JPH1167362A - コネクタの取付構造 - Google Patents

コネクタの取付構造

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JPH1167362A
JPH1167362A JP22278297A JP22278297A JPH1167362A JP H1167362 A JPH1167362 A JP H1167362A JP 22278297 A JP22278297 A JP 22278297A JP 22278297 A JP22278297 A JP 22278297A JP H1167362 A JPH1167362 A JP H1167362A
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bracket
connector
outer conductor
insertion portion
mounting structure
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Withdrawn
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JP22278297A
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English (en)
Inventor
Nobuaki Kojima
伸昭 小島
Hiroki Hirai
宏樹 平井
Masashi Sugimoto
雅司 杉本
Shigeki Sakai
茂樹 境
Yuichiro Tsutsumi
祐一郎 堤
Yoshito Sakai
義人 酒井
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Sumitomo Wiring Systems Ltd
Sumitomo Electric Industries Ltd
Harness Sogo Gijutsu Kenkyusho KK
Original Assignee
Sumitomo Wiring Systems Ltd
Sumitomo Electric Industries Ltd
Harness Sogo Gijutsu Kenkyusho KK
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 自動車等の電気装置に用いられるコネクタの
半嵌合状態を簡単かつ確実に検知することのできる構造
を提供する。 【解決手段】 雌雄一対のコネクタ1,2を嵌合させた
状態でブラケットに固定する構造において、一方のコネ
クタ2に対してブラケット5を所定の完全挿入位置とし
た状態で該コネクタ2とブラケット5とが固定されるよ
うにするとともに、他方のコネクタ1とブラケット5と
に相対応するストッパー部を設け、上記両コネクタ1,
2が完全嵌合していない状態では、上記ブラケット5が
完全挿入位置に達する前に上記の相対応するストッパー
部が当接するように構成している。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、自動車等の電気装
置に用いられるコネクタの取付構造に関するものであ
る。
【0002】
【従来の技術】一般に自動車の電気装置において、電線
等をコネクタで接続するとともに自動車のボディの内面
等に配置する場合、雌雄一対のコネクタを互いに嵌合さ
せるとともに、自動車のボディにコネクタ固定用ブラケ
ットを固着し、このブラケットに上記両コネクタを取り
付けるようにしている。また、コネクタがシールド用の
外導体を有する場合、この外導体に接続されるアース端
子を設け、上記ブラケットに対するコネクタの固定とは
別にアース端子を導電体を介して自動車のボディに電気
的に接続するようにしている。
【0003】上記雌雄一対のコネクタは電気接続状態を
維持するために完全嵌合されることが要求される。不完
全な嵌合状態が看過されることを防止する構造として
は、例えば図24(a)に示すように、互いに嵌合され
るコネクタC1,C2の一方にフック状のロック部材R
を設けるとともに、他方に該ロック部材Rが係合する凹
部Sを設け、完全に嵌合しない半嵌合の状態では、同図
(b)に示すようにロック部材Rの弾性によってコネク
タC1,C2に分離方向の力が作用するが、完全嵌合状
態では、同図(c)に示すようにロック部材Rが凹部S
に係合して固定されるようになったものがある。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】従来の一般のコネクタ
取付構造は、雌雄一対のコネクタの嵌合部とブラケット
固定部とが別々に設けられており、コネクタ同士を嵌合
したのちブラケットに取り付けていたが、コネクタの嵌
合が完全であるかどうかをブラケットへの取付け時に簡
単に確認することができない。このため、コネクタが半
嵌合状態のまま取り付けられ、後日接続不良等のトラブ
ルが生じる可能性がある。また、コネクタがシールド用
の外導体を有する場合においてコネクタハウジングに対
する外導体の嵌合が不完全な場合にも、同様の問題があ
る。
【0005】なお、上述の図24に示すような構造によ
ると、コネクタ嵌合時に半嵌合を検知することができる
が、両コネクタに設けられるロック部分が大きいためコ
ネクタ全体が大型化するとともに、挿入力が大きくなる
という問題がある。
【0006】本発明はこのような事情に鑑み、コネクタ
の嵌合状態を簡単かつ確実に検知することのできるコネ
クタ取付構造を提供することを目的としている。
【0007】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するた
め、請求項1に係る発明は、互いに嵌合する雌雄一対の
コネクタを、自動車のボディに固着されるブラケットに
取り付けるようにしたコネクタの取付構造であって、一
方のコネクタにブラケット挿入部を設け、該ブラケット
挿入部にブラケットを所定の完全挿入位置まで挿入した
状態で該コネクタとブラケットとが固定されるようにす
るとともに、他方のコネクタとブラケットとに相対応す
るストッパー部を設け、上記両コネクタが完全嵌合して
いない状態では、上記ブラケットがブラケット挿入部に
対して完全挿入位置に達する前に上記の相対応するスト
ッパー部が当接するように構成したものである。
【0008】このように構成することにより、上記両コ
ネクタの嵌合が完全に行なわれていない半嵌合が生じて
いても、ブラケットにコネクタを取り付けるときに、ブ
ラケットがブラケット挿入部に対して完全挿入位置に達
する前に相対応するストッパー部が当接することで上記
半嵌合を容易に検知することができ、これを是正するこ
とも可能となる。
【0009】この構造において、上記一方のコネクタと
ブラケットとに相対応する固定用係合部を設け、上記ブ
ラケット挿入部にブラケットが所定の完全挿入位置まで
挿入されたときに上記の相対応する固定用係合部が係合
することによりコネクタをブラケットに固定するように
構成しておくと(請求項2)、上記ブラケット挿入部に
ブラケットを挿入したときに、上記の相対応するストッ
パー部が当接する状態に達しても固定用係合部が係合し
なければコネクタが半嵌合であるということが判る。
【0010】上記の相対応する固定用係合部は、上記ブ
ラケットに設けられた係合穴と、該係合穴に対応する係
合突起を有して上記一方のコネクタのブラケット挿入部
に沿って設けられた弾性係止片とからなり、上記ブラケ
ットがブラケット挿入部に対して挿入途中位置にある状
態では上記弾性係止片が外方に弾性変形し、完全挿入位
置に達した状態では上記弾性係止片の係合突起が上記係
合穴に係合するように係合穴および弾性係止片を配置し
たものであること(請求項3)が好ましい。このように
すると、上記ブラケット挿入部にブラケットを挿入した
ときに、コネクタが半嵌合である場合には上記弾性係止
片が外方に弾性変形した状態となるので、目視によって
も容易にコネクタの半嵌合が判る。
【0011】また、シールドコネクタに適用するような
場合には、上記ブラケットを導電体で形成する一方、上
記両コネクタに嵌合時に互いに接続される外導体を設け
るとともに、いずれかのコネクタに、上記外導体に接続
されるとともに上記ブラケットに面する部分に露出する
アース端子を設け、ブラケット挿入時に該アース端子が
ブラケットに接触するように構成しておくこと(請求項
4)が好ましい。あるいは、上記両コネクタに嵌合時に
互いに接続される外導体を設ける一方、上記ブラケット
を導電体で形成し、かつ、このブラケットに、ブラケッ
ト挿入部への挿入時にいずれかのコネクタの外導体に接
触するアース端子を一体に設けた構成とすること(請求
項5)も好ましい。
【0012】このようにすると、上記ブラケットを利用
して、自動車のボデイへのアース接地も容易に達成され
る。
【0013】また、請求項6に係る発明は、内導体端子
の周囲に外導体を配置し、かつ該外導体をコネクタハウ
ジングに嵌合してなるコネクタを、自動車のボディに固
着されるブラケットに取り付けるようにしたコネクタの
取付構造であって、上記コネクタハウジングにブラケッ
ト挿入部を設け、該ブラケット挿入部にブラケットを所
定の完全挿入位置まで挿入した状態で該コネクタとブラ
ケットとが固定されるようにするとともに、上記外導体
とブラケットとに相対応するストッパー部を設け、上記
外導体がコネクタハウジングに対して完全嵌合していな
い状態では、上記ブラケットがブラケット挿入部に対し
て完全挿入位置に達する前に上記の相対応するストッパ
ー部が当接するように構成したものである。
【0014】このように構成することにより、コネクタ
ハウジングに対する外導体の半嵌合が生じていても、ブ
ラケットにコネクタを取り付けるときに、ブラケットが
ブラケット挿入部に対して完全挿入位置に達する前に相
対応するストッパー部が当接することで上記半嵌合を容
易に検知することができる。そして、ストッパー部が当
接してからさらにブラケットが完全挿入位置に達するま
でコネクタハウジングとブラケットとを互いに押し込む
ようにすれば、半嵌合を是正することも可能となる。
【0015】この構造において、上記コネクタの外導体
にバネ片を一体に設ける一方、ブラケットを導電体で形
成し、かつ、上記バネ片に摺接する突片をブラケットに
一体に設け、この突片の先端と上記外導体のバネ片の近
傍とに相対応するストッパー部を設けるようにすること
(請求項7)が好ましい。
【0016】このようにすると、簡単な構造によりなが
ら、ブラケットにコネクタを取り付けるときに外導体の
半嵌合の検知とその是正が可能となり、かつ、自動車の
ボデイへのアース接地も容易に達成される。
【0017】また、請求項8に係る発明は、内導体端子
の周囲に外導体を配置し、かつ該外導体をコネクタハウ
ジングに嵌合してなるコネクタを自動車のボディに取り
付けるとともに、上記外導体を導電性部材を介して自動
車のボディに電気的に接続するようにしたコネクタの取
付構造であって、上記コネクタハウジングに導電性部材
挿入部を設け、該導電性部材挿入部に導電性部材を所定
の完全挿入位置まで挿入した状態で該コネクタに導電性
部材が固定されるようにするとともに、上記外導体と導
電性部材とに相対応するストッパー部を設け、上記外導
体がコネクタハウジングに対して完全嵌合していない状
態では、上記導電性部材が導電性部材挿入部に対して完
全挿入位置に達する前に上記の相対応するストッパー部
が当接するように構成したものである。
【0018】このように構成することにより、コネクタ
に対する外導体の半嵌合が生じていても、コネクタに導
電性部材を取り付けるときに、導電性部材が導電性部材
挿入部に対して完全挿入位置に達する前に相対応するス
トッパー部が当接することで上記半嵌合を容易に検知す
ることができる。そして、ストッパー部が当接してから
さらに導電性部材が完全挿入位置に達するまでコネクタ
ハウジングに対して導電性部材を押し込むようにすれ
ば、半嵌合を是正することも可能となる。
【0019】
【発明の実施の形態】以下図面に基づいて、この発明を
より具体的に説明する。
【0020】図1〜図3は本発明の第1の実施形態を示
すものであり、図1は雌雄一対のコネクタ1,2が嵌合
し、かつ自動車のボデイ3にブラケット5を介して取り
付けられた状態を表わす断面図、図2は、雌雄のコネク
タ1,2及びブラケット5の外観図、図3はコネクタ半
嵌合のときの状態を表わす断面図である。
【0021】上記ブラケット5は、図1及び図2(d)
に示すように、自動車のボディ3にボルト4で固着され
る板状の基部7と、この基部7に段状屈曲部分を介して
連なる長方形板状のコネクタ固定部8とを一体に備えて
いる。上記コネクタ固定部8には、その先端近傍部に後
記係合突起14に対応する角穴状の係合穴9が形成され
るとともに、基部側の両側部に突片からなるストッパー
部10が設けられている。
【0022】上記雌コネクタ1及び雄コネクタ2は、そ
れぞれのコネクタハウジング1a,2aが互いに嵌合す
るように形成されるとともに、その各コネクタハウジン
グ1a,2a内にシールド用の外導体(シェル)11,
12が設けられ、その内部に内導体端子(図示せず)が
設けられており、雌コネクタ1の内導体端子は雌型、雄
コネクタ2の内導体端子は雄型となっている。
【0023】さらに雄コネクタ2には、図2(a)に示
すように、そのハウジング2aの一面側に弾性係止片1
3が一体に形成されている。この弾性係止片13は、一
端側が両側部でハウジング2aに連なるとともに他端側
が弾性的に揺動可能な状態で、ハウジング2aの壁面か
ら所定間隔をおいて配置されており、この弾性係止片1
3の内側にブラケット挿入部15が形成されている。こ
の弾性係止片13の上記他端側の内面には、ブラケット
挿入部15内に突出する係合突起14が設けられてい
る。
【0024】一方、雌コネクタ1には、同図(b)に示
すように、そのハウジング1aの一面側の中央部に設け
られた取付部17にアース端子16が取り付けられ、こ
のアース端子16が外導体11に接触し、かつ、コネク
タ嵌合状態で上記ブラケット挿入部15に臨むようにな
っている。さらに、雌コネクタ1のハウジング1aの一
面側における一端側の両側部に、ブラケット5のストッ
パー部10に対応するストッパー部18が突設されてい
る。
【0025】そして、両コネクタ1,2が完全嵌合状態
となった状態における上記係合突起14とストッパー部
18との位置関係がブラケット5の係合穴9とストッパ
ー部10との位置関係に対応するように、これらの配置
が設定されている。
【0026】この実施形態の構造によると、両コネクタ
1,2が嵌合されるとともに、自動車のボデイ3に固着
されたブラケット5のコネクタ固定部8が上記ブラケッ
ト挿入部15に挿入される状態に、両コネクタ1,2が
ブラケット5に取り付けられる。そして、このように両
コネクタ1,2が嵌合されるとともにブラケット5に取
り付けられた状態では、両コネクタの外導体11,12
同士が接触するとともに、上記アース端子16がブラケ
ット挿入部15に臨んで、ブラケット5に接触する。そ
の結果、コネクタ1,2の外導体11,12がブラケッ
ト5を介して自動車のボデイ3にアース接地される。
【0027】ところで、上記のように両コネクタ1,2
がブラケット5に取り付けられる際、ブラケット5と雌
コネクタ1とに設けられた相対応するストッパー部1
0,18が当接する状態までコネクタ固定部8がブラケ
ット挿入部15に挿入されたときに、両コネクタ1,2
が既に完全嵌合状態となっていれば、図1に示すよう
に、上記コネクタ固定部8が完全挿入位置まで達し、雄
コネクタ2の弾性係止片13に設けられた係合突起14
がブラケット5の係合穴9に係合し、ブラケット5とコ
ネクタ1,2との結合が達成される。
【0028】一方、両コネクタ1,2が完全に嵌合して
いない半嵌合状態であれば、雄コネクタ2のブラケット
挿入部15に対して上記コネクタ固定部8が完全挿入位
置に達する前にストッパー部10,18が当接し、この
状態では図3のように、上記係合突起14と係合穴9と
が対応せず、係合突起14がブラケット5のコネクタ固
定部8の外面に乗り上げて弾性係止片13が外側に反っ
た状態に弾性変形し、ブラケット5とコネクタ1,2と
の結合が達成されない。
【0029】従って、ブラケット5に対するコネクタ取
付後に離脱方向に操作して離脱するかしないかを調べる
ことにより半嵌合か完全嵌合かの判別を簡単に行なうこ
とができ、また、側方から目視で弾性係止片13の状態
を調べることによっても上記判別が容易に可能となる。
【0030】また、図3の状態からさらに雄コネクタ2
とブラケット5とを互いに押し込むように操作すれば、
雌コネクタ1はストッパー部10,18を介してブラケ
ット5で雄コネクタ2側に押されるため、両コネクタ
1,2が完全嵌合する状態に移行させることも可能であ
る。
【0031】図4〜図6は第2の実施形態をあらわす。
この実施形態では、雌コネクタ1Aのハウジングの後部
の側面壁にコ字形のアース端子16Aを挟み込んでコネ
クタ表面にアース端子16Aを露出させ、この露出部と
ブラケット5Aを接触させてグランドを取るようになっ
ている。20はアース端子16Aの位置決め用の突部で
ある。その他の部分は第1の実施形態とほぼ同じであ
る。
【0032】この実施形態でも、コネクタ1A,2Aが
完全嵌合状態になっている場合は、ブラケット5Aへの
コネクタ取付時に図5のようにブラケット5Aが完全挿
入位置に達するが、コネクタが半嵌合状態になっている
場合は、図6に示すようにブラケット5Aが完全挿入位
置に達せず、係合突起14と係合穴9とが嵌合しないた
め、コネクタの半嵌合を検知することができる。
【0033】図7〜図9は、第3の実施形態をあらわ
す。この実施形態では、ブラケット5Bが、自動車のボ
ディ3にボルト4で固着される板状の基部21と、コネ
クタ固定部24とを有するとともに、これらの間に、コ
ネクタ固定部24よりもコネクタ側に張り出すように屈
曲した中間屈曲部22を有している。そして、中間屈曲
部22とコネクタ固定部24との間に形成された段部2
3と、雄コネクタ1Bのハウジングの後端部とが、相対
応するストッパー部となり、後述のようにコネクタ取付
時に互いに当接するようになっている。
【0034】さらに、上記中間屈曲部22には、電線保
持片25が切り起こし状に形成されている。雄コネクタ
2B、雌コネクタ1B、雌コネクタ1Bのハウジングの
一面に取り付けられるアース端子16等の構造は、第1
の実施形態と略同様である。
【0035】この実施形態でも、両コネクタ1B,2B
が嵌合されるとともに、ブラケット5Bに取り付けら
れ、この際、ブラケット5Bのコネクタ固定部24がブ
ラケット挿入部に挿入されるが、このときに上記段部2
3と雄コネクタ1Bのハウジングの後端部とが互いに当
接する。そして、コネクタ1B,2Bが完全嵌合状態に
なっている場合は、図8のようにブラケット5Bが完全
挿入位置に達するが、コネクタが半嵌合状態になってい
る場合は、図6に示すようにブラケット5Bが完全挿入
位置に達せず、コネクタの半嵌合を検知することができ
るという点は、第1,第2の実施形態と同様である。
【0036】また、この実施例では、図8に示すよう
に、コネクタがブラケット5Bに取り付けられるととも
に、コネクタ1Bに接続された電線が上記電線保持部2
5により保持される。
【0037】図10〜図13は第4の実施形態をあらわ
す。この実施形態では、コネクタ側のアース端子が削除
され、導電体からなるブラケット5Cの一部に雌コネク
タ1C側の外導体と接触するアース端子25が設けられ
ている。このアース端子25は、ブラケット5Cの下側
の側辺から横方向に突出した部分25aと、この部分2
5aの先端付近から前方に突出した突片25bとを有
し、コネクタ取付け時にこの突片25bが雌コネクタ1
Cのハウジング1a内に後方から嵌り込み、外導体11
に設けられたバネ片26と接触するようになっている
(図13参照)。
【0038】上記ブラケット5Cのコネクタ固定部8と
雄コネクタ2Cとに相対応する係合部として係合穴9と
係合突起14を有する弾係止片13が設けられているの
は第1実施形態と同様である。また、ブラケット5Cと
雌コネクタ1Cとに第1実施形態と同様の相対応するス
トッパー部(図示せず)を設けておけばよいが、上記ア
ース端子25の横方向に突出した部分25aがストッパ
ー部を兼ね、この部分25aがコネクタ取付け時に雌コ
ネクタ1Cのハウジング1aの後端に当接するようにし
てもよい。
【0039】なお、図13において、27は内導体端
子、28は絶縁体である。また、29及び30は外導体
11の後端部に設けられた樹脂バレル及びワイヤバレル
で、電線31に圧着される。33はハウジング1aに対
して外導体11を抜け止めするランスである。
【0040】この実施形態によると、コネクタ1C,2
Cがブラケット5Cに取り付けられたときに、アース端
子25の突片25bが上記外導体11に設けられたバネ
片26と接触することにより、簡単にアース接地が達成
される。
【0041】また、コネクタ1C,2Cが完全嵌合状態
になっている場合は、図11のようにブラケット5Cが
完全挿入位置に達するが、コネクタが半嵌合状態になっ
ている場合は、図12に示すようにブラケット5Cが完
全挿入位置に達せず、コネクタの半嵌合を検知すること
ができる点は、上記各実施形態と同様である。
【0042】さらにこの実施形態において、図13中に
示すように雌コネクタ1Cの外導体11の所定位置にス
トッパー34を設けておいてもよく、このようにすれ
ば、後述の第6の実施形態と同様に、コネクタハウジン
グ1aに対して外導体11の嵌合が不完全であった場合
に、コネクタ取付け時にブラケット5Cの挿入に伴い上
記アース端子25の突片25bがストッパー34に当接
し、外導体11を押して完全嵌合状態に移行させるよう
にすることができる。すなわち、この例では、ブラケッ
ト5Cによりアース端子機能と二重係止の機能とを実現
させることができる。
【0043】図14〜図17は、第5の実施形態をあら
わす。この実施形態でも、導電体からなるブラケット5
Dにアース端子35が一体に成形されている。このアー
ス端子35は、ブラケット5Dの上部から横方向に突出
する部分35aとその先端から前方に突出する逆U字状
の突片35bとを有し、コネクタ取付け時にこの突片3
5bが雌コネクタ1Dのハウジング1a内に後方から嵌
り込み、外導体11の後部の上側に被さる状態で接触す
るようになっている(図14参照)。
【0044】この実施形態によっても、コネクタ1D,
2Dがブラケット5Dに取り付けられたときに、アース
端子35の突片35bが上記外導体11に接触すること
により、簡単にアース接地が達成される。とくに、外導
体11はバレル29,30に至る後部側が箱状から円筒
状となるため、切欠部36を設けておく必要があるが、
この切欠部36を上記逆U字状の突片35bで覆うこと
によりシールド効果を高めることができるという利点も
ある。
【0045】また、コネクタ1D,2Dが完全嵌合状態
になっている場合は、図15のようにブラケット5Dが
完全挿入位置に達するが、コネクタ1D,2Dが半嵌合
状態になっている場合は、図16に示すようにブラケッ
ト5Dが完全挿入位置に達せず、コネクタの半嵌合を検
知することができる点は、上記各実施形態と同様であ
る。なお、図17は外導体11の詳細図であり、この図
に示す外導体11には両側に突出部11aが設けられ、
コネクタ取付時にこの突出部11aをブラケット5Dの
突片35bで押すことにより、外導体11を完全挿入位
置に到達させることができる。
【0046】図18および図19は第6の実施形態をあ
らわす。この実施形態では、雌雄いずれかのコネクタ5
0(例えば雄コネクタ)がブラケット55を介して自動
車のボディ3に取り付けられ、かつ、コネクタ50のハ
ウジング51に対して外導体52の嵌合が不完全(半嵌
合)であった場合に、ブラケット55へのコネクタ取り
付け時に上記外導体52の半嵌合の検知、是正が容易に
可能な構造となっている。
【0047】具体的に説明すると、上記ブラケット55
は、自動車のボディ3にボルト4を介して固着される基
部56と、その後端部から立ち上った縦壁部分57と、
この縦壁部分57の側端から前方に突出するコネクタ固
定部58と、側方に突出する部分60と、この部分60
から前方に突出する突片61とを一体に備え、導電体に
より形成されている。上記コネクタ固定部58には係合
穴59が設けられている。
【0048】上記コネクタ50は、ハウジング51と、
その内部に嵌合される外導体(シェル)52と、その内
部に配置される内導体端子53および絶縁体54等で構
成されている。上記ハウジング51の一側面には、その
上下両側に一対のガイド溝が設けられることによりその
間にブラケット挿入部65が形成されるとともに、この
ブラケット挿入部65に臨む壁面に弾性係止片63が設
けられ、この弾性係止片63の先端に上記係合穴59に
対応する係合突起64が設けられている。上記ハウジン
グ51の内部には、外導体52を抜け止め状態に係止す
るランス66が設けられている。
【0049】上記外導体52は、内導体端子53および
絶縁体54を覆う部分が箱型に形成され、その下面側
に、外方に湾曲するバネ片67と、その前方において下
方に突出するストッパー68とが一体に設けられてい
る。外導体52の後部には、電線に圧着されるバレル6
9が一体に設けられている。
【0050】そして、ブラケット55へのコネクタ50
の取付け時に、上記コネクタ固定部58が上記ブラケッ
ト挿入部65に挿入されるとともに、上記突片61がハ
ウジング51内に入り込んで上記バネ片67に摺接し、
完全挿入位置で上記係合穴59と係合突起64とが係合
し、またコネクタ50のハウジング51に対する外導体
52の嵌合が不完全な状態ではコネクタ50に対してブ
ラケット55が完全挿入位置に達する前に上記突片61
の先端とストッパー68とが相対応するストッパーとし
て互いに当接するように、これら各部の配置が設定され
ている。
【0051】この実施形態によると、予め上記ハウジン
グ51に外導体52が嵌合されるととともに内導体端子
53、絶縁体54等が込み組まれてコネクタ50が組み
立てられた後、ブラケット55へコネクタ50が取り付
けられる。この際、コネクタ固定部58がブラケット挿
入部65に挿入されるとともに突片61がハウジング5
1内に入り込む。そして、上記ハウジング51に対して
外導体52が半嵌合の状態となっている場合には、ブラ
ケット55が完全挿入位置に達する前に上記突片61の
先端がストッパー68に当接する。これにより上記半嵌
合の検知が可能となるとともに、この状態からさらにコ
ネクタ50のハウジング51とブラケット55とを互い
に押し込むように操作すれば、上記突片61で外導体5
2が押されることにより、上記半嵌合が是正される。
【0052】ハウジング51に対して外導体52が完全
嵌合状態になるとともにブラケット55が完全挿入位置
に達すると、上記弾性係止片63の係合突起64が上記
係合穴59に係合することにより、コネクタ50とブラ
ケット55とが固定される。
【0053】また、このようにコネクタ50がブラケッ
ト55に取り付けられた状態で、上記外導体52に設け
られたバネ片67がブラケット55の突片61に接触す
ることにより外導体52がブラケット55を介して自動
車のボディ3にアース設置される。
【0054】なお、図19(b)に示すようにコネクタ
50が外導体52および内導体端子53等を1組だけ備
えた1極構造の場合には、ブラケット55に突片61を
1個だけ設けておけばよいが、図20のようにコネクタ
50が外導体52および内導体端子53等を並列に2組
備えた2極構造の場合やそれ以上の多極構造の場合に
は、それに対応する個数の突片61をブラケット55に
配設しておけばよい。
【0055】図21および図22は第7の実施形態をあ
らわす。この実施形態では、コネクタ50Aに対してブ
ラケット55Aが、コネクタ50Aの端子接続方向と直
交する方向に挿入されるような構造となっている。すな
わち、上記ブラケット55Aは、主部71と、その上方
に突出した自動車のボディへの固着部72と、主部71
の前端から下方に突出する被挿入部73と、主部71の
後端に設けられたフック状の係着部75とを一体に備
え、導電体で形成されている。
【0056】一方、コネクタ50Aのハウジング51A
には、その上面に、ブラケット挿入部となる窓穴76が
設けられ、この窓穴76に上記被挿入部73が上方から
挿入されるようになっており、完全挿入状態ではブラケ
ット55Aの主部71がハウジング51Aの上面に当接
するとともに係着部75がハウジング51Aの後端に係
着されるようになっている。図ではハウジング51A内
に2個の外導体が並列に配置される2極コネクタに適合
するように、上記被挿入部73が2個並列に設けられて
いる。
【0057】上記被挿入部73の下端にはスロット74
が形成されている。一方、ハウジング51A内に嵌合さ
れる外導体52Aには、その後方側の一側部に縦壁部7
7が設けられ、上記被挿入部73がハウジング51A内
に挿入されたときに縦壁部77がスロット74に嵌まり
込んで電気的接続が得られるようになっている。さら
に、縦壁部77には前上がりの傾斜部78が形成され、
ハウジング51Aに対して外導体52Aが半嵌合の状態
では、上記傾斜部78がスロット74に対応する位置と
なり、傾斜部78とスロット74の溝底とが相対応する
ストッパー部として機能するようになっている。
【0058】この実施形態によると、コネクタ取付け時
に、ブラケット55Aの被挿入部73が窓穴76からハ
ウジング51A内に挿入され、外導体52Aの縦壁部7
7がスロット74に嵌合される。そして、上記ハウジン
グ51Aに対して外導体52Aが半嵌合の状態となって
いる場合には、図22(a)のように、ブラケット55
Aが完全挿入位置に達する前に上記傾斜部78にスロッ
ト74の溝底が当接する。これにより上記半嵌合の検知
が可能となるとともに、この状態からさらにコネクタ5
0Aのハウジング51Aとブラケット55Aとを互いに
押し込むように操作すれば、上記スロット74の溝底で
上方から傾斜部78が押されるに伴い、外導体52Aが
前方に移動し、図22(b)のような完全嵌合状態とす
ることができる。
【0059】図23は第8の実施形態をあらわす。この
実施形態では、コネクタ50Bのハウジング51Bの一
面の4箇所に、自動車のボディに止着されるクランプ8
1が一体的に設けられることにより、ブラケットを介さ
ずにコネクタ50Bが自動車のボディに直接取り付けら
れる構造とされるとともに、コネクタ50Bの外導体と
自動車のボディとを電気的に接続するための導電性部材
82が設けられ、この導電性部材82を利用してハウジ
ング51Bに対する外導体52Bの半嵌合の検知、是正
が可能となるように構成されている。
【0060】すなわち、上記導電性部材82は、先端部
に係合穴85が形成されている長方形板状の主部83
と、この主部83の上側に折り返し状に連なる板片84
とを一体に備えており、この板片84がハウジング51
B内に突入する状態で、ハウジング51Bの一面のクラ
ンプ81間に形成された導電性部材挿入部86に導電性
部材82の主部83が挿入され、完全挿入位置に達する
とハウジング51Bの一面に設けられた図外の弾性係止
片の係合突起(図19中の弾性係止片63の係合突起6
4と同様)と上記係合穴85とが係合するようになって
いる。
【0061】また、上記ハウジング51Bに嵌合される
図外の外導体には、その一面に図外のバネ片及びストッ
パー(図18,図19(a)中のバネ片67及びストッ
パー68と同様)が設けられている。
【0062】この実施形態によると、コネクタ50Bが
自動車のボディに直接取り付けられるとともに、導電性
部材82の主部83が導電性部材挿入部86に挿入さ
れ、かつ、板片84がハウジング内に突入して外導体の
バネ片に接触する状態に、導電性部材82が取り付けら
れる。この際、ハウジング51Bに対して外導体が半嵌
合の状態となっている場合には、導電性部材82が完全
挿入位置に達する前に上記板片84の先端が外導体に設
けられたストッパーに当接するこれにより、上記半嵌合
の検知が可能となるとともに、この状態からさらにコネ
クタ50Bのハウジング51Bに対して導電性部材82
を押し込むようにすれば、上記半嵌合が是正される。
【0063】
【発明の効果】以上のように、一方のコネクタに対して
ブラケットを所定の完全挿入位置とした状態で該コネク
タとブラケットとが固定されるようにするとともに、他
方のコネクタとブラケットとに相対応するストッパー部
を設け、上記両コネクタが完全嵌合していない状態で
は、上記ブラケットが完全挿入位置に達する前に上記の
相対応するストッパー部が当接するように構成した構造
によると、雌雄のコネクタを嵌合する段階で半嵌合が看
過された場合でも、コネクタをブラケットに取り付ける
段階でこれを簡単かつ確実に検知することができる。ま
た、設計によっては、上記ストッパー部が当接した状態
からさらにブラケットが完全挿入位置に達するまで上記
一方のコネクタとブラケットとを互いに押し込むように
することにより、半嵌合状態のコネクタを完全嵌合に移
行させることもできる。
【0064】しかも、ブラケットを利用して半嵌合を検
知できるようにしているので、コネクタの構造を簡単か
つコンパクトにすることができる。
【0065】また、コネクタハウジングに対してブラケ
ットを所定の完全挿入位置とした状態でコネクタとブラ
ケットとが固定されるようにするとともに、外導体とブ
ラケットとに相対応するストッパー部を設け、外導体が
コネクタハウジングに対して完全嵌合していない状態で
は、上記ブラケットが完全挿入位置に達する前に上記の
相対応するストッパー部が当接するように構成した構造
によると、コネクタハウジングに外導体を嵌合する段階
で半嵌合が看過された場合でも、コネクタをブラケット
に取り付ける段階でこれを簡単かつ確実に検知すること
ができる。また、設計によっては、ブラケットを利用し
て半嵌合状態のコネクタを完全嵌合に移行させることも
できる。
【0066】また、コネクタの外導体を導電性部材を介
して自動車のボディに電気的に接続するようにし、コネ
クタハウジングに対して導電性部材を完全挿入位置とし
た状態でコネクタハウジングに導電性部材が固定される
ようにするとともに、外導体と導電性部材とに相対応す
るストッパー部を設け、外導体がコネクタハウジングに
対して完全嵌合していない状態では、上記導電性部材が
全挿入位置に達する前に上記の相対応するストッパー部
が当接するように構成した構造によると、コネクタハウ
ジングに外導体を嵌合する段階で半嵌合が看過された場
合でも、上記導電性部材を取り付ける段階でこれを簡単
かつ確実に検知することができる。また、設計によって
は、上記導電性部材を利用して半嵌合状態のコネクタを
完全嵌合に移行させることもできる。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明の第1の実施の形態によるコネクタの
取付構造を示すものであって、完全嵌合状態の断面図で
ある。
【図2】(a)〜(d)は第1の実施の形態におけるコ
ネクタおよびブラケットの外観をあらわす斜視図であ
る。
【図3】その半嵌合状態の断面図である。
【図4】(a)〜(c)は第2の実施形態におけるコネ
クタおよびブラケットの外観をあらわす斜視図である。
【図5】その完全嵌合状態の断面図である。
【図6】その半嵌合状態の断面図である。
【図7】(a)〜(e)は第3の実施形態におけるコネ
クタおよびブラケットの外観をあらわす図である。
【図8】その完全嵌合状態の断面図である。
【図9】その半嵌合状態の断面図である。
【図10】(a)〜(c)は第4の実施形態におけるコ
ネクタおよびブラケットの外観をあらわす図である。
【図11】その完全嵌合状態の断面図である。
【図12】その半完全嵌合状態の断面図である。
【図13】外導体等の構造を示す断面図である。
【図14】(a)〜(c)は第5の実施形態におけるコ
ネクタおよびブラケットの外観をあらわす斜視図であ
る。
【図15】その完全嵌合状態をあらわす断面図である。
【図16】その半嵌合状態をあらわす断面図である。
【図17】要部の斜視図である。
【図18】第6の実施の形態を示すものであって、完全
嵌合状態の断面図である。
【図19】(a)(b)は外導体、コネクタハウジング
およびブラケットの外観をあらわす斜視図である。
【図20】第6の実施の形態の変更例を示す斜視図であ
る。
【図21】第7の実施形態におけるコネクタハウジン
グ、外導体およびブラケットの外観をあらわす斜視図で
ある。
【図22】(a)は半嵌合状態をあらわす断面図、
(b)は完全嵌合状態をあらわす断面図である。
【図23】第8の実施形態におけるコネクタおよび導電
性部材の外観をあらわす斜視図である。
【図24】(a)〜(c)は従来の嵌合方法をあらわす
説明図である。
【符号の説明】
1,1A,1B,1C,1D 雌コネクタ 2,2A,2B,2C,2D 雄コネクタ 5,5A,5B,5C,5D ブラケット 8 コネクタ固定部 9 係合穴 11,12 外導体 13 弾性係止片 14 係合突起 16,16A アース端子 50,50A,50B コネクタ 51,51A,51B コネクタハウジング 52,52A 外導体 55,55A,55B ブラケット 82 導電性部材
フロントページの続き (72)発明者 平井 宏樹 愛知県名古屋市南区菊住1丁目7番10号 株式会社ハーネス総合技術研究所内 (72)発明者 杉本 雅司 愛知県名古屋市南区菊住1丁目7番10号 株式会社ハーネス総合技術研究所内 (72)発明者 境 茂樹 愛知県名古屋市南区菊住1丁目7番10号 株式会社ハーネス総合技術研究所内 (72)発明者 堤 祐一郎 愛知県名古屋市南区菊住1丁目7番10号 株式会社ハーネス総合技術研究所内 (72)発明者 酒井 義人 愛知県名古屋市南区菊住1丁目7番10号 株式会社ハーネス総合技術研究所内

Claims (8)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 互いに嵌合する雌雄一対のコネクタを、
    自動車のボディに固着されるブラケットに取り付けるよ
    うにしたコネクタの取付構造であって、一方のコネクタ
    にブラケット挿入部を設け、該ブラケット挿入部にブラ
    ケットを所定の完全挿入位置まで挿入した状態で該コネ
    クタとブラケットとが固定されるようにするとともに、
    他方のコネクタとブラケットとに相対応するストッパー
    部を設け、上記両コネクタが完全嵌合していない状態で
    は、上記ブラケットがブラケット挿入部に対して完全挿
    入位置に達する前に上記の相対応するストッパー部が当
    接するように構成したことを特徴とするコネクタの取付
    構造。
  2. 【請求項2】 上記一方のコネクタとブラケットとに相
    対応する固定用係合部を設け、上記ブラケット挿入部に
    ブラケットが所定の完全挿入位置まで挿入されたときに
    上記の相対応する固定用係合部が係合することによりコ
    ネクタをブラケットに固定するように構成したことを特
    徴とする請求項1記載のコネクタの取付構造。
  3. 【請求項3】 上記の相対応する固定用係合部は、上記
    ブラケットに設けられた係合穴と、該係合穴に対応する
    係合突起を有して上記一方のコネクタのブラケット挿入
    部に沿って設けられた弾性係止片とからなり、上記ブラ
    ケットがブラケット挿入部に対して挿入途中位置にある
    状態では上記弾性係止片が外方に弾性変形し、完全挿入
    位置に達した状態では上記弾性係止片の係合突起が上記
    係合穴に係合するように係合穴および弾性係止片を配置
    したことを特徴とする請求項2記載のコネクタの取付構
    造。
  4. 【請求項4】 上記ブラケットを導電体で形成する一
    方、上記両コネクタに嵌合時に互いに接続される外導体
    を設けるとともに、いずれかのコネクタに、上記外導体
    に接続されるとともに上記ブラケットに面する部分に露
    出するアース端子を設け、ブラケット挿入時に該アース
    端子がブラケットに接触するように構成したことを特徴
    とする請求項1乃至3のいずれかに記載のコネクタの取
    付構造。
  5. 【請求項5】 上記両コネクタに嵌合時に互いに接続さ
    れる外導体を設ける一方、上記ブラケットを導電体で形
    成し、かつ、このブラケットに、ブラケット挿入部への
    挿入時にいずれかのコネクタの外導体に接触するアース
    端子を一体に設けたことを特徴とする請求項1乃至3の
    いずれかに記載のコネクタの取付構造。
  6. 【請求項6】 内導体端子の周囲に外導体を配置し、か
    つ該外導体をコネクタハウジングに嵌合してなるコネク
    タを、自動車のボディに固着されるブラケットに取り付
    けるようにしたコネクタの取付構造であって、上記コネ
    クタハウジングにブラケット挿入部を設け、該ブラケッ
    ト挿入部にブラケットを所定の完全挿入位置まで挿入し
    た状態で該コネクタとブラケットとが固定されるように
    するとともに、上記外導体とブラケットとに相対応する
    ストッパー部を設け、上記外導体がコネクタハウジング
    に対して完全嵌合していない状態では、上記ブラケット
    がブラケット挿入部に対して完全挿入位置に達する前に
    上記の相対応するストッパー部が当接するように構成し
    たことを特徴とするコネクタの取付構造。
  7. 【請求項7】 上記コネクタの外導体にバネ片を一体に
    設ける一方、ブラケットを導電体で形成し、かつ、上記
    バネ片に摺接する突片をブラケットに一体に設け、この
    突片の先端と上記外導体のバネ片の近傍とに相対応する
    ストッパー部を設けたことを特徴する請求項6記載のコ
    ネクタの取付構造。
  8. 【請求項8】 内導体端子の周囲に外導体を配置し、か
    つ該外導体をコネクタハウジングに嵌合してなるコネク
    タを自動車のボディに取り付けるとともに、上記外導体
    を導電性部材を介して自動車のボディに電気的に接続す
    るようにしたコネクタの取付構造であって、上記コネク
    タハウジングに導電性部材挿入部を設け、該導電性部材
    挿入部に導電性部材を所定の完全挿入位置まで挿入した
    状態で該コネクタに導電性部材が固定されるようにする
    とともに、上記外導体と導電性部材とに相対応するスト
    ッパー部を設け、上記外導体がコネクタハウジングに対
    して完全嵌合していない状態では、上記導電性部材が導
    電性部材挿入部に対して完全挿入位置に達する前に上記
    の相対応するストッパー部が当接するように構成したこ
    とを特徴とするコネクタの取付構造。
JP22278297A 1997-08-19 1997-08-19 コネクタの取付構造 Withdrawn JPH1167362A (ja)

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