JP7479341B2 - ケーブル端末構造およびその形成方法 - Google Patents
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Description
図1は、本発明の一の実施形態に係るケーブル端末構造の構成の一例を示すものであって、図1(a)が正面図、図1(b)が図1(a)のI-I断面図である。
電力ケーブル10は、導体11、導体11を被覆する絶縁層12、および絶縁層12を被覆する外部半導電層13を少なくとも有する。ここで、電力ケーブル10は、外部半導電層13の外面に、銅テープなどによって形成され、電気的に接地された遮蔽層14を有してもよい。さらに、電力ケーブル10は、外部半導電層13や遮蔽層14の外面に、最外層となるケーブルシース15を有してもよい。なお、電力ケーブル10は、導体11と絶縁層12との間に、内部半導電層を有してもよい(図示せず)。
端子2は、電力ケーブル10の端側から、導体11、絶縁層12および外部半導電層13が順に露出するように皮剥ぎして形成した電力ケーブル10の端部10aを構成する導体11の皮剥部分に接続される接続部21を有する。
絶縁被覆部材3は、電力ケーブル10の外部半導電層13の皮剥部分(電力ケーブル10の皮剥によって外部半導電層13が露出する部分)から、端子2の接続部21までの範囲を少なくとも被覆する、絶縁材料からなる筒状の部材である。
ケーブル端末構造1は、絶縁外皮32の内面側に位置し、端子2の接続部21の外面から絶縁層12の皮剥部分の外面に到達する範囲にかけて、絶縁テープである防水テープを巻き付けて形成した、防水層5をさらに有することが好ましい。ここで、防水層5は、防水テープのテープ巻きによって構成することができるが、テープを巻く範囲は端子2の接続部21と絶縁層12とが隣接する狭い範囲でよい。
図4は、本発明に従う一の実施形態のケーブル端末構造の形成方法のフローチャートである。また、図5は、本発明に従う一の実施形態のケーブル端末構造の形成方法において、ケーブル端末構造を形成する際のケーブル端末の端部の状態を示す図であって、図5(a)が剥離工程における皮剥ぎ後の電力ケーブルの端部を示す図、図5(b)および(c)が電界緩和部被覆工程において外部半導電層の皮剥部分の外周面を電界緩和部で被覆する状態を示す図、図5(d)が端子接続工程において導体の皮剥部分に端子を接続する状態を示す図、図5(e)が絶縁外皮被覆工程において絶縁外皮で電界緩和部の外面から端子の接続部の外面までのケーブル部分を被覆する状態を示す図である。また、図6は、本発明に従う一の実施形態のケーブル端末構造の形成方法において、絶縁外皮収縮工程において絶縁外皮を収縮させる前後の状態を示す図であって、図6(a)が収縮前の状態を示す図、図6(b)が収縮後の状態を示す図である。
剥離工程S1は、導体11、導体11を被覆する絶縁層12、および絶縁層12を被覆する外部半導電層13を少なくとも有する電力ケーブル10の端側から、導体11、絶縁層12および外部半導電層13が順に露出するように皮剥ぎして、電力ケーブル10の端部10aに、導体11、絶縁層12および外部半導電層13のそれぞれの皮剥部分を形成する工程である。これにより、図5(a)に示すように、電力ケーブル10のうち少なくとも導体11、絶縁層12および外部半導電層13が段剥ぎされた状態になるため、段剥ぎされた導体および各層と、筒状の絶縁被覆部材3の内面との密着性を高めることができる。
電界緩和部被覆工程S2は、弾性収縮力を有する電界緩和材料を、電力ケーブル10の端部10aの外面に沿って、挿入する際に生じる挿入反発力よりも大きな挿入力を作用させながら移動させることによって、少なくとも外部半導電層13の皮剥部分を、電界緩和材料からなる筒状の電界緩和部31を弾性収縮させて密着被覆する工程である。このとき、図5(b)および(c)に示すように、電力ケーブル10の端部10aを、未収縮または拡径状態にある筒状の電界緩和部31に挿入し、外部半導電層13の皮剥部分の外周面と電界緩和部31の内周面とを対向させた状態で、電界緩和部31を弾性収縮させることで、電界緩和部31の内周面を、外部半導電層13の外周面に密着させることができる。
端子接続工程S3は、電力ケーブルの端部10aを構成する導体11の皮剥部分に、接続部21を有する端子2を接続する工程である。より具体的には、図5(d)に示すように、筒状の内部空間を有する接続部21を用いるとともに、接続部21の内部空間に導体を挿入した後、導体11の径方向について圧縮することで、導体11の皮剥部分に接続部21を接続することができる。これにより、図5(e)に示すように、端子2が導体11の皮剥部分に接続部21を介して接続することができる。
絶縁外皮被覆工程S4は、弾性収縮力を有する絶縁材料を、挿入する際の挿入反発力がほとんど生じないように予め拡径方向に弾性変形させて拡径状態にしてから、電力ケーブル10の端部10aの外面に沿って、小さな挿入力を作用させながら移動させた後に、拡径状態を解除することによって、少なくとも電界緩和部31の外面から端子2の接続部21の外面までのケーブル部分を、絶縁材料からなる筒状の絶縁外皮32を弾性収縮させて密着被覆する工程である。このとき、電力ケーブル10の端部10aを、未収縮の筒状の絶縁外皮32に挿入し、電界緩和部31の外面から端子2の接続部21の外面までのケーブル部分の外周面と、絶縁外皮32の内周面とを対向させた状態で、絶縁外皮32を弾性収縮させることで、絶縁外皮32の内周面を、電界緩和部31の外面から端子2の接続部21の外面までのケーブル部分の外周面に密着させることができる。
10 電力ケーブル
10a 電力ケーブルの端部
11 導体
12 絶縁層
13 外部半導電層
14 遮蔽層
15 ケーブルシース
2 端子
21 接続部
22 端部導体
3 絶縁被覆部材
31 電界緩和部
32、32B 絶縁外皮
33 第1絶縁外皮部
34 第2絶縁外皮部
4 案内部
5 防水層
7 拡径支持部材
S1 剥離工程
S2 電界緩和部被覆工程
S3 端子接続工程
S4 絶縁外皮被覆工程
Claims (2)
- 導体、前記導体を被覆する絶縁層、および前記絶縁層を被覆する外部半導電層を少なくとも有する電力ケーブルと、前記電力ケーブルの端側から、前記導体、前記絶縁層および前記外部半導電層が順に露出するように皮剥ぎして形成した前記電力ケーブルの端部を構成する前記導体の皮剥部分に接続される接続部を有する端子と、前記外部半導電層の皮剥部分から前記端子の前記接続部までの範囲を少なくとも被覆する、絶縁材料からなる筒状の絶縁被覆部材と、を有し、前記絶縁被覆部材が、少なくとも前記外部半導電層の皮剥部分に密着して被覆する、弾性収縮力を有する電界緩和材料からなる筒状の電界緩和部と、少なくとも前記電界緩和部の外面から前記端子の前記接続部の外面までのケーブル部分に密着して被覆する、弾性収縮力を有する絶縁材料からなる筒状の絶縁外皮と、を有し、前記電界緩和部の弾性収縮力は、前記絶縁外皮の弾性収縮力よりも大きいケーブル端末構造の形成方法であって、
前記電力ケーブルの端側から、前記導体、前記絶縁層および前記外部半導電層が順に露出するように皮剥ぎして、前記電力ケーブルの端部に、前記導体、前記絶縁層および前記外部半導電層のそれぞれの皮剥部分を形成する剥離工程と、
前記弾性収縮力を有する電界緩和材料を、前記電力ケーブルの端部の外面に沿って、挿入する際に生じる挿入反発力よりも大きな挿入力を作用させながら移動させることによって、少なくとも前記外部半導電層の皮剥部分を、前記電界緩和材料からなる筒状の電界緩和部を弾性収縮させて密着被覆する電界緩和部被覆工程と、
前記電力ケーブルの端部を構成する前記導体の皮剥部分に、接続部を有する端子を接続する端子接続工程と、
前記弾性収縮力を有する絶縁材料を、挿入する際の挿入反発力がほとんど生じないように予め拡径方向に弾性変形させて拡径状態にしてから、前記電力ケーブルの端部の外面に沿って、小さな挿入力を作用させながら移動させた後に、前記拡径状態を解除することによって、少なくとも前記電界緩和部の外面から前記端子の前記接続部の外面までのケーブル部分を、前記絶縁材料からなる筒状の絶縁外皮を弾性収縮させて密着被覆する絶縁外皮被覆工程と、
を有する、ケーブル端末構造の形成方法。 - 前記絶縁外皮被覆工程の前に、少なくとも前記絶縁層および前記端子の外面に、絶縁テープを巻回する絶縁テープ巻回工程をさらに有する、請求項1に記載のケーブル端末構造の形成方法。
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