JP2903156B2 - 低圧幹線分岐部のコネクター装置 - Google Patents

低圧幹線分岐部のコネクター装置

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JP2903156B2 JP63172355A JP17235588A JP2903156B2 JP 2903156 B2 JP2903156 B2 JP 2903156B2 JP 63172355 A JP63172355 A JP 63172355A JP 17235588 A JP17235588 A JP 17235588A JP 2903156 B2 JP2903156 B2 JP 2903156B2
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Description

【発明の詳細な説明】 (産業上の利用分野) 本発明は、ビル等の電気シャフトに配置される低圧幹
線から、各階の負荷部分に給電を行うために用いられる
分岐装置に関し、特に、電源側コネクターと負荷側コネ
クターとの接続部分で、シールを良好に行い得るように
するとともに、ケーブルの抜け防止と通電性能を発揮出
来るようにする低圧幹線分岐部のコネクター装置に関す
る。
(従来の技術) オフィスビル等のように電力使用量の大きい建物にお
いては、送電線の容量が大きく、送電能力の大きい平型
ケーブル等が多く使用されており、そのような送電線を
用いた低圧幹線から各階に給電線を分岐する際には、例
えば、実開昭58−141574号公報等に示されるような分岐
手段を用いていることが多い。
上記したような従来の給電線の分岐手段としては、第
4図または、第5図に示されるような分岐部の接続方法
が用いられる。
例えば、第4図および第4a図に示されるように、分岐
スリーブを用いて分岐線を接続する方法による場合に
は、幹線ケーブルの被覆として絶縁部材を剥離して導電
線を露出させ、その露出部分を覆うようにして分岐スリ
ーブ7を固定し、該分岐スリーブ7から側部に突出して
形成した接続板7aに分岐線の端部を接続するようにして
いる。
これとは別に、第5図に示されるような接続方法が用
いられる場合がある。この第5図に示される接続方式に
おいては、幹線ケーブル1の絶縁部材を除去して、その
導電線2の露出部分に対して分岐スリーブ7を固定する
が、その分岐スリーブ7には、分岐線8の導電線9をも
一体に取付けることによって、直接分岐線8を接続出来
るようになっている。
そして、上記したようにして分岐スリーブを介して分
岐線を接続し、その周囲を絶縁テープ等を巻き付ける等
して絶縁を行うとともに、分岐線の固定の作業を必要に
応じて随時行うことが出来る。
上記したような分岐線の接続方法としては、第4図に
示されるような例が多く用いられており、前記した従来
例の他に、例えば、実公昭52−21904号公報や、実開昭5
8−141573号公報等に示されるような例がある。
(発明が解決しようとする問題点) しかしながら、上記したような従来の低圧幹線の分岐
部のコネクター保護装置においては、建物内の各階に給
電を行うための分岐線は、その建物の施工時に想定され
た電力使用量に応じて設けられているために、最近のOA
化等に対応させて、OA機器を多く使用するようになる
と、事務スペース内での電力使用量が飛躍的に増大し
て、従来の分岐線ではその電力需要に対応出来ない等の
問題が発生する。
そこで、幹線ケーブルに対して固定している容量の小
さい分岐線を幹線ケーブルから取り外し、新たな大容量
の分岐線を接続することが必要になる。しかし、前述し
たような幹線ケーブルに接続されている分岐線は、容易
に取り外しが出来ない状態で固定されているものであ
り、その工事のためには、導電線2を覆っている絶縁テ
ープ等の絶縁部材を除去し、接続部分での分岐スリーブ
を外して新しい大容量の分岐線を固定する作業を行う。
ところが、上記したような作業は、幹線ケーブルに通
電したままの状態では行い得ないものであり、当然その
工事の間は停電状態となる。また、オフィスビルのよう
に、テナントが引っ越しを行う都度、その階での電力使
用量が変化したり、社内セクションの移動等によって各
階毎のOA機器の配置が変わった場合等には、それに対応
した容量の給電線を設置することが必要となる。
そして、その分岐線の容量アップの工事は、活線状態
では行い得ないために、当然休日などを利用して工事を
行うことになるが、ビルのフロアの数が多い場合には、
各フロアに対応して設ける分岐線の数も多くなり、工事
に多くの人手を必要とすることのほかに、古い分岐線を
取り外して、新しい分岐線を接続し、それに対する絶縁
部材の施工等の多くの面倒な工事を行うことが要求され
る。さらに、通常のビルにおける電気シャフトは、比較
的狭い場所にケーブルを敷設するようになっており、そ
の中でケーブルの接続を行うことは、作業能率が非常に
良くない等の問題がある。
また、上記したような従来例の分岐線引出し方法によ
ると、分岐部から引出した分岐線を直接配電線に接続す
るようになっているために、配線換えの工事を行う場
合、コネクターの接続換え等のような簡便な手段を用い
ることが出来ない等の欠点を持っている。
(発明の目的) 本発明は、上記したような従来より用いられている装
置の欠点を解消するもので、幹線ケーブルの分岐部に分
岐線を介して電源側コネクターを設け、該電源側コネク
ターに対して負荷側コネクターを接続することによっ
て、その配線の変更の作業を容易に出来るようにすると
ともに、コネクターの接続に際して、該接続部分でのシ
ール性能を良好に発揮出来るようにする低圧幹線分岐部
のコネクター装置を提供することを目的としている。
(問題点を解決するための手段および作用) 本発明は、幹線ケーブルの絶縁部材を剥離して導電線
を露出し、該導電線の露出部分を覆うようにして略リン
グ状の分岐スリーブを一体に設け、該分岐部を絶縁部材
および保護カバーで覆うようにして分岐部を形成し、該
分岐部から分岐線を分岐させて電源側コネクターを接続
し、該電源側コネクターに対して配電線の負荷側コネク
ターを接続することにより、給電を行うように構成して
なるコネクター装置に関する。本発明においては、電源
側コネクター10は、レセップ11の周囲を覆う固定円筒12
と、前記固定円筒12の外周部の所定の範囲と分岐線8と
を覆うゴムカバー16とを設け、前記固定円筒12の外周部
には、前記ゴムカバー16の先端部に対応する位置に設け
るリング状突起15と、前記リング状突起の先端側の内周
部に設けるメネジ14と、前記レセップ11の先端部に近接
させて装着するリング状の消弧子13とを配置し、負荷側
コネクター20は、前記レセップ11の挿入側先端部に消弧
子23を設けたプラグ21と、前記プラグ21の所定の位置に
設けるフランジ22と、前記フランジ22の配電線側で回転
可能なオネジ部材24と、前記負荷側コネクターの外周部
を覆うゴムカバー25を設けている。また、前記ゴムカバ
ーは、配電線30に摺動する基部26と前記負荷側コネクタ
ーの外周部を覆うとともに電源側コネクターのゴムカバ
ーの先端部にまでカバー可能な長さに構成し、前記ゴム
カバー25の内面に設けた凹溝を、固定円筒のリング状突
起に係合させて固定可能に設け、前記両方のゴムカバー
が接合させて水密状態に接続するものである。
したがって、本発明の低圧幹線分岐部のコネクター装
置は、電源側コネクターと負荷側コネクターとを接続し
た際に、一方のコネクターに設けたゴムカバーによって
他方のコネクターをカバーするとともに、両方のゴムカ
バーが先端部を接した状態で該コネクターを接続するの
で、該コネクターの水密性を確保出来るとともに、該ゴ
ムカバーによってもコネクターの接続性能を向上させる
ことが出来るものとなる。
そして、本発明の低圧幹線の分岐装置を用いると、建
物内の各フロアの電力需要に対応させて配線換えの作業
を行う場合でも、幹線ケーブルに対する接続は、単に幹
線ケーブルの分岐部に設けた電源側コネクターに対し
て、給電線のコネクターを挿入するのみの作業で済むこ
とにより、活線状態の幹線ケーブルに対して、その送電
を中断することなしに、大容量の給電線の接続を行うこ
とが出来る。
(実施例) 図示された例にしたがって、本発明の低圧幹線分岐部
のコネクター装置の構成を説明する。
第1図に示される実施例は、本発明の電源側コネクタ
ー10と負荷側コネクター20との構成を示すもので、電源
側コネクター10は幹線ケーブルの分岐部から延長される
分岐線8に接続されており、負荷側コネクター20は負荷
側の機器に直接接続されるか、または、ブレーカー、変
圧器等に接続され、該部材を介して給電を行うように設
けられる。
本発明の上記した2つのコネクターにおいて、分岐線
8に接続される電源側コネクター10は、該分岐線8の導
電線9の端部がレセップ11に固着されており、レセップ
11の挿入側先端部には、多数のスリットが形成され、負
荷側コネクター20のプラグ21の挿入と、導電状態を確保
出来るようにされる。この実施例においては、該レセッ
プ11はスリットにより8分割されており、それぞれの先
端部は径方向に若干絞った状態に形成して、挿入された
プラグをそのバネ性により締付け、通電性能を得ること
が出来るようにされる。
また、前記レセップ11の周囲には固定円筒12が設けら
れており、該固定円筒12の先端部には、メネジ14が形成
され、その内側に消弧子13が配置される。この消弧子13
は、ポリアセタール樹脂等のように絶縁性の良好な材料
により略リング状に構成され、レセップ11の端部に接近
した位置に設けられ、コネクターの接続に際してアーク
が発生しても、該消弧子により周囲に影響が生じないよ
うにする。
さらに、本発明の電源側コネクター10の周囲には、ゴ
ムカバー16が設けられており、該ゴムカバー16によって
絶縁を行うようにしている。このゴムカバー16は、図示
される実施例においては、基部17が分岐線8に摺動する
ように配置されており、該基部17の分岐線との摺動面に
は、複数本の溝18……が形成されていて、その溝18にシ
リコングリスを収容することによって、分岐線に対する
摺動が良好に行われ得るようにするとともに、該摺動面
でのシール性能を得ることが出来るようにされる。
上記ゴムカバー16の本体部分は、固定円筒12のリング
状突起15の手前部分にまで延長されており、それによっ
て、電源側コネクター10の周囲の絶縁を行い得るように
なっている。なお、上記ゴムカバー16と、後述するレセ
ップ20のゴムカバー25とは、それぞれの部分が係合する
ケーブル、および、固定円筒の各部材の径よりも小径に
構成されており、ゴム弾性を利用してセルフシールの水
密性能を得ることが出来るようにされている。
上記した構成を有する電源側コネクター10は、それを
使用しない場合、または、搬送等を行う際には、その開
口部側に絶縁性の材料で形成した盲蓋19を装着出来、そ
れよって電源側コネクターの先端部を保護するととも
に、電源側コネクターを使用しない場合には、該開口部
での感電事故等が発生することを防止出来るようにす
る。
また、前記電源側コネクター10に対応して設けられる
負荷側コネクター20は、配電線30に接続され、電源側コ
ネクター10のレセップ11に挿入されるプラグ21を設け、
該プラグ21の先端部に消弧子23を設けている。また、前
記プラグ21の基部にはフランジ22を設けておき、該フラ
ンジ22がレセップ11の先端部に接する状態で固定される
ものとなる。
上記フランジ22に対して、その配電線側にはプラグ21
に対して自由に回転が可能な状態でオネジ部24を設けて
あり、該オネジ部材24を固定円筒12のメネジ14にねじ込
むことによって、レセップ11とプラグ21とを接合した状
態で固定する。なお、前記オネジ部材24と、メネジ14を
設ける固定円筒12は、消弧子13、23と同様に、絶縁材料
で構成されるものであり、それによって、該オネジ部材
の締付けに際して、作業員が手で回転させても、感電し
たりすることがないように、その安全性を確保出来るも
のとなる。
さらに、前記プラグ部材の周囲をカバーするために、
ゴムカバー25を設けている。このゴムカバー25は、前記
したゴムカバー16と同様に、本体の周囲をカバーするた
めの本体部分と、配電線30に摺動する基部26とから構成
されており、基部26の内面には多数の溝27が形成され、
該溝27にシリコングリスを収容するようにし、該部分に
よって、ケーブルと基部との間のシールを行うようにし
ている。
また、ゴムカバー25の本体の先端部の内面には、前記
固定円筒12の周囲に設けたリング状突起25に対応させて
凹溝28を設けており、該ゴムカバー25を固定円筒12の先
端部に重合して、リング状突起15に凹溝28を係止するこ
とによって、両方のゴムカバーの端部が接合された状態
で、コネクターの周囲の絶縁と、シールとを行い得るよ
うにされる。
上記したようにして構成された本発明の電源側コネク
ター10に対して、負荷側コネクター20を装着する際に
は、まず、電源側コネクター10の先端部をカバーしてい
る盲蓋19を取り去り、レセップ11に対してプラグ21を挿
入する。この挿入の動作を行うに際して、前記レセップ
11の先端と円筒12の開口部との間隔L1は、プラグ21の長
さL2に対して、L1>L2の関係に設定されているので、プ
ラグ21を挿入しても、レセップ11には消弧子23の先端が
挿入されるのみである。
その後、オネジ部材24を回転させてメネジ14にネジ込
むことによって、該プラグ21を前進させ、レセップ11に
プラグ21を挿入して、両者の電局的結合を完全に行う。
そして、負荷側コネクター20側のゴムカバー25を摺動さ
せて、その本体の先端部が固定円筒12をカバー出来る位
置に移動させ、リング状突起15に対してゴムカバー25の
凹溝28を係合させる。したがって、2つのコネクターは
ゴムカバーによって、完全にカバーされて防水性が確保
されることになる。
なお、上記した本発明のコネクターの接合に際して、
両方のコネクターにそれぞれ設けた消弧子13、23は、両
消弧子の間の小さい隙間の中にアークを閉込め、アーク
を消弧する性能を発揮させることができる。
したがって、本発明のコネクターでは、レセップとプ
ラグの接合、ネジ部分の結合、および、ゴムカバーによ
り固定との3つの結合手段が用いられることによって、
電源側コネクターと負荷側コネクターとの電気的な接合
と、抜け出し防止機能、および、シール性能を確保する
ことが出来る。
上記した本発明のコネクターは、第2図または、第3
図に示されるように、建物の屋内配線に使用することが
出来る。
例えば、第2図に示される実施例においては、幹線ケ
ーブル1の所定の部分に分岐部5を設け、該分岐部5か
ら延長した分岐線8の端部に電源側コネクター10を設
け、該電源側コネクター10に負荷側コネクター20を接続
することによって、配電線30を介して給電を行い得るよ
うに構成している。
この幹線ケーブル1に対して分岐部5を形成するに際
して、その分岐部分でその導電線(銅導体)2をカバー
している絶縁部材3を剥離し、導電線2の露出部分を形
成し、該露出部に対して全部の導電線2……をカバーす
るようにして2つ割り状のスリーブ部材を装着し、該ス
リーブ部材に対して分岐線8の導電線9を挿入して、周
囲から圧着を行い、これらの各部材の固定と電気的な接
続とを行い、分岐スリーブ7を形成する。
そして、該導電線の露出部分の周囲、および、充電部
をビニールテープ等のような自己粘着性を有する絶縁テ
ープによって覆い、さらに、その上に熱収縮チューブ等
の保護カバー6で覆うことによって、該分岐部を保護す
る。また、前記保護カバーの端部に絶縁性のテープを巻
き付けることによって、該分岐部を完全にシールするよ
うにしている。
なお、本発明の装置において用いられるケーブルは、
通常平型ケーブルと呼ばれている形式のもので、例え
ば、600V単心架橋ポリエチレン絶縁ビニールシース平型
ケーブルであり、幹線が三相交流の場合には、該ケーブ
ルをビルのケーブルシャフト内に、3本並列させるよう
にして配線を行う。
また、第3図に示される実施例においては、分岐部5
から2本の分岐線8、8aを引き出し、それぞれの分岐線
の端部に電源側コネクター10、10aを設けておき、それ
ぞれの電源側コネクターに対して別系統の負荷側コネク
ター20、20aを装着し、2本の別系統の配電線30、30aに
給電を行うことが出来るものとなる。
また、上記したような構成の負荷側コネクターの他
に、負荷側コネクターに対して2本の配電線を接続出来
るような二又部材(Y分岐コネクター)を設けることが
可能であり、その他に、任意の形状の分岐部を形成する
ことが可能である。
なお、上記したような本発明の幹線ケーブルに対し
て、分岐部を取付ける作業は、工事現場でも出来ること
であるが、建物の仕様に合せて、工場で製造して、その
ケーブルを工事現場に搬入し、建物の電気シャフトに取
付けて、各階の負荷側コネクターを順次接続するように
する場合には、現場での工事を大幅に簡素化出来るもの
となる。
以上記載した本発明の実施例においては、一般のオフ
ィスビル等に多く使用される平型ケーブルに対して、負
荷側のコネクターを容易に接続することが出来るように
する場合の例を説明したが、本発明の分岐装置は、前述
したような平型ケーブルに対してのみ適用されるもので
はなく、その他に、一般の丸型断面を有するケーブル等
に対しても、同様に適用が可能である。
その場合には、分岐スリーブの形状をそのケーブルの
断面に一致するように構成し、そのケーブルに対して、
分岐用コネクターを分岐スリーブに一体に圧着させる等
の手段によって固着し、該スリーブから電源側コネクタ
ーを突出させて設けることによって、分岐部を容易に形
成出来る。
(発明の効果) 本発明の低圧幹線分岐部のコネクター装置は、上記し
たような構成を有するものであるから、電源側コネクタ
ーと負荷側コネクターとの接合が正確に行われ得るとと
もに、コネクターの接続部分でのシール性能を良好に維
持することが出来る。
また、本発明の幹線の分岐装置は、幹線ケーブルに電
源側コネクターを一体に設けることにより、幹線ケーブ
ルのプレハブ化を容易に行うことが出来、建物等の仕様
に合せた状態で任意の箇所に電源側コネクターを設ける
等の作業を工場で行うことが可能である。
そして、一旦建物に設けたケーブルは、その電力需要
が増大した場合には、電源側コネクターに対して通電容
量の異なる給電線のコネクターを接続し直すことによっ
て、容易に対処が可能である。
また、幹線ケーブルを配設した各階の給電線の容量を
変更する場合には、単に幹線ケーブルに対する分岐スリ
ーブ等を変更することなしに、大容量の給電線を接続す
るのみで、十分に対応が可能であり、その接続変更に際
しても、幹線ケーブルが通電の状態でも工事が出来る。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明の低圧幹線分岐部のコネクター装置の構
成を示す断面図、第2図は本発明のコネクターを設ける
幹線ケーブルの分岐部の構成を示す説明図、第3図は本
発明の他の実施例の構成を示す説明図、第4図と第4a図
は従来の分岐スリーブを用いる場合の例を示し、第5図
は給電線としての分岐線を直接接続する場合の従来例の
説明図である。 図中の符号 1……幹線ケーブル、2……導電線、3……絶縁部材、
5……分岐部、6……保護カバー、7……分岐スリー
ブ、8……分岐線、10……電源側コネクター、11……レ
セップ、12……固定円筒、13……消弧子、14……メネ
ジ、15……リング状突起、16……ゴムカバー、18……
溝、20……負荷側コネクター、21……プラグ、22……フ
ランジ、23……消弧子、24……オネジ部材、25……ゴム
カバー、27……溝、28……凹溝、30……配電線。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 稲葉 国道 東京都千代田区内幸町1丁目1番3号 東京電力株式会社内 (72)発明者 梶家 治 東京都千代田区内幸町1丁目1番3号 東京電力株式会社内 (72)発明者 柿崎 治郎 東京都中央区銀座8丁目21番1号 株式 会社竹中工務店東京本店内 (72)発明者 土谷 勇 東京都中央区銀座8丁目21番1号 株式 会社竹中工務店東京本店内 (72)発明者 落合 恒昭 東京都文京区湯島4丁目1番18号 株式 会社関電工内 (72)発明者 高水 正貴 東京都文京区湯島4丁目1番18号 株式 会社関電工内 (72)発明者 見染 悠紀夫 東京都千代田区丸の内3丁目4番1号 三菱電線工業株式会社東京事務所内 (72)発明者 子安 勝 東京都千代田区丸の内3丁目4番1号 三菱電線工業株式会社東京事務所内 (72)発明者 稲垣 達夫 埼玉県熊谷市新堀1008番地 三菱電線工 業株式会社熊谷製作所内 (72)発明者 宗政 義仁 兵庫県尼崎市東向島西之町8番地 三菱 電線工業株式会社内 (56)参考文献 特開 昭55−130085(JP,A) 特開 昭60−5715(JP,A) 実開 昭63−73871(JP,U) 実開 昭60−99790(JP,U) 実開 昭59−61491(JP,U) 実開 昭58−110990(JP,U) (58)調査した分野(Int.Cl.6,DB名) H01R 17/04 H01R 13/52 H01R 4/70

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】幹線ケーブルの絶縁部材を剥離して導電線
    を露出し、該導電線の露出部分を覆うようにして略リン
    グ状の分岐スリーブを一体に設け、該分岐部を絶縁部材
    および保護カバーで覆うようにして分岐部を形成し、該
    分岐部から分岐線を分岐させて電源側コネクターを接続
    し、該電源側コネクターに対して配電線の負荷側コネク
    ターを接続することにより、給電を行うように構成して
    なるコネクター装置において、 電源側コネクター10は、レセップ11の周囲を覆う固定円
    筒12と、前記固定円筒12の外周部の所定の範囲と分岐線
    8とを覆うゴムカバー16とを設け、 前記固定円筒12の外周部には、前記ゴムカバー16の先端
    部に対応する位置に設けるリング状突起15と、前記リン
    グ状突起の先端側の内周部に設けるメネジ14と、前記レ
    セップ11の先端部に近接させて装着するリング状の消弧
    子13とを配置し、 負荷側コネクター20は、前記レセップ11の挿入側先端部
    に消弧子23を設けたプラグ21と、前記プラグ21の所定の
    位置に設けるフランジ22と、前記フランジ22の配電線側
    で回転可能なオネジ部材24と、前記負荷側コネクターの
    外周部を覆うゴムカバー25を設け、 前記ゴムカバーは、配電線30に摺動する基部26と前記負
    荷側コネクターの外周部を覆うとともに電源側コネクタ
    ーのゴムカバーの先端部にまでカバー可能な長さに構成
    し、前記ゴムカバー25の内面に設けた凹溝を、固定円筒
    のリング状突起に係合させて固定可能に設け、 前記両方のゴムカバーが接合させて水密状態に接続する
    ことを特徴とする低圧幹線分岐部のコネクター装置。
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