JP3112394B2 - 回転コネクタ - Google Patents

回転コネクタ

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JP3112394B2 JP07134876A JP13487695A JP3112394B2 JP 3112394 B2 JP3112394 B2 JP 3112394B2 JP 07134876 A JP07134876 A JP 07134876A JP 13487695 A JP13487695 A JP 13487695A JP 3112394 B2 JP3112394 B2 JP 3112394B2
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は、ステアリングホイー
ルに固定される回転体側と、ステアリングコラムに固定
される固定体側とを、この両者間の環状空間に渦巻き状
態で収容される可撓性ケーブルにより電気的に接続する
回転コネクタに関する。
【0002】
【従来の技術】近年、自動車の電子制御化が進むにつ
れ、自動車の操舵装置におけるステアリングホイールに
も、電子制御のための各種スイッチが設けられるように
なっており、このスイッチを電気配線によってステアリ
ングコラム側に接続する必要がある。自動車のステアリ
ングホイールは、複数回左右に回転可能なように設定さ
れているため、ステアリングホイールの回転軸とステア
リングコラムとを電気的に接続するためには、一般に複
数の導線を備えた可撓性のフレキシブル・フラット・ケ
ーブル(FFC)が、ステアリングシャフトに固定され
た回転体とステアリングコラム側に固定された固定体で
あるハウジングとの間に渦巻き状態で、あるいは途中で
折り返された反転渦巻き状態で設けられた構成の、回転
コネクタが用いられる。
【0003】図7は上記した回転コネクタの外観斜視
図、図8は同分解斜視図、図9は同組み立て状態での側
面断面図である。この回転コネクタは、自動車の図示し
ないステアリングシャフトが挿入固定される筒状の回転
体1と、この回転体1を外周側にて回転可能に支持して
図示しないステアリングコラム側に固定される環状の固
定体としてのハウジングを構成するカバー5およびアン
ダカバー7とを備え、前記回転体1とハウジングとの間
の環状空間9内に、ステアリングホイール側とステアリ
ングコラム側とを電気的に接続するFFC11が収容さ
れている。
【0004】カバー5とアンダカバー7とからなるハウ
ジング内には、前記FFC11が収容されるインターナ
ルギア13が固定されている。インターナルギア13
は、下部内周面にギア部15が形成されている。インタ
ーナルギア13の下部のフランジ13aと回転体1の下
部のフランジ1aとの間には、キャリア19が相対回転
可能に取付けられている。キャリア19は、円盤状の本
体部20上にて上方に突出したピン19aに、FFC1
1を案内する複数のガイドローラ21が回転可能に取付
けられている。一方、キャリア19の下方に突出する三
つのピン19bには、インターナルギア13のギア部1
5に噛合する遊星ギア23が回転可能に取付けられてい
る。この遊星ギア23は、回転体1の下部側の外周部に
形成されたギア部25にも噛合しており、回転体1の回
転に伴う遊星ギア23の回転(自転)により、キャリア
19が遊星ギア23の回転(公転)に伴われて回転体1
に対して所定の減速比で回転移動する。
【0005】FFC11は、収容状態を平面的に示す図
10での破線のように、内周側の一端の末端モールド部
27が回転体1の固定部29に固定され、末端モールド
部27からリード線31が引き出されている。なお、図
10ではインターナルギア13を省略してある。上記末
端モールド部27から引き出されたFFC11は、回転
体1の外周面に沿って巻かれ、ガイドローラ21の任意
の一つに巻き付くようにして反転部11aを形成し、イ
ンターナルギア13の内周面に沿って前記とは逆方向に
巻かれ、切欠13bからインターナルギア13の外部に
引き出され、その先端に設けられた末端モールド部33
がアンダカバー7の膨出部7aに固定される。この末端
モールド部33からリード線35が引き出されている。
【0006】カバー5上には、回転体1とともに回転す
るアッパカバー37が被せられ、前記FFC11の内周
側端部の末端モールド部27は、アッパカバー37上に
形成された開口部37aにて外部に露出し、この開口部
37aからリード線31が引き出される。アッパカバー
37には三つのねじ挿入孔37bが形成され、これに対
応して回転体1の上面には上記ねじ挿入孔37bに整合
する三つのねじ孔1bが形成されている。三つのねじ3
9を、アッパカバー37のねじ挿入孔37bに挿入し、
回転体1のねじ孔1bにねじ込むことで、回転体1とハ
ウジングとが組み付けられることになる。アッパカバー
37上に設けられている係合ピン37cは、ステアリン
グホイールの下面に形成される係合穴に挿入され、これ
によりステアリングホイールと回転体1とが固定される
ことになる。
【0007】FFC11は、ステアリングホイールの複
数回転動作に追従可能なような長さに設定され、回転体
1の図10中での右回りに伴って、回転体1の外周に巻
かれた部位がほぐされつつ、インターナルギア13の内
周に巻かれていく。一方、回転体1が図10中で左方向
に回転した場合には、FFC11は、インターナルギア
13の内周に巻かれた部位がほぐされつつ、そのほぐさ
れた部位が回転体1の外周に徐々に巻かれていく。この
ときFFC11は、ガイドローラ21に案内されつつ、
反転部11aがガイドローラ21およびキャリア19と
ともにハウジング内を円周方向(矢印A方向)に移動す
る。
【0008】ところで、自動車においては、左折または
右折する際に操作するターンシグナルレバーがステアリ
ングコラムに取り付けられているが、このターンシグナ
ルレバーに連動するスイッチを、ステアリングホイール
を戻すときにオフとすべく元に戻しキャンセルさせる、
いわゆるキャンセルカムがステアリングシャフト側に設
けられている。
【0009】上記したキャンセルカムは、前述の回転コ
ネクタを備えた自動車にあっては、ステアリングシャフ
トが挿入固定される回転体1に設けられる場合がある。
一方、自動車において、車体の右側に運転席のある、い
わゆる右ハンドル車と、左側に運転席のある左ハンドル
車とでは、ターンシグナルレバーが、ステアリングコラ
ムに対し、右ハンドル車の場合は右側に、左ハンドル車
の場合は左側にそれぞれ設けられることになる。したが
って、キャンセルカムについても、右ハンドル車と左ハ
ンドル車とで左右対称の位置に設ける必要があるので、
回転体1を含む回転コネクタは、同一車種で右ハンドル
車用と左ハンドル車用の2種類必要となって製造コスト
が上昇したり、部品管理が煩雑になるなどの問題があ
る。
【0010】このため、実開平4−61893号公報で
は、FFCの回転体からの引き出し部となる固定部を、
左右の互い対向する位置に2カ所に設け、FFCを2カ
所から外部に取り出せるようにし、これによりキャンセ
ルカムが左右いずれにあってもFFCの取出部を同一位
置に設定でき、回転体は、左ハンドル車用と右ハンドル
車用とで相互に180度異なる位置にて組み付け可能と
なって回転コネクタは1種類で対応できるものとなる。
【0011】
【発明が解決しようとする課題】ところで、回転コネク
タを操蛇装置に組み付ける際には、ステアリングの中立
位置から回転体を左右両方向に同程度回転させられる状
態とする必要があることから、組み付けるまでにその中
立状態を保持するためのロック機構を設ける必要があ
る。例えば、実公平6−47882号公報では、ロック
部材を嵌合させる係止部を回転体の上面に設ける構成が
開示されている。
【0012】しかしながら、この場合には、前述したよ
うにFFCの外部への取出部となる固定部を2カ所設け
る従来の技術では、係止部の位置が制限を受け、設計の
自由度が低下するという不具合がある。
【0013】また、FFCの取出部の位置が、回転体の
回転方向に沿って異なる車種については、キャンセルカ
ムを、左ハンドル車については左側、右ハンドル車につ
いては右側の所定位置となるようそれぞれ設定する必要
があることから、それぞれの車種について、前述した左
ハンドル車用と右ハンドル車用とで回転コネクタをそれ
ぞれ2種類用意したのと同様に、回転コネクタを複数種
類用意する必要がある。
【0014】そこで、この発明は、キャンセルカムを備
えた回転コネクタを、可撓性のケーブルを外部に取り出
す取出部を2カ所設けることなく、左ハンドル車と右ハ
ンドル車とで兼用でき、また可撓性のケーブルの取出部
の位置が異なる車種についても、同様に兼用できるよう
にすることを目的としている。
【0015】
【課題を解決するための手段】前記目的を達成するため
に、この発明は、ステアリングホイールが固定され、か
つこのステアリングホイールの回転動作に伴ってターン
シグナルスイッチを復帰させるキャンセルカムを備えた
回転体が、車体側のステアリングコラムに固定される固
定体に対して回転可能に設けられ、前記回転体と固定体
との間の環状空間に、一端が前記回転体に固定され、他
端が前記固定体に固定された可撓性のケーブルが渦巻き
状態で収容され、前記回転体側と固定体側とを電気的に
導通させるように構成された回転コネクタにおいて、前
記回転体に、前記キャンセルカムを備えた補助部材を着
脱可能に装着し、前記補助部材は、前記回転体に対しそ
の回転方向に沿って異なる位置に装着可能である構成と
してある。
【0016】
【作用】このような構成の回転コネクタによれば、キャ
ンセルカムを備えた補助部材を回転体に対しその回転方
向に沿って異なる位置、例えば互いに左右対称となる位
置にそれぞれ装着することで、可撓性のケーブルを外部
に取り出す取出部を2カ所設けることなく、左ハンドル
車および右ハンドル車のいずれにも対応でき、また可撓
性のケーブルの回転体からの外部への取出部の位置が回
転体の回転方向に沿って異なる車種についても、補助部
材を回転体に対しその回転方向に沿って異なる位置に装
着することで、対応可能となる。
【0017】
【実施例】以下、この発明の実施例を図面に基づき説明
する。
【0018】図1は、この発明の一実施例を示す回転コ
ネクタにおける要部、すなわち自動車のステアリングが
挿入固定される回転体41と、回転体41の下面に着脱
可能に取り付けられ、回転体41の一部をなす補助部材
43との分解斜視図で、図2は回転体41に補助部材4
3を装着した状態での断面図である。ここでの回転コネ
クタは、前記図7ないし図10に示した従来のものと全
体の構成要素は同様であり、回転体41および補助部材
43以外は従来のものと同一符号を用いて説明する。な
お、ここでの回転体41は、前記図7ないし図10にお
ける回転体1のフランジ1aおよびギア部25は省略し
てある。
【0019】回転体41は、図示しないステアリングシ
ャフトが挿入される挿入孔45が形成されて円筒状を呈
しており、その上面には、回転体41の上面図である図
3(a)に示すように、FFC11の末端モールド部2
7が挿入固定される固定部47が形成され、側面にはF
FC11を回転体41とハウジングとの間の環状空間9
内に引き出すための切欠部49が形成されている。回転
体41の下面には、三つの嵌合突起51が下方に突出し
て形成されている。三つの嵌合突起51は、円周方向等
間隔、すなわち120度間隔で設けられており、挿入孔
45の内周面に沿って下方に突出する主体部51aと、
主体部51aの下部側から外方向に突出する爪部51b
とから構成されている。
【0020】一方、補助部材43は、前記回転体41の
挿入孔45と同径で、ステアリングシャフトが挿入され
る挿入孔53が形成されてリング状を呈している。補助
部材43の下面には、ステアリングコラムに取り付けら
れるターンシグナルレバーに連動するスイッチを、ステ
アリングホイールを戻すときにオフとすべく元に戻しキ
ャンセルさせる一対のキャンセルカム55が、図中で左
側に寄った位置にて下方に突出して形成されている。さ
らに、補助部材43の挿入孔53の内面には、円周方向
等間隔、すなわち60度間隔で、回転体41の嵌合突起
51が嵌合可能な嵌合凹部57が六つ形成されている。
嵌合凹部57は、図2に詳細に示されているように、嵌
合突起51の爪部51bが入り込む段部57aが形成さ
れている。
【0021】ここで、回転体41の下面図である図3
(b)に示すように、三つの嵌合突起51について、図
中で上部に位置するものから順に右回りに,,と
し、一方補助部材43の下面図である図4に示すよう
に、六つの嵌合凹部57について、図中で上部に位置す
るものから順に右回りにA,B,A,B,A
,Bとした場合、図1および図2の状態では、嵌合
突起51と嵌合凹部57とは、がAに、がA
に、がAにそれぞれ嵌合する関係となる。このと
き、キャンセルカム55は図1中で左側となる。
【0022】この状態で、回転体41および補助部材4
3を含む回転コネクタを、ステアリングホイールおよび
ステアリングコラムを含む操蛇装置に取り付けると、運
転席が左側にある左ハンドル車に対応可能となる。つま
り、左ハンドル車は、ステアリングコラムの左側にター
ンシグナルレバーが設けられていることから、ターンシ
グナルレバーを操作してからステアリングホイールを所
定の方向に回転させた後戻す際に、左側に位置するキャ
ンセルカム55がターンシグナルレバーに連動するスイ
ッチを復帰させることができる。
【0023】一方、補助部材43を図4の状態から18
0度回転させた状態、すなわち図4中で上下を逆にした
状態では、嵌合突起51と嵌合凹部57とは、がB
に、がBに、がBにそれぞれ嵌合する関係とな
る。このとき、キャンセルカム55は前記とは線対称位
置となる図1中で右側となる。この状態で、回転体41
および補助部材43を含む回転コネクタを、操蛇装置に
取り付けると、上記とは逆に運転席が右側にある右ハン
ドル車に対応可能となる。つまり、右ハンドル車は、ス
テアリングコラムの右側にターンシグナルレバーが設け
られていることから、ターンシグナルレバーを操作して
からステアリングホイールを所定の方向に回転させた後
戻す際に、右側に位置するキャンセルカム55がターン
シグナルレバーに連動するスイッチを復帰させることが
できる。
【0024】このように、補助部材43を回転体41に
対し相互に180度異なる位置にて装着することで、F
FC11の固定部47を1カ所としたまま、1種類の回
転体41、すなわち1種類の回転コネクタで、左ハンド
ル車および右ハンドル車に対応可能となる。固定部47
が1カ所であるとから、回転体1を固定体であるカバー
5およびアンダカバー7に対して組み付ける際に、中立
位置に保持するためのロック部材を嵌合させる係止部を
回転体1の上面に設けたとしても、係止部の位置が制限
を受けることはなく、設計自由度の低下は防止されるこ
とになる。
【0025】また、六つの嵌合凹部57相互の間隔が6
0度であることから、FFC11の回転体41からの取
出部となる固定部47が、図3(a)に示す位置に対し
円周方向に60度ずれた位置に設定されている車種の場
合には、回転体41を図1の位置から補助部材43に対
して60度ずらした状態で装着することで、キャンセル
カム57の位置を左側(右ハンドル車の場合は右側)と
したまま対応可能となる。この固定部47の角度ずれに
対しては、120度、180度、240度、300度に
ついても同様に対応可能である。
【0026】図5は、この発明の他の実施例を示す回転
体59の前記図3(b)に相当する下面図で、図6は、
同実施例の補助部材61の前記図4に相当する下面図で
あり、これらは、嵌合突起51および嵌合凹部57の各
形状は前述した実施例のものと同様であるが、その形成
位置が異なっている。すなわち、回転体59の嵌合突起
51は、相互に20度間隔に設けられた二つのものが、
図中で上下方向の中心線Pに対して線対称位置に、全部
で四つ設けられている。一方、補助部材61は、嵌合凹
部57が図中で左側にて相互に20度間隔をおいて三
つ、同様に右側にも相互に20度間隔で三つ、全部で六
つ設けられている。このうち左側の下方の二つおよび右
側の上方の二つが、前記四つの嵌合突起51と同様に、
図中で上下方向の中心線Pに対し線対称位置に設けられ
ている。
【0027】上記実施例においても、図6の補助部材6
1を中心線Pが図5における中心線Pと一致する状態で
回転体59に装着することで、キャンセルカム55が左
側に位置して左ハンドル車仕様となり、図6の状態から
補助部材61を180度回転させた位置にて装着するこ
とで、キャンセルカム55が右側に位置して右ハンドル
車仕様となる。左ハンドル車仕様および右ハンドル車仕
様のいずれにおいても、回転体59の四つの嵌合突起5
1は、補助部材61の六つの嵌合凹部57のうち線対称
位置にある四つのものに嵌合する。
【0028】また、この実施例の場合には、FFC11
の回転体59からの取出部となる前記図3(a)と同様
な固定部47が、図5に示す位置に対し右回転方向に2
0度ずれた位置に設定されている車種については、回転
体59を図5の位置から補助部材61に対し20度右方
向に回転させた状態で装着することで、キャンセルカム
57の位置を、図6に示した位置と同様な左側(右ハン
ドル車の場合は右側)としたまま対応可能となる。固定
部47の車種による角度ずれに対しては、上記20度の
ほか180度、200度についても同様に対応可能であ
る。
【0029】なお、上記実施例における三つの嵌合突起
51および、六つの嵌合凹部57の相互間の角度は、例
えば15度あるいは25度など、嵌合突起51相互およ
び嵌合凹部57相互がそれぞれ干渉せず、また嵌合凹部
がキャンセルカム55に干渉しない状態を確保できれ
ば、20度に限ることはない。
【0030】また、前述した各実施例においては、嵌合
突起51を補助部材43,61側に、嵌合凹部57を回
転体41,59側に、それぞれ設けてもよい。さらに、
前記各実施例では、FFC11が途中で折り返された反
転渦巻状でハウジング内に収容されるタイプで説明した
が、これに限ることはなく、一方向に渦巻き状態で収容
されるタイプにも適用可能である。
【0031】
【発明の効果】以上説明してきたように、この発明によ
れば、キャンセルカムを備えた補助部材を回転体に対し
その回転方向に沿って異なる位置、例えば互いに左右対
称となる位置にそれぞれ装着することで、可撓性のケー
ブルを外部に取り出す取出部を2カ所設けることなく、
左ハンドル車および右ハンドル車にそれぞれ対応でき、
左ハンドル車および右ハンドル車に対して1種類の回転
コネクタで兼用可能となり、また可撓性のケーブルの回
転体からの外部への取出部の位置が円周方向で異なる車
種についても、キャンセルカムを備えた補助部材を回転
体に対しその回転方向に沿って異なる位置にて装着する
ことで、1種類の回転コネクタで兼用可能となる。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明の一実施例を示す回転コネクタにおけ
る回転体と補助部材との分解斜視図である。
【図2】図1の回転体に補助部材を装着した状態の断面
図である。
【図3】(a)は図1の回転体の上面図、(b)は同回
転体の底面図である。
【図4】図1の補助部材の底面図である。
【図5】この発明の他の実施例を示す回転体の底面図で
ある。
【図6】この発明の他の実施例を示す補助部材の底面図
である。
【図7】従来例を示す回転コネクタの外観斜視図であ
る。
【図8】図7の回転コネクタの分解斜視図である。
【図9】図7の回転コネクタの断面図である。
【図10】図7の回転コネクタにおけるFFCの収容状
態を示す平面図である。
【符号の説明】
5 カバー(固定体) 7 アンダカバー(固定体) 9 環状空間 11 FFC(可撓性のケーブル) 41,59 回転体 43,61 補助部材 51 嵌合突起 55 キャンセルカム 57 嵌合凹部
フロントページの続き (56)参考文献 特開 平6−127305(JP,A) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) H01R 35/04

Claims (2)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 ステアリングホイールが固定され、かつ
    このステアリングホイールの回転動作に伴ってターンシ
    グナルスイッチを復帰させるキャンセルカムを備えた回
    転体が、車体側のステアリングコラムに固定される固定
    体に対して回転可能に設けられ、前記回転体と固定体と
    の間の環状空間に、一端が前記回転体に固定され、他端
    が前記固定体に固定された可撓性のケーブルが渦巻き状
    態で収容され、前記回転体側と固定体側とを電気的に導
    通させるように構成された回転コネクタにおいて、前記
    回転体に、前記キャンセルカムを備えた補助部材を着脱
    可能に装着し、前記補助部材は、前記回転体に対しその
    回転方向に沿って異なる位置に装着可能であることを特
    徴とする回転コネクタ。
  2. 【請求項2】 回転体と補助部材とのいずれか一方に複
    数の嵌合凹部を設け、いずれか他方に、前記補助部材が
    前記回転体に対しその回転方向に沿って異なる位置に装
    着可能なように前記嵌合凹部に嵌合する嵌合突起を設け
    たことを特徴とする請求項1記載の回転コネクタ。
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