JPH09134748A - ケーブル接続構造 - Google Patents

ケーブル接続構造

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JPH09134748A
JPH09134748A JP7291372A JP29137295A JPH09134748A JP H09134748 A JPH09134748 A JP H09134748A JP 7291372 A JP7291372 A JP 7291372A JP 29137295 A JP29137295 A JP 29137295A JP H09134748 A JPH09134748 A JP H09134748A
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cable
circuit board
terminal
flexible circuit
flexible
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JP7291372A
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Satoshi Ishikawa
聡 石川
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Original Assignee
Yazaki Corp
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    • HELECTRICITY
    • H05ELECTRIC TECHNIQUES NOT OTHERWISE PROVIDED FOR
    • H05KPRINTED CIRCUITS; CASINGS OR CONSTRUCTIONAL DETAILS OF ELECTRIC APPARATUS; MANUFACTURE OF ASSEMBLAGES OF ELECTRICAL COMPONENTS
    • H05K1/00Printed circuits
    • H05K1/02Details
    • H05K1/03Use of materials for the substrate
    • H05K1/0393Flexible materials
    • HELECTRICITY
    • H05ELECTRIC TECHNIQUES NOT OTHERWISE PROVIDED FOR
    • H05KPRINTED CIRCUITS; CASINGS OR CONSTRUCTIONAL DETAILS OF ELECTRIC APPARATUS; MANUFACTURE OF ASSEMBLAGES OF ELECTRICAL COMPONENTS
    • H05K3/00Apparatus or processes for manufacturing printed circuits
    • H05K3/22Secondary treatment of printed circuits
    • H05K3/28Applying non-metallic protective coatings
    • H05K3/284Applying non-metallic protective coatings for encapsulating mounted components
    • HELECTRICITY
    • H05ELECTRIC TECHNIQUES NOT OTHERWISE PROVIDED FOR
    • H05KPRINTED CIRCUITS; CASINGS OR CONSTRUCTIONAL DETAILS OF ELECTRIC APPARATUS; MANUFACTURE OF ASSEMBLAGES OF ELECTRICAL COMPONENTS
    • H05K3/00Apparatus or processes for manufacturing printed circuits
    • H05K3/36Assembling printed circuits with other printed circuits
    • H05K3/361Assembling flexible printed circuits with other printed circuits
    • H05K3/363Assembling flexible printed circuits with other printed circuits by soldering

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  • Coupling Device And Connection With Printed Circuit (AREA)
  • Multi-Conductor Connections (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 自由に変形することができ、設計の自由度を
向上させることのできるケーブル接続構造を提供するこ
とにある。 【解決手段】 フレキシブルフラットケーブル13と他
のケーブル16とを接続するケーブル接続構造であっ
て、前記フレキシブルフラットケーブル13の各導線1
3cをフレキシブル回路基板21の一方の端子211a
に接続し、前記他のケーブル16の導線16aをフレキ
シブル回路基板21の他方の端子211bに接続したこ
とを特徴としている。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、フレキシブルフ
ラットケーブルを他のケーブルに接続するためのケーブ
ル接続構造に関する。
【0002】
【従来の技術】フレキシブルフラットケーブルとして
は、例えば図17に示す相対回転部材間継電装置10に
設けられたフレキシブルフラットケーブル13が知られ
ている。相対回転部材間継電装置10は、内側円筒部1
1aを有する回転体(第1の回転体)11と、内側円筒
部11aを所定の間隔をおいて囲む外側円筒部12aを
有する固定体(第2の回転体)12と、内側円筒部11
aと外側円筒部12aとの間の環状の空間K内に、同空
間Kに沿って渦巻き状に巻かれた状態で収納され、内周
端部13aが内側円筒部11aに保持され、外周端部1
3bが外側円筒部12aに保持されるフレキシブルフラ
ットケーブル13と、上記空間Kに沿って移動自在に設
けられ、開口部2aでフレキシブルフラットケーブル1
3を反転させるC字状の移動体2とを備えている。
【0003】また、内側円筒部11aには、空間Kの上
側の開口部を覆う上カバー14が固定されるようになっ
ており、外側円筒部12aには、空間Kの下側の開口部
を覆う下カバー12bが外側円筒部12aと一体に形成
されている。また、上記回転体11は、例えば自動車の
ハンドル部におけるステアリングホイール側に連結さ
れ、固定体12はステアリングコラム側に固定されるよ
うになっている。
【0004】そして、フレキシブルフラットケーブル1
3は、ケーブル接続構造15を介して、他のケーブル1
6に接続されている。
【0005】ケーブル接続構造15としては、図18〜
図19に示すように、例えば実公平4−24611号公
報において示されているものが知られている。すなわ
ち、ケーブル接続構造15は、絶縁支持体15aによっ
て連結したジョイントバー15bを介して、フレキシブ
ルフラットケーブル13の導線13cと、他のケーブル
16の導線16aとを接続し、そのジョイントバー15
bによる接続部の全体を樹脂成形保護体15cによって
覆ったもので構成されている。
【0006】しかし、個々に独立した他のケーブル16
の導線16aの間隔の方がフレキシブルフラットケーブ
ル13の導線13cの間隔より広い場合には、上記ケー
ブル接続構造15を用いることができず、このため図1
2に示すようなケーブル接続構造17を用いることにな
る。このケーブル接続構造17は、導線の間隔を変更す
るジョイントバー18を介して、間隔の狭いフレキシブ
ルフラットケーブル13の導線13cと、間隔の広い他
のケーブル16の導線16aとを接続するようになって
いる。
【0007】そして、上記ケーブル接続構造15又はケ
ーブル接続構造17は、上カバー14に設けられた回転
側ホルダ14aや、外側円筒部12aに設けられた固定
側ホルダ12cに保持されるようになっている
【0008】
【発明が解決しようとする課題】ところで、上記のよう
なケーブル接続構造15やケーブル接続構造17におい
ては、ジョイントバー15bやジョイントバー18がフ
レキシブルフラットケーブル13と他のケーブル16と
を固定的に連結するものであって、自由に変形すること
ができないから、設計の自由度が低いという欠点があ
る。
【0009】この発明は上述した問題を解消するために
なされたもので、その目的は、自由に変形することがで
き、設計の自由度を向上させることのできるケーブル接
続構造を提供することにある。
【0010】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に、この発明は、フレキシブルフラットケーブルと他の
ケーブルとを接続するケーブル接続構造であって、前記
フレキシブルフラットケーブルの各導線をフレキシブル
回路基板の一方の端子に接続し、前記他のケーブルの導
線をフレキシブル回路基板の他方の端子に接続したこと
を特徴としている。
【0011】また、上記フレキシブル回路基板は、一方
の端子と他方の端子との間が平面的に、かつ直線的に延
在するように構成されていることが好ましい。
【0012】さらに、上記フレキシブル回路基板は、一
方の端子と他方の端子との間が平面的に延在し、かつそ
の延在する方向が所定の角度傾いているものであっても
よい。
【0013】さらにまた、上記フレキシブル回路基板
は、一方の端子と他方の端子との間の所定の位置に、平
面方向において段差を生じるような段部を有しているも
のであってもよい。
【0014】また、上記フレキシブル回路基板は、各一
方の端子間の間隔と、各他方の端子間の間隔とが異なっ
ているものであってもよい。
【0015】さらに、上記フレキシブルフラットケーブ
ルの各導線とフレキシブル回路基板の一方の端子との接
続部を、樹脂製の第1の接続成形体で封止して固定し、
他のケーブルの各導線とフレキシブル回路基板の他方の
端子との接続部を、樹脂製の第2の接続成形体で封止し
て固定するように構成することが好ましい。
【0016】さらにまた、上記フレキシブルフラットケ
ーブルと他のケーブルとを、フレキシブル回路基板の近
傍位置で固定的に保持して連結する箱状接続部材を設け
るように構成してもよい。
【0017】また、上記フレキシブルフラットケーブル
は、相対的に回転する第1の回転体と第2の回転体との
間の環状の空間にぜんまい状に巻かれて、これらの第1
の回転体側と第2の回転体側とを電気的に接続するよう
に設けられており、他のケーブルは、第1の回転体及び
第2の回転体のいずれか一方又は双方に設けられている
ことが好ましい。
【0018】そして、上記のように構成された発明にお
いては、フレキシブルフラットケーブルと他のケーブル
とをフレキシブル回路基板を介して接続するようになっ
ているから、フレキシブル回路基板の部分で自由に変形
することができる。したがって、所定の形状に沿うよう
に、フレキシブルフラットケーブル、フレキシブル回路
基板及び他のケーブルを配置することができるから、設
計の自由度を向上させることができる。
【0019】また、一方の端子と他方の端子との間が平
面的に、かつ直線的に延在するように、フレキシブル回
路基板を構成したものにあっては、その長手方向及び幅
方向に自由に湾曲するように変形することができるか
ら、設計の自由度を高めることができる。
【0020】さらに、一方の端子と他方の端子との間が
平面的に延在し、かつその延在する方向が所定の角度傾
くように、フレキシブル回路基板を構成したものにあっ
ては、フレキシブルフラットケーブルと他のケーブルと
を所定の角度傾けて交差させるように接続することがで
きる。
【0021】さらにまた、一方の端子と他方の端子との
間の所定の位置に、平面方向において段差を生じる段部
を有するように、フレキシブル回路基板を構成したもの
にあっては、フレキシブルフラットケーブルと他のケー
ブルとをその長さ方向の軸線をずらすようにして接続す
ることができる。しかも、フレキシブルフラットケーブ
ルと他のケーブルとが互いに引っ張る方向においてずれ
た場合でも、このずれを段部において吸収することがで
きる。したがって、各導線の接続部に力が作用するのを
防止することができる。
【0022】また、各一方の端子間の間隔と、各他方の
端子間の間隔とが異なるように、フレキシブル回路基板
を構成したものにあっては、フレキシブルフラットケー
ブルの各導線の間隔と、他のケーブルの各導線との間隔
が異なっていても接続することができる。
【0023】さらに、フレキシブルフラットケーブルの
各導線とフレキシブル回路基板の一方の端子との接続部
を、樹脂製の第1の接続成形体で封止して固定し、他の
ケーブルの各導線とフレキシブル回路基板の他方の端子
との接続部を、樹脂製の第2の接続成形体で封止して固
定したものにあっては、接続部の絶縁性の向上及び接続
部にかかる負担の軽減を図ることができる。しかも、第
1の接続成形体及び第2の接続成形体を小さなもので構
成することができるから、これらの第1の接続成形体及
び第2の接続成形体によって、設計の自由度が損なわれ
ることがない。
【0024】さらにまた、フレキシブルフラットケーブ
ルと他のケーブルとを、フレキシブル回路基板の近傍位
置で固定的に保持して連結する箱状接続部材を設けたも
のにあっては、この箱状接続部材内において、フレキシ
ブル回路基板を所定量屈曲させるなど余裕を持たせた状
態に保持することができる。したがって、例えばフレキ
シブルフラットケーブル及び他のケーブルによって、フ
レキシブル回路基板を引っ張るような力が生じても、各
導線における接続部に力が作用するのを防止することが
できる。すなわち、フレキシブルフラットケーブル及び
他のケーブルから引っ張り力が作用すれば、箱状接続部
材が弾性的にたわむことになる。しかし、フレキシブル
回路基板が箱状接続部材内において余裕を持って保持さ
れているから、上記弾性的なたわみによるずれが生じて
も、このずれをフレキシブル回路基板で吸収することが
できる。
【0025】また、フレキシブルフラットケーブルが第
1の回転体と第2の回転体との間の空間に設けられ、他
のケーブルが第1の回転体及び第2の回転体のいずれか
一方又は双方に設けられているものにあっては、フレキ
シブル回路基板の自由に屈曲する性質を生かして、狭い
空間においてフレキシブルフラットケーブルと他のケー
ブルとを接続することができる。
【0026】
【発明の実施の形態】以下、この発明の実施の形態とし
て、相対回転部材間継電装置において用いるケーブル接
続構造を図1〜図16を参照して説明する。なお、図1
〜図9は第1の実施の形態を示し、図10〜図16は第
2の実施の形態を示している。
【0027】まず、図1〜図9を参照して、この発明の
第1の実施の形態を説明する。ただし、図17〜図20
に示す従来例の構成要素と共通する要素には同一の符号
を付し、その説明を簡略化する。
【0028】この実施の形態で示すケーブル接続構造2
0は、図1に示すように、フレキシブルフラットケーブ
ル13と他のケーブル16とをフレキシブル回路基板
(FPC)21を介して接続するように構成したもので
あって、フレキシブル回路基板21の一方の端子211
aをフレキシブルフラットケーブル13の各導線13c
に半田によって溶接接続し、フレキシブル回路基板21
の他方の端子211bを他のケーブル16の各導線16
aに半田によって溶接接続するように構成している。な
お、フレキシブルフラットケーブル13は、内周端部1
3a(図17参照)の各導線13cを他のケーブル16
に接続するものとして示している。
【0029】フレキシブル回路基板21は、一方の端子
211aと他方の端子211bとの間が平面的に延在
し、かつその延在する方向が90度傾いている。そし
て、一方の端子211a及び他方の端子211bは、フ
レキシブル回路基板21に設けられた配線211の各端
部によって構成されている。
【0030】そして、フレキシブルフラットケーブル1
3の各導線13cとフレキシブル回路基板21の一方の
端子211aとの溶接接続部の周囲を、樹脂製の第1の
接続成形体22で封止して固定し、他のケーブル16の
各導線16aとフレキシブル回路基板21の他方の端子
211bとの溶接接続部の周囲を、樹脂製の第2の接続
成形体23で封止して固定している。
【0031】第1の接続成形体22は、図3、図6、図
7及び図8に示すように、回転体(第1の回転体)11
の内側円筒部11aに形成された矩形状の凹部11bに
嵌まるように形成されている。そして、第1の接続成形
体22の両側部には、凹部11bに形成された係止孔1
1cに係止する係止突起22aが形成されている。な
お、内側円筒部11aには、凹部11bの両側にフレキ
シブルフラットケーブル13及びフレキシブル回路基板
21をぞれぞれ挿入するスリット11d、11eが形成
されている。
【0032】第2の接続成形体23は、図5、図6、図
7及び図9に示すように、上カバー14に設けられた回
転側ホルダ14aに嵌まるように形成されている。そし
て、第2の接続成形体23の両側部には、回転側ホルダ
14aに形成された係止孔14bに係止する係止突起2
3aが形成されている。なお、上カバー14には、図7
に示すように、フレキシブル回路基板21を回転側ホル
ダ14aに滑らかに案内する案内部14cが形成されて
いる。
【0033】上記のように構成されたケーブル接続構造
20においては、図2に示すように、フレキシブル回路
基板21の一方の端子211aをフレキシブルフラット
ケーブル13の各導線13cに半田によって溶接接続
し、図4に示すように、フレキシブル回路基板21の他
方の端子211bを他のケーブル16の各導線16aに
半田によって溶接接続する。そして、例えば射出成形機
を用いて各溶接接続部に、それぞれ第1の接続成形体2
2及び第2の接続成形体23をインサート成形する。
【0034】また、上記第1の接続成形体22を内側円
筒部11aの凹部11bに挿入するとともに、フレキシ
ブルフラットケーブル13を内側円筒部11aのスリッ
ト11dに挿入し、フレキシブル回路基板21をスリッ
ト11eに挿入する。この際、第1の接続成形体22の
係止突起22aが内側円筒部11aの係止孔11cに係
止して、第1の接続成形体22が凹部11bに固定され
た状態になる。また、第2の接続成形体23を回転側ホ
ルダ14aに挿入する。この際、第2の接続成形体23
の係止突起23aが回転側ホルダ14aの係止孔14b
に係止して、第2の接続成形体23が回転側ホルダ14
aに固定された状態になる。
【0035】上記のように構成されたケーブル接続構造
20によれば、フレキシブルフラットケーブル13と他
のケーブル16とを、フレキシブル回路基板21を介し
て連結するようになっているから、フレキシブル回路基
板21を内側円筒部11aの凹部11bからスリット1
1dに沿って湾曲させ、かつスリット11dから回転側
ホルダ14aに向かうように湾曲させることができる。
したがって、所定の形状に合わせることができるから、
設計の自由度を向上させることができる。
【0036】しかも、第1の接続成形体22及び第2の
接続成形体23が溶接接続部の周囲のみを覆う小さなも
ので構成されているから、内側円筒部11aの凹部11
bや、上カバー14上の回転側ホルダ14aを小さくす
ることができる。特に、第2の接続成形体23が小さく
なって、上カバー14から突出する量が少なくなるか
ら、相対回転部材間継電装置として例えば自動車のハン
ドル部にコンパクトに収めることができる。また、第1
の接続成形体22及び第2の接続成形体23によって、
溶接接続部の絶縁性の向上及び溶接接続部にかかる負担
の軽減を図ることができる。
【0037】さらに、フレキシブル回路基板21の延在
する方向が90度傾いているから、フレキシブルフラッ
トケーブル13と他のケーブル16とを直角に接続する
ことができる。
【0038】次ぎに、この発明の第2の実施の形態を図
10〜図16を参照して説明する。ただし、図17〜図
20に示す従来例の構成要素、及び図1〜図9に示す第
1の実施の形態と共通する要素には同一の符号を付し、
その説明を簡略化する。
【0039】この実施の形態で示すケーブル接続構造2
0は、図10〜図14に示すように、フレキシブルフラ
ットケーブル13と他のケーブル16とをフレキシブル
回路基板21を介して接続するように構成したものであ
って、フレキシブル回路基板21は、一方の端子211
aと他方の端子211bとの間の所定の位置に、平面方
向において段差を生じるような段部212を有してい
る。すなわち、フレキシブル回路基板21は、直角に折
れ曲がる2つの角部212a、212bによって段部2
12を構成し、一方の端子211a側の部分と、他方の
端子211b側の部分とをほぼ平行に位置させている。
【0040】また、フレキシブル回路基板21は、各一
方の端子211a間の間隔と、各他方の端子211b間
の間隔とが異なっている。すなわち、一方の端子211
aの間隔より、他方の端子211bの間隔の方が広くな
っている。これは、フレキシブルフラットケーブル13
の各導線13cの間隔より、他のケーブル16の各導線
16aの間隔の方が広いためであり、他方の端子211
bの間隔は他のケーブル16の導線16aが接続可能な
ように広くなっている。
【0041】そして、図13に示すように、フレキシブ
ルフラットケーブル13と他のケーブル16とを連結す
るように箱状接続部材24が設けられている。この箱状
接続部材24は、上蓋24aと下蓋24bとによって、
フレキシブル回路基板21の周囲を密閉するように覆
い、かつフレキシブル回路基板21の近傍に位置するフ
レキシブルフラットケーブル13と他のケーブル16と
を固定的に保持するようになっている。
【0042】上記のように構成されたケーブル接続構造
20においては、図17に示すように、フレキシブルフ
ラットケーブル13の内周端部13aを、内側円筒部1
1で直角に折り曲げる。そうすると、ケーブル接続構造
20が、図16に示すように、上カバー14より上側に
位置するようになるから、このケーブル接続構造20を
上カバー14の回転側ホルダ14aに固定する。
【0043】上記のように構成されたケーブル接続構造
20によれば、一方の端子211aと他方の端子211
bとの間の所定の位置に、平面方向において段差を生じ
る段部212を有しているから、フレキシブルフラット
ケーブル13と他のケーブル16とを平行にずらして接
続することができる。
【0044】また、フレキシブルフラットケーブル13
と他のケーブル16とが引っ張られる方向にずれた場合
には、図12及び図14に示すように、箱状接続部材2
4が弾性的にたわむことになる。すなわち、箱状接続部
材24が設けられていても、フレキシブル回路基板21
を変形させるようなずれが生じることがある。しかし、
フレキシブル回路基板21には段部212が形成されて
いるから、上記ずれを段部212で吸収することができ
る。したがって、各導線13c、16aの溶接接続部に
力が作用するのを防止することができる。また、箱状接
続部材24でフレキシブル回路基板21の回りを密閉す
るように覆っているから、溶接接続部の絶縁性の向上を
図ることができる。
【0045】さらに、各一方の端子間211aの間隔
と、各他方の端子間211bの間隔とが異なるように構
成することができるから、フレキシブルフラットケーブ
ル13の各導線13cの間隔と、他のケーブル16の各
導線16aとの間隔が異なっていても接続することがで
きる。
【0046】なお、上記各実施の形態においては、相対
回転部材間継電装置におけるフレキシブルフラットケー
ブル13と他のケーブル16とを接続するケーブル接続
構造について示したが、このケーブル接続構造は普通一
般に用いられるフレキシブルフラットケーブルと他のケ
ーブルとを接続するように構成してもよいことはいうま
でもない。
【0047】また、各実施の形態において、各導線13
c、16aと、フレキシブル回路基板21の各端子21
1a、211bとを半田によって溶接するように構成し
たが、スポット溶接、超音波溶接、圧着等によって接続
するように構成してもよい。
【0048】さらに、上記各実施の形態においては、フ
レキシブル回路基板21として、90度傾けたものや、
段部212を有するものを示したが、このフレキシブル
回路基板は、平面的に、かつ直線的に真っ直ぐに延在す
るように構成したものであってもよい。
【0049】さらにまた、上記第1の実施の形態におい
ては、フレキシブル回路基板21の延在する方向を90
度傾けるように構成したが、90度以外の所定角度傾け
るように構成してもよい。
【0050】また、上記第2の実施の形態においては、
フレキシブル回路基板21の段部212を、直角に折れ
曲がる2つの角部212a、212bによって構成した
が、これらの角部212a、212bは直角に折れ曲が
るものでなくてもよい。そして、これらの角部212
a、212bが直角でない場合には、フレキシブルフラ
ットケーブル13と他のケーブル16とがその長手方向
において軸線をずらし、かつ所定の角度傾いた状態で接
続されることになる。さらに、フレキシブル回路基板は
所定の位置で所定の角度傾くように折り曲げたものであ
ってもよい。
【0051】さらに、箱状接続部材24内には、フレキ
シブル回路基板を所定量屈曲させるなどによって余裕を
持たせた状態で設けてもよい。この場合にも、フレキシ
ブルフラットケーブル13及び他のケーブル16から、
フレキシブル回路基板を引っ張るような力が生じても、
各導線13c、16aにおける溶接接続部に力が作用す
るのを防止することができる。
【0052】
【発明の効果】この発明によれば、フレキシブルフラッ
トケーブルと他のケーブルとをフレキシブル回路基板を
介して接続するようになっているから、フレキシブル回
路基板の部分で自由に変形することができる。したがっ
て、所定の形状に沿うように、フレキシブルフラットケ
ーブル、フレキシブル回路基板及び他のケーブルを配置
することができるから、設計の自由度を向上させること
ができる。
【0053】また、一方の端子と他方の端子との間が平
面的に、かつ直線的に延在するように、フレキシブル回
路基板を構成したものにあっては、その長手方向及び幅
方向に自由に湾曲するように変形することができるか
ら、設計の自由度を高めることができる。
【0054】さらに、一方の端子と他方の端子との間が
平面的に延在し、かつその延在する方向が所定の角度傾
くように、フレキシブル回路基板を構成したものにあっ
ては、フレキシブルフラットケーブルと他のケーブルと
を所定の角度傾けて交差させるように接続することがで
きる。
【0055】さらにまた、一方の端子と他方の端子との
間の所定の位置に、平面方向において段差を生じる段部
を有するように、フレキシブル回路基板を構成したもの
にあっては、フレキシブルフラットケーブルと他のケー
ブルとをその長さ方向の軸線をずらすようにして接続す
ることができる。しかも、フレキシブルフラットケーブ
ルと他のケーブルとが互いに引っ張る方向においてずれ
た場合でも、このずれを段部において吸収することがで
きる。したがって、各導線の接続部に力が作用するのを
防止することができる。
【0056】また、各一方の端子間の間隔と、各他方の
端子間の間隔とが異なるように、フレキシブル回路基板
を構成したものにあっては、フレキシブルフラットケー
ブルの各導線の間隔と、他のケーブルの各導線との間隔
が異なっていても接続することができる。
【0057】さらに、フレキシブルフラットケーブルの
各導線とフレキシブル回路基板の一方の端子との接続部
を、樹脂製の第1の接続成形体で封止して固定し、他の
ケーブルの各導線とフレキシブル回路基板の他方の端子
との接続部を、樹脂製の第2の接続成形体で封止して固
定したものにあっては、接続部の絶縁性の向上及び接続
部にかかる負担の軽減を図ることができる。しかも、第
1の接続成形体及び第2の接続成形体を小さなもので構
成することができるから、これらの第1の接続成形体及
び第2の接続成形体によって、設計の自由度が損なわれ
ることがない。
【0058】さらにまた、フレキシブルフラットケーブ
ルと他のケーブルとを、フレキシブル回路基板の近傍位
置で固定的に保持して連結する箱状接続部材を設けたも
のにあっては、この箱状接続部材内において、フレキシ
ブル回路基板を所定量屈曲させるなど余裕を持たせた状
態に保持することができる。したがって、例えばフレキ
シブルフラットケーブル及び他のケーブルによって、フ
レキシブル回路基板を引っ張るような力が生じても、各
導線における接続部に力が作用するのを防止することが
できる。すなわち、フレキシブルフラットケーブル及び
他のケーブルから引っ張り力が作用すれば、箱状接続部
材が弾性的にたわむことになる。しかし、フレキシブル
回路基板が箱状接続部材内において余裕を持って保持さ
れているから、上記弾性的なたわみによるずれが生じて
も、このずれをフレキシブル回路基板で吸収することが
できる。
【0059】また、フレキシブルフラットケーブルが第
1の回転体と第2の回転体との間の空間に設けられ、他
のケーブルが第1の回転体及び第2の回転体のいずれか
一方又は双方に設けられているものにあっては、フレキ
シブル回路基板の自由に屈曲する性質を生かして、狭い
空間においてフレキシブルフラットケーブルと他のケー
ブルとを接続することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明の第1の実施の形態として示したケー
ブル接続構造の斜視図。
【図2】同ケーブル接続構造におけるフレキシブル回路
基板とフレキシブルフラットケーブルとを接続する状態
を示す斜視図。
【図3】同ケーブル接続構造の第1の接続成形体を示す
斜視図。
【図4】同ケーブル接続構造におけるフレキシブル回路
基板と他のケーブルとを接続する状態を示す斜視図。
【図5】同ケーブル接続構造の第2の接続成形体を示す
斜視図。
【図6】同ケーブル接続構造の外観を示す斜視図。
【図7】同ケーブル接続構造を用いて接続を行う相対回
転部材間継電装置の内側円筒部及び上カバーを示す斜視
図。
【図8】同ケーブル接続構造を内側円筒部に設置する状
態を示す分解斜視図。
【図9】同ケーブル接続構造を上カバーの回転側ホルダ
に設置する状態を示す分解斜視図。
【図10】この発明の第2の実施の形態として示したケ
ーブル接続構造の要部斜視図。
【図11】同ケーブル接続構造の要部側面図。
【図12】同ケーブル接続構造において、フレキシブル
フラットケーブルと他のケーブルとを引っ張り方向に変
位させた状態を示す要部側面図。
【図13】同ケーブル接続構造の側断面図。
【図14】同ケーブル接続構造において、フレキシブル
フラットケーブルと他のケーブルとを引っ張り方向に変
位させた状態を示す側断面図。
【図15】同ケーブル接続構造の外観を示す斜視図。
【図16】同ケーブル接続構造を上カバーの回転側ホル
ダに設置する状態を示す分解斜視図。
【図17】従来例として示したケーブル接続構造を備え
た相対回転部材間継電装置を示す分解斜視図。
【図18】同ケーブル接続構造を示す側面図。
【図19】同ケーブル接続構造を示す平面図。
【図20】他の従来例として示したケーブル接続構造の
平面図。
【符号の説明】
11 第1の回転体(回転体) 12 第2の回転体(固定体) 13 フレキシブルフラットケーブル 13c 導体 16 他のケーブル 16a 導体 20 ケーブル接続構造 21 フレキシブル回路基板 211 配線 211a 一方の端子 211b 他方の端子 212 段部 22 第1の接続成形体 23 第2の接続成形体 24 箱状接続部材 K 空間

Claims (8)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 フレキシブルフラットケーブルと他のケ
    ーブルとを接続するケーブル接続構造であって、 前記フレキシブルフラットケーブルの各導線をフレキシ
    ブル回路基板の一方の端子に接続し、前記他のケーブル
    の導線をフレキシブル回路基板の他方の端子に接続した
    ことを特徴とするケーブル接続構造。
  2. 【請求項2】 フレキシブル回路基板は、一方の端子と
    他方の端子との間が平面的に、かつ直線的に延在するよ
    うに構成されていることを特徴とする請求項1記載のケ
    ーブル接続構造。
  3. 【請求項3】 フレキシブル回路基板は、一方の端子と
    他方の端子との間が平面的に延在し、かつその延在する
    方向が所定の角度傾いていることを特徴とする請求項1
    記載のケーブル接続構造。
  4. 【請求項4】 フレキシブル回路基板は、一方の端子と
    他方の端子との間の所定の位置に、平面方向において段
    差を生じるような段部を有していることを特徴とする請
    求項1記載のケーブル接続構造。
  5. 【請求項5】 フレキシブル回路基板は、各一方の端子
    間の間隔と、各他方の端子間の間隔とが異なっているこ
    とを特徴とする請求項1、請求項2、請求項3又は請求
    項4記載のケーブル接続構造。
  6. 【請求項6】 フレキシブルフラットケーブルの各導線
    とフレキシブル回路基板の一方の端子との接続部を、樹
    脂製の第1の接続成形体で封止して固定し、他のケーブ
    ルの各導線とフレキシブル回路基板の他方の端子との接
    続部を、樹脂製の第2の接続成形体で封止して固定して
    いることを特徴とする請求項1、請求項2、請求項3、
    請求項4又は請求項5記載のケーブル接続構造。
  7. 【請求項7】 フレキシブルフラットケーブルと他のケ
    ーブルとを、フレキシブル回路基板の近傍位置で固定的
    に保持して連結する箱状接続部材を設けたことを特徴と
    する請求項1、請求項2、請求項3、請求項4又は請求
    項5記載のケーブル接続構造。
  8. 【請求項8】 フレキシブルフラットケーブルは、相対
    的に回転する第1の回転体と第2の回転体との間の環状
    の空間にぜんまい状に巻かれて、これらの第1の回転体
    側と第2の回転体側とを電気的に接続するように設けら
    れており、 他のケーブルは、第1の回転体及び第2の回転体のいず
    れか一方又は双方に設けられていることを特徴とする請
    求項1、請求項2、請求項3、請求項4、請求項5、請
    求項6又は請求項7記載のケーブル接続構造。
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