JP5284836B2 - 同軸ケーブルの端末構造 - Google Patents
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Description
一般の通信信号の伝送に使用する同軸ケーブルの概略構成としては、通信信号を伝送する内部導体がケーブル中心部分に配設され、この内部導体の外周面に誘電体からなる内部絶縁層が被覆され、この内部絶縁層の外周面に電磁ノイズ障害の発生を防止するための外部導体が被覆され、この外部導体の外周面に誘電体からなる外部絶縁層が被覆された構成になっている。このような同軸ケーブルにおいては、電気回路基板等に電気的に接続する際、接続相手の接合部に接続できるように同軸ケーブルを端末処理する必要がある。
また、極細の同軸ケーブルにおいては、内部導体が非常に細くて柔軟であるため、露出した内部導体を接続相手の接合部に固定させる際の内部導体の取り扱いが難しく、また、露出した内部導体は細くて破断し易い。したがって、極細の同軸ケーブルを端末処理して接続する作業は難しく、高度な技量若しくは専用の機械が必要であるという問題がある。
さらに、極細の同軸ケーブルを端末処理する場合、外部絶縁層、外部導体、及び内部絶縁層の端末部分を取り除くための特殊な専用工具が必要であるという問題がある。
また、上記した同軸ケーブルを接続相手に接続する際には、同軸ケーブルの末端面に設けられた接続端子を接続相手の接合部に当接させる。このとき、前記した接続端子は、内部導体及び外部導体にそれぞれ電気的に導通されているので、少なくとも内部導体よりも断面積が大きい端子となる。また、外部導体が第二切断部によって分断されているので、第二切断部を挟んで軸線方向両側の外部導体同士は互いに電気的に絶縁された状態となる。したがって、接続端子を介して外部導体の末端部が接続相手の接合部に対して電気的に導通されても、第二切断部よりも軸線方向中央側(末端側の反対側)の外部導体の中間部は、前記接続端子からの電気的な影響を受けにくい。
さらに、第二切断部よりも軸線方向中央側に形成された第一切断部から外部導体の中間部にアース(接地)やバイアス等を接続させることが可能である。
これにより、接続部にアース線やバイアスへの接続線を接続させることで、外部導体の中間部とアースやバイアス等とが電気的に接続される。
これにより、接続相手に合わせて同軸ケーブルの端末部分の形状がフォーミングされ、このフォーミングされた同軸ケーブルの末端部が接続相手に嵌合される。
さらに、本発明に係る同軸ケーブルの端末構造によれば、同軸ケーブルの端末構造の軸線方向長さを短縮することができ、通信機器や電気機器等の小型化や薄型化に対応することができる。
まず、同軸ケーブル1の端末構造の第1の実施の形態について、図2から図5に基いて説明する。図2から図5は同軸ケーブル1の端部を同軸ケーブル1の軸線O方向に切断した断面図である。
なお、図2における左側が同軸ケーブル1の軸線O方向の末端側であり、以下、単に「末端側」と記す。また、図2における右側、つまり、上記した末端側の反対側は同軸ケーブル1の軸線O方向の中央側であり、以下、単に「中央側」と記す。また、以下の実施の形態の説明では、軸線O方向を「軸方向」と記し、同軸ケーブル1の径方向、つまり、軸線Oに直交する方向を「径方向」と記し、同軸ケーブル1の周方向、つまり、軸線O回りの方向を「周方向」と記す。
図2に示すように、同軸ケーブル1の端部には、周方向に延設された第一、第二切断部6,7が軸方向に間隔をあけて形成されている。これら第一、第二切断部6,7は、外部導体4及び外部絶縁層5をそれぞれ切断して外部絶縁層5を軸方向に分断させる切れ目である。言い換えると、第一、第二切断部6,7は、その深さ(径方向長さ)が外部絶縁層5の外周面から外部導体4の内周面(内部絶縁層3の外周面)までそれぞれ達している切れ目である。また、第一、第二切断部6,7は、それぞれ同軸ケーブル1の全周に亘って延設されており、軸線Oを中心にした円環状を成している。また、第二切断部7は、第一切断部6の軸方向末端側に配設されている。
詳しく説明すると、外部導体4には、末端分割導体40(本発明の外部導体の端部に相当する。)と、中間分割導体41と、外部導体本体42と、が備えられており、これらの部材は、末端側から末端分割導体40、中間分割導体41、外部導体本体42の順で軸方向に間隔をおいて並べて配設されている。そして、末端分割導体40の中央側の端面40aと中間分割導体41の末端側の端面41aとの間には隙間があけられており、末端分割導体40と中間分割導体41とは電気的に絶縁されている。また、中間分割導体41の中央側の端面41bと外部導体本体42の末端側の端面42aとの間には導電体(後述するアース接続部8)が介在されており、中間分割導体41と外部導体本体42とは電気的に導通されている。
以上により、同軸ケーブル1の端末処理が完了し、同軸ケーブル1の端末構造が形成される。
そして、端末処理が完了した同軸ケーブル1は、接続端子9の接合面9aを図示せぬ接続相手の接合部に当接させることにより、同軸ケーブル1と図示せぬ接続相手とを電気的に接続する。また、アース接続部8に図示せぬアース線などを接合させることにより、同軸ケーブル1の外部導体4を接地させる。
次に、同軸ケーブル1の端末構造の第2の実施の形態について、図6、図7に基いて説明する。図6、図7は同軸ケーブル1の端部を軸方向に切断した断面図である。
なお、上述した第1の実施の形態と同様の構成については、同一の符号を付し、説明を省略する。
次に、同軸ケーブル1の端末構造の第3の実施の形態について、図8に基いて説明する。図8は同軸ケーブル1の末端部を表した斜視図である。
なお、上述した第1、第2の実施の形態と同様の構成については、同一の符号を付し、説明を省略する。
例えば、上記した実施の形態では、第一切断部6に、アース線に接続させるためのアース接続部8を形成しているが、本発明は、第一切断部6に、バイアス回路に接続させるためのバイアス接続部を形成してもよく、或いは、その他の外部構造に接続させる接続部を形成してもよい。さらに、本発明は、上記したアース接続部8やバイアス接続部等の接続部を省略することも可能である。例えば、図示せぬアース線の端子を第一切断部6に挿入して外部導体4に直接接合させてもよい。
また、上記した実施の形態では、第一切断部6が外部絶縁層5及び外部導体4をそれぞれ切断しているが、本発明における第一切断部は、少なくとも外部絶縁層を切断していればよく、外部導体を切断していなくてもよい。例えば、第一切断部の深さが外部導体の外周面までであってもよく、或いは、外部導体の厚さ方向の中間部分までであってもよい。
また、上記した実施の形態では、第一切断部6が1つだけ形成されているが、本発明は、第一切断部6が軸線O方向に間隔をあけて複数形成されていてもよい。
1a 同軸ケーブル末端部
2 内部導体
3 内部絶縁層
4 外部導体
5 外部絶縁層
6 第一切断部
7 第二切断部
8 アース接続部(接続部)
9、109 接続端子
Claims (3)
- 内部導体の外周面が内部絶縁層で被覆され、該内部絶縁層の外周面が外部導体で被覆され、該外部導体の外周面が外部絶縁層で被覆された同軸ケーブルの端末構造において、
前記同軸ケーブルには、
該同軸ケーブルの周方向に延設されているとともに少なくとも前記外部絶縁層を切断して該外部絶縁層を前記同軸ケーブルの軸線方向に分断させる第一切断部と、
該第一切断部よりも前記同軸ケーブルの軸線方向の末端側に配設され、前記同軸ケーブルの周方向の全周に亘って延設されているとともに前記外部絶縁層及び前記外部導体を切断して該外部絶縁層及び外部導体をそれぞれ前記同軸ケーブルの軸線方向に分断させる第二切断部と、
がそれぞれ形成されており、
前記同軸ケーブルの末端面には、前記内部導体及び前記外部導体にそれぞれ電気的に導通される導電体からなる接続端子が設けられていることを特徴とする同軸ケーブルの端末構造。 - 請求項1記載の同軸ケーブルの端末構造において、
前記第一切断部には、前記外部導体に電気的に導通される導電体からなる接続部が設けられていることを特徴とする同軸ケーブルの端末構造。 - 請求項1または2記載の同軸ケーブルの端末構造において、
前記第二切断部よりも末端側の同軸ケーブル末端部がフォーミングされていることを特徴とする同軸ケーブルの端末構造。
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