JP3319853B2 - トロリー線の接続方法 - Google Patents
トロリー線の接続方法Info
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Description
供給するためのトロリー線の接続方法に関するものであ
る。
視システムに適用され、小空間化されつつあるこの分野
では、トロリー線など集電系の占有スペースにも大きな
制限が加えられてきている。
ロリー線同士を突き合わせ、トロリー線端部の導体を絶
縁カバーから露出させ、導体を導電性クランプとボルト
により締め付ける等して行われるのが一般的であった。
して形成されたトロリー線同士の接続部は、導電性クラ
ンプによって接続した上に、その導電性クランプ上にさ
らに絶縁カバーを取り付ける必要があるため、外径寸法
が大型化してしまうという欠点があった。
間距離も自ずと小さくなり、導体の断面が露出する接続
部においてはその電気的沿面距離を確保することが難し
くなってきた。
布設を可能にする新規なトロリー線の接続方法を提供す
ることを目的とする。
に、絶縁体にその電気的摺動面のみを外部に露出させて
導体を複数本並行に埋設したトロリー線において、互い
に接続されるトロリー線同士にその接続端末部背面の絶
縁体の一部に導体の非摺動面を露出させるように窓を開
け、その各窓から圧着端子などを用いて導体から引き出
したジャンパー線同士を電気的に接続し、かつそれら接
続端末部背面の絶縁体の厚さを薄くして段部に形成する
と共にそれら段部の導体間絶縁体に導体を露出させない
ようにスリットを入れて嵌め込み溝を形成し、それら段
部と嵌め込み溝とに掛け渡されて係合し得るようにT字
形の絶縁隔壁を形成してこれをそれら段部と嵌め込み溝
とに掛け渡して係合させるようにしたものである。
ンパー線同士を電気的に接続し、段部と嵌め込み溝とに
絶縁隔壁を掛け渡すと、トロリー線同士の接続における
導体摺動面の位置ずれが防がれ並列する導体間の電気的
沿面距離が確保される。
とすることができ小スペース内でのトロリー線の布設が
可能になる。
いて説明する。
た状態が示され、図2には、図1のA−A線矢視断面図
が示され、図3(イ)にはトロリー線端末部の背面から
見た図が、図3(ロ)には、図3(イ)を側方から見た
図が示され、そして図4、図5には、それぞれ図3のB
−B線矢視断面、C−C線矢視断面が示されている。
示したように、導体2の電気的摺動面のみを外部に露出
させて絶縁体5に導体2を複数本並行に埋設したもので
あり、それら導体2の電気的摺動面3は、FA機器や各
種監視システムの集電子を接触させて電力を供給し得る
ように内向きに湾曲させて形成されている。
一体化を確実ならしめるためにその長手方向に沿った溝
4を有している。そして導体2を覆う絶縁体5には、そ
の導体2の背面を覆う絶縁体5aの中央部に、その長手
方向に沿わせてリブ状に突当て部6が一体形成されると
共に、導体2の背面を覆う絶縁体5aには、図1,図3
に示す如く、その長手方向に間隔を隔ててその突当て部
6からさらに外側へ突き出されるようにインサート金具
を嵌め込んだ円柱状のハンガー部7…が一体に設けられ
ている。ハンガー部7には、図3(イ)に示すようにそ
の先端面からハンガー部7の基部側へ向かって伸びるよ
うにねじ孔8が形成されている。
け部材9は、図1に示したように、上記ハンガー部7の
突出長よりも多少厚い板材からなり、その長手方向に間
隔を隔てて各ハンガー部7…をそれぞれ嵌合させるため
の孔10…を有している。
1の各ハンガー部7を、取り付け部材9の前面側から対
応する各孔10にそれぞれ差し込み、その孔10の孔径
より大きいワッシャ11を取り付け部材9の背面側から
孔10にあて、ワッシャ11の孔(図示せず)にボルト
12を通してこれを各ハンガー部7に埋め込まれたイン
サート金具のねじ孔8に螺合させてボルト12を締め付
けると、トロリー線1は、取り付け部材9に一体化さ
れ、絶縁体5aと取り付け部材9との間には、その突当
て部6の長さと等しい長さの隙間が形成されることにな
る。
り付け、そのトロリー線1に、別のトロリー線1を継ぎ
足してトロリー線1の給電経路を形成するために、トロ
リー線1の背面の絶縁体5aには、その接続端末端部に
図1,図3および図5に示すように、導体2の非摺動面
を外部に露出させるように矩形状の窓13が形成され、
その窓13によって取り付け部材9の前面側に開放され
た導体2の露出部には、図3(イ)に示すように、それ
ぞれ凹状にねじ孔14が形成されている。そして図3
(ロ)に示すように、トロリー線1の接続端末部の突当
て部6を、その端面からそれぞれ反対側の端部に向かっ
て所定長さ取り除くことにより、トロリー線1の接続端
末部には、平に段部15が形成されている。また段部1
5には、図2に示すように、その導体2,2間の絶縁体
5bに、それら導体2を露出させてしまうことがないよ
うに、段部15の両端からそれぞれ反対側の端部に向か
って所定長さスリットを入れて嵌め込み溝16が設けら
れている。
ように、導体2のねじ孔14が臨ませられる部位に、開
口17が形成されており、これに有底筒体状のブッシュ
18が挿入されるようになっている。
を通すための孔19を有し、その反対側の端部外周に上
記突当て部の高さとほぼ同じ厚さの鍔18aを一体に有
している。
ための手段は、図1,図2に示すように、接続すべきト
ロリー線1同士の段部15にこれを覆うように掛け渡さ
れかつその接続すべきトロリー線1同士の両側にトロリ
ー線1両側の絶縁体5cを覆う縁板部20を有するフラ
ンジ21に、その下面中央部に接続すべきトロリー線1
同志の嵌め込み溝16に掛け渡されて嵌合されるウエブ
22を一体に設けたT形の隔壁スペーサ23から成る。
なおこの隔壁スペーサ23は電気的絶縁材料から形成さ
れる。
2に示す如く、接続すべきトロリー線1同士の段部15
と嵌め込み溝16とに嵌合させて掛け渡せばトロリー線
1同士の接続の際の、トロリー線1同士の幅方向の位置
ずれを防止でき、導体2,2間の電気的沿面距離と絶縁
とを確保することができる。
る。
1同士の導体2のねじ孔14に、コの字形の端子25の
取り付け孔(図示せず)を位置決めし、その取り付け孔
にボルト24を挿通してこれをねじ孔14に螺合し締結
することにより、導体2にコ字形の端子25を一体に取
り付ける。
付け部材9の開口17にそれぞれその前面側からブッシ
ュ18を差し込んで、そのブッシュ18の孔19に、取
り付け部材9の背面側からジャンパーケーブル26をそ
れぞれ挿入する。
ケーブル26の先端部をそれぞれブッシュ18から前方
に引き出して適宜余長を作り、その先端を端子25に圧
着する。
6との圧着部に自己融着テープ27を巻き付けて絶縁す
る。
に、トロリー線1の背面側から(又はトロリー線1の長
手方向外側から)隔壁スペーサ23を嵌め込んで取り付
け、トロリー線1の各ハンガー部7を、取り付け部材9
の前面側から対応する各孔10にそれぞれ差し込んで、
取り付け部材9の孔10に、その背面側からワッシャ1
1をあて、ワッシャ11の孔(図示せず)にボルト12
を通してこれをハンガー部7のねじ孔14に螺合させ
て、取り付け部材9にトロリー線1を仮止めする。
ロリー線1を上記の場合と同じ様に取り付け部材9に仮
止めする。この場合、そのトロリー線1の接続端末部の
嵌め込み溝16、段部15は、すでに他方のトロリー線
1に取り付けられている隔壁スペーサ23に嵌合させ、
トロリー線1同士の接続において、トロリー線1同士の
幅方向の位置ずれを防ぎその隣合う導体2間の沿面距離
を確保する。
取り付け部材9にトロリー線1を固定した後、これらト
ロリー線1のジャンパー線26同士を取り付け部材9の
背面側で圧着スリーブ28により電気的に接続して、ト
ロリー線1同士の接続を完了する。
クト式の走行レール29に沿って移動する移動機器用に
上記トロリー線接続方法を適用してトロリー線1を取り
付ける場合において、図6(ロ)に示すように、部分的
に、トロリー線1をダクト内部に組み込んだ走行レール
29をトロリー線1ごと取り外す必要のある場合は、ト
ロリー線1同士の接続端末部に装着する隔壁スペーサ2
3が、取り外される側のトロリー線1と走行レール29
との間に引っかかってしまい走行レール29を取り外す
ことができなくなる虞がある。
(ロ)に示すように段部15と嵌め込み溝16とをそれ
ぞれトロリー線1の反対側に長くなるように延長し、走
行レール29取り外し時に、隔壁スペーサ23をどちら
かのトロリー線1側へ寄せてトロリー線1内に完全に格
納してしまう移動式とし、かつ図8(イ),(ロ)に示
すように、隔壁スペーサ23の縁板部20の内側面に突
起30を設け、嵌め込み溝16の内側面に図9(イ),
(ロ)に示すように、その突起30と係合するへこみ3
1を凹状に設けて、これら突起30とへこみ31の位置
を、トロリー線1接続のために接続端末部同士の中心3
2に隔壁スペーサ23が移動されたとき、互いに嵌合さ
れ正規の掛け渡し位置に装着されるように決定する。
に、隔壁スペーサ23をどちらかのトロリー線1側へ寄
せてトロリー線1内に完全に格納してしまうことによ
り、走行レール29の取り外しが可能となり、トロリー
線1同士を接続する場合は、走行レール29を仮止めし
た後、格納した隔壁スペーサ23を接続すべき他方のト
ロリー線1側へ引き出してこれを掛け渡すことにより、
上記実施例と同様に、トロリー線1同士の幅方向の位置
ずれを防いで隣合う導体2間の沿面距離を確保すること
ができる。なおこの他の実施例にあっては、隣合うトロ
リー線1のジャンパー線26同士の接続には、圧着スリ
ーブ28ではなく、取り外し可能なコネクタが用いられ
る。
トロリー線の小形化、トロリー線の導体の電気的沿面距
離を確保することができるようになり、小さなスペース
でトロリー線同士を接続することができるという優れた
効果を発揮する。
を示す。
る場合の状態を説明するための図である。
である。
めの図である。
Claims (2)
- 【請求項1】 絶縁体にその電気的摺動面のみを外部に
露出させて導体を複数本並行に埋設したトロリー線にお
いて、互いに接続されるトロリー線同士にその接続端末
部背面の絶縁体の一部に導体の非摺動面を露出させるよ
うに窓を開け、その各窓から圧着端子などを用いて導体
から引き出したジャンパー線同士を電気的に接続し、か
つそれら接続端末部背面の絶縁体の厚さを薄くして段部
に形成すると共にそれら段部の導体間絶縁体に導体を露
出させないようにスリットを入れて嵌め込み溝を形成
し、それら段部と嵌め込み溝とに掛け渡されて係合し得
るようにT字形の絶縁隔壁を形成してこれをそれら段部
と嵌め込み溝とに掛け渡して係合させるようにしたこと
を特徴とするトロリー線の接続方法。 - 【請求項2】 前記トロリー線のうちその少なくとも一
方の段部及び嵌め込み溝が、そのトロリー線長手方向の
長さが、前記隔壁スペーサをトロリー線長手方向に移動
させてこれをトロリー線内に格納し得る長さに形成さ
れ、トロリー線同士を接続する際には、そのトロリー線
に格納されていた隔壁スペーサを他方のトロリー線の接
続端末部側へ引き出してこれを他方のトロリー線の段部
及び嵌め込み溝に係合させ、トロリー線同士の接続部に
隔壁スペーサを掛け渡すようにした請求項1記載のトロ
リー線の接続方法。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP01230394A JP3319853B2 (ja) | 1994-02-04 | 1994-02-04 | トロリー線の接続方法 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP01230394A JP3319853B2 (ja) | 1994-02-04 | 1994-02-04 | トロリー線の接続方法 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH07215101A JPH07215101A (ja) | 1995-08-15 |
JP3319853B2 true JP3319853B2 (ja) | 2002-09-03 |
Family
ID=11801562
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP01230394A Expired - Lifetime JP3319853B2 (ja) | 1994-02-04 | 1994-02-04 | トロリー線の接続方法 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP3319853B2 (ja) |
Families Citing this family (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP6380894B2 (ja) * | 2014-08-18 | 2018-08-29 | パナソニックIpマネジメント株式会社 | 絶縁トロリー |
-
1994
- 1994-02-04 JP JP01230394A patent/JP3319853B2/ja not_active Expired - Lifetime
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPH07215101A (ja) | 1995-08-15 |
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