JPH11126636A - 圧接コネクタのカバー固定構造 - Google Patents

圧接コネクタのカバー固定構造

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JPH11126636A
JPH11126636A JP9290009A JP29000997A JPH11126636A JP H11126636 A JPH11126636 A JP H11126636A JP 9290009 A JP9290009 A JP 9290009A JP 29000997 A JP29000997 A JP 29000997A JP H11126636 A JPH11126636 A JP H11126636A
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健太郎 長井
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 浮き上がりを防止して圧接端子収容部を確実
に保護することのできる圧接コネクタのカバー固定構造
を提供する。 【解決手段】 圧接コネクタ21は後端22a側に圧接
端子収容部24、前端22b側に接続部25及びガイド
壁部33を有するコネクタハウジング22と、圧接端子
収容部24に形成された複数の端子収容溝29に収容さ
れる圧接端子3と、ヒンジ41、41を介してコネクタ
ハウジング22に連結されたカバー23とを備え、ガイ
ド壁部33に形成された切り欠き溝35、35にカバー
23の前端23aを挿入してその前端23aを係合させ
るとともに、カバー23の後端23b側の係止部48、
48を圧接端子収容部24の係止突起27、27に係合
させて圧接端子収容部24をカバー23によって閉鎖す
る。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、車体の取り付け部
に取り付けられる圧接コネクタのカバー固定構造に関
し、特に、圧接端子を収容するコネクタハウジングにヒ
ンジを介して連結される圧接端子保護用のカバーの固定
構造に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、車体の取り付け部に取り付けられ
る圧接コネクタとしては、図7に示されるものが知られ
ている。同図中において、圧接コネクタ1はコネクタハ
ウジング2と、そのコネクタハウジング2に収容される
複数の圧接端子3と、コネクタハウジング2に係合して
圧接端子3を保護するカバー4とを備えている。
【0003】コネクタハウジング2は、圧接端子3の挿
入側となる後端5側の係止突起6、6(図中では一方の
みを図示してある)を設けた両側壁7、7間に後端5か
ら内方に向けて複数の仕切壁8を形成し、その仕切壁8
によって複数の端子収容溝9を並設した圧接端子収容部
10を有する。また、圧接端子収容部10に連続してコ
ネクタハウジング2の前端11側に図示しない相手側コ
ネクタのハウジングに対する接続部12が形成されてい
る。接続部12には複数の端子収容溝9が開口する側に
ガイド壁部13が設けられ、そのガイド壁部13によっ
て車体の取り付け部14に対する挿通溝15が形成され
ている。
【0004】圧接端子3は挿着されて接続部12内部に
突出する雄型の電気接触部3aと、電線16が圧入され
る電線圧接部3bとを有し、端子収容溝9に収容される
際に電気接触部3aの後ろ側に設けられた可撓係止片
(ランス)3cが端子収容溝9の図示しない係止段部に
係合して固定される。
【0005】カバー4はその前端17側がヒンジ18、
18を介してコネクタハウジング2に連結されている。
また、カバー4の後端19側の両側壁部分には係止突起
6、6に対する係止孔20a、20aを有する係止片2
0、20が形成されている。
【0006】圧接コネクタ1は、複数の端子収容溝9に
電線16が圧入された圧接端子3を収容固定し、カバー
4の係止片20、20をコネクタハウジング2の係止突
起6、6に係合させてカバー4を閉鎖することにより形
成される。そして、その圧接コネクタ1は車体の取り付
け部14に挿通溝15を介して取り付けられる。
【0007】上記従来技術にあっては、圧接端子収容部
10にカバー4を閉鎖すると、カバー4の前端17が浮
き上がってしまうことがあった。そして、その前端17
が浮き上がると係止片20、20の変形や破損を引き起
こす恐れがあるとともに、その状態で例えばカーメーカ
ーに納品された場合には、車体の取り付け部14への取
り付け作業に影響を与えてしまうといった事態を生じる
ことにもなる。
【0008】そこで、カバー4の前端17に図示しない
係合突起を設けて圧接端子3に対する前記図示しない係
止段部近傍にもぐり込ませる手段を講じてみたが、圧接
端子3及びカバー4を抑止するだけの強度を前記係止段
部近傍で確保することは非常に困難であった。
【0009】
【発明が解決しようとする課題】本発明は、上述した問
題点を解消するため、浮き上がりを防止して圧接端子収
容部を確実に保護することのできる圧接コネクタのカバ
ー固定構造を提供することを課題とする。
【0010】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決するため
なされた請求項1記載の本発明の圧接コネクタのカバー
固定構造は、圧接端子挿入側となる後端側の係止突起を
設けた両側壁間に前記後端から内方に向けて複数の仕切
壁を形成し、該仕切壁によって複数の端子収容溝を並設
した圧接端子収容部、及び、該圧接端子収容部に連続し
て前端側に形成された相手側コネクタのハウジングに対
する接続部、並びに、該接続部に車体の取り付け部に対
する挿通溝を形成したガイド壁部を有するコネクタハウ
ジングと、前記端子収容溝にそれぞれ収容され、電線が
圧入された圧接端子と、前記コネクタハウジングに前端
側がヒンジを介して連結され、後端側の両側壁に前記係
止突起に対する係止部を形成した前記圧接端子収容部に
対するカバーと、を備える圧接コネクタにおける前記カ
バーの固定構造において、前記ガイド壁部に前記カバー
の前端に対する切り欠き溝を形成し、該切り欠き溝に前
記カバーの前端を挿入して該前端を係合させるととも
に、前記カバーの前記係止部を前記コネクタハウジング
の前記係止突起に係合させて前記圧接端子収容部を閉鎖
することを特徴としている。
【0011】上記構成において、圧接コネクタは後端側
に圧接端子収容部、前端側に接続部及びガイド壁部を有
するコネクタハウジングと、圧接端子収容部に形成され
た複数の端子収容溝に収容される圧接端子と、ヒンジを
介してコネクタハウジングに連結されたカバーとを備え
ており、ガイド壁部に形成された切り欠き溝にカバーの
前端を挿入してその前端を係合させるとともに、カバー
の後端側の係止部を圧接端子収容部の係止突起に係合さ
せて圧接端子収容部をカバーによって閉鎖する。これに
より、カバーの前端は浮き上がることがなく、確実に圧
接端子収容部をカバーによって保護することができる。
また、これに伴ってカバーの係止部の変形や破損が引き
起こされることもなく、車体の取り付け部に対する取り
付け作業に影響を与えることもない。さらには、圧接端
子とカバーの前端とを抑止する部材が異なるので、部材
の強度面での問題点を解消することもできる。
【0012】請求項2記載の本発明の圧接コネクタのカ
バー固定構造は、請求項1に記載の圧接コネクタのカバ
ー固定構造において、前記車体の取り付け部に前記挿通
溝を介して前記圧接コネクタを嵌合させることにより、
前記取り付け部が前記カバーの前端を押圧して該前端を
二重に係止することを特徴としている。
【0013】上記構成において、車体の取り付け部に圧
接コネクタを挿通溝を介して取り付けると、車体の取り
付け部がカバーの前端を押圧する。これにより、カバー
の前端は二重に係止されることになり、圧接端子の保護
に対する信頼性を格段に向上させることができる。
【0014】請求項3記載の本発明の圧接コネクタのカ
バー固定構造は、請求項1又は請求項2に記載の圧接コ
ネクタのカバー固定構造において、前記コネクタハウジ
ングの前記係止突起には前記カバーの前記係止部の係合
側にテーパ面が形成され、前記係止部には前記テーパ面
に対応してガタつきを規制する係止補助突起を設けるこ
とを特徴としている。
【0015】上記構成において、コネクタハウジングの
係止突起にはカバーの係止部の係合側にテーパ面が形成
され、そのテーパ面に対応するようにカバーの係止部に
は係止補助突起が設けられているので、圧接端子収容部
にカバーを閉鎖すると、係止突起に係止部が係合すると
ともに、係止補助突起がテーパ面に衝合してカバーのガ
タつきを規制することになる。これにより、圧接端子の
保護に対する信頼性をさらに向上させることができる。
【0016】請求項4記載の本発明の圧接コネクタのカ
バー固定構造は、請求項1ないし請求項3いずれか記載
の圧接コネクタのカバー固定構造において、前記カバー
には前記圧接端子収容部に対向する壁面に前記圧接端子
に対する端子係止部が形成されることを特徴としてい
る。
【0017】上記構成において、カバーの圧接端子収容
部に対向する壁面に圧接端子に対する端子係止部が形成
されているので、圧接端子収容部にカバーを閉鎖する
と、端子係止部が圧接端子に係合して圧接端子の動きを
規制することになる。このように、カバーの浮き上がり
が防止されていると、カバーは圧接端子を保護するとと
もに、圧接端子の保持と係止の役割も果たすことができ
る。
【0018】請求項5記載の本発明の圧接コネクタのカ
バー固定構造は、請求項4に記載の圧接コネクタのカバ
ー固定構造において、前記端子係止部は前記圧接端子の
抜けを規制するとともに、圧入された前記電線を押さえ
つける押圧突条と、前記電線の絶縁被覆に対する加締め
部を押さえつける押圧突起とを有することを特徴として
いる。
【0019】上記構成において、端子係止部は圧接端子
の抜けを規制するとともに、圧入された電線を押さえつ
ける押圧突条と、電線の絶縁被覆に対する加締め部を押
さえつける押圧突起とを有しているので、この押圧突条
と押圧突起によって十分に圧接端子を保持及び係止する
ことができる。
【0020】請求項6記載の本発明の圧接コネクタのカ
バー固定構造は、請求項1ないし請求項5いずれか記載
の圧接コネクタのカバー固定構造において、前記カバー
の前端には前記車体の取り付け部が係合する側に突出す
る舌片が形成されることを特徴としている。
【0021】上記構成において、カバーの前端には車体
の取り付け部が係合する側に突出する舌片が形成されて
いるので、この舌片が切り欠き溝に係合することによっ
てカバーの前端のガタつきを確実に防止することができ
る。
【0022】
【発明の実施の形態】以下、図面に基づいて本発明の一
実施の形態を説明する。図1は本発明の圧接コネクタの
カバー固定構造の一実施の形態を示す分解斜視図であ
る。図2は図1のA−A線断面図、図3は圧接端子収容
部にカバーを閉鎖する直前の状態を示す断面図、図4は
圧接端子収容部が閉鎖されて圧接コネクタの組み立てが
完了した状態を示す断面図、図5は図4に対する上面
図、図6は圧接コネクタが車体の取り付け部に取り付け
られた状態を示す断面図である。尚、従来例と同一の構
成部材には同一の符号を付して詳細な説明を省略する。
【0023】図1において、21は圧接コネクタを示
し、該圧接コネクタ21はコネクタハウジング22と、
そのコネクタハウジング22に収容される複数の圧接端
子3と、コネクタハウジング22に係合して圧接端子3
を保護するカバー23等とを備え、車体の取り付け部1
4に取り付けられる。
【0024】コネクタハウジング22は合成樹脂材によ
り射出成形されており、コネクタハウジング22の後端
22a側には圧接端子収容部24が形成され、前端22
b側には圧接端子収容部24に連成された接続部25が
設けられている。
【0025】圧接端子収容部24には圧接端子3の挿入
側となる後端22a側であって、コネクタハウジング2
2の両側壁26、26にテーパ面27a、27aを有す
る係止突起27、27(図中では一方のみを図示してあ
る)が設けられている。また、この係止突起27、27
が設けられた両側壁26、26間には、後端22aから
内方に向けて複数の仕切壁(図中では五つ)28が形成
され、その五つの仕切壁28によって端子収容溝29が
並設されている。各端子収容溝29の前端であって接続
部25との接合部分には、圧接端子3に対する挿通孔3
0(図2参照)が形成されている。
【0026】一方、接続部25には図示しない相手側コ
ネクタのハウジングに対するフード31が形成され、フ
ード31には嵌合される該相手側コネクタのハウジング
を係止する係止突起32(図2参照)が設けられてい
る。接続部25の上壁25aには車体の取り付け部14
に対するガイド壁部33が設けられている。ガイド壁部
33は両側壁34、34の圧接端子収容部24側の基端
部にカバー23に対する切り欠き溝35、35を有し、
両側壁34、34と中央部分のパネルロック36(図2
参照)とによって、取り付け部14の差し込み空間とな
る挿通溝37が形成される。尚、38は型抜きのための
孔(図2参照)であるが、取り付け部14の先端と係合
する差し込み孔であってもよい。
【0027】カバー23は、カバー壁部39の両端に側
壁40、40が形成されてコネクタハウジング22と共
に一体成形されており、カバー23の前端23a側がヒ
ンジ41、41、後端23b側がバンド42、42(一
方のみ図示)を介してコネクタハウジング22に連結さ
れている。尚、バンド42、42はカバー23を成形す
る上で設けられるもので、圧接コネクタ21の組み立て
時には後述するように適宜部位で切断される。
【0028】カバー壁部39には、圧接端子収容部24
に対向する側に各圧接端子3に対応する端子係止部43
が設けられている。この端子係止部43は各圧接端子3
の抜けを規制するとともに、圧入された電線16を押さ
えつける押圧突条44と、電線16の絶縁被覆16a
(後述)に対する加締め部3d(後述)を押さえつける
押圧突起45とを有し、これら押圧突条44と押圧突起
45とによって、各圧接端子3を十分に保持及び係止す
る。また、46は圧接端子収容部24の仕切壁28に対
応する仕切壁である。
【0029】一方、カバー23の前端23aには上記切
り欠き溝35、35に係合してガタつきを規制する舌片
47(図2参照)が形成され、両側壁40、40の後端
23b側には係止突起27、27に対する係止部48、
48が設けられている。係止部48は内側に向けて突出
するL字状の枠体に形成されており、その近傍には係止
突起27、27のテーパ面27a、27aに対応して係
止部48、48の係合時にカバー23の動きを規制する
係止補助突起49、49(図中では一方のみを図示して
ある)が設けられている。尚、係止部48は枠体に形成
されているが、係止突起27に対応する係止孔を設けた
片状体であってもよい。
【0030】圧接端子3は従来例で示したものと同様の
構成であり、雄型の電気接触部3aと、電線16が圧入
される電線圧接部3bとを備えている。電気接触部3a
の後ろ側には可撓係止片(ランス)3cが設けられてお
り、電線圧接部3bには電線16の絶縁被覆16aに対
する加締め部3dが形成されている。
【0031】車体の取り付け部14は従来例で示したも
のと同様の構成であり、車体のパネルの一部を突設させ
たもので、中央に上記パネルロック36と係合する矩形
の係止孔14aが形成されている。
【0032】上記構成において、圧接コネクタ21の組
み立てを図1ないし図5を参照して説明する。まず、圧
接端子収容部24の各端子収容溝29に圧接端子3を電
気接触部3a側から挿着する。圧接端子3は可撓係止片
(ランス)3cの弾性力によって保持され、電気接触部
3aは図示しない相手側コネクタと接続できるようにフ
ード31内に突出する。次に、挿着された各圧接端子3
に電線16を圧入する。その後、図1及び図2で示され
ているコネクタハウジング22とカバー23とを連結す
るバンド42、42を適宜位置で切断し、カバー23を
コネクタハウジング22の圧接端子収容部24に対して
閉鎖可能な状態にする。
【0033】続いて、図3に示される如く、カバー23
の前端23aをガイド壁部33の切り欠き溝35に滑り
込ませるように挿入する。そして、舌片47を支点とし
てカバー23を圧接端子収容部24側へ閉鎖してゆく
と、舌片47が若干の弾性変形をして切り欠き溝35に
しっかりと係合する。
【0034】これに伴い、カバー23の係止部48が圧
接端子収容部24の係止突起27(図1参照)にはめ込
まれて係合し、図4及び図5に示される如く、圧接コネ
クタ21に対する組み立てが完了する。カバー23によ
って圧接端子収容部24を閉鎖すると、係止突起27、
27のテーパ面27a、27aに係止補助突起49、4
9が衝合してカバー23のガタつきが規制されるととも
に、圧接端子3に端子係止部43が係合してその動きが
抑止される(以上の状態については不図示)。
【0035】以上のように組み立てられた圧接コネクタ
21を車体の取り付け部14に挿着すると、図6に示さ
れる如く、取り付け部14が両側壁34、34(図1参
照)に案内されて挿通溝37に取り差し込まれ、パネル
ロック36が係止孔14aに嵌合して圧接コネクタ21
の挿着が完了する。この時、取り付け部14がカバー2
3の前端23aを押圧し、その前端23aは二重に係止
されることになる。
【0036】圧接コネクタ21は、ガイド壁部33に形
成された切り欠き溝35、35にカバー23の前端23
aを挿入してその前端23aを係合させるとともに、カ
バーの後端23b側の係止部48、48を圧接端子収容
部24の係止突起27、27に係合させて圧接端子収容
部24をカバー23によって閉鎖するので、カバー23
の前端23aは従来例で説明したように浮き上がること
がなく、確実に圧接端子収容部24をカバー23によっ
て保護することができる。また、取り付け部14がカバ
ー23の前端23aを押圧してその前端23aを二重に
係止するので、各圧接端子3の保護に対する信頼性が格
段に向上することになる。さらには、圧接端子収容部2
4にカバー23を閉鎖すると、係止部48、48が係止
突起27、27に係合するとともに、係止補助突起4
9、49がテーパ面27a、27aに衝合してカバー2
3のガタつきを規制することになる。さらにまた、圧接
端子3とカバー23の前端23aとを抑止する部材が異
なるので、従来例で挙げたような部材の強度面での問題
点を生じることもない。
【0037】
【発明の効果】以上説明したように、請求項1に記載さ
れた本発明によれば、圧接コネクタは後端側に圧接端子
収容部、前端側に接続部及びガイド壁部を有するコネク
タハウジングと、圧接端子収容部に形成された複数の端
子収容溝に収容される圧接端子と、ヒンジを介してコネ
クタハウジングに連結されたカバーとを備えており、ガ
イド壁部に形成された切り欠き溝にカバーの前端を挿入
してその前端を係合させるとともに、カバーの後端側の
係止部を圧接端子収容部の係止突起に係合させて圧接端
子収容部をカバーによって閉鎖する。これにより、カバ
ーの前端は浮き上がることがなく、確実に圧接端子収容
部をカバーによって保護することができるという効果を
奏する。また、これに伴ってカバーの係止部の変形や破
損が引き起こされることもなく、車体の取り付け部に対
する取り付け作業に影響を与えることもない。さらに
は、圧接端子とカバーの前端とを抑止する部材が異なる
ので、部材の強度面での問題点を解消することもできる
という効果を奏する。
【0038】請求項2に記載された本発明によれば、車
体の取り付け部に圧接コネクタを挿通溝を介して取り付
けると、車体の取り付け部がカバーの前端を押圧する。
これにより、カバーの前端は二重に係止されることにな
り、圧接端子の保護に対する信頼性を格段に向上させる
ことができるという効果を奏する。
【0039】請求項3に記載された本発明によれば、コ
ネクタハウジングの係止突起にはカバーの係止部の係合
側にテーパ面が形成され、そのテーパ面に対応するよう
にカバーの係止部には係止補助突起が設けられているの
で、圧接端子収容部にカバーを閉鎖すると、係止突起に
係止部が係合するとともに、係止補助突起がテーパ面に
衝合してカバーのガタつきを規制することになる。これ
により、圧接端子の保護に対する信頼性をさらに向上さ
せることができるという効果を奏する。
【0040】請求項4に記載された本発明によれば、カ
バーの圧接端子収容部に対向する壁面に圧接端子に対す
る端子係止部が形成されているので、圧接端子収容部に
カバーを閉鎖すると、端子係止部が圧接端子に係合して
圧接端子の動きを規制することになる。このように、カ
バーの浮き上がりが防止されていると、カバーは圧接端
子を保護するとともに、圧接端子の保持と係止の役割も
果たすことができるという効果を奏する。
【0041】請求項5に記載された本発明によれば、端
子係止部は圧接端子の抜けを規制するとともに、圧入さ
れた電線を押さえつける押圧突条と、電線の絶縁被覆に
対する加締め部を押さえつける押圧突起とを有している
ので、この押圧突条と押圧突起によって十分に圧接端子
を保持及び係止することができるという効果を奏する。
【0042】請求項6に記載された本発明によれば、カ
バーの前端には車体の取り付け部が係合する側に突出す
る舌片が形成されているので、この舌片が切り欠き溝に
係合することによってカバーの前端のガタつきを確実に
防止することができるという効果を奏する。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明による圧接コネクタのカバー固定構造の
一実施の形態を示す分解斜視図である。
【図2】図1のA−A線断面図である。
【図3】圧接端子収容部にカバーを閉鎖する直前の状態
を示す断面図である。
【図4】圧接端子収容部が閉鎖されて圧接コネクタの組
み立てが完了した状態を示す断面図である。
【図5】図4に対する上面図である。
【図6】圧接コネクタが車体の取り付け部に取り付けら
れた状態を示す断面図である。
【図7】従来例の圧接コネクタのカバー固定構造を示す
分解斜視図である。
【符号の説明】
3 圧接端子 14 車体の取り付け部 16 電線 21 圧接コネクタ 22 コネクタハウジング 23 カバー 23a 前端 23b 後端 24 圧接端子収容部 25 接続部 26、34、40 側壁 27 係止突起 27a テーパ面 28、46 仕切壁 29 端子収容溝 33 ガイド壁部 35 切り欠き溝 36 パネルロック 37 挿通溝 39 カバー壁部 41 ヒンジ 42 バンド 43 端子係止部 44 押圧突条 45 押圧突起 47 舌片 48 係止部 49 係止補助突起

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 圧接端子挿入側となる後端側の係止突起
    を設けた両側壁間に前記後端から内方に向けて複数の仕
    切壁を形成し、該仕切壁によって複数の端子収容溝を並
    設した圧接端子収容部、及び、該圧接端子収容部に連続
    して前端側に形成された相手側コネクタのハウジングに
    対する接続部、並びに、該接続部に車体の取り付け部に
    対する挿通溝を形成したガイド壁部を有するコネクタハ
    ウジングと、 前記端子収容溝にそれぞれ収容され、電線が圧入された
    圧接端子と、 前記コネクタハウジングに前端側がヒンジを介して連結
    され、後端側の両側壁に前記係止突起に対する係止部を
    形成した前記圧接端子収容部に対するカバーと、 を備える圧接コネクタにおける前記カバーの固定構造に
    おいて、 前記ガイド壁部に前記カバーの前端に対する切り欠き溝
    を形成し、 該切り欠き溝に前記カバーの前端を挿入して該前端を係
    合させるとともに、前記カバーの前記係止部を前記コネ
    クタハウジングの前記係止突起に係合させて前記圧接端
    子収容部を閉鎖することを特徴とする圧接コネクタのカ
    バー固定構造。
  2. 【請求項2】 請求項1に記載の圧接コネクタのカバー
    固定構造において、 前記車体の取り付け部に前記挿通溝を介して前記圧接コ
    ネクタを嵌合させることにより、前記取り付け部が前記
    カバーの前端を押圧して該前端を二重に係止することを
    特徴とする圧接コネクタのカバー固定構造。
  3. 【請求項3】 請求項1又は請求項2に記載の圧接コネ
    クタのカバー固定構造において、 前記コネクタハウジングの前記係止突起には前記カバー
    の前記係止部の係合側にテーパ面が形成され、前記係止
    部には前記テーパ面に対応してガタつきを規制する係止
    補助突起を設けることを特徴とする圧接コネクタのカバ
    ー固定構造。
  4. 【請求項4】 請求項1ないし請求項3いずれか記載の
    圧接コネクタのカバー固定構造において、 前記カバーには前記圧接端子収容部に対向する壁面に前
    記圧接端子に対する端子係止部が形成されることを特徴
    とする圧接コネクタのカバー固定構造。
  5. 【請求項5】 請求項4に記載の圧接コネクタのカバー
    固定構造において、 前記端子係止部は前記圧接端子の抜けを規制するととも
    に、圧入された前記電線を押さえつける押圧突条と、前
    記電線の絶縁被覆に対する加締め部を押さえつける押圧
    突起とを有することを特徴とする圧接コネクタのカバー
    固定構造。
  6. 【請求項6】 請求項1ないし請求項5いずれか記載の
    圧接コネクタのカバー固定構造において、 前記カバーの前端には前記車体の取り付け部が係合する
    側に突出する舌片が形成されることを特徴とする圧接コ
    ネクタのカバー固定構造。
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