JPH0419937Y2 - - Google Patents

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JPH0419937Y2
JPH0419937Y2 JP13316287U JP13316287U JPH0419937Y2 JP H0419937 Y2 JPH0419937 Y2 JP H0419937Y2 JP 13316287 U JP13316287 U JP 13316287U JP 13316287 U JP13316287 U JP 13316287U JP H0419937 Y2 JPH0419937 Y2 JP H0419937Y2
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protector
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side wall
bent
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JP13316287U
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Description

【考案の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本考案は電線,ワイヤハーネス,光フアイバケ
ーブル等の線条体束を保護するプロテクタに関
し、特に、立体的な屈曲部で線条体が分岐する場
合のプロテクタの本体と蓋体の嵌合構造に関する
ものである。
〔従来の技術〕
自動車の電装品の配線に使用されるワイヤハー
ネス等の線条体を保護するプロテクタであつて、
立体的に屈曲し、屈曲部で線条体が分岐している
ものの従来例を第4図,第5図によつて説明す
る。
図のプロテクタは屈曲部Aで立体的に屈曲して
おり、屈曲部Bでは底面1は平面的に屈曲してい
る。側壁2の屈曲部Aの近くには切欠部10が形
成され、ワイヤハーネス11が分岐できるように
なつている。プロテクタの蓋体4は係合突起8を
有し、本体の側壁2,2に形成された係止孔9に
嵌入して本体と蓋体が嵌合するように構成されて
いる。
〔考案が解決しようとする問題点〕
しかしながら、このようなプロテクタにおいて
は、係合突起8と係止孔9による係止機構は蓋体
4の構造上から屈曲部Aの一方側だけにしか形成
することができず、屈曲部Aの他方側の本体と蓋
体の接合部が第5図に示すように圧接しているだ
けなので、ワイヤハーネス11を分岐して切欠部
10に収納した後で、図のDの部分に隙間ができ
易く、この隙間に電線を噛み込んでしまい、電線
を傷付け易いという欠点がある。
本考案は上記の従来技術の欠点の解消を図つた
もので、本体と蓋体の嵌合部に隙間ができず、プ
ロテクタの切欠部から分岐したワイヤハーネスが
噛み込まれて傷つくことのないプロテクタの本体
と蓋体の嵌合構造を提供することを目的としてい
る。
〔問題点を解決するための手段〕
本考案は上記の目的を達成するために、底面と
その両側に立設された側壁とからなるプロテクタ
の本体が、上記底面にプロテクタ本体を第1の部
分と第2の部分に分ける立体的な屈曲部を有し、
第1の部分の一方の側壁の上記屈曲部近傍に切欠
き部を設け、第2の部分の側壁の上記切欠き部側
の先端部に沿つて第2の部分の底面とほぼ平行な
摺接面を有するスライドレールを設け、上記本体
の蓋体に上記スライドレールが摺接して挿入され
る凹溝と、第1の部分の側壁に設けられた係止部
材と係合する係合部材とを設けた構成としてい
る。
〔実施例〕
本考案の1実施例を図を用いて説明する。第1
図から第3図は本考案の1実施例を示したもの
で、プロテクタ及び蓋体はプラスチツク等の樹脂
の射出成形等により成形される。第1図において
プロテクタ本体は屈曲部A,Bで屈曲しており、
この屈曲部を境として底面1a,1b,1cとこ
れらの両端に立設された側壁2a,2b,2cと
から構成されている。屈曲部Aでは底面が立体的
に屈曲し、屈曲部Bでは平面的に屈曲している。
そして、底面1aと両側の側壁2a,2bで本体
の第1の部分3aを形成し、底面2bと両側壁2
b,2bとで本体の第2の部分3bを形成してい
る。平面的な屈曲部B以降ではプロテクタ本体の
ワイヤハーネスを支持する面が変わり、2cが底
面となり側壁は1cと2c′になつて本体の第3の
部分3cを形成し、第1から第3の部分を合わせ
たものでプロテクタ本体3が形成されている。第
2の部分の中間から第3の部分にかけて側壁2
b,2cの屈曲部Bの外側の方が削除されてい
る。側壁2aの一方には屈曲部Aの近くに切欠部
10が形成され、分岐したワイヤハーネス11を
外部に出せるようになつている。また側壁2aに
は複数の係止孔9が設けられている。
蓋体4は本体3の第1の部分3aと第2の部分
3bを覆うもので、蓋部側壁5が設けられ本体3
側の側壁が削除された部分を覆つており、ワイヤ
ハーネスの入り口と出口及び切欠部だけが開口さ
れるようになつている。蓋体4に設けられた係合
突起8は前述の係止孔9と嵌合して本体3に蓋体
4を固定する。
そして本体の第2の部分3bの両側の側壁2b
のうち切欠部10が形成されているのと同じ側の
先端部が、第3図に示すように屈曲されて、底面
1bとほぼ平行な摺動面7a,7bを有するスラ
イドレール7を形成している。
蓋体4には第3図に示すように、上記のスライ
ドレール7が摺動して挿入される凹溝6が形成さ
れ、凹溝6の対角線上の角部の蓋体4と底面1b
の接合部にリブ6′が突設されて、底面1bの端
部と当接してこの部分の本体と蓋体の位置決めが
される。
第2図は本体3に蓋体4が嵌合係止された状態
を示すが、これによれば、蓋体4は係合突起8を
本体3の係止孔9に嵌入しているだけでなく、ス
ライドレール7が凹溝6に嵌合しているから、D
部に従来のような隙間ができず、ワイヤハーネス
が噛み込まれることはない。さらに、凹溝6にス
ライドレール7が挿入されることによつて、蓋体
4と本体3の位置合わせが容易になる。
〔考案の効果〕
本考案によれば、プロテクタの本体が立体的な
屈曲部を有し、ワイヤハーネス等の線条体を分岐
する切欠き部を有するものにおいて、側壁に底面
とほぼ平行な摺接面を有するスライドレールを設
け、蓋体に上記スライドレールが摺接して挿入さ
れる凹溝を設けた構造としているので、プロテク
タ本体と蓋体の嵌合部に隙間ができず、従つて、
隙間で線条体を噛み込み損傷させる虞れが解消さ
れるとともに、プロテクタ本体と蓋体の位置合わ
せが容易になるという効果を奏する。
【図面の簡単な説明】
第1図は本考案の1実施例のプロテクタの分解
斜視図、第2図は第1図のプロテクタの組付状態
の斜視図、第3図は本体の第2の部分と蓋体の嵌
合状態の詳細を示す要部の斜視図、第4図はプロ
テクタの従来例の斜視図、第5図は従来例の本体
の第2の部分と蓋体の接合状態の詳細を示す要部
の斜視図である。 A……屈曲部、1a,1b,1c……底面、2
a,2b,2c……側壁、3……プロテクタ本
体、3a……第1の部分、3b……第2の部分、
4……蓋体、6……凹溝、7……スライドレー
ル、7a……摺動面、8……係合部材、9……係
止部材、10……切欠部。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 底面とその両側に立設された側壁とからなるプ
    ロテクタの本体が、上記底面にプロテクタ本体を
    第1の部分と第2の部分に分ける立体的な屈曲部
    を有し、第1の部分の一方の側壁の上記屈曲部近
    傍に切欠き部を設け、第2の部分の側壁の上記切
    欠き部側の先端部に沿つて第2の部分の底面とほ
    ぼ平行な摺接面を有するスライドレールを設け、
    上記本体の蓋体に上記スライドレールが摺接して
    挿入される凹溝と、第1の部分の側壁に設けられ
    た係止部材と係合する係合部材とを設けたことを
    特徴とするプロテクタの本体と蓋体の嵌合構造。
JP13316287U 1987-08-31 1987-08-31 Expired JPH0419937Y2 (ja)

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JP5838950B2 (ja) * 2012-10-18 2016-01-06 株式会社オートネットワーク技術研究所 接続ユニット
JP6141793B2 (ja) * 2014-05-19 2017-06-07 本田技研工業株式会社 電気デバイス収納構造

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JPS6437317U (ja) 1989-03-07

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