JP3197105B2 - コンパクト型cvケーブルの終端接続部の処理方法 - Google Patents

コンパクト型cvケーブルの終端接続部の処理方法

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JP3197105B2 JP09316293A JP9316293A JP3197105B2 JP 3197105 B2 JP3197105 B2 JP 3197105B2 JP 09316293 A JP09316293 A JP 09316293A JP 9316293 A JP9316293 A JP 9316293A JP 3197105 B2 JP3197105 B2 JP 3197105B2
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明はその断面形状が扇形の導
体を心線とする複数本の扇形ケーブルにより構成された
コンパクト型CVケーブルの終端接続部の処理方法に関
し、特にゴムコーン(プレモールド絶縁体)を用いて終
端接続部の処理を行なうコンパクト型CVケーブルの終
端接続部の処理方法に関する。
【0002】
【従来の技術】図3は、トリプレックス型CVケーブル
を示す断面図である。このCVケーブルは、3本の単心
ケーブル30a,30b,30cをより合わせた形状で
あり、各ケーブル30a,30b,30cはいずれも断
面が円形のケーブル導体31と、この導体31の周囲に
内側から順次同軸配置された内部半導電層32、ケーブ
ル絶縁体層33、外部半導電層34、金属遮蔽層35及
びプラスチックシース36とにより構成されている。
【0003】図4乃至図6は、この種のCVケーブルに
おける終端接続部の処理方法を工程順に示す模式図であ
る。
【0004】先ず、図4に示すように、CVケーブルを
構成する各円形ケーブルの先端部のシース及び金属遮蔽
層を剥ぎ取って外部半導電層34を露出させ、更に所定
範囲の外部半導電層34を剥ぎ取ってケーブル絶縁体層
33を露出させる。そして、このケーブル絶縁体層33
をサンドペーパー等により研磨する。
【0005】次に、図5に示すように、ケーブル先端部
のケーブル絶縁体層33を剥ぎ取って、ケーブル導体3
1を露出させると共に、外部半導電層34の端部をテー
パー状に仕上げる。
【0006】次に、図6に示すように、ケーブル絶縁体
層33と外部半導電層34との境界部分に半導電PE
(ポリエチレン)テープ38を巻き付ける。その後、ヒ
ーター及び保温材等を取り付けて、半導電PEテープ3
8をモールド処理することにより、半導電モールド部を
得る。
【0007】次いで、このケーブルを、図7に破砕断面
図、図8にその左側面図を示すゴムコーン(プレモール
ド絶縁体)39に挿入する。このゴムコーン39は、半
導電部39a及び絶縁部39bにより構成されており、
ケーブル絶縁体層33の周面に形成した前記半導電モー
ルド部を半導電部39aに電気的に接続して固定する。
その後、このゴムコーン39をがい管に挿入して固定す
る。
【0008】このようにしてケーブルの終端接続部の処
理が完了する。なお、半導電PEモールド部を設けない
場合もある。
【0009】ところで、近年、管路の有効利用等を目的
として、CVケーブルの外径を縮小したコンパクト型C
Vケーブルが開発されている。図9はコンパクト型CV
ケーブルの一例(扇形導体3芯ケーブル)を示す断面図
である。このコンパクト型CVケーブルは、その断面が
扇形のケーブル導体41と、この導体41の周囲に順次
配置された内部半導電層42、ケーブル絶縁体層43、
外部半導電層44及び銅テープシールド45とからなる
3本の扇形ケーブルと、これらの扇形ケーブルを収納す
るシース46とにより構成されている。
【0010】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上述し
たコンパクト型CVケーブルにおいては、終端接続部の
処理方法が確立されていないという問題点がある。つま
り、図9に示すコンパクト型CVケーブルにおいては、
ケーブル絶縁体層43の断面形状が扇形であるため、図
7,8に示す円形ケーブル用ゴムコーンを使用すること
ができない。ゴムコーンの孔(ケーブル挿入部)を扇形
に形成することも考えられるが、この場合はゴムコーン
の製造が極めて困難になる。また、ケーブル挿入部の断
面形状が扇形のゴムコーンは、円周方向の面圧分布が不
均一になり、電気的特性が不安定になりやすい。
【0011】本発明はかかる問題点に鑑みてなされたも
のであって、特殊な形状のゴムコーンが必要なく、従来
のCVケーブルと同様に終端接続部を処理することがで
きて所定の電気的特性を得ることができるコンパクト型
CVケーブルの終端接続部の処理方法を提供することを
目的とする。
【0012】
【課題を解決するための手段】本発明に係るコンパクト
型CVケーブルの終端接続部の処理方法は、断面が扇形
の導体を心線とする複数本の扇形ケーブルにより構成さ
れたコンパクト型CVケーブルの終端接続部の処理方法
において、前記扇形ケーブルの終端に断面が円形の導体
を心線とする円形ケーブルを接続し、この円形ケーブル
の端部にプレモールド絶縁体を装着することを特徴とす
る。
【0013】
【作用】本発明においては、コンパクト型CVケーブル
を構成する各扇形ケーブルの終端に円形ケーブルを接続
し、この円形ケーブルの端部にプレモールド絶縁体(ゴ
ムコーン)を接続する。従って、従来のプレモールド絶
縁体をそのまま使用することができて、所定の電気的特
性を得ることができる。
【0014】
【実施例】次に、本発明の実施例について添付の図面を
参照して説明する。
【0015】図1は本発明の実施例に係るコンパクト型
CVケーブルの終端接続部の処理方法を示す断面図、図
2はケーブル線路を示す模式図である。
【0016】電力ケーブルを布設すべき線路が長い場
合、図2に示すように、コンパクト型CVケーブル21
は複数本が相互に接続され、複数の区間に亘って布設さ
れる。この場合に、ケーブル接続は、例えばマンホール
23において実施される。また、扇形ケーブル21と円
形ケーブル22との接続部24も、マンホール23に配
置される。
【0017】扇形ケーブルと円形ケーブルとの接続方法
は、図1に示すように、従来の電力ケーブルの中間接続
における方法と略同様である。
【0018】即ち、先ず、扇形ケーブル21及び円形ケ
ーブル22のケーブル導体9a,9bを筒状の導体接続
スリーブ1に挿入し、この導体接続スリーブ1を圧縮変
形してケーブル導体9a,9bを相互に電気的に接続す
る。
【0019】次に、導体接続スリーブ1の周囲に半導電
性テープ2aを巻き付け、ケーブル21,22の内部半
導電層間を連絡する。
【0020】次に、導体接続スリーブ1を中心として、
ケーブル21,22の各絶縁体層10a,10bを連絡
するように絶縁テープ3を巻き付ける。その後、この絶
縁テープ3の周囲に半導電性テープ2bを巻き付け、ケ
ーブル21,22の各外部半導電層11a,11bを連
絡する。
【0021】次に、この半導電性テープ2bの周囲に外
部遮蔽層4を形成し、ケーブル21,22の金属遮蔽層
12a,12bを電気的に接続する。その後、この外部
遮蔽層4の周囲に保護テープ5を巻き付ける。
【0022】次いで、ケーブル接続部を収納する保護管
7を取り付け、この保護管7の内側に防水コンパウンド
6を充填する。その後、保護管7の周囲に防食層8を形
成する。なお、保護管7に設けられた端子14は接地に
接続する。
【0023】このようにして扇形ケーブル21の終端に
円形ケーブル22を接続し、この円形ケーブル22の端
部に、図7,8に示すゴムコーンを装着した後、このゴ
ムコーンをがい管に挿入して固定する。これにより、終
端接続部の処理が完了する。
【0024】本実施例においては、このようにコンパク
ト型CVケーブルを構成する扇形ケーブルの端部に円形
ケーブルを接続し、この円形ケーブルの端部にゴムコー
ンを装着する。従って、円形CVケーブル用のゴムコー
ンを使用することができて、ゴムコーンの周方向の面圧
を均一にすることができる。このため、コンパクト型C
Vケーブルであっても、従来と同様に終端接続部の処理
を行なうことができて、良好な電気的特性を得ることが
できる。
【0025】
【発明の効果】以上説明したように本発明によれば、コ
ンパクト側CVケーブルの端部に円形ケーブルを接続
し、この円形ケーブルにゴムコーンを装着するから、円
形ケーブル用のゴムコーンを使用し終端接続部の処理を
行なうことができて、ゴムコーンの周方向の面圧を均一
にすることができる。これにより、所定の電気的特性を
確保することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施例に係るコンパクト型CVケーブ
ルの終端接続部の処理方法を示す断面図である。
【図2】ケーブル線路を示す模式図である。
【図3】トリプレックス型CVケーブルを示す断面図で
ある。
【図4】トリプレックス型CVケーブルにおける終端接
続部の処理方法の一工程を示す模式図である。
【図5】同じくその一工程を示す模式図である。
【図6】同じくその一工程を示す模式図である。
【図7】ゴムコーン(プレモールド絶縁体)を示す破砕
断面図である。
【図8】同じくその左側面図である。
【図9】コンパクト型CVケーブルの一例(扇形導体3
芯ケーブル)を示す断面図である。
【符号の説明】
1;スリーブ 2a,2b;半導電性テープ 3;絶縁テープ 4;外部遮蔽層 5;保護テープ 6;防水コンパウンド 7;保護管 8;防食層 9a,9b,31,41;ケーブル導体 10a,10b,33,43;ケーブル絶縁体層 11a,11b,34,44;外部半導電層 12a,12b,35;金属遮蔽層 21;扇形ケーブル 22;円形ケーブル 32,42;内部半導電層 39;ゴムコーン
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 池田 秀樹 東京都江東区木場1丁目5番1号 株式 会社フジクラ内 (56)参考文献 特開 平6−178420(JP,A) 特開 平6−178423(JP,A) 特開 平6−178424(JP,A) 実開 平6−24339(JP,U) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) H02G 1/14 H02G 15/08

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 断面が扇形の導体を心線とする複数本の
    扇形ケーブルにより構成されたコンパクト型CVケーブ
    ルの終端接続部の処理方法において、前記扇形ケーブル
    の終端に断面が円形の導体を心線とする円形ケーブルを
    接続し、この円形ケーブルの端部にプレモールド絶縁体
    を装着することを特徴とするコンパクト型CVケーブル
    の終端接続部の処理方法。
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