JP2591663Y2 - 高圧抵抗電線と端子金具の接続構造 - Google Patents
高圧抵抗電線と端子金具の接続構造Info
- Publication number
- JP2591663Y2 JP2591663Y2 JP1991099921U JP9992191U JP2591663Y2 JP 2591663 Y2 JP2591663 Y2 JP 2591663Y2 JP 1991099921 U JP1991099921 U JP 1991099921U JP 9992191 U JP9992191 U JP 9992191U JP 2591663 Y2 JP2591663 Y2 JP 2591663Y2
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- JP
- Japan
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- voltage resistance
- wire
- conductor
- insulating coating
- terminal fitting
- Prior art date
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- Expired - Lifetime
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- Connections Effected By Soldering, Adhesion, Or Permanent Deformation (AREA)
- Insulated Conductors (AREA)
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本考案は自動車のエンジン点火回
路等に用いられる高圧抵抗電線において、該電線の端末
における端子金具の接続構造に関するものである。
路等に用いられる高圧抵抗電線において、該電線の端末
における端子金具の接続構造に関するものである。
【0002】
【従来の技術】図5において、aは自動車のエンジン点
火回路における高圧抵抗電線であり、bは端子金具であ
る。端子金具bは、一側において点火プラグの端子部に
嵌合される円筒状の電気接触部b1 を有し、他側におい
て高圧抵抗電線aの絶縁被覆a1 上にフェルールb2 ′
を加締めて圧着される電線接続部b2 を有する。
火回路における高圧抵抗電線であり、bは端子金具であ
る。端子金具bは、一側において点火プラグの端子部に
嵌合される円筒状の電気接触部b1 を有し、他側におい
て高圧抵抗電線aの絶縁被覆a1 上にフェルールb2 ′
を加締めて圧着される電線接続部b2 を有する。
【0003】電線接続部b2 の加締め圧着時において、
高圧抵抗電線aの端部において露出された抵抗導体a2
は予め絶縁被覆a1 上に折り返され、折り返された抵抗
導体a2 を電線接続部b2 の基板部b2 ″上に位置させ
た状態でフェルールb2 ′を絶縁被覆a1 上に加締め圧
着している(図6参照)。
高圧抵抗電線aの端部において露出された抵抗導体a2
は予め絶縁被覆a1 上に折り返され、折り返された抵抗
導体a2 を電線接続部b2 の基板部b2 ″上に位置させ
た状態でフェルールb2 ′を絶縁被覆a1 上に加締め圧
着している(図6参照)。
【0004】加締め加工の際に、締付力が大きいと、図
6の如くに、抵抗導体a2 が絶縁被覆a1 内に深く喰い
込んで固着力を向上させることができるが、抵抗導体a
2 に過大のストレスが加わって非金属材から成る抵抗導
体a2 に損傷が発生し、損傷端と端子金具b間に火花放
電が発生して接続部の耐久性が低下する欠点があった。
6の如くに、抵抗導体a2 が絶縁被覆a1 内に深く喰い
込んで固着力を向上させることができるが、抵抗導体a
2 に過大のストレスが加わって非金属材から成る抵抗導
体a2 に損傷が発生し、損傷端と端子金具b間に火花放
電が発生して接続部の耐久性が低下する欠点があった。
【0005】これに対し、締付力が小さいと、図7の如
くに、抵抗導体a2 が絶縁被覆a1内に喰い込まないと
共にこれに過大なストレスが加わらないので抵抗導体a
2 に損傷が比較的に発生しないが、固着力が低下する欠
点がある。
くに、抵抗導体a2 が絶縁被覆a1内に喰い込まないと
共にこれに過大なストレスが加わらないので抵抗導体a
2 に損傷が比較的に発生しないが、固着力が低下する欠
点がある。
【0006】
【考案が解決しようとする課題】本考案は上記した点に
着目し、絶縁被覆上に折り返された抵抗導体に対して過
度のストレスを加えることなくして端子金具の電線接続
部を該絶縁被覆に大きな締付力をもって固着することを
可能にしたものである。
着目し、絶縁被覆上に折り返された抵抗導体に対して過
度のストレスを加えることなくして端子金具の電線接続
部を該絶縁被覆に大きな締付力をもって固着することを
可能にしたものである。
【0007】
【課題を解決するための手段】上記の目的を達成するた
め、本考案においては、端子金具の電線接続部の内面に
形成した導体収容溝に高圧抵抗電線の絶縁被覆上に折り
返した抵抗導体を位置させた状態で該電線接続部を該絶
縁被覆上に加締めて圧着して成る構成を採用した。
め、本考案においては、端子金具の電線接続部の内面に
形成した導体収容溝に高圧抵抗電線の絶縁被覆上に折り
返した抵抗導体を位置させた状態で該電線接続部を該絶
縁被覆上に加締めて圧着して成る構成を採用した。
【0008】
【作用】電線接続部の加締め圧着工程において、導体収
容溝内に位置する抵抗導体には過度のストレスが加えら
れない。
容溝内に位置する抵抗導体には過度のストレスが加えら
れない。
【0009】
【実施例】図1において、Aは高圧抵抗電線であり、端
部において絶縁被覆1上に露出された非金属抵抗導体2
が折り返されている。Bは端子金具であり、電気接触部
B1 と電線接続部B2 を有し、電線接続部B2 の基板部
3の内面側において軸方向に延長する導体収容溝4を有
している(図2参照)。
部において絶縁被覆1上に露出された非金属抵抗導体2
が折り返されている。Bは端子金具であり、電気接触部
B1 と電線接続部B2 を有し、電線接続部B2 の基板部
3の内面側において軸方向に延長する導体収容溝4を有
している(図2参照)。
【0010】端子金具Bを高圧抵抗電線Aに接続する際
に、折り返された抵抗導体2を基板部3内の導体収容溝
4内に収容しつつフェルール5を絶縁被覆1上に強く加
締めるもので、この場合抵抗導体2はその周方向におけ
る大部分が導体収容溝4内に位置しているので抵抗導体
2に過度のストレスが加わることなく、高圧抵抗電線A
と端子金具Bの固着力向上に加えて高圧抵抗電線Aにお
ける抵抗導体2の断線不良防止並びに火花耐久特性の向
上を得ることができる。
に、折り返された抵抗導体2を基板部3内の導体収容溝
4内に収容しつつフェルール5を絶縁被覆1上に強く加
締めるもので、この場合抵抗導体2はその周方向におけ
る大部分が導体収容溝4内に位置しているので抵抗導体
2に過度のストレスが加わることなく、高圧抵抗電線A
と端子金具Bの固着力向上に加えて高圧抵抗電線Aにお
ける抵抗導体2の断線不良防止並びに火花耐久特性の向
上を得ることができる。
【0011】図3の実施例においては、端子金具B′は
筒状の電線接続部B2 ′を有し、電線接続部B2 ′の外
周部より直交方向にピン状の電気接触部B1 ′が突出し
ている。電線接続部B2 ′の内周面には軸方向に導体収
容溝4′が形成されている。
筒状の電線接続部B2 ′を有し、電線接続部B2 ′の外
周部より直交方向にピン状の電気接触部B1 ′が突出し
ている。電線接続部B2 ′の内周面には軸方向に導体収
容溝4′が形成されている。
【0012】接続時においては、抵抗導体2を絶縁被覆
1上に予め折り返した高圧抵抗電線Aの接続端面に導電
性エポキシ系塗料6を塗布し、折り返された抵抗導体2
を後端に開放されている導体収容溝4′内に合致させつ
つ接続端を筒状の電線接続部B2 ′内に挿入し、電線接
続部B2 ′の外周面を加圧して絶縁被覆1上に加締め圧
着する。
1上に予め折り返した高圧抵抗電線Aの接続端面に導電
性エポキシ系塗料6を塗布し、折り返された抵抗導体2
を後端に開放されている導体収容溝4′内に合致させつ
つ接続端を筒状の電線接続部B2 ′内に挿入し、電線接
続部B2 ′の外周面を加圧して絶縁被覆1上に加締め圧
着する。
【0013】
【考案の効果】本考案は上記した如くに、端子金具の電
線接続部の内面に形成した導体収容溝に高圧抵抗電線の
絶縁被覆上に折り返した抵抗導体を位置させた状態で該
電線接続部を該絶縁被覆上に加締めて圧着して成るもの
であるから、高圧抵抗電線と端子金具との固着力を向上
させつつ抵抗導体の損傷を防止して、抵抗導体と端子金
具の接続部における耐久性を保持することが可能とな
る。
線接続部の内面に形成した導体収容溝に高圧抵抗電線の
絶縁被覆上に折り返した抵抗導体を位置させた状態で該
電線接続部を該絶縁被覆上に加締めて圧着して成るもの
であるから、高圧抵抗電線と端子金具との固着力を向上
させつつ抵抗導体の損傷を防止して、抵抗導体と端子金
具の接続部における耐久性を保持することが可能とな
る。
【図1】本考案の一実施例についての側面図である
【図2】同上の要部の断面図である。
【図3】本考案の他の実施例についての一部を破断した
側面図である。
側面図である。
【図4】同上の端子金具の背面図である。
【図5】従来例を示す側面図である。
【図6】同上の締付力を大きくした場合の要部の断面図
である。
である。
【図7】同上の締付力を小さくした場合の要部の断面図
である。
である。
A 高圧抵抗電線 B,B′ 端子金具 B2 ,B2 ′ 電線接続部 1 絶縁被覆 2 抵抗導体 4,4′ 導体収容溝
Claims (1)
- 【請求項1】 端子金具の電線接続部の内面に形成した
導体収容溝に高圧抵抗電線の絶縁被覆上に折り返した抵
抗導体を位置させた状態で該電線接続部を該絶縁被覆上
に加締めて圧着して成ることを特徴とする高圧抵抗電線
と端子金具の接続構造。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP1991099921U JP2591663Y2 (ja) | 1991-12-04 | 1991-12-04 | 高圧抵抗電線と端子金具の接続構造 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP1991099921U JP2591663Y2 (ja) | 1991-12-04 | 1991-12-04 | 高圧抵抗電線と端子金具の接続構造 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH0548221U JPH0548221U (ja) | 1993-06-25 |
JP2591663Y2 true JP2591663Y2 (ja) | 1999-03-10 |
Family
ID=14260240
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP1991099921U Expired - Lifetime JP2591663Y2 (ja) | 1991-12-04 | 1991-12-04 | 高圧抵抗電線と端子金具の接続構造 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2591663Y2 (ja) |
-
1991
- 1991-12-04 JP JP1991099921U patent/JP2591663Y2/ja not_active Expired - Lifetime
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPH0548221U (ja) | 1993-06-25 |
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Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
A01 | Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01 Effective date: 19980929 |