JP2952597B2 - 防災設備における電線の接続構造およびその接続方法 - Google Patents
防災設備における電線の接続構造およびその接続方法Info
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- JP2952597B2 JP2952597B2 JP31963088A JP31963088A JP2952597B2 JP 2952597 B2 JP2952597 B2 JP 2952597B2 JP 31963088 A JP31963088 A JP 31963088A JP 31963088 A JP31963088 A JP 31963088A JP 2952597 B2 JP2952597 B2 JP 2952597B2
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- electric wires
- disaster prevention
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- Manufacturing Of Electrical Connectors (AREA)
- Connections Effected By Soldering, Adhesion, Or Permanent Deformation (AREA)
Description
【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 火災報知設備や消火設備等の防災設備に適当な電線の
接続構造およびその接続方法に関する。
接続構造およびその接続方法に関する。
火災報知設備や消火設備等の防災設備では、電源線や
信号線としてビニル等で被覆された芯線が単線の被覆電
線が広く使用されている。このような電線同士を接続す
る場合、第２図に示すように、複数本の電線1,1の導体
の露出部２が10mmと導体の被覆部３が15mmとをひねり接
続して接続部を形成し、この接続部を第３図に示すよう
に有底筒状の絶縁スリーブ４内に収容し、絶縁スリーブ
４の開口端部を金属リング等の金具５で圧縮固定する
か、またはテーピングにより固定し、絶縁部の絶縁保護
を行っている。また、露出部２の接続接触を更に高める
ため半田付けを行ったり、絶縁保護を更に高めるととも
に露出部２の腐食ガスによる腐食を防止するため、絶縁
スリーブ４内に接続部を覆うように絶縁用グリスを入れ
ることも行われている。
信号線としてビニル等で被覆された芯線が単線の被覆電
線が広く使用されている。このような電線同士を接続す
る場合、第２図に示すように、複数本の電線1,1の導体
の露出部２が10mmと導体の被覆部３が15mmとをひねり接
続して接続部を形成し、この接続部を第３図に示すよう
に有底筒状の絶縁スリーブ４内に収容し、絶縁スリーブ
４の開口端部を金属リング等の金具５で圧縮固定する
か、またはテーピングにより固定し、絶縁部の絶縁保護
を行っている。また、露出部２の接続接触を更に高める
ため半田付けを行ったり、絶縁保護を更に高めるととも
に露出部２の腐食ガスによる腐食を防止するため、絶縁
スリーブ４内に接続部を覆うように絶縁用グリスを入れ
ることも行われている。
上記電線の接続部では、露出部２の根本部2aに、芯線
の剥き出し時にナイフやニッパ等で傷が生じる場合が多
く、更にひねり接続による張力によってその傷が広がる
とともに、その後の金属疲労等も重なり、断線を生じる
ことがある。排気ガス等による腐食性ガスによる導体の
腐食を防止するため、絶縁スリーブ４内に絶縁用グリス
が封入されていると、芯線に傷が生じている場合、絶縁
用グリスがその傷に侵入し、芯線が断線すると直ちに複
数本の電線間の導通を確実に遮断してしまう。これは、
緊急事態の監視やそれに伴う制御等を行う防災設備にお
いては致命的な問題となる。
の剥き出し時にナイフやニッパ等で傷が生じる場合が多
く、更にひねり接続による張力によってその傷が広がる
とともに、その後の金属疲労等も重なり、断線を生じる
ことがある。排気ガス等による腐食性ガスによる導体の
腐食を防止するため、絶縁スリーブ４内に絶縁用グリス
が封入されていると、芯線に傷が生じている場合、絶縁
用グリスがその傷に侵入し、芯線が断線すると直ちに複
数本の電線間の導通を確実に遮断してしまう。これは、
緊急事態の監視やそれに伴う制御等を行う防災設備にお
いては致命的な問題となる。
本発明は、電線の接続部の導通を確実に得ることを目
的として、防災設備の際に布設される電線の接続部にお
いて、有底筒状の絶縁スリーブ内に少なくとも先端の導
体露出部同士がひねり合わされて接続された複数本の被
覆電線の接続部が収納されているとともに、導体露出部
の断線のときに導通を保つように、接続部の導体露出部
を覆うオイル状導電性物質が収納されてなることを特徴
とするものである。
的として、防災設備の際に布設される電線の接続部にお
いて、有底筒状の絶縁スリーブ内に少なくとも先端の導
体露出部同士がひねり合わされて接続された複数本の被
覆電線の接続部が収納されているとともに、導体露出部
の断線のときに導通を保つように、接続部の導体露出部
を覆うオイル状導電性物質が収納されてなることを特徴
とするものである。
さらに、複数本の被覆電線の導体露出部が半田付けさ
れ、また、絶縁スリーブ内にはオイル状導電性物質を入
れた上に絶縁用グリスを入れていることを特徴とするも
のである。
れ、また、絶縁スリーブ内にはオイル状導電性物質を入
れた上に絶縁用グリスを入れていることを特徴とするも
のである。
本発明による防災設備における電線の接続構造および
その接続方法では、接続部分をオイル状導電性物質で覆
っているので、もし芯線の露出部が断線を起こしても、
オイル状導電性物質を通じて導通が得られる。同時に導
体部分およびオイル状導電性物質が絶縁用グリスと絶縁
スリーブにより覆われているので、外部とは確実に絶縁
され、外気とも遮断される。オイル状導電性物質として
は、例えばシリコンオイルにカーボン微粉末を配合した
オイルコンパウンドや、シリコンオイルに導電性有機化
合物を混合したものを用いればよい。
その接続方法では、接続部分をオイル状導電性物質で覆
っているので、もし芯線の露出部が断線を起こしても、
オイル状導電性物質を通じて導通が得られる。同時に導
体部分およびオイル状導電性物質が絶縁用グリスと絶縁
スリーブにより覆われているので、外部とは確実に絶縁
され、外気とも遮断される。オイル状導電性物質として
は、例えばシリコンオイルにカーボン微粉末を配合した
オイルコンパウンドや、シリコンオイルに導電性有機化
合物を混合したものを用いればよい。
以下に本発明による一実施例を図面により説明する。
第１図は、本発明による一実施例の接続構造を示す外観
図である。第３図と同様に接続部である導体の露出部２
および被覆部３を絶縁スリーブ４に装入し、金具部５を
圧縮固定する。この場合の絶縁スリーブ４内には、開口
端部の反対側にオイル状導電性物質７が、その逆側には
絶縁用グリス６が注入されている。従って露出部２はオ
イル状導電性物質７に完全に覆われていて、半田付けを
忘れた場合にも確実に導通が得られ、半田付けを省くと
も可能である。更に露出部２の根本部2aが断線した場合
にも絶縁用グリス６が入り込むことはなく、逆に、導電
性物質７が入り込むので導通を保つことができる。絶縁
スリーブ４内のオイル状導電性物質７は、予め注入して
おいても、接続部分2,3の挿入後に注入してもよく、絶
縁用グリス６は、その上に注入すればよい。以上の説明
では絶縁スリーブ４は、金具部５を圧縮して固定する方
法であるが、テーピング等により固定することも可能で
あり、金具部５は必ずしも必要ではない。また実際には
被覆部３のひねりを省いても本発明の効果は充分に得ら
れる。
第１図は、本発明による一実施例の接続構造を示す外観
図である。第３図と同様に接続部である導体の露出部２
および被覆部３を絶縁スリーブ４に装入し、金具部５を
圧縮固定する。この場合の絶縁スリーブ４内には、開口
端部の反対側にオイル状導電性物質７が、その逆側には
絶縁用グリス６が注入されている。従って露出部２はオ
イル状導電性物質７に完全に覆われていて、半田付けを
忘れた場合にも確実に導通が得られ、半田付けを省くと
も可能である。更に露出部２の根本部2aが断線した場合
にも絶縁用グリス６が入り込むことはなく、逆に、導電
性物質７が入り込むので導通を保つことができる。絶縁
スリーブ４内のオイル状導電性物質７は、予め注入して
おいても、接続部分2,3の挿入後に注入してもよく、絶
縁用グリス６は、その上に注入すればよい。以上の説明
では絶縁スリーブ４は、金具部５を圧縮して固定する方
法であるが、テーピング等により固定することも可能で
あり、金具部５は必ずしも必要ではない。また実際には
被覆部３のひねりを省いても本発明の効果は充分に得ら
れる。
本発明は、防災設備における電線の接続構造およびそ
の接続方法について、オイル状導電性物質と絶縁用グリ
スを絶縁スリーブ内に２層に注入しておくことにより、
電線の接続部を絶縁スリーブ内に装入したときに、導体
部分をオイル状導電性物質が、その周囲を絶縁用グリス
が覆うので、導体部分の導通と外部との絶縁が確実にな
る。更に、導体部分の半田付けを忘れた場合や、導体部
分の根本部が断線した場合にも完全に導通を保つことが
できる。また、半田付けの過程を省くことも可能であ
る。
の接続方法について、オイル状導電性物質と絶縁用グリ
スを絶縁スリーブ内に２層に注入しておくことにより、
電線の接続部を絶縁スリーブ内に装入したときに、導体
部分をオイル状導電性物質が、その周囲を絶縁用グリス
が覆うので、導体部分の導通と外部との絶縁が確実にな
る。更に、導体部分の半田付けを忘れた場合や、導体部
分の根本部が断線した場合にも完全に導通を保つことが
できる。また、半田付けの過程を省くことも可能であ
る。
第１図は、本発明によるスリーブを覆い被せた場合の一
実施例の外観図、第２図は、従来の電線のひねり接続の
外観図、第３図は、第２図に従来のスリーブを覆い被せ
た場合の外観図である。 １……電線、４……絶縁スリーブ、６……絶縁用グリ
ス、７……オイル状導電性物質。
実施例の外観図、第２図は、従来の電線のひねり接続の
外観図、第３図は、第２図に従来のスリーブを覆い被せ
た場合の外観図である。 １……電線、４……絶縁スリーブ、６……絶縁用グリ
ス、７……オイル状導電性物質。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (58)調査した分野(Int.Cl.6，ＤＢ名) H01R 4/12 H01R 4/22 H01R 4/70 H01R 43/00 H02G 1/14
Claims (9)
- 【請求項１】火災報知設備や消火設備等の防災設備の電
線の接続構造において、 有底筒状の絶縁スリーブ内に少なくとも先端の導体露出
部同士がひねり合わされて接続された複数本の被覆電線
の接続部が収納されているとともに、 前記導体露出部の断線のときに導通を保つように前記接
続部の前記導体露出部を覆うオイル状導電性物質が収納
されてなることを特徴とする防災設備における電線の接
続構造。 - 【請求項２】有底筒状の絶縁スリーブ内に収納される複
数本の被覆電線の導体露出部が半田付けされているもの
である請求項第１記載の防災設備における電線の接続構
造。 - 【請求項３】前記絶縁スリーブ内にはオイル状導電性物
質を入れた上に絶縁用グリスを入れてなる請求項第１ま
たは２記載の防災設備における電線の接続構造。 - 【請求項４】絶縁スリーブの開口端には金具が設けら
れ、圧縮固定されているものである請求項第１、第２ま
たは第３記載の防災設備における電線の接続構造。 - 【請求項５】絶縁スリーブの開口端はテーピングされて
いるものである請求項第１、第２または第３記載の防災
設備における電線の接続構造。 - 【請求項６】火災報知設備や消化設備等の防災設備の電
線の接続方法において、 接続すべき複数本の電線の少なくとも先端の導体露出部
同士をひねり合わせて接続部を形成し、 前記接続部を有底筒状の絶縁スリーブに収納し、 前記絶縁スリーブにその開口端側から前記接続部の前記
導体露出部を覆うオイル状伝導性物質を入れ、 前記絶縁スリーブの開口端をテーピングする、あるいは
金属リング等の金具により圧縮固定してなることを特徴
とする防災設備における電線の接続方法。 - 【請求項７】前記絶縁スリーブ内にはオイル状導電性物
質を入れた上に絶縁用グリスを入れてなる請求項第６記
載の防災設備における電線の接続方法。 - 【請求項８】火災報知設備や消火設備等の防災設備の電
線の接続方法において、 接続すべき複数本の電線の少なくとも先端の導体露出部
同士をひねり合わせて接続部を形成し、 前記接続部を有底筒状の絶縁スリーブに収納し、 前記絶縁スリーブ内には予め前記接続部の前記導体露出
部を覆うオイル状導電性物質を入れてあり、 前記絶縁スリーブの開口端をテーピングする、あるいは
金属リング等の金具により圧縮固定してなることを特徴
とする防災設備における電線の接続方法。 - 【請求項９】有底筒状の絶縁スリーブ内に収納される複
数本の被覆電線の導体露出部が半田付けされることを含
む請求項第６または第８記載の防災設備における電線の
接続方法。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP31963088A JP2952597B2 (ja) | 1988-12-20 | 1988-12-20 | 防災設備における電線の接続構造およびその接続方法 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP31963088A JP2952597B2 (ja) | 1988-12-20 | 1988-12-20 | 防災設備における電線の接続構造およびその接続方法 |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH02165577A JPH02165577A (ja) | 1990-06-26 |
| JP2952597B2 true JP2952597B2 (ja) | 1999-09-27 |
Family
ID=18112435
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP31963088A Expired - Lifetime JP2952597B2 (ja) | 1988-12-20 | 1988-12-20 | 防災設備における電線の接続構造およびその接続方法 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JP2952597B2 (ja) |
Cited By (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| WO2021235599A1 (ko) * | 2020-05-22 | 2021-11-25 | 주식회사 코리아오션텍 | 소화기능을 갖는 전선연결구 |
Families Citing this family (3)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| US5567174A (en) * | 1994-06-02 | 1996-10-22 | The Ericson Manufacturing Co. | Water tight grease filled connector with strain relief |
| CN103944031B (zh) * | 2014-05-05 | 2016-03-09 | 国家电网公司 | 接地线操作杆 |
| JP7186526B2 (ja) * | 2018-07-03 | 2022-12-09 | スリーエム イノベイティブ プロパティズ カンパニー | キャップ及び接続方法 |
-
1988
- 1988-12-20 JP JP31963088A patent/JP2952597B2/ja not_active Expired - Lifetime
Cited By (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| WO2021235599A1 (ko) * | 2020-05-22 | 2021-11-25 | 주식회사 코리아오션텍 | 소화기능을 갖는 전선연결구 |
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| JPH02165577A (ja) | 1990-06-26 |
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