JPH0540658Y2 - - Google Patents

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JPH0540658Y2
JPH0540658Y2 JP1988074726U JP7472688U JPH0540658Y2 JP H0540658 Y2 JPH0540658 Y2 JP H0540658Y2 JP 1988074726 U JP1988074726 U JP 1988074726U JP 7472688 U JP7472688 U JP 7472688U JP H0540658 Y2 JPH0540658 Y2 JP H0540658Y2
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JP
Japan
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protector
main body
lid
wire harness
tape
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JP1988074726U
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  • Details Of Indoor Wiring (AREA)
  • Installation Of Indoor Wiring (AREA)

Description

【考案の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本考案は、電線、ワイヤハーネス、光フアイバ
等の線条体を配索した後に、これらの線条体が損
傷を受けないように保護をする線条体用プロテク
タに関し、特にプロテクタ内部の線条体をガタツ
キなく収容する技術に関するものである。
〔従来の技術〕
近年の自動車における電装品は多種多様に及
び、それらの配線に使用されるワイヤハーネス等
の線条体も膨大な数になつている。そこでこれら
のワイヤハーネス等の線条体を適宜まとめてプロ
テクタ内に収納し、整然と整理しておくと同時
に、配線後の線条体が損傷を受け、電装品が故障
することのないように保護している。
このプロテクタの従来例について第6図を用い
て説明する。プロテクタ本体1は、樹脂の射出成
形等により成形され、底面1aの両側に側壁1
b,1bが立設され、端部には線条体8を固定す
るための突起片1cが設けられている。蓋体2
は、ヒンジ3によつて本体1に連結された状態で
成形され、ヒンジ3と対向する側に設けられた係
止孔4が本体1に設けられた係止突起7(第7図
参照)と嵌合することによつて本体1に係止固定
される。
線条体束としてのワイヤハーネス8は、束の形
状を保つのに必要な最小限程度の部分的なテープ
巻き9が施されており、本体1内に収容した後、
更に別の不図示のテープによつて突起片1cに巻
き付けられ固定される。その後蓋体2により蓋を
され、自動車の車体の所定位置に取りつけられ
る。
第7図a,bはワイヤハーネス8が収容された
状態のプロテクタ1の側面図であり、aはテープ
9によつてテープ巻きされた場合で、bはテープ
巻きされていない場合である。
〔考案が解決しようとする課題〕
これらのプロテクタの大きさは、内部に収容さ
れるワイヤハーネス8の最大径(又は電線の最大
数量)の場合を想定して決められている。しかし
実際に使用する場合は、収容回路数が少なくワイ
ヤハーネス8の径が小径となる場合も多い。その
場合第7図a,bに示したように、ワイヤハーネ
ス8はプロテクタ1の内部で動くことが可能であ
り、自動車のエンジンや走行中の振動によつてプ
ロテクタ内部で振動して騒音を発生し、不快な感
じを与え、またワイヤハーネスを傷つけるという
問題がある。
本考案は上記の問題点の解消を図つたもので、
少ないワイヤハーネスを収容する場合でもプロテ
クタ内部でワイヤハーネスが動かないように固定
することのできるプロテクタを提供することを目
的としている。
〔課題を解決するための手段〕
上記の目的を達成するために本考案の線条体用
プロテクタは、底面とその両側に直立する側壁と
からなる本体と、該本体に係止固定される蓋体と
からなり、該蓋体の本体側に線条体を押圧する可
撓性の押圧部材を蓋体と一体的に設けた構成を特
徴としている。
〔実施例〕
本考案の実施例を図面によつて説明すると、第
1図において、1はプロテクタ本体で、底面1a
の両側に側壁1bが立設され、底面1aの端部に
は線条体としてのワイヤハーネスを固定するため
の突起片1cが設けられている。突起片1cの先
端には屈曲部1c′が形成され、ワイヤハーネス8
を不図示のテープで固定した際にテープから突起
片1cが抜け出るのを防止する。一方の側壁1b
にはヒンジ3を介して蓋体2が取りつけられてお
り、本体1と蓋体2はつながつているので、プロ
テクタは樹脂の射出成形によつて本体1と蓋体2
を合わせて一体のものとして成形することができ
る。蓋体2のヒンジ3側と対向する側には係止孔
4が形成されており、本体側壁1bに形成された
係止突起7(第2図参照)と係合して蓋体2を本
体に固定する。
蓋体2の内側にはU字型の押圧部材5が、本体
内部に挿入可能な状態で設けられている。第2図
は第1図のA−A線での断面図であるが、蓋体2
に型抜き用の長孔6を穿設しておけば、プロテク
タ成形時に押圧部材5も同時に成形することがで
きる。押圧部材5は薄い樹脂で成形されているの
で、可撓性に富み第3図aに示すようにテープ9
によつて部分的に巻き付けられたワイヤハーネス
8の径が小さい場合には、ワイヤハーネス8を本
体1の底面1aに押圧し、プロテクタが振動して
もワイヤハーネス8はプロテクタ内部で振動する
ことはできず、騒音を発生しなくなり、又、ワイ
ヤハーネスが傷つくこともない。またワイヤハー
ネス8がテープ9で巻きつけられていなくても、
第3図bに示すように押圧部材5がすべてのワイ
ヤハーネスを押さえることができ、振動による騒
音の発生はなくなる。
押圧部材5はプロテクタの長手方向にいくつか
設けられ、押圧部材相互の間隔は、ワイヤハーネ
ス8が押圧部材5,5の間で振動することのない
距離に設定される。
第4図、第5図は他の実施例を示すもので、押
圧部材が蓋体2と一体的に形成された例である。
この実施例では、蓋体2は本体1と別個のものと
して形成され、蓋体2に設けられた係止突起4′
と本体に設けられた係止孔7′が係合して蓋体2
が本体1に嵌合固定される。蓋体2の内側には、
射出成形等によつて一体的に形成された複数の押
さえリブ52が、適当な間隔で斜方向に立設され
ている。押さえリブ52は、蓋体2との結合部5
2bを固定端とするカンテイレバーとなり、その
先端部52aは、第5図の上下方向に変位でき、
変位に応じた押圧力を生じる。第5図の二点鎖線
は、押さえリブ52が全く変位していない状態を
示している。プロテクタ1にワイヤハーネス8が
収納され、蓋体2が嵌合されると、第5図の実線
のように変位し、ワイヤハーネス8を押圧する。
押さえリブ52は蓋体2の長手方向に適当な間隔
で設けられており、前述したようにワイヤハーネ
ス8の、騒音や損傷の防止ができる。
また、押圧部材5,52を適宜の間隔で配する
ことによつて、ワイヤハーネス8をテープ9で巻
いて止める必要もなくなり、更に、ワイヤハーネ
ス8とプロテクタ1とのテープによる固定も省略
でき、これにより本体底面1aに突設された突起
片1cを廃止することも可能である。
〔考案の効果〕 以上に説明したように本考案によれば、線条体
用プロテクタにおいて、蓋体の本体側に可撓性の
押圧部材を蓋体と一体的に設けた構成としたの
で、プロテクタ内部に収容される線条体の多少に
かかわらず、常に線条体をプロテクタ本体内に押
圧し固定しておくことができ、線条体がプロテク
タ内部で振動し、騒音を発生したり、線条体が損
傷するのを防止できる。
また、押圧部材で線条体を押さえるので、ワイ
ヤハーネスに部分的に施されていたテープ巻き作
業が不要になり、作業能率を向上できる。
さらに、押圧部材と蓋体とが一体構造なので、
作業が単純になり、しかも、蓋体が本体に完全に
ロツクされていない場合には、押圧部材の弾性力
により蓋体が本体から浮き上がるので、ロツク検
知ができる。
【図面の簡単な説明】
第1図は本考案の線条体用プロテクタの1実施
例を示す斜視図、第2図は第1図のA−A線での
断面図、第3図は第1図のプロテクタに線条体を
収容した状態の図で、aは線条体をテープ巻きし
た場合の側面図、bはテープ巻きしない場合の側
面図、第4図は押圧部材として押さえリブを使用
した実施例の斜視図、第5図は第4図のB−B線
での断面図、第6図は従来のプロテクタの斜視
図、第7図は第6図のプロテクタに線条体を収容
した状態の図で、aは線条体をテープ巻きした場
合の側面図、bはテープ巻きしない場合の側面図
である。 1……プロテクタ本体、1a……底面、1b…
…側壁、2……蓋体、5,52……押圧部材、8
……線条体。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 底面とその両側に直立する側壁とからなる本体
    と、該本体に係止固定される蓋体とからなり、該
    蓋体の本体側に線条体を押圧する可撓性の押圧部
    材を蓋体と一体的に設けたことを特徴とする線条
    体用プロテクタ。
JP1988074726U 1988-02-03 1988-06-07 Expired - Lifetime JPH0540658Y2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP1988074726U JPH0540658Y2 (ja) 1988-02-03 1988-06-07

Applications Claiming Priority (2)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP1254888 1988-02-03
JP1988074726U JPH0540658Y2 (ja) 1988-02-03 1988-06-07

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPH01180807U JPH01180807U (ja) 1989-12-26
JPH0540658Y2 true JPH0540658Y2 (ja) 1993-10-15

Family

ID=31717237

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JP1988074726U Expired - Lifetime JPH0540658Y2 (ja) 1988-02-03 1988-06-07

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JPH01180807U (ja) 1989-12-26

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