JP2000110698A - 点火ケーブル用の接続装置 - Google Patents

点火ケーブル用の接続装置

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JP2000110698A
JP2000110698A JP10282531A JP28253198A JP2000110698A JP 2000110698 A JP2000110698 A JP 2000110698A JP 10282531 A JP10282531 A JP 10282531A JP 28253198 A JP28253198 A JP 28253198A JP 2000110698 A JP2000110698 A JP 2000110698A
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JP
Japan
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terminal
high voltage
hole
coil spring
sleeve
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JP10282531A
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English (en)
Inventor
Keiichi Nakajima
圭一 中島
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Sumitomo Wiring Systems Ltd
Original Assignee
Sumitomo Wiring Systems Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 簡易な構成で、高圧端子と高電圧供給端子間
に介装されるコイルバネのより確実な脱落防止が可能
で、かつ、両端子をより確実な接続状態で保持すること
が可能な点火ケーブル用の接続装置を提供すること。 【解決手段】 点火ケーブル1端部に取付けられた高圧
端子2のピン状端子部5の一側には係止凸部6を形成す
る。高電圧供給側端子10の端子ハウジング11には、
収容部14を形成する。収容部14の基底部側の収容孔
部12には、有底の筒状端子15がインサート成形され
る。この筒状端子15内にはスリーブ端子19が抜止め
状態に収容される。コイルバネ16は、その一端がスリ
ーブ端子19の一端側端面によって収容孔部12の基底
部側に押付けられた状態で保持される。また、コイルバ
ネ16を圧縮させた状態でスリーブ端子19の一側部に
形成された割溝20の係止段部20dに係止凸部6を係
合させることによって、高圧端子2と高電圧供給側端子
10とが抜止め状態に接続される。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、自動車の内燃機
関等において、点火ケーブルの端部に取付けられた高圧
端子を、点火コイルで発生させた高電圧の供給端子に接
続するための点火ケーブル用の接続装置に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、この種の点火ケーブル用の接続装
置としては、例えば、特開平7−301170号公報や
特開平9−106838号公報に開示の如く、点火ケー
ブル側の高圧端子及び高電圧供給側の端子をそれぞれ互
いに嵌合可能な雄端子又は雌端子の形状に形成し、両者
の嵌合構造によって、それらの間の電気的接続を図るの
が一般的であった。
【0003】このような構成の接続装置では、例えば、
点火プラグ点火用の高電圧を印加するような使用時等に
おいて、高圧端子と高電圧供給側端子間の低電圧での電
気的接触信頼性が確保されておらず低圧電流を流す必要
がある場合問題となっていた。
【0004】そこで、これを回避するため、例えば、特
開平7−106166号公報に開示の如く、点火ケーブ
ル側の高圧端子と高電圧供給側の端子との間に、コイル
バネを圧縮状態で介装させ、このコイルバネの弾性復元
力によって両端子間の電気的接触信頼性を充分に確保し
ようとするものがある。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上述の
ような構成の接続装置では、コイルバネを高圧端子又は
高電圧供給側端子から外れないように取付けておく必要
がある。これは、例えば、自動車の組立前においては、
高圧端子と高電圧供給側端子とが互いに接続されない状
態で、その高電圧供給側端子側の部品が単独で輸送等さ
れる場合があり、このような場合に、コイルバネが脱落
してしまわないようにするためである。
【0006】コイルバネの脱落を防止する構成として、
例えば、上述の特開平7−106166号公報に開示の
ものでは、コイルバネをねじ止めによって取付ける構成
を採用しているが、そのようなねじ止めの構成自体が複
雑であると共にその組立も面倒であるという問題があ
る。
【0007】その他にも、コイルバネの一部の外径寸法
を、これを収容する筒状端子の内径寸法よりも若干大き
くして、当該コイルバネの脱落を防止する等の構成があ
げられるが、このような構成では、組付性が悪い等の問
題がある。
【0008】また、高圧端子と高電圧供給側端子との間
にコイルバネを圧縮状態で介装させる構成の接続装置で
は、両端子間に接続解除方向への力が作用することにな
るから、両端子を簡易な構成で確実に接続状態で保持す
ることが要請される。
【0009】そこで、この発明は上述したような各問題
を解決すべくなされたもので、第1の目的は、簡易な構
成で高圧端子と高電圧供給端子間に介装されるコイルバ
ネのより確実な脱落防止することが可能な点火ケーブル
用の接続装置を提供することであり、第2の目的は、簡
易な構成で、この第1の目的を達成すると共に、高圧端
子と高電圧供給端子をより確実な接続状態で保持するこ
とが可能な点火ケーブル用の接続装置を提供することを
目的とする。
【0010】
【課題を解決するための手段】上記の第1の目的を達成
するため、この発明の請求項1記載の点火ケーブル用の
接続装置は、点火ケーブル端部に取付けられた高圧端子
を、高電圧供給側端子に接続するための点火ケーブル用
の接続装置であって、前記高圧端子がピン状端子部を備
え、前記高電圧供給側端子が、基底部側に位置する円筒
状の収容孔部と開口部側に位置して開口側に向け拡開す
るラッパ状のガイド孔部とが基底部側に面する係止面を
有する段部を介して連接されてなる収容部が形成された
端子ハウジングと、前記収容孔部内に嵌合収容された筒
状端子と、弾性材によって略筒状に形成されると共に、
その一側部に割溝が形成され、縮径変形させながら前記
ガイド孔部を通って前記収容孔部内に挿入させその収容
孔部内で原形復帰させることにより前記段部に係合して
その収容孔部内に抜止め保持されたスリーブ端子と、前
記ガイド孔部を通って前記収容孔部内に挿入され、基端
部に形成された拡径部が、前記スリーブ端子により前記
収容孔部の基底部側に押し込まれた状態で抜止め保持さ
れて、その収容孔部内で前記筒状端子と電気的に導通さ
れたコイルバネと、を備え、前記高圧端子のピン状端子
部を前記ガイド孔部を通って前記収容孔部に挿入して、
前記ピン状端子部で前記コイルバネを押込んで圧縮させ
た状態で、前記高圧端子を前記高電圧供給側端子に接続
している。
【0011】さらに、上記第2の目的を達成するため、
請求項2記載の点火ケーブル用の接続装置では、前記ピ
ン状端子の一側部に係止凸部が形成されると共に、前記
スリーブ端子の割溝に基底部側に面する係止面を有する
係止段部が設けられ、前記係止凸部を前記割溝に沿って
移動させて前記高圧端子のピン状端子部を前記ガイド孔
部を通って前記収容孔部に挿入した状態で、前記高圧端
子をその周方向に相対的に回転させることにより、前記
係止凸部を前記割溝の係止段部に係合させて前記高圧端
子を前記高電圧供給側端子に接続している。
【0012】
【発明の実施の形態】以下、この発明にかかる一実施形
態の点火ケーブル用の接続装置について説明する。
【0013】この点火ケーブル用の接続装置は、図1に
示すように、点火ケーブル1の端部に取付けられた高圧
端子2と、点火コイル装置又はディストリビュータ装置
に設けられた高電圧供給側端子10とを備える。
【0014】高圧端子2は、金属等の導電性材料により
形成され、点火ケーブル1の被覆部1a端部に圧着され
る圧着抱持部4とピン状端子部5とが一直線上に連接さ
れてなる。
【0015】そして、点火ケーブル1端部に皮剥ぎ露出
させた芯線部(図示省略)をその端部の被覆部1aで折
り返した状態で、当該端部の被覆部1aに上記圧着抱持
部4を圧着抱持させることにより、その点火ケーブル1
の芯線部と高圧端子2間の電気的接続がなされる構成と
なっている。
【0016】ピン状端子部5は、先端部がやや先細り状
に丸められた細長棒状に形成され、その一側部の長手方
向略中間位置に外側に突出する係止凸部6が形成されて
いる。
【0017】また、点火ケーブル1端部には、ゴム等の
非導電性弾性材によって形成されたキャップ7が取付け
られる。
【0018】キャップ7は、点火ケーブル1の外径寸法
とほぼ同じ内径寸法の取付部8とその取付部8よりも大
きな内径寸法のカバー部9とから構成される。そして、
そのカバー部9によってピン状端子部5の周囲を覆うよ
うにして、取付部8を点火ケーブル1端部の前記圧着抱
持部4が圧着された部分近傍に外嵌めすることによっ
て、キャップ7が点火ケーブル1の端部に取付けられる
ことになる。
【0019】なお、カバー部9は、後述する端子ハウジ
ング11の外周囲を覆ってその外周面に密着可能な大き
さに仕上げられており、高圧端子2と高電圧供給側端子
10とを接続した状態で、それらの接続部分の防水・防
塵等が図られるように構成されている。
【0020】一方、高電圧供給側端子10は、図1及び
図2に示すように、点火コイル装置又はディストリビュ
ータ装置のケースハウジング等に一体成形された端子ハ
ウジング11と、この端子ハウジング11内に配設され
た筒状端子15,コイルバネ16及びスリーブ端子19
とを備える。
【0021】上記端子ハウジング11は、その内部に収
容部14が形成された略筒状に形成される。
【0022】収容部14は、その基底部側に位置する円
筒状の収容孔部12と開口部側に位置して開口側に向け
て拡開するラッパ状のガイド孔部13とが段部14aを
介して連接されてなる。
【0023】ガイド孔部13の内周面は、その基底部側
に向かうに従って順次内径寸法が小さくなるテーパ周面
に仕上げられており、その基底部側の端縁部分の内径寸
法が収容孔部12の内径寸法よりも若干小さくなるよう
に仕上げられている。そして、ガイド孔部13と収容孔
部12とが、基底部側に面する係止面を有する段部14
aを介して連接された形状となっている。
【0024】また、収容孔部12内には、インサート成
形等によって筒状端子15が配設される。
【0025】筒状端子15は、金属等の導電性材料によ
って形成され、収容孔部12の内周面形状に対応する形
状の有底の筒状部分15aの底部(基底部側)にバー状
又はロッド状の電極部15bが延設されてなる。
【0026】そして、筒状部分15aを収容孔部12内
に密着嵌合させると共に、電極部15bを収容孔部12
の基底部に埋設した状態で、筒状端子15が端子ハウジ
ング11に取付けられている。
【0027】ここで、筒状部分15aの内径寸法は、ガ
イド孔部13の基底部側の端縁部分の内径寸法よりもや
や大きく仕上げられており、従って、上述のように筒状
端子15を収容孔部12内に配設した状態でも、段部1
4aの係止面が筒状部分15aの内周面よりも内方へ突
出した状態となっている。
【0028】なお、端子ハウジング11の基底部に埋設
された上記電極部15bは、ケースハウジング内で点火
コイルの二次側コイルからの導線等に電気的に接続され
るようになっている。
【0029】また、コイルバネ16は、バネ性を有する
金属等の導電性材料によって形成されたもので、バネ本
体部分17の一端部側(基底部側)がそのバネ本体部分
17の外径寸法よりもやや大きな外径寸法の拡径部分1
8に仕上げられる。なお、このコイルバネ16には、エ
ンジンの振動による共振によって瞬断が生じないよう
に、適切なバネ定数を設定したものが適宜用いられる。
【0030】上記バネ本体部分17の内径寸法は、ピン
状端子部5の外径寸法よりも小さく仕上げられており、
後述するようにピン状端子部5をコイルバネ16の他端
側(開口部側)に押付けた際に、そのピン状端子部5が
コイルバネ16内に入り込まずに当該コイルバネ16を
圧縮可能なように構成される。
【0031】また、拡径部分18の外径寸法は、ガイド
孔部13の基底部側の端縁部分の内径寸法よりも小さく
仕上げてあり、コイルバネ16をガイド孔部13を通っ
て収容孔部12内に挿入可能なように構成される。
【0032】スリーブ端子19は、バネ性を有する金属
等の導電性材によって形成され、上記筒状端子15の内
周面形状に対応する形状の略筒状に形成される。
【0033】このスリーブ端子19の一側部にはピン状
端子部5の係止凸部6が挿通可能な割溝20が形成さ
れ、この割溝20の端子長手方向に延びる一端側部分2
0a(基底部側)及び同じく端子長手方向に延びる他端
側部分20b(開口部側)がスリーブ端子19の周方向
に若干偏位した位置に形成されている。
【0034】そして、上記一端側部分20aと他端側部
分20b間では、割溝20の一側縁部が当該一端側部分
20aから他端側部分20bに向けて端子長手方向に対
し傾斜した傾斜部20eに仕上げられると共に、割溝2
0の他方側縁部が端子長手方向にほぼ直交して基底部側
に面する係止面を有する係止段部20dに仕上げられて
いる。
【0035】また、割溝20の他端側部分20bの開口
側端部領域にその外方に向けて順次拡開するガイド部2
0cが形成されており、この割溝20に係止凸部6を挿
入する際に当該挿入が容易に行われるようになってい
る。
【0036】このスリーブ端子19の外径寸法は、ガイ
ド孔部13の基底部側の端縁部分の内径寸法よりも若干
大きく仕上げられている。
【0037】そして、スリーブ端子19を収容部14内
に挿入する際には、まず、上記割溝20の間隔寸法を狭
めるようにしてスリーブ端子19を縮径変形させた状態
で、スリーブ端子19をガイド孔部13内に挿入する。
そのまま、スリーブ端子19をさらに深く押し込むと、
当該スリーブ端子19は、ガイド孔部13の基底部側の
端縁部分を摺動しながら通過して、収容孔部12内に挿
入される。スリーブ端子19が収容孔部12内に完全に
挿入されると、スリーブ端子19は、収容孔部12内で
元の外径寸法となるべく弾性復元力により弾性復帰し
て、その他端(開口部)側端面が収容部14の段部14
aの係止面と当接し合うので、当該スリーブ端子19が
収容孔部12内に抜止め状態で保持されることになる。
【0038】さらに、スリーブ端子19の内径寸法は、
コイルバネ16の拡径部分18の外径寸法よりも若干小
さく仕上げられている。
【0039】従って、既に述べたように、コイルバネ1
6の拡径部分18を収容部14の基底部側に向けた姿勢
でそのコイルバネ16を収容孔部12内に収容した後、
スリーブ端子19をガイド孔部13を通って収容孔部1
2内に挿入すると、スリーブ端子19がその収容孔部1
2内でコイルバネ16のバネ本体部分17に外嵌めされ
てスリーブ端子19の一端側端面がコイルバネ16の拡
径部分18に当接することになる。なお、この際、コイ
ルバネ16とスリーブ端子19とを組み合わせて同時に
収容孔部12内にはめ込んでもよい。そして、スリーブ
端子19が収容孔部12内に完全に挿入された状態で、
コイルバネ16の拡径部分18がスリーブ端子19の一
端側端面によって筒状端子15の底部内面に押付けられ
た状態で収容孔部12内に抜止め保持されることにな
る。
【0040】このとき、コイルバネ16は、その拡径部
分18が筒状端子15の底部内面に押し付けられてその
筒状端子15と電気的に導通された構成となる。
【0041】このように構成された高圧端子2と高電圧
供給側端子10との接続方法について図3を参照して説
明する。
【0042】即ち、高圧端子2と高電圧供給側端子10
とを接続するに際しては、まず、ピン状端子部5をガイ
ド孔部13を通って収容孔部12内に挿入する。このと
き、ピン状端子部5の係止凸部6をスリーブ端子19の
割溝20に沿って移動させ、かつ、ピン状端子部5の先
端部でコイルバネ16の他端部を押し込むようにしてコ
イルバネ16を圧縮変形させるようにする。そして、係
止凸部6がスリーブ端子19の略中間に位置するまでピ
ン状端子部5を挿入してから、高圧端子2をその周方向
に高電圧供給側端子10に対して相対的に回転させるこ
とにより、コイルバネ16の付勢力を利用して係止凸部
6を割溝20の係止段部20dに係合させる。これによ
り、収容孔部12の基底部と高圧端子2の先端部の間で
コイルバネ16が圧縮された状態で、高電圧供給側端子
10と高圧端子2とが互いに抜止め状態で接続される。
このとき、筒状端子15は、その底部がコイルバネ16
の拡径部分18に接触しており、このコイルバネ16を
介して、ピン状端子部5との間に電気的導通が得られる
ことになる。なお、キャップ7のカバー9が、同時に端
子ハウジング11の外周面に密着嵌合される。
【0043】以上のように構成された点火ケーブル用の
接続装置によると、コイルバネ16が圧縮された状態で
高圧端子2が高電圧供給側端子10に接続されるため、
両端子2,10間の電気的接触信頼性の向上が図られ
る。
【0044】そして、スリーブ端子19を収容部14の
段部14aに係合させて収容孔部12内に抜止め保持さ
せ、そのスリーブ端子19によって、上記コイルバネ1
6を収容孔部12の基底部側に押し込んだ状態で抜止め
保持させているので、比較的簡易な構成によって、高圧
端子2と高電圧供給側端子10とが互いに接続されてい
ない状態で高電圧供給側端子10側の部品を輸送した場
合等におけるコイルバネ16の脱落を防止することがで
きる。
【0045】さらに、収容孔部12内に抜止め保持され
たスリーブ端子19の一側部に係止段部20dを有する
割溝20を形成し、高圧端子2のピン状端子部5の一側
部に形成された係止凸部6をその割溝20に沿って移動
させながらピン状端子部5をガイド孔部13を通って収
容孔部12に挿入し、それから高圧端子2をその周方向
に相対的に回転させることによって、係止凸部6をコイ
ルバネ16の付勢力を利用して割溝20の係止段部20
dに係合させて、高圧端子2と高電圧供給側端子10と
を接続する構成としているので、それら端子2.20を
より簡易な接続動作でかつより確実に抜止め状態で接続
保持することが可能となる。
【0046】すなわち、スリーブ端子19を用いた簡易
な構成によって、コイルバネ16の脱落防止と、両端子
2.20をより簡易な接続動作でかつより確実に抜止め
状態で接続保持することとが同時に実現されることにな
る。
【0047】また、ピン状端子部5の係止凸部6を係合
させるための構造を、端子ハウジング11にインサート
成形等で埋設した収容孔部12に形成せず、端子ハウジ
ング11とは別個独立に製造されるスリーブ端子19に
形成しているので、この点において高電圧供給側端子1
0の製造が容易にかつ安価に製造することができる。
【0048】なお、コイルバネ16の拡径部分18の外
径寸法は筒状端子15の内径寸法とほぼ同じに仕上げら
れていてもよい。この場合には、拡径部分18を縮径変
形させつつ、コイルバネ16を収容孔部12内に挿入す
ればよい。
【0049】
【発明の効果】以上のように、この発明の請求項1記載
の点火ケーブル用の接続装置によると、コイルバネを圧
縮させた状態で高圧端子が高電圧供給側端子に接続され
るため、両者間の電気的接触信頼性の向上が図られる。
【0050】そして、スリーブ端子を収容部の段部に係
合させてその収容孔部内に抜止め保持させ、そのスリー
ブ端子によって、上記コイルバネを収容孔部の基底部側
に押し込んだ状態で抜止め保持させているので、比較的
簡易な構成によって、高圧端子と高電圧供給側端子とが
互いに接続されていない状態で高電圧供給側端子側の部
品を輸送した場合等におけるコイルバネの脱落を防止す
るという第1の目的が達成される。
【0051】また、請求項2に記載のように、ピン状端
子の一側部に係止凸部を形成すると共に、スリーブ端子
の割溝に基底部側に面する係止面を有する係止段部を設
け、係止凸部を割溝に沿って移動させて高圧端子のピン
状端子部をガイド孔部を通って収容孔部に挿入した状態
で、高圧端子をその周方向に相対的に回転させることに
より、係止凸部を前記割溝の係止段部に係合させて高圧
端子を前記高電圧供給側端子に接続すると、両者をより
確実な接続状態で保持することが可能となる。
【0052】そして、このようにスリーブ端子を用いた
簡易な構成により、コイルバネの脱落防止を図ると共
に、両端子をより確実に接続状態で保持するという両機
能が実現されるので、本発明の第2の目的が達成される
ことになる。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明にかかる一実施形態の点火ケーブル用
の接続装置を示す分解図である。
【図2】高電圧供給側端子の要部拡大断面図である。
【図3】高電圧供給側端子と高圧端子とを接続した状態
を示す断面図である。
【符号の説明】
1 点火ケーブル 2 高圧端子 5 ピン状端子部 6 係止凸部 10 高電圧供給側端子 11 端子ハウジング 12 収容孔部 13 ガイド孔部 14 収容部 14a 段部 15 筒状端子 16 コイルバネ 18 拡径部分 19 スリーブ端子 20 割溝 20d 係止段部

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 点火ケーブル端部に取付けられた高圧端
    子を、高電圧供給側端子に接続するための点火ケーブル
    用の接続装置であって、 前記高圧端子がピン状端子部を備え、 前記高電圧供給側端子が、 基底部側に位置する円筒状の収容孔部と開口部側に位置
    して開口側に向け拡開するラッパ状のガイド孔部とが基
    底部側に面する係止面を有する段部を介して連接されて
    なる収容部が形成された端子ハウジングと、 前記収容孔部内に嵌合収容された筒状端子と、 弾性材によって略筒状に形成されると共に、その一側部
    に割溝が形成され、縮径変形させながら前記ガイド孔部
    を通って前記収容孔部内に挿入させその収容孔部内で原
    形復帰させることにより前記段部に係合してその収容孔
    部内に抜止め保持されたスリーブ端子と、 前記ガイド孔部を通って前記収容孔部内に挿入され、基
    端部に形成された拡径部が、前記スリーブ端子により前
    記収容孔部の基底部側に押し込まれた状態で抜止め保持
    されて、その収容孔部内で前記筒状端子と電気的に導通
    されたコイルバネと、を備え、 前記高圧端子のピン状端子部を前記ガイド孔部を通って
    前記収容孔部に挿入して、前記ピン状端子部で前記コイ
    ルバネを押込んで圧縮させた状態で、前記高圧端子を前
    記高電圧供給側端子に接続した点火ケーブル用の接続装
    置。
  2. 【請求項2】 前記ピン状端子の一側部に係止凸部が形
    成されると共に、前記スリーブ端子の割溝に基底部側に
    面する係止面を有する係止段部が設けられ、 前記係止凸部を前記割溝に沿って移動させて前記高圧端
    子のピン状端子部が前記ガイド孔部を通って前記収容孔
    部に挿入された状態で、前記高圧端子をその周方向に相
    対的に回転させることにより、前記係止凸部を前記割溝
    の係止段部に係合させて前記高圧端子を前記高電圧供給
    側端子に接続した請求項1記載の点火ケーブル用の接続
    装置。
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