JP2020161359A - コネクタ - Google Patents

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Abstract

【課題】振動に対する強度を確保することが可能なコネクタを提供する。【解決手段】コネクタは、ブラケットに固定されるハウジングを備える。ハウジングは、ハウジング本体の一面から突出する一対の側部と、両側部間に架け渡されるつなぎ部と、つなぎ部から前方に突出するロック部と、両側部間で、かつハウジング本体の一面とロック部との間に配置される挿入部と、を備える。ロック部は、挿入部に対するブラケットの挿入時、つなぎ部との連結側を撓みの支点として、ブラケットを弾性的にロックする。両側部は、挿入部に臨む内面に、ブラケットの両側縁部が嵌合して挿入される溝部を有している。前後方向に関し、ロック部の長さは溝部の長さより短くされている。【選択図】図2

Description

本開示は、コネクタに関する。
特許文献1に記載されたコネクタは、ブラケットを介して自動車のボディに取り付けられる。コネクタは、ハウジングと、ハウジングの一面に一体に形成された弾性係止片と、を有している。弾性係止片は、後端が両端部でハウジングに連なり、前端がハウジングの前端側に臨む自由端とされている。弾性係止片とハウジングの一面との間は、ブラケット挿入部とされている。ブラケットは、ブラケット挿入部に後方から挿入される。ブラケットが完全挿入位置に達すると、弾性係止片に設けられた係合突起がブラケットの係合穴に嵌まり、ハウジングがブラケットに固定される。ブラケットがブラケット挿入部に挿入される途中においては、係合突起がブラケットと干渉し、弾性係止片が後端側を支点として撓み変形する。なお、ハウジングがブラケットに固定される技術は、特許文献2にも開示されている。
特開平11−67362号公報 特開2017−204399号公報
ところで、車両の振動によりブラケットに振動力が加わると、弾性係止片にはブラケットを介して大きな応力が作用する。このため、弾性係止片に所定の強度を付与する必要がある。
そこで、振動に対する強度を確保することが可能なコネクタを提供することを目的とする。
本開示は、ブラケットに固定されるハウジングを備え、前記ハウジングは、ハウジング本体と、前記ハウジング本体の一面から突出する一対の側部と、前記一対の側部間に架け渡され、前記ハウジング本体の一面から離れて配置されるつなぎ部と、前記つなぎ部から前方に突出し、前記ハウジング本体の一面から離れて配置されるロック部と、前記一対の側部間で、かつ前記ハウジング本体の一面と前記ロック部との間に配置され、後方から前記ブラケットが挿入される挿入部と、を備え、前記ロック部は、前記ブラケットの挿入時、前記つなぎ部との連結側を撓みの支点として、前記ブラケットを弾性的にロックし、前記一対の側部は、前記挿入部に臨む内面に、前記ブラケットの両側縁部が嵌合して挿入される溝部を有し、前後方向に関し、前記ロック部の長さは前記溝部の長さより短くされているコネクタである。
本開示によれば、振動に対する強度を確保することが可能なコネクタを提供することが可能となる。
図1は、実施形態1にかかるコネクタにおいて、ハウジングがブラケットに固定された状態を示す断面図である。 図2は、ハウジングがブラケットに固定された状態を示す平面図である。 図3は、図2のA−A線断面図である。 図4は、ハウジングの斜視図である。 図5は、ハウジングの平面図である。 図6は、取付部材を挿入したハウジングの正面図である。 図7は、ハウジングの背面図である。
[本開示の実施形態の説明]
最初に本開示の実施態様を列記して説明する。
本開示のコネクタは、
(1)ブラケットに固定されるハウジングを備え、前記ハウジングは、ハウジング本体と、前記ハウジング本体の一面から突出する一対の側部と、前記一対の側部間に架け渡され、前記ハウジング本体の一面から離れて配置されるつなぎ部と、前記つなぎ部から前方に突出し、前記ハウジング本体の一面から離れて配置されるロック部と、前記一対の側部間で、かつ前記ハウジング本体の一面と前記ロック部との間に配置され、後方から前記ブラケットが挿入される挿入部と、を備え、前記ロック部は、前記ブラケットの挿入時、前記つなぎ部との連結側を撓みの支点として、前記ブラケットを弾性的にロックし、前記一対の側部は、前記挿入部に臨む内面に、前記ブラケットの両側縁部が嵌合して挿入される溝部を有し、前後方向に関し、前記ロック部の長さは前記溝部の長さより短くされている。
ブラケットの両側縁部が両側部の溝部に嵌合して挿入されることにより、ブラケットが振動したときに、両側部に応力を分散させることができ、ロック部に応力が伝わり難くなる。その上、本開示のコネクタは、ロック部がブラケットの挿入方向(前方)に突出し、ブラケットの挿入方向(前後方向)に関し、ロック部の長さが溝部の長さより短くされている。このため、仮に、振動によりブラケットがハウジングに対して位置ずれしても、ロック部が大きく変動することがなく、ブラケットを介してロック部に作用する応力を良好に抑えることができる。その結果、本開示のコネクタは、振動に対して強度の向上を図ることが可能となる。
(2)前記ロック部の長さは前記溝部の長さの半分以下であり、前後方向に関し、前記ロック部の前端と前記溝部の前端との間に、前記ブラケットが露出する領域を有していることが好ましい。ロック部の長さが溝部の長さの半分以下であるため、ロック部に作用する応力を最小限に抑えることができる。しかも、ブラケットの露出する領域を広く確保することができるため、ブラケットが挿入部に正しく挿入されているかどうかを目視で確認し易くなる。
(3)前記ハウジング本体は、相手ハウジングが挿入されるフードを有し、前記一対の側部は、前記フードの一面から突出しており、前記フード内には取付部材が嵌合して挿入され、前記ロック部が前記ブラケットをロックする部分は、前後方向に関し、前記取付部材と重複していると良い。仮に、フードが変形すると、側部とブラケットとの相対位置が変動し、ロック部にブラケットを介して無用な応力が作用する懸念がある。しかし、上記の構成によれば、フード内には取付部材が嵌合して挿入されるため、フードが変形するのを回避することができる。特に、ロック部がブラケットをロックする部分が前後方向に関し取付部材と重複しているため、ロック部に無用な応力が作用するのを良好に抑えることができる。
[本開示の実施形態の詳細]
本開示のコネクタの具体例を、以下に図面を参照しつつ説明する。なお、本発明はこの例示に限定されるものではなく、特許請求の範囲によって示され、特許請求の範囲と均等の意味および範囲内でのすべての変更が含まれることが意図される。
本実施形態にかかるコネクタは、図示しない自動車のボディまたは自動車のパーツにブラケット60(図1および図2を参照)を介して取り付けられる。コネクタは、合成樹脂製のハウジング10を備えている。ハウジング10は、端子保持部11と、端子保持部11の前方(図1の左方)に突出するフード12(ハウジング本体)と、を有している。端子保持部11は、左右方向に長い扁平な形状になっている。端子保持部11は、内部に、図示しない雄端子金具を収容して保持する。
フード12は、端子保持部11より一回り大きく、左右方向に長い角筒状の形状になっている。フード12内には、雄端子金具のタブが突出して配置される。また、フード12内には、前方から相手ハウジング70が挿入される。
ここで、相手ハウジング70は合成樹脂製であって、図1に示すように、図示しない雌端子金具を収容する。相手ハウジング70は、下面に、撓み変形可能なロックアーム71を突出させている。
フード12内には、相手ハウジング70の挿入前、取付部材13が挿入される。取付部材13は、例えば、雄端子金具が端子保持部11から後方へ抜け出るのを規制するリテーナとして構成される。取付部材13は、フード12内において、端子保持部11の前面から前方へ向かう所定範囲の空間を埋める中実部14を有している。
フード12は、下壁部分の内面に、ロック溝15を有している。ロック溝15は、フード12の下壁部分の左右中央部において(図4を参照)、前後方向に延び、前端が閉塞され、後端がフード12の下壁部分の後面(端子保持部11との段差部分)に開口している。相手ハウジング70がフード12内に挿入されると、ロックアーム71の突起部分がロック溝15に弾性的に嵌まり、両ハウジング10、70が嵌合して保持される。取付部材13は、正規嵌合された両ハウジング10、70間に挟まるように配置される。
フード12は、図4および図6に示すように、下壁部分の内面におけるロック溝15の左右両側に、一対の突条部16を有している。両突条部16は、断面矩形の外形を有し、前後方向に延びる形態になっている。両突条部16は、内部に、フード12の前端に円形(詳細には上下方向に長い長円形)に開口する孔部分を有している。両突条部16は、両ハウジング10、70の正規嵌合時、対応する相手ハウジング70の嵌合孔(図示せず)に挿入される。例えば、両ハウジング10、70が正規とは上下逆向きの嵌合姿勢をとっていると、両突条部16が嵌合孔に対応位置せず相手ハウジング70と干渉する。これにより、両ハウジング10、70の誤嵌合およびこじり嵌合が防止される。
ハウジング10は、図2および図4〜図7に示すように、フード12の上壁部分の上面(一面)から突出する一対の側部17を有している。両側部17は、フード12の上壁部分の上面における左右両側において、フード12の全長にわたって前後方向に延びる形態になっている。両側部17は、前端部に、断面矩形のブロック状部分から内側(ハウジング10の左右中央側)へ対向するように突出する付設部18を有している。図6に示すように、付設部18は、フード12の上壁部分の上面から側部17の全高の半分以下の突出寸法をもって短く突出している。付設部18の角部には丸みがつけられている。
ハウジング10は、両側部17の上端間に左右方向に架け渡されるつなぎ部19を有している。つなぎ部19は、帯板状をなし、フード12の上壁部分の上面に距離を置いて離れて配置されている。図2および図4に示すように、つなぎ部19の上面は、両側部17の上面に段差なく連なる平坦面とされている。つなぎ部19の後面は、前後方向に関し、フード12の後端に相当し、両側部17の後面と同じ位置に配置される。
図7に示すように、つなぎ部19および両側部17は、それぞれの後面の厚み方向内側に、内側(後述する挿入部29側)へ行くに従って前方に傾斜する誘い込み部20を有している。つなぎ部19は、誘い込み部20の左右中央部に、切欠状の傾斜部21を有している。傾斜部21は、背面視矩形をなし、図1に示すように、後述するロック本体26の下面側に向けて凹設されている。
ハウジング10は、図1に示すように、フード12の上壁部分の後面(端子保持部11との段差部分)と端子保持部11の上面との間に肉盛り部分を有し、肉盛り部分の上面に、後方へ下り勾配で傾斜する斜面部23を有している。斜面部23は、左右両側で誘い込み部20に連なっている。図7に示すように、斜面部23は、前後方向に関し、誘い込み部20より長くされている。また、斜面部23の左右寸法は、誘い込み部20の左右寸法より大きい。
図7に示すように、両側部17は、互いに対向する内面(後述する空間部に臨む面)の下部に、一対の溝部24を有している。両溝部24は、断面矩形状であって両側部17の内面において前後方向に延び、図5に示すように、前端が付設部18を含む前端部で閉塞され、後端が両側部17の後面(フード12の後端)に開口している。両溝部24の後端は、誘い込み部20の内縁によって区画(縁取り)されている。
図7に示すように、フード12は、両溝部24に臨む位置に、一対のリブ25を有している。両リブ25は、断面弧状をなし、図5に示すように、フード12の上壁部分の上面において、前後方向に延び、前端が付設部18に連なり、後端が後述する挿入部29に臨んでいる。両リブ25の後端は、前後方向に関し、後述するロック部22と重複する位置に配置されている。図5に示すように、両リブ25の内側半分は、両側部17より内側に露出し、平面視において目視で確認され得る。
ハウジング10は、つなぎ部19の前端に連なるロック部22を有している。図1および図6に示すように、ロック部22は、フード12の上壁部分の上面に距離を置いて離れて配置されている。図4および図5に示すように、ロック部22は、つなぎ部19の前端の左右中央部から前方に突出するロック本体26と、ロック本体26の下面から下方に突出するロック突起27と、で構成される。ロック本体26の上面はつなぎ部19の上面と段差なく連なる平坦面とされている。ロック本体26の下面もつなぎ部19の下面と段差なく連なっている。図5に示すように、ロック本体26の両側面(両側部17の内面と対向する面)の付け根部分は、平面視においてつなぎ部19に向けて左右に広がるように湾曲している。ロック本体26の側面と側部17の内面とつなぎ部19との間は平面視においてU字形をなしている。
図5に示すように、ロック本体26の板幅寸法(左右寸法)は、つなぎ部19の板幅寸法(前後寸法)より小さい。ロック本体26の突出寸法(前後寸法)は、溝部24の前後長さより短い。具体的には、ロック本体26の突出寸法は、溝部24の長さの半分以下である。また、ロック本体26の突出寸法とつなぎ部19の板幅寸法とを加算した値は、側部17の前後長さの半分以下である。
図1に示すように、ロック突起27は、爪状をなし、ロック本体26の下面における前後方向の途中から突出している。ロック本体26の下面は、ロック突起27より前方に、前後方向に沿って平坦な当て部28を有している。ロック突起27の前面は、付け根から先端に向けて前方に小さく傾斜している。ロック突起27の後面は、付け根から先端に向けて前方に大きく傾斜している。ロック突起27の付け根の前後寸法は、ロック本体26の突出寸法の半分以上である。
ハウジング10は、図7に示すように、フード12の上壁部分の上方に、両側部17、つなぎ部19およびロック部22によって区画される挿入部29を有している。挿入部29は、ハウジング10を前後方向に貫通し、左右方向に長い扁平な空間部として構成される。
ブラケット60は、金属製の板材であって、挿入部29に後方から挿入される。ブラケット60は、前後方向に長い矩形の平板状をなし、板厚方向に貫通する断面矩形のロック孔61を有している。ブラケット60の板厚寸法は、挿入部29(ロック突起27が突出する部分を除く)の上下寸法と同じかまたは挿入部29の上下寸法より小さい(図1を参照)。また、ブラケット60の板幅寸法は、両溝部24を含む挿入部29の左右寸法と同じかまたは挿入部29の左右寸法より小さい。
次に、本実施形態にかかるコネクタの作用を説明する。
ハウジング10をブラケット60に固定するに際し、ブラケット60の先端部がハウジング10の挿入部29に差し込まれる。このとき、ブラケット60の左右の両側縁部は、両溝部24に嵌合して挿入される。これにより、ブラケット60は、ハウジング10に対して上下方向および左右方向に移動するのが規制される。また、ブラケット60は、誘い込み部20および斜面部23に沿って摺動することで、挿入部29に円滑に挿入され得る。
ロック突起27は、挿入途中のブラケット60と干渉し、ブラケット60の上面に乗り上げられる。ロック本体26は、ロック突起27がブラケット60の上面に乗り上げられる間、つなぎ部19側を支点として上方に撓み変形する。ブラケット60の両側縁部の前端が両側部17の付設部18に突き当たることにより、ブラケット60のそれ以上の挿入動作が規制される。こうしてブラケット60が挿入部29に正規に挿入されると、ロック本体26が弾性的に復帰し、ロック突起27がロック孔61に適合して嵌まり込む(図1を参照)。ロック突起27がロック孔61に嵌まり込むと同時に、当て部28がブラケット60の上面に叩き付けられるように当たる。そして、ブラケット60が挿入部29に正規に挿入されたときにも、ブラケット60の両側縁部は両溝部24に嵌合した状態が維持される。ハウジング10はブラケット60にロック突起27により抜け止めして固定される。
ブラケット60は、フード12の上壁部分の上面およびロック本体26の下面に沿って配置される。ブラケット60の両側縁部の下面は、図3に示すように、リブ25の上端(先端)に当たる。リブ25の上端はブラケット60により押し潰される。ブラケット60は、側部17における溝部24の上壁部分とリブ25との間に板厚方向に挟まれた状態になる。そして、ブラケット60は、前後方向に関し、ロック本体26の前端と両溝部24の前端(付設部18)との間における広い領域に露出する露出領域40を有する(図2を参照)。
ロック突起27がブラケット60のロック孔61に嵌まり込むロック部分は、前後方向に関し、取付部材13の中実部14の前後範囲に収められ、少なくとも、中実部14と重複している(図1を参照)。
その後、相手ハウジング70がフード12に挿入され、両ハウジング10、70が嵌合状態に保持される(図1を参照)。コネクタが車両に搭載された状態で、車両が振動すると、ブラケット60も振動する。ブラケット60の振動力はハウジング10にも伝達される。このとき、ロック部22に大きな応力が加わると、ブラケット60に対するロック部22のロック状態を安定に保つことができない懸念がある。
しかし、本実施形態の場合、ブラケット60の両側縁部が両溝部24に嵌合して挿入されるため、ブラケット60が振動時にハウジング10に対して位置ずれするのが規制される。しかも、ロック部22(ロック本体26)の突出寸法が両溝部24の前後長さより短くされている。このため、仮に、ブラケット60がハウジング10に対して位置ずれしても、ロック部22がブラケット60とともに大きく変動することがない。したがって、ブラケット60を介してロック部22に作用する応力を良好に抑えることができ、ロック部22のロック状態を安定に保つことができる。
特に、ロック部22の長さが溝部24の長さの半分以下であるため、ロック部22に作用する応力を最小限に抑えることができる。しかも、ロック部22の長さを溝部24の長さの半分以下とすることにより、ブラケット60の露出領域40を広く確保することができ、ブラケット60が挿入部29に正しく挿入されているかどうかを目視で確認するのが容易になる。
また、取付部材13がフード12内に嵌合して挿入され、ロック部22がブラケット60をロックするロック部分は、前後方向に関し、取付部材13の中実部14と重複している。このため、フード12は、ロック部分と対応する位置において、取付部材13により補強されて変形しにくくなる。その結果、振動時に、フード12とブラケット60の相対位置が変動するのを回避することができ、ロック部22に無用な応力が加わるのを抑えることができる。
[他の実施形態]
今回開示された実施の形態はすべての点で例示であって制限的なものではないと考えられるべきである。
例えば、上記実施形態は、ハウジング10がフード12をハウジング本体とする雄ハウジングであったが、他の実施形態としては、ハウジングがフードを有さず、雌端子金具を保持する部分をハウジング本体とする雌ハウジングであってもよい。
上記実施形態は、ロック部22のロック本体26全体がつなぎ部19の前方に突出する形態であったが、他の実施形態としては、ロック部の一部がつなぎ部の後方に突出する部分を有する形態であってもよい。
上記実施形態は、取付部材が雄端子金具を端子保持部に抜け止めするリテーナとして構成されていたが、他の実施形態としては、取付部材が雌端子金具の抜け止め機能を有さないフロントマスクとして構成されてもよい。また、取付部材がフード内の雄端子金具のタブを位置決めするムービングプレートとして構成されてもよい。
10…ハウジング
11…端子保持部
12…フード
13…取付部材
14…中実部
15…ロック溝
16…突条部
17…側部
18…付設部
19…つなぎ部
20…誘い込み部
21…傾斜部
22…ロック部
23…斜面部
24…溝部
25…リブ
26…ロック本体
27…ロック突起
28…当て部
29…挿入部
40…露出領域
60…ブラケット
61…ロック孔
70…相手ハウジング
71…ロックアーム

Claims (3)

  1. ブラケットに固定されるハウジングを備え、
    前記ハウジングは、
    ハウジング本体と、
    前記ハウジング本体の一面から突出する一対の側部と、
    前記一対の側部間に架け渡され、前記ハウジング本体の一面から離れて配置されるつなぎ部と、
    前記つなぎ部から前方に突出し、前記ハウジング本体の一面から離れて配置されるロック部と、
    前記一対の側部間で、かつ前記ハウジング本体の一面と前記ロック部との間に配置され、後方から前記ブラケットが挿入される挿入部と、を備え、
    前記ロック部は、前記ブラケットの挿入時、前記つなぎ部との連結側を撓みの支点として、前記ブラケットを弾性的にロックし、
    前記一対の側部は、前記挿入部に臨む内面に、前記ブラケットの両側縁部が嵌合して挿入される溝部を有し、
    前後方向に関し、前記ロック部の長さは前記溝部の長さより短くされているコネクタ。
  2. 前記ロック部の長さは前記溝部の長さの半分以下であり、前後方向に関し、前記ロック部の前端と前記溝部の前端との間に、前記ブラケットが露出する領域を有している請求項1に記載のコネクタ。
  3. 前記ハウジング本体は、相手ハウジングが挿入されるフードを有し、
    前記一対の側部は、前記フードの一面から突出しており、
    前記フード内には取付部材が嵌合して挿入され、
    前記ロック部が前記ブラケットをロックする部分は、前後方向に関し、前記取付部材と重複している請求項1または請求項2に記載のコネクタ。
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