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ケーブルアッセンブリ及びケーブルアッセンブリの製造方法
本発明は、ケーブルアッセンブリ及びケーブルアッセンブリの製造方法に関する。
一般的な複合ケーブルは、筒状の外側絶縁体と、外側絶縁体内に配置されるシールド導体と、シールド導体内に配置される複数の信号線とを有している。この複合ケーブルの信号線の芯線をコネクタ等の端子に接続させるときに、信号線の端部が外側絶縁体及びシールド導体から突出するように、複合ケーブルの外側絶縁体及びシールド導体の端部がカットされる。信号線の突出する端部のインピーダンスは、信号線のシールド導体及び外側絶縁体内に位置する部分(以下、インナー部)のインピーダンスよりも高くなる。すなわち、信号線の端部のインピーダンスと信号線のインナー部のインピーダンスとに不整合が生じる。
このような信号線のインピーダンスの不整合を解消し得る第1ケーブルアッセンブリが下記特許文献1に、第2ケーブルアッセンブリが下記特許文献2に記載されている。第1ケーブルアッセンブリは、複合ケーブルと、基板と、絶縁体である熱収縮チューブとを備えている。複合ケーブルは、二本の差動伝送用の信号線と、一本のドレイン線と、シールド導体とを備えている。信号線及びドレイン線が筒状のシールド導体内に配置されている。シールド導体の長さ方向の一端部がカットされ、信号線及びドレイン線の端部がシールド導体から突出している。この信号線及びドレイン線の突出した端部は、基板の電極に各々接続されている。また、信号線及びドレイン線の端部は、当該端部の先端部を除いて、熱収縮チューブ内に挿入され、当該熱収縮チューブに被覆されている。
第2ケーブルアッセンブリは、複合ケーブルと、コネクタと、二層熱収縮チューブとを備えている。複合ケーブルは、二本の差動伝送用の信号線と、一本のドレイン線と、シールド導体と、外側絶縁体とを備えている。筒状の外側絶縁体内に筒状のシールド導体が配置されている。信号線及びドレイン線がシールド導体内に配置されている。シールド導体及び外側絶縁体の長さ方向の一端部がカットされ、信号線及びドレイン線の端部がシールド導体及び外側絶縁体から突出している。この信号線及びドレイン線の突出した端部は、コネクタの端子に各々接続されている。信号線及びドレイン線の端部は、筒状の二層熱収縮チューブ内に挿入され、当該二層熱収縮チューブに被覆されている。二層熱収縮チューブの内層は導電層であり、外層が絶縁体である。
特開2002−135938号公報 特開2005−38617号公報
上記の通り、信号線及びドレイン線の突出した端部は、熱収縮チューブによって被覆されていることから、信号線及びドレイン線の端部のインピーダンスの上昇が抑制され、当該端部と他の部分とのインピーダンスの整合を図ることができる。しかし、熱収縮チューブを信号線及びドレイン線の端部に固着させる作業は手間がかかる。熱収縮チューブ内に信号線及びドレイン線の端部を挿入した後、熱収縮チューブを加熱して熱収縮させる必要があるためである。
本発明は、上記事情に鑑みて創案されたものであって、その目的とするところは、ケーブルの信号線の突出した端部のインピーダンスを低下させることができ且つ容易に製造できるケーブルアッセンブリ及びケーブルアッセンブリの製造方法を提供することにある。
上記課題を解決するために、本発明のケーブルアッセンブリは、導電性を有する第1接続部と、ケーブルと、導電板とを備えている。ケーブルは、外側絶縁体と、外側絶縁体内に配置されたシールド導体と、シールド導体内に配置される信号線である少なくとも一つの第1線とを有している。第1線は、シールド導体及び外側絶縁体から当該ケーブルの長手方向である第1方向に突出した突出部を有している。突出部の芯線が第1接続部に接続されている。導電板は、突出部の第1方向の少なくとも一部に巻き付けられている
このような態様のケーブルアッセンブリは以下の技術的特徴及び効果を奏する。第1に、第1線の突出部の少なくとも一部に導電板が巻き付けられているため、第1線の突出部のインピーダンスを低下させることができる。このため、第1線の突出部のインピーダンスと第1線のシールド導体及び外側絶縁体内の部分のインピーダンスとの整合を図ることが可能になる。第2に、本ケーブルアッセンブリは容易に製造される。その理由は以下の通りである。導電板を突出部の少なくとも一部に巻き付けるだけであるため、導電板の突出部に対する取り付け作業が非常に簡単になる。
第1接続部は、一対とすることが可能である。ケーブルの第1線は、一対とすることが可能である。導電板が、一対の第1線の突出部の少なくとも一部に巻き付けられた構成とすることが可能である。このような態様のケーブルアッセンブリは更に容易に製造される。仮に、一対の第1線の突出部が離れていたとしても、当該突出部を互いに近づくように寄せつつ、導電板を突出部の少なくとも一部に巻き付けることができる。
一対の第1接続部は、第1方向に交差する第2方向に間隔をあけて配置された構成とすることが可能である。一対の第1線は、差動信号を伝送可能な構成とすることが可能である。導電板は、一対の第1線の突出部の一部間の第2方向の距離が一対の第1接続部間の第2方向の距離よりも小さくなるように、一対の第1線の突出部の少なくとも一部に巻き付けられた構成とすることが可能である。
このような態様のケーブルアッセンブリによる場合、一対の第1線の突出部の一部間の第2方向の距離が一対の第1接続部間の第2方向の距離よりも小さくなるので、突出部のインピーダンスが更に低下する。よって、第1線の突出部のインピーダンスと第1線のシールド導体及び外側絶縁体内の部分のインピーダンスとの整合を更に図ることが可能になる。
導電板は、第1端部と、第1端部の反対側の第2端部とを有する構成とすることが可能である。導電板は、少なくとも第1端部及び第2端部のうちの一方が当該導電板に接触するように突出部の少なくとも一部に巻き付けられた構成とすることが可能である。又は、導電板は、第1端部と第2端部とが互いに間隙を有して対向するように突出部の少なくとも一部に巻き付けられた構成とすることが可能である。
これらの態様のケーブルアッセンブリによる場合、導電板の突出部に対する巻き付けが容易になる。導電板の第1端部及び第2端部のうちの一方が当該導電板に接触するように、又は、導電板の第1端部と第2端部とが互いに間隙を有して対向するように、当該導電板を突出部の少なくとも一部に巻き付けると良いためである。
導電板は、電気的に浮遊する構成とすることが可能である。このような態様のケーブルアッセンブリは更に容易に製造される。なぜなら、導電板を他の部材に電気的に接続する必要がないためである。
導電板は、ケーブルのシールド導体に電気的に接続された構成とすることが可能である。このような態様のケーブルアッセンブリによる場合、導電板を、シールド導体を介して簡単にグランド接続させることができる。
上記した何れかの態様のケーブルアッセンブリは、少なくとも第1線の突出部、導電板、及び突出部の芯線と第1接続部との接続部分を覆うシールドケースを更に備えた構成とすることが可能である。
導電板がシールドケースに電気的に接続された構成とすることが可能である。このような態様のケーブルアッセンブリによる場合、導電板を、シールドケースを介して簡単にグランド接続させることができる。
上記した何れかの態様のケーブルアッセンブリは、導電性を有する第2接続部を更に備えた構成とすることが可能である。ケーブルは、シールド導体内に配置される信号線以外の第2線を更に有した構成とすることが可能である。第2線は、シールド導体及び外側絶縁体から第1方向に突出した突出部を有する構成とすることが可能である。第2線の突出部の芯線は、第2接続部に接続された構成とすることが可能である。導電板は、一対の第1線の突出部の少なくとも一部のみに巻き付けられている構成とすることが可能である。
第2接続部は、第1接続部よりも第1方向及び第2方向に交差する第3方向の一方側に配置された構成とすることが可能である。第2線の突出部は、第1線の突出部よりも第3方向の一方側に配置された構成とすることが可能である。このような態様のケーブルアッセンブリは更に容易に製造される。第2接続部及び第2線の突出部が、第1接続部及び第1線の突出部よりも第3方向の一方側に配置されているので、導電板が一対の第1線の突出部の少なくとも一部に巻き付けられる際に、第2線が邪魔になり難いためである。
上記した何れかの態様のケーブルアッセンブリは、絶縁性のボディを更に備えた構成とすることが可能である。ボディは第1接続部及び第2接続部を保持する構成とすることが可能である。この場合、第1接続部及び第2接続部は端子とすることが可能である。なお、ボディは、基板に置換可能である。この場合、第1接続部及び第2接続部は、端子ではなく、基板上に設けられた電極とすることが可能である。
本発明のケーブルアッセンブリの製造方法は、ケーブルの外側絶縁体の端部及び外側絶縁体内に配置されたシールド導体の端部をカットし、シールド導体及び外側絶縁体から信号線である第1線の端部を当該ケーブルの長手方向である第1方向に突出させたケーブルを用意し、第1線の端部の芯線を端子又は基板の電極に接続し、且つ第1線の芯線の接続後に、第1線の端部の第1方向の少なくとも一部に導電板を巻き付けることを含む。なお、導電板の巻き付けは、第1線の芯線の接続前に行うことが可能である。
このような態様の製造方法は以下の技術的特徴及び効果を奏する。第1に、導電板を第1線の端部の少なくとも一部に巻き付けるだけで、第1線の端部のインピーダンスを低下させることができる。このため、第1線の端部のインピーダンスと第1線のシールド導体及び外側絶縁体内の部分のインピーダンスとの整合を図ることが可能になる。第2に、この製造方法は本ケーブルアッセンブリを容易に製造できる。導電板を第1線の端部の少なくとも一部に巻き付けるだけであるため、導電板の第1線の端部に対する取り付け作業が非常に簡単となるためである。
第1線は一対とすることが可能である。端子又は基板の電極は一対とすることが可能である。第1線の芯線の接続は、一対の第1線の端部の芯線を一対の端子又は基板の一対の電極に各々接続することを含む工程とすることができる。導電板の巻き付けは、導電板を一対の第1線の端部の少なくとも一部に巻き付けることを含む工程とすることができる。
このような態様の製造方法は、ケーブルアッセンブリを更に容易に製造できる。仮に、一対の第1線の突出部が離れていたとしても、当該突出部を互いに近づくように寄せつつ、導電板を突出部の少なくとも一部に巻き付けることができる。
一対の端子又は基板の一対の電極は、第1方向に交差する第2方向に間隔をあけて配置された構成とすることが可能である。導電板の巻き付けは、一対の第1線の端部の一部間の第2方向の距離が一対の端子間又は一対の電極間の第2方向の距離よりも小さくなるように、導電板を一対の第1線の端部の少なくとも一部に巻き付けることを含む工程とすることが可能である。
このような態様の製造方法による場合、一対の第1線の端部の一部間の第2方向の距離が一対の端子間又は一対の電極間の第2方向の距離よりも小さくなるので、第1線の端部のインピーダンスが更に低下する。よって、第1線の端部のインピーダンスと第1線のシールド導体及び外側絶縁体内の部分のインピーダンスとの整合を更に図ることが可能になる。
導電板は、第1端部と、第1端部の反対側の第2端部とを有する構成とすることが可能である。導電板の巻き付けは、少なくとも第1端部及び第2端部のうちの一方が導電板に接触するように、導電板を第1線の端部の少なくとも一部に巻き付けることを含む、又は、導電板の巻き付けは、第1端部と第2端部とが互いに間隙を有して対向するように、導電板を第1線の端部の少なくとも一部に巻き付けることを含む工程とすることが可能である。
これらの態様の製造方法による場合、導電板の突出部に対する巻き付けが容易になる。導電板の第1端部及び第2端部のうちの一方が当該導電板に接触するように、又は、導電板の第1端部と第2端部とが互いに間隙を有して対向するように、当該導電板を突出部の少なくとも一部に巻き付けると良いためである。
上記した何れかの態様の製造方法は、導電板を、ケーブルのシールド導体に電気的に接続させることを更に含んでいても良い。このような態様の製造方法による場合、導電板を、シールド導体を介して容易にグランド接続させることができる。
上記した何れかの態様の製造方法は、シールドケースで、少なくとも第1線の端部、導電板、及び第1線の端部の芯線と端子又は基板の電極との接続部分を覆うことを更に含んでいても良い。
上記製造方法は、シールドケースを導電板に電気的に接続させることを更に含んでいても良い。このような態様の製造方法による場合、導電板を、シールドケースを介して容易にグランド接続させることができる。
ケーブルは、シールド導体内に配置される信号線以外の第2線を更に有する構成とすることが可能である。第1線の端部及び第2線の端部がシールド導体及び外側絶縁体から当該ケーブルの第1方向に突出する構成とすることが可能である。第1線の芯線の接続は、第2線の端部の芯線を、別の端子又は基板の別の電極に接続することを含む工程とすることが可能である。導電板の巻き付けは、導電板を第1線の端部の少なくとも一部のみに巻き付けることを含む工程とすることが可能である。
このような態様の製造方法による場合、導電板が第1線の端部のみに巻き付けられるだけであるので、導電板の第1線の端部に対する取り付け作業が非常に簡単となる。
本発明の実施例1に係るケーブルアッセンブリの概略的平面図であって、シールドケースを透過させた図である。 前記ケーブルアッセンブリの概略的側面図であって、シールドケースを透過させた図である。 前記ケーブルアッセンブリの図1A中の2A−2A端面図であって、導電部材の一態様を示す図である。 前記ケーブルアッセンブリの図1A中の2A−2A端面図であって、導電部材の別の一態様を示す図である。 は、実験例1のケーブルアッセンブリ(導電部材なし)の一対の第1線の特性インピーダンスを示すグラフである。 は、実験例2のケーブルアッセンブリ(導電部材あり)の一対の第1線の特性インピーダンスを示すグラフである。 本発明の実施例2に係るケーブルアッセンブリの概略的平面図であって、シールドケースを透過させた図である。 前記ケーブルアッセンブリの図4中の5A−5A端面図であって、導電部材の一態様を示す図である。 前記ケーブルアッセンブリの図4中の5A−5A端面図であって、導電部材の別の一態様を示す図である。 本発明の実施例3に係るケーブルアッセンブリの概略的平面図であって、シールドケースを透過させた図である。 前記ケーブルアッセンブリの概略的側面図であって、シールドケースを透過させた図である。 前記ケーブルアッセンブリの図6A中の7−7端面図であって、導電部材の一態様を示す図である。 実施例1に係るケーブルアッセンブリの第1設計変形例を示す概略的平面図であって、シールドケースを透過させた図である。 実施例3に係るケーブルアッセンブリの第1設計変形例を示す概略的側面図であって、シールドケースを透過させた図である。 実施例1に係るケーブルアッセンブリの第2設計変形例を示す概略的平面図であって、シールドケースを透過させた図である。 実施例1に係るケーブルアッセンブリの第3設計変形例を示す概略的平面図であって、シールドケースを透過させた図である。
以下、本発明の実施例1〜3について説明する。
以下、本発明の実施例1に係るケーブルアッセンブリA1について図1A〜図3Bを参照しつつ詳しく説明する。ケーブルアッセンブリA1は、ケーブル100と、導電部材200と、ボディ300と、一対の端子400a(第1接続部)と、一対の端子400b(第2接続部)と、シールドケース500と備えている。以下、ケーブルアッセンブリA1の各構成要素について詳しく説明する。なお、図1A及び図1Bに示されるY−Y’方向が、ケーブル100の長手方向及び特許請求の範囲の第1方向に相当する。図1Aに示されるX−X’方向が、端子400a、400bの配列方向及び特許請求の範囲の第2方向に相当する。X−X’方向は、Y−Y’方向に直角に交差している。図1B中のZ−Z’方向は、特許請求の範囲の第3方向に相当する。Z−Z’方向は、Y−Y’方向及びX−X’方向に直角に交差している。
ケーブル100は、図1A及び図1Bに示されているように、外側絶縁体110と、シールド導体120と、一対の第1線130aと、一対の第2線130bとを有している。なお、図1A及び図1Bでは、ケーブル100の一部のみが図示されている。
外側絶縁体110は筒状のシースである。シールド導体120は、筒状の編組導線又は螺旋状に巻かれた金属箔製のテープであって、外側絶縁体110内に配置されている。一対の第1線130a及び一対の第2線130bはシールド導体120内に配置されている。外側絶縁体110及びシールド導体120のY方向側の端部はカットされている。このため、第1線130aのY方向側の端部(以下、突出部Pa)及び第2線130bのY方向側の端部(以下、突出部Pb)が外側絶縁体110及びシールド導体120からY方向に突出している。
一対の第1線130aは、高周波信号(差動信号)を伝送可能な信号線であって、差動ペアを構成している。各第1線130aは、内側絶縁体131aと、芯線132aとを有している。芯線132aは、図2A及び図2Bに示されるように、筒状の内側絶縁体131a内に配置されている。第1線130aの突出部Paでは、図1A及び図1Bに示されるように、内側絶縁体131aのY方向側の端部がカットされ、芯線132aのY方向側の端部が突出している。
各第2線130bは、信号線以外の線(例えば、電源線、グランド線及び/又はドレイン線)及び/又は低速信号線(例えば、上記高周波信号よりも低速な信号を伝送可能な信号線)である。各第2線130bは、内側絶縁体131bと、芯線132bとを有している。芯線132bは、図2A及び図2Bに示されるように、筒状の内側絶縁体131b内に配置されている。第2線130bの突出部Pbでは、図1A及び図1Bに示されるように、内側絶縁体131bのY方向側の端部がカットされ、芯線132bのY方向側の端部が突出している。
ボディ300は、図1A及び図1Bに示されるように、絶縁樹脂製のブロックである。ボディ300が端子を、400b、400a、400a、400bの順でX−X’方向に間隔をあけて保持している。端子400a及び端子400bは、ボディ300にインサート成形されていても良いし、ボディ300の穴や溝に圧入保持されていても良い。
一対の端子400aは、高周波信号(差動信号)を伝送可能な差動ペアを構成している。各端子400aは、接点部410aと、テール部420aとを有している。接点部410aは、端子400aのY方向の端部であって、ボディ300からY方向に突出している。接点部410aは、ケーブルアッセンブリA1が接続される相手側コネクタ等の接続対象(図示せず)の信号伝送用の端子に接触可能な部分である。テール部420aは、端子400aのY’方向の端部であって、ボディ300からY’方向に突出している。テール部420aに、対応する第1線130aの突出部Paの芯線132aの上記端部がはんだ等で接続されている。
端子400bは、信号端子以外の端子(例えば、電源端子、グランド端子及び/又はドレイン端子)及び/又は低速信号端子(例えば、上記高周波信号よりも低速な信号を伝送可能な端子)である。各端子400bは、接点部410bと、テール部420bとを有している。接点部410bは、端子400bのY方向の端部であって、ボディ300からY方向に突出している。接点部410bが上記接続対象の端子に接触可能な部分である。テール部420bは、端子400bのY’方向の端部であって、ボディ300からY’方向に突出している。テール部420bに、対応する第2線130bの突出部Pbの芯線132bの上記端部がはんだ等で接続されている。
導電部材200は、導電板(例えば、金属板又は金属板で構成されたプレス成形品)又は導電テープ(例えば、銅箔テープ等)である。導電部材200のY−Y’方向の寸法は、第1線130aの突出部PaのY−Y’方向よりも小さい。導電部材200のX−X’方向の寸法は、一対の第1線130aの突出部Paの周りを覆うことができる程度の寸法である。更に、導電部材200のY−Y’方向の寸法、X−X’方向の寸法及び厚み寸法は、各第1線130aの突出部Paのインピーダンスと各第1線130aのシールド導体120及び外側絶縁体110内に位置する部分のインピーダンスとの整合を図ることができる寸法に設定されていることが好ましい。
導電部材200は、第1端部210と、第2端部220とを有している。第2端部220は、第1端部210の反対側の端部である。導電部材200は、一対の第1線130aの突出部PaのY−Y’方向の一部(例えば、突出部PaのY−Y’方向の中間部)に巻き付けられ、突出部Paの当該一部の周囲を覆っている。例えば、図2Aに示される導電部材200は、第1端部210と第2端部220とが互いに間隙を有して対向するように、一対の第1線130aの突出部PaのY−Y’方向の一部に巻き付けられていている。また、図2Bに示される導電部材200は、第1端部210が内側から導電部材200に接触し、第2端部220が導電部材200に外側から接触するように、一対の第1線130aの突出部PaのY−Y’方向の一部に巻き付けられていている。更に、導電部材200が一対の第1線130aの突出部Paの一部に固定されている。この導電部材200の固定は、導電部材200の巻き付け、導電部材200をカシメること、接着剤及び/又は粘着剤によって行われている。なお、導電部材200は、第2線130bの突出部Pbに巻き付けられていない。
導電部材200は、電気的に浮遊する構成又はシールド導体120及び/又はシールドケース500に電気的に接続される構成とすることが可能である。前者の構成の場合、導電部材200は、ケーブル100のシールド導体120及び/又はシールドケース500に非接触であり、シールド導体120及び/又はシールドケース500に電気的に接続されていない。後者の構成の場合、導電部材200は、シールド導体120及び/又はシールドケース500に接触することによって電気的に接続されていても良いし、図示しない接続手段(例えば、ピン、はんだ、導電接着剤又はリード線等)によって、シールド導体120及び/又はシールドケース500に電気的に接続される構成となっていても良い。この場合、導電部材200は、シールド導体120及び/又はシールドケース500を介してグランドに接続される。
シールドケース500は、図1A及び図1Bに示されるように、金属製の筒であって、Y方向の開口及びY’方向の開口を有している。少なくとも第1線130aの突出部Pa、第2線130bの突出部Pb、導電部材200、端子400aのテール部420aと第1線130aの突出部Paの芯線132aとの接続部分、及び端子400bのテール部420bと第2線130bの突出部Pbの芯線132bとの接続部分がシールドケース500内に収容されている(覆われている)。シールドケース500のY方向の開口からボディ300がシールドケース500外に突出している。シールドケース500のY’方向の開口からケーブル100がシールドケース500外に導出している。なお、図1A及び図1Bでは、説明の便宜上、シールドケース500が破線で示されている。
シールドケース500は、X−X’方向又はZ−Z’方向に組み合わせ可能であり、且つ分離可能な2つのピースで構成することが可能である。シールドケース500は、組み合わせ可能であり且つ分離可能な3つ以上のピースで構成とすることが可能である。シールドケース500は、ケーブル100のシールド導体120に接触又は図示しない別の接続手段(例えば、ピン、はんだ、導電接着剤又はリード線等)によって電気的に接続されていると良いが、これに限定されない。シールドケース500は、上記接続対象のシールドケースに接触することによって、グランド接続されるようになっていても良い。
以下、上記した構成のケーブルアッセンブリA1の製造方法について詳しく説明する。ケーブル100を用意する。ケーブル100の外側絶縁体110のY方向の端部及びシールド導体120の端部をカットし、一対の第1線130aのY方向の端部及び一対の第2線130bのY方向の端部を外側絶縁体110及びシールド導体120から突出させる。第1線130aのY方向の端部が突出部Paとなり、第2線130bのY方向の端部が突出部Pbとなる。突出部Paの内側絶縁体131aのY方向の端部をカットし、芯線132aのY方向の端部を内側絶縁体131aから突出させる。突出部Pbの内側絶縁体131bのY方向の端部をカットし、芯線132bのY方向の端部を内側絶縁体131bから突出させる。
その後、ボディ300、端子400a及び端子400bを用意する。この端子は、400b、400a、400a、400bの順で予めボディ300にX−X’方向に間隔をあけて保持されている。一対の端子400aに一対の第1線130aの突出部Paの突出した芯線132aをはんだ等で各々接続する。一対の端子400bに一対の第2線130bの突出部Pbの突出した芯線132bをはんだ等で各々接続する。
その後、導電部材200を用意する。導電部材200を、一対の第1線130aの突出部PaのY−Y’方向の一部に巻き付け、当該一部に固定する。具体的には次の通りである。導電板である導電部材200を、第1端部210と第2端部220とが互いに間隙を有して対向するように折り曲げ又は湾曲させ、一対の第1線130aの突出部PaのY−Y’方向の一部のみに巻き付ける。導電テープである導電部材200を、第1端部210と第2端部220とが互いに重畳するように、一対の第1線130aの突出部PaのY−Y’方向の一部のみに巻き付ける。これにより、第1端部210が内側から導電部材200に接触し、第2端部220が導電部材200に外側から接触する。上記巻き付けによって、導電部材200が突出部PaのY−Y’方向の一部のみに固定される。この固定は、巻き付けに代えて、以下の手法によって行われていても良い。1)巻き付け後又は巻き付け時に、第1、第2端部210、220が内側に向くように導電部材200をかしめることによって、導電部材200が突出部PaのY−Y’方向の一部のみに固定される。2)巻き付けられた導電部材200及び突出部PaのY−Y’方向の一部に接着剤や粘着材を塗布することによって、導電部材200が突出部PaのY−Y’方向の一部のみに固定される。なお、上記した導電部材200の巻き付けは、第1線130aの端子400aに対する接続工程及び第2線130bの端子400bに対する接続工程よりも前に行っても良い。
導電部材200が電気的に浮遊するときには、導電部材200は、シールド導体120に非接触とする。導電部材200がシールド導体120に電気的に接続される場合には、導電部材200を突出部Paに固定するときに、導電部材200をシールド導体120に接触させる。又は、導電部材200の固定後、上記接続手段によって電気的に接続する。
その後、シールドケース500を用意する。少なくとも第1線130aの突出部Pa、第2線130bの突出部Pb、導電部材200、端子400aのテール部420aと第1線130aの突出部Paの芯線132aとの接続部分、及び端子400bのテール部420bと第2線130bの突出部Pbの芯線132bとの接続部分がシールドケース500内に収容されるように、シールドケース500の複数のピースを組み合わせる。
導電部材200が電気的に浮遊するときには、シールドケース500内に中空配置される。導電部材200がシールドケース500に電気的に接続される場合には、シールドケース500のピースの組み合わせ時に、導電部材200をシールドケース500に接触させる。又は、シールドケース500のピースの組み合わせ前に、上記別の接続手段によってピースの少なくとも一つに電気的に接続する。
ここで、上記ケーブルアッセンブリA1の一対の第1線130aの突出部Paの一部に導電部材200が取り付けられなかった場合(以下、実験例1)と、導電部材200が取り付けられた場合(以下、実験例2)とに分けて、当該一対の第1線130aのインピーダンスの計測を行った。この計測では、立ち上がり速度(Rise Time)200psの差動ステップパルス信号を一対の第1線130aに流した。
実験例1の計測結果は、図3Aに示される通りとなった。実験例1では、突出部Paの一部(中間部)のインピーダンスが破線で示されるように約110.8Ωとなった。一方、実験例2の計測結果は、図3Bに示される通りとなった。実験例2では、突出部Paの一部(中間部)のインピーダンスが破線で示されるように約104.0Ωとなった。このように実験例2(導電部材200あり)の一対の第1線130aの突出部Paのインピーダンスが、実験例1(導電部材200なし)の突出部Paのインピーダンスよりも下がることが分かる。
以上のようなケーブルアッセンブリA1及びその製造方法は、以下の技術的特徴及び効果を奏する。第1に、一対の第1線130aの突出部Paの一部に導電部材200が巻き付けられていることによって、各第1線130aの突出部Paのインピーダンスを低下させることができるので、第1線130aの突出部Paのインピーダンスと第1線130aのシールド導体120及び外側絶縁体110内に位置する部分のインピーダンスとの整合を各々図ることが可能になる。
第2に、ケーブルアッセンブリA1の製造が容易になる。その理由は以下の通りである。1)導電部材200を一対の第1線130aの突出部Paの一部に巻き付けるだけであるので、導電部材200の一対の第1線130aの突出部Paに対する取り付けが容易になる。仮に、一対の第1線130aの突出部Paが離れていたとしても、当該突出部Paを互いに近づくように寄せつつ、導電部材200を突出部Paの一部に巻き付けることができる。2)第1線130aの端子400aに対する接続及び第2線130bの端子400bに対する接続の後に、導電部材200を一対の第1線130aの突出部Paの一部に巻き付けることができる。すなわち、第1線130aの突出部Paが導電部材200に束ねられる前に、突出部Paの突出した芯線132aを端子400aに接続することができるので、この接続作業が容易になる。3)一対の第1線130aの突出部Paが導電部材200によって束ねられているので、ケーブルアッセンブリA1を製造するときに、束ねられた後の一対の第1線130aの突出部Paの取り扱いが容易になる。4)第1線130aの突出部Pa、第2線130bの突出部Pb、導電部材200、端子400aのテール部420aと第1線130aの突出部Paの芯線132aとの接続部分、及び端子400bのテール部420bと第2線130bの突出部Pbの芯線132bとの接続部分は、シールドケース500内に収容されるだけである。5)導電部材200を電気的に浮遊させる場合には、導電部材200の電気接続工程を省略することができる。
第3に、ケーブルアッセンブリA1のEMC(Electro-Magnetic Compatibility )特性が向上する。第1線130aの突出部Pa、第2線130bの突出部Pb、導電部材200、端子400aのテール部420aと第1線130aの突出部Paの芯線132aとの接続部分、及び端子400bのテール部420bと第2線130bの突出部Pbの芯線132bとの接続部分は、シールドケース500内に収容されているからである。
以下、本発明の実施例2に係るケーブルアッセンブリA2について図4〜図5Bを参照しつつ詳しく説明する。ケーブルアッセンブリA2は、以下の相違点でケーブルアッセンブリA1と相違する以外、ケーブルアッセンブリA1と同じ構成である。前述の相違点は、導電部材200’の構成が導電部材200の構成と相違していることである。以下、その相違点についてのみ詳しく説明し、ケーブルアッセンブリA2の説明のうち、ケーブルアッセンブリA1と重複する説明は省略する。なお、図4中に、Y−Y’方向及びX−X’方向が示されている。図4では、ケーブル100は一部のみが図示され、シールドケース500が破線で示されている。
導電部材200’は、導電板(例えば、金属板又は金属板で構成されたプレス成形品)又は導電テープ(例えば、銅箔テープ等)である。導電部材200’のY−Y’方向の寸法は、第1線130aの突出部PaのY−Y’方向よりも小さい。導電部材200’のX−X’方向の寸法は、一対の第1線130aの突出部Paの周りを覆うことができる程度の寸法である。更に、導電部材200’のY−Y’方向の寸法、X−X’方向の寸法及び厚み寸法は、各第1線130aの突出部Paのインピーダンスと各第1線130aのシールド導体120及び外側絶縁体110内に位置する部分のインピーダンスとの整合を図ることができる寸法に設定されていることが好ましい。
導電部材200’は、図4に最も良く示されているように、一対の第1線130aの突出部Paの先端部以外の部分(突出部PaのY−Y’方向の一部を含む。)のX−X’方向の距離が一対の端子400a間のX−X’方向の距離よりも小さくなるように、一対の第1線130aの突出部PaのY−Y’方向の一部(例えば、突出部PaのY−Y’方向の中間部)に巻き付けられ、突出部Paの当該一部の周囲を覆っている。突出部Paの先端部は、突出部Paの導電部材200’が巻き付けられた一部よりもY方向側の部分である。一対の第1線130aの突出部Paの先端部以外の部分は互いに接触していても良いし、両者間に間隙を有していても良い。この一例が図5A及び図5Bに示されている。図5Aに示される導電部材200’は、第1端部210’と第2端部220’とが互いに間隙を有して対向するように、一対の第1線130aの突出部PaのY−Y’方向の一部に巻き付けられている。図5Bに示される導電部材200’は、第1端部210’が内側から導電部材200’に接触し、第2端部220’が外側から導電部材200’に接触するように、一対の第1線130aの突出部PaのY−Y’方向の一部に巻き付けられている。更に、導電部材200’が一対の第1線130aの突出部Paの一部に固定されている。この導電部材200’の固定は、導電部材200’の巻き付け、導電部材200’をカシメること、接着剤及び/又は粘着剤によって行われている。なお、導電部材200’は、第2線130bの突出部Pbに巻き付けられていない。
導電部材200’が電気的に浮遊する構成又はシールド導体120及び/又はシールドケース500に電気的に接続される構成は、実施例1の導電部材200と同じである。
上記した構成のケーブルアッセンブリA2の製造方法は、導電部材200’の巻き付け工程が実施例1の導電部材200の巻き付け工程と相違している以外、ケーブルアッセンブリA1の製造方法と略同じである。以下、導電部材200’の巻き付け工程についてのみ詳しく説明する。
第1線130aの端子400aに対する接続工程及び第2線130bの端子400bに対する接続工程よりも前又は後に、導電部材200’の巻き付け工程を行う。具体的には次の通りである。導電板である導電部材200’を、第1端部210’と第2端部220’とが互いに間隙を有して対向するように折り曲げ又は湾曲させ、一対の第1線130aの突出部PaのY−Y’方向の一部のみに巻き付ける。この巻き付けが、一対の第1線130aの突出部Paの先端部以外の部分のX−X’方向の距離を一対の端子400a間のX−X’方向の距離よりも小さくさせる。導電テープである導電部材200’を、第1端部210’と第2端部220’とが互いに接触(重畳)する(第1端部210’が内側から導電部材200’に接触し、第2端部220’が導電部材200’に外側から接触する)ように、一対の第1線130aの突出部PaのY−Y’方向の一部のみに巻き付ける。この巻き付けが、一対の第1線130aの突出部Paの先端部以外の部分のX−X’方向の距離を一対の端子400a間のX−X’方向の距離よりも小さくさせる。更に、上記巻き付けによって、導電部材200’が突出部PaのY−Y’方向の一部のみに固定される。この固定は、巻き付けに代えて、以下の手法によって行われていても良い。1)巻き付け後又は巻き付け時に、第1、第2端部210’、220’が内側に向くように導電部材200’をかしめることによって、導電部材200’が突出部PaのY−Y’方向の一部のみに固定される。2)巻き付けられた導電部材200’及び突出部PaのY−Y’方向の一部に接着剤や粘着材を塗布することによって、導電部材200が突出部PaのY−Y’方向の一部のみに固定される。
上記したケーブルアッセンブリA2及びその製造方法は、ケーブルアッセンブリA1及びその製造方法と同様の技術的特徴及び効果を奏する。このケーブルアッセンブリA2及びその製造方法は、次の技術的特徴及び効果を更に奏する。導電部材200’の巻き付けによって、一対の第1線130aの突出部Paの先端部以外の部分のX−X’方向の距離が一対の端子400a間のX−X’方向の距離よりも小さくなるため、各第1線130aの突出部Paのインピーダンスを更に低下させることができる。よって、第1線130aの突出部Paのインピーダンスと第1線130aのシールド導体120及び外側絶縁体110内に位置する部分のインピーダンスとの整合を各々更に図ることが可能になる。また、仮に、導電部材200’が一対の第1線130aの突出部Paだけでなく、一対の第2線130bの突出部Pbにも巻き付けられている場合、一対の第1線130aの突出部Paの先端部以外の部分のX−X’方向の距離が一対の端子400a間のX−X’方向の距離よりも小さくし難い。しかし、ケーブルアッセンブリA2は、導電部材200’一対の第1線130aの突出部Paの一部にのみ巻き付けられているので、一対の第1線130aの突出部Paの先端部以外の部分のX−X’方向の距離が一対の端子400a間のX−X’方向の距離よりも小さくし易い。
以下、本発明の実施例3に係るケーブルアッセンブリA3について図6A〜図7を参照しつつ詳しく説明する。ケーブルアッセンブリA3は、以下の相違点でケーブルアッセンブリA1と相違する以外、ケーブルアッセンブリA1と同じ構成である。第1相違点は、ボディ300’の構成が実施例2のボディ300の構成と相違していることである。第2相違点は、端子400b及び第2線130bの配置が、実施例2の端子400b及び第2線130bの配置と相違することである。第3相違点は、導電部材200が導電部材200’に置換されていることである。第4相違点は、シールドケース500’の形状が実施例1のシールドケース500の形状と相違していることである。以下、これらの相違点についてのみ詳しく説明し、ケーブルアッセンブリA3の説明のうち、ケーブルアッセンブリA1と重複する説明は省略する。なお、図6A中Y−Y’方向及びX−X’方向が示されている。図6B中Y−Y’方向及びZ−Z’方向が示されている。
ボディ300’は、図6A及び図6Bに示されるように、絶縁樹脂製のブロックである。ボディ300’のX−X’方向の寸法は、ボディ300のX−X’方向の寸法よりも小さい。ボディ300’のZ−Z’方向の寸法は、ボディ300のZ−Z’方向の寸法よりも大きい。ボディ300’は、端子400aをX−X’方向に間隔をあけて保持している。ボディ300’は、端子400bを端子400aよりもZ’方向側(第3方向の一方側)でX−X’方向に間隔をあけて保持している。端子400a及び端子400bは、ボディ300’にインサート成形されていても良いし、ボディ300’の穴や溝に圧入保持されていても良い。
ケーブル100の一対の第2線130bの突出部Pbの芯線132bの上記端部が、端子400bに半田等で各々接続されている。このため、図6B及び図7に示されるように、第2線130bの突出部Pbは、第1線130aの突出部PaよりもZ’方向側(第3方向の一方側)に配置されている。なお、図6A及び図6Bでは、ケーブル100は一部のみが図示されている。
導電部材200’は実施例2に記載した通りである。シールドケース500’は、金属製の角筒である以外、実施例1のシールドケース500と同じ構成である。なお、図6A及び図6Bでは、説明の便宜上、シールドケース500’が破線で示されている。
上記した構成のケーブルアッセンブリA3の製造方法は、一対の第2線130bの接続工程が実施例1の一対の第2線130bの接続工程と相違し、且つ導電部材200’の巻き付け工程が実施例1の導電部材200の巻き付け工程と相違している以外、ケーブルアッセンブリA1の製造方法と略同じである。以下、一対の第2線130bの接続工程及び導電部材200’の巻き付け工程についてのみ詳しく説明する。
第2線130bの端子400bに対する接続工程において、ケーブル100の一対の第2線130bの突出部Pbの突出した芯線132bを、端子400bに半田等で各々接続する。これにより、第2線130bの突出部Pbが、第1線130aの突出部PaよりもZ’方向側に配置される。
第1線130aの端子400aに対する接続工程及び第2線130bの端子400bに対する接続工程よりも前又は後に、実施例2と同様に、導電部材200’の巻き付け工程(固定工程も含む。)を行う。この巻き付け工程において、第2線130bの突出部Pbが、第1線130aの突出部PaよりもZ’方向側に位置しているため、導電部材200’の巻き付けの邪魔になり難い。
上記したケーブルアッセンブリA3及びその製造方法は、ケーブルアッセンブリA2及びその製造方法と同様の技術的特徴及び効果を奏する。
なお、上記したケーブルアッセンブリ及びその製造方法は、上記実施例に限定されるものではなく、特許請求の範囲の記載範囲において任意に設計変更することが可能である。以下、詳しく述べる。
本発明の第1接続部は、導電性を有しており且つ上記実施例又は後記する設計変形例の第1線の芯線に接続可能である限り任意に設計変更することが可能である。本発明の第2接続部、導電性を有しており且つ上記実施例又は後記する設計変形例の第2線の芯線に接続可能である限り任意に設計変更することが可能である。
例えば、図8に示されるケーブルアッセンブリA1’のように、ボディ300、端子400a及び端子400bに代えて、基板600を備えた構成とすることが可能である。ケーブルアッセンブリA1’は、ボディ300、端子400a及び端子400bが基板600に置換された以外は、ケーブルアッセンブリA1と同じ構成である。基板600のZ方側の面上には、電極が、610b、610a、610a、610bの順でX−X’方向に間隔をあけて設けられている。電極610aに第1線130aの突出部Paの突出した芯線132aが各々接続されている。電極610bに第2線130bの突出部Pbの突出した芯線132bが各々接続されている。電極610aが上記第1接続部に相当し、電極610bが上記第2接続部に相当する。ケーブルアッセンブリA2も、ボディ300、端子400a及び端子400bに代えて、基板600を備えた構成とすることが可能である。図8に示される620aは、基板600のZ方側の面上に設けられ、上記接続対象の信号伝送用の端子に接触可能な電極であり、620bは基板600のZ方側の面上に設けられ、上記接続対象の端子に接触可能な電極である。電極610aと電極620aとは各々図示しない基板の導電ラインによって接続されている。電極610bと電極620bとは各々図示しない基板の導電ラインによって接続されている。
また、図9に示されるケーブルアッセンブリA3’のように、ボディ300’、端子400a及び端子400bに代えて、基板600’を備えた構成とすることが可能である。ケーブルアッセンブリA3’は、ボディ300’、端子400a及び端子400bが基板600’に置換された以外は、ケーブルアッセンブリA3と同じ構成である。基板600’のZ方側の面上には、電極610a’がX−X’方向に間隔をあけて設けられている。基板600’のZ’方側の面上には、電極610b’がX−X’方向に間隔をあけて設けられている。電極610a’に第1線130aの突出部Paの突出した芯線132aが各々接続されている。電極610b’に第2線130bの突出部Pbの突出した芯線132bが各々接続されている。電極610a’が上記第1接続部に相当し、電極610b’が上記第2接続部に相当する。図9に示される620a’は、基板600のZ方側の面上に設けられ、上記接続対象の信号伝送用の端子に接触可能な電極であり、620b’は基板600のZ’方側の面上に設けられ、上記接続対象の端子に接触可能な電極である。電極610a’と電極620a’とは各々図示しない基板の導電ラインによって接続されている。電極610b’と電極620b’とは各々図示しない基板の導電ラインによって接続されている。
上記した何れかの態様の端子の接点部は、ボディから突出するのではなく、ボディの溝や穴内に収容された構成とすることが可能である。この場合、相手方コネクタの端子が前記ボディの溝や穴内に挿入され、当該端子の接点部に接触する。なお、上記した何れかの態様の第1接続部は少なくとも一つとすることが可能である。上記した何れかの態様の第2接続部も少なくとも一つとすることが可能である。なお、上記した何れかの態様の第2接続部は省略可能である。
本発明のケーブルの第1線は、ケーブルの外側絶縁体及びシールド導体内に配置された信号線であって、外側絶縁体及びシールド導体から当該ケーブルの長手方向である第1方向に突出した突出部を有しており、突出部の芯線が上記した何れかの態様の第1接続部に接続されている限り任意に設定することが可能である。本発明の第1線は、少なくとも一本とすることが可能である。本発明のケーブルの第1線は、差動信号以外の信号を伝送可能な構成とすることが可能である。
本発明のケーブルの第2線は、ケーブルの外側絶縁体及びシールド導体内に配置された信号線以外の線であって、外側絶縁体及びシールド導体から第1方向に突出した突出部を有しており、突出部の芯線は、上記した何れかの態様の第2接続部に接続されている限り任意に設定することが可能である。本発明の第2線は少なくとも一本とすることが可能である。本発明のケーブルの第2線は、省略可能である。例えば、図10に示されるケーブルアッセンブリA1’’のように、第2線及びこれに接続される端子を省略することができる。これ以外は、ケーブルアッセンブリA1’’はケーブルアッセンブリA1と同じ構成である。ケーブルアッセンブリA2及びA3も、第2線及びこれに接続される端子を省略することができる。また、図11に示されるケーブルアッセンブリA1’’’のように、第2線及びこれに接続される電極を省略することができる。ボディ300、端子400a及び端子400bの代りに基板600を備えたケーブルアッセンブリA2、及びケーブルアッセンブリA3’も、第2線及びこれに接続される電極を省略することができる。
本発明の導電部材は、上記した何れかの態様の第1線の突出部の第1方向の少なくとも一部に巻き付けられた導電板又は導電テープである限り任意に設計変更することが可能である。例えば、導電部材は、第1線の突出部の内側絶縁体の第1方向の全領域を覆う構成とすることが可能である。導電部材は、一対の第1線の突出部の一部間の第2方向の距離が一対の第1接続部間の第2方向の距離よりも小さくなるように、一対の第1線の突出部の少なくとも一部に巻き付けられた構成とすることが可能である。上記した何れかの態様の導電テープ又は導電板は、当該導電テープ又は導電板の第1端部と第2端部とが互いに間隙を有して対向するように、上記した何れかの態様の第1線の突出部の少なくとも第1方向の一部に巻き付けられた構成とすることが可能である。上記した何れかの態様の導電板又は導電テープは、当該導電板又は導電テープの第1方向に交差する第2方向の第1端部及び第2端部のうちの一方が当該導電板又は導電テープに接触するように、上記した何れかの態様の第1線の突出部の少なくとも第1方向の一部に巻き付けられた構成とすることが可能である。例えば、上記した何れかの態様の導電板又は導電テープは、当該導電板又は導電テープの第1端部の先端と第2端部の先端が接触するように、上記した何れかの態様の第1線の突出部の少なくとも第1方向の一部に巻き付けられた構成とすることが可能である。上記した何れかの態様の導電板又は導電テープは、上記した何れかの態様の第1線の突出部の少なくとも第1方向の一部に複数周巻き付けられ、当該導電板又は導電テープの第1端部が内側から当該導電板又は導電テープに接触し、当該導電板又は導電テープの前記第1端部の反対側の第2端部が外側から当該導電板又は導電テープに接触する構成とすることが可能である。上記した何れかの態様の導電部材は、上記した何れかの態様の第1線の突出部及び第2線の突出部の第1方向の少なくとも一部に巻き付けられた構成とすることが可能である。上記した何れかの態様の導電部材は、上記実施例と同様に、上記した何れかの態様の第1線の突出部の少なくとも第1方向の一部に固定されていても良い。上記した何れかの態様の導電部材のカシメは、当該導電部材の少なくとも一部を内側に変形させ、上記した何れかの態様の第1線の突出部の少なくとも第1方向の一部に固定されるようにしても良い。
本発明のシールドケースは、少なくとも上記した第1線の突出部、導電部材、及び第1線の突出部の芯線と第1接続部との接続部分を覆うものである限り任意に設計変更することが可能である。例えば、本発明のシールドケースは、上記した第1線の突出部、導電部材、及び第1線の突出部の芯線と第1接続部との接続部分に加えて、上記したボディ又は上記した基板の少なくとも一部を覆う構成とすることが可能である。上記した何れかの態様のシールドケースは、絶縁樹脂製の筒の内面に金属膜等が蒸着された構成とすることが可能である。上記した何れかの態様のシールドケースは、上記第1方向及び第2方向に交差する第3方向の何れか一方側から少なくとも上記した第1線の突出部、導電部材、及び第1線の突出部の芯線と第1接続部との接続部分を覆う略半筒とすることも可能である。なお、本発明のシールドケースは、省略可能である。
上記した何れかの態様の上記した第1線の突出部、導電部材、及び第1線の突出部の芯線と第1接続部との接続部分が、モールド樹脂にインサート成形された構成とすることも可能である。このモールド樹脂は、上記ボディ又は上記基板を保持する構成とすることができる。この場合、シールドケースは、省略可能である。本発明のシールドケースは、モールド樹脂を覆うことで、少なくとも上記した第1線の突出部、導電部材、及び第1線の突出部の芯線と第1接続部との接続部分を覆う構成とすることも可能である。
本発明のケーブルアッセンブリの製造方法は、上記ケーブルの外側絶縁体の端部及び前記外側絶縁体内に配置されたシールド導体の端部をカットし、前記シールド導体及び前記外側絶縁体から少なくとも一本の第1線の端部を当該ケーブルの長手方向である第1方向に突出させ、前記第1線の前記端部の前記第1方向の少なくとも一部に上記導電板又は上記導電テープを巻き付け、且つ、前記導電板又は前記導電テープの巻き付け後又は前に、前記第1線の前記端部の芯線を上記端子又は上記基板の電極に接続することを含む限り任意に設計変更することが可能である。
上記の通り、ボディ及び端子が基板に置換される場合、第1線の突出部の芯線を基板の電極(例えば、上記電極610a、610a’)に接続し、第2線の突出部の芯線を、基板の別の電極(例えば、上記電極610b、610b’)に接続すると良い。
上記した何れかの態様の導電部材の巻き付け工程は、上記第1線の突出部及び第2線の突出部の第1方向の少なくとも一部に巻き付けることを含んでいても良い。
なお、上記実施例及び設計変形例におけるケーブルアッセンブリの各構成要素を構成する素材、形状、寸法、数及び配置等はその一例を説明したものであって、同様の機能を実現し得る限り任意に設計変更することが可能である。上記した実施例及び設計変更例は、互いに矛盾しない限り、相互に組み合わせることが可能である。本発明の第1方向は、ケーブルの長手方向である限り任意に設定することが可能である。本発明の第2方向は、第1方向に交差する方向である限り任意に設定することが可能である。本発明の第3方向は、第1方向及び第2方向に交差する方向である限り任意に設定することが可能である。
A1:ケーブルアッセンブリ
100:ケーブル
110:外側絶縁体
120:シールド導体
130a:第1線
131a:内側絶縁体
132a:芯線
Pa:突出部
130b:第2線
131b:内側絶縁体
132b:芯線
Pb:突出部
200:導電部材
210:第1端部
220:第2端部
300:ボディ
400a:端子(第1接続部)
410a:接点部
420a:テール部
400b:端子(第2接続部)
410b:接点部
420b:テール部
500:シールドケース
A2:ケーブルアッセンブリ
100:ケーブル
110:外側絶縁体
120:シールド導体
130a:第1線
131a:内側絶縁体
132a:芯線
Pa:突出部
130b:第2線
131b:内側絶縁体
132b:芯線
Pb:突出部
200’:導電部材
210’:第1端部
220’:第2端部
300:ボディ
400a:端子(第1接続部)
410a:接点部
420a:テール部
400b:端子(第2接続部)
410b:接点部
420b:テール部
500:シールドケース
A3:ケーブルアッセンブリ
100:ケーブル
110:外側絶縁体
120:シールド導体
130a:第1線
131a:内側絶縁体
132a:芯線
Pa:突出部
130b:第2線
131b:内側絶縁体
132b:芯線
Pb:突出部
200’:導電部材
210’:第1端部
220’:第2端部
300’:ボディ
400a:端子(第1接続部)
410a:接点部
420a:テール部
400b:端子(第2接続部)
410b:接点部
420b:テール部
500’:シールドケース

Claims (26)

  1. 導電性を有する第1接続部と、
    ケーブルと、
    導電板とを備えており、
    前記ケーブルは、外側絶縁体と、
    前記外側絶縁体内に配置されたシールド導体と、
    前記シールド導体内に配置される信号線である少なくとも一つの第1線とを有しており、
    前記第1線は、前記シールド導体及び前記外側絶縁体から当該ケーブルの長手方向である第1方向に突出した突出部を有しており、前記突出部の芯線が前記第1接続部に接続されており、
    前記導電板は、前記突出部の前記第1方向の少なくとも一部に巻き付けられているケーブルアッセンブリ。
  2. 請求項1記載のケーブルアッセンブリにおいて、
    前記第1接続部が一対であり、
    前記ケーブルの前記第1線が一対であり、
    前記導電板が、前記一対の第1線の前記突出部の前記少なくとも一部に巻き付けられているケーブルアッセンブリ。
  3. 請求項2記載のケーブルアッセンブリにおいて、
    前記一対の第1接続部は、前記第1方向に交差する第2方向に間隔をあけて配置されており、
    前記一対の第1線は、差動信号を伝送可能な構成であり、
    前記導電板は、前記一対の第1線の前記突出部の前記一部間の前記第2方向の距離が前記一対の第1接続部間の前記第2方向の距離よりも小さくなるように、前記一対の第1線の前記突出部の前記少なくとも一部に巻き付けられているケーブルアッセンブリ。
  4. 請求項1〜3の何れか一つに記載のケーブルアッセンブリにおいて、
    前記導電板は、第1端部と、
    前記第1端部の反対側の第2端部とを有しており、
    前記導電板は、少なくとも前記第1端部及び前記第2端部のうちの一方が当該導電板に接触するように前記突出部の前記少なくとも一部に巻き付けられているケーブルアッセンブリ。
  5. 請求項1〜3の何れか一つに記載のケーブルアッセンブリにおいて、
    前記導電板は、第1端部と、
    前記第1端部の反対側の第2端部とを有しており、
    前記導電板は、前記第1端部と前記第2端部とが互いに間隙を有して対向するように前記突出部の前記少なくとも一部に巻き付けられているケーブルアッセンブリ。
  6. 請求項1〜5の何れか一つに記載のケーブルアッセンブリにおいて、
    前記導電板は、電気的に浮遊しているケーブルアッセンブリ。
  7. 請求項1〜5の何れか一つに記載のケーブルアッセンブリにおいて、
    前記導電板は、前記ケーブルの前記シールド導体に電気的に接続されているケーブルアッセンブリ。
  8. 請求項1〜7の何れか一つに記載のケーブルアッセンブリにおいて、
    少なくとも前記第1線の前記突出部、前記導電板、及び前記突出部の前記芯線と前記第1接続部との接続部分を覆うシールドケースを更に備えているケーブルアッセンブリ。
  9. 請求項1〜5の何れか一つに記載のケーブルアッセンブリにおいて、
    少なくとも前記第1線の前記突出部、前記導電板、及び前記突出部の前記芯線と前記第1接続部との接続部分を覆うシールドケースを更に備えており、
    前記導電板が前記シールドケースに電気的に接続されているケーブルアッセンブリ。
  10. 請求項2〜3の何れか一つ記載のケーブルアッセンブリにおいて、
    導電性を有する第2接続部を更に備えており、
    前記ケーブルは、前記シールド導体内に配置される信号線以外の第2線を更に有しており、
    前記第2線は、前記シールド導体及び前記外側絶縁体から前記第1方向に突出した突出部を有しており、前記第2線の前記突出部の芯線は、前記第2接続部に接続されており、
    前記導電板は、前記一対の第1線の前記突出部の前記少なくとも一部のみに巻き付けられているケーブルアッセンブリ。
  11. 請求項2記載のケーブルアッセンブリにおいて、
    前記一対の第1接続部は、前記第1方向に交差する第2方向に間隔をあけて配置されており、
    前記ケーブルアッセンブリは、前記第1接続部よりも前記第1方向及び前記第2方向に交差する第3方向の一方側に配置された導電性を有する第2接続部を更に備えており、
    前記ケーブルは、前記シールド導体内に配置される信号線以外の第2線を更に有しており、
    前記第2線は、前記シールド導体及び前記外側絶縁体から前記第1方向に突出した突出部を有しており、前記第2線の前記突出部の芯線は、前記第2接続部に接続され、前記第2線の前記突出部が、前記第1線の前記突出部よりも前記第3方向の一方側に配置されており、
    前記導電板は、前記一対の第1線の前記突出部の前記少なくとも一部のみに巻き付けられているケーブルアッセンブリ。
  12. 請求項10〜11の何れか一つに記載のケーブルアッセンブリにおいて、
    前記第1接続部及び前記第2接続部を保持する絶縁性のボディを更に備えており、
    前記第1接続部及び前記第2接続部は端子であるケーブルアッセンブリ。
  13. 請求項10〜11の何れか一つに記載のケーブルアッセンブリにおいて、
    基板を更に備えており、
    前記第1接続部及び前記第2接続部は、前記基板上に設けられた電極であるケーブルアッセンブリ。
  14. 請求項1〜13の何れかに記載のケーブルアッセンブリにおいて、
    前記導電板の一部が内側にかしめられ、前記導電板が前記第1線の前記突出部の前記少なくとも一部に固定されているケーブルアッセンブリ。
  15. 請求項4〜5の何れかに記載のケーブルアッセンブリにおいて、
    前記導電板の前記第1端部及び前記第2端部が内側にかしめられ、前記導電板が前記第1線の前記突出部の前記少なくとも一部に固定されているケーブルアッセンブリ。
  16. ケーブルの外側絶縁体の端部及び前記外側絶縁体内に配置されたシールド導体の端部をカットし、前記シールド導体及び前記外側絶縁体から信号線である第1線の端部を当該ケーブルの長手方向である第1方向に突出させたケーブルを用意し、
    前記第1線の前記端部の芯線を端子又は基板の電極に接続し、且つ
    前記第1線の前記芯線の接続前または後に、前記第1線の前記端部の前記第1方向の少なくとも一部に導電板を巻き付けることを含むケーブルアッセンブリの製造方法。
  17. 請求項16記載のケーブルアッセンブリの製造方法において、
    前記第1線は一対であり、
    前記端子又は前記基板の前記電極は一対であり、
    前記第1線の前記芯線の接続は、前記一対の第1線の前記端部の前記芯線を前記一対の端子又は前記基板の前記一対の電極に各々接続することを含み、
    前記導電板の巻き付けは、前記導電板を前記一対の第1線の前記端部の前記少なくとも一部に巻き付けることを含むケーブルアッセンブリの製造方法。
  18. 請求項17記載のケーブルアッセンブリの製造方法において、
    前記一対の端子又は前記基板の前記一対の電極は、前記第1方向に交差する第2方向に間隔をあけて配置されており、
    前記導電板の巻き付けは、前記一対の第1線の前記端部の前記一部間の前記第2方向の距離が前記一対の端子間又は前記一対の電極間の前記第2方向の距離よりも小さくなるように、前記導電板を前記一対の第1線の前記端部の前記少なくとも一部に巻き付けることを含むケーブルアッセンブリの製造方法。
  19. 請求項16〜18の何れか一つに記載のケーブルアッセンブリの製造方法において、
    前記導電板は、第1端部と、前記第1端部の反対側の第2端部とを有しており、
    前記導電板の巻き付けは、少なくとも前記第1端部及び前記第2端部のうちの一方が当該導電板に接触するように、当該導電板を前記第1線の前記端部の前記少なくとも一部に巻き付けることを含むケーブルアッセンブリの製造方法。
  20. 請求項16〜18の何れか一つに記載のケーブルアッセンブリの製造方法において、
    前記導電板は、第1端部と、前記第1端部の反対側の第2端部とを有しており、
    前記導電板の巻き付けは、前記第1端部と前記第2端部とが互いに間隙を有して対向するように、当該導電板を前記第1線の前記端部の前記少なくとも一部に巻き付けることを含むケーブルアッセンブリの製造方法。
  21. 請求項16〜20の何れか一つに記載のケーブルアッセンブリの製造方法において、
    前記導電板を、前記ケーブルの前記シールド導体に電気的に接続させることを更に含むケーブルアッセンブリの製造方法。
  22. 請求項16〜21の何れか一つに記載のケーブルアッセンブリの製造方法において、
    シールドケースで、少なくとも前記第1線の前記端部、前記導電板、及び前記第1線の前記端部の前記芯線と前記端子又は前記基板の前記電極との接続部分を覆うことを更に含むケーブルアッセンブリの製造方法。
  23. 請求項16〜20の何れか一つに記載のケーブルアッセンブリの製造方法において、
    シールドケースで、少なくとも前記第1線の前記端部、前記導電板、及び前記第1線の前記端部の前記芯線と前記端子又は前記基板の前記電極との接続部分を覆い、
    且つ、前記シールドケースを前記導電板に電気的に接続させることを更に含むケーブルアッセンブリの製造方法。
  24. 請求項16〜23の何れか一つに記載のケーブルアッセンブリの製造方法において、
    前記ケーブルは、前記シールド導体内に配置される信号線以外の第2線を更に有しており、
    前記第1線の前記端部及び前記第2線の端部が前記シールド導体及び前記外側絶縁体から当該ケーブルの前記第1方向に突出しており、
    前記第1線の前記芯線の接続は、前記第2線の前記端部の芯線を、別の端子又は前記基板の別の電極に接続することを含み、
    前記導電板の巻き付けは、前記導電板を前記第1線の前記端部の前記少なくとも一部のみに巻き付けることを含むケーブルアッセンブリの製造方法。
  25. 請求項16〜24の何れかに記載のケーブルアッセンブリの製造方法において、
    前記導電板の巻き付け後又は巻き付け時に、前記導電板の一部を内側にかしめ、当該導電板を前記第1線の前記突出部の前記一部に固定させるケーブルアッセンブリの製造方法。
  26. 請求項19〜20の何れかに記載のケーブルアッセンブリの製造方法において、
    前記導電板の巻き付け後又は巻き付け時に、前記導電板の前記第1端部及び前記第2端部を内側にかしめ、当該導電板を前記第1線の前記突出部の前記一部に固定させるケーブルアッセンブリの製造方法。
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