JPH10304537A - 電線接続部の保護キャップ収納構造 - Google Patents

電線接続部の保護キャップ収納構造

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JPH10304537A
JPH10304537A JP9104536A JP10453697A JPH10304537A JP H10304537 A JPH10304537 A JP H10304537A JP 9104536 A JP9104536 A JP 9104536A JP 10453697 A JP10453697 A JP 10453697A JP H10304537 A JPH10304537 A JP H10304537A
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Hiroyuki Matsuda
裕之 松田
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 電気接続箱等に設けられた収納体内に良好な
状態で電線接続部が被覆された保護キャップを収納でき
る電線接続部の保護キャップ収納構造を提供する。 【解決手段】 複数本の電線8の導体部を相互に接続し
た電線接続部8aに、該電線接続部を保護する保護キャ
ップ27を被覆し、収納体23に前記保護キャップ27
を収納する電線接続部の保護キャップ収納構造におい
て、前記保護キャップ27は前記電線接続部8aと該電
線接続部の近傍の前記電線8とを被覆する一対の筒状保
護体28,28と、該一対の筒状保護体28,28を連
結する連結部29とから成り、前記収納体23には前記
連結部29と係合して前記保護キャップ27の動きを規
制する規制部25を設ける。また、規制部25の両側に
一対の筒状保護体28,28と係合して保護キャップ2
7の動きを規制する補助規制部26を設ける。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、複数本の電線の導
体部を相互に接続した電線接続部を、保護キャップによ
り被覆して、電気接続箱等に設けられた収納体内に収納
する電線接続部の保護キャップ収納構造に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、この種の収納構造としては図7に
示すようなものがある。即ち、電気接続箱(リレーボッ
クス)1は、箱本体2とこれに被着する上カバー3及び
下カバー4から成り、箱本体2には、一体的に形成され
た配線板5が設けられている。配線板5の一方の面5a
上には、複数のリレー6が配設されており、このリレー
6に隣接して保護キャップによって被覆された電線接続
部を収納するための筒状の収納体7が立設されている。
配線板5の他方の面5bには、複数のリレー6に接続さ
れる電線8が配索されており、下カバー4に開設されて
いる電線導入口9を通じて外部の回路と接続するように
なっている。また、下カバー4には、電気接続箱1内に
侵入した雨水などを排水する排水口10が設けられてい
る。
【0003】筒状の収納体7は、断面形状が矩形の角筒
状に形成されており、頭部7aが密閉され、基部7bに
おいて配線板5に対し、垂直に立設されている。収納体
7の基部7bと結合する配線板5の他方の面5bには、
複数本の電線の導体部を相互に接続した電線接続部8a
に、これを保護する保護キャップcを被覆した電線8を
挿入するための挿入口7cが開口し、その近傍には、電
線8を支持する電線支持具11が設けられている。
【0004】保護キャップcは、図8に示すように、複
数本の電線aの導体部を相互に接続した電線接続部bに
樹脂製の保護キャップcを被覆したものであり、特開平
7−282863号公報などによって一般的に知られた
構造が適用されている。
【0005】このような構造により、保護キャップcに
よって被覆された電線接続部8aが収納体7に収納され
るので、下カバー4側に保護キャップcが垂れ下がら
ず、電気接続箱1内に侵入した雨水などが排水口10か
ら排水される際に、保護キャップcに触れ、被覆された
電線接続部8aが浸水することがなく、絶縁不良による
障害の発生を防ぐことができる。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】上記従来技術にあって
は、保護キャップが収納体に圧入状態で収納されていな
い場合、保護キャップの外径と収納体の内径とに隙間が
生じることになる。これにより、例えば電線が電線支持
具に確実に支持されていなかったり、又は、電線支持具
が適切な位置に設けられていないと、電線接続部を被覆
している保護キャップが、収納体内で上下動してしま
い、共振等による異常振動を引き起こし、収納体や他の
部材を破損させてしまうといった問題点がある。
【0007】従って本発明は、上記問題点を解決するた
め、電気接続箱等に設けられた収納体内に良好な状態で
電線接続部を被覆した保護キャップが収納できる電線接
続部の保護キャップ収納構造を提供することを課題とす
る。
【0008】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決するため
本発明により成された電線接続部の保護キャップ収納構
造は、請求項1に記載されたように、複数本の電線の導
体部を相互に接続した電線接続部に、該電線接続部を保
護する保護キャップを被覆し、収納体に前記保護キャッ
プを収納する電線接続部の保護キャップ収納構造におい
て、前記保護キャップは前記電線接続部と該電線接続部
の近傍の前記電線とを被覆する一対の筒状保護体と、該
一対の筒状保護体を連結する連結部とから成り、前記収
納体には前記連結部と係合して前記保護キャップの動き
を規制する規制部を設け、前記保護キャップが前記収納
体に収納されると該収納体内での動きが規制されること
を特徴としている。
【0009】上記構成において、保護キャップは一対の
筒状保護体とこれを連結する連結部とから成る。一対の
筒状保護体は、複数本の電線の導体部を相互に接続した
電線接続部と、その近傍の電線を被覆する。収納体には
規制部を設ける。規制部は保護キャップを構成する連結
部と係合して、保護キャップの動きを規制する。従っ
て、収納体に保護キャップを収納すると、収納体内での
保護キャップの動きを規制することができる。
【0010】請求項2の本発明は、前記規制部は前記収
納体の軸方向と直交するように該収納体の側壁から突設
され、前記連結部を介して前記保護キャップを掛止する
棒状の掛止棒であることを特徴としている。
【0011】規制部は、収納体の軸方向と直交するよう
に収納体の側壁から突設され、連結部を介して保護キャ
ップを掛止する棒状の掛止棒である。従って、簡単な構
造で収納体に収納された保護キャップの動きを規制する
ことができる。
【0012】請求項3の本発明は、前記掛止棒には前記
連結部を挟み込むスリットを前記掛止棒の先端部から基
端部に向けて設けたことを特徴としている。
【0013】掛止棒には、その先端部から基端部から基
端部に向けてスリットが設けられているので、保護キャ
ップの連結部を挟み込むことができ、収納体に収納され
た保護キャップの動きを規制することができる。
【0014】請求項4の本発明は、前記掛止棒の先端部
には前記連結部と係合する逆止爪が設けられていること
を特徴としている。
【0015】掛止棒の先端部には逆止爪が設けられてい
るので、保護キャップの連結部と係合し、保護キャップ
が収納体から抜けてしまうことを防止することができ
る。
【0016】請求項5の本発明は、前記規制部の両側に
前記一対の筒状保護体と係合して前記保護キャップの動
きを規制する補助規制部が設けられていることを特徴と
している。
【0017】規制部の両側に一対の筒状保護体と係合し
て保護キャップの動きを規制する補助規制部が設けられ
ているので、収納体に保護キャップを収納すると、規制
部と共に収納体内での保護キャップの動きを更に規制す
ることができる。
【0018】請求項6の本発明は、前記補助規制部は前
記収納体の軸方向に向けて該収納体の側壁に設けられ、
前記一対の筒状保護体が当接する当接面であることを特
徴としている。
【0019】補助規制部は筒状保護体が当接する当接面
であり、収納体の軸方向に向けて収納体の側壁に設けら
れる。従って、簡単な構造で収納体に収納された保護キ
ャップの動きを規制することができる。
【0020】請求項7の本発明は、前記補助規制部は前
記収納体の軸方向に向けて該収納体の側壁に設けられ、
前記一対の筒状保護体を当接する棒状の当接突起である
ことを特徴としている。
【0021】補助規制部は筒状保護体が当接する棒状の
当接突起であり、収納体の軸方向に向けて収納体の側壁
に設けられる。従って、簡単な構造で収納体に収納され
た保護キャップの動きを規制することができる。
【0022】請求項8の本発明は、前記保護キャップは
前記筒状保護体の閉塞して形成された頂部をそれぞれ対
向配置し、該頂部間が前記一対の筒状保護体の軸と平行
に設けられた前記連結部によって連結され、該連結部が
中央で2つ折りに屈曲されて前記収納体に収納されるこ
とを特徴としている。
【0023】保護キャップは筒状保護体の閉塞して形成
された頂部をそれぞれ対向配置し、頂部間が一対の筒状
保護体の軸と平行に設けられた連結部によって連結され
る。連結部が中央で2つ折りに屈曲されて収納体に収納
されるので、連結部が規制部と係合することができる。
また、屈曲されることにより復元力がはたらき、筒状保
護体が収納体の側壁を付勢するので、収納体に収納され
た保護キャップの動きを規制する上で効果的な構造を適
用することができる。
【0024】請求項9の本発明は、前記筒状保護体には
前記電線に沿って舌片が設けられていることを特徴とし
ている。
【0025】筒状保護体には電線に沿って舌片が設けら
れているので、電線接続部が保護キャップから抜けてし
まうことを防止することができる。
【0026】請求項10の本発明は、前記連結部は可撓
弾性を有し、帯状に形成されていることを特徴としてい
る。
【0027】保護キャップの連結部は可撓弾性を有し、
帯状に形成されているので、保護キャップを収納体に収
納する際に、容易に連結部を2つ折りに屈曲することが
でき、また、十分な復元力も得ることができる。
【0028】請求項11の本発明は、前記収納体は電気
接続箱の電気部品を配設した配線板に立設し、前記収納
体の近傍であって前記配線板に立設した前記収納体の逆
側に前記電線を支持する電線支持具を設けることを特徴
としている。
【0029】電気接続箱の電気部品を配設した配線板に
収納体を立設する。収納体の近傍であって、配線板に立
設した収納体の逆側に電線支持具が設けられる。従っ
て、電気接続箱において、従来と同様の部品配置で収納
体に収納された保護キャップの上下動を規制することが
できる。
【0030】
【発明の実施の形態】以下、本発明の一実施の形態を図
面に基づいて説明する。尚、従来例と同一構成の部品に
は同一の符号を付し、その部品の詳細な説明を略す。
【0031】図1は、リレーボックス21を示す断面図
である。リレーボックス21は、合成樹脂製の箱本体2
とこれに被着する合成樹脂製の上カバー3及び下カバー
4から成る。
【0032】箱本体2には、配線板22が一体的に形成
されている。配線板22の一方の面22a上には、図示
しないブスバーなどの回路が配設され、これらの回路と
導通接続された複数のリレー6が配設され、これに隣接
して合成樹脂製の収納体23が立設されている。
【0033】図2において、収納体23の側壁24は、
一側面が開放するように3つの側壁24a,24b,2
4cにより、断面形状がコ字状に形成されている。ま
た、収納体23の頂部23aには、後述する保護キャッ
プ27が係合する掛止棒25と一対の当接面26,26
とが設けられている。
【0034】掛止棒25は、収納体23の軸方向と直交
するように、側壁24cに突設された棒状の突起であ
り、その先端部には逆止爪25aが形成されている。掛
止棒25の両側に設けられた一対の当接面26,26
は、側壁24a及び24bから掛止棒25に向け、掛止
棒25と間隔をあけて突出形成された平板である。
【0035】収納体23の基部23bと結合する配線板
22の前記一方の面22aに対する他方の面22bに
は、側壁24の内周縁に合せて開口部23cが開口し、
その近傍には、電線8を支持する電線支持具11が設け
られている。
【0036】図3乃至図5は保護キャップ27を示す。
合成樹脂製の保護キャップ27は、一対の砲弾状の筒状
保護体28,28と、これらをそれぞれ連結する可撓弾
性を有する連結帯29から成り、筒状保護体28は複数
本の電線8の導体部を相互に接続した電線接続部8aと
その近傍の電線8とを被覆して保護する。
【0037】筒状保護体28は、電線接続部8aを挿入
する挿入口28aを一端側に設け、他端側を閉塞して頂
部28bが形成されている。一対の筒状保護体28,2
8は、頂部28b,28bがそれぞれ軸を一致させて対
向配置し、その軸と平行であって頂部28b,28bの
一方側(図4においては下側)に寄って連結帯29が連
結されている。また、挿入口28a,28aには、電線
8に沿い、挿入方向と逆側に延出した舌片28c,28
cが連結帯29と同じ一方側に形成されている。舌片2
8cは電線8とともにテープなどにより固定され、筒状
保護体28から電線接続部8aが抜けないようになって
いる。
【0038】保護キャップ27は、図5に示すように、
一対の筒状保護体28,28の側部28d,28dが互
いに対向するように連結帯29の中央を2つ折りにし、
U字状に屈曲させて、リレーボックス21の収納体23
に収納される。
【0039】U字状に屈曲した連結帯29は、収納体2
3の頂部23aに設けられた掛止棒25とその両側の当
接面26,26との間に、連結帯29を挿入するような
状態で掛止棒25に掛けられ、逆止爪25aと係合す
る。そして一対の頂部28b,28bが当接面26,2
6に当接する。
【0040】保護キャップ27は、連結帯29が掛止棒
25に掛止されて、下方への動きが規制されるととも
に、頂部28b,28bが当接面26,26に当接し
て、上方への動きが規制されることになる。更に、保護
キャップ27は、連結帯29を屈曲させているので、復
元力がはたらき、筒状保護体28,28が収納体23の
側壁24a,24bを付勢するようになる。従って、保
護キャップ27は収納体23内において上下動すること
なく収納される。
【0041】図6は、本発明の他の一実施の形態であ
り、上述した収納体23の頂部23aに設けられた掛止
棒25と当接面26,26とが変更されている。即ち、
収納体23′の頂部23a′には、先端部から基端部に
向けてスリットを設けた掛止棒25′が収納体23′の
軸方向と直交するように側壁24cから突設されてい
る。また、掛止棒25′の両側であって、側壁24a及
び24bから棒状の当接突起26′,26′が突設され
ている。掛止棒25′の先端には、スリット側に逆止爪
25a′,25a′が対称に設けられている。
【0042】前記U字状に屈曲した連結帯29は、掛止
棒25′のスリットに挿入されて挟み込まれ、逆止爪2
5a′,25a′と係合する。そして、頂部28b,2
8bが当接突起26′,26′に当接する。従って、前
述の一実施の形態と同様に、保護キャップ27は収納体
23′内において上下動することなく収納される。
【0043】上記説明において、掛止棒25及び掛止棒
25′と、その先端に設けられた逆止爪25a及び逆止
爪25a′は、請求項1に係る規制部を構成するもので
あり、当接面26及び当接突起26′は、請求項5に係
る補助規制部に対応している。
【0044】尚、保護キャップ27には、ポリウレタン
樹脂のプレポリマー溶液を硬化することにより形成した
ポリウレタン樹脂硬化層などによって、電線接続部8a
と筒状保護体28の隙間、及び電線8相互間、更には複
数本の電線8を形成している各電線の隙間を閉塞固定す
る防水構造が施されている。
【0045】以上は、収納体23を電気接続箱21に設
けた例について説明をしたが、これに限らず、例えば、
車両のボディパネルに上記構成の収納体を取り付けて、
電線接続部を保護すると共に保護キャップの動きを規制
することも可能である。
【0046】
【発明の効果】以上説明したように請求項1に記載され
た本発明によれば、保護キャップは一対の筒状保護体と
これを連結する連結部とから成る。一対の筒状保護体
は、複数本の電線の導体部を相互に接続した電線接続部
と、その近傍の電線を被覆する。収納体には規制部を設
ける。規制部は保護キャップを構成する連結部と係合し
て、保護キャップの動きを規制する。従って、収納体に
保護キャップを収納すると、収納体内での保護キャップ
の動きを規制することができる電線接続部の保護キャッ
プ収納構造である。
【0047】請求項2の本発明によれば、規制部は、収
納体の軸方向と直交するように収納体の側壁から突設さ
れ、連結部を介して保護キャップを掛止する棒状の掛止
棒である。従って、簡単な構造で収納体に収納された保
護キャップの動きを規制することができるという効果を
奏する。
【0048】請求項3の本発明によれば、掛止棒には、
その先端部から基端部に向けてスリットが設けられてい
るので、保護キャップの連結部を挟み込むことができ、
収納体に収納された保護キャップの動きを規制すること
ができるという効果を奏する。
【0049】請求項4の本発明によれば、掛止棒の先端
部には逆止爪が設けられているので、保護キャップの連
結部と係合し、保護キャップが収納体から抜けてしまう
ことを防止することができるという効果を奏する。
【0050】請求項5の本発明によれば、規制部の両側
に一対の筒状保護体と係合して保護キャップの動きを規
制する補助規制部が設けられているので、収納体に保護
キャップを収納すると、規制部と共に収納体内での保護
キャップの動きを更に規制することができるという効果
を奏する。
【0051】請求項6の本発明によれば、補助規制部は
一対の筒状保護体が当接する当接面であり、収納体の軸
方向に向けて収納体の側壁に設けられる。従って、簡単
な構造で収納体に収納された保護キャップの動きを規制
することができるという効果を奏する。
【0052】請求項7の本発明によれば、補助規制部は
筒状保護体が当接する棒状の当接突起であり、収納体の
軸方向に向けて収納体の側壁に設けられる。従って、簡
単な構造で収納体に収納された保護キャップの上方への
動きを規制することができるという効果を奏する。
【0053】請求項8の本発明によれば、保護キャップ
は筒状保護体の閉塞して形成された頂部をそれぞれ対向
配置し、頂部間が一対の筒状保護体の軸と平行に設けら
れた連結部によって連結される。連結部が中央で2つ折
りに屈曲されて収納体に収納されるので、連結部が規制
部と係合することができる。また、屈曲されることによ
り復元力がはたらき、筒状保護体が収納体の側壁を付勢
するので、収納体に収納された保護キャップの動きを規
制する上で効果的な構造を適用することができるという
効果を奏する。
【0054】請求項9の本発明によれば、筒状保護体に
は電線に沿って舌片が設けられているので、電線接続部
が保護キャップから抜けてしまうことを防止することが
できるという効果を奏する。
【0055】請求項10の本発明によれば、保護キャッ
プの連結部は可撓弾性を有し、帯状に形成されているの
で、保護キャップを収納体に収納する際に、容易に連結
部を2つ折りに屈曲することができ、また、十分な復元
力も得ることができるという効果を奏する。
【0056】請求項11の本発明によれば、電気接続箱
の電気部品を配設した配線板に収納体を立設する。収納
体の近傍であって、配線板に立設した収納体の逆側に電
線支持具が設けられる。従って、電気接続箱において、
従来と同様の部品配置で収納体に収納された保護キャッ
プの動きを規制することができるという効果を奏する。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明による電線接続部の保護キャップ収納構
造の一実施の形態を示す断面図である。
【図2】図1における収納体の拡大斜視図である。
【図3】保護キャップの収納前の状態を示す斜視図であ
る。
【図4】図3の側面図である。
【図5】図1における保護キャップの正面図である。
【図6】図2に対する他の一実施の形態を示す斜視図で
ある。
【図7】従来の電線接続部の保護キャップ収納構造を示
す断面図である。
【図8】従来の保護キャップの一般例を示す斜視図であ
る。
【符号の説明】
1,21 電気接続箱(リレーボックス) 2 箱本体 3 上カバー 4 下カバー 5,22 配線板 6 リレー 7,23 収納体 7a,23a 頂部 8 電線 8a 電線接続部 9 電線導入口 10 排水口 11 電線支持具 24 側壁 25,25′ 掛止棒(規制部) 26 当接面(補助規制部) 26′ 当接突起(補助規制部) 27,c 保護キャップ 28 筒状保護体 29 連結帯(連結部)

Claims (11)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 複数本の電線の導体部を相互に接続した
    電線接続部に、該電線接続部を保護する保護キャップを
    被覆し、収納体に前記保護キャップを収納する電線接続
    部の保護キャップ収納構造において、 前記保護キャップは前記電線接続部と該電線接続部の近
    傍の前記電線とを被覆する一対の筒状保護体と、該一対
    の筒状保護体を連結する連結部とから成り、 前記収納体には前記連結部と係合して前記保護キャップ
    の動きを規制する規制部を設け、 前記保護キャップが前記収納体に収納されると該収納体
    内での動きが規制されることを特徴とする電線接続部の
    保護キャップ収納構造。
  2. 【請求項2】 前記規制部は前記収納体の軸方向と直交
    するように該収納体の側壁から突設され、前記連結部を
    介して前記保護キャップを掛止する棒状の掛止棒である
    ことを特徴とする請求項1記載の電線接続部の保護キャ
    ップ収納構造。
  3. 【請求項3】 前記掛止棒には前記連結部を挟み込むス
    リットを前記掛止棒の先端部から基端部に向けて設けた
    ことを特徴する請求項2記載の電線接続部の保護キャッ
    プ収納構造。
  4. 【請求項4】 前記掛止棒の先端部には前記連結部と係
    合する逆止爪が設けられていることを特徴とする請求項
    2ないし請求項3記載の電線接続部の保護キャップ収納
    構造。
  5. 【請求項5】 前記規制部の両側に前記一対の筒状保護
    体と係合して前記保護キャップの動きを規制する補助規
    制部が設けられていることを特徴とする請求項1記載の
    電線接続部の保護キャップ収納構造。
  6. 【請求項6】 前記補助規制部は前記収納体の軸方向に
    向けて該収納体の側壁に設けられ、前記一対の筒状保護
    体が当接する当接面であることを特徴とする請求項5記
    載の電線接続部の保護キャップ収納構造。
  7. 【請求項7】 前記補助規制部は前記収納体の軸方向に
    向けて該収納体の側壁に設けられ、前記一対の筒状保護
    体を当接する棒状の当接突起であることを特徴とする請
    求項5記載の電線接続部の保護キャップ収納構造。
  8. 【請求項8】 前記保護キャップは前記筒状保護体の閉
    塞して形成された頂部をそれぞれ対向配置し、該頂部間
    が前記一対の筒状保護体の軸と平行に設けられた前記連
    結部によって連結され、該連結部が中央で2つ折りに屈
    曲されて前記収納体に収納されることを特徴とする請求
    項1又は5記載の電線接続部の保護キャップ収納構造。
  9. 【請求項9】 前記筒状保護体には前記電線に沿って舌
    片が設けられていることを特徴とする請求項1又は請求
    項5,8記載の電線接続部の保護キャップ収納構造。
  10. 【請求項10】 前記連結部は可撓弾性を有し、帯状に
    形成されていることを特徴とする請求項1又は請求項
    8,9記載の電線接続部の保護キャップ収納構造。
  11. 【請求項11】 前記収納体は電気接続箱の電気部品を
    配設した配線板に立設し、前記収納体の近傍であって前
    記配線板に立設した前記収納体の逆側に前記電線を支持
    する電線支持具を設けることを特徴とする請求項1ない
    し請求項7記載の電線接続部の保護キャップ収納構造。
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