JPH0742072U - ロールコネクタ - Google Patents

ロールコネクタ

Info

Publication number
JPH0742072U
JPH0742072U JP7587693U JP7587693U JPH0742072U JP H0742072 U JPH0742072 U JP H0742072U JP 7587693 U JP7587693 U JP 7587693U JP 7587693 U JP7587693 U JP 7587693U JP H0742072 U JPH0742072 U JP H0742072U
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
roll connector
rotor
stator
printed wiring
wiring board
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP7587693U
Other languages
English (en)
Inventor
幹夫 多田
積也 山▲崎▼
Original Assignee
株式会社東海理化電機製作所
住友電気工業株式会社
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by 株式会社東海理化電機製作所, 住友電気工業株式会社 filed Critical 株式会社東海理化電機製作所
Priority to JP7587693U priority Critical patent/JPH0742072U/ja
Publication of JPH0742072U publication Critical patent/JPH0742072U/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Abstract

(57)【要約】 【目的】 ロールコネクタにおいて、従来使用されてい
たフレキシブルフラットケーブルの代わりにフレキシブ
ルプリント配線板を使用することによって、ケーブルの
折り曲げによる断線の危険性を回避しつつケーブル端部
での方向転換を可能とし、部品点数の増加を招くことな
く確実な電気的接続を達成しうるロールコネクタを提供
する。 【構成】 相対回転可能なステータ1とロータ2との間
に形成されたドーナツ状スペースに、フレキシブルプリ
ント配線板11を渦巻き状に収容し、その一端をステータ
側に、他端をロータ側に固定したロールコネクタ。フレ
キシブルプリント配線板11の両端に補強板14、15が接続
されるとともに、補強板上に外部配線との接続部が形成
され、さらに、フレキシブルプリント配線板11の少なく
とも内径側端部がL字型に形成されている。

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】
本考案は、相対回転可能なロータとステータとの間に形成されるドーナツ状の スペース内に、ロータとステータとの相対的な回転を許容しつつロータ側とステ ータ側の相対回転可能な2部材を連続して電気的に接続する手段として、フレキ シブルプリント配線板(以下、FPCという。)が収容されるロールコネクタに関 する。
【0002】
【従来の技術および考案が解決しようとする課題】
従来より、ロールコネクタは、例えば自動車のステアリングホイールとステア リングコラムとの間に取り付けて、ステアリングホイールの回転状態に関係なく 、ホーンスイッチ等の操作部とそれに対応したホーン等の電装品とを電気的に接 続しておくために使用されている。ロールコネクタは図1の一部切欠斜視図に示 されるように、ロータ1とステータ2との間に形成されたドーナツ状の空間内に 、渦巻き状に巻かれた導体としてフレキシブルフラットケーブル(以下、FFC という。)3が収容されており、外壁部5によってカバーされている。そして、 FFCの一端をロータ1に、他端をステータ2に接続することにより、相対的に 回転する2部材間の電気的接続を行えるようになっている。
【0003】 この電気的接続のためのロータ側およびステータ側への外部からの接続部は、 接続のしやすさや、ロータ回転時の各接続部分同士の干渉防止といった観点から 、片方が渦巻き状のFFC3の上側に、他方が下側に形成されている。そして各 接続部は、ロールコネクタの回転軸と平行に外側からFFC3と接続されるよう に配置されている。ところが図2に示すようにFFC3は直線状であるので、そ のような接続部材と接続するためには、その端部の方向を転換する必要がある。 この方向転換は、例えばFFC自体を90°に折り曲げたり(図2参照)、バスバー を接続して行われる。一般にドーナツ状空間の外径側にあたるステータ側におい ては、ステータ形状を工夫することなどで、前記折り曲げやバスバーの使用を回 避できる場合もあるが、一般に内径側にあたるロータ側においてはその内側にス テアリングシャフトが存在するので、それを回避することは不可能である。
【0004】 しかしながら、FFC自体を折り曲げると、長期間使用するうちにその内部を 走る金属線4が疲労によって断線するおそれがある。また、バスバーを使用する 場合には、金属線4とバスバーとの接続部を固めるために樹脂成形等の工程が必 要になるので、部品点数および作業工程の増加によるコストアップにつながる。
【0005】 本考案は、前記従来技術の欠点を解消すべくなされたものであり、ロールコネ クタにおいて従来使用されていたFFCの代わりにFPCを使用することによっ て、渦巻き状の導体の折り曲げによる断線の危険性を回避しつつ、その端部での 方向転換を可能とし、部品点数の増加を招くことなく確実な電気的接続を達成し うるロールコネクタを提供するものである。
【0006】
【課題を解決するための手段及び作用・効果】
本考案のロールコネクタは、相対回転可能なステータとロータとの間に形成さ れたドーナツ状スペースに、FPCを渦巻き状に収容し、その一端をステータ側 に、他端をロータ側に固定したロールコネクタであって、FPCの両端に補強板 が接続されるとともに、補強板上に外部配線との接続部が形成され、さらに、F PCの少なくとも内径側端部がL字型に形成されている。
【0007】 FPCは、銅箔にベースフィルムをコーティングした後、所望のパターンを使 用して銅箔をエッチングし、その表面にカバーフィルムを設けることにより形成 される。このため、銅線の配置及び外形を任意に変更することにより、直線状の ものの他に例えばL字型など、種々の形状に作成することができる。従って、F PCの内径側端部を例えば最初から90°の角度を有するように形成しておけば、 ステータとロータとの間のドーナツ状空間に渦巻き状に収容したときに、FPC 端部を渦巻きに対して直角に取り出すことができ、このときに、内部を走る銅線 に負荷がかかることがないため、長期間の使用においても断線のおそれがない。 また、部品点数の増加ということも起こらない。
【0008】 ここで、FPCの内径側端部とはケーブルを渦巻き状に巻いたときの渦巻きの 中心側に位置する端部をいい、一般にロータ側に接続される側である。また、外 径側端部とは、渦巻きの外側に位置し一般にステータ側に接続される側である。 今、本考案のロールコネクタを自動車のステアリングホイールとステアリングコ ラムとの間に使用する場合を考えると、渦巻きの外側に位置しステータ側に接続 されるケーブルの外径側端部は、ステータ形状の設計態様により、スペースに余 裕がある場合があり、必ずしもケーブル端部をL字型にする必要はない。従って 、設計上の都合によりスペースが制限されるときにだけ、FPCの外径側端部も L字型にすればよい。しかし、内径側にあたるロータの内側にはステアリングシ ャフトが存在するためスペースに余裕がなく、FPC端部をL字型にする必要が ある。以上の説明はロールコネクタの内径側がロータであり、外径側がステータ である場合について説明したが、内径側がステータであって、外径側がロータで ある場合も同様である。
【0009】 本明細書において、L字型とは完全な90°のことをいうのではなく、渦巻き状 に巻かれたケーブルから、その一端の方向を転換して接続部に接続するのに十分 な角度を有する形状を意味するものである。
【0010】 ロールコネクタにおいて、従来使用されていたFFCに代えてFPCを使用す れば渦巻き状に巻かれたケーブルからその一端を直角方向に取り出す場合にも、 ケーブル自体を折り曲げたり、他の別部材による接続等を行う必要がなくなる。 これにより、折り曲げによる破断の危険性や部品点数の増加を防止しつつ、確実 な電気的接続が維持される。
【0011】
【実施例】
本考案の実施例を図面を参照しつつ以下に詳細に説明する。図3は、本考案の ロールコネクタに使用するFPCの一実施例を示す平面図である。このFPC11 は、銅箔にベースフィルム12をコーティングした後、所望のパターンを使用して 銅箔をエッチングして銅線部13を形成し、最後にカバーフィルム16を成形するこ とにより製造されるものである。したがって、予め銅線部13の端部をL字型にし ておけば、最初からその端部がL字型であるFPC11を容易に製造することが可 能である。なお、銅線部13の形状を明瞭に表すため図3にはカバーフィルム16は 示していない。図5には、図3のA−A線における断面図を示しており、銅線部 13上にカバーフィルム16が形成されている。カバーフィルム16は一部が開口して おり、開口部内で銅線部13が露出した部分に外部から配線が接続される。
【0012】 図3に示されるような形状のFPC11を使用すれば、ロータ1の内径側に設け られた接続部へ接続する際にも、折り曲げや、バスバー等の他の部品を使用する 必要がない。図3に示した実施例においては、FPC11の両端のうち、ロータ1 側に接続される内径側端部だけがL字型とされているが、ステータ2側への接続 のためのスペースに余裕がない場合には、外径側端部もL字型に形成してもよい 。
【0013】 また、FPC11の両端部には、補強板14、15として一般にプリント配線板に用 いられる熱硬化性樹脂の絶縁板が取り付けられており、この補強板14、15にリー ド線8、9がはんだ付け等により接続される。つまり、この補強板14、15が外部 配線との接続部となっている。補強板14はFPC11の内径側端部に取り付けられ ており、ロータ1側のリード線8に接続される。補強板15はFPCの外径側端部 に取り付けられており、ステータ2側のリード線9に接続される。補強板14、15 へのリード線8、9の取付けは、はんだ付けの他に、超音波やレーザー光線を使 用してもよい。このようにFPC11の端部に最初から補強板14、15を取り付けて おくことにより、実際にロールコネクタを組み立てる場合にFPC11を破損する ことなく、容易かつ確実にリード線8、9を接続することができる。
【0014】 図4には実際に組み立てられた本考案のロールコネクタの概略断面図が示され ている。FPC11の内径側端部はL字状に形成されているため、図4に示される ように補強板14はロータ1から上方向に突出することになる。そこで、ホルダー 6を、穴6bの中にリード線8を通して補強板14にかぶせることによりこれを保 護する。ホルダー6は係合手段(図示せず)によってロータ1の表面上に固定でき るようになっており、ホルダー6とリード線8とをナイロンバンド7でくくるこ とにより、リード線8と補強板14との接続部が断線することを防止する。一方、 FPC11の外径側端部の補強板15は、外壁部5に一体的に形成された保持部6a 内に保持されており、補強板15に接続されたリード線9はステータ2の下方に設 けられた突出部2aにナイロンバンド7によって固定されている。
【図面の簡単な説明】
【図1】 FFCを使用した従来のロールコネクタを示
す一部切欠斜視図である。
【図2】 FFCの折り曲げを説明する平面説明図であ
る。
【図3】 L字型に形成されたFPCの平面図である。
【図4】 FPCを使用した本考案のロールコネクタを
示す概略断面図である。
【図5】 図3に示されるFPCのA−A線における概
略断面図である。
【符号の説明】
1 ロータ 2 ステータ
2a 突出部 3 FFC 4 金属線
5 外壁部 6 ホルダー 6a 保持部
6b 穴 7 ナイロンバンド 8、9 リード線
11 FPC 12 ベースフィルム 13 銅線部
14、15 補強板 16 カバーフィルム

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 相対回転可能なステータ(1)とロータ
    (2)との間に形成されたドーナツ状スペースに、フレキ
    シブルプリント配線板(11)を渦巻き状に収容し、その一
    端をステータ側に、他端をロータ側に固定したロールコ
    ネクタであって、 フレキシブルプリント配線板(11)の両端に補強板(14、1
    5)が接続されるとともに、補強板(14、15)上に外部配線
    との接続部が形成され、さらに、フレキシブルプリント
    配線板(11)の少なくとも内径側端部がL字型に形成され
    ていることを特徴とするロールコネクタ。
JP7587693U 1993-12-28 1993-12-28 ロールコネクタ Pending JPH0742072U (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP7587693U JPH0742072U (ja) 1993-12-28 1993-12-28 ロールコネクタ

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP7587693U JPH0742072U (ja) 1993-12-28 1993-12-28 ロールコネクタ

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JPH0742072U true JPH0742072U (ja) 1995-07-21

Family

ID=13588925

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP7587693U Pending JPH0742072U (ja) 1993-12-28 1993-12-28 ロールコネクタ

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JPH0742072U (ja)

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2024053462A1 (ja) * 2022-09-07 2024-03-14 古河電気工業株式会社 回転コネクタ装置および車載装置

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2024053462A1 (ja) * 2022-09-07 2024-03-14 古河電気工業株式会社 回転コネクタ装置および車載装置

Similar Documents

Publication Publication Date Title
KR100194157B1 (ko) 회전커넥터
US5683260A (en) Rotary connector
JP2931131B2 (ja) 回転コネクタとハーネスとの接続構造
US6116930A (en) Rotary connection unit
US10468845B2 (en) Rotary connector
US5580259A (en) Clockspring with resilient flat cable carrier apparatus
JP3050636B2 (ja) コネクタ装置
US5561266A (en) Cable connector
US10651617B1 (en) Rotary connector and method for assembling same
JPH04298982A (ja) 二つの端位置の間で送電するための装置
JPH0542574Y2 (ja)
US6294255B1 (en) Method of and structure for fixing a flexible electrical conductor
JPH0742072U (ja) ロールコネクタ
JP2002042924A (ja) 電気接続構造
KR0152593B1 (ko) 회전 커넥터
JPH09134748A (ja) ケーブル接続構造
WO2016152134A1 (ja) ケーブル接続構造及びその製造方法
JP2009054363A (ja) 導体シート及びこの導体シートを備えたシールドハーネス
JPH10178728A (ja) ケーブル固定方法
KR102282093B1 (ko) 플렉시블 케이블용 커넥터
JP3538297B2 (ja) 回転接続装置
JP3301929B2 (ja) ハンドルユニット
JP3322215B2 (ja) ケーブルリールとステアリングスイッチの電気接続構造
JP3170189B2 (ja) ケーブル接続構造
JPH0649098Y2 (ja) モータ