JP2009193893A - 平形柔軟ケーブルコネクタ - Google Patents

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Abstract

【課題】平形柔軟ケーブルのシールド部材を接地させるにあたり、部品点数の増加を防止し、作業性の向上を実現する。
【解決手段】平形柔軟ケーブルの終端に接続して相手側コネクタと嵌合することになる平形柔軟ケーブルコネクタにおいて、導電性材料で形成され、両コネクタ100、200が嵌合すると相手側コネクタ200の接地導電部材230に接触することになる接地導電部材130が設けられ、この接地導電部材は、平形柔軟ケーブル300が引き出されることになる引出口102又はその周囲から平形柔軟ケーブルの幅と同じかそれよりも狭い幅でもって平形柔軟ケーブルの引き出し方向へ突き出たケーブル導通片133を備えており、平形柔軟ケーブル終端を接続するとケーブル導通片が平形柔軟ケーブル終端の表面又は裏面に接触するように構成した平形柔軟ケーブルコネクタ100である。
【選択図】図1

Description

本発明は、プリント配線板などに実装され、平形柔軟ケーブルを接続する電気コネクタの技術分野に関する。
特許文献1は、互いに略平行に延びるように配置された複数本の導体が絶縁フィルムで被覆されたケーブル本体と、上記絶縁フィルムの外側に巻回された導電性材料からなるシールドテープと、一側がこのシールドテープに電気的に接続され、他側が上記ケーブル本体の外へ延びてグランドに接続されるジャンパ部材とを含んで構成されたシールド済みのフレキシブルフラットケーブルを開示している。このシールドされたフレキシブルフラットケーブルによれば、シールドテープに電気的に接続したジャンパ部材をケーブル本体から外へ延ばしてグランドに接続させる構成としたので、ジャンパ部材によりシールドテープをグランドに簡単に落とすことができ、フレキシブルフラットケーブルの性能、信頼性等を高めることができる。
特開2007−95435号公報
上記従来のシールドされたフレキシブルフラットケーブルでは、コネクタとは別にジャンパ部材を必要とするため、部品点数が増す。しかも、コネクタの実装先部材への実装作業に加えて、ジャンパ部材のフレキシブルフラットケーブル及びシールドテープへの取り付け作業、ジャンパ部材を実装先部材に実装する作業が必要となるので、作業性がよくない。
本発明は、このような点に着目してなされたものであり、その目的とするところは、平形柔軟ケーブルの終端に接続して相手側コネクタと嵌合することになる平形柔軟ケーブルコネクタを対象とし、平形柔軟ケーブルの少なくとも表面及び裏面を覆う導電性のシールドフィルムをコネクタに設けた接地導電部材を利用して相手側コネクタの接地導電部材へ電気的に接続することにより、平形柔軟ケーブルのシールド部材を接地させるにあたり、部品点数の増加を防止し、作業性の向上を実現することにある。
本発明は、平形柔軟ケーブルの終端に接続して相手側コネクタと嵌合することになる平形柔軟ケーブルコネクタである。この平形柔軟ケーブルコネクタには、導電性材料で形成され、両コネクタが嵌合すると相手側コネクタの接地導電部材に接触することになる接地導電部材が設けられ、この接地導電部材は、平形柔軟ケーブルが引き出されることになる引出口又はその周囲から平形柔軟ケーブルの幅と同じかそれよりも狭い幅でもって平形柔軟ケーブルの引き出し方向へ突き出たケーブル導通片を備えており、平形柔軟ケーブル終端を接続するとケーブル導通片が平形柔軟ケーブル終端の表面又は裏面に接触するように構成している。
平形柔軟ケーブルの終端を平形柔軟ケーブルコネクタに接続し、この平形柔軟ケーブルの少なくとも表面及び裏面を導電性のシールドフィルムにより覆い、このシールドフィルムを平形柔軟ケーブル終端に接触したケーブル導通片に接続する。そうすると、シールドフィルムが平形柔軟ケーブルコネクタの接地導電部材、及び相手側コネクタの接地導電部材を介して相手側コネクタが実装された実装先部材の接地部へ電気的に接続される。その場合、接地配線のために上記従来技術のジャンパ部材のような部材を別途に必要としないので、平形柔軟ケーブルのシールドフィルムを接地させるにあたり、部品点数が増加せず、また作業性が向上する。
本発明の平形柔軟ケーブルハーネスは、本発明の平形柔軟ケーブルコネクタと、終端が、この平形柔軟ケーブルコネクタに接続された平形柔軟ケーブルと、導電性材料で形成され、この平形柔軟ケーブルの少なくとも表面及び裏面を覆うシールドフィルムとを備え、このシールドフィルムが、平形柔軟ケーブル終端に接触したケーブル導通片に接続している。
シールドフィルムが平形柔軟ケーブルコネクタの接地導電部材、及び相手側コネクタの接地導電部材を介して相手側コネクタの実装先部材の接地部へ電気的に接続される。その場合、接地配線のために上記従来技術のジャンパ部材のような部材を別途に必要としないので、部品点数が増加せず、また作業性が向上する。
本発明の平形柔軟ケーブルコネクタは、平形柔軟ケーブルの終端に接続して相手側コネクタと嵌合することになる平形柔軟ケーブルコネクタであって、平形柔軟ケーブルの少なくとも表面及び裏面を覆う導電性のシールドフィルムをコネクタに設けた接地導電部材を利用して相手側コネクタの接地導電部材へ電気的に接続するようにしたので、平形柔軟ケーブルのシールドフィルムを接地させるにあたり、部品点数の増加を防止することができ、作業性の向上を実現することができる。本発明の平形柔軟ケーブルハーネスによっても同様の効果が得られる。
以下、本発明の実施の形態を説明する。図1ないし図6は、本発明の平形柔軟ケーブルコネクタ、平形柔軟ケーブル、及び相手側コネクタの実施形態を示す。これらの図において、100は平形柔軟ケーブルコネクタ、300は平形柔軟ケーブル、200は相手側コネクタである。平形柔軟ケーブルコネクタ100は、平形柔軟ケーブル300の終端310に接続して相手側コネクタ200と嵌合することになる。平形柔軟ケーブルコネクタ100は相手側コネクタ200から抜くこともできるが、本発明は相手側コネクタに嵌め殺しになる平形柔軟ケーブルコネクタの実施形態も含んでいる。この実施形態の場合、相手側コネクタ200は実装先部材であるプリント配線板(図示省略)に実装されるが、これによって本発明の平形柔軟ケーブルコネクタが嵌合する相手側コネクタが実装される実装先部材が限定解釈されることはない。説明の便宜上、互いに直交する奥行き方向、幅方向及び厚さ方向を設定する。この実施形態の場合、図1で説明すれば、図の上下方向が奥行き方向であり、上が奥行き方向の奥側であり、下が奥行き方向の手前である。また、図の左上と右下を結ぶ方向が幅方向であり、図の左下と右上を結ぶ方向が厚さ方向である。
この実施形態の平形柔軟ケーブル300はFFC(フレキシブルフラットケーブル)ともいわれる。図1に示すように、この平形柔軟ケーブル300は、平形の絶縁被覆301と、この絶縁被覆301のなかに設けられた複数の導体302とを備えている。導体302は間隔をあけて並べられている。絶縁被覆301は柔軟性を有した面状の絶縁体であり、この絶縁被覆301の中間層に導体302が挟まれている。平形柔軟ケーブル300の終端310では、先端部を残して絶縁被覆301が剥かれて導体302が露出している。この終端310は、平形柔軟ケーブル300の先端面から平形柔軟ケーブル300の長手方向に沿って所定長さだけ離れた部位までのことである。先端部はこの終端310のなかで上記先端面から平形柔軟ケーブル300の長手方向に沿って上記所定長さよりも短い長さだけ離れた部位までのことである。導体302と導体302との間に絶縁被覆301が残っていてもよい。この実施形態では、平形柔軟ケーブル300をストリップ加工することで、導体302を露出させ、先端部に絶縁被覆301を残している。この実施形態では平形柔軟ケーブル300における厚さ方向の両側で絶縁被覆301が剥かれて導体302が露出しているが、厚さ方向の一方側で絶縁被覆が剥かれて導体が露出していてもよい。また、先端部に絶縁被覆を残さずに導体の先端部に補強シートを貼り付けてもよい。この実施形態で示した平形柔軟ケーブル300により本発明が対象とする平形柔軟ケーブルが限定解釈されるものではなく、例えば平形柔軟ケーブルが有する導体が一本であってもよい。
図1に示すように、平形柔軟ケーブルコネクタ100は、絶縁性材料で形成されたハウジング110と、絶縁性材料で形成されたケーブルホルダ120と、導電性材料で形成された接地導電部材130とを備えている。ハウジング110はほぼ箱形に形成されており、ハウジング110の内部には、奥行き方向に貫通する収容室111が形成されている。ケーブルホルダ120は、厚さ方向の両側に平坦な端面121、122を有するほぼ板形に形成されている。そして、図3に示すように、幅方向からみてほぼU字形に反転した平形柔軟ケーブル300の終端310を、ケーブルホルダ120の厚さ方向の両端面121、122に振り分けて接触させ、ケーブルホルダ120に設けられた爪123により終端310を係止すると、終端310をケーブルホルダ120に装着できるようになっている。さらに、図4に示すように、平形柔軟ケーブル300が装着されたケーブルホルダ120をハウジング110の収容室111に挿入すると、ケーブルホルダ120が、その両端面121、122に装着された平形柔軟ケーブル300とハウジング110における収容室111を構成する壁との間に隙間を残してハウジング110に収容され、ケーブルホルダ120の幅方向の両端をハウジング110に係止すると、平形柔軟ケーブルコネクタ100が平形柔軟ケーブル300の終端310に接続するようになっている。また、図1に示すように、接地導電部材130は、ハウジング110の収容室111を構成する壁に内側から嵌合するように奥行き方向からみてほぼC字形に形成された本体131と、この本体131から奥行き方向の手前側へ延びる二本のコネクタ導通片132と、この本体131から奥行き方向の奥側へ延びるケーブル導通片133とを備えている。ハウジング110には、接地導電部材130の二本のコネクタ導通片132が挿入される筒形部材112が形成されている。
相手側コネクタ200は、絶縁性材料で形成されたハウジング210と、導電性材料で形成されたコンタクト220と、導電性材料で形成された接地導電部材230を備えている。このハウジング210はほぼ箱形に形成されており、ハウジング210の内部には、奥行き方向の奥側へ開放された収容室211が形成されている。このハウジング210は、平形柔軟ケーブルコネクタ100のハウジング110と雄雌嵌合できるように形成されており、平形柔軟ケーブルコネクタ100を奥行き方向に沿って近づけることで相手側コネクタ200に嵌合し、遠ざけることで相手側コネクタ200から離脱する。この実施形態の場合、平形柔軟ケーブルコネクタ100に凸部101を設け、相手側コネクタ200に凹部201を設け、平形柔軟ケーブルコネクタ100の凸部101を相手側コネクタ200の凹部201に挿入することで両コネクタ100、200の嵌合を果たし、凸部101を凹部201から抜去することで両コネクタ100、200の離脱を果たすようにしている。両コネクタの嵌合構造としては、逆に平形柔軟ケーブルコネクタ100に凹部を設け、相手側コネクタ200に凸部を設けてもよいし、その他の公知の構成の嵌合構造を用いてもよい。コンタクト220はハウジング210に設けられている。このコンタクト220の奥行き方向の手前側の端部はハウジング210の奥行き方向手前側に導出されて接続部になっていて、実装先部材の導電部にハンダ付けにより接続されるようになっている。また、コンタクト220の奥行き方向の奥側の端部は接触部になっていて、収容室211の内部で厚さ方向に弾性的に変形できるようになっている。そして、平形柔軟ケーブル300の終端310を接続した平形柔軟ケーブルコネクタ100を相手側コネクタ200に嵌合すると、コンタクト220の接触部がケーブルホルダ120の端面121、122に装着された平形柔軟ケーブルコネクタ100の露出した導体302にそれぞれ接触して電気的に接続するようになっている。この実施形態では、コンタクトにおいて接触部が厚さ方向に離間して二つ設けられており、二つの接触部がケーブルホルダ120の両方の端面121、122において平形柔軟ケーブルコネクタ100の露出した導体302にそれぞれ接触するが、接触部を片方だけに設け、これをケーブルホルダ120の片方の端面121又は122において平形柔軟ケーブルコネクタ100の露出した導体302に接触させてもよい。接地導電部材230はハウジング210に設けられている。接地導電部材230の奥行き方向の手前側の端部はハウジング210の奥行き方向手前側に導出されて接続部になっていて、実装先部材の導電部にハンダ付けにより接続されるようになっている。また、接地導電部材230の奥行き方向の奥側の端部は接触部になっていて、平形柔軟ケーブルコネクタ100を相手側コネクタ200に嵌合すると、この接地導電部材230が平形柔軟ケーブルコネクタ100の接地導電部材130に接触して電気的に接続するようになっている。
そして、平形柔軟ケーブルコネクタ100の接地導電部材130に設けられたケーブル導通片133は、平形柔軟ケーブル300が引き出されることになる引出口102から平形柔軟ケーブル300の幅よりも狭い幅でもって平形柔軟ケーブル300の引き出し方向へ突き出ている。この実施形態では、平形柔軟ケーブル300の引出口102は、平形柔軟ケーブルコネクタ100におけるハウジング110の収容室111を構成する壁とケーブルホルダ120の端面121とによりハウジング110及びケーブルホルダ120の奥行き方向奥側に形成される開口である。ケーブル導通片は、引出口の周囲から平形柔軟ケーブルの引き出し方向へ突き出ていてもよい。平形柔軟ケーブル300の引き出し方向は、奥行き方向の奥側へ向かう方向である。ケーブル導通片133の幅は平形柔軟ケーブル300の幅と同じであってもよい。そして、図4に示すように、平形柔軟ケーブルコネクタ100に平形柔軟ケーブル300の終端310を接続すると、ケーブル導通片133が平形柔軟ケーブル300の終端310の表面303に接触するように構成している。これに代えて、平形柔軟ケーブルコネクタ100に平形柔軟ケーブル300の終端310を接続するとケーブル導通片133が平形柔軟ケーブル300の終端310の裏面304に接触するように構成してもよいし、例えばケーブル導通片133を二枚にして表面303及び裏面304の両面に接触するように構成してもよい。
図5において、400はシールドフィルムである。このシールドフィルム400は、導電性を有し且つ柔軟性を有するフィルムであり、裏面に粘着層が形成されている。このシールドフィルム400は、平形柔軟ケーブル300の幅のほぼ2倍程度の幅を有し、且つ平形柔軟ケーブル300の長さとほぼ同じ長さを有しているので、ほぼ一定幅の長尺な形状に形成されている。したがって、図5に示すように、シールドフィルム400の幅方向の半分ほどを裏面の粘着層で平形柔軟ケーブル300の表面303に貼り、シールドフィルム400の幅方向の残りを平形柔軟ケーブル300の裏側へ折り曲げ、裏面の粘着層で平形柔軟ケーブル300の側面及び裏面304に貼れば、図6に示すように、シールドフィルム400でもって平形柔軟ケーブル300を全周にわたって覆うことができる。その場合、平形柔軟ケーブルコネクタ100の引出口102の付近では、このシールドフィルム400が平形柔軟ケーブル300の終端310とこれに接触したケーブル導通片133とを覆っている。つまり、シールドフィルム400が、平形柔軟ケーブル300の終端310と、これに接触したケーブル導通片133とを一緒にして巻いている。そして、シールドフィルム400がケーブル導通片133に貼り付くことで、シールドフィルム400をケーブル導通片133に接続しており、電気的に導通している。上記シールドフィルム400の変形例は種々ある。これらの変形例を、上記シールドフィルム400と異なる構成についてのみ説明する。一つの変形例は、上記シールドフィルム400が平形柔軟ケーブル300の幅のほぼ2倍程度の幅を有していたことに代えて、平行柔軟ケーブルの幅と同程度の幅をもったシールドフィルムである。このシールドフィルムを二枚用意して平形柔軟ケーブルの表面及び裏面の両方にそれぞれ貼り、平形柔軟ケーブルコネクタの引出口の付近では、このシールドフィルムで平形柔軟ケーブルの終端とこれに接触したケーブル導通片とを覆う。つまり、シールドフィルムが、平形柔軟ケーブルの終端と、これに接触したケーブル導通片とに貼られており、シールドフィルムがケーブル導通片に接続しており、電気的に導通している。また、別の変形例は、長手方向の全長にわたって筒形に形成したシールドフィルムである。このシールドフィルムをその端部のみで内面をケーブル導通片に粘着させて接続し、電気的に導通させてもよい。要するに、シールドフィルムにより平形柔軟ケーブルの少なくとも表面及び裏面を覆えばよい。図5及び図6では平形柔軟ケーブルコネクタ100を相手側コネクタ200に嵌合した状態で平形柔軟ケーブル300の終端310及びケーブル導通片133にシールドフィルム400を貼っているが、平形柔軟ケーブルコネクタ100を相手側コネクタ200に嵌合しない状態で平形柔軟ケーブル300の終端310及びケーブル導通片133にシールドフィルム400を貼ってもよく、このことは上記変形例にも同様に適用できることである。また、この実施形態ではシールドフィルム400に粘着層を設け、シールドフィルム400を平形柔軟ケーブル300の終端310及びケーブル導通片133に粘着したが、粘着ではなく融着又はその他の公知の方法によって接続してもよく、このことは上記変形例にも適用できることである。
次に、この実施形態の平形柔軟ケーブルコネクタ100の作用及び効果を説明する。図3から図4に示すように、平形柔軟ケーブル300の終端310を平形柔軟ケーブルコネクタ100に接続し、図5から図6に示すように、この平形柔軟ケーブル300を導電性のシールドフィルム400により全周にわたって覆い、平形柔軟ケーブルコネクタ100の引出口102の付近では、このシールドフィルム400により平形柔軟ケーブル300の終端310とこれに接触したケーブル導通片133とを覆い、シールドフィルム400を平形柔軟ケーブル300の終端310に接触したケーブル導通片133に接続する。そうすると、シールドフィルム400が平形柔軟ケーブルコネクタ100の接地導電部材130、及び相手側コネクタ200の接地導電部材230を介して相手側コネクタ200が実装された実装先部材の接地部へ電気的に接続される。その場合、接地配線のために上記従来技術のジャンパ部材のような部材を別途に必要としないので、平形柔軟ケーブル300のシールドフィルム400を接地させるにあたり、部品点数が増加せず、また作業性が向上する。
図7及び図8は比較例の平形柔軟ケーブルコネクタ100’を示す。この平形柔軟ケーブルコネクタ100’には上記実施形態のようなケーブル導通片133が設けられていない。そのため、図7に示すように、シールドフィルム400’に奥行き方向手前へ突き出る突片410’を形成し、図8に示すように、この突片410’を平形柔軟ケーブルコネクタ100’の接地導電部材130’の本体に貼り、これによって平形柔軟ケーブル300’を覆った導電性のシールドフィルム400’が平形柔軟ケーブルコネクタ100’の接地導電部材130’、及び相手側コネクタ200’の接地導電部材230’を介して相手側コネクタ200’が実装された実装先部材の接地部へ電気的に接続されるようにしている。しかし、このようにすると、ほぼ一定幅の長尺な形状の量産容易なシールドフィルム400を用いることができず、少なくとも一端に突片410’が形成された異形の特殊なシールドフィルム400’を用いなければならず、生産性が低下する。これに対し、上記実施形態の平形柔軟ケーブルコネクタ100は、ほぼ一定幅の長尺な形状の量産容易なシールドフィルム400を用いることができるので、生産性が向上する。
以上の実施形態の説明により、上記実施形態の平形柔軟ケーブルコネクタ100と、終端310が、この平形柔軟ケーブルコネクタ100に接続された平形柔軟ケーブル300と、導電性材料で形成され、この平形柔軟ケーブル300の少なくとも表面及び裏面を覆うシールドフィルム400とを備え、このシールドフィルム400が平形柔軟ケーブル300の終端310に接触したケーブル導通片133に接続している平形柔軟ケーブルハーネス500も充分に開示された。500’は、比較例における平形柔軟ケーブルハーネスを示す。
上記実施形態では、平形柔軟ケーブルコネクタ100がハウジング110及びケーブルホルダ120を備えていた。しかし、本発明の平形柔軟ケーブルコネクタは、このようなケーブルホルダを備えず、平形柔軟ケーブルの終端を受け入れて接続するようにした平形柔軟ケーブルコネクタも対象としている。
本発明は、以上の実施形態の特徴を組み合わせた実施形態を含んでいる。さらに、以上の実施形態は本発明の平形柔軟ケーブルコネクタ及び平形柔軟ケーブルハーネスのいくつかの例を示したに過ぎない。したがって、これらの実施形態の記載によって本発明の平形柔軟ケーブルコネクタ及び平形柔軟ケーブルハーネスが限定解釈されるものではない。
本発明の平形柔軟ケーブルコネクタ、平形柔軟ケーブル、及び相手側コネクタの実施形態を示す分解斜視図である。平形柔軟ケーブルコネクタは、さらにハウジング、ケーブルホルダ、及び接地導電部材に分解して示している。 図1の状態から平形柔軟ケーブルコネクタのハウジングに接地導電部材を嵌合して示す分解斜視図である。 図2の状態から平形柔軟ケーブルコネクタのケーブルホルダに平形柔軟ケーブルを装着して示す分解斜視図である。 図3の状態から平形柔軟ケーブルコネクタのハウジングに平形柔軟ケーブルが装着されたケーブルホルダを嵌合して示す分解斜視図である。 図4の状態から平形柔軟ケーブルコネクタを相手側コネクタに嵌合し、シールドフィルムを平形柔軟ケーブルに貼ろうとしているときを示す分解斜視図である。 図5の状態からシールドフィルムを平形柔軟ケーブルの表面、側面及び裏面に貼ったときを示す分解斜視図である。 比較例の平形柔軟ケーブルコネクタを相手側コネクタに嵌合し、シールドフィルムを平形柔軟ケーブルに貼ろうとしているときを示す分解斜視図である。 図7の状態からシールドフィルムを平形柔軟ケーブルの表面、側面及び裏面に貼ったときを示す分解斜視図である。
符号の説明
100 平形柔軟ケーブルコネクタ
102 引出口
110 ハウジング
130 接地導電部材
133 ケーブル導通片
200 相手側コネクタ
300 平形柔軟ケーブル
230 接地導電部材
400 シールドフィルム

Claims (2)

  1. 平形柔軟ケーブルの終端に接続して相手側コネクタと嵌合することになる平形柔軟ケーブルコネクタにおいて、
    導電性材料で形成され、両コネクタが嵌合すると相手側コネクタの接地導電部材に接触することになる接地導電部材が設けられ、
    この接地導電部材は、平形柔軟ケーブルが引き出されることになる引出口又はその周囲から平形柔軟ケーブルの幅と同じかそれよりも狭い幅でもって平形柔軟ケーブルの引き出し方向へ突き出たケーブル導通片を備えており、
    平形柔軟ケーブル終端を接続するとケーブル導通片が平形柔軟ケーブル終端の表面又は裏面に接触するように構成した平形柔軟ケーブルコネクタ。
  2. 請求項1の平形柔軟ケーブルコネクタと、
    終端が、この平形柔軟ケーブルコネクタに接続された平形柔軟ケーブルと、
    導電性材料で形成され、この平形柔軟ケーブルの少なくとも表面及び裏面を覆うシールドフィルムとを備え、
    このシールドフィルムが、平形柔軟ケーブル終端に接触したケーブル導通片に接続している平形柔軟ケーブルハーネス。
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