JP2000323201A - シールド線端末部の防水構造 - Google Patents

シールド線端末部の防水構造

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JP2000323201A
JP2000323201A JP11127230A JP12723099A JP2000323201A JP 2000323201 A JP2000323201 A JP 2000323201A JP 11127230 A JP11127230 A JP 11127230A JP 12723099 A JP12723099 A JP 12723099A JP 2000323201 A JP2000323201 A JP 2000323201A
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conductor
shield
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single core
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JP11127230A
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Akira Ito
朗 伊東
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Sumitomo Wiring Systems Ltd
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Sumitomo Wiring Systems Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 本発明は、シールド線端末部の防水構造に関
し、シールド線のシールド導体に接続する引出導線内へ
の水の侵入を簡易な構造により防止して、安価に作製可
能なシールド線端末部の防水構造を提供する。 【解決手段】 シールド線1のコア導体5に絶縁体を介
して外装した編組線3に、他の部品に接続するために圧
着接続する引出導線として、1本の導体11を外皮12
により被覆しただけの単芯線10を用いる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、シールド線端末部
の防水構造に関し、詳しくは、シールド線の端末部を防
水構造にするために余分な材料や作業を行う必要のない
ものに関する。
【0002】
【従来の技術】従来より、図6に示すように、シールド
線1は、外皮2を剥いで編組線(シールド導体)3に電
線4を引出導線としてスプライスなどにより圧着接続す
ることが行われている。
【0003】この電線4は、図7に示すように、複数本
の導体8に撚りを掛けた撚り線を外皮9で被覆したもの
であるために、その導体8間には隙間Sが形成されてい
る。
【0004】このため、図6に示すように、シールド線
1のコア導線5に端子6を接続するとともに、同様に電
線4にも端子6を接続して、防水機能を有するコネクタ
7内に内装する場合には、電線4の導体8間の隙間Sに
よる毛細管現象によって編組線3との接続側からコネク
タ7内に水が侵入しないようにするために、その編組線
3および電線4の圧着接続部を、密閉材料(接着剤やブ
チルゴムやホットメルト材料など)を内面に塗布した不
図示の熱収縮チューブなどに収納して、さらに、シール
ド線1の端末部全体を同様な収縮チューブ100などに
収納して、外部からの水の侵入を防いで防水機能を確保
することが行われている。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、このよ
うな従来のシールド線1の端末部の防水構造にあって
は、密閉材料を内面に塗布した高価な熱収縮チューブを
外装させることが必要であり、また、電線4の隙間Sを
確実に埋めるためにその熱収縮チューブを2重にするな
どしていることから、信頼性を確保しつつコスト低減を
図るという要請がある。
【0006】そこで、本発明は、シールド線のシールド
導体に接続する引出導線内への水の侵入を簡易な構造に
より防止して、安価に作製可能なシールド線端末部の防
水構造を提供することを目的とする。
【0007】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決する第1
の発明は、シールド導体をコア導線に外装したシールド
線を、他の部品に接続するために、該シールド導体に引
出導線を接続するシールド線端末構造において、前記引
出導線に、1本の導体を被覆しただけの単芯線を用いる
ことを特徴とするものである。
【0008】この発明では、シールド線のシールド導体
には、単芯線が接続され、外部に接続可能な引出導線に
される。この単芯線は、1本の導体を被覆しただけであ
るので、その導体の周囲は外皮が密着して、水が侵入す
ることはない。
【0009】
【発明の実施の形態】以下、本発明を図面に基づいて説
明する。図1〜図5は本発明に係るシールド線端末部の
防水構造の一実施形態を示す図である。なお、本実施形
態で荷は、上述した従来技術と同様な構成には同一の符
号を用いて説明する。
【0010】図1および図2において、10は単芯線で
あり、単芯線10は、従来技術における電線4に代え
て、シールド線1の編組線(シールド導体)3にスプラ
イスにより圧着接続され、そのシールド線1の端末部の
防水構造の構成要素として機能する。
【0011】この単芯線10は、1本の導体11を外皮
12で被覆したものであり、その導体11の周囲には外
皮12が密着して、その間に外部に連通する隙間が形成
されることはない。
【0012】したがって、この単芯線10は、導体11
の周囲を介して一端部から他端部へと水が侵入してしま
うことがない。
【0013】ここで、一般的に、電線は、大きな負荷を
発生することなく任意な位置に配置された回路間を接続
するために屈曲性が要求されることから、複数本の導体
8に撚りを掛けた導体束(撚り線)を芯線として外皮9
で被覆した電線4を用いることが通常であり、また、近
年には外部からのノイズが信号線に侵入しないように図
3に示すシールド線1が開発され、その外皮2を剥いで
コア導線5に絶縁体を介して外装されている編組線(シ
ールド導体)3に、端子6を接続した電線4をスプライ
スなどにより圧着接続してアースをとることが行われて
いる。
【0014】このシールド線1を、水の侵入を嫌う個所
で接続する必要がある場合には、コア導線5および電線
4に接続した端子6を防水機能を有するコネクタ7内に
内装するが、従来技術で説明したように、編組線3に電
線4を接続するときには、その導体8間に形成される隙
間Sを介して水が侵入しないように、密閉材料を内面に
塗布した収縮チューブ100などによりシールド線1の
端末部を幾重にもカバーしなければならない。
【0015】しかしながら、単芯線10は、内部(導体
11の周囲)での水の侵入がないので、図1の(a)〜
(d)に示すように、シールド線1の外皮2を剥いで編
組線3をまとめた後に(a)、その編組線3に単芯線1
0をスプライスにより圧着接続するとともに、シールド
線1のコア導線5と同様に単芯線10に端子6を接続し
(b)、この後には、手などが傷つかないように単なる
熱収縮チューブ200を熱収縮させて編組線3と共に単
芯線10を覆うとともに(c)、コア導線5と単芯線1
0の外皮に密着などして防水するコネクタ7内に端子6
を内装させるシールド線1の端末部処理を行うだけで
(d)、そのコネクタ7内に水が侵入するのを防止する
ことができ、そのコネクタ7による防水機能を確保する
ことができる。
【0016】このように本実施形態においては、シール
ド線1の編組線3に、1本の導体11の周囲を外皮12
が密着して被覆する単芯線10を接続するだけの簡易な
構造で、水の侵入の要因とならない引出導線をシールド
線1に取り付けることができ、コネクタ7の防水機能を
確保することができる。したがって、密閉材料を内面に
塗布した熱収縮チューブ100などを幾重にも重ねてシ
ールド線1の端末部全体を防水構造にすることなく、安
価な材料費かつ容易な作業内容でコネクタ7の防水機能
を確保することができる。
【0017】なお、シールド線1の編組線3からの引出
導線を単芯線10にすることにより、引出導線自体の屈
曲性は電線4を用いる場合よりも若干落ちるが、熱収縮
チューブ200は一重で十分なため、これによる屈曲性
の低下は生じないとともに、シールド線1を接続する端
末部ではそれほどの屈曲性は要求されないことから、単
芯線10を引出導線としても問題は生じない。また、本
実施形態では編組線3が外部に露出しないように熱収縮
チューブ200を用いるが、編組線3自体の絶縁性を確
保する必要はないのでビニールテープを巻くだけの構成
にしてもよい。
【0018】また、本実施形態では、編組線3をシール
ド導体とするシールド線1の場合を説明するが、これに
限るものではなく、例えば、図4に示すように絶縁体に
一方向のみの導線13を巻くものや、図5に示すよう
に、絶縁体に金属箔14を巻いたものであっても好適に
適用することができることはいうまでもない。
【0019】
【発明の効果】本発明によれば、シールド線のシールド
導体に単芯線を接続するだけの簡易な構造にして、内部
導体に外皮が密着・被覆する引出導線にすることがで
き、その引出導線内に水が侵入することがなく、外部接
続する側の防水機能を確保することができる。したがっ
て、シールド線の端末部全体を防水構造にする必要をな
くすことができ、安価な材料を用いる簡易な作業工程で
作製することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係る本発明に係るシールド線端末部の
防水構造の一実施形態を示す図であり、その作製を説明
する工程図である。
【図2】その単芯線の構造を示す図であり、(a)はそ
の斜視図、(b)はそのB−B断面図である。
【図3】そのシールド線の構造を示す斜視図である。
【図4】その他の適用可能なシールド線の構造を示す斜
視図である。
【図5】その他の適用可能なシールド線の構造を示す斜
視図である。
【図6】従来技術におけるシールド線端末部の防水構造
の一実施形態を示す図であり、その作製を説明する工程
図である。
【図7】その引出導線の構造を示す図であり、(a)は
その斜視図、(b)はそのA−A断面図である。
【符号の説明】
1 シールド線 2 外皮 3 編組線(シールド導体) 5 コア導線 6 端子 7 コネクタ 8 導体 9 外皮 10 単芯線(引出導体) 11 導体 12 外皮 200 熱収縮チューブ

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】シールド導体をコア導線に外装したシール
    ド線を、他の部品に接続するために、該シールド導体に
    引出導線を接続するシールド線端末構造において、 前記引出導線に、1本の導体を被覆しただけの単芯線を
    用いることを特徴とするシールド線端末部の防水構造。
JP11127230A 1999-05-07 1999-05-07 シールド線端末部の防水構造 Abandoned JP2000323201A (ja)

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Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2006284485A (ja) * 2005-04-04 2006-10-19 Yamatake Corp 鏡面冷却式センサ
JP2012113885A (ja) * 2010-11-22 2012-06-14 Sumitomo Wiring Syst Ltd シールド線
JP2012160380A (ja) * 2011-02-01 2012-08-23 Sumitomo Wiring Syst Ltd 車両用ワイヤハーネス

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