JPH0734620B2 - 分岐接続部の形成方法 - Google Patents

分岐接続部の形成方法

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JPH0734620B2
JPH0734620B2 JP10445291A JP10445291A JPH0734620B2 JP H0734620 B2 JPH0734620 B2 JP H0734620B2 JP 10445291 A JP10445291 A JP 10445291A JP 10445291 A JP10445291 A JP 10445291A JP H0734620 B2 JPH0734620 B2 JP H0734620B2
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JP
Japan
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branch
cable
insulating
conductor
main cable
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JP10445291A
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JPH04331408A (ja
Inventor
諒一 小島
Original Assignee
昭和電線電纜株式会社
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、分岐接続部の形成方法
に係り、特に分岐ケーブルの切離を容易に行うことがで
きるとともに、分岐ケーブルの切離後も幹線ケーブルへ
の通電が可能であり、かつ現地での施工時間を大幅に短
縮できる分岐接続部の形成方法に関する。
【0002】
【従来の技術】一般に、6kV〜33k V級のCVケーブル
等の分岐接続部の形成方法としては、次に示すようなの
ものが知られている。すなわち、図3において、外周に
絶縁モールド体1を有するT型の導体接続子2に、接続
すべき一対の幹線ケーブル3および分岐ケーブル4の各
導体5、6をそれぞれ圧縮接続し、これらの導体接続部
上に絶縁性のスリーブカバー7、8をそれぞれ被せ、こ
れらのスリーブカバー7、8上に内周に内部半導電層
9、10、外周に外部半導電層11、12を備える絶縁
筒13、14を、絶縁モールド体1と各ケーブル3、4
のケーブル絶縁層15、16間に跨がって装着すると共
に、外部半導電層11、12上を各ケーブル3、4のケ
ーブルシース17、18の端部に跨がって粘着ビニルテ
ープ等による防食テープ層19、20で包覆して、全体
がT型状に形成されている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】ところで、このような
従来の分岐接続部の形成方法では、導体接続子2と各ケ
ーブル3、4の導体が圧縮接続されているため、事故が
発生した場合、事故ケーブルの切離が困難であり、ひい
ては停電時間を短縮し得ない難点があった。
【0004】一方、分岐接続部をユニット化し、現地で
の作業工数を少なくするものとしては、T型の接続金属
棒の両端部に幹線ケーブルの導体を圧縮接続するととも
に、接続金属棒の略中央部にこの接続金属棒に直交する
如く分岐ケーブルを着脱自在に接続する方法が知られて
いる(実公昭53-33179号公報参照)。
【0005】しかしながら、かかる分岐接続部の形成方
法においては、ユニット化された絶縁体部の両側からそ
れぞれ露出された接続金属棒の両端部に、接続すべき一
対の幹線ケーブルの導体がそれぞれ接続されているの
で、一定長の接続金属棒が存在する分だけ分岐接続部の
軸方向の寸法が大きくなるという難点があった。また、
接続金属棒と幹線ケーブルの導体の接続部上には、通常
絶縁テープの巻回による絶縁保護層が形成されるが、こ
の絶縁保護層の形成に長時間を要する難点があり、更
に、絶縁テープの巻回による絶縁保護層は、予め品質管
理された工場で製作されるモールド絶縁体と比較すれば
絶縁特性が劣るという難点もあった。
【0006】本発明は、このような事情に対処してなさ
れたもりで、分岐ケーブルの切離を容易にして事故発生
時における停電時間を短縮するとともに、分岐ケーブル
の切離後も幹線ケーブルへの通電が可能であり、かつ分
岐接続部の軸方向の寸法を小さくなしうる分岐接続部の
形成方法を提供することを目的とする。
【0007】
【課題を解決するための手段】すなわち本発明の分岐接
続部の形成方法は、略中央部に軸線と直交する螺孔を有
し、両端部に接続すべき一対の幹線ケーブルの導体がそ
れぞれ接続された直線状の導体接続子上に、略中央部に
分岐口を有し、予め前記一方の幹線ケーブルに嵌挿され
た絶縁筒を、前記一対の幹線ケーブルの絶縁層に跨が
り、かつ前記螺孔と前記分岐口の軸線を一致する如くし
て引き戻すと共に、前記分岐口から挿入されたソケット
の先端部を前記螺孔に螺合させ、このソケットの後端部
に分岐ケーブルの導体先端部を着脱自在に接続すること
を特徴としている。
【0008】
【作用】本発明の分岐接続部の形成方法においては、予
め一方の幹線ケーブルに嵌挿された絶縁筒が、導体接続
子と幹線ケーブルの導体との接続部上に引き戻され、こ
の引き戻しによって導体接続子および幹線ケーブルの絶
縁層の端部近傍が覆われることになる。従って、従来の
分岐接続部と比較すれば、幹線ケーブルの先端部が絶縁
筒内に入り込んでいる分だけ、分岐接続部の軸方向の寸
法を短くすることが可能になる。
【0009】
【実施例】以下、本発明の分岐接続部の形成方法の一実
施例を図面に基づいて説明する。図1において、符号2
1は直線状の導体接続子を示しており、その両端部2
2、22には、導体挿入孔が設けられ、またその略中央
部には導体接続子21の軸線と直交する如く螺孔23が
形成されている。
【0010】符号24、24は、接続すべき一対のCV
ケーブル等からなる幹線ケーブルを示しており、これら
の幹線ケーブル24、24は、端部が段剥処理されて導
体25及び絶縁層28がそれぞれ露出されている。
【0011】符号26は、その略中央部に分岐口27を
有し、全体としてT字状を呈する絶縁筒を示しており、
この絶縁筒26は、図中2点鎖線で示すように、予め一
方の幹線ケーブル24の外周に、接続作業に支障のない
位置までずらして嵌挿されている。なお、この絶縁筒2
6は、エチレンプロピレンゴム等から成るT字状でかつ
筒状の絶縁層26aと、この絶縁層26aの中央部内周
に設けられた半導電性のエチレンプロピレンゴム等から
成る内部半導電層39と、絶縁層26aの外周に設けら
れた半導電性のエチレンプロピレンゴム等から成る外部
半導電層38とで形成されており、内部半導電層39の
内径は、後述するゴムスペーサ41、41及び導体接続
子21の中央部の外径と略同径とされている。符号4
1、41は、径合せ用の一端閉鎖の円筒状のゴムスペー
サを示しており、このゴムスペーサ41、41の外径
は、幹線ケーブル24の外径と略同径とされている。し
かして、一対の絶縁層28の外周面及びゴムスペーサ4
1、41の内周面にシリコングリース等の滑剤を薄く塗
布した後、ゴムスペーサ41、41を、各絶縁層28の
外周に、ゴムスペーサ41、41の開口部側をケーブル
シース側に向けてそれぞれ挿着する。次いで、接続すべ
き一対の導体25を、導体接続子21の導体挿入孔(不
図示)に挿入し、所定の六角ダイスで圧縮接続する。な
お、圧縮後、導体接続子21にバリが生じた場合は、ヤ
スリ及びサンドペーパーで取り、滑らかな表面に仕上げ
ることが望ましい。ところで、導体接続部を形成するに
際しては、図に示すように、導体接続子21の両側壁面
が、各ゴムスペーサ41、41の閉鎖部壁面にそれぞれ
当接する如く留意することが望ましい。これは、後述す
る絶縁筒26の引き戻し作業の際にゴムスペーサ41、
41が導体接続子21側に向かってずれるのを防止する
ためである。しかして、ゴムスペーサ41、41及び導
体接続子21の中央部の外表面にシリコングリース等の
滑剤を薄く塗布した後、予め、一方の幹線ケーブル24
に嵌挿しておいた絶縁筒26を、導体接続子21側(矢
符方向)に引き戻して、絶縁筒26の両端部が一対の幹
線ケーブル24、24の絶縁層28、28間に跨がる如
く配設する。この場合、絶縁筒26の分岐口27と、導
体接続子21の螺孔23の軸線とが一致するように留意
する。
【0012】次に、絶縁筒26の分岐口27から、先端
部に螺棒29を備え、後端部に挿入孔30を有する導電
性のソケット31を挿入して、螺棒29を、導体接続子
21の螺孔23に図示しないスプリングワッシャを介し
て螺着する。このソケット31の挿入口30には、分岐
ケーブル32の導体33の先端部に圧着接続したプラグ
34が着脱自在にプラグイン接続される。
【0013】符号35は、一対の幹線ケーブル24、2
4のケーブルシース36、36の端部近傍間に跨がって
形成された防水キャップ等からなる防水層を示してお
り、この防水層は、図示はしていないが分岐ケーブル3
2のケーブルシース37間にも形成される。以上によ
り、本発明に係る分岐接続部が完成する。
【0014】図2は、分岐ケーブル32の端末部を略L
型状に形成し、端末部に内蔵させたプラグをソケットの
挿入口に着脱自在にプラグイン接続した場合の実施例を
示している。この実施例においては、プラグのソケット
へのプラグイン接続をいずれの方向からでもなしうるの
で、分岐ケーブルの配線方向を自由に選定できる利点が
ある。
【0015】なお、図中、符号40は、ゴムスペーサ4
1の外周に、絶縁筒26の端部及びケーブル遮蔽層端部
に跨がって設けられた導電性テープの巻回層、43はケ
ーブルの外部半導電層をそれぞれ示している。
【0016】かかる分岐接続部の形成方法においては、
分岐系統に事故が発生した場合、分岐ケーブル32の先
端部に装着したプラグ34をソケット30から抜脱すれ
ばよいので、分岐ケーブルの切離を簡便に行なうことが
できると共に、分岐ケーブルを幹線ケーブルから切離し
た後、絶縁筒の分岐口を絶縁栓で閉塞することにより、
幹線ケーブルにそのまま通電できる利点がある。また、
本発明においては、幹線ケーブルの導体及び絶縁層の端
部を絶縁筒内に入り込ませることができるので、その分
だけ分岐接続部の軸方向の寸法を短くすることができ
る。更に、本発明においては、絶縁筒は品質管理された
工場で予め製作できるので、現地においてテープ巻きに
よって形成する絶縁保護層と比較すれば絶縁特性の優れ
た分岐接続部を提供することが可能になる。
【0017】
【発明の効果】以上説明したように、本発明の分岐接続
部の形成方法においては、分岐系統に事故が発生した場
合、分岐ケーブルの切離を容易に行なうことができると
共に、幹線ケーブルにそのまま通電できる利点があり、
また分岐接続部の軸方向の寸法を大巾に短くすることが
できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明の分岐接続部の形成方法の形成過程を
示す説明図。
【図2】 本発明の他の実施例によって形成した分岐接
続部の斜視図。
【図3】 従来の方法によって形成した分岐接続部の部
分縦断面図。
【符号の説明】
21………導体接続子 23………螺孔 26………絶縁筒 27………分岐口 29………螺棒 30………挿入孔 31………ソケット 32………分岐ケーブル 34………プラグ

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 略中央部に軸線と直交する螺孔を有し、
    両端部に接続すべき一対の幹線ケーブルの導体がそれぞ
    れ接続された直線状の導体接続子上に、略中央部に分岐
    口を有し、予め前記一方の幹線ケーブルに嵌挿された絶
    縁筒を、前記一対の幹線ケーブルの絶縁層に跨がり、か
    つ前記螺孔と前記分岐口の軸線を一致する如くして引き
    戻すと共に、前記分岐口から挿入されたソケットの先端
    部を前記螺孔に螺合させ、このソケットの後端部に分岐
    ケーブルの導体先端部を着脱自在に接続することを特徴
    とする分岐接続部の形成方法。
JP10445291A 1991-05-09 1991-05-09 分岐接続部の形成方法 Expired - Lifetime JPH0734620B2 (ja)

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JPH04331408A JPH04331408A (ja) 1992-11-19
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JP6854144B2 (ja) * 2016-07-15 2021-04-07 矢崎エナジーシステム株式会社 コネクタ

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