JP2002367714A - ワイヤーハーネスおよびワイヤーハーネスの製造方法 - Google Patents

ワイヤーハーネスおよびワイヤーハーネスの製造方法

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JP2002367714A JP2001168474A JP2001168474A JP2002367714A JP 2002367714 A JP2002367714 A JP 2002367714A JP 2001168474 A JP2001168474 A JP 2001168474A JP 2001168474 A JP2001168474 A JP 2001168474A JP 2002367714 A JP2002367714 A JP 2002367714A
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Masaru Fukuda
優 福田
Takeya Miwa
剛也 三輪
Shinji Mochizuki
信二 望月
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Yazaki Corp
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    • HELECTRICITY
    • H01ELECTRIC ELEMENTS
    • H01RELECTRICALLY-CONDUCTIVE CONNECTIONS; STRUCTURAL ASSOCIATIONS OF A PLURALITY OF MUTUALLY-INSULATED ELECTRICAL CONNECTING ELEMENTS; COUPLING DEVICES; CURRENT COLLECTORS
    • H01R43/00Apparatus or processes specially adapted for manufacturing, assembling, maintaining, or repairing of line connectors or current collectors or for joining electric conductors
    • H01R43/20Apparatus or processes specially adapted for manufacturing, assembling, maintaining, or repairing of line connectors or current collectors or for joining electric conductors for assembling or disassembling contact members with insulating base, case or sleeve
    • HELECTRICITY
    • H01ELECTRIC ELEMENTS
    • H01RELECTRICALLY-CONDUCTIVE CONNECTIONS; STRUCTURAL ASSOCIATIONS OF A PLURALITY OF MUTUALLY-INSULATED ELECTRICAL CONNECTING ELEMENTS; COUPLING DEVICES; CURRENT COLLECTORS
    • H01R43/00Apparatus or processes specially adapted for manufacturing, assembling, maintaining, or repairing of line connectors or current collectors or for joining electric conductors
    • H01R43/04Apparatus or processes specially adapted for manufacturing, assembling, maintaining, or repairing of line connectors or current collectors or for joining electric conductors for forming connections by deformation, e.g. crimping tool
    • H01R43/048Crimping apparatus or processes

Abstract

(57)【要約】 【課題】 組立コストを低減できるワイヤーハーネスお
よびワイヤーハーネスの製造方法を提供する。 【解決手段】 ワイヤーハーネスは、基板11に隔壁12が
並設された絶縁ハウジング3と、絶縁ハウジング3を保
持可能なカバー部材2と、各隔壁12に沿って個々に配置
される多数の圧接端子15および圧着端子16と、各圧接端
子15および各圧着端子16にそれぞれ接続される多数の電
線103とを有し、各圧接端子15を各隔壁12間に配置する
圧接端子挿入工程と、各電線103を各圧接端子15に対し
て接続する圧接工程と、各圧着端子16に対して電線を接
続してから各圧着端子16を各隔壁12間に配置する圧着工
程と、素材絶縁ハウジング13を切断して所定長さの絶縁
ハウジング3を得る切断工程とを任意の順番で行った
後、絶縁ハウジング3をカバー部材2に保持させるコネ
クタ組立工程を行って形成される。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明はワイヤーハーネスに
係り、例えば自動車に搭載された制御機器や電子機器を
電気的に接続する際に用いて好適なワイヤーハーネスに
関する。
【0002】
【従来の技術】従来より、乗用車を始め各種車両につい
ては自動化が進み、これにともなってCPU等の各種制
御機器や電子機器が搭載されるようになってきた。この
ような制御機器や電子機器は、ワイヤーハーネスを介し
て接続され、電源供給や制御信号等の信号授受が行われ
る。
【0003】図14に示すワイヤーハーネス100は、基本
的に雄型コネクタ101および雌型コネクタ102等の各種コ
ネクタを複数の電線103によって接続し、テープ104等に
より束ねられている。
【0004】コネクタの種類や個数、電線103の種類や
数,さらに分岐位置等は、例えば自動車内の配線位置等
によって自在に変更される。また、束ね方法もテープ10
4に限定されず、電線103の本数によってはチューブ105
内に挿通させることもあり、一定間隔で線材により結ぶ
形態も適宜採用される。さらに、隣接するコネクタ間を
接続する場合や、あるいはコネクタの近傍で接地するよ
うな場合は、符号103aで示したように束ねない場合もあ
り、端部に接地用のアース端子106を加締め止めするこ
ともある。
【0005】ワイヤーハーネス100を自動車内に配索す
る場合は、各コネクタ101,102を電子機器に設けられた
コネクタターミナルや、他のワイヤーハーネスに設けら
れたコネクタに嵌合接続し、アース端子106を車体等に
ネジ止め固定する。そして、テープ104等によって束ね
た部分の要所を適宜な係止部材を用いて車体の一部に固
定し、自動車走行中の振動等によるコネクタの脱落や、
あるいはワイヤーハーネス100全体の振動等を防止す
る。この結果、使用環境の厳しい自動車にあっても、コ
ネクタ脱落や断線等を防止できる。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】ところで、コネクタ10
1,102は、合成樹脂製のハウジング内に、電線を接続し
た端子を挿入させた構造になっている。コネクタ端子
は、導電性を有する金属板を成形したものであり、電線
の接続形態に応じて圧接端子と圧着端子とに大別され
る。
【0007】圧接端子は、横断面U字形に形成した電線
接続部の内側面に、電線接続用の圧接刃が対向配置され
ている。そして、電線を接続するにあたっては、圧接刃
間に電線を被覆ごと圧入させる。この結果、圧接刃が被
覆に切り込んで電線の芯線に接触し、電線と圧接端子と
が通電可能に接続される。
【0008】一方、圧着端子は、横断面U字型の電線接
続部の両壁部を折り曲げ可能に構成したものである。そ
して、電線を接続するにあたっては、被覆を剥いて芯線
を露出させ、次いで芯線を電線接続部内に位置決めした
後、両壁部を折り曲げて芯線を加締め止めする。この結
果、芯線と圧着端子とが通電可能に接続される。
【0009】なお、ワイヤーハーネス100については、
単に電線103として図示および説明しているが、実際に
は種々の電線が混在、すなわち電流量等に応じて線径の
太い電線や細線が併用されている。また、ツイスト電線
や、あるいはアンテナ回路等の高周波回路や、燃料噴射
制御用の回路ではノイズ対策としてシールド線も併用さ
れる。このように、実際のワイヤーハーネス100にあっ
ては、各種電線が混在しているのが実情であるが、これ
らの電線と圧接端子および圧着端子との接続関係をみる
と、次に説明するような長所,短所がある。
【0010】先ず、圧接端子の長所について述べると、
圧接端子は刃型を被覆に切り込ませて芯線に接触させる
構成であるから、接続作業が簡単で自動化に適してい
る。しかし、圧接端子は、対向して形成された各圧接刃
の間隔に対して電線が小径である場合は接続できず、線
径が太い電線についても限度がある。さらに、シールド
線にも適用できないうえに、ツイスト電線との接続も困
難である。
【0011】これに対して圧着端子は、電線の芯線を加
締め止めする構成であるから、シールド線やツイスト線
はもとより、線径の異なった電線についても自由度があ
り、しかも加締め止めであるから接続強度が高い、等の
長所を有する。しかし、圧着端子は、被覆を剥離して芯
線を剥き出す必要があり、手作業による加締め作業と相
俟って作業性が良くなく、生産コストが高くなる一因に
なっていた。
【0012】なお、特開2000−231959号公報により開示
された「圧接コネクタの製造方法」は、帯状の絶縁キャ
リアに並列に設けた圧接端子に電線を圧接して電線付絶
縁キャリアを構成し、この電線付キャリアを所要極数に
切断してケースに収容することにより圧接コネクタを構
成するものである。この構成によれば所要極数、すなわ
ち必要とするコネクタ数の圧接コネクタを簡単、かつ、
迅速に得ることができる。そして、開示された圧接コネ
クタについて、圧着端子を適用できれば、さらに多目的
利用が可能になる。
【0013】ところで、図14を参照して説明したよう
に、実際のワイヤーハーネス100は圧接端子と圧着端子
とが混在しているものである。このため、圧着端子が混
在していると、コネクタ101,102に対する端子の組付工
程を自動化する上での障害となり、ワイヤーハーネスの
製造コストを低減し難いという不都合があった
【0014】本発明は前述した問題点に鑑みてなされた
ものであり、その目的は製造コストを低減できるワイヤ
ーハーネスおよびワイヤーハーネスの製造方法を提供す
ることにある。
【0015】
【課題を解決するための手段】前述した目的を達成する
ために、本発明のワイヤーハーネスは、請求項1に記載
したように、略帯状に形成された基板の幅方向に沿って
連続する隔壁が前記基板の長手方向に所定間隔で並設さ
れ、かつ、所定長さに切断可能な絶縁ハウジングと、前
記絶縁ハウジングを保持可能なカバー部材と、前記各隔
壁に沿って個々に配置される多数の圧接端子および圧着
端子と、前記各圧接端子および前記各圧着端子にそれぞ
れ接続される多数の電線とを有するワイヤーハーネスで
あって、前記各圧接端子を前記各隔壁間に配置する圧接
端子挿入工程と、前記各電線を前記各圧接端子に対して
接続する圧接工程と、前記各圧着端子に対して前記電線
を接続してから前記各圧着端子を前記各隔壁間に配置す
る圧着工程と、前記絶縁ハウジングを所定長さに切断す
る切断工程とを任意の順番で行った後、前記絶縁ハウジ
ングを前記カバー部材に保持させるコネクタ組立工程を
行って形成されることを特徴としている。
【0016】このように構成されたワイヤーハーネスに
おいては、ワイヤーハーネスを構成するコネクタについ
て、圧接端子を絶縁ハウジングに挿入し電線を圧接させ
る工程と、圧着端子に係る工程とを分離したので、組立
時の自動化率を向上できる。
【0017】また、本発明のワイヤーハーネスは、請求
項2に記載したように、前記圧着端子に接続される前記
電線が、当該ワイヤーハーネスの長手方向に沿って同一
方向を向く一対のコネクタ間に配索される旋回電線,フ
レキシブル電線,太物電線,ツイスト電線,シールド電
線のうちのいずれかであることを特徴としている。
【0018】ここで、フレキシブル電線は、直径寸法が
0.3mm以下の芯線を8芯以上有し、例えば自動車のドア
廻りに配索される電線である。また、太物電線は、直径
寸法が0.5mm以上の芯線を17芯以上有し、比較的大電流
に供される電線である。さらに、ツイスト電線は、被覆
層に被覆された金属製の編組が絶縁層を介して芯線を覆
い、主に信号線として用いられる電線である。
【0019】一方、本発明におけるワイヤーハーネスの
製造方法は、略帯状に形成された基板の幅方向に沿って
連続する隔壁が前記基板の長手方向に所定間隔で並設さ
れ、かつ、所定長さに切断可能な絶縁ハウジングと、前
記絶縁ハウジングを保持可能なカバー部材とを備えるコ
ネクタと、前記各隔壁に沿って個々に配置される多数の
圧接端子および圧着端子と、前記各圧接端子および前記
各圧着端子にそれぞれ接続される多数の電線とを有する
ワイヤーハーネスを前提としている。
【0020】そして、本発明におけるワイヤーハーネス
の製造方法は、請求項3に記載したように、前記各圧接
端子を前記各隔壁間に配置する圧接端子挿入工程を行っ
てから、前記各電線を前記各圧接端子に対して接続する
圧接工程を行い、その後、前記絶縁ハウジングを所定長
さに切断する切断工程を行った後、前記各圧着端子に対
して前記電線を接続してから前記各圧着端子を前記各隔
壁間に配置する圧着工程を行い、次いで前記絶縁ハウジ
ングを前記カバー部材に収容するコネクタ組立工程を行
うことを特徴としている。
【0021】このようなワイヤーハーネスの製造方法に
おいては、コネクタ組立工程において、各種端子を挿入
するための絶縁ハウジングを切断することなく圧接端子
を挿入し、次いで電線を接続してから絶縁ハウジングを
所定長さに切断し、次の圧着端子に係る組立工程に移行
するので、絶縁ハウジングの送り動作を一定にでき、自
動化推進に適している。
【0022】また、本発明におけるワイヤーハーネスの
製造方法は、請求項4に記載したように、前記絶縁ハウ
ジングを所定長さに切断する切断工程を行ってから、前
記各圧接端子を前記各隔壁間に配置する圧接端子挿入工
程を行い、その後、前記各電線を前記各圧接端子に対し
て接続する圧接工程を行った後、前記各圧着端子に対し
て前各電線を接続してから前記各圧着端子を前記各隔壁
間に配置する圧着工程を行い、次いで前記各絶縁ハウジ
ングを前記カバー部材に収容するコネクタ組立工程を行
うことを特徴としている。
【0023】このようなワイヤーハーネスの製造方法に
おいては、各種端子を挿入する絶縁ハウジングを所定長
さに切断し、切断された絶縁ハウジングについて圧接端
子の挿入と電線の接続を行い、次に別工程である圧着端
子に係る工程に移行する。従って、絶縁ハウジングを切
断する際に電線を誤って切断する等の事故が発生せず、
不良率を低減できる。また、帯状に長い絶縁ハウジング
から所定の必要量だけを切断するので、無駄を省くこと
ができる上に、切断により残った部分を他の工程に搬送
する等、効率的に使用できる。
【0024】さらに、本発明におけるワイヤーハーネス
の製造方法は、請求項5に記載したように、前記各圧接
端子を前記各隔壁間に配置する圧接端子挿入工程を行っ
てから、前記絶縁ハウジングを所定長さに切断する切断
工程を行い、その後、前記各電線を前記各圧接端子に対
して接続する圧接工程を行った後、前記各圧着端子に対
して前各電線を接続してから前記各圧着端子を前記各隔
壁間に配置する圧着工程を行い、次いで前記各絶縁ハウ
ジングを前記カバー部材に収容するコネクタ組立工程を
行うことを特徴としている。
【0025】このようなワイヤーハーネスの製造方法に
おいては、絶縁ハウジングに圧接端子を挿入し、絶縁ハ
ウジングを所定長さに切断してから圧接端子に電線を接
続し、次いで別工程である圧着端子にかかる工程に移行
するものである。従って、電線が切断される虞れを低減
できる効果と、絶縁ハウジングを所定長さに切断した際
に生ずる残った部分を他の工程に搬送できるという効果
を高次元で両立できる。
【0026】そして、本発明におけるワイヤーハーネス
の製造方法は、請求項6に示すように、前記圧接端子が
一対の弾性片を有する雌圧接端子とされ、前記各弾性片
を包囲する略箱状の保護部が省略されていることを特徴
としている。
【0027】このようなワイヤーハーネスの製造方法に
おいては、絶縁ハウジングに形成した各隔壁の端子収容
部に圧接端子を収容するので、一対の弾性片がガードさ
れ、端子の構造を簡略化できる。
【0028】
【発明の実施の形態】以下、本発明に係る実施形態を図
面に基づいて詳細に説明する。なお、以下に説明する各
実施形態において説明した部材等については、図中に同
一符号あるいは相当符号を付すことにより説明を簡略化
あるいは省略する。
【0029】図1および図2に示すように、本発明に係
る第1実施形態であるワイヤーハーネス100は、多数の
電線103にそれぞれ接続される雌型の圧接端子15および
圧着端子16を複数収容するためのコネクタ1を有してい
る。コネクタ1は、各圧接端子15あるいは各圧着端子16
を個々に配置可能な絶縁ハウジング3,3と、絶縁ハウ
ジング3,3を保持可能なカバー部材2とを含んで構成
されている。
【0030】図3にも示すように、絶縁ハウジング3
は、略帯状に形成された基板11の幅方向に沿って連続す
る隔壁12が所定間隔で並設されていて、各隔壁12間が圧
接端子15および圧着端子16を挿入するための端子収容部
17となっている。端子収容部17は、基板11の幅方向一端
側(図3中、左手前側)に架設部材18が形成され、基板
11の幅方向他端側が開放されている。架設部材18は、絶
縁ハウジング3の長手方向に沿って連続し、圧接端子15
あるいは圧着端子16に対して相手となる雄端子(図示せ
ず)を差し込むための挿入口19を形成している。各挿入
口19は、架設部材18を抜けて各端子収容部17に連通して
いる。
【0031】この絶縁ハウジング3は、各隔壁12の両側
面に係止突起21が形成されている。係止突起21は、端子
収容部17に挿入される圧接端子15あるいは圧着端子16の
抜け止めを行うものであり、上方からの挿入、換言すれ
ば差込を容易に行えるように、基板11から離れる方向に
向かって先細りとなる傾斜面を有している。
【0032】これらのような絶縁ハウジング3は、図3
において鎖線で示すように、あらかじめ端子収容部17が
多数(例えば50連)設けられた素材絶縁ハウジング13を
所定長さに切断することにより、例えば端子収容部17が
20連となっている。従って、絶縁ハウジング3は、長手
方向の両端部に隔壁12および係止突起21の片側が露呈
し、二分の一に半割りされた端子収容部17と挿入口19と
が現われる。そして、これらのような絶縁ハウジング
3,3は、それぞれ基板11,11の厚み方向に沿って二段
に積層される。
【0033】図1および図2に戻って、カバー部材2
は、二段に積層された絶縁ハウジング3,3のうち、上
段の絶縁ハウジング3を覆う略長方形板状に形成されて
いるとともに、その短辺端縁から下段の絶縁ハウジング
3に延びる板状のガイド部材24および係止部材22が設け
られている。このカバー部材2は、ガイド部材24の先端
に設けられたガイド爪24aにより、下段の絶縁ハウジン
グ3における基板11の短辺端縁を幅方向に沿って案内
し、かつ、係止部材22の先端に設けられた係止爪23が下
段の絶縁ハウジング3において露呈する係止突起21に係
止する。これにより、各絶縁ハウジング3,3は、カバ
ー部材2に対して抜け出し不可能に一体化される。
【0034】図4に示すように、圧接端子15は金属板を
プレス等より加工した雌端子であり、相手方コネクタの
雄端子31に対して弾性的に接触する接続部32と、電線10
3を接続する電線接続部33と、電線103を被覆103aと一
体的に加締止めする電線固定部34とが一体に設けられて
いる。電線接続部33は、その内側に4枚の圧接刃35が対
向するように設けられているとともに、接続部32を包囲
する略箱状の保護部が省略されている。このような圧接
端子15に電線103を接続する場合は、電線接続部33の上
方から矢印Aに示すように、電線103を電線接続部33内
に圧入する。この結果、圧接端子15は、圧接刃35が電線
103の被覆103aに切り込み、芯線103bに接触して電線1
03と圧接端子15とが通電可能に接続される。
【0035】一方、図5に示すように、圧着端子16も金
属板をプレス加工したものであり、相手方コネクタの雄
端子31に対して弾性的に接触するとともに外板42により
保護された接続部41と、対向して形成された2枚の加締
部材45によって構成された電線接続部44と、電線接続部
44の後端側に設けられて電線103を固定する電線固定部4
6とを有している。雄端子31は、外板42により形成され
た挿入口43に差し込まれ、接続部41に接触する。このよ
うな圧着端子16に電線103を接続する場合は、被覆103a
を剥離して芯線103bを剥き出し、芯線103bを加締部材
45の間に位置決めしてから、加締部材45を内側に倒し込
むようにして加締め止めする。この結果、電線103と圧
着端子16とが通電可能に接続される。
【0036】ここで、圧着端子16に接続される電線とし
ては、ワイヤーハーネス100の長手方向に沿って同一方
向を向く一対のコネクタ1,1間に配索される旋回電
線,フレキシブル電線,太物電線,ツイスト電線,シー
ルド電線等を例示できる。
【0037】ここで、フレキシブル電線は、直径寸法が
0.3mm以下の芯線を8芯以上有し、例えば自動車のドア
廻りに配索される電線である。また、太物電線は、直径
寸法が0.5mm以上の芯線を17芯以上有し、比較的大電流
に供される電線である。さらに、ツイスト電線は、被覆
層に被覆された金属製の編組が絶縁層を介して芯線を覆
い、主に信号線として用いられる電線である。
【0038】次に、第1実施形態におけるワイヤーハー
ネス100の製造方法を説明する。まず、図6(A)に示
すように、図示しない製造装置上に、例えば50連の素材
絶縁ハウジング13が配置される(第1工程S1)。次
に、図6(B)に示すように、各圧接端子15を各隔壁12
間に配置する圧接端子挿入工程として、あらかじめ挿入
位置が設定されている端子収容部17に対してターミナル
挿入機51により圧接端子15が挿入される(第2工程S
2)。
【0039】その後、図6(C)に示すように、各電線
103を各圧接端子15に対して接続する圧接工程として、
各圧接端子15に対して電線圧接機53により電線103が圧
接される(第3工程S3)。続いて、図6(D)に示す
ように、素材絶縁ハウジング13を所定長さに切断して所
望長さの絶縁ハウジング3を得る切断工程として、素材
絶縁ハウジング13において必要とされる範囲、例えば50
連のうちの20連分等が絶縁ハウジング切断機52によって
切断される(第4工程S4)。
【0040】次に、図7(A)に示すように、各圧着端
子16に対して電線103を接続してから各圧着端子16を各
隔壁12間に配置する圧着工程として、あらかじめ電線10
3を圧着により接続した圧着端子16を端子収容部17に挿
入する(第5工程S5)。そして、図7(B)に示すよ
うに、絶縁ハウジング3を二段に積層した後、図1に示
すカバー部材2に各絶縁ハウジング3を保持させてコネ
クタ1を得る。以上のような工程を繰り返し行うことに
より、複数のコネクタ1に対してそれぞれ多数の電線10
3にを接続してワイヤーハーネス100を得る。
【0041】このように構成されたワイヤーハーネス10
0によれば、当該ワイヤーハーネス100を構成するコネク
タ1について、素材絶縁ハウジング13に対して圧接端子
15に係る圧接端子挿入工程,圧接工程と、素材絶縁ハウ
ジング13から絶縁ハウジング3を得る切断工程と、絶縁
ハウジング3に対して圧着端子16に係る圧着工程とを経
て、絶縁ハウジング3をカバー部材2に保持させること
により製造される。すなわち、このワイヤーハーネス10
0によれば、圧接端子15を素材絶縁ハウジング13に挿入
し電線103を圧接させる工程と、圧着端子16に係る工程
とを分離したので、コネクタ1に圧接端子15および圧着
端子16が混在していても、コネクタ1に対する圧接端子
15および圧着端子16の組付工程を自動化する上での障害
を回避でき、これにより自動化率を高めてワイヤーハー
ネスの製造コストを低減できる。
【0042】また、前述した第1実施形態によれば、圧
接端子15を素材絶縁ハウジング13に挿入し電線103を圧
接させる工程の後に切断工程を行うため、換言すれば圧
接端子15に電線103を圧接させるまで同一長さの素材絶
縁ハウジング13が搬送ラインに載るため、搬送ラインの
搬送ピッチを一定に設定でき、これにより自動化を推進
できる。特に、このような第1実施形態によれば、絶縁
ハウジング3の端子収容部17に圧接端子15を収容するた
め、圧接端子15の接続部32を構成する一対の弾性片が保
護される。従って、この第1実施形態によれば、圧接端
子15の接続部32を構成する一対の弾性片を保護する箱状
の保護部が不要となり、これにより圧接端子15の構造を
簡略化して、ワイヤーハーネス100の製造コストを更に
低減できる。
【0043】次に、本発明に係る第2実施形態を説明す
る。なお、以下に示す第2実施形態において、製造され
るワイヤーハーネス100は前述した第1実施形態のワイ
ヤーハーネス100と同様であり、前述した第1実施形態
との相違点は、ワイヤーハーネス100の製造方法、特に
圧接端子に係る各工程の順序にあるので、これらのみを
説明し、圧着端子に関わる工程の図示,説明を省略す
る。
【0044】図8には、第2実施形態の圧接端子に係る
工程が示されている。第2実施形態の圧接端子に係る工
程は、まず、図8(A)示すように、図示しない製造装
置上に、例えば50連の素材絶縁ハウジング13が配置され
る(第1工程S11)。続いて、図8(B)に示すよう
に、素材絶縁ハウジング13を所定長さに切断して所望長
さの絶縁ハウジング3を得る切断工程として、素材絶縁
ハウジング13において必要とされる範囲、例えば50連の
うちの20連分等が絶縁ハウジング切断機52によって切断
される(第2工程S12)。
【0045】次に、図8(C)に示すように、各圧接端
子15を各隔壁12間に配置する圧接端子挿入工程として、
あらかじめ挿入位置が設定されている端子収容部17に対
してターミナル挿入機51により圧接端子15が挿入される
(第3工程S13)。その後、図8(D)に示すように、
各電線103を各圧接端子15に対して接続する圧接工程と
して、各圧接端子15に対して電線圧接機53により電線10
3が圧接される(第4工程S14)。
【0046】これらの工程を経た後、圧着端子に係る工
程に移行し、第1実施形態と同様に、カバー部材2に対
して絶縁ハウジング3,3を保持させてコネクタ1を構
成し、これによりワイヤーハーネス100を得る。
【0047】このような第2実施形態によれば、圧接端
子に係る工程において、先に素材絶縁ハウジング13を所
定長さに切断して絶縁ハウジング3を得るので、誤って
電線103を切断する虞れがなく、製造過程における不良
率を低減できる。また、例えば50連の素材絶縁ハウジン
グ13から20連分を切断すると、残りの30連分を直ちに30
連用の切断工程に搬送し、さらに20連分を切断する等の
操作を行うことができる。従って、部品である素材絶縁
ハウジング13を有効利用できる上に、作業効率を向上で
きる。
【0048】次に、本発明に係る第3実施形態を説明す
る。なお、以下に示す第3実施形態において、製造され
るワイヤーハーネス100は前述した第1実施形態および
第2実施形態のワイヤーハーネス100と同様であり、前
述した第1実施形態および第2実施形態との相違点は、
ワイヤーハーネス100の製造方法、特に圧接端子に係る
各工程の順序にあるので、これらのみを説明し、圧着端
子に関わる工程の図示,説明を省略する。
【0049】図9には、第3実施形態の圧接端子に係る
工程が示されている。第3実施形態の圧接端子に係る工
程は、まず、図9(A)示すように、図示しない製造装
置上に、例えば50連の素材絶縁ハウジング13が配置され
る(第1工程S21)。次に、図9(B)に示すように、
各圧接端子15を各隔壁12間に配置する圧接端子挿入工程
として、あらかじめ挿入位置が設定されている端子収容
部17に対してターミナル挿入機51により圧接端子15が挿
入される(第2工程S22)。
【0050】続いて、図9(C)に示すように、素材絶
縁ハウジング13を所定長さに切断して所望長さの絶縁ハ
ウジング3を得る切断工程として、素材絶縁ハウジング
13において必要とされる範囲、例えば50連のうちの20連
分等が絶縁ハウジング切断機52によって切断される(第
3工程S23)。その後、図9(D)に示すように、各電
線103を各圧接端子15に対して接続する圧接工程とし
て、各圧接端子15に対して電線圧接機53により電線103
が圧接される(第4工程S24)。
【0051】これらの工程を経た後、圧着端子に係る工
程に移行し、第1実施形態および第2実施形態と同様
に、カバー部材2に対して絶縁ハウジング3,3を保持
させてコネクタ1を構成し、これによりワイヤーハーネ
ス100を得る。
【0052】このような第3実施形態によれば、素材絶
縁ハウジング13が50連のままで圧接端子15の挿入を行い
得るので生産効率が向上するとともに、素材絶縁ハウジ
ング13を切断して絶縁ハウジング3を得る際に電線103
を切断する虞れがなく、これにより電線103の切断防
止、素材絶縁ハウジング13の有効利用等を高次元で両立
できる。
【0053】図10および図11には、本発明に係る第4実
施形態のワイヤーハーネス100aが示されている。このワ
イヤーハーネス100aのコネクタ1aを構成するカバー部
材2aは、合成樹脂を一体成形したものであり、前端側
に相手方コネクタを挿入して接続する接続口4が形成さ
れ、後端側に絶縁ハウジング3を挿入する挿入口5が形
成されている。
【0054】このような第4実施形態によれば、カバー
部材2aが略角筒状であるため、絶縁ハウジング3に収
容される各端子が雄型である場合、端子先端がカバー部
材2aに覆われる。従って、第4実施形態によれば、絶
縁ハウジング3に収容される雄型の端子を保護して、確
実な接続性が得られる。
【0055】図12および図13には、本発明に係る第5実
施形態のワイヤーハーネス100bが示されている。なお、
これらの図12および図13において、圧着端子あるいは圧
接端子の図示を省略している。このワイヤーハーネス10
0bのコネクタ1bは、前述した第1実施形態のコネクタ
1と同様に、圧着端子あるいは圧接端子を収容可能な複
数の端子収容部17aが併設された絶縁ハウジング53を二
段に配設し、これらの端子収容部17aに圧着端子および
圧接端子を混在収容する。
【0056】そして、コネクタ1bは、前述した第1実
施形態ないし第4実施形態と異なり、積層状態に重ねら
れたこれら絶縁ハウジング53の周囲を個々に覆う筒状ハ
ウジング62を備えている。
【0057】このような第5実施形態によれば、前述し
た第1実施形態のコネクタ1と同様に、圧着端子と圧接
端子とを混在収容することができるとともに、端子収容
部17a内への各端子の挿入作業性を高めてコネクタ1b
の組立作業性を向上させ、ワイヤーハーネス100bのコス
トダウンを図ることができる。このような第5実施形態
のコネクタ1bは、2個の絶縁ハウジング53を上下に重
ねて筒状ハウジング62内に収容することで、上下に多段
に端子収容部17aを装備しているが、絶縁ハウジング53
を一段にしたり、三段以上の多段に積層したコネクタを
構築することもできる。
【0058】なお、本発明は実施形態に限定されるもの
ではなく、適宜な変形,改良等が可能であり、例えば絶
縁ハウジングを二枚重ねした形態が例示されているが、
必要に応じて一枚でもよく、三枚以上が使用されること
もある。端子数や絶縁ハウジングの枚数等は全く自由に
設定される。
【0059】
【発明の効果】以上、説明したように、本発明に係るワ
イヤーハーネスによれば、請求項1に記載したように、
コネクタを構成する各圧接端子を絶縁ハウジングに形成
した各隔壁間に配置する圧接端子挿入工程と、各電線を
各圧接端子に接続する圧接工程と、各圧着端子に電線を
接続してから各隔壁間に配置する圧着工程と、絶縁ハウ
ジングを切断する切断工程とを任意の順番で行った後、
絶縁ハウジングと各端子と一体にカバー部材に収容する
コネクタ組立工程を行うという、換言すれば電線を簡便
に接続できる圧接端子と、圧着端子とに係る工程とが別
工程であるから、少なくとも圧接端子については完全自
動化が可能になり、ワイヤーハーネス生産時の作業性向
上と、コスト低減とを図ることができる。
【0060】本発明に係るワイヤーハーネスは、請求項
2に記載したように、圧着端子に対して、当該ワイヤー
ハーネスの長手方向に沿って同一方向を向く一対のコネ
クタ間に配索される旋回電線,フレキシブル電線,太物
電線,ツイスト電線,シールド電線のうちのいずれかで
ある。
【0061】一方、本発明に係るワイヤーハーネスの製
造方法によれば、請求項3に記載したように、コネクタ
を構成する圧接端子について絶縁ハウジングの各隔壁間
に配置する圧接端子挿入工程を行い、次に電線を各圧接
端子に接続する圧接工程を行い、その後、絶縁ハウジン
グを所定長さに切断する切断工程を行い、次いで圧着端
子に係る工程に移行するため、元の形状のままの絶縁ハ
ウジングについて圧接端子の挿入、電線の接続等を順次
行うので、絶縁ハウジングの送り速度を一定にすること
ができ、組立工程の自動化推進、コスト低減を図ること
ができる。
【0062】また、本発明に係るワイヤーハーネスの製
造方法によれば、請求項4に記載したように、絶縁ハウ
ジングを切断した後、絶縁ハウジングの各隔壁間に圧接
端子を配置する圧接端子挿入工程を行い、次に電線を圧
接端子に接続する圧接工程を行い、次いで圧接端子に電
線を接続してから、圧着端子に係る工程に移行するた
め、絶縁ハウジングを先に切断するので、電線等を切断
する虞れは全くなく、製造工程時における不良率を低減
できる。
【0063】さらに、本発明に係るワイヤーハーネスの
製造方法によれば、請求項5に記載したように、圧接端
子を絶縁ハウジングに形成した各隔壁間に配置する圧接
端子挿入工程を行い、次いで絶縁ハウジングを所定長さ
に切断する切断工程を行い、その後に各圧接端子に電線
を接続する圧接工程を行い、次の圧着端子に係る工程に
移行するため、電線の切断防止、絶縁ハウジングの有効
利用等を高次元で両立できる。
【0064】そして、本発明に係るワイヤーハーネスの
製造方法によれば、請求項6に記載したように、圧接端
子に設けた一対の弾性片を包囲する保護部が省略されて
いるため、圧接端子の構造を簡略化でき、これによりワ
イヤーハーネスの製造コストを更に低減できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係る第1実施形態のワイヤーハーネス
を構成するコネクタの斜視図である。
【図2】第1実施形態のコネクタの分解斜視図である。
【図3】絶縁ハウジングを示す斜視図である。
【図4】圧接端子の斜視図である。
【図5】圧着端子の斜視図である。
【図6】第1実施形態における圧接端子に係る工程を示
す模式斜視図である。
【図7】第1実施形態における圧着端子に係る工程を示
す模式斜視図である。
【図8】本発明の第2実施形態における圧接端子に係る
工程を示す模式斜視図である。
【図9】本発明の第3実施形態における圧接端子に係る
工程を示す模式斜視図である。
【図10】本発明に係る第4実施形態のコネクタを示す
斜視図である。
【図11】本発明に係る第4実施形態のコネクタを示す
断面図である。
【図12】本発明に係る第5実施形態のコネクタを示す
断面図である。
【図13】本発明に係る第5実施形態のコネクタを示す
断面図である。
【図14】従来のワイヤーハーネスの一例を示す斜視図
である。
【符号の説明】
1 コネクタ 2 カバー部材 3,13 絶縁ハウジング 11 基板 12 隔壁 15 圧接端子 16 圧着端子 17 端子収容部 100 ワイヤーハーネス
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.7 識別記号 FI テーマコート゛(参考) H02G 1/14 H02G 1/14 A 15/02 15/02 B (72)発明者 望月 信二 静岡県榛原郡榛原町布引原206−1 矢崎 部品株式会社内 Fターム(参考) 5E051 BA06 BB03 5E087 EE11 FF06 FF13 FF14 FF17 GG08 GG34 HH04 JJ08 MM05 QQ04 RR25 RR47 5G309 AA06 5G355 AA03 BA01 BA08 5G375 AA11 CA02 CA19 CC07 DA36 DB16

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 略帯状に形成された基板の幅方向に沿っ
    て連続する隔壁が前記基板の長手方向に所定間隔で並設
    され、かつ、所定長さに切断可能な絶縁ハウジングと、
    前記絶縁ハウジングを保持可能なカバー部材と、前記各
    隔壁に沿って個々に配置される多数の圧接端子および圧
    着端子と、前記各圧接端子および前記各圧着端子にそれ
    ぞれ接続される多数の電線とを有するワイヤーハーネス
    であって、 前記各圧接端子を前記各隔壁間に配置する圧接端子挿入
    工程と、前記各電線を前記各圧接端子に対して接続する
    圧接工程と、前記各圧着端子に対して前記電線を接続し
    てから前記各圧着端子を前記各隔壁間に配置する圧着工
    程と、前記絶縁ハウジングを所定長さに切断する切断工
    程とを任意の順番で行った後、 前記絶縁ハウジングを前記カバー部材に保持させるコネ
    クタ組立工程を行って形成されることを特徴とするワイ
    ヤーハーネス。
  2. 【請求項2】 前記圧着端子に接続される前記電線が、
    当該ワイヤーハーネスの長手方向に沿って同一方向を向
    く一対のコネクタ間に配索される旋回電線,フレキシブ
    ル電線,太物電線,ツイスト電線,シールド電線のうち
    のいずれかであることを特徴とする請求項1に記載した
    ワイヤーハーネス。
  3. 【請求項3】 略帯状に形成された基板の幅方向に沿っ
    て連続する隔壁が前記基板の長手方向に所定間隔で並設
    され、かつ、所定長さに切断可能な絶縁ハウジングと、
    前記絶縁ハウジングを保持可能なカバー部材とを備える
    コネクタと、前記各隔壁に沿って個々に配置される多数
    の圧接端子および圧着端子と、前記各圧接端子および前
    記各圧着端子にそれぞれ接続される多数の電線とを有す
    るワイヤーハーネスの製造方法であって、 前記各圧接端子を前記各隔壁間に配置する圧接端子挿入
    工程を行ってから、前記各電線を前記各圧接端子に対し
    て接続する圧接工程を行い、その後、前記絶縁ハウジン
    グを所定長さに切断する切断工程を行った後、 前記各圧着端子に対して前記電線を接続してから前記各
    圧着端子を前記各隔壁間に配置する圧着工程を行い、次
    いで前記絶縁ハウジングを前記カバー部材に収容するコ
    ネクタ組立工程を行うことを特徴とするワイヤーハーネ
    スの製造方法。
  4. 【請求項4】 略帯状に形成された基板の幅方向に沿っ
    て連続する隔壁が前記基板の長手方向に所定間隔で並設
    され、かつ、所定長さに切断可能な絶縁ハウジングと、
    前記絶縁ハウジングを保持可能なカバー部材とを備える
    コネクタと、前記各隔壁に沿って個々に配置される多数
    の圧接端子および圧着端子と、前記各圧接端子および前
    記各圧着端子にそれぞれ接続される多数の電線とを有す
    るワイヤーハーネスの製造方法であって、 前記絶縁ハウジングを所定長さに切断する切断工程を行
    ってから、前記各圧接端子を前記各隔壁間に配置する圧
    接端子挿入工程を行い、その後、前記各電線を前記各圧
    接端子に対して接続する圧接工程を行った後、前記各圧
    着端子に対して前各電線を接続してから前記各圧着端子
    を前記各隔壁間に配置する圧着工程を行い、次いで前記
    各絶縁ハウジングを前記カバー部材に収容するコネクタ
    組立工程を行うことを特徴とするワイヤーハーネスの製
    造方法。
  5. 【請求項5】 略帯状に形成された基板の幅方向に沿っ
    て連続する隔壁が前記基板の長手方向に所定間隔で並設
    され、かつ、所定長さに切断可能な絶縁ハウジングと、
    前記絶縁ハウジングを保持可能なカバー部材とを備える
    コネクタと、前記各隔壁に沿って個々に配置される多数
    の圧接端子および圧着端子と、前記各圧接端子および前
    記各圧着端子にそれぞれ接続される多数の電線とを有す
    るワイヤーハーネスの製造方法であって、 前記各圧接端子を前記各隔壁間に配置する圧接端子挿入
    工程を行ってから、前記絶縁ハウジングを所定長さに切
    断する切断工程を行い、その後、前記各電線を前記各圧
    接端子に対して接続する圧接工程を行った後、前記各圧
    着端子に対して前各電線を接続してから前記各圧着端子
    を前記各隔壁間に配置する圧着工程を行い、次いで前記
    各絶縁ハウジングを前記カバー部材に収容するコネクタ
    組立工程を行うことを特徴とするワイヤーハーネスの製
    造方法。
  6. 【請求項6】 前記圧接端子が一対の弾性片を有する雌
    圧接端子とされ、前記各弾性片を包囲する略箱状の保護
    部が省略されていることを特徴とする請求項3ないし請
    求項5に記載したワイヤーハーネスの製造方法。
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