JP2000154773A - 点火ケーブル用高圧端子 - Google Patents

点火ケーブル用高圧端子

Info

Publication number
JP2000154773A
JP2000154773A JP10325098A JP32509898A JP2000154773A JP 2000154773 A JP2000154773 A JP 2000154773A JP 10325098 A JP10325098 A JP 10325098A JP 32509898 A JP32509898 A JP 32509898A JP 2000154773 A JP2000154773 A JP 2000154773A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
terminal
diameter
spring member
ignition cable
voltage terminal
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP10325098A
Other languages
English (en)
Inventor
Taketo Uchiyama
健人 内山
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Sumitomo Wiring Systems Ltd
Original Assignee
Sumitomo Wiring Systems Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Sumitomo Wiring Systems Ltd filed Critical Sumitomo Wiring Systems Ltd
Priority to JP10325098A priority Critical patent/JP2000154773A/ja
Priority to US09/440,086 priority patent/US6206709B1/en
Priority to CN99124461.3A priority patent/CN1254972A/zh
Publication of JP2000154773A publication Critical patent/JP2000154773A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Classifications

    • HELECTRICITY
    • H01ELECTRIC ELEMENTS
    • H01RELECTRICALLY-CONDUCTIVE CONNECTIONS; STRUCTURAL ASSOCIATIONS OF A PLURALITY OF MUTUALLY-INSULATED ELECTRICAL CONNECTING ELEMENTS; COUPLING DEVICES; CURRENT COLLECTORS
    • H01R13/00Details of coupling devices of the kinds covered by groups H01R12/70 or H01R24/00 - H01R33/00
    • H01R13/02Contact members
    • H01R13/22Contacts for co-operating by abutting
    • H01R13/24Contacts for co-operating by abutting resilient; resiliently-mounted
    • H01R13/2407Contacts for co-operating by abutting resilient; resiliently-mounted characterized by the resilient means
    • H01R13/2421Contacts for co-operating by abutting resilient; resiliently-mounted characterized by the resilient means using coil springs
    • HELECTRICITY
    • H01ELECTRIC ELEMENTS
    • H01RELECTRICALLY-CONDUCTIVE CONNECTIONS; STRUCTURAL ASSOCIATIONS OF A PLURALITY OF MUTUALLY-INSULATED ELECTRICAL CONNECTING ELEMENTS; COUPLING DEVICES; CURRENT COLLECTORS
    • H01R13/00Details of coupling devices of the kinds covered by groups H01R12/70 or H01R24/00 - H01R33/00
    • H01R13/02Contact members
    • H01R13/15Pins, blades or sockets having separate spring member for producing or increasing contact pressure
    • H01R13/187Pins, blades or sockets having separate spring member for producing or increasing contact pressure with spring member in the socket
    • HELECTRICITY
    • H01ELECTRIC ELEMENTS
    • H01TSPARK GAPS; OVERVOLTAGE ARRESTERS USING SPARK GAPS; SPARKING PLUGS; CORONA DEVICES; GENERATING IONS TO BE INTRODUCED INTO NON-ENCLOSED GASES
    • H01T13/00Sparking plugs
    • H01T13/02Details
    • H01T13/04Means providing electrical connection to sparking plugs

Landscapes

  • Spark Plugs (AREA)
  • Ignition Installations For Internal Combustion Engines (AREA)
  • Springs (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 点火プラグのターミナル端子とのより確実な
電気的接続を図るためのスプリング部材を、端子部内に
収容させた状態でより容易にかつより正確な位置で取付
けることが可能な点火ケーブル用高圧端子を提供するこ
と。 【解決手段】 スプリング部材50の両端部がその長手
方向中間部分の径寸法よりも大きな径寸法の径大部分5
1に仕上げられる。略筒状の端子部30内にスプリング
部材50を収容配置した状態で、その端子部30にCリ
ング部材40を外嵌めする。Cリング部材40の各突部
が端子部30内に突出し、これによりスプリング部材5
0の一端側の径大部分51が当接片23と端子部30内
に突出した前記各突部間に位置決め規制された状態で、
端子部30内に収容配置される。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、点火ケーブル
を、点火プラグのターミナル端子等の略柱状の端子に接
続するための点火ケーブル用高圧端子に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、点火ケーブルと点火プラグとの接
続部の構造は、図10に示すように構成されていた。
【0003】この接続部の構造では、点火プラグPがそ
の上部の碍子部Pgを突出させた状態でエンジン本体E
に取付けられている。この碍子部Pgの上部には、点火
コイルからの二次高電圧印加用のギボシ形状をした略柱
状のターミナル端子Ptが突出している。また、ゴムブ
ーツ100内に点火ケーブルK端部の高圧端子110が
収容配置され、このゴムブーツ100が点火プラグPの
碍子部Pgに嵌合されてその内部で高圧端子110とタ
ーミナル端子Ptとが電気的に接続された状態で保持さ
れる。また、上記ゴムブーツ100が金属製の遮熱部材
105により覆われており、これにより排気管等の熱発
生源からの輻射熱を遮蔽してゴムブーツ100の熱劣化
が防止される構成となっている。
【0004】ここで、高圧端子110は、図11に示す
ように、両側先端部に爪部111が形成された樋状の圧
着抱持部112の一端側に筒状の端子部114が連結部
116を介して直線上に連接されてなる。また、連結部
116及び端子部114の底部の一部が上方に切り起こ
されて圧着抱持部112と端子部114の間に突設する
当接片117が形成される。そして、点火ケーブルKの
端部を圧着抱持部112内に収容してその端部を当接片
117に押し当てた状態で、当該圧着抱持部112を内
側にカシメて爪部111が点火ケーブルKの外周部に食
い込むように圧着することにより、高圧端子110が点
火ケーブルK端部に取付けられる構成となっている。
【0005】また、上記端子部114には略C字状の弾
性Cリング部材118が外嵌めされる。このCリング部
材118は、図12に示すように、端子部114に外嵌
め可能な略C字状に形成され、その内周面の両側部に内
方へ向け突出する一対の突部119が形成される。一
方、端子部114の両側部外周面にこれら突部119が
係合可能な一対の係止孔部115が形成される。そし
て、各突部119を各係止孔部115に係合させるよう
にしてCリング部材118を端子部114に外嵌めする
ことにより、Cリング部材118を高圧端子110に固
定している。
【0006】この高圧端子110には、その端子部11
4内に点火プラグPのターミナル端子Ptを挿入嵌合さ
せることによって、高圧端子110と点火プラグPのタ
ーミナル端子Ptとが電気的に接続されるように構成さ
れる。
【0007】ところで、かかる構成の高圧端子110を
用いた点火ケーブルKと点火プラグPとの接続部の構造
を組立てた場合、ゴムブーツ100が点火プラグPの碍
子部Pgに嵌合された状態で、ターミナル端子Ptが高
圧端子110内に深く挿入されて両者の嵌合が充分にな
されている必要がある。これは、例えば、ゴムブーツ1
00が碍子部Pgに嵌合された状態で、ターミナル端子
Ptの端子部114内への挿入が浅く両者の嵌合が不十
分であると、高圧端子110とターミナル端子Ptとの
電気的接続不良により、エンジンの失火、停止等を引き
起こす恐れがあるからである。また、ターミナル端子P
tの端子部114内への挿入が浅くなくても、両者の相
対的な位置関係がずれるなど不適切であると、エンジン
振動等により高圧端子110及びターミナル端子Ptが
摩耗して、高圧端子110とターミナル端子Ptとの電
気的接続不良が生じ、エンジンの失火、停止等を引き起
こす恐れがあるからでもある。
【0008】これを防止するためには、ゴムブーツ10
0や高圧端子110等の各部品の寸法精度の向上及びそ
れら各部分特に高圧端子110のゴムブーツ100内へ
の組付位置の精度向上を図る必要があり、本構造の全体
的なコストアップ及び組立能率の低下を招いていた。
【0009】そこで、高圧端子110とターミナル端子
Ptとの電気的接続を確実にさせる構成として、図13
や図14に示すように、スプリング部材を用いたものが
ある。
【0010】図13に示す高圧端子140には、その略
筒状の端子部142の周壁に内部に向けて膨出するスト
ッパ144がその全周にわたり形成される。一方、スプ
リング部材146は、その一端部が他の中間部分の径寸
法よりも大きな径寸法の径大部分146aに形成されて
いる。そして、その径大部分146aがストッパ144
を乗り越えてそのストッパ144の奥側に配置されるよ
うに、スプリング部材146を端子部142内に押し込
むことにより、当該スプリング部材146が端子部14
2内に抜止め状態で収容配置される構成としている。
【0011】この高圧端子140の端子部142内にタ
ーミナル端子Ptを挿入すると、スプリング部材146
が圧縮されてターミナル端子Ptに押付けられるように
付勢されるので、これにより高圧端子140とターミナ
ル端子Pt間の電気的接続がより確実になされることに
なる。
【0012】なお、この図13の高圧端子に関連する技
術として、実開平5ー66891号公報を挙げておく。
【0013】また、図14に示す高圧端子150は、そ
の略筒状の端子部152の周壁の一側に挿入口154が
形成されている。一方、この端子部152に外嵌めされ
るCリング部材158には、図14及び図15に示すよ
うに、前記挿入口154から端子部152内に挿入可能
な舌片159が形成されている。そして、Cリング部材
158を端子部152に外嵌めしてその舌片159を挿
入口154から端子部152内に挿入配置することによ
って、当該舌片159をスプリング部材156のピッチ
隙間に差し込んで、そのスプリング部材156の一端部
を端子部152内の所定位置に保持する構成となってい
る。
【0014】この高圧端子150でも、図13に示す場
合と同様に、端子部152内にターミナル端子Ptを挿
入すると、スプリング部材156が圧縮されてターミナ
ル端子Ptに押付けられるように付勢されるので、これ
により高圧端子150とターミナル端子Pt間の電気的
接続がより確実になされることになる。
【0015】なお、この図14の高圧端子に関連する技
術として実開平6−80295号公報を挙げておく。
【0016】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、図13
に示す高圧端子140では、非圧縮状態でスプリング部
材146の他端部が端子部142の開口部から外側に突
出しており、このため、この端子部142内に点火プラ
グPのターミナル端子Ptを挿入する際に、スプリング
部材146が端子部142の開口部に引っ掛かったり、
また、スプリング部材146が側方にずれてしまったり
することがある。
【0017】かといって単にスプリング部材146の他
端部が端子部142から外側に突出しないようにその内
部に完全に納まる形状にすれば済むというものでもな
い。というのは、そうした場合には、スプリング部材1
46の径大部分146aが端子部142のストッパ14
4を乗り越えるように、そのスプリング部材146を圧
縮させつつ端子部142内に奥深く押し込まないといけ
ないので、その端子部142内に挿入可能な専用の治具
が必要でしかもその押し込み作業自体も面倒となるから
である。
【0018】また、図14に示す高圧端子150では、
Cリング部材158の舌片159をスプリング部材15
6のピッチ隙間に差し込む構成となっているため、舌片
159がスプリング部材156のピッチ隙間の不正確な
位置に差し込まれたり、またこれにより当該スプリング
部材156が端子部152内に傾斜した姿勢で取付けら
れてしまうことがある。また、舌片159がスプリング
部材156のピッチ隙間でない部分、すなわち、スプリ
ング部材156そのものに押しあてられてしまい、スプ
リング部材156を変形させてしまうことがある。この
場合、車両の振動等によってスプリング部材156が破
壊されてしまうこともあり得る。
【0019】そこで、この発明は上述したような各問題
を解決すべくなされたもので、点火プラグのターミナル
端子等の略柱状の端子とのより確実な電気的接続を図る
ためのスプリング部材を、端子部内に収容させた状態で
より容易にかつより正確な位置で取付けることが可能な
点火ケーブル用高圧端子を提供することを目的とする。
【0020】
【課題を解決するための手段】上記の課題を解決するた
め、この発明の請求項1記載の点火ケーブル用高圧端子
は、点火ケーブルの端部に取付けられて他の略柱状の端
子に電気的に接続される点火ケーブル用高圧端子であっ
て、前記点火ケーブルの端部に圧着される圧着抱持部と
前記略柱状の端子が挿入嵌合される筒状の端子部とが連
結部を介して直線上に連接されてなり、前記連結部にそ
の内部に向けて当接片が突設されると共に、前記端子部
の前記連結部よりの位置の両側部に一対の係止孔部が形
成された端子本体と、少なくとも一端部がその長手方向
中間部分の径寸法よりも大きな径寸法の径大部分に仕上
げられ、前記端子部内に収容配置されたスプリング部材
と、略C字状に形成されたCリング本体部の内周面の両
側部に前記各係止孔部にそれぞれ係合可能な一対の突部
が突設され、前記各突部を前記各係止孔部にそれぞれ係
合させることにより前記端子部内に突出したそれら突部
によって、前記スプリング部材の径大部分を前記当接片
と前記各突部間に位置決め規制した状態で、前記端子部
に外嵌めされた弾性Cリング部材とを備えている。
【0021】なお、請求項2記載のように、前記スプリ
ング部材の両端部が、その長手方向中間部分の径寸法よ
りも大きな径寸法の径大部分に仕上げられていてもよ
い。
【0022】また、請求項3記載のように、前記両径大
部分のさらに外側の部分が、前記略柱状の端子の径寸法
よりも小さな径寸法の小径接触部分に仕上げられていて
もよい。
【0023】
【発明の実施の形態】以下、この発明にかかる一実施形
態について説明する。図1は、この発明にかかる点火ケ
ーブル用高圧端子20が適用された点火ケーブルKと点
火プラグPとの接続部の構造を示す断面図である。な
お、この点火ケーブル用高圧端子20は点火プラグPの
ターミナル端子Ptのみならず、他の略柱状の端子、例
えば、ディストリビュータ側の略柱状の端子等との接続
にあたっても適用することができる。
【0024】この接続部の構造では、点火プラグPがそ
の上部の碍子部Pgを突出させた状態でエンジン本体E
に取付けられている。この碍子部Pgの上部には、点火
コイルからの二次高電圧印加用のギボシ形状をした略柱
状のターミナル端子Ptが突出している。また、略筒状
のゴムブーツ1内に点火ケーブルKの端部の高圧端子2
0が収容配置される。この高圧端子20は、その上端面
をゴムブーツ1内の挿通孔2の内周面に形成された下向
きの段部2aに係合させることによって所定位置に位置
決め保持されている。また、このゴムブーツ1の下端部
が点火プラグPの碍子部Pgに嵌合されてその内部で高
圧端子20とターミナル端子Ptとが電気的に接続され
た状態で保持される。上記ゴムブーツ1は金属製の遮熱
部材5及び遮熱キャップ6により覆われており、これに
より排気管等の熱発生源からの輻射熱を遮蔽してゴムブ
ーツ1の熱劣化が防止される構成となっている。
【0025】以下では、この高圧端子20の詳細につい
て説明する。
【0026】この高圧端子20は、図2及び図3に示す
ように、圧着抱持部25と端子部30とが連結部22を
介して一直線上に連接されてなる端子本体21と、前記
端子部30内に収容配置されたスプリング部材50と、
前記端子部30に外嵌めされた弾性Cリング部材40と
を備える。
【0027】前記圧着抱持部25は略U字樋状に形成さ
れ、その両側先端部に複数の爪部26が形成されてい
る。そして、この圧着抱持部25内に点火ケーブルKの
端部を収容した状態で圧着抱持部25を内側にカシメて
各爪部26を点火ケーブルKの被覆部に食い込ませるこ
とにより、この高圧端子20が点火ケーブルKの端部に
圧着抱持されて取付けられる構成となっている。
【0028】また、端子部30はその内部にターミナル
端子Ptを挿入可能な略筒状に形成される。さらに、こ
の端子部30の前記連結部22よりの位置の両側部に
は、後述するCリング部材40の一対の突部42がそれ
ぞれ係合可能な一対の係止孔部31が形成されている。
【0029】これら連結部22及び端子部30の底部の
一部分には略U字状に切り欠みが入れられると共にその
切り欠まれた部分が連結部22内に略垂直に曲げ起こさ
れて当接片23が突出形成されている。そして、点火ケ
ーブルKの端部に露出させた芯線(図示省略)をその被
覆部に沿って折り返し、この点火ケーブルの端面を当接
片23に押し当てるようにして、点火ケーブルKの端部
を圧着抱持部25に圧着抱持させることにより、点火ケ
ーブルKの芯線部と高圧端子20との電気的接続がなさ
れる構成となっている。
【0030】スプリング部材50は、図2〜図4に示す
ように、圧縮変形可能なコイルバネ形状に形成され、そ
の両端部がその長手方向中間部分52の径寸法よりも大
きな径寸法の径大部分51に仕上げられている。このス
プリング部材50の長さ寸法は端子部30の各係止孔部
31とその開口端(図2、図3における端子部30の右
端)間の距離寸法よりも小さく仕上げられると共にその
両端部の径大部分51の径寸法が端子部30の内径寸法
よりも小さく仕上げられている。そして、後述するよう
にスプリング部材50の一端側の径大部分51が当接片
23と後述する各突部42間に位置決め規制された状態
で、その他端部が前記端子部30から突出せずに当該ス
プリング部材50が端子部30内に収容配置可能なよう
に構成されている。
【0031】また、Cリング部材40は、図2,図3及
び図5に示すように、略C字状に形成されたCリング本
体部41の両端部の所定部分が略コ字状に切り欠まれる
と共にその切り欠まれた部分がCリング本体部41の内
側に曲げ起こされ、これにより当該Cリング本体部41
の内周面に相対向して一対の突部42が突設されてな
る。各突部42は端子部30の各係止孔部31にそれぞ
れ係合可能に構成されており、各突部42を各係止孔部
31にそれぞれ係合させるようにしてCリング部材40
が端子部30に外嵌め可能なように構成されている。
【0032】また、このように各突部42が各係止孔部
31に係合された状態で、各突部42の先端部が端子部
30内にそれぞれ突出した状態となっている。そして、
スプリング部材50を端子部30内に収容配置しそのス
プリング部材50の一端側端面を当接片23に当接させ
た状態で、Cリング部材40を端子部30に外嵌めする
と、スプリング部材50の一端側の径大部分51が、当
接片23と端子部30内に突出した各突部42の先端部
間で位置決め規制された状態で端子部30内に抜止め状
態に収容保持される構成となっている。
【0033】ここで、スプリング部材50の一端側の径
大部分51が当接片23と各突部42間に位置決め規制
されるための条件をより具体的に特定すると次の通りに
なる。すなわち、スプリング部材50の径大部分51の
直径をr1、その長手方向中間部分の直径をr2とし(図
4参照)、Cリング部材40の各突部42間の間隔寸法
をRとすると(図5参照)、これらr1,r2,Rが、r
2<R<r1、を満たすことが必要である。
【0034】この高圧端子20は、端子本体21の端子
部30内にスプリング部材50を収容配置しそのスプリ
ング部材50の一端側端面を当接片23に当接させた状
態で、その端子部30にCリング部材40を外嵌めして
そのCリング部材40の各突部42を端子部30の係止
孔部31に係合させることにより組立てられる。
【0035】以上のように構成された高圧端子20が適
用された点火ケーブルKと点火プラグPとの接続部の構
造では、高圧端子20と点火プラグPのターミナル端子
Ptとの接続は次に説明するようになされる。
【0036】すなわち、図1に示すように、点火ケーブ
ルKの端部に取付けられた高圧端子20を内部に収容し
たゴムブーツ1の下端部に点火プラグPの碍子部Pgを
圧入して嵌合させる。すると、碍子部Pgの上端部のタ
ーミナル端子Ptが高圧端子20の端子部30内に挿入
される。このとき、ターミナル端子Ptの先端部がスプ
リング部材50の他端側端面に当接し、スプリング部材
50が端子部30内で圧縮される。これにより、端子部
30内で当接片23とターミナル端子Pt間にスプリン
グ部材50が圧縮状態で介装されることになる。
【0037】以上のように構成された高圧端子20によ
ると、まず、その端子部30にターミナル端子Ptを挿
入嵌合すると、そのターミナル端子Ptと当接片23間
にスプリング部材50が圧縮状態で介装されることにな
り、これによりスプリング部材50を介して高圧端子2
0とターミナル端子Pt間のより確実な電気的接触がな
されることになる。
【0038】また、スプリング部材50の取付けにあた
り、スプリング部材50を端子部30内に収容して、C
リング部材40を端子部30に外嵌めすると、その各突
部42が端子部30の各係止孔部31にそれぞれ係合さ
れてその先端部が端子部30内に突出するので、スプリ
ング部材50の径大部分51が当接片23と各突部42
間に位置決め規制された状態で、当該スプリング部材5
0が端子部30内に収容保持されることになり、スプリ
ング部材50の取付が容易である。
【0039】また、図14に示す従来例では、Cリング
部材158の舌片159がスプリング部材156自体に
干渉してしまい、スプリング部材156が変形したり傾
斜した姿勢で取付けられるようなことがあったが、本高
圧端子20では、スプリング部材50の径大部分51
が、端子部30内に突出したCリング部材40の各突部
42の先端部と当接片23間に位置決め規制された状態
となっているため、そのような問題は生じ難く、スプリ
ング部材50をより正確な位置で取付けることができ
る。
【0040】なお、径大部分51を当接片23と各突部
42間に位置決め規制した状態でスプリング部材50を
端子部30内に収容保持するという構成から考えると、
スプリング部材50の一方側の端部のみを径大部分51
に仕上げるようにしてもよい。もっとも、スプリング部
材50の両端部を、その長手方向中間部分52の径寸法
よりも大きな径寸法の径大部分51に仕上げると、その
いずれの端部を当接片23側に位置させるかを問わずに
スプリング部材50を端子部30内に挿入することがで
きるので、高圧端子20の組立作業性に優れることにな
る。
【0041】なお、Cリング部材40は、図6に示す変
形例の如く形成されていてもよい。
【0042】このCリング部材40Bは、略C字状に形
成されたCリング本体部41Bの両端部の所定部分が周
方向に沿ってい一対の平行線状に切り込まれると共にそ
の切り込まれた部分がCリング本体部41Bの内側に略
「く」字状に曲げ起こされ、これにより当該Cリング本
体部41Bの内周面に相対向して一対の突部42Bが形
成されてなる。これら各突部42Bも端子部30の各係
止孔部31にそれぞれ係合可能に構成されており、各突
部42Bを各係止孔部31にそれぞれ係合させるように
してCリング部材40Bを端子部30に外嵌めされるよ
うに構成されている。なお、このCリング部材40Bに
おいても、Cリング部材40の各突部42間の間隔寸法
をRBとすると、スプリング部材50の径大部分51の
直径r1と長手方向中間部分の直径r2(図4参照)の間
に、r2<RB<r1、が満たされることが必要である。
【0043】また、スプリング部材50は、図7〜図9
に示す変形例の如く形成されていてもよい。
【0044】このスプリング部材50Cは、その両端部
がその長手方向中間部分52Cの径寸法よりも大きな径
寸法の径大部分51Cに仕上げられ、それら径大部分5
1Cのさらに外側の部分が点火プラグPのターミナル端
子Ptの径寸法S2よりも小さな径寸法S1の小径接触部
分53Cに仕上げられている(図7参照)。そして、こ
のスプリング部材50Cのいずれかの端部にターミナル
端子Ptが押し当てられた際に、当該ターミナル端子P
tがスプリング部材50C内に入り込まず当該小径接触
部分53cに確実に接触するように構成されている。
【0045】このスプリング部材50Cも、上記スプリ
ング部材50と同様に、その一端側端面を当接片23に
当接させた状態で端子部30内に収容配置し、この状態
でCリング部材40を端子部30に外嵌めすることによ
って、その一端側の径大部分51Cが当接片23とCリ
ング部材の突部42間に位置決め規制された状態でその
端子部30内に収容保持される。そして、その状態で端
子部30内にターミナル端子Ptが挿入されると、当該
ターミナル端子Ptがスプリング部材50Cの他端面側
の小径接触部分53cに確実に接触し、この高圧端子2
0とターミナル端子Ptとの電気的接続の信頼性に優れ
ることになる。
【0046】
【発明の効果】以上のように、この発明の請求項1記載
の点火ケーブル用高圧端子によると、点火ケーブルの端
部に圧着される圧着抱持部と略柱状の端子が挿入嵌合さ
れる筒状の端子部とが連結部を介して直線上に連接され
てなり、連結部にその内部に向けて当接片が突設される
と共に、端子部の前記連結部よりの位置の両側部に一対
の係止孔部が形成された端子本体と、少なくとも一端部
がその長手方向中間部分の径寸法よりも大きな径寸法の
径大部分に仕上げられ、前記端子部内に収容配置された
スプリング部材と、略C字状に形成されたCリング本体
部の内周面の両側部に各係止孔部にそれぞれ係合可能な
一対の突部が突設され、それら各突部を各係止孔部にそ
れぞれ係合させることにより端子部内に突出したそれら
突部によって、スプリング部材の径大部分を当接片と各
突部間に位置決め規制した状態で、端子部に外嵌めされ
た弾性Cリング部材とを備えているため、その端子部に
略柱状の端子を挿入嵌合すると、その略柱状の端子と当
接片間にスプリング部材が圧縮状態で介装されることに
なり、これによりまず高圧端子と略柱状の端子間のより
確実な電気的接触がなされることになる。
【0047】そして、Cリング部材を端子部に外嵌めす
ると、その各突部が端子部の各係止孔部にそれぞれ係合
されてその先端部が端子部内に突出するので、スプリン
グ部材の径大部分が当接片と各突部間に位置決め規制さ
れた状態で、当該スプリング部材が端子部内に収容保持
され、スプリング部材の取付が容易である。
【0048】また、このように端子部内に取付けられた
スプリング部材は、その径大部分が端子部内に突出した
Cリング部材の各突部と当接片と各突部間に位置決め規
制された状態となっているため、それら各突部の先端部
がスプリング部材自体に干渉してしまい、スプリング部
材が傾斜した姿勢で取付けられたり、また、変形してし
まうようなことは生じ難く、従って、そのスプリング部
材をより正確な位置で取付けることができる。
【0049】また、請求項2記載のように、前記スプリ
ング部材の両端部が、その長手方向中間部分の径寸法よ
りも大きな径寸法の径大部分に仕上げられていると、ス
プリング部材を端子部内に収容させる際に、そのいずれ
の端部を当接片側に位置させるかを問わないので、この
点において高圧端子の組立作業性に優れる。
【0050】この場合、請求項3記載のように、前記両
径大部分のさらに外側の部分が、前記略柱状の端子の径
寸法よりも小さな径寸法の小径接触部分に仕上げられて
いると、スプリング部材の端部が略柱状の端子の端面に
より確実に接触することになり、この高圧端子と略柱状
の端子との電気的接続の信頼性に優れることになる。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明にかかる一実施形態の点火ケーブル用
高圧端子が適用された点火ケーブルと点火プラグとの接
続部の構造を示す断面図である。
【図2】この発明にかかる一実施形態の点火ケーブル用
高圧端子を示す平面図である。
【図3】同上の点火ケーブル用高圧端子を示す側面図で
ある。
【図4】スプリング部材を示す側面図である。
【図5】図5(a)はCリング部材の正面図、図5
(b)はCリング部材の側面図である。
【図6】図6(a)は変形例にかかるCリング部材の正
面図、図6(b)は変形例にかかるCリング部材の側面
図である。
【図7】他の変形例にかかる高圧端子を示す平面図であ
る。
【図8】同上の変形例にかかる高圧端子を示す側面図で
ある。
【図9】同上の変形例にかかるスプリング部材を示す側
面図である。
【図10】従来の点火ケーブルと点火プラグとの接続部
の構造を示す断面図である。
【図11】図11(a)は従来の点火ケーブル用高圧端
子を示す平面図、図11(b)は従来の点火ケーブル用
高圧端子を示す側面図である。
【図12】図12(a)はCリング部材の正面図、図1
2(b)はCリング部材の側面図である。
【図13】他の従来の点火ケーブル用高圧端子を示す要
部拡大断面図である。
【図14】さらに他の従来の点火ケーブル用高圧端子を
示す要部拡大断面図である。
【図15】図15(a)は同上の点火ケーブル用高圧端
子のCリング部材を示す側面図、図15(b)はそのC
リング部材の平面図である。
【符号の説明】
20 点火ケーブル用高圧端子 21 端子本体 22 連結部 23 当接片 25 圧着抱持部 30 端子部 31 係止孔部 40 Cリング部材 41 Cリング本体部 42 突部 50 スプリング部材 51 径大部分 K 点火ケーブル P 点火コイル Pt ターミナル端子

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 点火ケーブルの端部に取付けられて他の
    略柱状の端子に電気的に接続される点火ケーブル用高圧
    端子であって、 前記点火ケーブルの端部に圧着される圧着抱持部と前記
    略柱状の端子が挿入嵌合される筒状の端子部とが連結部
    を介して直線上に連接されてなり、前記連結部にその内
    部に向けて当接片が突設されると共に、前記端子部の前
    記連結部よりの位置の両側部に一対の係止孔部が形成さ
    れた端子本体と、 少なくとも一端部がその長手方向中間部分の径寸法より
    も大きな径寸法の径大部分に仕上げられ、前記端子部内
    に収容配置されたスプリング部材と、 略C字状に形成されたCリング本体部の内周面の両側部
    に前記各係止孔部にそれぞれ係合可能な一対の突部が突
    設され、前記各突部を前記各係止孔部にそれぞれ係合さ
    せることにより前記端子部内に突出したそれら突部によ
    って、前記スプリング部材の径大部分を前記当接片と前
    記各突部間に位置決め規制した状態で、前記端子部に外
    嵌めされた弾性Cリング部材とを備えた点火ケーブル用
    高圧端子。
  2. 【請求項2】 前記スプリング部材の両端部が、その長
    手方向中間部分の径寸法よりも大きな径寸法の径大部分
    に仕上げられた請求項1記載の点火ケーブル用高圧端
    子。
  3. 【請求項3】 前記両径大部分のさらに外側の部分が、
    前記略柱状の端子の径寸法よりも小さな径寸法の小径接
    触部分に仕上げられた請求項2記載の点火ケーブル用高
    圧端子。
JP10325098A 1998-11-16 1998-11-16 点火ケーブル用高圧端子 Pending JP2000154773A (ja)

Priority Applications (3)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP10325098A JP2000154773A (ja) 1998-11-16 1998-11-16 点火ケーブル用高圧端子
US09/440,086 US6206709B1 (en) 1998-11-16 1999-11-15 High voltage terminal for an ignition cable
CN99124461.3A CN1254972A (zh) 1998-11-16 1999-11-16 点火电缆的高压端子

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP10325098A JP2000154773A (ja) 1998-11-16 1998-11-16 点火ケーブル用高圧端子

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JP2000154773A true JP2000154773A (ja) 2000-06-06

Family

ID=18173124

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP10325098A Pending JP2000154773A (ja) 1998-11-16 1998-11-16 点火ケーブル用高圧端子

Country Status (3)

Country Link
US (1) US6206709B1 (ja)
JP (1) JP2000154773A (ja)
CN (1) CN1254972A (ja)

Families Citing this family (10)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US8922102B2 (en) 2006-05-12 2014-12-30 Enerpulse, Inc. Composite spark plug
US8049399B2 (en) 2006-07-21 2011-11-01 Enerpulse, Inc. High power discharge fuel ignitor
US8066520B2 (en) * 2007-05-01 2011-11-29 Honda Motor Co., Ltd. Spark plug terminal connection apparatuses and methods
US8388359B1 (en) * 2010-05-14 2013-03-05 Errol D. Mahoney Ignition terminal apparatus and method for forming a temperature-resistant insulating housing
CN101916928B (zh) * 2010-08-05 2012-12-26 联合汽车电子有限公司 带金属膜的高压端子
US8419486B2 (en) * 2010-12-17 2013-04-16 Tyco Electronics Corporation Receptacle terminal with a contact spring
WO2013113005A1 (en) 2012-01-27 2013-08-01 Enerpulse, Inc. High power semi-surface gap plug
AU2013281095B2 (en) * 2012-06-26 2016-01-07 Cardiac Pacemakers, Inc. Header contact for an implantable device
CN105742859A (zh) * 2016-04-08 2016-07-06 黄永怀 一种柱型电连接器
US10622788B1 (en) 2018-12-13 2020-04-14 Tenneco lnc. Corona ignition assembly including a high voltage connection and method of manufacturing the corona ignition assembly

Family Cites Families (6)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH0566891A (ja) 1991-09-06 1993-03-19 Nippon Telegr & Teleph Corp <Ntt> バツフア管理方法
US5340323A (en) 1992-01-29 1994-08-23 Sumitomo Wiring Systems, Ltd. Coil spring engagement construction of a high tension terminal in an engine ignition apparatus
JPH0680295A (ja) 1992-08-31 1994-03-22 Shoei Kikai Seisakusho:Kk 配布用折畳み書面の自動ユニット帯掛け装置
JP2568631Y2 (ja) 1993-04-23 1998-04-15 住友電装株式会社 エンジン点火装置における高圧端子のコイルスプリング係止構造
US5813872A (en) * 1996-03-06 1998-09-29 Cooper Technologies Company Automotive spark plug cover
US5951308A (en) * 1997-10-29 1999-09-14 General Motors Corporation Ignition terminal with welded barrel beam

Also Published As

Publication number Publication date
US6206709B1 (en) 2001-03-27
CN1254972A (zh) 2000-05-31

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US7226320B2 (en) Connector having an improved locking structure
JP3311997B2 (ja) コネクタ
JP3262018B2 (ja) 電源ジャック
US7497708B2 (en) Electrical connector with shorting clip for vehicular use
JPH0737635A (ja) 電気接続端子
US7654865B2 (en) Electrical connector
JP3745734B2 (ja) コネクタ
JP2000154773A (ja) 点火ケーブル用高圧端子
JP3059432B1 (ja) 同軸コネクタ
JP2000091014A (ja) 端子金具
JP2005050577A (ja) 自動車用電気接続箱におけるバスバーの半嵌合検知構造
JPH0736364U (ja) 高圧抵抗電線用の端子
JP3304254B2 (ja) 片口金蛍光灯ソケット
JP3084237B2 (ja) ランプソケット
JP3260322B2 (ja) シールドコネクタ
JP3200550B2 (ja) 点火ケーブル用接続端子
JP3327151B2 (ja) 高圧電線の端末部カバー構造
JP3028743B2 (ja) 端子用キャップおよび端子
JP2004207157A (ja) ジョイントコネクタ
JP2000294335A (ja) コネクタの係止構造
US20180366859A1 (en) Electrical connector
JPH0521106A (ja) 耐震型コネクタ
JP3230972B2 (ja) 点火ケーブル用接続端子
JPH1167362A (ja) コネクタの取付構造
JPH10172663A (ja) コネクタ