JP2000223229A - ハンドルとステアリングコラム間の電気的接続装置 - Google Patents
ハンドルとステアリングコラム間の電気的接続装置Info
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- H01R—ELECTRICALLY-CONDUCTIVE CONNECTIONS; STRUCTURAL ASSOCIATIONS OF A PLURALITY OF MUTUALLY-INSULATED ELECTRICAL CONNECTING ELEMENTS; COUPLING DEVICES; CURRENT COLLECTORS
- H01R35/00—Flexible or turnable line connectors, i.e. the rotation angle being limited
- H01R35/02—Flexible line connectors without frictional contact members
- H01R35/025—Flexible line connectors without frictional contact members having a flexible conductor wound around a rotation axis
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- H—ELECTRICITY
- H01—ELECTRIC ELEMENTS
- H01R—ELECTRICALLY-CONDUCTIVE CONNECTIONS; STRUCTURAL ASSOCIATIONS OF A PLURALITY OF MUTUALLY-INSULATED ELECTRICAL CONNECTING ELEMENTS; COUPLING DEVICES; CURRENT COLLECTORS
- H01R2201/00—Connectors or connections adapted for particular applications
- H01R2201/26—Connectors or connections adapted for particular applications for vehicles
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- Mechanical Engineering (AREA)
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- Electric Cable Arrangement Between Relatively Moving Parts (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【課題】 フラットケーブルの内周面側の巻回部分とハ
ウジングとの摺動による異音の発生を防止するハンドル
とステアリングコラム間の電気的接続装置を提供する。 【解決手段】 ハウジング１の内周側に回転体２を回転
自在に設け、これら回転体２とハウジング１との間に円
環状のケーブル収容室４を形成し、このケーブル収容室
４内に可撓性のフラットケーブル５を、この一端側を内
周面４ａに沿って巻回し、他端側を外周面４ｂに沿って
逆方向に巻回し、かつ、内周面４ａ側の巻回方向と外周
面４ｂ側の巻回方向とを反転部５ａを境として逆転させ
て収容し、ケーブル収容室４を形成する上側内面４ｃ
で、かつ、その内周側と外周側との位置に、下方に突出
する内周側突出部１５と外周側突出部１６を設け、この
外周側突出部１６に対して内周側突出部１５の突出量を
小さく設定した（ｈ１＞ｈ２）。
ウジングとの摺動による異音の発生を防止するハンドル
とステアリングコラム間の電気的接続装置を提供する。 【解決手段】 ハウジング１の内周側に回転体２を回転
自在に設け、これら回転体２とハウジング１との間に円
環状のケーブル収容室４を形成し、このケーブル収容室
４内に可撓性のフラットケーブル５を、この一端側を内
周面４ａに沿って巻回し、他端側を外周面４ｂに沿って
逆方向に巻回し、かつ、内周面４ａ側の巻回方向と外周
面４ｂ側の巻回方向とを反転部５ａを境として逆転させ
て収容し、ケーブル収容室４を形成する上側内面４ｃ
で、かつ、その内周側と外周側との位置に、下方に突出
する内周側突出部１５と外周側突出部１６を設け、この
外周側突出部１６に対して内周側突出部１５の突出量を
小さく設定した（ｈ１＞ｈ２）。
Description
【０００１】
【発明の属する技術分野】本発明は、車輌用操舵装置に
おけるハンドルとステアリングコラム間の電気的接続装
置に関する。
おけるハンドルとステアリングコラム間の電気的接続装
置に関する。
【０００２】
【従来の技術】近年、自動車の電子制御化が進み、自動
車の操舵装置におけるハンドル（ステアリングホイー
ル）に電子制御のための各種のスイッチが設けられてお
り、このスイッチを電気配線によってステアリングコラ
ム側に接続する必要がある。自動車のハンドルは、複数
回左右に回転可能なように設定されているため、ハンド
ルの回転軸とステアリングコラムとを電気的に接続する
ためには、一般に複数の導線を備えた可撓性のフレキシ
ブルフラットケーブル（ＦＦＣ）が、ハンドル軸に固定
された回転体とステアリングコラム側に固定されたハウ
ジングとの間に渦巻き状態で、或いは途中で折り返され
た反転渦巻き状態で設けられた構成の、ハンドルとステ
アリングコラム間の電気的接続装置が用いられる。
車の操舵装置におけるハンドル（ステアリングホイー
ル）に電子制御のための各種のスイッチが設けられてお
り、このスイッチを電気配線によってステアリングコラ
ム側に接続する必要がある。自動車のハンドルは、複数
回左右に回転可能なように設定されているため、ハンド
ルの回転軸とステアリングコラムとを電気的に接続する
ためには、一般に複数の導線を備えた可撓性のフレキシ
ブルフラットケーブル（ＦＦＣ）が、ハンドル軸に固定
された回転体とステアリングコラム側に固定されたハウ
ジングとの間に渦巻き状態で、或いは途中で折り返され
た反転渦巻き状態で設けられた構成の、ハンドルとステ
アリングコラム間の電気的接続装置が用いられる。
【０００３】従来の反転渦巻きタイプの電気的接続装置
として、特開平８−７８１２５号公報に開示されたもの
があり、その構成が図２〜図６に示されている。図２〜
図６に示すように、ハウジング１はアンダーカバー１ａ
とアッパーカバー１ｂとから成り、これら各カバー１
ａ，１ｂ間の内周側に回転体２が回転自在に設けられて
いる。この回転体２は下側回転体２ａと中間回転体２ｂ
及び上側回転体２ｃとから成り、これら下側回転体２ａ
と中間回転体２ｂ及び上側回転体２ｃが複数のネジ３で
締結固定されている。尚、回転体２が図示しないハンド
ルの軸側に固定され、ハウジング１が図示しないステア
リングコラム側に固定される。
として、特開平８−７８１２５号公報に開示されたもの
があり、その構成が図２〜図６に示されている。図２〜
図６に示すように、ハウジング１はアンダーカバー１ａ
とアッパーカバー１ｂとから成り、これら各カバー１
ａ，１ｂ間の内周側に回転体２が回転自在に設けられて
いる。この回転体２は下側回転体２ａと中間回転体２ｂ
及び上側回転体２ｃとから成り、これら下側回転体２ａ
と中間回転体２ｂ及び上側回転体２ｃが複数のネジ３で
締結固定されている。尚、回転体２が図示しないハンド
ルの軸側に固定され、ハウジング１が図示しないステア
リングコラム側に固定される。
【０００４】そして、ハウジング１と回転体２との間に
は円環状のケーブル収容室（環状空間）４が形成され、
このケーブル収容室４の内周面４ａ及び内周側下面は回
転体２にて、外周面４ｂと上側内面４ｃ及び外周側下面
はハウジング１にてそれぞれ形成されている。このケー
ブル収容室４には可撓性のフレキシブルフラットケーブ
ル５が収容され、このフレキシブルフラットケーブル５
の一端が回転体２側のコネクタ６に、他端がハウジング
１側のコネクタ７にそれぞれ固定されている。また、フ
レキシブルフラットケーブル５の一端側が内周面４ａに
沿って巻回され、他端側がインターナルギア１０を介し
て外周面４ｂに沿って上記とは逆方向に巻回され、か
つ、内周面４ａ側の巻回方向と外周面４ｂ側の巻回方向
とは反転部５ａを境として逆転されている。
は円環状のケーブル収容室（環状空間）４が形成され、
このケーブル収容室４の内周面４ａ及び内周側下面は回
転体２にて、外周面４ｂと上側内面４ｃ及び外周側下面
はハウジング１にてそれぞれ形成されている。このケー
ブル収容室４には可撓性のフレキシブルフラットケーブ
ル５が収容され、このフレキシブルフラットケーブル５
の一端が回転体２側のコネクタ６に、他端がハウジング
１側のコネクタ７にそれぞれ固定されている。また、フ
レキシブルフラットケーブル５の一端側が内周面４ａに
沿って巻回され、他端側がインターナルギア１０を介し
て外周面４ｂに沿って上記とは逆方向に巻回され、か
つ、内周面４ａ側の巻回方向と外周面４ｂ側の巻回方向
とは反転部５ａを境として逆転されている。
【０００５】また、ケーブル収容室４内には多数のガイ
ドローラ８をピン９ａを介して回転自在に支持するキャ
リア９と、インターナルギア１０とが移動自在に配置さ
れている。キャリア９はフレキシブルフラットケーブル
５の内周面４ａ側の巻回部分５ｂと外周面４ｂ側の巻回
部分５ｃとの間に配置され、この双方の巻回方向が逆転
する反転部５ａはキャリア９上の所定のガイドローラ８
に位置している。さらに、キャリア９の下面側には遊星
歯車１１が回転自在に支持され、遊星歯車１１は中間回
転体２ｂの外周面の歯部１２とインターナルギア１０の
内周面の歯部１３とにそれぞれ噛み合っている。
ドローラ８をピン９ａを介して回転自在に支持するキャ
リア９と、インターナルギア１０とが移動自在に配置さ
れている。キャリア９はフレキシブルフラットケーブル
５の内周面４ａ側の巻回部分５ｂと外周面４ｂ側の巻回
部分５ｃとの間に配置され、この双方の巻回方向が逆転
する反転部５ａはキャリア９上の所定のガイドローラ８
に位置している。さらに、キャリア９の下面側には遊星
歯車１１が回転自在に支持され、遊星歯車１１は中間回
転体２ｂの外周面の歯部１２とインターナルギア１０の
内周面の歯部１３とにそれぞれ噛み合っている。
【０００６】また、図６に示すように、ケーブル収容室
４の上側内面４ｃで、かつ、該ケーブル収容室４の内周
側と外周側との位置には、下方に突出する内周側突出部
１４ａと外周側突出部１４ｂとが円周方向に同一高さで
一体突出形成されている。
４の上側内面４ｃで、かつ、該ケーブル収容室４の内周
側と外周側との位置には、下方に突出する内周側突出部
１４ａと外周側突出部１４ｂとが円周方向に同一高さで
一体突出形成されている。
【０００７】上記構成において、回転体２が時計方向
（図４中矢印ａ方向）に回転すると、フレキシブルフラ
ットケーブル５の内周面４ａ側の巻回部分５ｂが送り出
され、この送り出されたフレキシブルフラットケーブル
５の部分がキャリア９上の所定のガイドローラ８で反転
部５ａとなって反転されて外周面４ｂ側に巻き取られ
る。このフレキシブルフラットケーブル５の送り出し・
巻き取り動作にあって該フレキシブルフラットケーブル
５の反転部５ａは時計方向に徐々に変位することになる
が、回転体２の回転で遊星歯車１１が回転し、この回転
力の伝達によってキャリア９もケーブル収容室４内を時
計方向に移動することになるため、フレキシブルフラッ
トケーブル５はキャリア９から外力を受けることなく送
り出し・巻き取り動作を行うことができる。
（図４中矢印ａ方向）に回転すると、フレキシブルフラ
ットケーブル５の内周面４ａ側の巻回部分５ｂが送り出
され、この送り出されたフレキシブルフラットケーブル
５の部分がキャリア９上の所定のガイドローラ８で反転
部５ａとなって反転されて外周面４ｂ側に巻き取られ
る。このフレキシブルフラットケーブル５の送り出し・
巻き取り動作にあって該フレキシブルフラットケーブル
５の反転部５ａは時計方向に徐々に変位することになる
が、回転体２の回転で遊星歯車１１が回転し、この回転
力の伝達によってキャリア９もケーブル収容室４内を時
計方向に移動することになるため、フレキシブルフラッ
トケーブル５はキャリア９から外力を受けることなく送
り出し・巻き取り動作を行うことができる。
【０００８】また、回転体２が反時計方向（図４中矢印
ｂ方向）に回転すると、フレキシブルフラットケーブル
５の外周面４ｂ側の巻回部分５ｃが送り出され、この送
り出されたフレキシブルフラットケーブル５の部分がキ
ャリア９上の所定のガイドローラ８で反転部５ａとなっ
て反転されて内周面４ａ側に巻き取られる。このフレキ
シブルフラットケーブル５の送り出し・巻き付け動作に
あっても、前記と同様に理由によりキャリア９がケーブ
ル収容室４内を反時計方向に移動し、フレキシブルフラ
ットケーブル５はキャリア９から外力を受けることなく
送り出し・巻き取り動作を行うことができる。
ｂ方向）に回転すると、フレキシブルフラットケーブル
５の外周面４ｂ側の巻回部分５ｃが送り出され、この送
り出されたフレキシブルフラットケーブル５の部分がキ
ャリア９上の所定のガイドローラ８で反転部５ａとなっ
て反転されて内周面４ａ側に巻き取られる。このフレキ
シブルフラットケーブル５の送り出し・巻き付け動作に
あっても、前記と同様に理由によりキャリア９がケーブ
ル収容室４内を反時計方向に移動し、フレキシブルフラ
ットケーブル５はキャリア９から外力を受けることなく
送り出し・巻き取り動作を行うことができる。
【０００９】そして、上記したように、フレキシブルフ
ラットケーブル５の送り出し・巻き取り動作にあってフ
レキシブルフラットケーブル５の反転部５ａは時計方
向、或いは、反時計方向に移動し、このフレキシブルフ
ラットケーブル５の反転部５ａが上側内面４ｃを摺動す
ると、該フレキシブルフラットケーブル５の反転部５ａ
が比較的に振動自由であることから大きな異音が発生す
ることになる。しかし、フレキシブルフラットケーブル
５に上方への外力が作用しても該フレキシブルフラット
ケーブル５の内周面４ａ側の巻回部分５ｂと外周面４ｂ
側の巻回部分５ｃとの上端縁が内周側突出部１４ａと外
周側突出部１４ｂに当接して、フレキシブルフラットケ
ーブル５の反転部５ａが上側内面４ｃに接触するのを阻
止するために、フレキシブルフラットケーブル５の反転
部５ａが摺動することによる異音の発生が防止されてい
る。
ラットケーブル５の送り出し・巻き取り動作にあってフ
レキシブルフラットケーブル５の反転部５ａは時計方
向、或いは、反時計方向に移動し、このフレキシブルフ
ラットケーブル５の反転部５ａが上側内面４ｃを摺動す
ると、該フレキシブルフラットケーブル５の反転部５ａ
が比較的に振動自由であることから大きな異音が発生す
ることになる。しかし、フレキシブルフラットケーブル
５に上方への外力が作用しても該フレキシブルフラット
ケーブル５の内周面４ａ側の巻回部分５ｂと外周面４ｂ
側の巻回部分５ｃとの上端縁が内周側突出部１４ａと外
周側突出部１４ｂに当接して、フレキシブルフラットケ
ーブル５の反転部５ａが上側内面４ｃに接触するのを阻
止するために、フレキシブルフラットケーブル５の反転
部５ａが摺動することによる異音の発生が防止されてい
る。
【００１０】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、前記従
来のハンドルとステアリングコラム間の電気的接続装置
では、回転体２の回転に際してはフレキシブルフラット
ケーブル５の内周面４ａ側の巻回部分５ｂも共に回転す
るので、その巻回部分５ｂの上端縁が内周側突出部１４
ａを摺動すると、異音の発生の原因になる。
来のハンドルとステアリングコラム間の電気的接続装置
では、回転体２の回転に際してはフレキシブルフラット
ケーブル５の内周面４ａ側の巻回部分５ｂも共に回転す
るので、その巻回部分５ｂの上端縁が内周側突出部１４
ａを摺動すると、異音の発生の原因になる。
【００１１】そこで、本発明は、前記した課題を解決す
べくなされたものであり、可撓性のフラットケーブルの
反転部とハウジングとの摺動による異音の発生を防止す
ると共に、フラットケーブルの内周面側の巻回部分とハ
ウジングとの摺動による異音の発生をも防止して摺動音
のさらなる低減化を図ることできる低コスト構成のハン
ドルとステアリングコラム間の電気的接続装置を提供す
ることを目的とする。
べくなされたものであり、可撓性のフラットケーブルの
反転部とハウジングとの摺動による異音の発生を防止す
ると共に、フラットケーブルの内周面側の巻回部分とハ
ウジングとの摺動による異音の発生をも防止して摺動音
のさらなる低減化を図ることできる低コスト構成のハン
ドルとステアリングコラム間の電気的接続装置を提供す
ることを目的とする。
【００１２】
【課題を解決するための手段】請求項１の発明は、ステ
アリングコラムの内部に固定されたハウジングの内周側
に回転体を回転自在に設け、この回転体と前記ハウジン
グとの間に、内周面を前記回転体が形成し、外周面及び
上側内面を少なくとも前記ハウジングが形成する円環状
のケーブル収容室を形成し、このケーブル収容室内に一
端を前記回転体に、他端を前記ハウジングにそれぞれ固
定した可撓性のフラットケーブルを収容し、このフラッ
トケーブルの一端側を前記内周面に沿って巻回し、他端
側を前記外周面に沿って逆方向に巻回し、かつ、前記内
周面側の巻回方向と前記外周面側の巻回方向とが反転部
を境として逆転されて配置され、前記回転体と前記ハウ
ジング側とを電気的に導通させるように構成されたハン
ドルとステアリングコラム間の電気的接続装置におい
て、前記ケーブル収容室を形成する前記上側内面で、か
つ、該ケーブル収容室の内周側と外周側との位置に、下
方に突出する内周側突出部と外周側突出部とをそれぞれ
設け、この外周側突出部に対して前記内周側突出部の突
出量を小さく設定したことを特徴とする。
アリングコラムの内部に固定されたハウジングの内周側
に回転体を回転自在に設け、この回転体と前記ハウジン
グとの間に、内周面を前記回転体が形成し、外周面及び
上側内面を少なくとも前記ハウジングが形成する円環状
のケーブル収容室を形成し、このケーブル収容室内に一
端を前記回転体に、他端を前記ハウジングにそれぞれ固
定した可撓性のフラットケーブルを収容し、このフラッ
トケーブルの一端側を前記内周面に沿って巻回し、他端
側を前記外周面に沿って逆方向に巻回し、かつ、前記内
周面側の巻回方向と前記外周面側の巻回方向とが反転部
を境として逆転されて配置され、前記回転体と前記ハウ
ジング側とを電気的に導通させるように構成されたハン
ドルとステアリングコラム間の電気的接続装置におい
て、前記ケーブル収容室を形成する前記上側内面で、か
つ、該ケーブル収容室の内周側と外周側との位置に、下
方に突出する内周側突出部と外周側突出部とをそれぞれ
設け、この外周側突出部に対して前記内周側突出部の突
出量を小さく設定したことを特徴とする。
【００１３】このハンドルとステアリングコラム間の電
気的接続装置では、回転体が時計方向或いは反時計方向
に回転すると、可撓性のフラットケーブルの内周面側の
巻回部分が送り出され、この送り出されたフラットケー
ブルの部分が反転部を介してケーブル収容室の外周面側
に巻き取られ、また、フラットケーブルの外周面側の巻
回部分が送り出され、この送り出されたフラットケーブ
ルの部分が反転部を介してケーブル収容室の内周面側に
巻き取られる。このフラットケーブルの送り出し・巻き
取り動作にあってフラットケーブルの反転部は時計方
向、或いは、反時計方向に徐々に変位するが、フラット
ケーブルに上方への外力が作用し、フラットケーブルが
上方に変位するとフラットケーブルの外周面側の巻回部
分の上端縁が外周側突出部に当接して、フラットケーブ
ルの上方への移動が規制されるため、フラットケーブル
の反転部がケーブル収容室の上側内面に接触せず、ま
た、外周側突出部より内周側突出部の方が突出量が小さ
いためにフラットケーブルの内周面側の巻回部分の上端
縁は内周側突出部にほとんど当接摺動しない。
気的接続装置では、回転体が時計方向或いは反時計方向
に回転すると、可撓性のフラットケーブルの内周面側の
巻回部分が送り出され、この送り出されたフラットケー
ブルの部分が反転部を介してケーブル収容室の外周面側
に巻き取られ、また、フラットケーブルの外周面側の巻
回部分が送り出され、この送り出されたフラットケーブ
ルの部分が反転部を介してケーブル収容室の内周面側に
巻き取られる。このフラットケーブルの送り出し・巻き
取り動作にあってフラットケーブルの反転部は時計方
向、或いは、反時計方向に徐々に変位するが、フラット
ケーブルに上方への外力が作用し、フラットケーブルが
上方に変位するとフラットケーブルの外周面側の巻回部
分の上端縁が外周側突出部に当接して、フラットケーブ
ルの上方への移動が規制されるため、フラットケーブル
の反転部がケーブル収容室の上側内面に接触せず、ま
た、外周側突出部より内周側突出部の方が突出量が小さ
いためにフラットケーブルの内周面側の巻回部分の上端
縁は内周側突出部にほとんど当接摺動しない。
【００１４】請求項２の発明は、請求項１記載のハンド
ルとステアリングコラム間の電気的接続装置であって、
前記内周側突出部に内側摺動面を形成すると共に、前記
外周側突出部に外側摺動面を形成し、前記内側摺動面と
前記フラットケーブルとのクリアランスを、前記外側摺
動面と前記フラットケーブルとのクリアランスよりも大
きく設定したことを特徴とする。
ルとステアリングコラム間の電気的接続装置であって、
前記内周側突出部に内側摺動面を形成すると共に、前記
外周側突出部に外側摺動面を形成し、前記内側摺動面と
前記フラットケーブルとのクリアランスを、前記外側摺
動面と前記フラットケーブルとのクリアランスよりも大
きく設定したことを特徴とする。
【００１５】このハンドルとステアリングコラム間の電
気的接続装置では、フラットケーブルに上方への外力が
作用したとしても外周側突出部の外側摺動面によってフ
ラットケーブルの上方への移動が規制されるため、フラ
ットケーブルの内周面側の巻回部分がケーブル収容室の
上側内面にほとんど接触しない。これにより、ハウジン
グとフラットケーブルとの摺動音が大幅かつ確実に低減
される。
気的接続装置では、フラットケーブルに上方への外力が
作用したとしても外周側突出部の外側摺動面によってフ
ラットケーブルの上方への移動が規制されるため、フラ
ットケーブルの内周面側の巻回部分がケーブル収容室の
上側内面にほとんど接触しない。これにより、ハウジン
グとフラットケーブルとの摺動音が大幅かつ確実に低減
される。
【００１６】
【発明の実施の形態】以下、本発明の一実施形態を図面
に基づいて説明する。
に基づいて説明する。
【００１７】図１は本発明の一実施形態に係る車輌用操
舵装置におけるハンドルとステアリングコラム間の電気
的接続装置の要部を示す部分断面図であり、前記従来の
構成部分と同一の構成部分には同一の符号を付して説明
する。尚、回転体２の一部を構成する上側回転体２ｃや
ハウジング１の内側に固定されるインターナルギア１０
等は省略してある。
舵装置におけるハンドルとステアリングコラム間の電気
的接続装置の要部を示す部分断面図であり、前記従来の
構成部分と同一の構成部分には同一の符号を付して説明
する。尚、回転体２の一部を構成する上側回転体２ｃや
ハウジング１の内側に固定されるインターナルギア１０
等は省略してある。
【００１８】図１に示すように、ハウジング１は従来の
構成と同様にアンダーカバー１ａとアッパーカバー１ｂ
とから成り、このハウジング１の内周側に回転体２が回
転自在に設けられている。尚、回転体２が図示しないハ
ンドル側に固定され、ハウジング１が図示しないステア
リングコラム側に固定される。
構成と同様にアンダーカバー１ａとアッパーカバー１ｂ
とから成り、このハウジング１の内周側に回転体２が回
転自在に設けられている。尚、回転体２が図示しないハ
ンドル側に固定され、ハウジング１が図示しないステア
リングコラム側に固定される。
【００１９】そして、ハウジング１と回転体２との間に
は円環状のケーブル収容室（環状空間）４が形成され、
このケーブル収容室４の内周面４ａ及び内周側下面４ｄ
は回転体２にて、外周面４ｂ及び上側内面４ｃ及び外周
側下面４ｅはハウジング１にてそれぞれ形成されてい
る。このケーブル収容室４には可撓性のフレキシブルフ
ラットケーブル（フラットケーブル）５が収容されてい
る。
は円環状のケーブル収容室（環状空間）４が形成され、
このケーブル収容室４の内周面４ａ及び内周側下面４ｄ
は回転体２にて、外周面４ｂ及び上側内面４ｃ及び外周
側下面４ｅはハウジング１にてそれぞれ形成されてい
る。このケーブル収容室４には可撓性のフレキシブルフ
ラットケーブル（フラットケーブル）５が収容されてい
る。
【００２０】このフレキシブルフラットケーブル５はＰ
ＥＴ等の絶縁性テープから成るベースフィルムの片側に
銅等からなる複数本の導体を延設した帯状体であり、こ
の一端が回転体２側のコネクタ６に、他端がハウジング
１側のコネクタ７にそれぞれ固定されている。そして、
フレキシブルフラットケーブル５の一端側が内周面４ａ
に沿って巻回され、他端側が外周面４ｂに沿って上記と
は逆方向に巻回され、かつ、内周面４ａ側の巻回方向と
外周面４ｂ側の巻回方向とはフレキシブルフラットケー
ブル５の反転部５ａを境として逆転されている。
ＥＴ等の絶縁性テープから成るベースフィルムの片側に
銅等からなる複数本の導体を延設した帯状体であり、こ
の一端が回転体２側のコネクタ６に、他端がハウジング
１側のコネクタ７にそれぞれ固定されている。そして、
フレキシブルフラットケーブル５の一端側が内周面４ａ
に沿って巻回され、他端側が外周面４ｂに沿って上記と
は逆方向に巻回され、かつ、内周面４ａ側の巻回方向と
外周面４ｂ側の巻回方向とはフレキシブルフラットケー
ブル５の反転部５ａを境として逆転されている。
【００２１】また、ケーブル収容室４内で、かつ、フレ
キシブルフラットケーブル５の内周面４ａ側の巻回部分
５ｂと外周面４ｂ側の巻回部分５ｃとの間にはリング状
のキャリア９がスライド移動自在に配置され、このキャ
リア９上には所定間隔毎にピン９ａがそれぞれ立設さ
れ、この各ピン９ａにガイドローラ８が回転自在に支持
されている。この所定の隣接する一対のガイドローラ
８，８間にフレキシブルフラットケーブル５の双方の巻
回方向が逆転する反転部５ａが位置している。
キシブルフラットケーブル５の内周面４ａ側の巻回部分
５ｂと外周面４ｂ側の巻回部分５ｃとの間にはリング状
のキャリア９がスライド移動自在に配置され、このキャ
リア９上には所定間隔毎にピン９ａがそれぞれ立設さ
れ、この各ピン９ａにガイドローラ８が回転自在に支持
されている。この所定の隣接する一対のガイドローラ
８，８間にフレキシブルフラットケーブル５の双方の巻
回方向が逆転する反転部５ａが位置している。
【００２２】さらに、ケーブル収容室４の上側内面４ｃ
で、かつ、ケーブル収容室４の内周側と外周側との位置
には、下方に突出する内周側突出部１５と外周側突出部
１６とがそれぞれ円環状に一体突出形成されている。こ
の外周側突出部１６の突出量ｈ１は大きくなっていて、
内周側突出部１５の突出量ｈ２は該外周側突出部１６の
突出量ｈ１より小さく設定されている（ｈ１＞ｈ２）。
即ち、内周側突出部１５に形成された内側摺動面１５ａ
とフラットケーブル５の上端縁とのクリアランスを、外
周側突出部１６に形成された外側摺動面１６ａとフラッ
トケーブル５の上端縁とのクリアランスよりも大きく設
定してある。これにより、外周側突出部１６の外側摺動
面１６ａの方が内周側突出部１５の内側摺動面１５ａよ
りもフレキシブルフラットケーブル５の上端縁に近接す
るようになっている。
で、かつ、ケーブル収容室４の内周側と外周側との位置
には、下方に突出する内周側突出部１５と外周側突出部
１６とがそれぞれ円環状に一体突出形成されている。こ
の外周側突出部１６の突出量ｈ１は大きくなっていて、
内周側突出部１５の突出量ｈ２は該外周側突出部１６の
突出量ｈ１より小さく設定されている（ｈ１＞ｈ２）。
即ち、内周側突出部１５に形成された内側摺動面１５ａ
とフラットケーブル５の上端縁とのクリアランスを、外
周側突出部１６に形成された外側摺動面１６ａとフラッ
トケーブル５の上端縁とのクリアランスよりも大きく設
定してある。これにより、外周側突出部１６の外側摺動
面１６ａの方が内周側突出部１５の内側摺動面１５ａよ
りもフレキシブルフラットケーブル５の上端縁に近接す
るようになっている。
【００２３】上記構成において、回転体２が例えば時計
方向に回転すると、フレキシブルフラットケーブル５の
内周面４ａ側の巻回部分５ｂが送り出され、この送り出
されたフレキシブルフラットケーブル５の部分がキャリ
ア９上の所定のガイドローラ８で反転部５となって反転
されてケーブル収容室４の外周面４ｂ側に巻き取られ
る。また、回転体２が例えば反時計方向に回転すると、
フレキシブルフラットケーブル５の外周面４ｂ側の巻回
部分５ｃが送り出され、この送り出されたフレキシブル
フラットケーブル５の部分がキャリア９上の所定のガイ
ドローラ８で反転部５ａとなって反転されてケーブル収
容室４の内周面４ａ側に巻き取られる。
方向に回転すると、フレキシブルフラットケーブル５の
内周面４ａ側の巻回部分５ｂが送り出され、この送り出
されたフレキシブルフラットケーブル５の部分がキャリ
ア９上の所定のガイドローラ８で反転部５となって反転
されてケーブル収容室４の外周面４ｂ側に巻き取られ
る。また、回転体２が例えば反時計方向に回転すると、
フレキシブルフラットケーブル５の外周面４ｂ側の巻回
部分５ｃが送り出され、この送り出されたフレキシブル
フラットケーブル５の部分がキャリア９上の所定のガイ
ドローラ８で反転部５ａとなって反転されてケーブル収
容室４の内周面４ａ側に巻き取られる。
【００２４】このフレキシブルフラットケーブル５の送
り出し・巻き取り動作にあって、フレキシブルフラット
ケーブル５の反転部５ａは時計方向、或いは、反時計方
向に徐々に移動するが、フレキシブルフラットケーブル
５に上方への外力が作用し、フレキシブルフラットケー
ブル５が上方に変位すると、フレキシブルフラットケー
ブル５の外周面４ｂ側の巻回部分５ｃの上端縁が先ず外
周側突出部１６の外側摺動面１６ａに当接して、フレキ
シブルフラットケーブル５の上方への移動が規制され
る。
り出し・巻き取り動作にあって、フレキシブルフラット
ケーブル５の反転部５ａは時計方向、或いは、反時計方
向に徐々に移動するが、フレキシブルフラットケーブル
５に上方への外力が作用し、フレキシブルフラットケー
ブル５が上方に変位すると、フレキシブルフラットケー
ブル５の外周面４ｂ側の巻回部分５ｃの上端縁が先ず外
周側突出部１６の外側摺動面１６ａに当接して、フレキ
シブルフラットケーブル５の上方への移動が規制され
る。
【００２５】従って、フレキシブルフラットケーブル５
の反転部５ａがケーブル収容室４の上側内面４ｃに接触
せず、また、外周側突出部１６より内周側突出部１５の
方が突出量が小さいためにフレキシブルフラットケーブ
ル５の内周面４ａ側の巻回部分５ｂの上端縁も内周側突
出部１５の内側摺動面１５ａに当接しないため、フレキ
シブルフラットケーブル５の反転部５ａとハウジング１
との摺動による異音の発生が確実に防止されると共に、
フレキシブルフラットケーブル５の内周面４ａ側の巻回
部分５ｂとハウジング１との摺動による異音の発生も確
実に防止され、この結果、従来に比べて摺動音のさらな
る低減化が図られる。
の反転部５ａがケーブル収容室４の上側内面４ｃに接触
せず、また、外周側突出部１６より内周側突出部１５の
方が突出量が小さいためにフレキシブルフラットケーブ
ル５の内周面４ａ側の巻回部分５ｂの上端縁も内周側突
出部１５の内側摺動面１５ａに当接しないため、フレキ
シブルフラットケーブル５の反転部５ａとハウジング１
との摺動による異音の発生が確実に防止されると共に、
フレキシブルフラットケーブル５の内周面４ａ側の巻回
部分５ｂとハウジング１との摺動による異音の発生も確
実に防止され、この結果、従来に比べて摺動音のさらな
る低減化が図られる。
【００２６】また、外周側突出部１６におけるフレキシ
ブルフラットケーブル５の上方への移動規制にかかわら
ず、フレキシブルフラットケーブル５の内周面４ａ側の
巻回部分５ｂが上方に移動すると、その上端縁が内周側
突出部１５の内側摺動面１５ａに当接してフレキシブル
フラットケーブル５のこれ以上の上方への移動が規制さ
れる。従って、ケーブル収容室４の中央位置に位置する
フレキシブルフラットケーブル５の反転部５ａが上側内
面４ｃを摺動することがないため、比較的に振動自由で
あることから大きな異音の発生原因となるフレキシブル
フラットケーブル５の反転部５ａとハウジング１との摺
動による異音の発生をほぼ完全に防止できる。
ブルフラットケーブル５の上方への移動規制にかかわら
ず、フレキシブルフラットケーブル５の内周面４ａ側の
巻回部分５ｂが上方に移動すると、その上端縁が内周側
突出部１５の内側摺動面１５ａに当接してフレキシブル
フラットケーブル５のこれ以上の上方への移動が規制さ
れる。従って、ケーブル収容室４の中央位置に位置する
フレキシブルフラットケーブル５の反転部５ａが上側内
面４ｃを摺動することがないため、比較的に振動自由で
あることから大きな異音の発生原因となるフレキシブル
フラットケーブル５の反転部５ａとハウジング１との摺
動による異音の発生をほぼ完全に防止できる。
【００２７】即ち、本実施形態では、最も大きな異音の
発生原因となるフレキシブルフラットケーブル５の反転
部５ａとハウジング１との摺動による異音をほぼ完全に
防止できると共に、フレキシブルフラットケーブル５の
内周面４ａ側の巻回部分５ｂとハウジング１との摺動に
よる異音の発生も防止できるものである。
発生原因となるフレキシブルフラットケーブル５の反転
部５ａとハウジング１との摺動による異音をほぼ完全に
防止できると共に、フレキシブルフラットケーブル５の
内周面４ａ側の巻回部分５ｂとハウジング１との摺動に
よる異音の発生も防止できるものである。
【００２８】このように、ハウジング１のアッパーカバ
ー１ｂ（ケーブル収容室４）の上部内面４ｃに設けられ
た内周側突出部１５の内側摺動面１５ａとフレキシブル
フラットケーブル５の上端縁と間のクリアランスを、外
周側突出部１６の外側摺動面１６ａとフレキシブルフラ
ットケーブル５の上端縁との間のクリアランスよりも大
きくすることにより、フレキシブルフラットケーブル５
の送り出し・巻き取り時に該フレキシブルフラットケー
ブル５に上方の力が加わったとしても外側摺動面１６ａ
によってフレキシブルフラットケーブル５の上方への動
きは抑制され、フレキシブルフラットケーブル５の内周
面４ａ側の巻回部分５ｂがハウジング１のアッパーカバ
ー１ｂの上側内面４ｃ（内側摺動面１５ａ）に摺動しに
くくなる。その結果、ハウジング１のアッパーカバー１
ｂとのフレキシブルフラットケーブル５の摺動音を大幅
に低減することができる。
ー１ｂ（ケーブル収容室４）の上部内面４ｃに設けられ
た内周側突出部１５の内側摺動面１５ａとフレキシブル
フラットケーブル５の上端縁と間のクリアランスを、外
周側突出部１６の外側摺動面１６ａとフレキシブルフラ
ットケーブル５の上端縁との間のクリアランスよりも大
きくすることにより、フレキシブルフラットケーブル５
の送り出し・巻き取り時に該フレキシブルフラットケー
ブル５に上方の力が加わったとしても外側摺動面１６ａ
によってフレキシブルフラットケーブル５の上方への動
きは抑制され、フレキシブルフラットケーブル５の内周
面４ａ側の巻回部分５ｂがハウジング１のアッパーカバ
ー１ｂの上側内面４ｃ（内側摺動面１５ａ）に摺動しに
くくなる。その結果、ハウジング１のアッパーカバー１
ｂとのフレキシブルフラットケーブル５の摺動音を大幅
に低減することができる。
【００２９】また、従来例と比較した場合に、外周側突
出部１６の下方への突出量より内周側突出部１５の下方
への突出量を小さく設定するだけで良いので、従来例に
対して僅かの設計変更によって対処することができ、フ
レキシブルフラットケーブル５の反転部５ａ及び内周面
４ａ側の巻回部分５ｂとハウジング１との摺動による異
音発生の防止を低コストで行うことができる。
出部１６の下方への突出量より内周側突出部１５の下方
への突出量を小さく設定するだけで良いので、従来例に
対して僅かの設計変更によって対処することができ、フ
レキシブルフラットケーブル５の反転部５ａ及び内周面
４ａ側の巻回部分５ｂとハウジング１との摺動による異
音発生の防止を低コストで行うことができる。
【００３０】尚、前記実施形態によれば、電気的接続装
置をハンドルとステアリングコラム間の電気的接続を行
う場合に適用したが、他の回転体と固定体との間の電気
的な接続を行う場合に前記実施形態を適用できることは
勿論である。
置をハンドルとステアリングコラム間の電気的接続を行
う場合に適用したが、他の回転体と固定体との間の電気
的な接続を行う場合に前記実施形態を適用できることは
勿論である。
【００３１】
【発明の効果】以上説明したように、請求項１の発明に
よれば、ハウジングと回転体との間に形成されるケーブ
ル収容室の上側内面に内周側突出部と外周側突出部をそ
れぞれ下方に突出するように設け、この外周側突出部の
突出量より内周側突出部の突出量を小さく設定したこと
により、フラットケーブルの送り出し・巻き取り時に、
フラットケーブルの内周面側の巻回部分の上端縁が内周
側突出部にほとんど接触することがない。これにより、
フラットケーブルの反転部とハウジングとの摺動による
異音の発生を防止することができると共に、フラットケ
ーブルの内周面側の巻回部分とハウジングとの摺動によ
る異音の発生も防止することができて摺動音のさらなる
低減化を図ることできる。
よれば、ハウジングと回転体との間に形成されるケーブ
ル収容室の上側内面に内周側突出部と外周側突出部をそ
れぞれ下方に突出するように設け、この外周側突出部の
突出量より内周側突出部の突出量を小さく設定したこと
により、フラットケーブルの送り出し・巻き取り時に、
フラットケーブルの内周面側の巻回部分の上端縁が内周
側突出部にほとんど接触することがない。これにより、
フラットケーブルの反転部とハウジングとの摺動による
異音の発生を防止することができると共に、フラットケ
ーブルの内周面側の巻回部分とハウジングとの摺動によ
る異音の発生も防止することができて摺動音のさらなる
低減化を図ることできる。
【００３２】また、従来例と比較した場合に、外周側突
出部より内周側突出部の方の突出量を小さく設定するだ
けで良いので、従来例に対して僅かの設計変更によって
対処することができ、フラットケーブルの反転部及び内
周面側の巻回部分とハウジングとの摺動による異音発生
の防止を低コストで行うことができる。
出部より内周側突出部の方の突出量を小さく設定するだ
けで良いので、従来例に対して僅かの設計変更によって
対処することができ、フラットケーブルの反転部及び内
周面側の巻回部分とハウジングとの摺動による異音発生
の防止を低コストで行うことができる。
【００３３】請求項２の発明によれば、内周側突出部の
内側摺動面とフラットケーブルとのクリアランスを、外
周側突出部の外側摺動面とフラットケーブルとのクリア
ランスよりも大きく設定したことにより、フラットケー
ブルに上方への外力が作用したとしても外周側突出部の
外側摺動面によってフラットケーブルの上方への移動が
抑制されるため、フラットケーブルの内周面側の巻回部
分がケーブル収容室の上部内面に接触しにくくなって、
ハウジングとフラットケーブルとの摺動音を大幅かつ確
実に低減することができる。
内側摺動面とフラットケーブルとのクリアランスを、外
周側突出部の外側摺動面とフラットケーブルとのクリア
ランスよりも大きく設定したことにより、フラットケー
ブルに上方への外力が作用したとしても外周側突出部の
外側摺動面によってフラットケーブルの上方への移動が
抑制されるため、フラットケーブルの内周面側の巻回部
分がケーブル収容室の上部内面に接触しにくくなって、
ハウジングとフラットケーブルとの摺動音を大幅かつ確
実に低減することができる。
【図１】本発明の一実施形態に係るハンドルとステアリ
ングコラム間の電気的接続装置の要部の部分断面図であ
る。
ングコラム間の電気的接続装置の要部の部分断面図であ
る。
【図２】従来例のハンドルとステアリングコラム間の電
気的接続装置の分解斜視図である。
気的接続装置の分解斜視図である。
【図３】上記従来例の電気的接続装置の断面図である。
【図４】上記従来例の電気的接続装置の回転体及びハウ
ジングの一部を除いた状態の概略平面図である。
ジングの一部を除いた状態の概略平面図である。
【図５】上記従来例の電気的接続装置の一部を切り欠い
た概略斜視図である。
た概略斜視図である。
【図６】図５のＡ−Ａ線に沿う断面図である。
１ ハウジング ２ 回転体 ４ ケーブル収容室 ４ａ 内周面 ４ｂ 外周面 ４ｃ 上側内面 ５ フラットケーブル ５ａ 反転部 ５ｂ 巻回部分 １５ 内周側突出部 １５ａ 内側摺動面 １６ 外周側突出部 １６ａ 外側摺動面
Claims (2)
- 【請求項１】 ステアリングコラムの内部に固定された
ハウジングの内周側に回転体を回転自在に設け、この回
転体と前記ハウジングとの間に、内周面を前記回転体が
形成し、外周面及び上側内面を少なくとも前記ハウジン
グが形成する円環状のケーブル収容室を形成し、このケ
ーブル収容室内に一端を前記回転体に、他端を前記ハウ
ジングにそれぞれ固定した可撓性のフラットケーブルを
収容し、このフラットケーブルの一端側を前記内周面に
沿って巻回し、他端側を前記外周面に沿って逆方向に巻
回し、かつ、前記内周面側の巻回方向と前記外周面側の
巻回方向とが反転部を境として逆転されて配置され、前
記回転体と前記ハウジング側とを電気的に導通させるよ
うに構成されたハンドルとステアリングコラム間の電気
的接続装置において、 前記ケーブル収容室を形成する前記上側内面で、かつ、
該ケーブル収容室の内周側と外周側との位置に、下方に
突出する内周側突出部と外周側突出部とをそれぞれ設
け、この外周側突出部に対して前記内周側突出部の突出
量を小さく設定したことを特徴とするハンドルとステア
リングコラム間の電気的接続装置。 - 【請求項２】 請求項１記載のハンドルとステアリング
コラム間の電気的接続装置であって、 前記内周側突出部に内側摺動面を形成すると共に、前記
外周側突出部に外側摺動面を形成し、前記内側摺動面と
前記フラットケーブルとのクリアランスを、前記外側摺
動面と前記フラットケーブルとのクリアランスよりも大
きく設定したことを特徴とするハンドルとステアリング
コラム間の電気的接続装置。
Priority Applications (2)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP11020332A JP2000223229A (ja) | 1999-01-28 | 1999-01-28 | ハンドルとステアリングコラム間の電気的接続装置 |
| US09/488,564 US6261112B1 (en) | 1999-01-28 | 2000-01-21 | Device for electrical connection between rotor and stator |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP11020332A JP2000223229A (ja) | 1999-01-28 | 1999-01-28 | ハンドルとステアリングコラム間の電気的接続装置 |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JP2000223229A true JP2000223229A (ja) | 2000-08-11 |
Family
ID=12024194
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP11020332A Abandoned JP2000223229A (ja) | 1999-01-28 | 1999-01-28 | ハンドルとステアリングコラム間の電気的接続装置 |
Country Status (2)
| Country | Link |
|---|---|
| US (1) | US6261112B1 (ja) |
| JP (1) | JP2000223229A (ja) |
Families Citing this family (7)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| DE19926278C1 (de) * | 1999-06-09 | 2001-02-15 | Kostal Leopold Gmbh & Co Kg | Vorrichtung zum Übertragen von Energie |
| US6715707B2 (en) * | 2001-05-14 | 2004-04-06 | Autonetworks Technologies, Ltd. | Cable reel |
| JP2002345142A (ja) * | 2001-05-14 | 2002-11-29 | Auto Network Gijutsu Kenkyusho:Kk | ケーブルリール |
| JP2004120900A (ja) * | 2002-09-26 | 2004-04-15 | Tokai Rika Co Ltd | ステアリングロールコネクタとステアリングホイールとの接続構造 |
| ATE401218T1 (de) * | 2005-12-21 | 2008-08-15 | Nexans | Vorrichtung zur signal- bzw. stromübertragung zwischen endstellen |
| WO2019181841A1 (ja) * | 2018-03-19 | 2019-09-26 | 古河電気工業株式会社 | 回転コネクタ装置及び回転コネクタ装置の組付構造 |
| WO2020171121A1 (ja) * | 2019-02-21 | 2020-08-27 | 古河電気工業株式会社 | 回転コネクタ装置 |
Family Cites Families (4)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| DE4329116B4 (de) * | 1993-08-30 | 2005-07-28 | Takata-Petri Ag | Stromübertragungselement für Lenkräder von Kraftfahrzeugen |
| JP2921733B2 (ja) * | 1994-08-26 | 1999-07-19 | 矢崎総業株式会社 | ハンドルとステアリングコラム間の電気的接続装置 |
| JPH0878125A (ja) | 1994-09-02 | 1996-03-22 | Yazaki Corp | ハンドルとステアリングコラム間の電気的接続装置 |
| KR100295231B1 (ko) * | 1996-06-28 | 2001-09-17 | 스즈키 다케토시 | 회전 코넥터장치 |
-
1999
- 1999-01-28 JP JP11020332A patent/JP2000223229A/ja not_active Abandoned
-
2000
- 2000-01-21 US US09/488,564 patent/US6261112B1/en not_active Expired - Fee Related
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| US6261112B1 (en) | 2001-07-17 |
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Legal Events
| Date | Code | Title | Description |
|---|---|---|---|
| A977 | Report on retrieval |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007 Effective date: 20040618 |
|
| A131 | Notification of reasons for refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131 Effective date: 20040629 |
|
| A762 | Written abandonment of application |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A762 Effective date: 20040819 |