JP3028735B2 - 内燃機関用高圧電線の端末部構造 - Google Patents
内燃機関用高圧電線の端末部構造Info
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- JP3028735B2 JP3028735B2 JP6275196A JP27519694A JP3028735B2 JP 3028735 B2 JP3028735 B2 JP 3028735B2 JP 6275196 A JP6275196 A JP 6275196A JP 27519694 A JP27519694 A JP 27519694A JP 3028735 B2 JP3028735 B2 JP 3028735B2
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Description
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は、点火プラグに電気的
に接続される高圧抵抗電線と、点火コイル又はディスト
リビュータとを電気的に接続する高圧抵抗電線の端末部
構造に関する。
に接続される高圧抵抗電線と、点火コイル又はディスト
リビュータとを電気的に接続する高圧抵抗電線の端末部
構造に関する。
【0002】
【従来の技術】自動車のエンジンの各シリンダに設けら
れた点火プラグには、高電圧を発生する点火コイルから
高圧抵抗電線を介して高電圧が供給されるが、その供給
方法として、1つの点火コイルからディストリビュータ
を介して各点火プラグに電圧を供給する集中型コイル方
式と、点火プラグと同数の点火コイルを設け、各点火コ
イルから直接各点火プラグに電圧を供給する直結型コイ
ル方式がある。
れた点火プラグには、高電圧を発生する点火コイルから
高圧抵抗電線を介して高電圧が供給されるが、その供給
方法として、1つの点火コイルからディストリビュータ
を介して各点火プラグに電圧を供給する集中型コイル方
式と、点火プラグと同数の点火コイルを設け、各点火コ
イルから直接各点火プラグに電圧を供給する直結型コイ
ル方式がある。
【0003】ところで、上記集中型コイル方式における
ディストリビュータと点火プラグとの接続、又は上記直
結型方式における点火コイルと点火プラグとの接続には
いずれも高圧抵抗電線が用いられるが、その高圧抵抗電
線とディストリビュータ又は点火コイルとの接続には、
図6に示すような接続構造が採用されている。即ち、高
圧抵抗電線側においては、同図(a)に示すように、そ
の端末にL字型に屈曲した雄型端子51が電気的に接続
されると共にその雄型端子51の先端部分を露出させた
状態で接続部分から雄型端子51に渡ってその周囲が含
油ゴムによって形成されたゴムカバー52で被覆され、
さらにその上に合成樹脂製のホルダー53が被せられて
いる。一方、受け側であるディストリビュータ又は点火
コイル側においては、同図(b)に示すように、雌型端
子61がディストリビュータ又は点火コイルに電気的に
接続されると共にその雌型端子61を埋め込むようにし
てその雌型端子61の周囲に合成樹脂製のハウジング6
2が形成されている。そして、前記高圧抵抗電線側のゴ
ムカバー52の先端をディストリビュータ又は点火コイ
ル側のハウジング62に圧入することにより雄型端子5
1を雌型端子61に挿入して接触させ、前記ホルダー5
3をハウジング62の外側に嵌め込むことによって両者
が完全にシールされた状態で電気的に接続されるように
なっている。
ディストリビュータと点火プラグとの接続、又は上記直
結型方式における点火コイルと点火プラグとの接続には
いずれも高圧抵抗電線が用いられるが、その高圧抵抗電
線とディストリビュータ又は点火コイルとの接続には、
図6に示すような接続構造が採用されている。即ち、高
圧抵抗電線側においては、同図(a)に示すように、そ
の端末にL字型に屈曲した雄型端子51が電気的に接続
されると共にその雄型端子51の先端部分を露出させた
状態で接続部分から雄型端子51に渡ってその周囲が含
油ゴムによって形成されたゴムカバー52で被覆され、
さらにその上に合成樹脂製のホルダー53が被せられて
いる。一方、受け側であるディストリビュータ又は点火
コイル側においては、同図(b)に示すように、雌型端
子61がディストリビュータ又は点火コイルに電気的に
接続されると共にその雌型端子61を埋め込むようにし
てその雌型端子61の周囲に合成樹脂製のハウジング6
2が形成されている。そして、前記高圧抵抗電線側のゴ
ムカバー52の先端をディストリビュータ又は点火コイ
ル側のハウジング62に圧入することにより雄型端子5
1を雌型端子61に挿入して接触させ、前記ホルダー5
3をハウジング62の外側に嵌め込むことによって両者
が完全にシールされた状態で電気的に接続されるように
なっている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかし、上述したよう
な接続構造では、端子自体が大きく、しかも芯線と端子
の保持力をインシュレーションバレルの把持力によって
確保しているため端子自体が長くなり、その周囲に設け
られているゴムカバー52、ホルダー53、ハウジング
62等も大きくならざるを得ず、全体的に接続部分が大
型化するといった問題点がある。
な接続構造では、端子自体が大きく、しかも芯線と端子
の保持力をインシュレーションバレルの把持力によって
確保しているため端子自体が長くなり、その周囲に設け
られているゴムカバー52、ホルダー53、ハウジング
62等も大きくならざるを得ず、全体的に接続部分が大
型化するといった問題点がある。
【0005】また、上記接続構造では、雄型端子51と
雌型端子61との電気的接続部分についての高度のシー
ル性能を確保するために、前記ゴムカバー52先端の前
記ハウジングへの圧入部分をある程度大径に形成するの
に伴いその圧入を容易にするためにその圧入部分を滑り
の良い高価な含油ゴムによって形成しているが、全体の
構造上、含油ゴムである必要のないゴムカバー52の圧
入部分以外についても含油ゴムによって形成せざるを得
ず、ゴムカバー52自体の材料費が高くなり、全体とし
ての製造コストが高くなるといった問題がある。
雌型端子61との電気的接続部分についての高度のシー
ル性能を確保するために、前記ゴムカバー52先端の前
記ハウジングへの圧入部分をある程度大径に形成するの
に伴いその圧入を容易にするためにその圧入部分を滑り
の良い高価な含油ゴムによって形成しているが、全体の
構造上、含油ゴムである必要のないゴムカバー52の圧
入部分以外についても含油ゴムによって形成せざるを得
ず、ゴムカバー52自体の材料費が高くなり、全体とし
ての製造コストが高くなるといった問題がある。
【0006】さらに、含油ゴムと高圧抵抗電線の外層シ
ース(絶縁被覆部)を形成しているシリコーンゴムやエ
チレンプロピレンジエンゴムとは相互の接着性が悪いた
め、ゴムカバー52全体を含油ゴムで形成しておくと、
高圧抵抗電線の外層シースとゴムカバーとの間のシール
性能の点において不利になるといった問題もある。
ース(絶縁被覆部)を形成しているシリコーンゴムやエ
チレンプロピレンジエンゴムとは相互の接着性が悪いた
め、ゴムカバー52全体を含油ゴムで形成しておくと、
高圧抵抗電線の外層シースとゴムカバーとの間のシール
性能の点において不利になるといった問題もある。
【0007】そこで、この発明の課題は、上記問題点を
解決すべく、高圧抵抗電線とディストリビュータ又は点
火コイルとの接続部分の小型化を図ると共に低コストで
製造することができ、かつ外層シースとゴムカバーとの
接着性を改善することのできる内燃機関用高圧電線の端
末部構造を提供することにある。
解決すべく、高圧抵抗電線とディストリビュータ又は点
火コイルとの接続部分の小型化を図ると共に低コストで
製造することができ、かつ外層シースとゴムカバーとの
接着性を改善することのできる内燃機関用高圧電線の端
末部構造を提供することにある。
【0008】
【課題を解決するための手段】上記の課題を解決するた
め、この発明は、点火コイル側に形成されたコイル側コ
ネクタと、前記点火コイルと点火プラグとを接続する高
圧抵抗電線の一端に取り付けられ、前記コイル側コネク
タに着脱自在に嵌合される電線側コネクタとからなり、
前記コイル側コネクタは、点火コイルに電気的に接続さ
れる点火コイル側端子と、この点火コイル側端子を収
容、保持するコイル側ハウジングとを備え、前記電線側
コネクタは、前記高圧抵抗電線の芯線に電気的に接続さ
れる電線側端子と、この電線側端子が装着される電線側
ハウジングと、前記高圧抵抗電線と電線側ハウジングと
の間に形成される隙間をシールするゴムカバーと、前記
コイル側コネクタに電線側コネクタが嵌合した状態で、
前記コイル側ハウジングと前記電線側ハウジングとの間
に形成される隙間をシールするゴムリングとを備え、前
記ゴムリングのみを含油ゴムによって形成し、前記ゴム
カバーが、前記高圧抵抗線の絶縁被覆部がエチレンプロ
ピレンジェンゴム又はシリコーンゴムによって形成され
るのに対応して、エチレンプロピレンジェンゴム又はシ
リコーンゴムによって形成されており、前記高圧抵抗電
線の前記芯線が、テンションメンバーの上に耐熱ゴムを
押し出し、さらにその上に抵抗線を巻き付けて形成され
ており、前記電線側端子には、前記高圧抵抗電線の芯線
を把持するワイヤバレルと、前記高圧抵抗電線の絶縁被
覆部を把持するインシュレーションバレルとを設け、前
記高圧抵抗電線の前記芯線に対して前記ワイヤーバレル
の内周面のみが接触するように、かつ前記ワイヤーバレ
ルのエッジが前記芯線に食い込まないように、前記ワイ
ヤーバレルを前記芯線に圧着することで、前記電線側端
子と前記高圧抵抗電線とを電気的に接続すると共に固定
支持するようにした内燃機関用高圧電線の端末部構造を
提供するものである。また、この発明は、ディストリビ
ュータ側に形成されたディストリビュータ側コネクタ
と、前記ディストリビュータと点火プラグとを接続する
高圧抵抗電線の一端に取り付けられ、前記ディストリビ
ュータ側コネクタに着脱自在に嵌合される電線側コネク
タとからなり、前記ディストリビュータ側コネクタは、
ディストリビュータに電気的に接続されるディストリビ
ュータ側端子と、このディストリ ビュータ側端子を収
容、保持するディストリビュータ側ハウジングとを備
え、前記電線側コネクタは、前記高圧抵抗電線の芯線に
電気的に接続される電線側端子と、この電線側端子が装
着される電線側ハウジングと、前記高圧抵抗電線と電線
側ハウジングとの間に形成される隙間をシールするゴム
カバーと、前記ディストリビュータ側コネクタに電線側
コネクタが嵌合した状態で、前記ディストリビュータ側
ハウジングと前記電線側ハウジングとの間に形成される
隙間をシールするゴムリングとを備え、前記ゴムリング
のみを含油ゴムによって形成し、前記ゴムカバーが、前
記高圧抵抗線の絶縁被覆部がエチレンプロピレンジェン
ゴム又はシリコーンゴムによって形成されるのに対応し
て、エチレンプロピレンジェンゴム又はシリコーンゴム
によって形成されており、前記高圧抵抗電線の前記芯線
が、テンションメンバーの上に耐熱ゴムを押し出し、さ
らにその上に抵抗線を巻き付けて形成されており、前記
電線側端子には、前記高圧抵抗電線の芯線を把持するワ
イヤバレルと、前記高圧抵抗電線の絶縁被覆部を把持す
るインシュレーションバレルとを設け、前記高圧抵抗電
線の前記芯線に対して前記ワイヤーバレルの内周面のみ
が接触するように、かつ前記ワイヤーバレルのエッジが
前記芯線に食い込まないように、前記ワイヤーバレルを
前記芯線に圧着することで、前記電線側端子と前記高圧
抵抗電線とを電気的に接続すると共に固定支持するよう
にした内燃機関用高圧電線の端末部構造を提供するもの
である。
め、この発明は、点火コイル側に形成されたコイル側コ
ネクタと、前記点火コイルと点火プラグとを接続する高
圧抵抗電線の一端に取り付けられ、前記コイル側コネク
タに着脱自在に嵌合される電線側コネクタとからなり、
前記コイル側コネクタは、点火コイルに電気的に接続さ
れる点火コイル側端子と、この点火コイル側端子を収
容、保持するコイル側ハウジングとを備え、前記電線側
コネクタは、前記高圧抵抗電線の芯線に電気的に接続さ
れる電線側端子と、この電線側端子が装着される電線側
ハウジングと、前記高圧抵抗電線と電線側ハウジングと
の間に形成される隙間をシールするゴムカバーと、前記
コイル側コネクタに電線側コネクタが嵌合した状態で、
前記コイル側ハウジングと前記電線側ハウジングとの間
に形成される隙間をシールするゴムリングとを備え、前
記ゴムリングのみを含油ゴムによって形成し、前記ゴム
カバーが、前記高圧抵抗線の絶縁被覆部がエチレンプロ
ピレンジェンゴム又はシリコーンゴムによって形成され
るのに対応して、エチレンプロピレンジェンゴム又はシ
リコーンゴムによって形成されており、前記高圧抵抗電
線の前記芯線が、テンションメンバーの上に耐熱ゴムを
押し出し、さらにその上に抵抗線を巻き付けて形成され
ており、前記電線側端子には、前記高圧抵抗電線の芯線
を把持するワイヤバレルと、前記高圧抵抗電線の絶縁被
覆部を把持するインシュレーションバレルとを設け、前
記高圧抵抗電線の前記芯線に対して前記ワイヤーバレル
の内周面のみが接触するように、かつ前記ワイヤーバレ
ルのエッジが前記芯線に食い込まないように、前記ワイ
ヤーバレルを前記芯線に圧着することで、前記電線側端
子と前記高圧抵抗電線とを電気的に接続すると共に固定
支持するようにした内燃機関用高圧電線の端末部構造を
提供するものである。また、この発明は、ディストリビ
ュータ側に形成されたディストリビュータ側コネクタ
と、前記ディストリビュータと点火プラグとを接続する
高圧抵抗電線の一端に取り付けられ、前記ディストリビ
ュータ側コネクタに着脱自在に嵌合される電線側コネク
タとからなり、前記ディストリビュータ側コネクタは、
ディストリビュータに電気的に接続されるディストリビ
ュータ側端子と、このディストリ ビュータ側端子を収
容、保持するディストリビュータ側ハウジングとを備
え、前記電線側コネクタは、前記高圧抵抗電線の芯線に
電気的に接続される電線側端子と、この電線側端子が装
着される電線側ハウジングと、前記高圧抵抗電線と電線
側ハウジングとの間に形成される隙間をシールするゴム
カバーと、前記ディストリビュータ側コネクタに電線側
コネクタが嵌合した状態で、前記ディストリビュータ側
ハウジングと前記電線側ハウジングとの間に形成される
隙間をシールするゴムリングとを備え、前記ゴムリング
のみを含油ゴムによって形成し、前記ゴムカバーが、前
記高圧抵抗線の絶縁被覆部がエチレンプロピレンジェン
ゴム又はシリコーンゴムによって形成されるのに対応し
て、エチレンプロピレンジェンゴム又はシリコーンゴム
によって形成されており、前記高圧抵抗電線の前記芯線
が、テンションメンバーの上に耐熱ゴムを押し出し、さ
らにその上に抵抗線を巻き付けて形成されており、前記
電線側端子には、前記高圧抵抗電線の芯線を把持するワ
イヤバレルと、前記高圧抵抗電線の絶縁被覆部を把持す
るインシュレーションバレルとを設け、前記高圧抵抗電
線の前記芯線に対して前記ワイヤーバレルの内周面のみ
が接触するように、かつ前記ワイヤーバレルのエッジが
前記芯線に食い込まないように、前記ワイヤーバレルを
前記芯線に圧着することで、前記電線側端子と前記高圧
抵抗電線とを電気的に接続すると共に固定支持するよう
にした内燃機関用高圧電線の端末部構造を提供するもの
である。
【0009】
【0010】
【作用】以上のように構成された内燃機関用高圧電線の
端末部構造では、コイル側ハウジング又はディストリビ
ュータ側ハウジングと前記電線側ハウジングとの間に形
成される隙間をシールするゴムリングのみが含油ゴムに
よって形成されているため、全体としての含油ゴムの使
用量が少なく、高圧抵抗電線と電線側ハウジングとの間
に形成される隙間をシールするゴムカバーが含油ゴムに
よって形成されていないので、高圧抵抗電線とゴムカバ
ーとの間のシール性能の点において不利にならない。
端末部構造では、コイル側ハウジング又はディストリビ
ュータ側ハウジングと前記電線側ハウジングとの間に形
成される隙間をシールするゴムリングのみが含油ゴムに
よって形成されているため、全体としての含油ゴムの使
用量が少なく、高圧抵抗電線と電線側ハウジングとの間
に形成される隙間をシールするゴムカバーが含油ゴムに
よって形成されていないので、高圧抵抗電線とゴムカバ
ーとの間のシール性能の点において不利にならない。
【0011】また、高圧抵抗電線の芯線に対して前記ワ
イヤーバレルの内周面のみが接触するように、ワイヤー
バレルを芯線に圧着するするようにした電線側端子を使
用したものにあっては、ワイヤーバレルによる圧着によ
って芯線が断線することがなく、しかも、高圧抵抗電線
が芯線圧着部分で確実に電線側端子に固定されるので、
十分な端子保持力が確保される。
イヤーバレルの内周面のみが接触するように、ワイヤー
バレルを芯線に圧着するするようにした電線側端子を使
用したものにあっては、ワイヤーバレルによる圧着によ
って芯線が断線することがなく、しかも、高圧抵抗電線
が芯線圧着部分で確実に電線側端子に固定されるので、
十分な端子保持力が確保される。
【0012】
【実施例】以下、実施例について図面を参照して説明す
る。図1は、点火コイル(図示せず)と、点火プラグ
(図示せず)に接続される高圧抵抗電線Aとの接続部分
を示しており、点火コイルに設けられたコイル側コネク
タ10と、高圧抵抗電線Aに取り付けられた電線側コネ
クタ20とを連結することによって前記点火コイルと高
圧抵抗電線Aとが電気的に接続されるようになってい
る。
る。図1は、点火コイル(図示せず)と、点火プラグ
(図示せず)に接続される高圧抵抗電線Aとの接続部分
を示しており、点火コイルに設けられたコイル側コネク
タ10と、高圧抵抗電線Aに取り付けられた電線側コネ
クタ20とを連結することによって前記点火コイルと高
圧抵抗電線Aとが電気的に接続されるようになってい
る。
【0013】前記コイル側コネクタ10は、点火コイル
(図示せず)に電気的に接続される点火コイル側端子と
しての平型の雄型端子11と、インサート成形によっ
て、先端部を露出させた状態で前記雄型端子11を収容
保持するコイル側ハウジング12とから構成されてい
る。なお、前記雄型端子11は、インサート成形以外の
方法、例えばコネクタハウジングに端子を後から挿入し
て固定する方法によってコネクタハウジングに取り付け
ることも可能である。
(図示せず)に電気的に接続される点火コイル側端子と
しての平型の雄型端子11と、インサート成形によっ
て、先端部を露出させた状態で前記雄型端子11を収容
保持するコイル側ハウジング12とから構成されてい
る。なお、前記雄型端子11は、インサート成形以外の
方法、例えばコネクタハウジングに端子を後から挿入し
て固定する方法によってコネクタハウジングに取り付け
ることも可能である。
【0014】前記コイル側ハウジング12は、耐熱性樹
脂によって形成されており、前記点火コイルが収容され
ているケース本体に一体成形されている。このコイル側
ハウジング12は、その先端部に前記雄型端子11の露
出部を囲うように形成された前記電線側コネクタ20の
嵌合部24が嵌り込む被嵌合部13を備えており、この
被嵌合部13の外周面には、コイル側コネクタ10と電
線側コネクタ20との連結状態を保持するロック機構の
一部を構成する係止突起14が設けられている。
脂によって形成されており、前記点火コイルが収容され
ているケース本体に一体成形されている。このコイル側
ハウジング12は、その先端部に前記雄型端子11の露
出部を囲うように形成された前記電線側コネクタ20の
嵌合部24が嵌り込む被嵌合部13を備えており、この
被嵌合部13の外周面には、コイル側コネクタ10と電
線側コネクタ20との連結状態を保持するロック機構の
一部を構成する係止突起14が設けられている。
【0015】前記電線側コネクタ20は、高圧抵抗電線
Aに電気的に接続される雌型端子21と、この雌型端子
21を収容保持する電線側ハウジング22と、ゴムリン
グ27と、ゴムカバー28とから構成されており、前記
電線側ハウジング22は、耐熱性の樹脂によって形成さ
れている。
Aに電気的に接続される雌型端子21と、この雌型端子
21を収容保持する電線側ハウジング22と、ゴムリン
グ27と、ゴムカバー28とから構成されており、前記
電線側ハウジング22は、耐熱性の樹脂によって形成さ
れている。
【0016】前記電線側ハウジング22には、前記高圧
抵抗電線Aの端末に取り付けられ、高圧抵抗電線Aの芯
線部分aに電気的に接続された電線側端子としての雌型
端子21を収容する端子収容部23が形成されており、
この端子収容部23には、前記雌型端子21の穴に係合
して雌型端子21の収容状態を保持する係止爪23aが
設けられている。なお、前記芯線部分aは、ケブラー繊
維等によって形成されたテンションメンバーの上に耐熱
ゴムを薄く押し出し、その上に50μ〜60μのNi−
Cr線によって形成された抵抗線を巻き付けたものであ
る。
抵抗電線Aの端末に取り付けられ、高圧抵抗電線Aの芯
線部分aに電気的に接続された電線側端子としての雌型
端子21を収容する端子収容部23が形成されており、
この端子収容部23には、前記雌型端子21の穴に係合
して雌型端子21の収容状態を保持する係止爪23aが
設けられている。なお、前記芯線部分aは、ケブラー繊
維等によって形成されたテンションメンバーの上に耐熱
ゴムを薄く押し出し、その上に50μ〜60μのNi−
Cr線によって形成された抵抗線を巻き付けたものであ
る。
【0017】また、この電線側ハウジング22は、先端
部に前記コイル側コネクタ10の被嵌合部13に遊びを
持って嵌り込む嵌合部24とその外周に前記被嵌合部1
3が嵌り込む嵌合部25とが形成されており、前記嵌合
部24には含油ゴムによって形成されたシール用のゴム
リング27が嵌め込まれている。なお、このゴムリング
27は、十分なシール性能を確保するために、その外径
を前記コイル側コネクタ20の被嵌合部13の内径より
ある程度大きくしているが、上述したように、ゴムリン
グ27が含油ゴムによって形成されているため、滑り易
く、前記被嵌合部13への挿入はスムーズに行えるよう
になっている。
部に前記コイル側コネクタ10の被嵌合部13に遊びを
持って嵌り込む嵌合部24とその外周に前記被嵌合部1
3が嵌り込む嵌合部25とが形成されており、前記嵌合
部24には含油ゴムによって形成されたシール用のゴム
リング27が嵌め込まれている。なお、このゴムリング
27は、十分なシール性能を確保するために、その外径
を前記コイル側コネクタ20の被嵌合部13の内径より
ある程度大きくしているが、上述したように、ゴムリン
グ27が含油ゴムによって形成されているため、滑り易
く、前記被嵌合部13への挿入はスムーズに行えるよう
になっている。
【0018】さらに、この電線側ハウジング22には、
コイル側コネクタ10と電線側コネクタ20との連結状
態において前記係止突起14に係合する弾性変形可能な
係止片26が一体成形されている。この係止片26は、
その長手方向の中央部が前記電線側ハウジング22に支
持されており、前端部には前記係止突起14に係合する
スリット部26aが、また後端部には係止突起14との
係合を解除すべく、前端部を持ち上げる為の押圧部26
bが形成されている。
コイル側コネクタ10と電線側コネクタ20との連結状
態において前記係止突起14に係合する弾性変形可能な
係止片26が一体成形されている。この係止片26は、
その長手方向の中央部が前記電線側ハウジング22に支
持されており、前端部には前記係止突起14に係合する
スリット部26aが、また後端部には係止突起14との
係合を解除すべく、前端部を持ち上げる為の押圧部26
bが形成されている。
【0019】また、この電線側ハウジング22には、そ
の中央部から前記高圧抵抗電線Aに渡ってエチレンプロ
ピレンジエンゴム(EPDM)又はシリコーンゴムによ
って形成されたゴムカバー28が被せられており、この
ゴムカバー28と高圧抵抗電線Aとは接着剤によって固
定されている。なお、ゴムカバー28と高圧抵抗電線A
との密着性がよく、防水性能に支障がない場合や防水を
考慮する必要がなければ接着剤は不要である。
の中央部から前記高圧抵抗電線Aに渡ってエチレンプロ
ピレンジエンゴム(EPDM)又はシリコーンゴムによ
って形成されたゴムカバー28が被せられており、この
ゴムカバー28と高圧抵抗電線Aとは接着剤によって固
定されている。なお、ゴムカバー28と高圧抵抗電線A
との密着性がよく、防水性能に支障がない場合や防水を
考慮する必要がなければ接着剤は不要である。
【0020】前記雌型端子21は、図2(a)に示すよ
うに、前記雄型端子11が挿入、接続される角筒状の嵌
合部21aと、前記高圧抵抗電線Aの芯線部分aを把持
して芯線と電気的に接続するワイヤーバレル21bと、
前記高圧抵抗電線Aの外層シース部分bを把持するイン
シュレーションバレル21cとから構成されており、前
記嵌合部21aには、この雌型端子21と雄型端子11
との電気的接続を確実にするため、挿入された雄型端子
11を押圧する弾性変形可能に折り返された舌片21
a’が設けられている。
うに、前記雄型端子11が挿入、接続される角筒状の嵌
合部21aと、前記高圧抵抗電線Aの芯線部分aを把持
して芯線と電気的に接続するワイヤーバレル21bと、
前記高圧抵抗電線Aの外層シース部分bを把持するイン
シュレーションバレル21cとから構成されており、前
記嵌合部21aには、この雌型端子21と雄型端子11
との電気的接続を確実にするため、挿入された雄型端子
11を押圧する弾性変形可能に折り返された舌片21
a’が設けられている。
【0021】前記ワイヤーバレル21bは、同図(b)
に示すように、その内面のみが前記高圧抵抗電線Aの芯
線部分aに接触するように円弧状にかしめられ、しかも
その先端部分21b’のエッジが直接芯線部分aに食い
込まないようにかしめている。従って、このワイヤーバ
レル21bを上述したようにかしめることにより、高圧
抵抗電線Aの芯線部分aをこの雌型端子21に電気的に
接続すると、芯線部分aのNiCr線が傷ついて断線す
ることがなく、しかも、高圧抵抗電線Aと雌型端子21
との支持固定に対して十分な保持力が確保される。
に示すように、その内面のみが前記高圧抵抗電線Aの芯
線部分aに接触するように円弧状にかしめられ、しかも
その先端部分21b’のエッジが直接芯線部分aに食い
込まないようにかしめている。従って、このワイヤーバ
レル21bを上述したようにかしめることにより、高圧
抵抗電線Aの芯線部分aをこの雌型端子21に電気的に
接続すると、芯線部分aのNiCr線が傷ついて断線す
ることがなく、しかも、高圧抵抗電線Aと雌型端子21
との支持固定に対して十分な保持力が確保される。
【0022】このため、従来のように、高圧抵抗電線A
に対する端子の保持力を前記インシュレーションバレル
21cによる外層シース部分bの把持力に頼る必要がな
いので、インシュレーションバレル21cを最小限の長
さに抑えることができ、電線側コネクタ20の小型化を
図ることができる。
に対する端子の保持力を前記インシュレーションバレル
21cによる外層シース部分bの把持力に頼る必要がな
いので、インシュレーションバレル21cを最小限の長
さに抑えることができ、電線側コネクタ20の小型化を
図ることができる。
【0023】なお、前記ワイヤーバレル21bのかしめ
かたについては、必ずしも上述したように円弧状にかし
める必要はなく、例えば、図3(a)に示すように、先
端部分21b’を相互に重ね合わせたり、同図(b)、
(c)に示すように、先端部分21b’を相互に巻き込
むようにしてもよい。また、同図(d)、(e)に示す
ように、先端部分21b’を折り返して、その折返し部
分を相互に突き合わすようにかしめることもできる。
かたについては、必ずしも上述したように円弧状にかし
める必要はなく、例えば、図3(a)に示すように、先
端部分21b’を相互に重ね合わせたり、同図(b)、
(c)に示すように、先端部分21b’を相互に巻き込
むようにしてもよい。また、同図(d)、(e)に示す
ように、先端部分21b’を折り返して、その折返し部
分を相互に突き合わすようにかしめることもできる。
【0024】さらに、図4(a),(b)に示すよう
に、ワイヤーバレル21bの先端縁を互いに突き合わせ
て、長手方向の中央部分を偏平状態に押しつぶすように
かしめたり、図5(a),(b)に示すように、ワイヤ
ーバレル21bの長手方向の中央部と両端部を残してそ
の間を偏平状態に押しつぶすようにかしめてもよい。な
お、ワイヤーバーレル21bの内面には、溝や突起等の
セレーションを形成しておくと、端子と芯線部分aとの
保持力が高まるので好ましい。
に、ワイヤーバレル21bの先端縁を互いに突き合わせ
て、長手方向の中央部分を偏平状態に押しつぶすように
かしめたり、図5(a),(b)に示すように、ワイヤ
ーバレル21bの長手方向の中央部と両端部を残してそ
の間を偏平状態に押しつぶすようにかしめてもよい。な
お、ワイヤーバーレル21bの内面には、溝や突起等の
セレーションを形成しておくと、端子と芯線部分aとの
保持力が高まるので好ましい。
【0025】また、この実施例においては、点火コイル
と高圧抵抗電線Aとの接続部分について説明したが、例
えば、ディストリビュータと高圧抵抗電線Aとの接続部
分についても適用できる。即ち、前記コイル側コネクタ
10と同一構造のディストリビュータ側コネクタをディ
ストリビュータに設けておくと、前記電線側コネクタ2
0をそのディストリビュータ側コネクタに連結すること
ができ、ディストリビュータと点火プラグとを電気的に
接続することができる。
と高圧抵抗電線Aとの接続部分について説明したが、例
えば、ディストリビュータと高圧抵抗電線Aとの接続部
分についても適用できる。即ち、前記コイル側コネクタ
10と同一構造のディストリビュータ側コネクタをディ
ストリビュータに設けておくと、前記電線側コネクタ2
0をそのディストリビュータ側コネクタに連結すること
ができ、ディストリビュータと点火プラグとを電気的に
接続することができる。
【0026】
【発明の効果】以上のように、この発明の内燃機関用高
圧電線の端末部構造では、コイル側ハウジング又はディ
ストリビュータ側ハウジングと前記電線側ハウジングと
の間に形成される隙間をシールするゴムリングのみが高
価な含油ゴムによって形成されているため、全体として
の含油ゴムの使用量が少なく、従来品に比べて材料コス
トの低減を図ることができる。また、高圧抵抗電線と電
線側ハウジングとの間に形成される隙間をシールするゴ
ムカバーが含油ゴムによって形成されていないので、高
圧抵抗電線とゴムカバーとの間の接着性がよく、電気的
なシール性能の点においても従来品に比べて有利にな
る。
圧電線の端末部構造では、コイル側ハウジング又はディ
ストリビュータ側ハウジングと前記電線側ハウジングと
の間に形成される隙間をシールするゴムリングのみが高
価な含油ゴムによって形成されているため、全体として
の含油ゴムの使用量が少なく、従来品に比べて材料コス
トの低減を図ることができる。また、高圧抵抗電線と電
線側ハウジングとの間に形成される隙間をシールするゴ
ムカバーが含油ゴムによって形成されていないので、高
圧抵抗電線とゴムカバーとの間の接着性がよく、電気的
なシール性能の点においても従来品に比べて有利にな
る。
【0027】また、高圧抵抗電線の芯線に対して前記ワ
イヤーバレルの内周面のみが接触するように、かつ前記
ワイヤーバレルのエッジが芯線に食い込まないように、
ワイヤーバレルを芯線に圧着するようにした電線側端子
を使用しているため、ワイヤーバレルによる圧着によっ
て芯線が断線することがなく、しかも、高圧抵抗電線が
芯線圧着部分で確実に電線側端子に固定されるので、十
分な保持力が確保される。このため、従来のように、高
圧抵抗電線に対する端子の保持力をインシュレーション
バレルによる高圧抵抗電線の絶縁被覆部における把持力
に頼る必要がないので、インシュレーションバレルを最
小限の長さに抑えることができ、接続部分が全体的に小
型化されると共にそれに伴う製造コストの低減を図るこ
とができる。
イヤーバレルの内周面のみが接触するように、かつ前記
ワイヤーバレルのエッジが芯線に食い込まないように、
ワイヤーバレルを芯線に圧着するようにした電線側端子
を使用しているため、ワイヤーバレルによる圧着によっ
て芯線が断線することがなく、しかも、高圧抵抗電線が
芯線圧着部分で確実に電線側端子に固定されるので、十
分な保持力が確保される。このため、従来のように、高
圧抵抗電線に対する端子の保持力をインシュレーション
バレルによる高圧抵抗電線の絶縁被覆部における把持力
に頼る必要がないので、インシュレーションバレルを最
小限の長さに抑えることができ、接続部分が全体的に小
型化されると共にそれに伴う製造コストの低減を図るこ
とができる。
【図1】この発明にかかる一実施例を示す断面図であ
る。
る。
【図2】同上の雌型端子を示す斜視図である。
【図3】同上のワイヤーバレルによるかしめかたを示す
断面図である。
断面図である。
【図4】(a)は同上のワイヤーバレルによる他のかし
めかたを示す斜視図、(b)は(a)のX−X線に沿っ
た断面図である。
めかたを示す斜視図、(b)は(a)のX−X線に沿っ
た断面図である。
【図5】(a)は同上のワイヤーバレルによる他のかし
めかたを示す斜視図、(b)は(a)のY−Y線に沿っ
た断面図である。
めかたを示す斜視図、(b)は(a)のY−Y線に沿っ
た断面図である。
【図6】従来例を示す断面図である。
10 コイル側コネクタ 11 雄型端子 12 コイル側ハウジング 13 被嵌合部 14 係止突起 20 電線側コネクタ 21 雌型端子 21a 嵌合部 21b ワイヤーバレル 21c インシュレーションバレル 22 電線側ハウジング 23 端子収容部 24 嵌合部 25 被嵌合部 26 係止片 27 ゴムリング 28 ゴムカバー A 高圧抵抗電線 a 芯線部分
Claims (2)
- 【請求項1】 点火コイル側に形成されたコイル側コネ
クタと、前記点火コイルと点火プラグとを接続する高圧
抵抗電線の一端に取り付けられ、前記コイル側コネクタ
に着脱自在に嵌合される電線側コネクタとからなり、 前記コイル側コネクタは、点火コイルに電気的に接続さ
れる点火コイル側端子と、この点火コイル側端子を収
容、保持するコイル側ハウジングとを備え、 前記電線側コネクタは、前記高圧抵抗電線の芯線に電気
的に接続される電線側端子と、この電線側端子が装着さ
れる電線側ハウジングと、前記高圧抵抗電線と電線側ハ
ウジングとの間に形成される隙間をシールするゴムカバ
ーと、前記コイル側コネクタに電線側コネクタが嵌合し
た状態で、前記コイル側ハウジングと前記電線側ハウジ
ングとの間に形成される隙間をシールするゴムリングと
を備え、前記ゴムリングのみを含油ゴムによって形成
し、 前記ゴムカバーが、前記高圧抵抗線の絶縁被覆部がエチ
レンプロピレンジェンゴム又はシリコーンゴムによって
形成されるのに対応して、エチレンプロピレンジェンゴ
ム又はシリコーンゴムによって形成されており、 前記高圧抵抗電線の前記芯線が、テンションメンバーの
上に耐熱ゴムを押し出し、さらにその上に抵抗線を巻き
付けて形成されており、 前記電線側端子には、前記高圧抵抗電線の芯線を把持す
るワイヤバレルと、前記高圧抵抗電線の絶縁被覆部を把
持するインシュレーションバレルとを設け、 前記高圧抵抗電線の前記芯線に対して前記ワイヤーバレ
ルの内周面のみが接触するように、かつ前記ワイヤーバ
レルのエッジが前記芯線に食い込まないように、前記ワ
イヤーバレルを前記芯線に圧着することで、前記電線側
端子と前記高圧抵抗電線とを電気的に接続すると共に固
定支持するようにした 内燃機関用高圧電線の端末部構
造。 - 【請求項2】 ディストリビュータ側に形成されたディ
ストリビュータ側コネクタと、前記ディストリビュータ
と点火プラグとを接続する高圧抵抗電線の一端に取り付
けられ、前記ディストリビュータ側コネクタに着脱自在
に嵌合される電線側コネクタとからなり、 前記ディストリビュータ側コネクタは、ディストリビュ
ータに電気的に接続されるディストリビュータ側端子
と、このディストリビュータ側端子を収容、保持するデ
ィストリビュータ側ハウジングとを備え、 前記電線側コネクタは、前記高圧抵抗電線の芯線に電気
的に接続される電線側端子と、この電線側端子が装着さ
れる電線側ハウジングと、前記高圧抵抗電線と電線側ハ
ウジングとの間に形成される隙間をシールするゴムカバ
ーと、前記ディストリビュータ側コネクタに電線側コネ
クタが嵌合した状態で、前記ディストリビュータ側ハウ
ジングと前記電線側ハウジングとの間に形成される隙間
をシールするゴムリングとを備え、前記ゴムリングのみ
を含油ゴムによって形成し、 前記ゴムカバーが、前記高圧抵抗線の絶縁被覆部がエチ
レンプロピレンジェンゴム又はシリコーンゴムによって
形成されるのに対応して、エチレンプロピレンジェンゴ
ム又はシリコーンゴムによって形成されており、 前記高圧抵抗電線の前記芯線が、テンションメンバーの
上に耐熱ゴムを押し出し、さらにその上に抵抗線を巻き
付けて形成されており、 前記電線側端子には、前記高圧抵抗電線の芯線を把持す
るワイヤバレルと、前記高圧抵抗電線の絶縁被覆部を把
持するインシュレーションバレルとを設け、 前記高圧抵抗電線の前記芯線に対して前記ワイヤーバレ
ルの内周面のみが接触するように、かつ前記ワイヤーバ
レルのエッジが前記芯線に食い込まないように、前記ワ
イヤーバレルを前記芯線に圧着することで、前記電線側
端子と前記高圧抵抗電線とを電気的に接続すると共に固
定支持するようにした 内燃機関用高圧電線の端末部構
造。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP6275196A JP3028735B2 (ja) | 1994-11-09 | 1994-11-09 | 内燃機関用高圧電線の端末部構造 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP6275196A JP3028735B2 (ja) | 1994-11-09 | 1994-11-09 | 内燃機関用高圧電線の端末部構造 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH08138763A JPH08138763A (ja) | 1996-05-31 |
JP3028735B2 true JP3028735B2 (ja) | 2000-04-04 |
Family
ID=17552028
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP6275196A Expired - Lifetime JP3028735B2 (ja) | 1994-11-09 | 1994-11-09 | 内燃機関用高圧電線の端末部構造 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP3028735B2 (ja) |
Families Citing this family (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
EP1666528B1 (en) * | 2001-12-28 | 2008-02-20 | Mitsui Chemicals, Inc. | Rubber composition for top cover gaskets for hard disk drives |
-
1994
- 1994-11-09 JP JP6275196A patent/JP3028735B2/ja not_active Expired - Lifetime
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPH08138763A (ja) | 1996-05-31 |
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