JP5327083B2 - コネクタカバー - Google Patents

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本発明はコネクタカバーに関し、詳しくは、二輪車や自動車に配索されるワイヤハーネスの端末に接続するクリップ付きのコネクタに被せることができるものとしている。
二輪車や自動車の車両に配索するワイヤハーネスは、図12に示すように、バンドクリップ100をワイヤハーネス101の長さ方向に間隔をあけて取り付け、バンドクリップ100のクリップ100aを車体の係止穴に挿入係止してワイヤハーネスを配索位置に保持している。
しかしながら、バンドクリップ100を用いてワイヤハーネス101を車体に保持するだけでは、ワイヤハーネスの端末に接続されたコネクタが車体に安定して保持されない問題がある。
そのため、図13(A)に示すように、ワイヤハーネス101の端末に接続するコネクタ110に車体固定用のクリップ111を突設している場合がある。
一方、車両に配索するワイヤハーネスの端末に接続したコネクタは、図13(B)に示すように、防水・防塵用にカバー120で覆う必要がある場合が多い。特に、二輪車に配索するワイヤハーネスは、フレームに沿って配索し、ワイヤハーネス同士のコネクタ接続部が被水領域に位置する場合も多く、コネクタカバーの取り付けが必須になる部位が多い。
しかしながら、前記外方へ突出する車体固定用のクリップ111をコネクタ110から突設しているたと、カバー120でクリップ111を覆うことができず、カバー120をクリップ111の突出部までしか覆うことができず、保護したい相手型コネクタとの嵌合部まで覆うことができない問題がある。
前記コネクタカバーとして、従来、実開昭64−4073号で図14に示すコネクタカバー130や、特開2005−93091号公報で図15(A)(B)に示すコネクタカバー140が提案されているが、いずれも車体への固定用のクリップが突出したコネクタに被せた場合に、クリップをカバーから突出できる構成になっていない。
実開昭64−4073号 特開2005−93091号公報
本発明は前記問題に鑑みてなされたもので、ワイヤハーネスの端末に接続したクリップ付きコネクタを覆うことができるコネクタカバーを提供することを課題としている。
前記課題を解決するため、第一の発明として、ワイヤハーネス端末に接続されるコネクタに被せるコネクタカバーであって、
前記コネクタカバーは可撓性を有する樹脂成形品からなり、前記コネクタを接続するワイヤハーネス端末を覆う円形筒部と、該円形筒部の先端に連続する角錐筒部と、該角錐筒部に連続すると共に先端を開口とした四角筒部とからなり、
前記四角筒部は前記コネクタを収容できる大きさとすると共に、その上面および/または側面にクリップまたはステーの取付穴を備え、該取付穴は前記角錐筒部まで延在し、
前記コネクタに被せる前記四角筒部の取付穴に、該コネクタの外面に設けたクリップまたはステーの取付部が位置し、
前記取付穴の角錐筒部側より前記クリップを挿入して、前記コネクタの取付部に取り付けたクリップが前記四角筒部の取付穴より外方へ突出できるようにし、または、車体に固定したステーが前記角錐筒部の取付穴から挿入してコネクタ外面のステー取付部に固定できるようにしているコネクタカバーを提供している。
前記第一の発明のコネクタカバーは、ワイヤハーネス端末に接続しているコネクタと、該コネクタを車体に固定するクリップとは別体としているもので、コネクタカバーをワイヤハーネス端末に接続されたコネクタに被せた後に、該コネクタカバーに設けたクリップの取付穴を通して、クリップを無理なく後付けできるようにしている。
よって、該本発明のコネクタカバーを用いると、クリップを外方に突出させることができるとともに、クリップ取付部以外のコネクタの外周面に被せてコネクタを保護することができる。
また、前記第一の発明のコネクタカバーでは、クリップを介して車体に固定する代わりに、車体から突設したステーを介してコネクタを固定する場合においても、ワイヤハーネス端末に接続しているコネクタのハウジング外面に設けているステーの取付部に、車体に固定したステーをコネクタカバーの取付穴を通して挿入して固定することができる。
さらに、コネクタカバーの四角筒部の上面および左右側面のいずれか一方にクリップまたはステーの取付穴を設けておくと、該コネクタカバーを逆転すると、下面および左右側面の他方面に取付穴が位置し、コネクタと車体との取り付け位置との関係からコネクタ外面の4面のうちのいずれの位置にもクリップを取り付けることができ、または、車体に固定したステーを取付穴を通して挿入できる。
第二の発明として、ワイヤハーネス端末に接続されるクリップ付きのコネクタに被せるコネクタカバーであって、
該コネクタカバーを被せる前記クリップ付きコネクタは、クリップとコネクタとが一体に設けられた成形品であり、
前記コネクタカバーは可撓性を有する樹脂成形品からなり、前記コネクタを接続するワイヤハーネス端末に被せる円形筒部と、該円形筒部の先端に連続する角錐筒部と、該角錐筒部に連続すると共に先端を開口とした四角筒部とからなり、
前記四角筒部は前記コネクタを収容する大きさとすると共に、その上面および/または側面にクリップの取付穴を備え、該取付穴より前記先端の開口へスリットを設け、
ハウジングの外面に前記クリップを突設したコネクタを前記スリットを開いて前記四角筒部にコネクタを挿入し、前記クリップを前記取付穴より突出させるものとしているコネクタカバーを提供している。
この第二の発明のコネクタカバーを被せるクリップ付きコネクタは、クリップとコネクタとが別体ではなく、一体的に成形されているもの、または、別体のクリップを予めコネクタに取り付けているものである。よって、コネクタカバーのコネクタ挿入口と取付穴とを結ぶスリットを設け、該スリットをひらいて、クリップがコネクタから突出した状態でもコネクタカバー内に挿入して収容できるようにしている。
該構成とすると、コネクタカバーをコネクタに被せた後から、コネクタにクリップを後付けする必要が無く、作業性が良い利点がある。
該第二の発明のコネクタカバーにおいても、第一の発明のコネクタカバーと同様に、車体との取付位置との関係からコネクタ外面の4面のうちの適宜な位置にクリップを配置することができ、コネクタカバーの汎用性を高めることができる。
また、前記第一の発明および第二の発明のコネクタカバーに設ける四角筒部は、角錐筒部との連続側と反対側を突出させて長くし、該コネクタと嵌合する相手型コネクタにも被せることができるようにしている。
なお、クリップ付きコネクタまたはステーを介して車体に固定するコネクタが、ジョイントコネクタ、アースコネクタ等で相手型コネクタと嵌合しない場合には、当然のことながら四角筒部を長くする必要はない。
また、本発明のコネクタカバーは樹脂を用いてディップ成形したものからなることが好ましい。
特に、塩化ビニル樹脂を用いてディップ成形していることが好ましい。これは、従来汎用されているコネクタカバーが塩化ビニル樹脂製の場合が多いため、同一原料を用いて成形することで絶縁信頼性を高めることができる。さらに、従来のコネクタカバーは射出成型されている場合が多いが、ディップ成形とすることで、金型は雄型だけでよく、雌型が不要となるため、製造コストを低減することができる。
なお、ゴムまたはエラストマーを用いて金型成形したものでもよい。
本発明のコネクタカバーで覆うコネクタを端末に接続するワイヤハーネスは二輪車または四輪車に配索され、前記コネクタに取り付けたクリップを介して車両フレームに設けた取付穴に挿入係止され または車体に突設したステーを介して車両フレームに係止されるものである。
特に、二輪車に配索するワイヤハーネスに接続されるコネクタは、比較的水および埃が侵入しやすい部位に取り付けられる場合が多いため、本発明の安価なデップ成形品からなるコネクタカバーをコネクタに簡単に被せることができると、実用性の高いものとなる。
前記のように、本発明のコネクタカバーは、コネクタのハウジング外面からクリップを外方へ突出させることができる。また、車体に固定したステーをコネクタカバーの取付穴を通して挿入し、コネクタのハウジング外面に設けた取付部に固定することができる。
かつ、四角筒部の上面および左右側面にクリップまたはステーの取付穴を設けているため、車体との取付位置との関係からコネクタ外面の適宜な位置にクリップを配置することができ、または、ステーと固定することができ、コネクタカバーの汎用性を高めることができる。
本発明の第一実施形態のコネクタカバーを示し、(A)は斜視図、(B)は断面図である。 コネクタカバーを被せるコネクタとクリップとの分解斜視図である。 (A)(B)(C)はコネクタカバーをワイヤハーネス端末のコネクタに被せる作業工程を示す斜視図である。 図3(B)の断面図である。 コネクタカバーを被せた状態で、相手型コネクタと嵌合する状態を示す概略図である。 第二実施形態の斜視図である。 第二実施形態の断面図である。 第三実施形態の斜視図である。 第四実施形態の斜視図である。 第五実施形態の斜視図である。 第六実施形態の斜視図である。 従来例を示す斜視図である。 (A)(B)は他の従来例を示す斜視図である。 他の従来例を示す正面図である。 (A)(B)は他の従来例を示す図面である。
以下、本発明のコネクタカバーの実施形態を図面を参照して説明する。
図1乃至図5に示す実施形態のコネクタカバー1は、二輪車に配索するワイヤハーネス5の端末に接続したクリップ付きコネクタ2に被せるものである。クリップ付きコネクタ2は、クリップ3がコネクタ4と別体であり、コネクタ4に後付けされるものである。
コネクタカバー1は塩化ビニルをディップ成形し、全体として比較的柔らかく可撓性を有するものである。該コネクタカバー1はコネクタ4と接続するワイヤハーネス5の端末を被せる円形筒部10と、該円形筒部10の先端に連続する角錐筒部11と、該角錐筒部11に連続すると共に先端を挿入用開口12cとした四角筒部12とからなる。四角筒部12は横長な四角形状のコネクタ4を収容できる大きさとしている。該四角筒部12の上面12aの中央部に1個のクリップ取付穴12bを設け、該クリップ取付穴12bは前記角錐筒部11まで延在している。すなわち、角錐筒部11の中央部に四角筒部12のクリップ取付穴12bに連通するクリップ取付穴11bを設けている。
前記コネクタカバー1の四角筒部12はコネクタ4に被せた状態で、コネクタ4の上下左右外面に隙間をあけて覆う大きさとすると共に、図5に示すように相手方コネクタ20を挿入用開口12cより挿入して嵌合接続した状態で、該相手方コネクタ20の外周面にも被せることができるように、前記クリップ取付穴12bの形成位置より挿入用開口12c側を突出させている。
ワイヤハーネス5の端末に接続するコネクタ4は、ワイヤハーネス5を構成する複数の電線の端末に圧着した端子をコネクタ4のハウジング内に形成した複数の端子収容室(図示せず)内に挿入係止している。
このワイヤハーネス5の端末を接続したコネクタ4にはクリップ3を設けておらず、コネクタ4のハウジングの上面にクリップ取付部4cを予め設け、別体のクリップ3を後付けできるようにしている。
前記コネクタ4の上面4aに設けるクリップ取付部4cは、図2に拡大して示すように、逆L字状に対向して突設した取付枠4d、4eと、該取付枠4d、4eの間に係止爪4gを突設した形状としている。
後付けするクリップ3は、前記コネクタ4のクリップ取付部4cの取付枠4dと4eに夫々挿入する両側嵌合部15a、15bを取付基板15に外方に突設し、かつ、前記係止爪4gが挿入係止する係止穴(図示せず)を設けている。該取付基板15の上面中央部に皿部16の底面を連結した状態で設け、該皿部16の中央より車体の係止穴(図示せず)に挿入係止する係止部17を突設している。該係止部17の形状は、支持部17aの両側に係止羽根部17bを設け、各係止羽根部17bの先端に車体の係止穴の周縁に係止する係止段部17cを設けた汎用の形状としている。
ワイヤハーネス5の端末に接続したクリップ付きコネクタ2に対するコネクタカバー1の取り付けは、図3(A)〜(C)に示す通りである。
まず、ワイヤハーネスを構成する電線端末のコネクタ端子にコネクタカバー1の円形筒部10を先端開口側から挿入し、端子をコネクタ本体へ挿入係止する。
次に、図3(A)に示すように、ワイヤハーネス5の他端側をコネクタカバー1の四角筒部12の挿入用開口12c側へ押し込む。
この作業で、図3(B)に示すように、コネクタ4との接続側のワイヤハーネス5をコネクタカバー1の円形筒部10に通し、コネクタ4の首下部分のワイヤハーネス5を角錐筒部11に通し、コネクタ4を四角筒部12に収める。この状態で四角筒部12のクリップ取付穴12bはコネクタ4のクリップ取付部4cを露出させる位置になる。
前記作業後に、別体のクリップ3を図3(B)および図4に示すように、コネクタカバー1の角錐筒部11側のクリップ取付穴11bより挿入する。該クリップ取付穴11bを設ける角錐筒部11は、四角筒部12より円形筒部10に向けて下向き傾斜しているため、クリップ取付穴11bは水平方向として挿入するクリップ3に対して挿入口が開口した状態となり、クリップ3の下端の取付基板15をコネクタ4の上面に接するように水平状態として無理なくクリップ取付穴11bを通して挿入することができる。
前記角錐筒部11のクリップ取付穴11bを通して挿入するクリップ3は、取付基板15をコネクタ4の上面に沿わせ、該取付基板15の両側嵌合部15a、15bをコネクタのクリップ取付部4cの取付枠4d、4e内に挿入していく。ついで、取付枠4d、4eの間に突設した係止爪4gを係止穴に挿入係止する。この状態で、図3(C)に示すように、コネクタ4の上面に固定したクリップ3はコネクタカバー1の四角筒部12に設けたクリップ取付穴12bを貫通して外方へ突出する。
前記した工程により、コネクタカバー1を被せたコネクタ4に、クリップ3を取り付けることができ、クリップ付きコネクタ2として、クリップ3をコネクタカバー1から外方へ突出させることができる。また、本発明のコネクタカバー1はディップ成形しているため、安価に製造でき、大幅にコスト低下を図ることができる。
なお、クリップ3をコネクタカバー1の下面より突出させた時はコネクタカバー1を上下逆転してコネクタに取り付ければ良いだけである。
前記ワイヤハーネス5の端末に接続したクリップ付きコネクタ2にコネクタカバー1を被せた状態で、ワイヤハーネス5を二輪車のフレーム(図示せず)に沿って配索している。同様に相手方コネクタ20を端末に取り付けた他のワイヤハーネスも二輪に配索する。
その後、二輪車に配索した他のワイヤハーネスに接続した相手方コネクタ20を前記クリップ付きコネクタ2と嵌合接続し、図5に示すように、相手方コネクタ20にもコネクタカバー1の四角筒部12を被せている。
図6および図7に第二実施形態を示す。
第二実施形態のコネクタカバー1は第一実施形態のコネクタカバーと同一形状であり、コネクタ4に車体に固定されている金属板からなるステー30をコネクタカバーの取付穴を通してコネクタに固定可能としている。ステー30の取付部30aに係止穴30bを設け、コネクタ4のハウジング外面に設けた係止爪4gに係止してコネクタ4を取り付け可能としている。
コネクタカバー1は前記のように第一実施形態と同様であり、四角筒部12にコネクタ4を挿入している。ワイヤハーネスを車体に配索する時、コネクタカバー1の角錐筒部の取付穴11bからステー30の取付部30aを挿入し、コネクタ4の上面に設けた係止爪4gに係止穴30bを係止して、ステー30をコネクタ4に固定し、コネクタカバー1の取付穴12bからステー30を外方へ突出している。
他の構成は第一実施形態と同様であるため、同一符号を付して説明を省略する。
図8に第三実施形態のコネクタカバー1−1を示す。
該コネクタカバー1ー1は、第一実施形態と同様に四角筒部12の上面にクリップ取付穴12bを設けていると共に、左右側面の一方側の右側面12dにもクリップ取付穴12eを設けている。かつ、該クリップ取付穴12eも角錐筒部11に連続させ、該角錐筒部11にクリップ取付穴11eを設けている。
このように、コネクタカバー1−1の四角筒部の上面12aと直交方向の側面12dの2面にクリップ取付穴12b、12eを設けておくと、該コネクタカバー1−1を被せるコネクタ4の上下左右のいずれの側面にクリップ3が取り付けられる場合にも、コネクタカバー1−1を上下逆転、左右逆転してコネクタ4に取り付ければ良いだけである。よって、コネクタカバー1−1を共用品として用いることができる。
図9に第四実施形態を示す。
第四実施形態のコネクタカバー1−1は第三実施形態のコネクタカバー1−1と同一形状であり、第二実施形態と同様にクリップに代えて、車体に固定したステー30を用いてコネクタ4を固定している。
このようにクリップに代えてステー30を用いた場合も、ステーの取付位置がコネクタ4のどの面であってもコネクタカバー1−1を用いることができる。
図10に第五実施形態を示す。
第五実施形態のコネクタカバー1−2を被せたコネクタは、クリップ3Aをコネクタ4と予め一体成形したもの、または、別体のものを予めコネクタに取り付けて一体化した物であり、クリップ3Aがコネクタ4の上面から突出しているクリップ付きコネクタ50である。
コネクタ4の上面から突設するクリップ3Aは皿部16Aがコネクタ4の上面から突出し、該皿部16Aから支持体17Aが突出し、該支持体17Aの両側に車体係止羽根が突出し、第一実施形態のクリップと略同様な形状としている。
コネクタカバー1ー2の基本形状は第一実施形態のコネクタカバー1と同様であり、円形筒部10、角錐筒部11、四角筒部12を連続して備え、ディップ成形して形成している。また、四角筒部12の上面にクリップ取付穴12mを設けている点も同様であるが、本実施形態ではクリップ取付穴12mは角錐筒部11側へ延在させておらず、クリップ3Aが外方へ突出できるだけの大きさとし、第一実施形態のクリップ取付穴12bより小さい穴としている。
前記クリップ取付穴12mの前端縁の中央から、四角筒部12の挿入用開口12cへと延在するスリット12sを設けている。該スリット12sを挟んで両側部12pと12qとを外側に捲ってスリット12sを拡げてクリップ3Aを通すことができるようにしている。
したがって、図10に示すようにワイヤハーネス5の端末のクリップ3Aをコネクタ4から突設した一体型のクリップ付きコネクタ50を矢印で示すように、コネクタカバー1−2のスリット12sを左右に開いて通すことができる。
クリップ3Aがクリップ取付穴12mに位置すると、四角筒部12内に収容されるコネクタ4から突出するクリップ3Aはクリップ取付穴12mを通して外方に突出する。また、スリット12sは左右に開いた状態から元に戻ってコネクタ4の上面を覆うことになる。
このように、クリップ3Aがコネクタ4に一体成形されている場合にもコネクタカバー1−2を被せて覆うことができ、第一実施形態と比較してクリップ3Aを後付けする必要はなく、かつ、クリップ付きコネクタ50からなる一部品とでき、部品点数を削減できる等の利点がある。
他の構成および作用効果は第一実施形態と同様であるため、同一符号を付して説明を省略する。
図11に第六実施形態を示す。
該第六実施形態のコネクタカバー1−3は、第三実施形態と同様に、四角筒部12の左右側面の一方側面(右側面)にもクリップ用取付穴12yを設け、該クリップ用取付穴12yの前端から挿入用開口12cに向けてスリット12xを設けている。
このように、コネクタカバー1ー3の四角筒部12の上面と一方側面の直交方向の2面にスリット12s、12xとそれぞれ連通したクリップ取付穴12m、12yを設けておくと、該コネクタカバー1ー3を被せるクリップ付きコネクタ50の側面にクリップ3Bが一体形成で突設されている場合にも、コネクタカバー1ー3を被せることができる。
本発明は、前記実施形態に限定されず、コネクタカバーでカバーするコネクタを取り付けたワイヤハーネスは自動車、船外機、汎用向けエンジンに配索するものでもよく、二輪車用に限定されない。
1 コネクタカバー
2 クリップ付きコネクタ
3 クリップ
4 コネクタ
4c クリップ取付部
5 ワイヤハーネス
10 円形筒部
11 角錐筒部
11b クリップ取付穴
12 四角筒部
12b クリップ取付穴
30 ステー

Claims (3)

  1. ワイヤハーネス端末に接続されるコネクタに被せるコネクタカバーであって、
    前記コネクタカバーは可撓性を有する樹脂成形品からなり、前記コネクタを接続するワイヤハーネス端末を覆う円形筒部と、該円形筒部の先端に連続する角錐筒部と、該角錐筒部に連続すると共に先端を開口とした四角筒部とからなり、
    前記四角筒部は前記コネクタを収容できる大きさとすると共に、その上面および/または側面にクリップまたはステーの取付穴を備え、該取付穴は前記角錐筒部まで延在し、
    前記コネクタに被せる前記四角筒部の取付穴に、該コネクタの外面に設けたクリップまたはステーの取付部が位置し、
    前記取付穴の角錐筒部側より前記クリップを挿入して、前記コネクタの取付部に取り付けたクリップが前記四角筒部の取付穴より外方へ突出できるようにし、または、車体に固定したステーが前記角錐筒部の取付穴から挿入してコネクタ外面のステー取付部に固定できるようにしているコネクタカバー。
  2. ワイヤハーネス端末に接続されるクリップ付きのコネクタに被せるコネクタカバーであって、
    クリップはコネクタの外面に予め突設されており、
    前記コネクタカバーは可撓性を有する樹脂成形品からなり、前記コネクタを接続するワイヤハーネス端末に被せる円形筒部と、該円形筒部の先端に連続する角錐筒部と、該角錐筒部に連続すると共に先端を開口とした四角筒部とからなり、
    前記四角筒部は前記コネクタを収容する大きさとすると共に、その上面および/または側面にクリップの取付穴を備え、該取付穴より前記先端の開口へスリットを設け、
    ハウジングの外面に前記クリップを突設したコネクタを前記スリットを開いて前記四角筒部にコネクタを挿入し、前記クリップを前記取付穴より突出させるものとしているコネクタカバー。
  3. ディップ成形品からなる請求項1または請求項2に記載のコネクタカバー。
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