JP2529336Y2 - 耐電圧コネクタ - Google Patents

耐電圧コネクタ

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JP2529336Y2
JP2529336Y2 JP1990130393U JP13039390U JP2529336Y2 JP 2529336 Y2 JP2529336 Y2 JP 2529336Y2 JP 1990130393 U JP1990130393 U JP 1990130393U JP 13039390 U JP13039390 U JP 13039390U JP 2529336 Y2 JP2529336 Y2 JP 2529336Y2
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JP
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wire
housing
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JP1990130393U
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文祥 谷川
健治 大倉
典 井上
敏文 奥西
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Sumitomo Wiring Systems Ltd
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Sumitomo Wiring Systems Ltd
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  • Connector Housings Or Holding Contact Members (AREA)

Description

【考案の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 この考案は、高圧電線接続用の耐電圧コネクタに関す
るものである。
〔従来の技術及びその課題〕
今日、自動車用ヘッドランプはハロゲンランプが主流
である。しかし、近年そのハロゲンランプに比べ、3〜
4倍明るく、少消費電力、長寿命の放電ランプが開発さ
れ、この放電ランプをヘッドランプに使用しようとする
動きがある。このため、その配線用電線及びその接続に
使用するコネクタ等に特別なものが必要となる。
すなわち、自動車のヘッドランプとして使用する場
合、バッテリーの12V(DC)電源を変圧器によって15KV
〜20KV(AC)に昇圧してランプに導びく必要がある。こ
のとき、変圧器からのノイズを遮断するため、絶縁心線
を網目状シールド線で被覆し、その外周を絶縁被覆した
電線等のシールド電線を使用する必要がある。また、高
圧電流が流れるため、その電線接続用のコネクタにあっ
ては、前記絶縁被覆を剥ぎ取った後の心線露出導体と露
出シールド線の絶縁、すなわち沿面絶縁距離を十分に取
る必要がある。さらに、そのコネクタはエンジンルーム
内で使用するため、防水性が必要である。
この考案は、以上の点に鑑み、上記放電ランプへの電
源供給用電線の接続用として十分に満足のいける耐電圧
コネクタを提供することを課題とする。
〔課題を解決するための手段〕
上記課題を解決するために、第1の考案にあっては、
絶縁心線をシールド線で被覆し、その外周を絶縁被覆し
た電線に接続端子を圧着し、その接続端子を、ハウジン
グ内のキャビティに嵌め込み、その電線挿入側をカバー
により被ってなるコネクタにおいて、前記ハウジングの
電線挿入側に、前記電線を包んでその挿入方向後側に所
要長さ延びる引込部をそのハウジングと連続して一体に
設け、この引込部に、前記絶縁心線とシールド線を分け
る前記挿入方向の隔壁を前記ハウジング及び引込部内面
に連続して一体に形成し、かつ、その隔壁で分けた引込
部のシールド線側の側面には、前記電線挿入方向全長に
亘るシールド線導入用スリットを形成し、前記カバーを
前記引込部を被ってハウジングに嵌めた構成としたので
ある。
第2の考案にあっては、第1の考案において、引込部
に代えて上記ハウジングの電線挿入側に、上記絶縁心線
とシールド線を分けて上記挿入側後方に延びる隔壁を上
記ハウジングに連続して一体に形成し、かつ、上記カバ
ー内面にも前記隔壁に嵌まる隔壁25を連続して一体に形
成した構成としたのである。
第3の考案にあっては、絶縁心線をシールド線で被覆
し、その外周を絶縁被覆した電線に接続端子を圧着し、
その接続端子を、ハウジング内のキャビティに嵌め込
み、その電線挿入側をカバーにより被い、かつ、前記接
続端子用キャビティのシールド線側を、絶縁心線側に対
し前記挿入側後方にずらした構成としたのである。
〔作用〕
上記のように構成する第1の考案にあっては、前述の
露出導体と露出シールド線の間の沿面絶縁距離を得るた
めに、電線の絶縁被膜を端末から長く剥ぎとって、心線
とシールド線の分岐長さを長くしても、その長さ分、引
込部及び隔壁を長くすることで対応できる。
この引込部及び隔壁を長くしても、シールド線及びそ
の端子はスリットを介してハウジング内に容易に導びき
得る。すなわち、シールド線は可撓性に富むが、その端
子の嵌め込みはスリットを介して行うため、ハウジング
の嵌入部近くでの作用となり、端子挿入ストロークは短
かく、その嵌め込みは円滑に行い得る。なお、絶縁心線
はシールド線に比べれば、撓みにくいため、端子挿入ス
トロークが長くなっても支障は少ない。しかし、絶縁心
線側の引込部にもスリットを設けると、その嵌め込み作
用は円滑になる。
防水性はカバーにより確保される。
第2の考案にあっては、前記の心線とシールド線の分
岐長さを長くしても、それに応じて両隔壁を長くすれ
ば、前記沿面絶縁距離は確保でき、同様にカバーにより
防水性の確保される。
第3の考案にあっては、前記の心線とシールド線の分
岐長さを長くしても、それに応じて両接続端子間を離す
ことにより、前記沿面絶縁距離を確保でき、防水性は同
様にカバーにより確保される。
〔実施例1〕 この実施例は、第1図に示す雄・雌コネクタの雌コネ
クタAに前記第1の考案を採用したものであり、両コネ
クタA、Bはゴムリング8を介在して嵌合され、爪1と
その係合部2の嵌まり合いによりその嵌合状態が維持さ
れる。その雄コネクタBのハウジング3内のキャビティ
4、4にオス端子cが嵌入される(第9図参照)。オス
端子cは絶縁心線5に圧着されている。
雄コネクタ5のハウジング10にも前記キャビティ4、
4に対応するキャビティ11、11があり、このキャビティ
11、11内に第10図で示す電線Pの端子a、bが嵌入され
る(第9図参照)。この電線Pは、第10図に示すよう
に、撚り線導体5a外周に絶縁被覆5bをした絶縁心線5を
網目状シールド線6で被覆し、その外周を絶縁物(シー
ス7)で被覆したものである。このため、この電線Pに
より、変圧器(図示せず)から15KV〜20KVの高圧電源を
導びいても、変圧器のノイズを拾うことはない。
雌ハウジング10の一端側から上下2枚の板からなる引
込部12が電線挿入方向後側に延びて、この両板の中程間
にその挿入方向の隔壁13が設けられている。この引込部
12、隔壁13はハウジング10とともに合成樹脂により一体
成形する。引込部12及び隔壁13の後方への長さは、後述
の沿面絶縁距離Sが十分となるように適宜に設定する。
この雌ハウジング10へ前記電線Pを導びくには、その
端末のシース7を沿面絶縁距離Sを考慮して適宜長さ
(例えば35mm以上)剥ぎ取り、その露出した絶縁心線5
及びシールド線6に端子a、bを圧着し、その端子a、
bを、第1図矢印のごとく、引込部12の上下板の間隙12
aからキャビティ11内に嵌め込んで行う。こののち、電
線Pの他端から挿入したゴム製ブーツ14をハウジング10
に嵌めて防水処理をする(第2図)。ブーツ14は、端子
a、bを取付ける前にその取付け端から前もって電線P
に挿入しておいてもよい。
この雌コネクタAの組立て状態において、第2図に示
すように、問題となる沿面絶縁距離Sは、隔壁13の後方
への長さによって確保されているため、十分なものとな
っている。
なお、電線Pが2芯、3芯等となれば、例えば第3図
に示すように引込部12内の隔壁13の構造を格子状とする
等して、隔壁13により、各絶縁心線5とシールド線6を
区画するようにすればよい。実施例では、板の間隙12a
が「請求の範囲」のスリットに当たる。絶縁心線5側の
間隙12aは閉じてもよい。
〔実施例2〕 この実施例は、前記第2の考案を採用したものであ
り、第4図に示すように、ハウジング10の挿入側にその
挿入側後方に延びる隔壁23を設けるとともに、ゴム製ブ
ーツ25にも隔壁25を一体に設けたものであり、両隔壁2
3、25は第5図のように嵌まり合う。このとき、絶縁心
線5の導体5aとシールド線6の間の沿面絶縁距離Sは第
5図に示すものとなり、隔壁23、25の長さを考慮するこ
とにより十分なものとすることができる。
第6図に示す実施例は、ブーツ24aを合成樹脂製とし
たものであり、その電線Pの挿入端にはゴム栓26を嵌
め、隔壁23と25の嵌め合いが逆になっている。また、ゴ
ムリング8は雄ハウジング3及びブーツ24aに嵌める。
この実施例の雄・雌ハウジング3、10の嵌合状態にお
いて、前記沿面絶縁距離Sは、第7図のごとくなり、同
様に、隔壁23、25の長さを考慮することにより十分なも
のとすることができる。
〔実施例3〕 この実施例は前記第3の考案を採用したものであり、
第8図、第9図に示すように、ハウジング10内のキャビ
ティ11、11を前後にずらすとともに、端子a、bの分岐
長さもそれに合わしたものである。この実施例はハウジ
ング10内にゴムリング8を嵌め込むようになっている。
その雄・雌ハウジング3、10の嵌合状態において、前
記沿面絶縁距離Sは第9図のごとくなり、両キャビティ
11、11の前後の間隔を考慮することにより十分なものと
することができる。
なお、各実施例は雌コネクタA側にこの考案を採用し
たが、雄コネクタB側に、又は両者A、Bともに採用し
てもよいことは勿論である。
また、第1の考案に第2の考案又は第3の考案を組み
合わせてもよく、第2の考案に第3の考案を組み合わせ
ることもできる。
〔考案の効果〕
この考案は以上のように構成して、十分な沿面絶縁距
離を取り得ることができるので、放電ランプその他の高
電圧機器に使用するシールド線接続用耐電圧コネクタと
して十分に満足いけるものとすることができる。
【図面の簡単な説明】
第1図、第3図、第4図、第6図、第8図はこの考案に
係る耐電圧コネクタの各実施例の斜視図、第2図、第5
図、第7図、第9図は各実施例の作用説明用断面図、第
10図は電線の斜視図である。 A……雌コネクタ、B……雄コネクタ、P……電線、a
……絶縁心線用接続端子、b……シールド線用接続端
子、c……オス端子、1……爪、2……係合部、3、10
……ハウジング、4、11……キャビティ、5……絶縁心
線、6……シールド線、12……引込部、12a……間隙、1
3、23、25……隔壁、14、24、24a……ブーツ(カバ
ー)。

Claims (3)

    (57)【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】絶縁心線5をシールド線6で被覆し、その
    外周を絶縁被覆した電線Pに接続端子a、b、cを圧着
    し、その接続端子a、b、cを、ハウジング3、10内の
    キャビティに嵌め込み、その電線挿入側をカバー14によ
    り被ってなるコネクタA、Bにおいて、前記ハウジング
    3、10の電線挿入側に、前記電線Pを包んでその挿入方
    向後側に所要長さ延びる引込部12をそのハウジング3、
    10と連続して一体に設け、この引込部12に、前記絶縁心
    線5とシールド線6を分ける前記挿入方向の隔壁13を前
    記ハウジング3、10及び引込部12内面に連続して一体に
    形成し、かつ、その隔壁13で分けた引込部12のシールド
    線側の側面には、前記電線挿入方向全長に亘るシールド
    線導入用スリット12aを形成し、前記カバー14を前記引
    込部12を被ってハウジング3、10に嵌めたことを特徴と
    する耐電圧コネクタ。
  2. 【請求項2】絶縁心線5をシールド線6で被覆し、その
    外周を絶縁被覆した電線Pに接続端子a、b、cを圧着
    し、その接続端子a、b、cを、ハウジング3、10内の
    キャビティに嵌め込み、そのハウジング10の電線挿入側
    にカバー24を嵌めてその電線挿入側を被ってなるコネク
    タにおいて、前記ハウジング3、10の電線挿入側に、前
    記絶縁心線5とシールド線6を分けて前記挿入側後方に
    延びる隔壁23を前記ハウジング3、10に連続して一体に
    形成し、かつ、前記カバー24、24a内面にも前記隔壁23
    に嵌まる隔壁25を連続して一体に形成したことを特徴と
    する耐電圧コネクタ。
  3. 【請求項3】絶縁心線5をシールド線6で被覆し、その
    外周を絶縁被覆した電線Pに接続端子a、b、cを圧着
    し、その接続端子a、b、cを、ハウジング3、10内の
    キャビティに嵌め込み、その電線挿入側をカバー14によ
    り被ってなるコネクタにおいて、前記接続端子用キャビ
    ティのシールド線側を、絶縁心線側に対し前記挿入側後
    方にずらしたことを特徴とする耐電圧コネクタ。
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JPH0487178U JPH0487178U (ja) 1992-07-29
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DE19932243A1 (de) * 1999-07-06 2001-01-11 Wago Verwaltungs Gmbh Elektrischer Steckverbinder
JP5327083B2 (ja) * 2010-01-28 2013-10-30 住友電装株式会社 コネクタカバー
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