JP3546676B2 - 電線接続構造 - Google Patents

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、電線接続構造に関し、特に、接続用端子および電線接続用コネクタを改良し、電線にかしめ圧着する圧着端子と電線の絶縁被覆に切り込んで芯線と圧接接続する圧接端子とを1つのコネクタに共存できるようにして、自動化が可能な圧接接続の適用範囲を拡大するものである。
【0002】
【従来の技術】
電線端末に接続する端子として、従来より圧着端子と圧接端子とが提供されている。図11(A)に示すように、圧着端子1は基板部2の幅方向両側より対向して各一対の芯線バレル1aと絶縁被覆バレル1bとを突設しており、図11(B)に示すように、芯線バレル1aを電線wの端末を皮剥ぎして露出させた芯線aにかしめ圧着し、絶縁被覆バレル1bを芯線aに連続する絶縁被覆bにかしめ圧着している。この圧着端子1の電線wへのかしめ圧着は圧着装置で行い、圧着後に、この電線端末に接続した圧着端子を圧着端子用のコネクタに挿入している。
【0003】
一方、図12(A)に示す圧接端子2は、圧接刃(スロット)2aを設けた圧接板部2bを基板部2cに幅方向に突設している。該圧接端子2は、予め圧接用コネクタ(図示せず)の各端子収容室内にセットされた状態で、皮剥ぎしていない電線wに自動圧接装置で圧接接続され、図12(B)に示すように、圧接端子2の圧接刃2aが電線wの絶縁被覆bに切り込んで芯線aに接触して圧接接続される。
【0004】
現在提供されている自動圧接装置は、図13に示すように、電線wの両端がコネクタ内にセットされている圧接端子2と接続される場合にのみ利用できるようになっている。即ち、仮結束ワイヤハーネス(電線端末に端子を接続してサブアッセンブーしたハーネス)を形成する段階で、電線の両端がコネクタ接続される場合にのみ適用されるもので、図14に示すように、電線の一端にアース端子5が接続される場合や別のワイヤハーネスのコネクタに後入れする端子4がある場合等には、電線の他端を自動圧接装置で圧接端子と接続することは出来ない状態となっている。よって、その場合には、電線を圧着端子と接続し、該圧着端子を圧着端子用のコネクタと接続している。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】
現在提供されているコネクタは、1つのコネクタ・ハウンジング内に圧着端子と圧接端子とを共存して収容できる構造となっていないため、同一コネクタ内に収容する端子に1つでも、他端が後入れ端子やアース端子と接続する電線がある場合には、該電線には圧着端子が接続され、圧着端子用のコネクタを用いなければならず、該コネクタに接続する他の端子も圧着端子と接続せざるを得なくなる。あるいは、圧着端子用のコネクタと圧接端子用のコネクタとを別個に設ける必要があり、その場合には、コネクタの個数が増加する問題がある。
【0006】
圧着端子と圧接端子とを比較すると、圧着端子を用いる場合、電線を予め皮剥ぎして芯線を露出しておく必要があり、かつ、圧着端子とのかしめ接続後に、コネクタに挿入する作業が必要となる。これに対して、圧接端子を用いると、電線の皮剥ぎが不要となり、かつ、圧接端子を予めコネクタにセットした状態で電線と接続するため、コネクタへの端子挿入作業が不要となり、作業手数の点からは圧接端子を用いると、作業能率が高まる利点がある。
【0007】
しかしながら、自動圧接装置による圧接手法は、上記のように、両端をコネクタ接続する電線のみしか適用できないため、それ以外の上記後入れ端子やアース端子と一端を接続する電線は圧着端子と接続せざるを得ず、よって、作業能率の良い圧接端子との接続箇所を増加できない問題がある。例えば、自動車のインストルメントパネル内に配索しているワイヤハーネス(所謂インパネ・ハーネス)では、圧着端子と電線の接続部が圧接端子と電線の接続部の4倍以上となっている。
【0008】
本発明は、上記した問題に鑑みてなされたもので、電線と圧接端子との接続箇所を増加し、自動圧接装置を用いることができる範囲を拡大して、作業能率の向上、コネクタ数の減少等を図ることを課題としている。
【0009】
【課題を解決するための手段】
上記課題を解決するため、本発明は、圧接端子収容用の端子収容室を設けた第1ハウジングと、圧着端子収容用の端子収容室を設けた第2ハウジングとを設け、これら第1ハウジングと第2ハウジングとの外面に、着脱自在に連結できる係止部を設けた電線接続用コネクタを備え、
両端をコネクタ接続する電線は第1ハウジング内の端子と圧接接続している一方、一端がコネクタ接続されると共に他端がコネクタ接続されない電線は、該電線の一端を上記コネクタに収容する端子と圧着接続していることを特徴とする電線接続構造を提供している。
【0010】
また、本発明は、圧接端子収容用の端子収容室を設けた第1ハウジングと、圧着端子収容用の端子収容室を設けた第2ハウジングとを設け、これら第1ハウジングと第2ハウジングとの外面に、着脱自在に連結できる係止部を設けた電線接続用コネクタを備え、
上記圧接端子収容用の端子収容室内に収容する圧接端子と、上記圧着端子収容用の端子収容室内に収容する圧着端子とは、導電性金属板より形成される電線端末接続用の端子であって、平板状の基板部と、該基板部の一端に設ける雄型あるいは雌型の電気接触部と、基板部の幅方向の両側より突出した一対の芯線圧着バレルと絶縁被覆圧着バレルと、基板部より幅方向に突出した圧接刃を設けた圧接部と、コネクタ係止部とを備え、電線を圧着接続あるいは/および圧接接続可能としていることを特徴とする電線接続構造を提供している。
即ち、端子の形状を改良し、電線と圧接接続した場合、あるいは圧着接続した場合のいずれの場合にも、1つのコネクタに接続しえるようにしている。
【0011】
上記端子は、電線と圧接接続する端子を、予めコネクタ内に収容しておいて、電線と圧接接続させる一方、電線と圧着接続する端子は、上記コネクタ内に後入れで挿入接続できる。これら端子は同一であるため、1つのコネクタに接続でき、よって、1つのコネクタに収容する端子のうちに圧着端子があっても、他の端子は電線と圧接接続でき、自動圧接装置での接続が可能となる。
【0012】
また、本発明は、圧接端子収容用の端子収容室を設けた第1ハウジングと、圧着端子収容用の端子収容室を設けた第2ハウジングとを設け、これら第1ハウジングと第2ハウジングとの外面に、着脱自在に連結できる係止部を設けた電線接続用コネクタを備え、
上記圧接端子収容用の端子収容室内に収容する圧接端子と、上記圧着端子収容用の端子収容室内に収容する圧着端子とは、導電性金属板より形成される電線端末接続用であって、
これら圧着端子と圧接端子の平板状の基板部と、該基板部の一端に設ける雄型あるいは雌型の電気接触部と、コネクタ係止部の形状は同一とし、上記圧着端子には上記基板部の幅方向の両側より突出した一対の芯線圧着バレルと絶縁被覆圧着バレルを設ける一方、上記圧接端子には上記基板部より幅方向に突出した圧接刃を設け、これら圧接端子と圧着端子とを上記第1ハウジングと第2ハウジングに設けた同一形状の端子収容室内に収容可としていることを特徴とする電線接続構造を提供している。
【0013】
即ち、前記した端子を圧接/圧着共用としているが、圧接用端子と圧着用端子とを別個に形成しながら、1つのコネクタに共存して接続できるようにしている。
【0014】
上記端子を収容する電線接続用コネクタは、ハウンジグ内に複数の端子収容室を設け、これら各端子収容室は同一位置に端子係止部を設けた同一形状とし、かつ、これら端子収容室は、予め端子を収容して、該端子に電線を圧接接続可能とすると共に、電線と圧着した端子を後入れ可能に形成している圧接端子と圧着端子共存用の電線接続用コネクタとしていることが好ましい。
【0015】
具体的には、上記コネクタは、端子と電線との圧接接続を可能とするため、端子収容室を設けたコネクタ本体部は上面開口として、蓋部材で閉鎖する構造としている。電線と圧着接続した端子は、蓋部材で閉鎖する前あるいは後でコネクタ本体の端子収容室内に挿入するようにしている。
【0016】
なお、上記電線接続用コネクタは、1つのハウンジグ内に複数の端子収容室を設け、該ハウンジグの一部に設けた端子収容室は圧接端子収容用として形成する一方、残部に設けた端子収容室は圧着端子収容用として形成している圧接端子と圧着端子共存用の電線接続用コネクタとしてもよい。を提供している。
【0017】
即ち、いずれの端子収容室も、圧接端子あるいは圧着端子を収容できる形状としても良いし、端子収容室を圧接端子用と圧着端子用と分けて形成してもよい。例えば、幅方向に端子収容室を並設したコネクタハウジングにおいて、幅方向の一端側の1〜2個の端子収容室を圧着端子用とし、残部を圧接端子用とし、該圧接端子用の部分は上面開口として蓋部材へ閉鎖するようにしている。なお、圧着端子用の部分も上面開口として圧接端子用の部分とともに1つの蓋部材で閉鎖する構成としてもよい。
【0018】
省略
【0019】
この場合、従来用いられていた圧接用コネクタと圧着用コネクタとを利用し、これらのコネクタの外面に係止部を設けるだけでよくなる。
【0020】
省略
【0021】
ワイヤハーネスの形成にあたって、両端を端子と圧接接続する電線は、コネクタの端子収容室内に収容した端子に対して電線の両端を自動圧接機で接続する一方、一端を端子に圧着接続する電線は、該端子と圧着接続した後に、上記コネクタの端子収容室内に挿入しているワイヤハーネスの形成方法している。
【0022】
【発明の実施の形態】
以下、本発明の実施形態を図面を参照して説明する。
図1は第1実施形態に用いる電線接続用端子10を示し、該端子10は電線wを圧接接続する場合と、圧着接続する場合のいずれにも用いられる形状としている。
【0023】
上記端子10は、導電性金属板を打抜加工した後に、折り曲げ加工して一体的に形成している。該端子10は、平板状の基板部11の前端に雌型の電気接触部12を設けている。なお、該電気接触部12は雄型の場合もある。該電気接触部12より後方に間隔をあけて、基板部11の幅方向両側より突出させた連結板部13a、13bを設け、これら連結板部13a、13bの中央部に設けた切欠13c、13dの前後両側より、互いに近接する幅方向に屈曲させた圧接部13e、13fを設けている。それぞれ前後両側より突出する圧接部13e、13fの間には電線圧接用の圧接刃(スロット)13g、13hを形成している。さらに、その後方に、基板部11の幅方向両側より突出した一対の芯線圧着バレル15を設け、基板部11の後端に幅方向両側より突出した一対の絶縁被覆圧着バレル16を設けている。さらにまた、上記電気接触部12の上面に上向きの切り起しを設けて、コネクタ係止部(所謂ランス部)17を形成している。
【0024】
上記端子10に電線wを圧接接続する場合には、図2(A)に示すように、電線wを基板部11の後端よりバレル16、15の間を通して、圧接刃13g、13hで電線wの先端を位置させ、自動圧接装置(図示せず)により、電線wを押し下げて、圧接刃13g、13hに押し込んで、絶縁被覆bに圧接刃を切り込ませ、芯線aと圧接刃13g、14hを接触させ、よって、圧接接続する。
【0025】
一方、端子10に電線w’を圧着接続する場合には、図2(B)に示すように、電線w’の端末を皮剥ぎして芯線aを露出させておき、該芯線aを端子10の芯線バレル15の間に、この露出した芯線aに連続する絶縁被覆bを絶縁被覆バレル16の間に位置させ、圧着装置で芯線バレル15を芯線aにかしめ圧着すると共に、絶縁被覆バレル16を絶縁被覆bにかしめ圧着し、よって、圧着接続する。
上記電線端末と接続せた端子10は図9及び図10に示すように、従来用いられている圧接端子用コネクタと同様な形状の圧接端子用の第1ハウジング50と、従来用いられている圧着端子用コネクタと同様な形状の圧着端子用の第2ハウジング51とを設け、これらハウジング50と51との外面に着脱自在に連結する係止部50aと51aとを設けている。即ち、係止部50aは係止爪からなり、係止部51aは係止爪を挿入係止する係止溝を設けた係止枠部からなる。
上記圧接端子用の第1ハウジング50の端子収容室50bには端10を予めセットして電線wを圧接接続する一方、圧着端子用の第2ハウジング51の端子収容室51bには電線w’と接続した端子10を挿入する。これら端子を介して電線と接続した第1ハウジング50と第2ハウジング51とを係止部50aと51aとを係止して固定し、1つのコネクタとしている。
なお、上記端子10は圧接接続用とする場合、従来と同形状の圧接端子2を用いてもよい。
【0026】
なお、上記端子10は図3に示すコネクタ20に接続してもよく、該コネクタ20は、端子収容室21を幅方向に多数並設したコネクタ本体22と、該コネクタ本体22の上面開口を閉鎖する蓋部材23とからなる。上記端子収容室21は全て同一形状で、端子10の電気接触部12を収容する上面に端子10のコネクタ係止部17を係止する段状に切り欠いた端子係止部21bを設けている。
【0027】
図2(A)に示すように、電線wと自動圧接装置により圧接接続する端子10は、上記コネクタ20の端子収容室21内に予めセットしておき、この状態で、電線wを各端子収容室21に通して、自動圧接装置により圧接接続する。この端子10と圧接接続する電線wは、他端も同様にコネクタ20内にセットした端子と圧接接続される。
【0028】
一方、一端をアース端子19と圧着する電線w’は、他端を端子10と図2(B)に示すように圧着接続する。この電線w’と圧着した端子10を上記コネクタ20の端子収容室21に挿入し、コネクタ係止部17をコネクタの端子係止部21aと係止して固定する。
【0029】
コネクタ20の端子収容室21に電線w’と圧着した端子10を挿入後に蓋部材23で閉鎖している。なお、挿入前に閉鎖して、電線w’と圧着した端子10を閉鎖された端子収容室21に後端開口から差し込んで挿入してもよい。
【0030】
図4(A)(B)は圧接/圧着共用端子10の変形例を示し、図4(A)の端子10は、圧着用の芯線バレル15と絶縁被覆バレル16の間に圧接刃13g、13hを配置している。また、コネクタ係止部として係止孔18を設けている。図4(B)の端子10は圧接刃13g、芯線バレル15、圧接刃13h、絶縁被覆バレル16の順で前方から後方へと配置している。
【0031】
図5は第2実施形態で用いる端子30、31を示している。端子30は圧接用端子であり、端子31は圧着用端子であり、これら圧接端子30と圧着端子31の平板状の基板部30a、31aと、これら基板部30a、31aの一端に設ける雌型あるいは雄型の電気接触部30b、31bと、基板部30a、31aに設ける係止孔からなるコネクタ係止部30c,31cの形状および位置は同一としている。上記圧着端子31には基板部31aの幅方向の両側より突出した一対の芯線圧着バレル31dと絶縁被覆圧着バレル31eを設ける一方、圧接端子30には基板部30aの幅方向両側より突出した連結板部30e、30dの中央部に切欠30e、30fを設け、該切欠の両端より幅方向に突設した圧接刃30g、30hを設けている。
【0032】
これら圧接端子30と圧着端子31とは、第1実施形態と同様にコネクタ接続しているが、図6に示すように、コネクタ20に接続してもよい。即ち、圧接端子30はコネクタ20の端子収容室21に予めセットして電線wと圧接接続させる一方、後入れ端子33と一端を接続した電線w’の他端に圧着した圧着端子31を上記コネクタ20の端子収容室21に後入れしている。
【0033】
図7および図8は参考実施形態を示し、前記図11に示す従来の圧着端子1と図12に示す従来の圧接端子2とを用い、コネクタ40を改良することにより、1つのコネクタハウジング41内に圧着端子1と圧接端子2とを共存して収容している。
【0034】
即ち、コネクタ40は、ハウンジグ41内に複数の端子収容室42、43を幅方向に並設しており、図中、右側に2つの端子収容室43は圧着端子用とし、残りの端子収容室42は圧接端子用としている。圧接端子用の端子収容室42の領域のハウジング41の上面は開口とし、左端にヒンジ結合した蓋部材45で閉鎖するようにしている。圧着端子用の端子収容室43を設けた部位のハウジング41の上面は上壁41aを設け、該端子収容室43に端面開口より圧着端子1を挿入するようにしている。なお、端子収容室43側も開口して、蓋部材45で一体的に閉鎖する構成としてもよい。上記端子収容室内42および43にはいずれも端子係止部(ランス)を設けている構成は従来と同様である。
【0035】
上記コネクタ40の端子収容室42には圧接端子2を予めセットしておき、電線wを圧接接続する。一方、端子収容室43には電線w’と接続した圧着端子1を挿入する。該構成とすると、1つのコネクタ40に圧接端子2と接続した電線wと圧着端子1と接続した電線w’とを接続でき、圧接用コネクタと圧着用コネクタとを別個に用いる必要がなくなる。
【0036】
削除
【0037】
削除
【0038】
【発明の効果】
以上の説明より明らかなように、本発明によれば、仮結束ハーネス形成時には、両端がコネクタ接続されず、他端が他のワイヤハーネスに後入れする端子やアース端子と接続されるために、圧接端子と接続できず、圧着端子と接続される電線が存在しても、他の両端をコネクタ接続する電線群を、コネクタ内にセットした圧接端子と接続し、このコネクタに電線と接続した圧着端子を挿入して収容することができる。この結果、後入れ端子やアース接続する電線が存在しても、他の電線は自動圧接装置を用いて圧接端子と接続することが可能となり、電線と圧接端子との接続箇所を増加することができる。
【0039】
また、圧接端子および圧着端子として現在汎用されている端子を用いて圧接接続箇所を増加することができる。
【0040】
本発明のように、一端を後入れ端子やアース接続端子と接続するために、他端を圧着端子と接続せざるを得ない電線が存在する場合にも、他の電線を圧接端子と接続できるようにすると、電線と接続する端子のうち、90%近くを圧接端子とすることができる。よって、電線と端子との自動圧接装置による自動化を急速に進めることができ、作業能率の大幅な向上およびコストの削減を図ることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】第1実施形態の端子を示す斜視図である。
【図2】(A)は上記端子と電線とを圧接接続している状態の平面図、(B)は上記端子を電線と圧着接続している状態の平面図である。
【図3】(A)は上記電線と圧接接続した端子と圧着接続した端子をコネクタに挿入している状態を示す斜視図、(B)と(C)は断面図である。
【図4】(A)(B)は第1実施形態の端子の変形例を示す概略図である。
【図5】第2実施形態の端子を示す概略図である。
【図6】上記端子と接続したコネクタの概略水平断面図である。
【図7】参考実施形態の概略水平断面図である。
【図8】(A)(B)は夫々図7の断面図である。
【図9】第1実施形態の概略図である。
【図10】図9の連結部の拡大断面図である。
【図11】(A)は従来の圧着端子の斜視図、(B)は電線を圧着接続した状態の正面図である。
【図12】(A)は従来の圧接端子の斜視図、(B)は電線を圧接接続した状態の正面図である。
【図13】圧接端子と接続できる仮結束ワイヤハーネスの概略図である。
【図14】後入れ端子やアース端子と接続する電線が存在する場合のコネクタとの接続状態を示す概略図である。
【符号の説明】
10 電線接続用端子
11 基板部
12 電気接触部
13g、13h 圧接刃
15 芯線バレル
16 絶縁被覆バレル
17 コネクタ係止部
20、40 コネクタ
21b 端子係止部
21 端子収容室
23 蓋部材
50 第1ハウジング
51 第2ハウジング
w 端子と圧接される電線
w’ 端子と圧着される電線

Claims (3)

  1. 圧接端子収容用の端子収容室を設けた第1ハウジングと、圧着端子収容用の端子収容室を設けた第2ハウジングとを設け、これら第1ハウジングと第2ハウジングとの外面に、着脱自在に連結できる係止部を設けた電線接続用コネクタを備え、
    両端をコネクタ接続する電線は第1ハウジング内の端子と圧接接続している一方、一端がコネクタ接続されると共に他端がコネクタ接続されない電線は、該電線の一端を上記コネクタに収容する端子と圧着接続していることを特徴とする電線接続構造
  2. 圧接端子収容用の端子収容室を設けた第1ハウジングと、圧着端子収容用の端子収容室を設けた第2ハウジングとを設け、これら第1ハウジングと第2ハウジングとの外面に、着脱自在に連結できる係止部を設けた電線接続用コネクタを備え、
    上記圧接端子収容用の端子収容室内に収容する圧接端子と、上記圧着端子収容用の端子収容室内に収容する圧着端子とは、導電性金属板より形成される電線端末接続用の端子であって、平板状の基板部と、該基板部の一端に設ける雄型あるいは雌型の電気接触部と、基板部の幅方向の両側より突出した一対の芯線圧着バレルと絶縁被覆圧着バレルと、基板部より幅方向に突出した圧接刃を設けた圧接部と、コネクタ係止部とを備え、電線を圧着接続あるいは/および圧接接続可能としていることを特徴とする電線接続構造
  3. 圧接端子収容用の端子収容室を設けた第1ハウジングと、圧着端子収容用の端子収容室を設けた第2ハウジングとを設け、これら第1ハウジングと第2ハウジングとの外面に、着脱自在に連結できる係止部を設けた電線接続用コネクタを備え、
    上記圧接端子収容用の端子収容室内に収容する圧接端子と、上記圧着端子収容用の端子収容室内に収容する圧着端子とは、導電性金属板より形成される電線端末接続用であって、
    これら圧着端子と圧接端子の平板状の基板部と、該基板部の一端に設ける雄型あるいは雌型の電気接触部と、コネクタ係止部の形状は同一とし、上記圧着端子には上記基板部の幅方向の両側より突出した一対の芯線圧着バレルと絶縁被覆圧着バレルを設ける一方、上記圧接端子には上記基板部より幅方向に突出した圧接刃を設け、これら圧接端子と圧着端子とを上記第1ハウジングと第2ハウジングに設けた同一形状の端子収容室内に収容可としていることを特徴とする電線接続構造
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