JPH09147957A - 二重係止機構を備えたコネクタ - Google Patents
二重係止機構を備えたコネクタInfo
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- JPH09147957A JPH09147957A JP7304533A JP30453395A JPH09147957A JP H09147957 A JPH09147957 A JP H09147957A JP 7304533 A JP7304533 A JP 7304533A JP 30453395 A JP30453395 A JP 30453395A JP H09147957 A JPH09147957 A JP H09147957A
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- Japan
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- housing
- terminal
- connector
- locking mechanism
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Classifications
-
- H—ELECTRICITY
- H01—ELECTRIC ELEMENTS
- H01R—ELECTRICALLY-CONDUCTIVE CONNECTIONS; STRUCTURAL ASSOCIATIONS OF A PLURALITY OF MUTUALLY-INSULATED ELECTRICAL CONNECTING ELEMENTS; COUPLING DEVICES; CURRENT COLLECTORS
- H01R13/00—Details of coupling devices of the kinds covered by groups H01R12/70 or H01R24/00 - H01R33/00
- H01R13/40—Securing contact members in or to a base or case; Insulating of contact members
- H01R13/42—Securing in a demountable manner
- H01R13/436—Securing a plurality of contact members by one locking piece or operation
- H01R13/4361—Insertion of locking piece perpendicular to direction of contact insertion
Abstract
(57)【要約】
【課題】ヒンジ部を設けずにカバー部材の閉成作業を確
実かつ容易にすると共に、カバー部材によって端子収容
室に収容された接続端子の二重係止を確実に行うことが
できる二重係止機構を備えたコネクタを提供する。 【解決手段】二重係止機構を備えたコネクタ１５は、ハ
ウジング３Ａに形成された端子収容室４Ａに雌型端子２
が挿入されて係止ランス２ａにより抜止め係止される。
そして、端子収容室４Ａの後方部の開口部分を覆うカバ
ー部材２０によりハウジング３Ａ後方を閉成する時に、
ハウジング３Ａに連設されている連結部２２が捩れなが
ら切断される。この時、カバー部材２０の基端部２３に
設けた爪部２４が上壁１９の内側に入り込んで雌型端子
２を軸方向に係止すると共に、カバー部材２０の後方に
設けた係止ロックアーム２６がハウジング３Ａの係合部
１７に係止される。
実かつ容易にすると共に、カバー部材によって端子収容
室に収容された接続端子の二重係止を確実に行うことが
できる二重係止機構を備えたコネクタを提供する。 【解決手段】二重係止機構を備えたコネクタ１５は、ハ
ウジング３Ａに形成された端子収容室４Ａに雌型端子２
が挿入されて係止ランス２ａにより抜止め係止される。
そして、端子収容室４Ａの後方部の開口部分を覆うカバ
ー部材２０によりハウジング３Ａ後方を閉成する時に、
ハウジング３Ａに連設されている連結部２２が捩れなが
ら切断される。この時、カバー部材２０の基端部２３に
設けた爪部２４が上壁１９の内側に入り込んで雌型端子
２を軸方向に係止すると共に、カバー部材２０の後方に
設けた係止ロックアーム２６がハウジング３Ａの係合部
１７に係止される。
Description
【０００１】
【発明の属する技術分野】本発明は、コネクタハウジン
グの端子収容室に収容された接続端子を係止する二重機
構に関するものであり、詳しくは外部から挿入される接
触子と雌型端子との接続を円滑にする二重係止機構を備
えたコネクタに関するものである。
グの端子収容室に収容された接続端子を係止する二重機
構に関するものであり、詳しくは外部から挿入される接
触子と雌型端子との接続を円滑にする二重係止機構を備
えたコネクタに関するものである。
【０００２】
【従来の技術】従来から二重係止機構を備えたコネクタ
については、同一出願人の実開昭６２ー３３１７６号公
報等に開示されているものが周知である。即ち、図４及
び図５に示すように二重係止機構を備えたコネクタ１
は、電線Ｗを基板上に圧着挟持した雌型端子２と、この
雌型端子２を収容するコネクタハウジング３（以下、単
にハウジングと言う。）とから構成されている。
については、同一出願人の実開昭６２ー３３１７６号公
報等に開示されているものが周知である。即ち、図４及
び図５に示すように二重係止機構を備えたコネクタ１
は、電線Ｗを基板上に圧着挟持した雌型端子２と、この
雌型端子２を収容するコネクタハウジング３（以下、単
にハウジングと言う。）とから構成されている。
【０００３】図４及び図５に示すように雌型端子２は、
前端部分に外部から接触子を差し込む筒状の接合部と、
後端部に電線Ｗを圧着挟持して電気的接続を得る電線加
締部とを備えており、ハウジング内に係止するための係
止ランス２ａが背面外側方向に突設されている。また、
ハウジング３は、箱型形状に形成され、その内部に複数
の四角筒状の端子収容室４と、各端子収容室４の後方部
を開放し、この開放面に端子収容室４の底壁５と対向す
る開閉可能なカバー部材６が一体的に設けられている。
このカバー部材６の内面には、その閉成時において収容
された雌型端子２を底壁５に押しつけ固定する端子押圧
突起７が各端子収容室４に臨んで突設されている。この
端子押圧突起７は、角柱状でカバー部材６の閉成時にそ
の端面が収容された雌型端子２を上方から押圧するよう
に寸法設定されている。また、端子収容室４の前方部の
底壁には雌型端子２の係止ランス２ａを係止する抜止め
係合凹部１３が設けられている。
前端部分に外部から接触子を差し込む筒状の接合部と、
後端部に電線Ｗを圧着挟持して電気的接続を得る電線加
締部とを備えており、ハウジング内に係止するための係
止ランス２ａが背面外側方向に突設されている。また、
ハウジング３は、箱型形状に形成され、その内部に複数
の四角筒状の端子収容室４と、各端子収容室４の後方部
を開放し、この開放面に端子収容室４の底壁５と対向す
る開閉可能なカバー部材６が一体的に設けられている。
このカバー部材６の内面には、その閉成時において収容
された雌型端子２を底壁５に押しつけ固定する端子押圧
突起７が各端子収容室４に臨んで突設されている。この
端子押圧突起７は、角柱状でカバー部材６の閉成時にそ
の端面が収容された雌型端子２を上方から押圧するよう
に寸法設定されている。また、端子収容室４の前方部の
底壁には雌型端子２の係止ランス２ａを係止する抜止め
係合凹部１３が設けられている。
【０００４】前記カバー部材６は、雌型端子２の挿入方
向と直交する基端部を肉薄に形成したヒンジ８によって
ハウジング３に連結され、両側はＬ字形に折曲げた折曲
縁部９が形成されている。この折曲縁部９には係止部１
０が設けられ、ハウジング３の両側壁に凸設した係止突
部１１に係合するようになっている。
向と直交する基端部を肉薄に形成したヒンジ８によって
ハウジング３に連結され、両側はＬ字形に折曲げた折曲
縁部９が形成されている。この折曲縁部９には係止部１
０が設けられ、ハウジング３の両側壁に凸設した係止突
部１１に係合するようになっている。
【０００５】上記構成のコネクタ１においては、雌型端
子２が端子収容室４内に収容されると、係止ランス２ａ
が抜止め係合凹部１３に係止される。そして、カバー部
材６を閉成すると端子押圧突起７により雌型端子２が上
方から押圧されることで、雌型端子２のの抜け出しが二
重に防止される。また、同時に端子収容室４でのガタ付
きをなくして相手方の接触子と円滑に挿入接続すること
ができる。
子２が端子収容室４内に収容されると、係止ランス２ａ
が抜止め係合凹部１３に係止される。そして、カバー部
材６を閉成すると端子押圧突起７により雌型端子２が上
方から押圧されることで、雌型端子２のの抜け出しが二
重に防止される。また、同時に端子収容室４でのガタ付
きをなくして相手方の接触子と円滑に挿入接続すること
ができる。
【０００６】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記コ
ネクタ１においては、端子収容室４内での二重係止を行
う際に、カバー部材６の基端部側のヒンジ８の部分を肉
薄にして開閉可能にした構造となっているため、二重係
止した時又はその後における外力等により、この肉薄に
形成したヒンジ８の部位が切断や塑性変形される可能性
がある。ヒンジ８が切断又は伸びた状態になるとカバー
部材６の係止機能が低下して雌型端子２のガタ付きが生
じたり、雌型端子２がハウジング３から外れてしまうと
いった問題がある。
ネクタ１においては、端子収容室４内での二重係止を行
う際に、カバー部材６の基端部側のヒンジ８の部分を肉
薄にして開閉可能にした構造となっているため、二重係
止した時又はその後における外力等により、この肉薄に
形成したヒンジ８の部位が切断や塑性変形される可能性
がある。ヒンジ８が切断又は伸びた状態になるとカバー
部材６の係止機能が低下して雌型端子２のガタ付きが生
じたり、雌型端子２がハウジング３から外れてしまうと
いった問題がある。
【０００７】本発明の目的は、ヒンジ部を設けずにカバ
ー部材の閉成作業を確実かつ容易にすると共に、カバー
部材によって端子収容室に収容された接続端子の二重係
止を確実に行うことができる二重係止機構を備えたコネ
クタを提供することにある。
ー部材の閉成作業を確実かつ容易にすると共に、カバー
部材によって端子収容室に収容された接続端子の二重係
止を確実に行うことができる二重係止機構を備えたコネ
クタを提供することにある。
【０００８】
【課題を解決するための手段】本発明の上記目的は、外
部の接触子と接合して電気的接続を得る接続端子と、複
数の端子収容室と、両側壁内面側に突出形成した係合部
とを設けたコネクタハウジングと、開口された前記端子
収容室の後方をカバーして前記係合部に係止される係止
ロックアームを設けると共に前記接続端子を前記端子収
容室内で係止するカバー部材とからなるコネクタにおい
て、前記カバー部材が、前記端子収容室の前方の上壁近
傍に設けられ、且つ基端部側の両側縁に前記ハウジング
と連設した連結部によって前記ハウジングと一体成型さ
れており、前記カバー部材が本係止時に前記ハウジング
より分離されることを特徴とする二重係止機構を備えた
コネクタによって達成することができる。
部の接触子と接合して電気的接続を得る接続端子と、複
数の端子収容室と、両側壁内面側に突出形成した係合部
とを設けたコネクタハウジングと、開口された前記端子
収容室の後方をカバーして前記係合部に係止される係止
ロックアームを設けると共に前記接続端子を前記端子収
容室内で係止するカバー部材とからなるコネクタにおい
て、前記カバー部材が、前記端子収容室の前方の上壁近
傍に設けられ、且つ基端部側の両側縁に前記ハウジング
と連設した連結部によって前記ハウジングと一体成型さ
れており、前記カバー部材が本係止時に前記ハウジング
より分離されることを特徴とする二重係止機構を備えた
コネクタによって達成することができる。
【０００９】また、前記カバー部材が、ハウジングへの
閉成工程に伴って連結部の捩れによる切断によって分離
される。また、前記カバー部材の連結部の切断が、該連
結部側の基端部近傍に各端子収容室に対応して設けられ
た爪部を支点として上壁の基端部内側に回動することで
行われる。また、前記爪部が、カバー部材の回動に伴っ
て接続端子を挿入方向に二重係止する。更に、前記連結
部の形状が、カバー部材側を太径部とし、ハウジング側
を細径部とされている。
閉成工程に伴って連結部の捩れによる切断によって分離
される。また、前記カバー部材の連結部の切断が、該連
結部側の基端部近傍に各端子収容室に対応して設けられ
た爪部を支点として上壁の基端部内側に回動することで
行われる。また、前記爪部が、カバー部材の回動に伴っ
て接続端子を挿入方向に二重係止する。更に、前記連結
部の形状が、カバー部材側を太径部とし、ハウジング側
を細径部とされている。
【００１０】上記構成の二重係止機構を備えたコネクタ
においては、端子収容室に接続端子が挿入され、接続端
子の係止ランスがハウジング側の抜止め凹部に係止させ
てからカバー部材の自由端部を持って爪部を支点として
カバー部材を閉成方向に回動させる。この回動に伴って
連結部に捩じ応力が加わり、さらに回動が進むことで連
結部が切断される。そして、カバー部材の係止ロックア
ームがハウジング側の係合部に係止されることで、カバ
ー部材の爪部が端子収容室内に突出することになり、爪
部の端部によって接続端子の二重係止が実現するもので
ある。従って、ヒンジ部を備えないにもかかわらず安定
した閉成移動が確保できると共に、接続端子の二重係止
を確実に行うことができる。
においては、端子収容室に接続端子が挿入され、接続端
子の係止ランスがハウジング側の抜止め凹部に係止させ
てからカバー部材の自由端部を持って爪部を支点として
カバー部材を閉成方向に回動させる。この回動に伴って
連結部に捩じ応力が加わり、さらに回動が進むことで連
結部が切断される。そして、カバー部材の係止ロックア
ームがハウジング側の係合部に係止されることで、カバ
ー部材の爪部が端子収容室内に突出することになり、爪
部の端部によって接続端子の二重係止が実現するもので
ある。従って、ヒンジ部を備えないにもかかわらず安定
した閉成移動が確保できると共に、接続端子の二重係止
を確実に行うことができる。
【００１１】
【発明の実施の形態】以下、本発明に係る二重係止機構
を備えたコネクタの好適な一実施の形態を図１乃至図３
に基づいて詳細に説明する。尚、従来技術と同一のもの
には理解し易いように同一符号を付与して説明する。
を備えたコネクタの好適な一実施の形態を図１乃至図３
に基づいて詳細に説明する。尚、従来技術と同一のもの
には理解し易いように同一符号を付与して説明する。
【００１２】図１に示すように本実施の形態に係る二重
係止機構を備えたコネクタ１５は、電気的接続を得る電
線Ｗを圧着した雌型端子２と、略箱型形状に形成され、
その内部に複数個の並設された端子収容室４Ａを設けた
ハウジング３Ａと、端子収容室４Ａの開口した後方部分
を閉成した時に、雌型端子２を端子収容室内４Ａに係止
するカバー部材２０とから構成されている。
係止機構を備えたコネクタ１５は、電気的接続を得る電
線Ｗを圧着した雌型端子２と、略箱型形状に形成され、
その内部に複数個の並設された端子収容室４Ａを設けた
ハウジング３Ａと、端子収容室４Ａの開口した後方部分
を閉成した時に、雌型端子２を端子収容室内４Ａに係止
するカバー部材２０とから構成されている。
【００１３】ハウジング３Ａは、その後方部の両側壁２
１に係止ロックアーム２６を係止する突出した係合部１
７と、中間部に切り欠いた切欠部１８と、後方部の上壁
部分を開口して、前方部の側壁２１と連設した上壁１９
とから構成されている。このハウジング３Ａ内の夫々の
端子収容室４Ａの底壁５Ａには、雌型端子２を抜止めす
る抜止め凹部１３Ａが設けられている。また、雌型端子
２は、その基板部の背面外側方向に突設された係止ラン
ス２ａが設けられている。
１に係止ロックアーム２６を係止する突出した係合部１
７と、中間部に切り欠いた切欠部１８と、後方部の上壁
部分を開口して、前方部の側壁２１と連設した上壁１９
とから構成されている。このハウジング３Ａ内の夫々の
端子収容室４Ａの底壁５Ａには、雌型端子２を抜止めす
る抜止め凹部１３Ａが設けられている。また、雌型端子
２は、その基板部の背面外側方向に突設された係止ラン
ス２ａが設けられている。
【００１４】カバー部材２０は、端子収容室４Ａの開口
部分を覆うものであり、上壁１９と背中合わせの状態、
即ち、内面側を上向きにした状態で一体成型されてい
る。このカバー部材２０の基端部２３の両側縁部にはハ
ウジング３Ａと一体的に形成された連結部２２と、基端
部２３の近傍には基端部２３よりも突出した鍵形状の爪
部２４が各々端子収容室４Ａに対応して設けられてい
る。また、爪部２４の反対側の自由端部２５側の両側端
縁には係合部１７に係止される係止ロックアーム２６が
突設されている。
部分を覆うものであり、上壁１９と背中合わせの状態、
即ち、内面側を上向きにした状態で一体成型されてい
る。このカバー部材２０の基端部２３の両側縁部にはハ
ウジング３Ａと一体的に形成された連結部２２と、基端
部２３の近傍には基端部２３よりも突出した鍵形状の爪
部２４が各々端子収容室４Ａに対応して設けられてい
る。また、爪部２４の反対側の自由端部２５側の両側端
縁には係合部１７に係止される係止ロックアーム２６が
突設されている。
【００１５】連結部２２は、カバー部材２０の基端部２
３側の両端縁に連設してハウジング３Ａに結合した構造
であり、ハウジング３Ａ側を細くした細径部２７と、カ
バー部材２０側を太くした太径部２８とからなり、細径
部２７と太径部２８との間は括れた形状となっている。
３側の両端縁に連設してハウジング３Ａに結合した構造
であり、ハウジング３Ａ側を細くした細径部２７と、カ
バー部材２０側を太くした太径部２８とからなり、細径
部２７と太径部２８との間は括れた形状となっている。
【００１６】上述したような構成の二重係止機構を備え
たコネクタ１５においては、図１および図２に示すよう
に雌型端子２をハウジング３Ａの端子収容室４Ａ後方の
開口部側から挿入する。そして、前方に設けてある外部
からの接触子１２を係合させる挿入口２９に雌型端子２
の先端部を臨ませるように挿入する。この時、端子収容
室４Ａの底壁５Ａに設けてある抜止め凹部１３Ａに雌型
端子２の係止ランス２ａが係止され、雌型端子２の後抜
けが防止される。
たコネクタ１５においては、図１および図２に示すよう
に雌型端子２をハウジング３Ａの端子収容室４Ａ後方の
開口部側から挿入する。そして、前方に設けてある外部
からの接触子１２を係合させる挿入口２９に雌型端子２
の先端部を臨ませるように挿入する。この時、端子収容
室４Ａの底壁５Ａに設けてある抜止め凹部１３Ａに雌型
端子２の係止ランス２ａが係止され、雌型端子２の後抜
けが防止される。
【００１７】次に、図２に示すようにカバー部材２０の
係止ロックアーム２６側の自由端部側を手で持って上方
向に押しながら回転させ、状態（Ａ）から状態（Ｂ）に
回動させる。即ち、カバー部材２０は連結部２２を支軸
とした回動動作になり、さらに進めると連結部２２の細
径部２７が捩れて切断される。そして、連結部２２が切
断された状態でさらに回動動作を進めると、爪部２４が
カバー部材２０の裏面に位置する上壁１９の開口端縁に
当接した状態で回動しながら上壁１９の内側面に入った
状態（Ｃ）となる。
係止ロックアーム２６側の自由端部側を手で持って上方
向に押しながら回転させ、状態（Ａ）から状態（Ｂ）に
回動させる。即ち、カバー部材２０は連結部２２を支軸
とした回動動作になり、さらに進めると連結部２２の細
径部２７が捩れて切断される。そして、連結部２２が切
断された状態でさらに回動動作を進めると、爪部２４が
カバー部材２０の裏面に位置する上壁１９の開口端縁に
当接した状態で回動しながら上壁１９の内側面に入った
状態（Ｃ）となる。
【００１８】そして、図３に示すようにさらに状態
（Ｃ）から状態（Ｄ）になると、即ち、、カバー部材２
０が閉成時には、カバー部材２０と上壁１９とが略面一
となり、爪部２４は上壁１９の内面に突出した状態とな
ると共に、爪部２４の先端で雌型端子２の接合部の後端
側に対峙して係止する状態となる。この時、係止ロック
アーム２６が係合部１７に係止され、さらにハウジング
３Ａの切欠部１８には連結部２２の太径部２８が係合さ
れる。
（Ｃ）から状態（Ｄ）になると、即ち、、カバー部材２
０が閉成時には、カバー部材２０と上壁１９とが略面一
となり、爪部２４は上壁１９の内面に突出した状態とな
ると共に、爪部２４の先端で雌型端子２の接合部の後端
側に対峙して係止する状態となる。この時、係止ロック
アーム２６が係合部１７に係止され、さらにハウジング
３Ａの切欠部１８には連結部２２の太径部２８が係合さ
れる。
【００１９】このようにカバー部材２０の本係止状態で
は、端子収容室４Ａの底壁５Ａの抜止め凹部１３Ａと雌
型端子２の係止ランス２ａとにより抜け止めされ、且つ
雌型端子２の接合部の後端部を爪部２４により係止され
ることで、雌型端子２は端子収容室４Ａ内で確実に二重
係止されることになる。しかも、外力に弱いヒンジ部を
設けずにカバー部材とハウジング３Ａとを一体成型する
ことができるので、製造コストの削減と共に、カバー部
材の閉成作業を確実且つ容易に行うことができる。
は、端子収容室４Ａの底壁５Ａの抜止め凹部１３Ａと雌
型端子２の係止ランス２ａとにより抜け止めされ、且つ
雌型端子２の接合部の後端部を爪部２４により係止され
ることで、雌型端子２は端子収容室４Ａ内で確実に二重
係止されることになる。しかも、外力に弱いヒンジ部を
設けずにカバー部材とハウジング３Ａとを一体成型する
ことができるので、製造コストの削減と共に、カバー部
材の閉成作業を確実且つ容易に行うことができる。
【００２０】
【発明の効果】以上説明したように本発明に係る二重係
止機構を備えたコネクタは、カバー部材が、端子収容室
の前方の上壁近傍に設けられ、且つ基端部側の両側縁に
ハウジングと連設した連結部によってハウジングと一体
成型されており、カバー部材が本係止時にハウジングよ
り分離される。そして、このカバー部材の分離がハウジ
ングへの閉成工程に伴って連結部の捩れによる切断によ
って行われる。また、カバー部材の連結部の切断が、連
結部側の基端部近傍に各端子収容室に対応して設けられ
た爪部を支点として上壁の基端部内側に回動することで
行われると共に、爪部がカバー部材の回動に伴って接続
端子を挿入方向に二重係止する。しかも、連結部の形状
がカバー部材側を太径部とし、ハウジング側を細径部と
されている。
止機構を備えたコネクタは、カバー部材が、端子収容室
の前方の上壁近傍に設けられ、且つ基端部側の両側縁に
ハウジングと連設した連結部によってハウジングと一体
成型されており、カバー部材が本係止時にハウジングよ
り分離される。そして、このカバー部材の分離がハウジ
ングへの閉成工程に伴って連結部の捩れによる切断によ
って行われる。また、カバー部材の連結部の切断が、連
結部側の基端部近傍に各端子収容室に対応して設けられ
た爪部を支点として上壁の基端部内側に回動することで
行われると共に、爪部がカバー部材の回動に伴って接続
端子を挿入方向に二重係止する。しかも、連結部の形状
がカバー部材側を太径部とし、ハウジング側を細径部と
されている。
【００２１】したがって、端子収容室に接続端子が挿入
され、カバー部材がハウジングに閉成される時、連結部
の細径部が爪部を支点とした回動動作に伴って容易に捩
れながら切断され、爪部が上壁の内側に入り込んで接続
端子を軸方向に係止すると共に、係止ロックアームがハ
ウジングの係合部に係止されることで接続端子が端子収
容室内で二重係止される。
され、カバー部材がハウジングに閉成される時、連結部
の細径部が爪部を支点とした回動動作に伴って容易に捩
れながら切断され、爪部が上壁の内側に入り込んで接続
端子を軸方向に係止すると共に、係止ロックアームがハ
ウジングの係合部に係止されることで接続端子が端子収
容室内で二重係止される。
【図１】本発明に係る二重係止機構を備えたコネクタの
一実施の形態を示す分解斜視図である。
一実施の形態を示す分解斜視図である。
【図２】図１におけるカバー部材の回動動作を示した断
面図である。
面図である。
【図３】図１におけるカバー部材が閉成完了された状態
を示す説明図である。
を示す説明図である。
【図４】従来技術の二重係止機構を備えたコネクタの斜
視図である。
視図である。
【図５】図４における断面図である。
２ 雌型端子（接続端子） ３Ａ ハウジング ４Ａ 端子収容室 ５Ａ 底壁 １２ 接触子 １３Ａ 抜止め凹部 １５ コネクタ １７ 係合部 １８ 切欠部 １９ 上壁 ２０ カバー部材 ２１ 側壁 ２２ 連結部 ２３ 基端部 ２４ 爪部 ２５ 自由端部 ２６ 係止ロックアーム ２７ 細径部 ２８ 太径部 Ｗ 電線
フロントページの続き (72)発明者 畑岸 祐至 静岡県榛原郡榛原町布引原206−１ 矢崎 部品株式会社内
Claims (5)
- 【請求項１】外部の接触子と接合して電気的接続を得る
接続端子と、複数の端子収容室と、両側壁内面側に突出
形成した係合部とを設けたコネクタハウジングと、開口
された前記端子収容室の後方をカバーして前記係合部に
係止される係止ロックアームを設けると共に前記接続端
子を前記端子収容室内で係止するカバー部材とからなる
コネクタにおいて、 前記カバー部材が、前記端子収容室の前方の上壁近傍に
設けられ、且つ基端部側の両側縁に前記ハウジングと連
設した連結部によって前記ハウジングと一体成型されて
おり、前記カバー部材が本係止時に前記ハウジングより
分離されることを特徴とする二重係止機構を備えたコネ
クタ。 - 【請求項２】前記カバー部材が、前記ハウジングへの閉
成工程に伴って前記連結部の捩れによる切断によって分
離されることを特徴とする請求項１記載の二重係止機構
を備えたコネクタ。 - 【請求項３】前記カバー部材の前記連結部の切断が、該
連結部側の基端部近傍に前記各端子収容室に対応して設
けられた爪部を支点として前記上壁の前記基端部内側に
回動することで行われることを特徴とする請求項１およ
び２記載の二重係止機構を備えたコネクタ。 - 【請求項４】前記爪部が、前記カバー部材の回動に伴っ
て前記接続端子を嵌合方向に二重係止することを特徴と
する請求項３記載の二重係止機構を備えたコネクタ。 - 【請求項５】前記連結部の形状が、前記カバー部材側を
太径部とし、前記ハウジング側を細径部としたことを特
徴とする請求項１乃至３記載の二重係止機構を備えたコ
ネクタ。
Priority Applications (2)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP7304533A JPH09147957A (ja) | 1995-11-22 | 1995-11-22 | 二重係止機構を備えたコネクタ |
| US08/755,339 US5779506A (en) | 1995-11-22 | 1996-11-22 | Connector with double retaining mechanism |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP7304533A JPH09147957A (ja) | 1995-11-22 | 1995-11-22 | 二重係止機構を備えたコネクタ |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH09147957A true JPH09147957A (ja) | 1997-06-06 |
Family
ID=17934153
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP7304533A Pending JPH09147957A (ja) | 1995-11-22 | 1995-11-22 | 二重係止機構を備えたコネクタ |
Country Status (2)
| Country | Link |
|---|---|
| US (1) | US5779506A (ja) |
| JP (1) | JPH09147957A (ja) |
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- 1995-11-22 JP JP7304533A patent/JPH09147957A/ja active Pending
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| US5779506A (en) | 1998-07-14 |
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