis

Abstract

(57)【要約】 【課題】 自動車のステアリングホイール取付部に設け
られる回転接続装置を、ケーブルの導体本数が多くなっ
ても回転中心軸の方向と回転中心軸に直交する方向のい
ずれにもサイズが極端に大きくならないようにする。 【解決手段】 回転中心軸19を中心として互いに相対
回転可能な固定側部材26と回転側部材27と、これら
両部材26,27の間に形成される環状の空間部30に
収納されたケーブル28とを備えた回転接続装置25に
おいて、ケーブル28は、回転中心軸19に直交する面
内で略C字状となるように成形されたフレキシブル・プ
リント・サーキット(FPC)28′を、回転中心軸1
9に対して所定のテーパ角度θとなるように重ね巻きし
て形成されて、その重ね巻き方向が逆になるように中間
部28dで折り返された状態で上記空間部30に収納さ
れており、かつ、このケーブル28の一方の端部28b
は固定側部材26に保持され、他方の端部28cは回転
側部材27に保持されている。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、自動車、家電機器
等における互いに相対回転する部分間の電気的接続に使
用される回転接続装置に関する。
【0002】
【従来の技術】自動車のステアリングホイール取付部
は、例えば図7及び図8に示すように、ボディに固定さ
れたブラケット1内にステアリングシャフト2が回転自
在に支持されており、ブラケット1の上側には、スイッ
チ装置3と回転接続装置4とが設けられている。そし
て、これらスイッチ装置3と回転接続装置4を貫通して
上方に突出するステアリングシャフト2の先端部に、こ
のシャフト2と一体回転するようにステアリングホイー
ル6が取り付けられている。また、ステアリングホイー
ル6には、ホーンスイッチ、エアバッグ等の電装品7が
必要に応じて装備される。スイッチ装置3は、例えばタ
ーンシグナルランプ、ワイパー等のスイッチを一体に組
み付けたもので、その左右側面に上記スイッチをそれぞ
れ切替操作するための操作レバー8,9が取り付けられ
ている。
【0003】上記回転接続装置4は、ステアリングホイ
ール6と共に回転運動する上記電装品7とボディ側の回
路とを電気的に接続するための装置であって、従来、下
記に例示する構成のものが使用されていた。
【0004】図9〜図11に示す第1従来例の回転接続
装置は、ボディ側に固定される固定側部材10と、ステ
アリングホイール6と一体回転する回転側部材11との
間に形成される環状の空間部12に、ケーブル(フレキ
シブル・フラット・ケーブル…FFC)13を渦巻き状
に巻回させて収納し、図8に示したように、このケーブ
ル13の外側端部に取り付けたコネクタ15をブラケッ
ト1側に設けたコネクタ16に接続し、またケーブル1
3の内側端部に取り付けたコネクタ17を電装品7に設
けたコネクタ18に接続している。図9(a)に示すよ
うに、回転側部材11が時計回り方向に回転する時は、
ケーブル13が回転側部材11の外周部に巻き付き、ま
た図9(b)に示すように、回転側部材11が反時計回
り方向に回転する時は、ケーブル13が固定側部材10
の側壁に沿って這うように巻き戻される。これにより、
固定側部材10と回転側部材11が相対回転しても、ボ
ディ側の電気回路とステアリングホイール6の電装品7
が電気的に接続された状態に維持されるのである。
【0005】このため、図10に示すように、ケーブル
13の巻回方向を途中で反転させる回転ガイド20を設
けて、その反転部を回転側部材11の回転に応じて移動
可能となるように構成したものがある。この構成は、図
9の構成とは逆に、図10(a)に示すように、回転側
部材11が時計回り方向に回転する時は、ケーブル13
が固定側部材10の側壁に沿って這うように巻き戻さ
れ、また図10(b)に示すように、回転側部材11が
反時計回り方向に回転する時は、ケーブル13が回転側
部材11の外周部に巻き付く。この構成は、ケーブル1
3の巻回方向を途中で反転させることにより、ケーブル
13の全長を図9に示す構成のものに比べ短くすること
ができる。
【0006】これら第1従来例のものは、回転中心軸回
りに巻回されるケーブル13が、図11に示すように、
複数の導体を回転中心軸19の方向、すなわち上下回転
軸方向に並べて配置したフラット状になっている。した
がって、ケーブル13の導体の本数を多くすると、ケー
ブル13の回転中心軸19の方向の幅が大きくなり、自
動車のステアリングホイール取付部用の回転接続装置の
場合、回転接続装置を組み付けるためのスペースを確保
するのが難しくなる。また、組立時にケーブル13を巻
回させるという面倒な工程が必要であると共に、組立時
にケーブル13の導体の端部を直接或はコネクタ等を介
して間接的に電気回路に接続していたが、これらの作業
も煩雑で、組立作業に長時間を要する原因となってい
る。
【0007】なお、ケーブル13を上記FFCに代え
て、フレキシブル・プリント・サーキット(FPC)を
用いることも考えられるが、ケーブル13の全長が約2
mにもなるので、製造が非常に困難である。
【0008】一方、図12及び図13に示す第2従来例
の回転接続装置は、ケーブル(FFC又はFPC)13
内に上記回転中心軸19と交差する面内に複数の導体を
平行に整列させて設け、この導体の整列面に平行な渦巻
き状に形成すると共に、その渦巻き方向が逆になるよう
に回転ガイド20で中間部で折り返して、このケーブル
13の一方の端部13aを固定側部材10に保持し、他
方の端部13bを回転側部材11に保持している(特開
平2−215071号公報参照)。
【0009】この第2従来例の構成では、ケーブル13
の導体本数を増加しても、ケーブル13の回転中心軸方
向の幅は変わらないので、回転接続装置4が回転中心軸
方向にはサイズが大きくならないと共に、ケーブル13
を渦巻き形状に巻回する作業が不要であり、巻回したも
のがばらけないという利点がある。
【0010】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、第2従
来例では、渦巻き状のケーブル13によって、回転接続
装置4が回転中心軸19の方向にはサイズが大きくなら
ないものの、逆に回転中心軸19に直交する方向のサイ
ズが大きくなるという問題がある。
【0011】本発明は、このような事情に鑑み、例えば
自動車のステアリングホイール取付部に設けられる回転
接続装置を、ケーブルの導体本数が多くなっても回転中
心軸の方向と回転中心軸に直交する方向のいずれにもサ
イズが極端に大きくならないようにすることを課題とし
ている。
【0012】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決するため
に、本発明は、回転中心軸を中心として互いに相対回転
可能な固定側部材と回転側部材と、これら両部材の間に
形成される環状の空間部に収納されたケーブルとを備え
た回転接続装置において、上記ケーブルは、回転中心軸
に直交する面内で略C字状となるように成形されたフレ
キシブル・プリント・サーキットを、回転中心軸に対し
て所定のテーパ角度となるように重ね巻きして形成され
て、その重ね巻き方向が逆になるように中間部で折り返
された状態で上記空間部に収納されており、かつ、この
ケーブルの一方の端部は固定側部材に保持され、他方の
端部は回転側部材に保持されていることを特徴とする回
転接続装置を提供するものである。
【0013】本発明によれば、回転中心軸に直交する面
内で略C字状となるようにフレキシブル・プリント・サ
ーキット(以下、FPCと略記する。)を成形した後
に、このFPCを、回転中心軸に対して所定のテーパ角
度となるように重ね巻きしてケーブルを形成し、このケ
ーブルは、その重ね巻き方向が逆になるように中間部で
折り返した状態で固定側部材と回転側部材との間の空間
部に収納する。
【0014】請求項2のように、上記固定側部材と回転
側部材との間に、両者に対し回転自在で、上記ケーブル
の折返し部の移動を案内する回転ガイドが設けられてい
るのが好ましい。
【0015】請求項3のように、電気部品に接続される
接点を有する配線部が上記ケーブルの端部に一体に成形
されている構成とすることができる。
【0016】請求項4のように、部品実装用の配線部が
上記ケーブルの端部に一体に成形されている構成とする
ことができる。
【0017】
【発明の実施の形態】以下、本発明の好ましい実施の形
態を図面に基づいて説明する。なお、従来技術と同一構
成・作用の箇所は同一番号を付して詳細な説明は省略す
る。
【0018】図1〜図3に示すように、回転接続装置2
5は、固定側部材である下ケース部材26と、回転側部
材である上ケース部材27とを備え、これら両ケース部
材26,27を組み合わせてなるケース内にケーブル2
8と回転ガイド29がそれぞれ収納される。
【0019】下ケース部材26は、上記回転中心軸19
に直交するフラット底面部26aと、回転中心軸19に
対して所定のテーパ角度θ(図3の例ではθ=20度)
で立ち上がったテーパ内壁部26bと、このテーパ内壁
部26bと直交するように、フラット底面部26aから
外方へ突出する傾斜底面部26cとで構成され、テーパ
内壁部26bには、上記ステアリングシャフト2が貫通
する中心穴26dに連通するスリット状のケーブル引き
出し部26eが形成されている。
【0020】上ケース部材27は、下ケース部材26の
フラット底面部26aと平行なフラット上面部27a
と、下ケース部材26の傾斜底面部26cと平行な傾斜
上面部27cと、下ケース部材26のテーパ内壁部26
bと平行なテーパ外壁部27bとで構成され、フラット
上面部27aには、上記ステアリングシャフト2が貫通
する中心穴27dが形成されると共に、テーパ外壁部2
7bには、ケーブル引き出し部を兼ねるコネクタ保持部
27eが形成されている。
【0021】なお、上ケース部材27は、フラット上面
部27aと傾斜上面部27cとを形成した部材27A
と、テーパ外壁部27bとケーブル保持部27eとを形
成した部材27Bとを組み立て結合している。
【0022】下ケース部材26のフラット底面部26a
の上面26fに上ケース部材27のフラット上面部27
aの下面27fをあてがった状態で両ケース部材26,
27を組み立て結合すると、両ケース部材26,27の
間に環状の空間部30が形成される。
【0023】上記ケーブル28は、図4(a)に成形時
の展開状態を示すように、上記回転中心軸19に直交す
る面内で略C字状となるようにFPC28′を成形す
る。このFPC28′は、周知のように、複数本の銅箔
パターン(導体)28aをフレキシブルな絶縁シートで
被覆したものであって、略C字状の銅箔パターン28a
に絶縁シートを被覆したものを、銅箔パターン28aの
形状に合わせて成形型により成形裁断することで製造が
可能である。
【0024】上記FPC28′の一方(図4(a)にお
いて右側)の端部は、外向きに90度で折曲させて、銅
箔パターン28aの一部を露出させた上ケース部材27
の接続端部28bとすると共に、他方(図4(a)にお
いて左側)の端部は、内向きに90度で折曲させて、銅
箔パターン28aの一部を露出させた下ケース部材26
の接続端部28cとする。
【0025】上記FPC28′を、図1に示したよう
に、回転中心軸29に対して上記したテーパ角度θとな
るように重ね巻きすることにより、ケーブル28が形成
されるようになり、このケーブル28は、その重ね巻き
方向が逆になるように中間部で折り返した状態で上記両
ケース部材26,27の空間部30に収納される。
【0026】上記ケーブル28の各接続端部28b,2
8cの銅箔パターン28aには、コネクタ31,32の
端子31a,32aがかしめ、溶接、半田付け等でそれ
ぞれ接続されている。なお、コネクタ31,32から出
る電線を接続するようにしても良い。
【0027】上記コネクタ31を下ケース部材26の中
心穴26d内に位置させた状態でケーブル28の接続端
部28bがケーブル引き出し部26eから下向きに外部
に引き出されることで、接続端部28bが下ケース部材
26で保持されると共に、コネクタ32を上ケース部材
27のケーブル保持部27e外に位置させた状態でケー
ブル28の接続端部28cがケーブル保持部27eから
上向きに外部に引き出されることで、接続端部28cが
上ケース部材27で保持されるようになる。
【0028】上記回転ガイド29は、所定の肉厚を有す
るドーナツ型の円板に、中心穴の内周面29aと外周面
29bとを連通する径方向の切込み29cを入れた形状
をしている。この回転ガイド29は、ケーブル28の外
側部分と内側部分の間に位置するように空間部30内に
組み付けられ、下ケース部材26に対しても上ケース部
材27に対しても回転自在となっている。
【0029】上記ケーブル28の折返し部28dは、上
記切込み29cを通しており、この折返し部28dが連
続する滑らかな曲線形状となるように、切込み29cの
壁面は曲面状に形成されている。
【0030】上記回転接続装置25をステアリングホイ
ール取付部に使用する場合、下ケース部材26をブラケ
ット1に固定すると共に、上ケース部材27をステアリ
ングホイール6に一体回転するように取り付ける。ステ
アリングシャフト2は、下ケース部材26の中心穴26
dと上ケース部材27の中心穴27dに挿通される。
【0031】そして、下ケース部材26のケーブル引出
し部26eからケーブル28の接続端部28bを引き出
して、そのコネクタ31をボディ側のコネクタと結合す
る。また、上ケース部材27のケーブル保持部27eか
らケーブル28の接続端部28cを引き出して、そのコ
ネクタ32をスタアリングホイール6に装備される電装
品7のコネクタと結合する。
【0032】このように、ケーブル28の接続端部28
b,28cにコネクタ31,32をそれぞれ取り付け、
このコネクタ31,32を介してケーブル28と外部の
電気回路を接続する構成とすると接続の互換性が得られ
る。
【0033】そして、ステアリングホイール6の右回転
操作Rにより、上ケース部材27が下ケース部材26に
対して右回転すると、ケーブル28の折返し部28dが
外側へ順次に移動し、ケーブル28が回転ガイド29の
外側、つまり上ケース部材27のテーパ外壁部27bに
沿った位置へ繰り出される。
【0034】また、ステアリングホイール6の左回転操
作Lにより、上ケース部材27が下ケース部材26に対
して左回転すると、ケーブル28の折返し部28dが内
側へ順次に移動し、ケーブル28が回転ガイド29の内
側、つまり下ケース部材26のテーパ内壁部26bに沿
った位置へ繰り出される。
【0035】上ケース部材27の回転に応じて、回転ガ
イド29が上ケース部材27及び下ケース部材26に対
し回転することにより、ケーブル折返し部28dが移動
する。ケーブル28自体は、下ケース部材26に沿う位
置と上ケース部材27に沿う位置との間を移動するだけ
であって、巻回面内での移動は行わない。
【0036】また、回転ガイド29を設けることによ
り、ケーブル28の外側部分と内側部分が互いに干渉し
たり、折返し部28dが折れ曲がったりすることが防止
され、下ケース部材26側から上ケース部材27側への
ケーブル28の移動、或はその逆向きのケーブル28の
移動が、ケーブル4が弛んだり暖んだりすることなく円
滑に行われる。なお、回転ガイド29は、プラスチック
材料等の軽量の材料で製作し、さらに中空状にするなど
して軽量化するのが望ましい。
【0037】上記ケーブル28は、テーパ形状に形成し
ていることから、ケーブル28の導体本数(銅箔パター
ン本数)が多くなっても、第1従来例と比べて回転中心
軸19の方向のサイズが大きくならなくなると共に、第
2従来例と比べて回転中心軸19に直交する方向のサイ
ズも極端に大きくならなくなる。
【0038】また、コネクタ(電気部品)31,32の
端子31a,32aに接続できるように一部を露出させ
た銅箔パターン28a(接点)を有する配線部をケーブ
ル28の各接続端部28b,28cに一体に成形してい
るので、ケーブル28の各接続端部28b,28cに別
体の配線部を接続する必要がない。
【0039】図5及び図6に示すように、上ケース部材
27のフラット上面部27aの上面27gをフラットに
形成する一方、図4(b)に示すように、ケーブル28
の接続端部28cを延長して、中心穴27dに一致する
穴28fを有し、フラット上面部27aの上面27gに
載置される環状の配線部28eを形成すると共に、この
配線部28eの外周に、複数個のコネクタ32(A),
32(B)の端子32aをそれぞれ接続するための接続
端部28c−1,28c−2を一体的に形成する。な
お、34は、配線部28eを覆うカバーである。
【0040】このように、多数個の電気部品33の実装
用の配線部28eをケーブル28の接続端部28cに一
体に成形すると、別体の電気部品の実装用基板が不要に
なるので、部品点数が減少すると共に、複数個のコネク
タ32(A),32(B)の端子32aをそれぞれ接続
することができる。
【0041】
【発明の効果】以上の説明から明らかなように、本発明
の回転接続装置は、回転中心軸に直交する面内で略C字
状となるように成形したFPCを、回転中心軸に対して
所定のテーパ角度となるように重ね巻きしてケーブルを
形成したから、ケーブルがテーパ形状になるので、ケー
ブルの導体本数が多くなっても、第1従来例と比べて回
転中心軸の方向のサイズが大きくならなくなると共に、
第2従来例と比べて回転中心軸に直交する方向のサイズ
が大きくならなくなるという利点を有し、固定側と回転
側との間に多数の電気配線が設けられる回転部に使用す
るのに適したものとなる。
【0042】また、請求項2のように、固定側部材と回
転側部材との間に、ケーブルの折返し部の移動を案内す
る回転ガイドを設けていると、折り返し部の移動が円滑
になる。
【0043】さらに、請求項3のように、電気部品に接
続される接点を有する配線部をケーブルの端部に一体に
成形すると、ケーブルの端部に別体の配線部を接続する
必要がない。さらにまた、請求項4のように、部品実装
用の配線部をケーブルの端部に一体に成形すると、別体
の部品実装基板が不要になるので、部品点数が減少する
と共に、組立作業の簡略化が可能となる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明の回転接続装置の分解斜視図であ
る。
【図2】 回転接続装置の組み立て斜視図である。
【図3】 回転接続装置の断面図である。
【図4】 ケーブルであり、(a)は平面図、(b)
は変形例の平面図である。
【図5】 変形例の回転接続装置の組み立て斜視図で
ある。
【図6】 変形例の回転接続装置の断面図である。
【図7】 自動車のステアリングホイール取付部の正
面図である。
【図8】 自動車のステアリングホイール取付部の分
解図である。
【図9】 (a)(b)は、第1従来例の回転接続装
置のそれぞれ異なる状態を表す図である。
【図10】 (a)(b)は、図9と異なる回転接続装
置のそれぞれ異なる状態を表す図である。
【図11】 図9に示す回転接続装置の分解図である。
【図12】 第2従来例の回転接続装置のケーブルの斜
視図である。
【図13】 図12に示す回転接続装置の要部破断斜視
図である。
【符号の説明】
19 回転中心軸 25 回転接続装置 26 下ケース部材(固定側部材) 27 上ケース部材(回転側部材) 28 ケーブル 28′ FPC(フレキシブル・プリント・サーキッ
ト) 28b,28c 接続端部(配線部) 28d 折り返し部 28e 配線部 29 回転ガイド 30 空間部 31,32 コネクタ 33 電気部品 θ テーパ角度

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 回転中心軸を中心として互いに相対回転
    可能な固定側部材と回転側部材と、これら両部材の間に
    形成される環状の空間部に収納されたケーブルとを備え
    た回転接続装置において、 上記ケーブルは、回転中心軸に直交する面内で略C字状
    となるように成形されたフレキシブル・プリント・サー
    キットを、回転中心軸に対して所定のテーパ角度となる
    ように重ね巻きして形成されて、その重ね巻き方向が逆
    になるように中間部で折り返された状態で上記空間部に
    収納されており、かつ、このケーブルの一方の端部は固
    定側部材に保持され、他方の端部は回転側部材に保持さ
    れていることを特徴とする回転接続装置。
  2. 【請求項2】 上記固定側部材と回転側部材との間に、
    両者に対し回転自在で、上記ケーブルの折返し部の移動
    を案内する回転ガイドが設けられている請求項1に記載
    の回転接続装置。
  3. 【請求項3】 電気部品に接続される接点を有する配線
    部が上記ケーブルの端部に一体に成形されている請求項
    1又は請求項2に記載の回転接続装置。
  4. 【請求項4】 部品実装用の配線部が上記ケーブルの端
    部に一体に成形されている請求項1〜請求項3のいずれ
    かに記載の回転接続装置。
JP34815697A 1997-12-17 1997-12-17 回転接続装置 Withdrawn JPH11187553A (ja)

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JP34815697A JPH11187553A (ja) 1997-12-17 1997-12-17 回転接続装置
US09/210,934 US6116930A (en) 1997-12-17 1998-12-15 Rotary connection unit
EP98123923A EP0924815B1 (en) 1997-12-17 1998-12-16 Rotary connection unit
DE69824264T DE69824264T2 (de) 1997-12-17 1998-12-16 Drehverbindungseinheit

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US (1) US6116930A (ja)
EP (1) EP0924815B1 (ja)
JP (1) JPH11187553A (ja)
DE (1) DE69824264T2 (ja)

Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
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