JP2575502Y2 - 電力ケーブルの異種同種共用接続部 - Google Patents

電力ケーブルの異種同種共用接続部

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JP2575502Y2
JP2575502Y2 JP1993027821U JP2782193U JP2575502Y2 JP 2575502 Y2 JP2575502 Y2 JP 2575502Y2 JP 1993027821 U JP1993027821 U JP 1993027821U JP 2782193 U JP2782193 U JP 2782193U JP 2575502 Y2 JP2575502 Y2 JP 2575502Y2
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fitting
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光章 柏本
裕士 桜井
貢 斉藤
政利 丸山
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Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本考案は、電力ケーブルの接続部
に関するものである。
【0002】
【従来の技術】CVケーブル(架橋ポリエチレン絶縁ビ
ニルシースケーブル)とSLケーブル(油浸紙絶縁ケー
ブル)のような異種のケーブルを接続する場合には、そ
の一方のSLケーブルの導体接続端部は油止めが施され
ているために、この導体接続端部と油止めを要しないC
Vケーブルの導体接続端部とを差し込んで接続する導体
接続受け金具の各差し込み孔の径は各ケーブル導体ごと
に異なっている。たとえば図6に示したCVケーブル接
続端部とSLケーブル接続端部との接続部のように、一
方のCVケーブル接続端部50は、そのシースや絶縁層等
を順次段剥ぎして露出させた導体接続端部51の上に、複
数の縦方向スリットを形成したテーパー外周面を有する
円筒状の楔金具52が嵌着され、この円筒状楔金具52の外
周面上に管状の締付金具53が嵌着され、この管状締付金
具53の外周面の溝に弾力接触子54が取り付けられ、この
CVケーブル接続端部50上にストレスコーン55が嵌着さ
れてその端部に押さえ金具56が取付けられている。また
他方のSLケーブル接続端部60は、そのシースや絶縁層
等を順次段剥ぎして露出させた導体接続端部61に、端子
金具62が嵌着され、この端子金具62の後部外周からケー
ブル絶縁体63上に油止用熱収縮チューブ64を被せエポキ
シ樹脂シール65で密封固定して油止め処理が施され、端
子金具62の先端の小径差し込み端子部66の周面の溝に弾
力接触子67が取り付けられ、このSLケーブル接続端部
60上にストレスコーン68が嵌着されてその端部に押さえ
金具69が取り付けられている。
【0003】前記のCVケーブルの接続端部50の導体接
続端部51とSLケーブル接続端部60の導体接続端部61を
接続する導体接続受け金具70は、1端にCVケーブルの
接続端部50の導体接続端部51の弾力接触子54が嵌合する
内径φa 、長さLaのCVケーブル導体用差し込み孔71を
設け、他端には、SLケーブル接続端部60の導体接続端
部61の端子金具62が嵌合する内径φb 、長さLbのSLケ
ーブル端子金具用大径差し込み孔72を設けるとともに、
小径差し込み端子部66の弾力接触子67が嵌合する内径φ
c、長さLcのSLケーブル端子金具用小径差し込み孔73
を設けた構成とした導体接続受け金具70を用い、この導
体接続受け金具70の1端の内径φa のCVケーブル導体
用差し込み孔71にCVケーブル導体接続端部51を差し込
んで弾力接触子54をこの差し込み孔71の内周面に接触さ
せ、また、他端の内径φb のSLケーブル端子金具用大
径差し込み孔72にSLケーブル導体接続端部61の端子金
具62を差し込むとともに、内径φC のSLケーブル端子
金具用小径差し込み孔73にSLケーブル導体接続端部端
子金具62の小径差し込み端子部66の弾力接触子67を差し
込んでこの小径差し込み孔73の内周面に弾力接触子67を
接触させることにより、CVケーブルの接続端部50の導
体接続端部51とSLケーブル接続端部60の導体接続端部
61を接続しており、この導体接続受け金具70の外周には
エポキシ樹脂絶縁筒74が取り付けられている。
【0004】
【考案が解決しようとする課題】前記のような従来の電
力ケーブルの接続部は、導体接続受け金具70のCVケー
ブル導体用差し込み孔71の内径φa 、長さLa、およびS
Lケーブル端子金具用大径差し込み孔72の内径φb、長
さLbと小径差し込み孔73の内径φc、長さLsが、接続さ
れるケーブルの種類ごとに異なるので、接続するケーブ
ルの種類に合わせて導体接続受け金具70を製作しなけれ
ばならない。たとえば、同種のCVケーブルとCVケー
ブルとを接続する場合は、前記図6の導体接続受け金具
70の左右両側の差し込み孔を、右側の差し込み孔71を内
径φa 、長さLaのCVケーブル導体用差し込み孔71とす
るだけでなく、左側の差し込み孔72、73も、内径φa 、
長さLaのCVケーブル導体用差し込み孔に形成しなけれ
ばならなず、また、SLケーブルとSLケーブルの接続
の場合は、前記図6の導体接続受け金具70の左右両側の
差し込み孔に内径φb 、長さLbの大径差し込み孔72と内
径φc 、長さLcの小径差し込み孔73を設けるだけでな
く、右側の差し込み孔も同様の大径差し込み孔と小径差
し込み孔に形成しなければならない。この導体接続受け
金具70はエポキシ樹脂絶縁筒74等の絶縁処理部材と一体
化されまたは組み合わされて接続部に適用されるので、
前記のように接続するケーブルの種類が異なると導体接
続受け金具70だけでなくエポキシ樹脂絶縁筒74等の絶縁
処理部材も一緒に変えなけれず、このため接続すべきケ
ーブルの種類ごとにそれぞれに適合する接続部を用意す
る必要があり、コスト高になるばかりでなくその在庫管
理も複雑になるという問題点があった。
【0005】本考案は、前記の問題点を解決し、異種の
電力ケーブルの接続、同種の電力ケーブルの接続のいず
れの接続にも共用することができるようにした電力ケー
ブルの異種同種共用接続部を提供することを目的とする
ものである。
【0006】
【課題を解決するための手段】前記の目的を達成するた
め本考案の電力ケーブルの異種同種共用接続部は、両側
の端面2a、3aに開口する導体差し込み孔部2、3と、こ
の両導体差し込み孔部2、3間を連通する中央連通孔部
4とを設けた筒状の導体接続受け金具1、および前記導
体接続受け金具1を囲む絶縁筒5を具備し、前記導体差
し込み孔部2、3の内径を、CVケーブル導体接続端部
10の弾力接触子16が嵌合する内径でかつSLケーブル導
体接続端部30の雄端子33の大径筒部34が嵌合する内径に
形成し、前記中央連通孔部4の内径を、前記雄端子33の
先端の小径差し込み端子部35の接触子36が嵌合する内径
に形成したことを特徴とするものである。
【0007】
【作用】筒状の導体接続受け金具1は、異種の電力ケー
ブルの接続たとえばCVケーブルとSLケーブルの導体
接続端部の接続に使用されるほか、同種の電力ケーブル
の接続たとえばCVケーブルとCVケーブルとの導体接
続端部の接続、およびSLケーブルとSLケーブルとの
導体接続端部の接続にも使用することができ、また導体
接続受け金具1を囲む絶縁筒5は何れの接続の場合もそ
の両端開口にケーブル接続端部のストレスコーンが嵌合
する。この本考案の導体接続受け金具1と絶縁筒5を備
えた電力ケーブル接続部は異種および同種のいずれの電
力ケーブルの接続にも共用できる。
【0008】異種の電力ケーブルたとえばCVケーブル
とSLケーブルを接続する場合は、導体接続受け金具1
の両端に開口する導体差し込み孔部2、3は、その一方
の導体差し込み孔部3にCVケーブルの導体接続端部10
の接触子16が嵌合して、この接触子16が導体差し込み孔
部3の内周面に接触して電気的に接続され、また、他方
の導体差し込み孔部2には、SLケーブルの導体接続端
部30の雄端子33の大径筒部34が嵌合するとともに中央連
通孔部4には雄端子33の先端の小径差し込み端子部35の
接触子36が嵌合し、この接触子36が中央連通孔部4の内
周面に接触して電気的に接続されることにより、異種の
電力ケーブルが接続される。
【0009】同種の電力ケーブルたとえばCVケーブル
とCVケーブルを接続する場合は、導体接続受け金具1
の両端に開口する導体差し込み孔部2、3の一方の導体
差し込み孔部3に一方のCVケーブルの導体接続端部10
の接触子16を嵌合してこの導体差し込み孔部3の内周面
に接触させることは前記の場合と同様である。他方の導
体差し込み孔部2にも、前記CVケーブルの導体接続端
部10と同様に、他方のCVケーブルの導体接続端部10B
の接触子16B を嵌合してこの導体差し込み孔部2の内周
面に接触させることにより、同種の電力ケーブルが接続
される。
【0010】また、同種のSLケーブルとSLケーブル
を接続する場合は、各SLケーブル導体接続端部30の導
体接続端部32の各々の雄端子33を導体接続受け金具1の
左右両側に開口する導体差し込み孔部2、3にそれぞれ
差し込み、各雄端子33の先端の各々の小径差し込み端子
部35を導体接続受け金具1の中央連通孔部4に両側から
それぞれ嵌合して、各小径差し込み端子部35の弾力接触
子36を中央連通孔部4の内周面に接触させることによ
り、同種の両SLケーブルが接続される。
【0011】
【実施例】以下本考案の実施例を図面により説明する。
図1は本考案の異種同種共用接続部の要部の断面を示
し、図2はその端面を示す。1は導電金属製で筒状の導
体接続受け金具であり、その一方の端面2aに開口する導
体差し込み孔部2を設けるとともに、他方の端面3aに開
口する導体差し込み孔部3を設け、中央部には両導体差
し込み孔部2、3間を連通する中央連通孔部4を設け
る。
【0012】前記の一方の導体差し込み孔部2の内径φ
2 と長さL2、および他方の導体差し込み孔部3の内径φ
3 と長さL3は、図3に示したCVケーブルの導体接続端
部10の弾力接触子16の外径φcvが嵌合し得る内径と長さ
であり、かつ、図3に示したSLケーブルの導体接続端
部30の雄端子33の外径φL の大径筒部34が嵌合し得る内
径と長さに形成する。また、中央連通孔部4は、その内
径φ4 を、図3に示したSLケーブル導体接続端部30の
雄端子33の小径差し込み端子杆部35の外径φSの弾力接
触子26が嵌合し得る内径とし、その長さL4は、2つのS
Lケーブル導体接続端部30、30を接続する時に各SLケ
ーブル導体接続端部30、30の各々の雄端子33、32の小径
差し込み端子部35、35を中央連通孔部4に両側から同時
に差し込むことができる長さ、つまり小径差し込み端子
部35の長さの少なくとも2倍の長さに形成する。
【0013】前記の導体接続受け金具1の外周にはエポ
キシ樹脂成型絶縁筒5を密着させて設ける。6、7はこ
の絶縁筒5の両端面に開口するストレスコーン嵌合孔で
あり内周面をストレスコーンのテーパー外周面に密着す
るテーパー面に形成する。8はこの絶縁筒5の外周面に
被せた保護金属筒、9は絶縁筒5の両端に一体に取り付
けたフランジ金具、9aはフランジ金具9の端面に設けた
ボルト螺合孔である。
【0014】図3はCVケーブルの導体接続端部10とS
Lケーブルの導体接続端部30を示したものであり、CV
ケーブル導体接続端部10は、シースや絶縁層11を順次段
剥ぎして露出させた導体接続端部12に円筒状の楔金具13
を嵌め、この円筒状楔金具13の外周面の複数の縦方向ス
リットを形成したテーパー外周面14上に接触環15を嵌合
固定し、この接触環15の外周面の溝に外径φcvの弾力接
触子16を設け、段剥ぎした絶縁層11上にストレスコーン
17を被せ押さえ金具18を取付けてCVケーブル導体接続
端部10が形成される。
【0015】また、SLケーブル導体接続端部30は、シ
ースや絶縁層31を順次段剥ぎして露出させた導体接続端
部32に雄端子33を嵌着する。この雄端子33は、後半部に
外径φL の大径筒部34を有し、前半部の小径差し込み端
子部35の周面の溝に外径φSの弾力接触子36を設けたも
のであり、その大径筒部34を導体接続端部32に嵌合して
固着する。このように導体接続端部32に取付けた雄端子
33の後部から絶縁層31上にわたって油止用熱収縮テトロ
ンテープ37を被せて収縮させその端部をエポキシ樹脂含
浸テープ38で密封固定して油止め処理をし、段剥ぎした
絶縁層31上にストレスコーン39を被せ押さえ金具40を取
付けてSLケーブルの導体接続端部30が形成される。
【0016】前記のCVケーブル導体接続端部10とSL
ケーブル導体接続端部30を接続するには、CVケーブル
導体接続端部10は、前記図3に示したCVケーブル導体
接続端部10の導体接続端部12を、前記図1に示した導体
接続受け金具1の右側に開口する導体差し込み孔部3に
差し込めば、導体接続端部12の接触子16が導体差し込み
孔部3の内周面に弾力的に密接して電気的に接続され、
CVケーブル導体接続端部10のストレスコーン17が導体
接続受け金具1の外周の絶縁筒5のストレスコーン嵌合
孔7内に密に嵌合する。
【0017】また、SLケーブル導体接続端部30は、図
3に示したSLケーブル導体接続端部30の導体接続端部
32の雄端子33を、前記図1に示した導体接続受け金具1
の左側の開口に差し込めば、雄端子33の後部の大径筒部
34が導体接続受け金具1の導体差し込み孔部2に嵌入
し、雄端子33の先端の小径差し込み端子部35が導体接続
受け金具1の中央連通孔部4に嵌合して、この小径差し
込み端子部35の接触子36が中央連通孔部4の内周面に弾
力的に密接して電気的に接続される。同時にこのSLケ
ーブル導体接続端部30のストレスコーン39が導体接続受
け金具1の外周の絶縁筒5のストレスコーン嵌合孔6内
に密に嵌合する。このようにして図3に示したCVケー
ブル導体接続端部10とSLケーブル導体接続端部30が図
1、図2に示した導体接続受け金具1により接続される
ことになる。
【0018】前記のように異種のCVケーブルとSLケ
ーブルを接続するかわりに、図3に示した同種のCVケ
ーブル導体接続端部10とCVケーブル導体接続端部10B
を導体接続受け金具1により接続するには、一方のCV
ケーブル導体接続端部10は、前記と同様に、その導体接
続端部12を図1に示した導体接続受け金具1の右側に開
口する導体差し込み孔部3に差し込んで接触子16を導体
差し込み孔部3の内周面に密接させるとともに、ストレ
スコーン17を絶縁筒5の右側に開口するストレスコーン
嵌合孔7に嵌合する。また他方のCVケーブル導体接続
端部10B は、前記のCVケーブル導体接続端部10と同様
に、導体接続端部12B を導体接続受け金具1の左側に開
口する導体差し込み孔部2に差し込んで接触子16B を導
体差し込み孔部3の内周面に密接させ、ストレスコーン
17B を絶縁筒5の左側に開口するストレスコーン嵌合6
に嵌合する。このようにして前記のCVケーブルとSL
ケーブルの異種ケーブルを接続する導体接続受け金具1
により同種のCVケーブル導体接続端部10とCVケーブ
ル導体接続端部10B とを接続することができる。
【0019】前記のように同種のCVケーブル導体接続
端部とCVケーブル導体接続端部を接続するかわりに、
同種のSLケーブル導体接続端部とSLケーブル導体接
続端部を接続するには、前記の図3に示したSLケーブ
ル導体接続端部30のように導体接続端部32に雄端子33を
設けた2つの各SLケーブル導体接続端部30、30の各々
の導体接続端部32の雄端子33、33を、図1に示した導体
接続受け金具1の左右両側に開口する導体差し込み孔部
2、3にそれぞれ差し込み、その両雄端子33、33の先端
の各々の小径差し込み端子部35、35を導体接続受け金具
1の中央連通孔部4に両側からそれぞれ嵌合すれば、各
SLケーブルの各々の小径差し込み端子部35の接触子36
が中央連通孔部4の内周面に接触して電気的に接続され
る。
【0020】図4は前記のようにしてCVケーブルとS
Lケーブルの異種のケーブルを接続した接続部の断面を
示したものであり、前記図1、図2、図3と同一符号は
同一部分を示す。1は導体接続受け金具、5はエポキシ
樹脂成型絶縁筒であり、この導体接続受け金具1の右側
の導体差し込み孔部3にCVケーブル導体接続端部10の
導体接続端部12が差し込まれて接触子16がこの導体差し
込み孔部3の内周面に接触し、ストレスコーン17が絶縁
筒5のストレスコーン嵌合孔に嵌合する。19はCVケー
ブルの接続端部の段剥ぎした絶縁層11上の外部半導電層
上の半導電テープ巻回層、20は外部シースである。21は
ストレスコーン押圧パイプであり、その先端部がストレ
スコーン17の段部22に当接し、このストレスコーン押圧
パイプ21の外周に装着したスプリング23がこのストレス
コーン押圧パイプ21の段部24に当接し、その外側に設け
た筒状締付金具25でスプリング23が押圧されることによ
りストレスコーン17が押圧される。26はこの筒状締付金
具25の後部からケーブルシース20にわたって被せて後
端の隙間を密閉する熱収縮チューブであり、27は接地線
押さえバンドである。この筒状締付金具25は、そのフラ
ンジ部28を絶縁筒5の端部のフランジ金具9の端面のボ
ルト螺合孔9aに締付ボルト29を螺合して取り付ける。
【0021】前記の導体接続受け金具1の左側の導体差
し込み孔部2にSLケーブル導体接続端部30の導体接続
端部32の雄端子33が差し込まれてその後部の大径筒部34
が嵌入し、その先端の小径差し込み端子部35が導体接続
受け金具1の中央連通孔部4に嵌合して接触子36が中央
連通孔部4の内周面に接触し、ストレスコーン39が絶縁
筒5のストレスコーン嵌合孔に嵌合する。41はSLケー
ブル導体接続端部30の外部シース、42はストレスコーン
押圧パイプ、43はこの押圧パイプ42の先端部で押圧され
るストレスコーン39の段部、44は押圧スプリング、45は
筒状締付金具、46は後端の隙間を密閉する熱収縮チュー
ブ、47は接地線押さえバンドであり、筒状締付金具45の
フランジ部48は締付ボルト49で絶縁筒5の端部のフラン
ジ金具9に取付けられる。前記のようにして異種のCV
ケーブルとSLケーブルが絶縁筒5の内側の導体接続受
け金具1により接続される。
【0022】図5は絶縁筒5の内側の導体接続受け金具
1によりCVケーブルとCVケーブルの同種のケーブル
を接続した接続部の断面を示したものであり、図1、図
2、図3と同一符号は同一部分を示す。図示の右側の一
方のCVケーブル導体接続端部10は前記の図4に示した
CVケーブル導体接続端部10と同様に導体接続受け金具
1と絶縁筒5の右側の開口に差し込まれる。また図示の
左側の他方のCVケーブル導体接続端部10B は、前記右
側のCVケーブル導体接続端部10と同様に、導体接続端
部12B が導体接続受け金具1の左側の導体差し込み孔部
2に差し込まれて接触子16B が導体差し込み孔部2の内
周面に接触し、ストレスコーン17B が絶縁筒5の左側の
ストレスコーン嵌合に嵌合する。21B はストレスコーン
押圧パイプ、23B はスプリング、25B は筒状締付金具、
26B は熱収縮チューブ、28B は筒状締付金具25B のフラ
ンジ部、29B は締付ボルトである。前記のようにしてC
VケーブルとCVケーブルの同種ケーブルが絶縁筒5の
内側の導体接続受け金具1により接続される。
【0023】
【考案の効果】前記のように本考案の電力ケーブルの異
種同種共用接続部は、絶縁筒の内側の導体接続受け金具
を、CVケーブル導体接続端部の接触子が嵌合しかつS
Lケーブル導体接続端部の雄端子の大径筒部が嵌合する
内径の2つの導体差し込み孔部が両側面に開口し、前記
雄端子の先端の小径差し込み端子部の接触子が嵌合する
内径の中央連通孔部が前記2つの導体差し込み孔部間を
連通し、前記の導体差し込み孔部にCVケーブル導体接
続端部の接触子またはSLケーブル導体接続端部の雄端
子の大径筒部が嵌合し、中央連通孔部にはSLケーブル
導体接続端部の小径差し込み端子部の接触子が嵌合する
ように構成したので、CVケーブルとSLケーブルの異
種の電力ケーブルの導体接続端部を接続することができ
るだけでなく、CVケーブルとCVケーブルまたはSL
ケーブルとSLケーブルの同種の電力ケーブルの導体接
続端部の接続にも使用することができ、異種および同種
のいずれの電力ケーブルの接続にも共用することができ
るものである。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本考案の1実施例の要部の断面図
【図2】 本考案の1実施例の要部の端面図
【図3】 CVケーブルおよびSLケーブルの接続端部
を示す図
【図4】 CV−SL異種ケーブル接続部の断面図
【図5】 CV−CV同種ケーブル接続部の断面図
【図6】 従来例を示す図
【符号の説明】
1 :導体接続受け金具 2、3 :導体差し込み孔部 4 :中央連通孔部 5 :絶縁筒 10、10B :CVケーブル導体接続端部 16、16B :接触子 30 :SLケーブル導体接続端部 33 :雄端子 35 :小径差し込み端子部 36 :接触子
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)考案者 斉藤 貢 川崎市高津区久本1丁目8番1号 旭電 機株式会社内 (72)考案者 丸山 政利 川崎市高津区久本1丁目8番1号 旭電 機株式会社内 (56)参考文献 実開 昭58−94271(JP,U) 実開 平2−114336(JP,U) 実公 平3−53569(JP,Y2) (58)調査した分野(Int.Cl.6,DB名) H02G 15/00 - 15/196

Claims (1)

    (57)【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】CVケーブル導体接続端部(10)の接触子(1
    6)が嵌合する内径でかつSLケーブル導体接続端部(30)
    の雄端子(33)の大径筒部(34)が嵌合する内径の端面開口
    導体差し込み孔部(2) 、(3) 、および前記両導体差し込
    み孔部(2) 、(3) 間に連通し前記雄端子(33)の先端の小
    径差し込み端子部(35)の接触子(36)が嵌合する内径の中
    央連通孔部(4) を設けた筒状の導体接続受け金具(1)
    と、前記導体接続受け金具(1) の外側に設けた絶縁筒
    (5) とを具備することを特徴とする電力ケーブルの異種
    同種共用接続部。
JP1993027821U 1993-04-29 1993-04-29 電力ケーブルの異種同種共用接続部 Expired - Lifetime JP2575502Y2 (ja)

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