JP6079467B2 - 同軸電線ハーネス - Google Patents
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同軸電線が複数本集合された同軸電線ハーネスであって、
各同軸電線は、前記同軸電線ハーネスの一端において2段に積層され、
前記同軸電線が2段に積層された部分において、前記各同軸電線の長手方向に等しい位置で前記各同軸電線の外被が除去されて、外部導体が露出され、
前記長手方向と直交する断面において、前記外部導体の前記同軸電線ハーネス外側に設けられた部分は前記外被と同じ位置で切断されているとともに、前記外部導体の前記同軸電線ハーネス内側に設けられた部分は前記外被よりも0.4mm以上突出した位置で切断され、
前記外部導体の前記同軸電線ハーネス内側に設けられた部分同士が半田付けされることで前記各同軸電線が2段に積層された状態で一体化されている。
最初に本願発明の実施形態の内容を列記して説明する。
本願発明の実施形態に係る同軸電線ハーネスは、
(1)同軸電線が複数本集合された同軸電線ハーネスであって、
各同軸電線は、前記同軸電線ハーネスの一端において2段に積層され、
前記同軸電線が2段に積層された部分において、前記各同軸電線の長手方向に等しい位置で前記各同軸電線の外被が除去されて、外部導体が露出され、
前記長手方向と直交する断面において、前記外部導体の前記同軸電線ハーネス外側に設けられた部分は前記外被と同じ位置で切断されているとともに、前記外部導体の前記同軸電線ハーネス内側に設けられた部分は前記外被よりも0.4mm以上突出した位置で切断され、
前記外部導体の前記同軸電線ハーネス内側に設けられた部分同士が半田付けされることで前記各同軸電線が2段に積層された状態で一体化されている。
この構成によれば、2段に積層された同軸電線から構成される同軸電線ハーネスにおいて、露出された外部導体の露出部分の厚さを極力薄肉化することができる。これにより、狭いスペースへ同軸電線ハーネスを配設する場合であっても良好な配線作業性を確保することができる。
この構成によれば、外部導体同士が半田付けにより一体化される部分の薄肉化を実現しつつ外部導体同士の接着強度を十分に確保することができる。
この構成によれば、簡便な構成で同軸電線ハーネスのアース配線を行うことができる。
以下、本発明に係る同軸電線ハーネスの実施形態の例を、図面を参照して説明する。
また、外部導体16は、その周方向において、15〜60%が外被18と同じ位置で切断されていることが好ましい。
そして、図6(b)に示すように、一列に並列された同軸電線10を2段に積層して固定する。このとき、2段に積層される同軸電線10同士は、外部導体16のうち、外皮18から突出して残された部分16aが内側に配置されて互いに対向するように積層される。この状態で、同軸電線10の外部導体16が露出された部分16aを例えば260℃の半田槽に漬けることで、図6(c)に示すように、外部導体16に半田Sが塗布される。なお、半田槽の温度が260℃程度であって内部絶縁体14がフッ素樹脂であれば、外部導体16から露出された内部絶縁体14に半田Sが接触してもダメージはない。このようにして、外部導体16の内側部分16a同士を半田付けにより連結して一体化する。
特に、外被18から露出された部分において、外部導体16はその内側部分16a側のみが残されて、当該部分に半田付けがなされている。そのため、外部導体16の連結部分の厚さは極力薄くされている。
これにより、狭いスペースへ同軸電線ハーネス1を配設する場合であっても良好な配線作業性を確保することができる。
上記のように構成された同軸電線ハーネス1の外部導体16が露出されて一体化された部分の厚さを測定したところ、その厚さは0.366mmであった。
一方、同軸電線ハーネス1と同様に8本の同軸電線を2段に積層し、外部導体の外面を除去せずに、外部導体の周囲全体を半田で覆った従来の同軸電線ハーネスについて、外部導体が一体化された部分の厚さを測定したところ、その厚さは0.498mm以上であった。
以上より、本実施形態の同軸電線ハーネス1では、従来と比べて、各外部導体16同士が連結されて一体化された部分の厚さを薄肉化することができることが確認できた。
10:同軸電線
12:中心導体
14:内部絶縁体
16:外部導体
18:外被
20:信号接点
100:チューブ
101:扇型スペース
S:半田
D:ドレイン線
Claims (3)
- 同軸電線が複数本集合された同軸電線ハーネスであって、
各同軸電線は、前記同軸電線ハーネスの一端において2段に積層され、
前記同軸電線が2段に積層された部分において、前記各同軸電線の長手方向に等しい位置で前記各同軸電線の外被が除去されて、外部導体が露出され、
前記長手方向と直交する断面において、前記外部導体の前記同軸電線ハーネス外側に設けられた部分は前記外被と同じ位置で切断されているとともに、前記外部導体の前記同軸電線ハーネス内側に設けられた部分は前記外被よりも0.4mm以上突出した位置で切断され、
前記外部導体の前記同軸電線ハーネス内側に設けられた部分同士が半田付けされることで前記各同軸電線が2段に積層された状態で一体化されている、同軸電線ハーネス。 - 前記各同軸電線の外部導体は、その周方向において15〜60%が前記外被と同じ位置で切断されている、請求項1に記載の同軸電線ハーネス。
- 前記外部導体が半田付けされて一体化された部分に、ドレイン線を構成する導線または絶縁電線が接続されている、請求項1または2に記載の同軸電線ハーネス。
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