JP3136970B2 - 防水コネクタ - Google Patents

防水コネクタ

Info

Publication number
JP3136970B2
JP3136970B2 JP07286695A JP28669595A JP3136970B2 JP 3136970 B2 JP3136970 B2 JP 3136970B2 JP 07286695 A JP07286695 A JP 07286695A JP 28669595 A JP28669595 A JP 28669595A JP 3136970 B2 JP3136970 B2 JP 3136970B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
rubber ring
locked
cover
housing
fitting
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired - Fee Related
Application number
JP07286695A
Other languages
English (en)
Other versions
JPH09102354A (ja
Inventor
和紀 山下
良夫 大倉
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Sumitomo Wiring Systems Ltd
Original Assignee
Sumitomo Wiring Systems Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Sumitomo Wiring Systems Ltd filed Critical Sumitomo Wiring Systems Ltd
Priority to JP07286695A priority Critical patent/JP3136970B2/ja
Publication of JPH09102354A publication Critical patent/JPH09102354A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP3136970B2 publication Critical patent/JP3136970B2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Fee Related legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Details Of Connecting Devices For Male And Female Coupling (AREA)
  • Connector Housings Or Holding Contact Members (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は防水型のコネクタに
関し、特にハウジング間をシールするためのゴムリング
を所定の装着位置に保持する保持構造に改良を加えた防
水コネクタに関する。
【0002】
【従来の技術】従来の防水コネクタの構造の一例を図1
0、11によって説明する。雄側のハウジングaには嵌
合筒部bが設けられる一方、雌側のハウジングcにはそ
の嵌合筒部bが嵌合される嵌合溝dが設けられている。
そして、雌ハウジングcの嵌合溝dの奥側にゴムリング
eが装着され、両ハウジングa、cを嵌合した場合に、
雄ハウジングaの嵌合筒部bにおける先端fの内周面
と、雌ハウジングcの嵌合溝dの奥側における内側の周
面との間でゴムリングeを挟み付けることにより、両ハ
ウジングa、c間を水密にシールするようになってい
る。
【0003】ところでこのような防水コネクタにおい
て、メンテナンス等を行う場合には両ハウジングa、c
の嵌合を外すのであるが、その際にゴムリングeが雄ハ
ウジングaと一緒になって抜け出てしまうことがあり、
それが手の届かないような狭い場所に落下すると回収不
能となるおそれがある。そのためゴムリングeは、一旦
装着されたらその装着位置に抜け止め状態で保持される
ことが望ましい。
【0004】従来そのようなゴムリングeを保持する手
段としては、図11に詳細に示すように、ゴムリングe
における嵌合溝dの奥壁gに当接する側の端面に、先端
に頭部iを設けた被係止棒hを突設する一方、嵌合溝d
の奥壁gに、被係止棒hが緊密に挿入される貫通孔jを
対応して開口し、頭部iを潰しつつ被係止棒hを貫通孔
jに押し込んで、復元変形した頭部iを貫通孔jの外側
の口縁に係止することで、ゴムリングeを抜け止め状態
に保持するようになっている。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら上記のも
のでは、ゴムリングeを挿入する際に、被係止棒hの頭
部iを潰しつつ貫通孔jに通す必要があり、大きな抵抗
を受けて挿入作業に手間取る欠点があった。本発明は上
記のような事情に基づいて完成されたものであって、ゴ
ムリングを抜け止め状態に装着することを簡単に行える
ようにすることを目的とする。
【0006】
【課題を解決するための手段】上記の目的を達成するた
めの手段として、請求項1の発明は、電線の端末に固着
された端子金具が挿入されるコネクタハウジングの周面
にはゴムリングが装着され、そのゴムリングを相手のコ
ネクタハウジングの周面との間で挟むことで両コネクタ
ハウジング間のシールを行うようにした防水コネクタに
おいて、前記コネクタハウジングには、そのコネクタハ
ウジングから延出した電線を覆って引き出し可能とした
一対のカバーがそれぞれセルフヒンジ部を介して観音開
き状に開閉可能に設けられ、そのカバーには、閉鎖時に
前記ゴムリングと係合することでゴムリングを装着位置
に抜け止め状態で係止可能とする係止部が設けられ、か
つ、前記各カバーは、L字形をなす外壁とこの外壁との
間にL字形をなし前記電線を前記端子金具の挿入方向と
は略直交する方向に屈曲させる電線収容溝が保有される
内壁とからなり、両カバーが閉じられたときに各カバー
の電線収容溝同士が直線状に連通され、その連通された
電線収容溝の下側の開口部が電線を一列にして引出可能
な引出口となっていることを特徴とするものである。
【0007】請求項2の発明は、請求項1の発明におい
て、前記ゴムリングは前記コネクタハウジングの周面の
奥側に設けられた奥壁により挿入を規制されることで正
規に装着されるようになっており、前記奥壁には貫通孔
が開口される一方、前記ゴムリングの奥壁と対応する面
には、前記奥壁に開口された貫通孔にクリアランスを持
って挿入可能で、かつ先端が外部に突出可能な被係止部
が設けられる一方、前記コネクタハウジングの奥壁より
奥部でかつ前記ゴムリングが正規に装着されたときの被
係止部より奥方には嵌合突部が外部に突出形成され、前
記カバーには、閉鎖時に前記ゴムリングの被係止部と係
合することでゴムリングを装着位置に抜 け止め状態で係
止可能とする前記係止部と、閉鎖時に前記嵌合突部と係
止可能な嵌合孔とが形成されていることを特徴とするも
のである。
【0008】
【発明の作用および効果】請求項1の発明では、コネク
タハウジングの周面にゴムリングを装着したのちカバー
を閉じると、そこに設けられた係止部がゴムリングと係
合することで、ゴムリングが抜け止め状態で保持され
る。電線を覆うカバーを利用してゴムリングを装着位置
に保持する構造としたから、従来のようにゴムリングを
大きな抵抗力に抗して押し込むことが不要にできて、ゴ
ムリングの装着作業が簡単となり、かつ高い保持力を得
ることができる効果がある。
【0009】また、カバーを閉じることで、コネクタハ
ウジングの後面から延出した電線を、端子金具の挿入方
向と略直交する方向に屈曲させ、かつ一列に並んだ偏平
な状態で引き出すことができる
【0010】請求項2の発明では、ゴムリングがコネク
タハウジングの周面に沿ってその奥側に挿入されると、
被係止部は奥壁の貫通孔をクリアランスを持って通りつ
つ、その先端が外部に突出する。しかるのちカバーを閉
じると、係止部がゴムリングの被係止部に係合し、かつ
嵌合突部が嵌合孔に係止する。これによって、ゴムリン
グが抜け止め状態に保持される。同様にゴムリングの装
着作業を簡単に行え、かつ高い保持力を得ることができ
る。
【0011】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施形態を添付図
面に基づいて説明する。 <第1実施形態> 図1ないし図6は本発明の第1実施形態を示す。この実
施形態は、電線カバー付きの雌側の防水コネクタを例示
している。図1において、符号1はコネクタハウジング
(以下、単にハウジングという)であって、合成樹脂材
により一体成形されており、その内部には、上段に2
個、下段に3個の合計5個のキャビティ2が形成されて
いる。各キャビティ2内には、電線3の端末に固着され
た雌形端子金具4が後面側(図1の手前側の面)から挿
入され、各キャビティ2に設けられたランス5で係止さ
れることによって抜け止め状態で収容されるようになっ
ている(図6参照)。また、雌形端子金具4の後端側に
は防水ゴム栓7が嵌着されていて、キャビティ2の入り
口内に緊密に嵌合されることでシールが施されている。
【0012】ハウジング1の外周面における長さ方向の
略中央部には、図2、6に示すように、前面側に開口し
たフード部50が形成されており、フード部50とハウ
ジング1の外周面との間が嵌合溝53となっていて、そ
の中に、図6の鎖線に示す相手の雄側のコネクタハウジ
ング51の嵌合筒部52が嵌合されるようになってい
る。そして、この嵌合溝53の奥側にゴムリング10が
装着され、上記の雄ハウジング51が嵌合された場合
に、嵌合筒部52の先端部に形成された薄肉部54の内
周と、ハウジング1の外周との間でゴムリング10を挟
み付けることによって、両ハウジング1、51間をシー
ルするようになっている。なお、ゴムリング10を正規
の装着位置で保持する部分の構造については、後述す
る。またハウジング1の上面には、雄ハウジング51と
嵌合された場合に嵌合状態にロックするためのロックレ
バー13が設けられている。
【0013】再び図1に戻って、ハウジング1の後面側
には、各キャビティ2から引き出された電線3を覆う左
右一対のカバー15が設けられている。これらのカバー
15は略対称形状に形成され、それぞれハウジング1の
側面においてセルフヒンジ部17を介して一体的に形成
され、図1に示すようなキャビティ2の後方を開放する
開放位置から、図5に示す閉鎖位置に向けて揺動可能と
なっている。
【0014】各カバー15の形状をさらに詳細に説明す
る。各カバー15は、平面L字形をなす外壁19を備え
ている。この外壁19は、側面部20と、それと直交し
て形成された後面部21と、後面部21の上縁から内面
側に突出して形成された上面部22とを有している。
【0015】上記した側面部20は、両カバー15が閉
じられた場合には、ハウジング1の後端側の側面を近接
状態で覆うようになっている。後面部21はその下縁が
側面部20よりも下方に延長して形成されていて、互い
に突き合わせ状に閉じられることにより、ハウジング1
の後端面から一定寸法後方に離間した位置で面一に連結
され、ハウジング1のキャビティ2が設けられた部分の
後方からその下方の領域にわたって覆うようになってい
る。
【0016】また、上面部22は同じく突き合わせ状に
閉じられて、ハウジング1の後面側におけるキャビティ
2を設けた部分の上方を覆うようになっている。なお、
両外壁19における後面部21から上面部22にわたる
突き合わせ端縁23は、内面側または外面側のいずれか
が薄肉となった段差状に形成されていて、互いに重畳し
て突き合わされるようになっている。
【0017】外壁19の内面側には内壁25が一体的に
形成されている。この内壁25は、外壁19における側
面部20の下縁から、その側面部20と直交するように
して下面部26が突設され、その下面部26における外
壁19の後面部21と対応する側の端縁からは、ガイド
部27が下向きに屈曲して形成されている。このガイド
部27は、図6に示すように、上記の後面部21と平行
に、かつその後面部21との間に電線3の直径よりも少
し大きい間隔を開けて形成され、また屈曲部分28では
適度の丸みが付けられている。このガイド部27と後面
部21との間によって、電線3を雌形端子金具4の挿入
方向と直交する下向きに屈曲して収容可能とした電線収
容溝30が形成されている。
【0018】各内壁25は、両カバー15が閉じられた
場合に、図1の手前側に示されたL字形の端縁同士が突
き合わされて、左右の電線収容溝30同士が直線状に連
通され、その連通された電線収容溝30の下側の開口部
が電線3の引出口31を構成するようになっている。な
お各内壁25の下面部26は、閉じられた場合に、それ
ぞれハウジング1の後端側の下面を近接状態で覆うよう
になっているとともに、各電線収容溝30の互いに連通
される側と反対側の奥側は、閉塞部32により閉塞され
ている。
【0019】また両カバー15には、それらを閉鎖状態
にロックするための2箇所のロック部位が設けられてい
る。すなわち、一方のカバー15(図1の左側)の外壁
19における上面部22の突合部には、係止溝35が切
られた撓み変形可能な第1ロック片34が突設されると
ともに、他方のカバー15の上面部22の突合部には、
係止溝35に嵌合可能な第1ロック突部36が形成され
ている。また、一方のカバー15の内壁25におけるガ
イド部27の突合部には、同じく係止溝38が切られた
撓み変形可能な第2ロック片37が突設されるととも
に、他方のカバー15のガイド部27の突合部には、係
止溝38に嵌合可能な第2ロック突部39が形成されて
いる。
【0020】また閉鎖された両カバー15をハウジング
1にロックする手段として、各カバー15の外壁19に
おける側面部20には、それぞれ第1嵌合孔40が開口
されているとともに、ハウジング1の両側面には、それ
らの第1嵌合孔40に嵌合可能な第1嵌合突部41が形
成されている。また、各カバー15の内壁25における
下面部26には、それぞれ第2嵌合孔42が開口されて
いるとともに、ハウジング1の下面には、それらの第2
嵌合孔42に各別に嵌合可能な第2嵌合突部43が形成
されている。
【0021】続いて、ゴムリング10の保持部分の構造
について詳細に説明する。ゴムリング10は、図4に示
すように方形のリング状に形成されており、図2、6に
示すように、ハウジング1に設けられた嵌合溝53の内
側の領域においてハウジング1の外周面に緊密に嵌まっ
て挿入され、嵌合溝53の奥壁56に突き当たることで
その挿入が規制されて、その位置が正規の装着位置とな
る。そのゴムリング10における奥壁56と対応する側
の端面の短辺部分からは、図4に示すように一対の被係
止片58が突設されている。これらの被係止片58の先
端には、外方に直角曲げされた被係止部59が形成され
ている。
【0022】一方、嵌合溝53の奥壁56には、上記の
各被係止片58をクリアランスを持って挿入可能とする
左右の貫通孔61が形成されている。各貫通孔61は、
ハウジング1の後部側の左右の側面に向けて開口されて
いる。したがって、ゴムリング10が正規の装着位置ま
で挿入された場合には、各被係止片58が対応する貫通
孔61を貫通して、ハウジング1の左右の側面に沿って
後方に突出するようになっている。
【0023】また、上記した各カバー15の外壁19に
おける側面部20には、セルフヒンジ部17と連結され
た側の端縁の内面において、上記したゴムリング10に
設けられた被係止片58の被係止部59に係止可能な係
止突部62が形成されている。詳細には、その係止突部
62は、カバー15が閉鎖された場合に、被係止片58
の被係止部59の前面側に嵌まって係止し得るようにな
っている。
【0024】本実施形態は上記のような構造であって、
続いてその組み付けの手順を説明する。まず図2に示す
ように、両カバー15を開いておいて、同図の鎖線に示
すゴムリング10をハウジング1の前端側の外周に嵌
め、嵌合溝53の奥側に向けて押し込む。ゴムリング1
0が、同図の実線に示すように嵌合溝53の奥壁56に
突き当たるまで押し込まれると、押し込みが停止され
る。それとともに、被係止片58が奥壁56に開口され
た貫通孔61を貫通して、先端の被係止部59が背面側
に突出する。被係止部59を含む被係止片58は、貫通
孔61にクリアランスを持って挿通されるようになって
いるから、被係止片58は抵抗を受けることなく貫通孔
61に挿通される。
【0025】続いて、同じく両カバー15が開いた状態
において、ハウジング1の5個のキャビティ2内に、電
線3の端末に固着された雌形端子金具4ならびに防水ゴ
ム栓7を後面側から挿入し、抜け止め状態で収容する。
次に、各キャビティ2の後面から延出した各電線3を、
図1の鎖線に示すように下向きに直角方向に屈曲させつ
つ両カバー15を閉じる。両カバー15を閉じるのと同
時に、屈曲された電線3を内壁25で案内させつつ左右
の電線収容溝30に順次に収容する。その場合、電線収
容溝30の間隔が、電線3の直径よりも少し大きい寸法
に設定されていることから、各電線3は一列に整列され
る。
【0026】両カバー15が完全に閉じられると、第1
ロック突部36が第1ロック片34の係止溝35に、ま
た第2ロック突部39が第2ロック片37の係止溝38
にそれぞれ嵌合することで、両カバー15が一体的に結
合される。また、両カバー15の第1および第2嵌合孔
40、42が、ハウジング1の第1および第2嵌合突部
41、43に嵌合することで、カバー15がハウジング
1に対してロックされる。
【0027】上記のようにカバー15が閉じられた状態
では、両電線収容溝30が連通されて一本の溝となり、
図5、6に示すように、カバー15の引出口31から
は、5本の電線3がそれぞれ雌形端子金具4の挿入方向
と直交する方向に屈曲され、かつ一列に並んだ偏平な状
態で引き出される。
【0028】また、上記した両カバー15の閉鎖動作に
伴って、図3に示すように、カバー15の側面部20に
設けられた係止突部62が、ゴムリング10の被係止片
58の被係止部59の前側に嵌まり込む。それにより、
ゴムリング10は抜け止め状態に係止される。
【0029】そして図6に示すように、相手の雄ハウジ
ング51と嵌合されると、既述したように、嵌合筒部5
2の先端部に形成された薄肉部54の内周と、ハウジン
グ1の外周との間でゴムリング10が挟み付けられるこ
とで、両ハウジング1、51間がシールされる。
【0030】メンテナンスを行う場合は、ロックを解除
して雄ハウジング51を引き抜く。そのとき、雄ハウジ
ング51の嵌合筒部52の薄肉部54の内周面とゴムリ
ング10の外周面との間は摩擦係合しているため、雄ハ
ウジング51の引き抜きに伴ってゴムリング10に抜け
方向の力が作用するが、ゴムリング10は被係止片58
の被係止部59がカバー15の係止突部62で係止され
て、抜け止め状態で保持されているから、ゴムリング1
0は引き抜かれることなく、雄ハウジング51のみが引
き抜かれる。
【0031】このように本第1実施形態によれば、ゴム
リング10はその被係止片58が貫通孔61にクリアラ
ンスを持って貫通されつつ装着され、電線3を覆うべく
カバー15を閉じたときに、被係止片58に係止して抜
け止め状態に保持し得る構造としたから、ゴムリング1
0を装着する際に大きな抵抗を受けることなく簡単に装
着でき、かつ高い保持力を得ることができる。また、電
線3をハウジング1の後面の近傍で直角に屈曲させ、か
つ一列に並べて引き出すことができ、引き出された電線
3の配線上の省スペース化を図ることができる。
【0032】<第2実施形態> 図7ないし図9は本発明の第2実施形態を示す。この第
2実施形態では、ゴムリング10を係止する手段とし
て、第1実施形態の係止突部62に代え、カバー15の
外壁19における側面部20に、ゴムリング10の被係
止片58の被係止部59が嵌合可能な係止孔64が形成
されている。その他の構造については第1実施形態と同
様であって、同一部材には同一符号を付して重複した説
明は省略する。
【0033】すなわちこの第2実施形態では、ゴムリン
グ10を装着したのちカバー15を閉じると、図8に示
すように、被係止片58の被係止部59がカバー15の
係止孔64に嵌まって係止され、同様にゴムリング10
が抜け止め状態に保持される。
【0034】<他の実施形態> 本発明は上記記述及び図面によって説明した実施形態に
限定されるものではなく、例えば次のような実施形態も
本発明の技術的範囲に含まれ、さらに、下記以外にも要
旨を逸脱しない範囲内で種々変更して実施することがで
きる。
【0035】(1)カバーの形式は上記実施形態のもの
に限らず、ハウジングから延出した電線を覆うべく開閉
可能に設けられたカバー全般について広く適用すること
ができる。 (2)また本発明は、上記実施形態に例示した雌側の防
水コネクタに限らず、雄側の防水コネクタにも同様に適
用することが可能である。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1実施形態に係るカバーの開放状態
の斜視図である。
【図2】ゴムリングの装着動作を示す一部切欠平面図で
ある。
【図3】カバーが閉じてゴムリングが保持された状態を
示す一部切欠平面図である。
【図4】ゴムリングの外観斜視図である。
【図5】カバーが閉じられた状態の斜視図である。
【図6】その縦断面図である。
【図7】第2実施形態におけるカバーの開放状態の斜視
図である。
【図8】ゴムリングが保持された状態を示す一部切欠平
面図である。
【図9】カバーが閉じられた状態の斜視図である。
【図10】従来の防水コネクタの断面図である。
【図11】そのゴムリングの保持構造を示す部分拡大断
面図である。
【符号の説明】
1…コネクタハウジング 2…キャビティ 3…電線 4…雌形端子金具 10…ゴムリング 15…カバー 51…雄ハウジング(相手のコネクタハウジング) 52…嵌合筒部 53…嵌合溝 56…奥壁 58…被係止片 59…被係止部 61…貫通孔 62…係止突部 64…係止孔
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (56)参考文献 特開 昭59−103287(JP,A) 特開 平5−326066(JP,A) 特開 平3−59974(JP,A) 特開 平7−288150(JP,A) 実開 昭62−65778(JP,U) 実公 平5−28696(JP,Y2) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) H01R 13/52 301 H01R 13/58

Claims (2)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 電線の端末に固着された端子金具が挿入
    されるコネクタハウジングの周面にはゴムリングが装着
    され、そのゴムリングを相手のコネクタハウジングの周
    面との間で挟むことで両コネクタハウジング間のシール
    を行うようにした防水コネクタにおいて、前記コネクタハウジングには、そのコネクタハウジング
    から延出した電線を覆って引き出し可能とした一対のカ
    バーがそれぞれセルフヒンジ部を介して観音開き状に開
    閉可能に設けられ、そのカバーには、閉鎖時に前記ゴム
    リングと係合することでゴムリングを装着位置に抜け止
    め状態で係止可能とする係止部が設けられ、 かつ、前記各カバーは、L字形をなす外壁とこの外壁と
    の間にL字形をなし前記電線を前記端子金具の挿入方向
    とは略直交する方向に屈曲させる電線収容溝が保有され
    る内壁とからなり、両カバーが閉じられたときに各カバ
    ーの電線収容溝同士が直線状に連通され、その連通され
    た電線収容溝の下側の開口部が電線を一列にして引出可
    能な引出口となっている ことを特徴とする防水コネク
    タ。
  2. 【請求項2】 前記ゴムリングは前記コネクタハウジン
    グの周面の奥側に設けられた奥壁により挿入を規制され
    ることで正規に装着されるようになっており、前記奥壁
    には貫通孔が開口される一方、前記ゴムリングの奥壁と
    対応する面には、前記奥壁に開口された貫通孔にクリア
    ランスを持って挿入可能で、かつ先端が外部に突出可能
    な被係止部が設けられる一方、前記コネクタハウジングの奥壁より奥部でかつ前記ゴム
    リングが正規に装着されたときの被係止部より奥方には
    嵌合突部が外部に突出形成され、 前記カバーには、閉鎖時に前記ゴムリングの被係止部と
    係合することでゴムリングを装着位置に抜け止め状態で
    係止可能とする前記係止部と、閉鎖時に前記嵌合突部と
    係止可能な嵌合孔とが形成されている ことを特徴とする
    請求項1記載の防水コネクタ。
JP07286695A 1995-10-05 1995-10-05 防水コネクタ Expired - Fee Related JP3136970B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP07286695A JP3136970B2 (ja) 1995-10-05 1995-10-05 防水コネクタ

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP07286695A JP3136970B2 (ja) 1995-10-05 1995-10-05 防水コネクタ

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPH09102354A JPH09102354A (ja) 1997-04-15
JP3136970B2 true JP3136970B2 (ja) 2001-02-19

Family

ID=17707792

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP07286695A Expired - Fee Related JP3136970B2 (ja) 1995-10-05 1995-10-05 防水コネクタ

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP3136970B2 (ja)

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2018078051A (ja) * 2016-11-10 2018-05-17 矢崎総業株式会社 コネクタ

Families Citing this family (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US8523581B2 (en) * 2011-04-29 2013-09-03 Tyco Electronics Corporation Header connector assembly

Cited By (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2018078051A (ja) * 2016-11-10 2018-05-17 矢崎総業株式会社 コネクタ
WO2018088060A1 (ja) * 2016-11-10 2018-05-17 矢崎総業株式会社 コネクタ
CN109792123A (zh) * 2016-11-10 2019-05-21 矢崎总业株式会社 连接器
CN109792123B (zh) * 2016-11-10 2020-07-28 矢崎总业株式会社 连接器

Also Published As

Publication number Publication date
JPH09102354A (ja) 1997-04-15

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP2838136B2 (ja) 端子ロック部材を有する電気コネクタ
JP3235489B2 (ja) ブロックコネクタ
JP3693149B2 (ja) コネクタ
JP3508016B2 (ja) コネクタ
JP3632811B2 (ja) リテーナ付きコネクタ
JP2019164945A (ja) コネクタ
JP2004273135A (ja) コネクタ
US20030017733A1 (en) Connector
JPH0690940B2 (ja) 端子金具の二重係止構造をもつ電気コネクタ
JPH08250176A (ja) コネクタ
JPS6253910B2 (ja)
JP3244632B2 (ja) 多段コネクタ
JP3180021B2 (ja) コネクタの端子係止構造
JP2001006799A (ja) 防水コネクタ
JP2982100B2 (ja) シールドコネクタ
JP3362821B2 (ja) 電線カバー付きコネクタ
JP3136970B2 (ja) 防水コネクタ
JP3541695B2 (ja) パネル取付型コネクタ
JP3570534B2 (ja) コネクタ
JP3470617B2 (ja) レバー式コネクタ
JPH09147957A (ja) 二重係止機構を備えたコネクタ
JP3402020B2 (ja) 電線カバー付きコネクタ
JP2700108B2 (ja) コネクタの端子カバー構造
JP2999364B2 (ja) 電気コネクタ
JP3374622B2 (ja) 電線カバー付きコネクタ

Legal Events

Date Code Title Description
LAPS Cancellation because of no payment of annual fees