JP2542756Y2 - プロテクタ - Google Patents

プロテクタ

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JP2542756Y2
JP2542756Y2 JP1991037199U JP3719991U JP2542756Y2 JP 2542756 Y2 JP2542756 Y2 JP 2542756Y2 JP 1991037199 U JP1991037199 U JP 1991037199U JP 3719991 U JP3719991 U JP 3719991U JP 2542756 Y2 JP2542756 Y2 JP 2542756Y2
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Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本考案は、電線保護用のプロテク
タに係り、特に中間部で屈曲した形状のプロテクタ本体
と、このプロテクタ本体を閉止する屈曲可能な蓋体とか
らなるプロテクタに関する。
【0002】
【従来の技術】図4及び図5には、実開昭63−175
10号公報、実開昭64−6719号公報で開示された
従来のプロテクタ1が示されている。同図において、プ
ロテクタ1は、上方が開口され途中が略L字状に屈曲形
成されて電線3が収容されるプロテクタ本体5と、この
プロテクタ本体5の開口5aを閉止する蓋体7と、蓋体
7をプロテクタ本体5に固定する第1係止手段9及び第
2係止手段10(図5参照)とで構成されている。
【0003】上記プロテクタ本体5は、底部11とこの
底部11の両側部に立設された一対の側壁13とからな
る第1収容部15と、底部17とこの底部17の両側部
に立設された側壁19からなり第1収容部15に対して
傾斜した状態で第1収容部15から一体に成形された第
2収容部21とで構成されている。
【0004】上記蓋体7は、第1収容部15を閉止する
第1閉止部23と、第2収容部21を閉止する第2閉止
部25と、第1閉止部23と第2閉止部25とを屈曲可
能に連結すると共に第1閉止部23及び第2閉止部25
とを一体に成形したヒンジ部27とで構成されている。
【0005】上記第1係止手段9は、第1収容部15に
形成された第1係止穴29と、第1閉止部23に形成さ
れ第1係止穴29に係止されて第1閉止部23を第1収
容部15に固定する第1係止突起31とで構成されてい
る。また上記第2係止手段10は、第2収容部21に形
成された第2係止穴33と、第2閉止部25に形成され
第2係止穴33に係止されて第2閉止部25を第2収容
部21に固定する第2係止突起35とで構成されてい
る。
【0006】上記プロテクタ本体5の開口5aを蓋体7
で閉鎖するには、第1収容部15と第2収容部21に、
電線3を収容した後に、蓋体7に形成された第1係止突
起31を、側壁13に形成された第1係止穴29内に挿
入係止する。
【0007】そして、第2閉止部25を、第2収容部2
1に沿って屈曲した後に、第2閉止部25に形成された
第2係止突起35を第2係止穴33内に挿入係止する。
【0008】
【考案が解決しようとする課題】しかしながら、上記従
来のプロテクタ1のプロテクタ本体5を成形する場合、
第1係止突起31が係止される第1係止穴29への係止
方向(図示矢印a方向)に対して、第2係止手段10の
第2係止突起35が係止される第2係止穴33の貫通方
向(図示矢印b方向)が交差しているため、例えば第1
係止穴29への第1係止突起31の係止方向を金型の抜
き方向とすると、第2係止穴33の壁がいわゆるアンダ
ーカット部分となる。
【0009】すなわち、第2収容部21の側壁19から
突設されて第2係止穴33を形成する両壁部が、金型の
抜き方向で重なっているため一方の壁部を形成するため
の金型を抜くことが出来ず、この重なった部分が金型の
抜き方向でアンダーカット部分となる。このため、第2
係止穴33を形成するために、金型の抜き方向に対して
交差する方向に金型を抜くいわゆるスライド機構が必要
となる。
【0010】また、例えば第2係止穴33への第2係止
突起35の係止方向(矢印b方向)を金型の抜き方向と
すると、第1係止穴29の両壁が、上記と同様に金型の
抜き方向で重なり、いわゆるアンダーカット部分とな
る。このため、第1係止穴29を形成するために、金型
の抜き方向に対して交差する方向に金型を抜くいわゆる
スライド機構が必要となる。
【0011】したがって、金型の構造が複雑になり、製
造コストが高いという問題がある。そこで、本考案は、
金型の抜き方向に対してアンダーカット部分がないプロ
テクタを提供することが目的である。
【0012】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
請求項1の考案では、プロテクタ本体を成形するときの
金型の合わせ面に沿って第2収容部の側壁から立設され
た第1壁部と、この第1壁部の先端部から第2収容部の
側壁に沿って平行に延設された第2壁部とからなるL字
状の突起部を第2収容部に設け、第2収容部への第2閉
止部の閉鎖時に、係止穴から係止突起が抜ける方向への
移動が規制されるように第2閉止部の側壁の長手方向の
端部が突起部に係止されることを特徴とする。
【0013】
【作用】本考案によれば、第1係止突起を第1係止穴に
係止した後に、第2閉止部を回動させて第2収容部を閉
止すると共に、第2閉止部を突起部に嵌合させる。これ
により、プロテクタ本体が蓋体により閉止される。
【0014】この場合、プロテクタ本体を成形するとき
の金型の合わせ面に沿って第2収容部の側壁から第1壁
部を立設し、この第1壁部の先端部から第2収容部の側
壁に沿って第2壁部を平行に延設してL字状の突起部を
形成したので、第1係止穴からの第1係止突起の抜け方
向を金型の抜き方向としても、第1壁部と重なる部分が
生じることがなく、突起部が金型の抜き方向に対してア
ンダーカット部分となることはない。
【0015】すなわち、第1係止穴から第1係止突起が
抜ける方向を金型の抜き方向としたとき、金型の合わせ
面に沿って第2収容部の側壁から立設した第1壁部の先
端部から第2壁部を第2収容部の側壁に沿って平行に延
設することにより、金型の抜き方向で、第1壁部が第2
壁部と重なることがなく、第2収容部の側壁と一体に成
形することができる。
【0016】
【実施例】次に本考案に係るプロテクタの実施例につい
て図1乃至図3を用いて説明する。なお、図4に示す従
来のプロテクタ1と同構成部分については、図面に同符
号を付して重複した説明を省略する。
【0017】図1には、本実施例のプロテクタ41が示
されている。同図において、プロテクタ41のプロテク
タ本体5を構成する第2収容部21には、略L字状の突
起部43が形成されている。この突起部43は、プロテ
クタ本体5を成形するときの金型の合わせ面に沿って第
2収容部21の側壁19から立設された第1壁部45
と、この第1壁部45の先端部から第2収容部21の側
壁19に沿って平行に延設された第2壁部47とで構成
されている。
【0018】そして、第2収容部21への第2閉止部2
5の閉鎖時に、第1係止穴29から第1係止突起31が
抜ける方向への移動が規制されるように第2閉止部25
の側壁の長手方向の端部が突起部43に係止される。
【0019】プロテクタ本体3を蓋体7で閉鎖するに
は、第1収容部15の開口を第1閉止部23で閉止する
とともに、第1係止突起31を第1係止穴29へそれぞ
れ挿入係止する。そして、図3に示す如く、第2閉止部
25を屈曲して第2収容部21の両側壁の長手方向の端
部を第2壁部47と側壁19との間に嵌合した後に、テ
ープ49で第2閉止部25を第2収容部21に固定す
る。
【0020】このように本実施例によれば、第1壁部4
5と第2壁部47とで構成される突起部43を形成した
ので、例えば第1係止穴29から第2係止突起31が抜
ける方向を金型の抜き方向とした場合に、突起部43が
アンダーカット部分となることがない。
【0021】すなわち、金型の抜き方向において、第1
壁部45と重なることなく第2壁部47を第2収容部2
1の側壁19に沿って平行に延出、形成したので、アン
ダーカット部分が生じることがない。従って、アンダー
カット部分を形成するためのスライド機構等が不要なの
で金型の構造が簡単になり、製造コストを低減すること
が出来る。
【0022】さらに、本実施例の突起部43は、第2閉
止部25の側壁の長手方向の端部を第2収容部21の側
壁19との間で挟んでいるだけなので、第2収容部21
の開口部分を開放しようとする際に、第2閉止部25を
ヒンジ部27を中心に回動させることにより容易に開放
することが出来る。
【0023】また、突起部43と第2収容部21の側壁
19との間の隙間に、蓋体7の第2閉止部25の側部を
挿入するだけなので、第2閉止部25による第2収容部
21の閉鎖作業が容易になる。
【0024】さらに、蓋体7の側部に第1係止突起31
のような突起を設けることなく第2閉止部25で第2収
容部21を閉止することが出来るので、蓋体7の形状が
簡単になり、成形も容易となる。
【0025】
【考案の効果】以上説明したように本考案に係るプロテ
クタによれば、第2収容部の側壁から金型の合わせ面に
沿って立設した第1壁部と、この第1壁部の先端部から
第2収容部の側壁に沿って平行に延設した第2壁部とか
らなる突起部を形成したので、金型の抜き方向に対して
第1壁部と重なる部分、すなわちアンダーカット部分が
なくなり、金型の製造コストを低減することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案に係るプロテクタの実施例を示す斜視図
である。
【図2】プロテクタ本体を蓋体で閉止する状態を示す斜
視図である。
【図3】プロテクタ本体を蓋体で閉止する状態を示す側
面図である。
【図4】従来のプロテクタ示す斜視図である。
【図5】従来のプロテクタのプロテクタ本体を蓋体で閉
止する状態を示す斜視図である。
【符号の説明】
3 電線 5 プロテクタ本体 7 蓋体 9 第1係止手段 10 第2係止手段 15 第1収容部 21 第2収容部 23 第1閉止部 25 第2閉止部 29 第1係止穴 31 第1係止突起 33 第2係止穴 35 第2係止突起 41 プロテクタ 43 突起部 45 第1壁部 47 第2壁部

Claims (1)

    (57)【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 底部とこの底部の両側部に立設された一
    対の側壁とからなる樋状断面形状の第1収容部と、この
    第1収容部に対して屈曲して前記第1収容部と一体に成
    形されると共に前記第1収容部と同断面形状の第2収容
    部とからなるプロテクタ本体と、 このプロテクタ本体に組み付けられた状態で前記第1収
    容部の開口部を閉鎖すると共に両側部に一対の側壁を有
    する樋状断面形状の第1閉止部と、前記第2収容部の開
    口部を閉鎖すると共に前記第1閉止部と同断面形状の
    2閉止部と、前記第1閉止部と前記第2閉止部との間を
    連結するヒンジとからなる蓋体と、 前記第1収容部の側壁に設けられて前記プロテクタ本体
    を成形するときの金型の抜け方向に沿って設けられた第
    1係止穴と、前記第1閉止部に設けられて前記第1閉止
    部が前記第1収容部の開口を閉鎖した状態で前記第1係
    止穴に係止される第1係止突起とからなる第1係止手段
    とを有するプロテクタ本体であって、 前記プロテクタ本体を成形するときの金型の合わせ面に
    沿って前記第2収容部の側壁から立設された第1壁部
    と、この第1壁部の先端部から前記第2収容部の側壁に
    沿って平行に延設された第2壁部とからなるL字状の突
    起部を前記第2収容部に設け、前記第2収容部への前記第2閉止部の閉鎖時に、前記第
    1係止穴から前記第1係止突起が抜ける方向への移動が
    規制されるように前記第2閉止部の前記側壁の長手方向
    の端部が前記突起部に係止される ことを特徴とするプロ
    テクタ。
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