JP2003134634A - プロテクタ - Google Patents

プロテクタ

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JP2003134634A
JP2003134634A JP2001318054A JP2001318054A JP2003134634A JP 2003134634 A JP2003134634 A JP 2003134634A JP 2001318054 A JP2001318054 A JP 2001318054A JP 2001318054 A JP2001318054 A JP 2001318054A JP 2003134634 A JP2003134634 A JP 2003134634A
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Japan
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lid
bent
wire harness
protector
accommodating
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JP2001318054A
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Mitsuharu Suzuki
光治 鈴木
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Yazaki Corp
Original Assignee
Yazaki Corp
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 容易にワイヤハーネスに取り付けることがで
きるプロテクタを提供する。 【解決手段】 屈曲したワイヤハーネス11を保護する
プロテクタにおいて、平板状の底壁5及びその両側に立
設された側壁6、7からなる複数の収容部8、9を有す
ると共に、これら収容部8、9の底壁5、5を折り曲げ
自在に連結する折曲部10を有するワイヤハーネス収容
部2と、それら収容部8、9と係合して収容部8、9の
開口部を閉塞する蓋部13、14を有すると共に、これ
ら蓋部13、14の間に介設され、前記屈曲したワイヤ
ハーネス11に沿って曲った曲蓋部15を有する蓋体4
とを備える。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、自動車に用いられ
ているワイヤハーネスの屈曲部を保護するプロテクタに
関するものである。
【0002】
【従来の技術】自動車にはワイヤハーネスが配索されて
おり、ワイヤハーネスは直線部分だけでなく屈曲した部
分もあり、この屈曲したワイヤハーネスを保護するのに
プロテクタを取り付けることが提案されている。このプ
ロテクタとしては、図10及び図11に示すように、ワ
イヤハーネス11を収容すると共にワイヤハーネス11
の配索に応じて屈曲した凹状の収容部30と、その収容
部30の開口部を閉塞する蓋体31とからなるものが提
案されている。その収容部30にワイヤハーネス11を
収容し蓋体31を閉めたプロテクタ32を車体内に固定
することにより、ワイヤハーネス11を保護しつつ配索
するようになっている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】ところで、ワイヤハー
ネスは、車両一台分、又は、一ブロック分の電線をまと
めて、予め配索台で配索して、狭い車体内での作業をで
きるだけ少なくしている。このとき、プロテクタ、コネ
クタハウジング等も取り付けられている。しかしなが
ら、ワイヤハーネスの屈曲部を保護するプロテクタを取
り付けるとき、ワイヤハーネスを収容するプロテクタ
(収容部)がワイヤハーネスの配索に応じて屈曲されて
いると、場所によって配索されたワイヤハーネスをプロ
テクタに収容し難いので、配索台上での取付が難しいも
のは後組み付けすることとなる。このように、自動車内
での取り付けになると、作業スペースが狭く、他の部品
等が邪魔になったりして、容易には取付が行えないこと
もあり得る。そこで、本発明は、このような実状に鑑み
なされたものであり、その目的は、容易にワイヤハーネ
スに取り付けることができるプロテクタを提供すること
にある。
【0004】
【課題を解決するための手段】前記目的を達成するため
に、本発明のプロテクタは、屈曲したワイヤハーネスを
保護するプロテクタにおいて、平板状の底壁及びその両
側に立設された側壁からなる収容部を複数有すると共に
これら収容部の底壁を折り曲げ自在に連結する折曲部を
有するワイヤハーネス収容部と、それら収容部と係合し
て収容部の開口部を閉塞する複数の蓋部を有すると共
に、これら蓋部の間に介設され、前記屈曲したワイヤハ
ーネスに沿って曲った曲蓋部を有する蓋体とを備えたも
のである(請求項1)。
【0005】このように構成することで、複数の収容部
を直線上に配置し、これら収容部にワイヤハーネスを収
容した後、ワイヤハーネスを折曲部を介して折り曲げ、
それら収容部と蓋部とを係合させて収容部の開口部を閉
塞する。このとき、蓋部が2収容部と係合していると共
に曲蓋部によってワイヤハーネスの屈曲状態が維持され
るので、ワイヤハーネスを屈曲した状態で保護すること
ができる。このように、ワイヤハーネスをワイヤハーネ
ス収容部に収容する際、ワイヤハーネスを折り曲げるこ
となく直線で行えるので、容易にプロテクタの取付を行
える。
【0006】前記曲蓋部が、前記折曲部を折り曲げた収
容部と前記蓋部とを係合させたとき、曲蓋部の内側に折
曲部が位置されるように湾曲していることが好ましい
(請求項2)。このように構成することで、曲ったワイ
ヤハーネスが直線状に戻ろうとするとき、曲蓋部に当接
してその動きが曲蓋部でも抑制されるので、確実にワイ
ヤハーネスを曲った状態に保持することができる。
【0007】前記曲蓋部の両側に、前記収容部と前記蓋
部とを係合したとき、前記折曲部の両側部を閉塞するよ
うにそれぞれ側壁を設けることが好ましい(請求項
3)。このように、屈曲蓋部の両側に側壁を設けること
により、ワイヤハーネスが屈曲部の側部から出ることが
ないので、ワイヤハーネスの収容状態が良好になる。
【0008】前記曲蓋部の両側に、前記収容部と前記蓋
部とを係合したとき、前記折曲部の両側部を閉塞するよ
うにそれぞれ側壁を設け、前記収容部のどちらか一方の
収容部のどちらか一方の側壁と、その側壁に対応した前
記蓋部の側部とを結合ヒンジで接合し、かつ、その結合
ヒンジが接合されていない蓋部と前記曲蓋部とを蓋ヒン
ジで接合することが好ましい(請求項4)。
【0009】このように構成することで、収容部にワイ
ヤハーネスを収容してからワイヤハーネスを屈曲部を介
して屈曲させ、結合ヒンジを介してどちらか一方の収容
部と一方の蓋部とを係合させて一方の収容部の開口部を
閉塞する。このとき、屈曲部の側部には、屈曲蓋部の側
部の側壁が位置されるため、ワイヤハーネスが屈曲部の
側部から出ることがないので、ワイヤハーネスの収容状
態が良好になる。そして、蓋ヒンジを介して他方の蓋部
によって他方の収容部の開口部を閉塞することにより、
ワイヤハーネスの屈曲部をプロテクタで保護することが
できる。このように、ワイヤハーネス収容部と蓋体とを
結合ヒンジ及び蓋ヒンジを介して一体的に成形すること
ができる。
【0010】前記結合ヒンジ側の屈曲蓋部の側壁を、可
撓部材で形成することが好ましい(請求項5)。これに
より、収容部と蓋部とを係合させて収容部の開口部を閉
塞するとき、結合ヒンジ側の屈曲蓋部の側壁がワイヤハ
ーネスと当接するとしても、その側壁が可撓部材で形成
されているので、その側壁をワイヤハーネスと当接しな
いように可撓することで、蓋部を収容部と係合させるこ
とができる。
【0011】前記曲蓋部の両側に、前記収容部と前記蓋
部とを係合したとき、前記折曲部の両側部を閉塞するよ
うにそれぞれ側壁を設け、前記収容部のどちらか一方の
収容部のどちらか一方の側壁と、その側壁に対応した前
記蓋部の側部とを結合ヒンジで接合し、かつ、その結合
ヒンジが接合されている蓋部と前記曲蓋部とを蓋ヒンジ
で接合することが好ましい(請求項6)。
【0012】このように構成することで、収容部にワイ
ヤハーネスを収容してからワイヤハーネスを屈曲部を介
して屈曲させ、結合ヒンジを介してどちらか一方の収容
部と一方の蓋部とを係合させて一方の収容部の開口部を
閉塞する。そして、蓋ヒンジを介して他方の蓋部によっ
て他方の収容部の開口部を閉塞する。このとき、屈曲部
の側部には、屈曲蓋部の側部の側壁が位置されるため、
ワイヤハーネスが屈曲部の側部から出ることがないの
で、ワイヤハーネスの収容状態が良好になる。また、ワ
イヤハーネス収容部と蓋体とを結合ヒンジ及び蓋ヒンジ
を介して一体的に成形することができる。
【0013】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態を添付
図面に基づいて詳述する。図1乃至図4は本発明のプロ
テクタの第1の例を示す図である。図1乃至図4におい
て、1はプロテクタを示し、このプロテクタ1は、自動
車、航空機、電車、製造プラント等の各種産業分野に利
用されているワイヤハーネスを保護するものであり、特
に、自動車のバッテリーとライト類、パワーウィンド装
置、ワイパー装置等の電気部品とを接続するワイヤハー
ネスを保護するのに用いられる。プロテクタ1は、合成
樹脂を材料として射出成形により、ワイヤハーネス収容
部2に結合ヒンジ3を介して蓋体4を一体に設けてなる
ものである。なお、ワイヤハーネス収容部2と蓋体4と
は個別に形成してもよい。
【0014】ワイヤハーネス収容部2は、平板状の底壁
5とその両側に立設された側壁6、7とからなる複数図
示例では2つの第1、第2収容部8、9と、それら第
1、第2収容部8、9の底壁5を折り曲げ自在に連結す
る折曲部10とからなる。なお、収容部は図示例では2
つ設けたが、3つ以上設けるようにしてもよく、この場
合、各収容部を折曲部で連結することは言うまでもな
い。
【0015】第1、第2収容部8、9は、肉厚寸法が例
えば全て同じで、共に平板状の底壁5と、その両側に底
壁5からほぼ垂直に立設した側壁6、7とからなり、横
断面凹状に形成されている。第1、第2収容部8、9
は、側壁6、7の高さ、及び側壁間(底壁5)の幅は、
収容するワイヤハーネス11によって任意に決められ、
例えば収容するワイヤハーネス11が円状の場合にはほ
ぼ同じであって収容し得る寸法に形成されている。
【0016】折曲部10は、第1、第2収容部8、9の
底壁5、5を連結するもので、それら底壁5、5と幅が
同じ寸法で、ワイヤハーネス11が十分に曲り得る長さ
に形成されている。折曲部10は、折り曲げることがで
きるならばどのように形成してもよく、例えば第1、第
2収容部8、9より薄肉に形成してもよいし、ゴム等の
弾性部材や可撓性部材等で形成してもよいし、容易に折
り曲げられるように蛇腹状に形成してもよい。
【0017】第1、第2収容部8、9の一方の側壁6で
あって折曲部10とは反対側の端部近傍には、係合部1
2がそれぞれ設けられている。第1、第2収容部8、9
のどちらか一方、例えば第1収容部8の他方の側壁7の
上端部に結合ヒンジ3を介して蓋体4が設けられてい
る。
【0018】蓋体4は、第1、第2収容部8、9の係合
部12、12と係合して第1、第2収容部8、9の開口
部を閉塞する第1、第2蓋部13、14と、それら第
1、第2蓋部13、14の間に介設された曲状の曲蓋部
15とからなる。
【0019】第1、第2蓋部13、14は、第1、第2
収容部8、9の上部の開口部をそれぞれ閉塞する例えば
第1、第2収容部8、9の底壁5、5とほぼ同一形状、
同一肉厚寸法に形成されている。第1蓋部13の一側部
が結合ヒンジ3を介して第1収容部8に接合されてい
る。結合ヒンジ3は、この部分で折り曲げられるように
薄肉で例えば湾曲状に形成されてなる。
【0020】第1、第2蓋部13、14の第1、第2収
容部8、9の一方の側壁6、6に対応する側部には、蓋
部13、14からほぼ垂直に立設し、前記係合部12、
12と係合する係合部16、16が設けられている。こ
れら係合部12、12、16、16は、係合するならば
どのように形成してもよく、例えば、図示するように、
収容部側の係合部12、12を係合枠部として形成する
と共に、蓋部側の係合部16、16を係合孔を有する係
合突部として形成するようにしてもよい。また、収容部
の一方の側壁6と蓋部の一方の側部とにそれぞれ係合部
12、16を1つ設けて、収容部8、9と蓋部13、1
4とを係合しているが、その係合は複数の箇所で行うよ
うに係合部12、16を収容部及び蓋部にそれぞれ設け
るようにしてもよく、また、収容部8、9の他方の側壁
7と蓋部13、14の他方の側部にそれぞれ係合部1
2、16を設けて係合を行うようにしてもよい。
【0021】曲蓋部15は、第1、第2蓋部13、14
を連結するもので、それら蓋部13、14と幅が同じ寸
法で同一肉厚寸法に形成されていると共に、任意の角度
例えば図示例では第1蓋部13と第2蓋部14とが互い
に直角になるように円弧状(90°の円弧状)の湾曲板
により形成されている。この曲蓋部15の曲げ方向は、
特に限定されないが、図示するように、曲蓋部15の裏
面が内側になるようにしてもよいし、逆に曲蓋部15の
裏面が外側になるようにしてもよい。つまり、ワイヤハ
ーネス11を曲げたとき、ワイヤハーネス11の曲げ部
分の外側か内側のどちら一方に曲蓋部15が位置させる
ように曲蓋部15が形成されていることが好ましい。曲
蓋部15の角度がプロテクタ1の角度を決定するので、
この角度を任意に決定することで所望の角度のプロテク
タ1が得られ、例えば図1に示すように90°にすれば
90°に曲ったプロテクタ1が得られ、図5に示すよう
に曲蓋部15を60°に曲げれば、60°に曲ったプロ
テクタ1が得られる。
【0022】曲蓋部15の両側部には、第1、第2収容
部8、9にワイヤハーネス11を収容して蓋体4によっ
て第1、第2収容部8、9の開口部を閉じたとき、図4
に示すように曲蓋部15の両側部を閉塞するようにそれ
ぞれ側壁17、17が設けられている。すなわち、曲蓋
部15の側壁17は、90°に湾曲した平板状に形成さ
れている。曲蓋部15の結合ヒンジ3側の側壁17は、
可撓自在に形成することが好ましく、例えば薄肉に形成
して、結合ヒンジ3を曲げて第1蓋部13によって第1
収容部8の開口部を閉塞するとき、収容部8、9に収容
したワイヤハーネス11が邪魔にならないように可撓さ
せるようにすることが好ましい。
【0023】結合ヒンジ3が結合されていない蓋部図示
例では第2蓋部14と曲蓋部15とを蓋ヒンジ18で接
合するようにしてもよい。蓋ヒンジ18は、折り曲げら
れるように例えば薄肉に形成される。このようにすれ
ば、第2蓋部14と第2収容部9とを係合するときには
第2蓋部14を移動させることで行えるので、ワイヤハ
ーネスを収容した第2収容部を移動させて係合させる場
合に比して係合を容易に行える。
【0024】また、蓋ヒンジ18を、図6に示すよう
に、結合ヒンジ3が結合されている蓋部(図示例では第
1蓋部13)と曲蓋部15との間に設けるようにしても
よい。この場合、曲蓋部15の結合ヒンジ3側の側壁1
7は、例えば他と同一肉厚寸法に形成するようにしても
よい。すなわち、曲蓋部15の結合ヒンジ3側の側壁1
7は蓋体4をワイヤハーネス収容部2に邪魔になること
がなく係合を行えるので、可撓性を持たせなくてもよ
い。
【0025】さて、このプロテクタ1をワイヤハーネス
11に取り付けるには、まず、第1、第2収容部8、9
を直線上に配置して、図1に示すように、これら第1、
第2収容部8、9にワイヤハーネス11を収容する。ま
たは、配索されているワイヤハーネス11に第1、第2
収容部8、9を移動させて第1、第2収容部8、9にワ
イヤハーネス11を収容させる。収容後、図2に示すよ
うに、ワイヤハーネス11を折曲部10を介して第1、
第2収容部8、9の開口部が外方に向くように(折曲部
10が内側でワイヤハーネス11が外側となるよう
に)、例えば90°又はそれ以上の角度に折り曲げる
(湾曲させる)。
【0026】第1蓋部13を結合ヒンジ3を介して第1
収容部8の開口部に被せ、第1蓋部13の係合部16と
第1収容部8の係合部12とを係合させて、図3に示す
ように第1蓋部13で第1収容部8を蓋する。このと
き、曲蓋部15の結合ヒンジ3側の側壁17が、可撓可
能に例えば薄肉に形成されていると、結合ヒンジ3を曲
げて第1蓋部13によって第1収容部8の開口部を閉塞
するとき、その側壁17を外側に可撓させることによ
り、曲蓋部15の両側壁17、17の間にワイヤハーネ
ス11を入れ易くなる。
【0027】そして、第2蓋部14を蓋ヒンジ18を介
して折り曲げて第2収容部9の開口部に被せ、第2蓋部
14の係合部16と第2収容部9の係合部12とを係合
させて、図4に示すように、ワイヤハーネス11に曲っ
たプロテクタ1が取り付けられる。このとき、第1、第
2蓋部13、14が第1、第2収容部8、9と係合して
いると共に曲蓋部15によってワイヤハーネス11の曲
った状態が維持されるので、ワイヤハーネス11を曲っ
た状態でプロテクタ1によって保護することができる。
【0028】このように、ワイヤハーネス11をワイヤ
ハーネス収容部2に収容する際、ワイヤハーネス11を
折り曲げることなく直線で行えるので、曲ったワイヤハ
ーネス収容部2にワイヤハーネス11を収容する場合に
比してワイヤハーネス11を容易に収容することがで
き、ワイヤハーネス11にプロテクタ1を容易に取り付
けることができる。
【0029】具体的には例えば、図12乃至図15に示
すように、従来のプロテクタ25は、水平及び垂直方向
に屈曲した三次元的な形状であり、この三次元的な形状
のワイヤハーネス収容部26にワイヤハーネスを収容す
るだけでも簡単には行え難い。例えば垂直方向のみに本
発明のプロテクタを適用すると、図7乃至図9に示すよ
うに、ワイヤハーネス収容部20が水平方向に屈曲した
二次元的な形状となり、ワイヤハーネスを収容し易くな
り、ワイヤハーネスにプロテクタ21を容易に取り付け
ることができる。
【0030】また、蓋体4の曲蓋部15が、図1乃至図
6に示すように、ワイヤハーネス11の曲げ部分の外側
に位置するように曲っていると、曲ったワイヤハーネス
11が直線状に戻ろうとするとき、曲蓋部15に当接し
てその動きが曲蓋部15でも抑制されるので、確実にワ
イヤハーネス11を曲った状態に保持することができ
る。
【0031】また、曲蓋部15の両側に側壁17、17
を設けることで、これら側壁17、17が第1、第2収
容部8、9にワイヤハーネス11を収容して蓋体4によ
って第1、第2収容部8、9の開口部を閉じたとき、曲
蓋部15の両側部を閉塞するので、曲蓋部15の両側で
もワイヤハーネス11を保護することができる。
【0032】また、蓋ヒンジ18を、図6に示すよう
に、結合ヒンジ3が結合されている蓋部(図示例では第
1蓋部13)と曲蓋部15との間に設けると、第1収容
部8を第1蓋部13で蓋をするとき、曲蓋部15の側壁
17が邪魔になることがないと共に、第2収容部9を第
2蓋部14で蓋をするときにも側壁17が邪魔になるこ
とがないので、側壁17を例えば薄肉に形成する必要が
なく、確実に曲蓋部15の両側でもワイヤハーネス11
を保護することができる。
【0033】また、プロテクタ1は射出成形によりワイ
ヤハーネス収容部2、結合ヒンジ3及び蓋体4を一体的
に容易に成形することができる。すなわち、例えば、図
10及び図11に示すように、湾曲されたハーネス収容
部30の両端部に係合部33がそれぞれ設けられてなる
プロテクタ32の場合には、2つの係合部33、33が
同じ形状であっても向きが90°ずれているため、金型
で成形するときには、一方向ではなく二方向になり、金
型を一方向に分割できないので、金型による製造が難し
い。これに対して、本発明のプロテクタ1は、図1に示
すように、2つの係合部12、12の向きがほぼ同じに
することができるので、金型により製造することがで
き、製造性が向上する。また、曲蓋部15の角度を図5
に示すようにほぼ60°にしても、金型により容易に製
造することができる。
【0034】
【発明の効果】以上要するに請求項1に記載の発明によ
れば、ワイヤハーネスをワイヤハーネス収容部に収容す
る際、ワイヤハーネスを折り曲げることなく直線で行え
るので、容易にプロテクタをワイヤハーネスに取り付け
ることができる。
【0035】請求項2に記載の発明によれば、確実にワ
イヤハーネスを曲った状態に保護することができる。
【0036】請求項3に記載の発明によれば、ワイヤハ
ーネスを良好に収容することができる。
【0037】請求項4に記載の発明によれば、ワイヤハ
ーネスを良好に収容することができると共に、ワイヤハ
ーネス収容部と蓋体とを結合ヒンジ及び蓋ヒンジを介し
て一体的に成形することができる。
【0038】請求項5に記載の発明によれば、屈曲蓋部
の側壁間にワイヤハーネスを入れ易い。
【0039】請求項6に記載の発明によれば、ワイヤハ
ーネスを良好に収容することができると共に、ワイヤハ
ーネス収容部と蓋体とを結合ヒンジ及び蓋ヒンジを介し
て一体的に成形することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1のプロテクタの第1、第2収容部
にワイヤハーネスを収容した状態を示す斜視図である。
【図2】本発明の第1のプロテクタの第1、第2収容部
に収容したワイヤハーネスを折曲部で曲げた状態を示す
斜視図である。
【図3】本発明の第1のプロテクタの第1蓋部を閉じた
状態を示す斜視図である。
【図4】本発明の第1のプロテクタをワイヤハーネスに
取り付けた状態を示す斜視図である。
【図5】本発明のプロテクタの他の例を示す斜視図であ
る。
【図6】本発明のプロテクタの他の例を示す斜視図であ
る。
【図7】本発明の第2のプロテクタを示す平面図であ
る。
【図8】本発明の第2のプロテクタを示す正面図であ
る。
【図9】本発明の第2のプロテクタを示す側面図であ
る。
【図10】先に提案されているプロテクタにワイヤハー
ネスを収容した状態を示す斜視図である。
【図11】先に提案されているプロテクタをワイヤハー
ネスに取り付けた状態を示す斜視図である。
【図12】従来のプロテクタを示す平面図である。
【図13】従来のプロテクタを示す正面図である。
【図14】従来のプロテクタを示す側面図である。
【図15】従来のプロテクタを示す斜視図である。
【符号の説明】
1 プロテクタ 2 ワイヤハーネス収容部 3 結合ヒンジ 4 蓋体 5 底壁 6 側壁 7 側壁 8 第1収容部 9 第2収容部 10 折曲部 11 ワイヤハーネス 13 第1蓋部 14 第2蓋部 15 曲蓋部 17 側壁 18 蓋ヒンジ

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 屈曲したワイヤハーネスを保護するプロ
    テクタにおいて、平板状の底壁及びその両側に立設され
    た側壁からなる収容部を複数有すると共にこれら収容部
    の底壁を折り曲げ自在に連結する折曲部を有するワイヤ
    ハーネス収容部と、それら収容部と係合して収容部の開
    口部を閉塞する複数の蓋部を有すると共に、これら蓋部
    の間に介設され、前記屈曲したワイヤハーネスに沿って
    曲った曲蓋部を有する蓋体とを備えたことを特徴とする
    プロテクタ。
  2. 【請求項2】 前記曲蓋部が、前記折曲部を折り曲げた
    収容部と前記蓋部とを係合させたとき、曲蓋部の内側に
    折曲部が位置されるように湾曲している請求項1に記載
    のプロテクタ。
  3. 【請求項3】 前記曲蓋部の両側に、前記収容部と前記
    蓋部とを係合したとき、前記折曲部の両側部を閉塞する
    ようにそれぞれ側壁を設けた請求項1又は2に記載のプ
    ロテクタ。
  4. 【請求項4】 前記曲蓋部の両側に、前記収容部と前記
    蓋部とを係合したとき、前記折曲部の両側部を閉塞する
    ようにそれぞれ側壁を設け、前記隣接する収容部のどち
    らか一方の収容部のどちらか一方の側壁と、その側壁に
    対応した前記蓋部の側部とを結合ヒンジで接合し、か
    つ、その結合ヒンジが接合されていない蓋部と前記曲蓋
    部とを蓋ヒンジで接合した請求項1又は2に記載のプロ
    テクタ。
  5. 【請求項5】 前記結合ヒンジ側の曲蓋部の側壁を、可
    撓部材で形成した請求項4に記載のプロテクタ。
  6. 【請求項6】 前記曲蓋部の両側に、前記収容部と前記
    蓋部とを係合したとき、前記折曲部の両側部を閉塞する
    ようにそれぞれ側壁を設け、前記隣接する収容部のどち
    らか一方の収容部のどちらか一方の側壁と、その側壁に
    対応した前記蓋部の側部とを結合ヒンジで接合し、か
    つ、その結合ヒンジが接合されている蓋部と前記曲蓋部
    とを蓋ヒンジで接合した請求項1又は2に記載のプロテ
    クタ。
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