JPS598416Y2 - ケ−ブル管路引込端末 - Google Patents

Description

【考案の詳細な説明】 本考案はケーブル管路引込端末部に係る。

例えば３条のケーブルを一括して管路内に引込む場合、
３条のケーブルをｌ箇のプーリングアイに取付け、プー
リングアイを引張ってケーブルの引込みを行っている。

ところか゛屈曲した管路では、プーリングアイは出来る
だけ軸方向寸法が小さくないと、プーリングアイが屈曲
部につかえて引込み不能となることがある。

本考案は上記の事情に鑑みなされたもので、プーリング
アイの軸方向寸法を最小限となし得るケーブルの管路引
込端末部を提供する。

以下、図面につき本考案の詳細を説明する。

第１図においてプーリングアイ１は、一端にテーパ部２
ａを有する円筒状の保護筒２と、そのテーパ部２ａ側に
偏して保護筒２内にその軸に垂直に設けられた隔壁３と
、その隔壁３中心にテーパ部２ａ側の保護筒端末から突
出する如く設けられたアイ部４と、前記隔壁３の内面に
保護筒２軸に平行にしかもその中間部まで突出する如く
設けられた３箇の圧縮接続体５とを有する。

各ケーブル６の端末において、導体７および絶縁体８が
階段状に露出されており、露出した導体７は圧縮接続体
５に圧縮接続されている。

また、圧縮接続体５の先端部と絶縁体８露出部分にまた
がってビニル管９をかぶせ、このビニル管９の一端と圧
縮接続体５にはテーパ巻回層１２が設けられ防水処理さ
れている。

またビニル管９の他端とケーブル外被１０の切断端１１
とは突合わされ２ホットジェット等により融着され防水
接続されている。

なお、ビニル管９としては熱収縮性ビニル管その他の防
水管を使用することができる。

従来は第２図に示す如くケーブル端末に段剥ぎを施し、
接続体５からケーブル外被６にまたがってテープ巻回層
１３を施して防水処理している。

このためこのテープ巻回層１３はケーブル外被６より径
が大きくかつ絶縁体８の剥離長が長いことから、完全に
保護筒２内に収容しなければならないので、保護筒の径
方向及び軸方向寸法が大きくなった。

ところが、本考案では、段剥ぎをケーブル外被、絶縁体
一導体、導体の３段とし、ビニル管等の防水管で防水処
理しているのでテープ処理に比しその径方向及び軸方向
寸法を小とすることができるので、径方向、軸方向寸法
の小さなプーリングアイとなし得る。

従って、屈曲した管路においてもケーブルの引入れがで
きなくなるおそれはない。

【図面の簡単な説明】

第１図は本考案一実施例の一部切断正面図、第２図は従
来の引込端末部の要部断面図である。 ２・・・・・・保護筒、３・・・・・・隔壁、４・・・
・・・アイ部、５・・・・・・圧縮接続体、６・・・・
・・ケーブル、７・・・・・・導体、８・・・・・・絶
縁体、９・・・・・・防水管、１２・・・・・・テープ
巻回層。

Claims (1)

【実用新案登録請求の範囲】
1. ケーブル端部の導体、絶縁体および外被を段剥ぎし、露
   出した導体端をプーリングアイの圧縮接続体に接続し、
   前記圧縮接続体からケーブル外被切断端までを防水管で
   おおい、この防水管の一端と前記圧縮接続体にはテープ
   巻回層を施し、防水管の他端末およびケーブル外被切断
   端を突合わせ防水接続して威ることを特徴とするケーブ
   ル管路引込端末。