JP2983877B2 - 平型ケーブルの分岐接続部 - Google Patents

平型ケーブルの分岐接続部

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JP2983877B2
JP2983877B2 JP7092280A JP9228095A JP2983877B2 JP 2983877 B2 JP2983877 B2 JP 2983877B2 JP 7092280 A JP7092280 A JP 7092280A JP 9228095 A JP9228095 A JP 9228095A JP 2983877 B2 JP2983877 B2 JP 2983877B2
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文明 小松原
修 飯岡
佳英 高野
達弥 大渕
英二 半田
英二 江口
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KANDENKO KK
Furukawa Electric Co Ltd
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KANDENKO KK
Furukawa Electric Co Ltd
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  • Details Of Connecting Devices For Male And Female Coupling (AREA)
  • Connections Effected By Soldering, Adhesion, Or Permanent Deformation (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、ビルや工場などの低圧
幹線に使用される平型ケーブルの分岐接続部に関するも
のである。
【0002】
【従来技術】ビルや工場などの低圧幹線に使用される平
型ケーブルは、複数本の導体を同方向に平面的に配列
し、その外周に一括して絶縁被覆を施したものである。
この平型ケーブルをビルの垂直幹線等に使用する場合に
は、予め工場で、平型ケーブルにビルの各階に対応させ
て分岐ケーブルを接続しておき、これを工事現場に搬入
して垂直布設するという方法がとられる。
【0003】平型ケーブルの分岐接続部としては、平型
ケーブルの中間の絶縁被覆を剥いで複数本の導体を露出
させ、その複数本の導体に一括して分岐スリーブを圧縮
接続すると共に、その分岐スリーブに分岐ケーブルを圧
縮接続したものが公知である(実公平2−15253号
公報)。しかしこのように平型ケーブルに予め分岐ケー
ブルを接続したものは、布設の際などに分岐ケーブルが
邪魔になったり、損傷を受けたりしやすいという難点が
ある。
【0004】これを改良したものとしては、平型ケーブ
ルの中間に分岐ケーブル接続用のメス接続子を取り付け
たものを工場で製作し、現場に布設した後、そのメス接
続子に分岐ケーブルの端部に取り付けたオス接続子を差
し込み接続することで、分岐ケーブルの接続を行うこと
も公知である(実開平3−60767号公報)。このよ
うにすれば、布設時に分岐ケーブルがついていないので
布設作業が容易であり、分岐ケーブルが損傷を受けるお
それもない。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】しかし従来のメス接続
子とオス接続子を用いた平型ケーブルの分岐接続部は、
メス接続子とオス接続子の接続部の電流容量で分岐でき
る電流容量が決まってしまうため、分岐できる電流容量
の許容範囲がせまく、大容量の分岐ケーブルを接続でき
ないという難点がある。また従来のこの種の分岐接続部
はメス接続子に差し込み接続されたオス接続子の引き抜
け防止対策が考慮されていない。本発明の目的は、以上
の問題点に鑑み、メス接続子とオス接続子を用いた平型
ケーブルの分岐接続部で、小容量から大容量までの各種
の分岐ケーブルを接続でき、しかもオス接続子の引き抜
けを確実に防止できる平型ケーブルの分岐接続部を提供
することにある。
【0006】
【課題を解決するための手段】この目的を達成するため
本発明は、複数本の導体を同方向に平面的に配列し、そ
の外周に絶縁被覆を施してなる平型ケーブルの分岐接続
部において、前記平型ケーブルの中間の絶縁被覆を剥い
で露出させた複数本の導体に、複数のメス接続子を有す
る分岐スリーブを接続する一方、分岐ケーブルの端末の
絶縁被覆を剥いで露出させた導体に、オス接続子を先端
に有する端子を接続し、前記分岐スリーブのメス接続子
と端子のオス接続子を差し込み接続すると共に、前記分
岐スリーブと端子に跨がって門型ストッパーを装着し、
その門型ストッパーの第一および第二の係合部を、それ
ぞれ前記分岐スリーブ側に設けたストッパー係合部と、
端子側に設けたストッパー係合部とにそれぞれ係合させ
た、ことを特徴とするものである。
【0007】
【作用】この分岐接続部は、平型ケーブル側に複数個の
メス接続子が取り付けられているので、分岐ケーブル側
には必要な電流容量に応じた本数のオス接続子を取り付
け、そのオス接続子を前記メス接続子の一部または全部
に差し込み接続することにより、分岐電流容量の大小に
対して広範囲に対応することができる。また門型ストッ
パーの係合部が、メス接続子側に設けたストッパー係合
部とオス接続子側に設けたストッパー係合部にそれぞれ
係合するので、オス接続子がメス接続子から引き抜ける
のを確実に防止することができ、信頼性が向上する。
【0008】
【実施例】図1ないし図5は本発明の一実施例を示す。
図において、11は平型ケーブルで、複数本の導体13
を同方向に平面的に配列し、その外周に一括して絶縁被
覆15を施したものである。この平型ケーブル11の中
間の分岐ケーブルを接続する部分は、絶縁被覆15を剥
いで導体13を露出させてある。
【0009】また17は導体13の露出部分に圧縮接続
された偏平な分岐スリーブ、19は分岐スリーブ17の
側方に一体に設けられた3個のメス接続子(図3参
照)、21はメス接続子19の開口部に設けられたガイ
ドである。各メス接続子19は同方向に向けて平面的に
配置されている。メス接続子19の個数は複数個であれ
ばよく、3個に限定するものではない。23はメス接続
子19の配列部の両面に形成された突起(図1および図
5参照)、25は導体13の露出部と分岐スリーブ17
の外周にモールド成形により被覆された絶縁体である。
【0010】一方、27は分岐ケーブルである。図示の
例ではこの分岐ケーブル27も、複数本の導体29を同
方向に平面的に配列して一括絶縁被覆31を施した平型
ケーブルの形態であるが、分岐ケーブル27としては電
流容量に応じて他の適当なケーブルを使用することがで
きる。33は分岐ケーブル27の端部に圧縮接続された
端子、35は端子33の先端に一体に設けられた2本の
オス接続子35である。オス接続子35の本数は、分岐
ケーブル27に要求される電流容量によって定められ
る。すなわち分岐ケーブル27の電流容量が小さい場合
は1本とし、中程度の場合は2本とし、大きい場合は3
本とする。37は端子33の両面に形成された突起(図
1および図3参照)、39は分岐ケーブル27の絶縁被
覆31と端子33の一部にテープ巻きすることにより防
水被覆した絶縁体である。
【0011】また、41は金属板を図4のように門型に
屈曲成形した門型ストッパー、43は門型ストッパー4
1に形成されたスリットである。45はプラスチックま
たはゴムを筒状に成形してなる絶縁カバーである。
【0012】この実施例の分岐接続部は次のようにして
組み立てられる。まず平型ケーブル11は図5の状態
(分岐ケーブルを接続しない状態)で布設される。布設
後、分岐ケーブル27を絶縁カバー45に挿通した状態
で、オス接続子35をメス接続子19に差し込み接続す
る。その後、メス接続子19の配列部と端子33に跨が
るように門型ストッパー41を装着する。すると図1お
よび図2に示すように、門型ストッパー41のスリット
43に、端子33に設けた突起37と、メス接続子19
の配列部に設けた突起23が入り込むため、オス接続子
35はメス接続子19から引き抜けなくなる。その後、
分岐ケーブル27上の絶縁カバー45を引き戻して、そ
の一端部を分岐スリーブ17の絶縁体25上にテープ巻
き47により固定し、他端部を分岐ケーブル27の絶縁
被覆31上にテープ巻き49により固定する。
【0013】これで分岐接続部の完成である。以上のよ
うにこの分岐接続部は、工具を使用せずに工事現場で簡
単に組み立てることができる。また平型ケーブル側に複
数個のメス接続子が設けられているため、要求される電
流容量に応じてオス接続子の本数を変えることにより種
々のサイズの分岐ケーブルを接続することができる。ま
た複数本の分岐ケーブルを接続することも可能である。
【0014】以上の実施例では、オス接続子の引き抜け
防止のため、オス接続子およびメス接続子側に突起を形
成し、門型ストッパーにその突起が入るスリットを形成
したが、オス接続子の引き抜け防止構造はこれに限られ
るものではなく、例えば門型ストッパーの内面に突起ま
たは突条を形成し、オス接続子およびメス接続子側にそ
れが入る溝を形成した構造とすることもできる。要する
に門型ストッパーの係合部が、オス接続子側のストッパ
ー係合部とメス接続子側のストッパー係合部にそれぞれ
係合するものであればよい。
【0015】
【発明の効果】以上説明したように本発明によれば、平
型ケーブル側に複数個のメス接続子が設けられているた
め、要求される電流容量に応じてオス接続子の本数を変
えることにより小容量から大容量までの種々のサイズの
分岐ケーブルを接続することができる。また門型ストッ
パーの係合部が、メス接続子側に設けたストッパー係合
部とオス接続子側に設けたストッパー係合部にそれぞれ
係合するので、オス接続子のメス接続子からの引き抜け
を確実に防止でき、高い信頼性を得ることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明に係る平型ケーブルの分岐接続部の一
実施例を示す一部切開正面図。
【図2】 同じく一部切開平面図。
【図3】 図1の分岐接続部を分解して示す断面図。
【図4】 図1の分岐接続部に使用した門型ストッパー
の側面図。
【図5】 図1の分岐接続部における、分岐ケーブルを
接続する前の平型ケーブルを示す一部切開正面図。
【符号の説明】
11:平型ケーブル 13:導体 17:分岐スリーブ 19:メス接続子 23:突起(ストッパー係合部) 27:分岐ケーブル 29:導体 33:端子 35:オス接続子 37:突起(ストッパー係合部) 41:門型ストッパー 43:スリット 45:絶縁カバー
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 高野 佳英 東京都港区芝浦4丁目8番33号 株式会 社関電工内 (72)発明者 大渕 達弥 東京都港区芝浦4丁目8番33号 株式会 社関電工内 (72)発明者 半田 英二 東京都千代田区丸の内2丁目6番1号 古河電気工業株式会社内 (72)発明者 江口 英二 東京都千代田区丸の内2丁目6番1号 古河電気工業株式会社内 (56)参考文献 特開 平1−38974(JP,A) 特開 平1−183078(JP,A) (58)調査した分野(Int.Cl.6,DB名) H01R 4/00

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】複数本の導体(13)を同方向に平面的に
    配列し、その外周に絶縁被覆(15)を施してなる平型
    ケーブル(11)の分岐接続部において、 前記平型ケーブル(11)の中間の絶縁被覆を剥いで露
    出させた複数本の導体(13)に、複数のメス接続子
    (19)を有する分岐スリーブ(17)を接続する一
    方、分岐ケーブル(27)の端末の絶縁被覆を剥いで露
    出させた導体(29)に、分岐ケーブル(27)に要求
    される電流容量によって定められた本数のオス接続子
    (35)を先端に有する端子(33)を接続し、前記分
    岐スリーブ(17)のメス接続子(19)と端子(3
    3)のオス接続子(35)を差し込み接続すると共に、 前記分岐スリーブ(17)と端子(33)に跨がって門
    型ストッパー(41)を装着し、その門型ストッパー
    (41)の第一および第二の係合部(43)を、それぞ
    れ前記分岐スリーブ(17)側に設けたストッパー係合
    部(23)と、端子(33)側に設けたストッパー係合
    部(37)とにそれぞれ係合させた、 ことを特徴とする平型ケーブルの分岐接続部。
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