JP3066721B2 - 圧接ジョイントコネクタ - Google Patents

圧接ジョイントコネクタ

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JP3066721B2
JP3066721B2 JP7228168A JP22816895A JP3066721B2 JP 3066721 B2 JP3066721 B2 JP 3066721B2 JP 7228168 A JP7228168 A JP 7228168A JP 22816895 A JP22816895 A JP 22816895A JP 3066721 B2 JP3066721 B2 JP 3066721B2
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    • HELECTRICITY
    • H01ELECTRIC ELEMENTS
    • H01RELECTRICALLY-CONDUCTIVE CONNECTIONS; STRUCTURAL ASSOCIATIONS OF A PLURALITY OF MUTUALLY-INSULATED ELECTRICAL CONNECTING ELEMENTS; COUPLING DEVICES; CURRENT COLLECTORS
    • H01R4/00Electrically-conductive connections between two or more conductive members in direct contact, i.e. touching one another; Means for effecting or maintaining such contact; Electrically-conductive connections having two or more spaced connecting locations for conductors and using contact members penetrating insulation
    • H01R4/24Connections using contact members penetrating or cutting insulation or cable strands
    • H01R4/2416Connections using contact members penetrating or cutting insulation or cable strands the contact members having insulation-cutting edges, e.g. of tuning fork type
    • H01R4/242Connections using contact members penetrating or cutting insulation or cable strands the contact members having insulation-cutting edges, e.g. of tuning fork type the contact members being plates having a single slot
    • H01R4/2425Flat plates, e.g. multi-layered flat plates
    • H01R4/2429Flat plates, e.g. multi-layered flat plates mounted in an insulating base
    • H01R4/2433Flat plates, e.g. multi-layered flat plates mounted in an insulating base one part of the base being movable to push the cable into the slot
    • HELECTRICITY
    • H01ELECTRIC ELEMENTS
    • H01RELECTRICALLY-CONDUCTIVE CONNECTIONS; STRUCTURAL ASSOCIATIONS OF A PLURALITY OF MUTUALLY-INSULATED ELECTRICAL CONNECTING ELEMENTS; COUPLING DEVICES; CURRENT COLLECTORS
    • H01R4/00Electrically-conductive connections between two or more conductive members in direct contact, i.e. touching one another; Means for effecting or maintaining such contact; Electrically-conductive connections having two or more spaced connecting locations for conductors and using contact members penetrating insulation
    • H01R4/24Connections using contact members penetrating or cutting insulation or cable strands
    • H01R4/2416Connections using contact members penetrating or cutting insulation or cable strands the contact members having insulation-cutting edges, e.g. of tuning fork type
    • H01R4/2445Connections using contact members penetrating or cutting insulation or cable strands the contact members having insulation-cutting edges, e.g. of tuning fork type the contact members having additional means acting on the insulation or the wire, e.g. additional insulation penetrating means, strain relief means or wire cutting knives

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、複数の被覆電線を
導通接続させるための圧接ジョイントコネクタに関し、
詳しくは電線間に上下方向の分力を有する引張り力が生
じても、カバーの離脱が防止されると共に、小型化を図
ることができる圧接ジョイントコネクタの構造に関す
る。
【0002】
【従来の技術】従来から電線を圧接接続させる圧接ジョ
イントコネクタに関しては種々なものが提案されてい
る。例えば、特開昭58ー214283号公報等に開示
されている圧接ジョイントコネクタが知られている。図
12は従来の圧接ジョイントコネクタの一例を示す分解
斜視図である。図中において、圧接ジョイントコネクタ
51は、2本の被覆された電線5を導通接続させるため
に1枚の金属板に2個の圧接刃53,54が図における
ピッチP1で並列させて設けられている。また、中間に
逃げ溝55を設けたターミナル56と、このターミナル
56を耳部57で保持し、かつ上部に鋭角刃を有する切
断板58と該切断板58に平行した一対の端壁59を有
する歪緩和素子60とが立設された歪緩和部材61を備
えている。更に、前記ターミナル56と歪緩和部材61
とを保持し、上部に開口されてヒンジにより開閉自在な
扉62を有するコネクタ本体63と、下部に係止突起6
4と電線受入れ溝65とを有するカバー66から構成さ
れている。このコネクタ本体63には上記係止突起64
に係合する係止リブ67とターミナル56を保持する保
持溝68が設けられている。
【0003】上記構成において、先ずコネクタ本体63
に歪緩和部材61を嵌入させた後、ターミナル56を保
持溝68に保持させる。そして、電線5を電線受入れ溝
65に保持させ、上方からカバー66を圧入すると電線
5は切断板58によって切断されると共に、電線5の被
覆はターミナル56の圧接刃53,54によって切り込
まれる。これにより、芯線が圧接刃53,54に接触す
ることで2本の電線5は電気的に接続されると共に、カ
バー66の裏面によってコネクタ本体63内に押圧保持
される。また、係止突起64は係止リブ67に係止され
た後、扉62が回動閉鎖されてコネクタ本体63に係止
される。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記従
来の圧接ジョイントコネクタにおいては、図13に示す
ように、2本の電線5が側方の互いに反対方向へ屈曲さ
れる場合、上下方向の分力を生ずる引張り力が加わる
と、コネクタ本体側壁とカバーとの間に電線が入り込ん
でカバーが離脱するという問題がある。また、図12に
示したターミナル56のように圧接刃53,54の中間
に逃げ溝55が設けられていると、逃げ溝55のスペー
スだけピッチP1が大きくなり、コネクタの小型化を図
る上で障害になっている。
【0005】本発明の目的は、上記課題点に鑑みてなさ
れたものであり、側方へ屈曲された電線によりカバーが
離脱するのを防止すると共に、コネクタの小型化を図る
ことができる圧接ジョイントコネクタを提供することに
ある。
【0006】
【課題を解決するための手段】本発明の上記目的は、複
数の被覆された電線を導通接続させるために、互いに電
気的に導通された複数の圧接刃を有するターミナルを具
備すると共に、ターミナルがコネクタ本体に保持され、
かつこのコネクタ本体に被嵌するカバーに電線を圧接刃
へ押圧するための電線押圧部を備えた圧接ジョイントコ
ネクタにおいて、電線に働く外力によるカバーの離脱を
防止するためコネクタ本体の長手方向の少なくとも一方
の端の側壁に側方へ屈曲された電線が嵌入当接可能な切
り欠き部を備えてなることを特徴とする圧接ジョイント
コネクタによって達成することができる。
【0007】また上記目的は、ターミナルの2個の圧接
刃に圧接接続された2本の電線が互いに離反して側方向
に屈曲されると共に、離反された電線が逆L字状の切り
欠き部の水平面に当接されてなることを特徴とする圧接
ジョイントコネクタによって達成することができる。
【0008】上記構成の圧接ジョイントコネクタにおい
ては、コネクタ本体に保持されたターミナルに配列され
た複数の圧接刃に複数の被覆された電線がカバーに設け
られた電線押圧部により押圧されると、電線の被覆が切
り込まれて芯線が圧接刃に接触して複数の電線が互いに
電気的に導通接続される。そして、両側にある電線が互
いに反対の側方へ屈曲され、かつ上下方向の分力を生ず
る引張り力が加わった場合でも、電線がコネクタ本体側
壁に設けられた切り欠き部の水平面に当接または嵌入さ
れているので、前記上下方向の分力は切り欠き部からコ
ネクタ本体に作用するだけでカバーを離脱する力にはな
らないので、カバーの離脱が防止される。
【0009】また上記目的は、ターミナルの2個の圧接
刃に圧接接続された2本の電線が互いに離反して側方向
に屈曲されると共に、離反された電線が切り欠き部の傾
斜面に当接されてなることを特徴とする圧接ジョイント
コネクタによって達成することができる。前記構成の圧
接ジョイントコネクタにおいては、両側にある電線が互
いに反対の側方へ屈曲され、かつ上下方向の分力を生ず
る引張り力が加わった場合でも、電線がコネクタ本体側
壁に設けられた切り欠き部の傾斜面に当接されている。
したがって、前記上下方向の分力によって電線はそのま
まの状態でコネクタ本体が長手方向を中心に回転するこ
とになる。よって、電線はコネクタ本体の切り欠き部に
安定的に保持されると共に、カバーの離脱が確実に防止
される。
【0010】また上記目的は、カバーの長手方向両端に
設けられた電線押圧部両側に切り欠き部の水平面に係止
される係止ロックが設けられると共に、電線押圧部の下
面両側に電線を斜め上側方へ誘導するためのテーパ面を
備えてなることを特徴とする圧接ジョイントコネクタに
よって達成することができる。前記構成の圧接ジョイン
トコネクタにおいては、互いに反対側方へ屈曲された電
線に上下方向の分力が加わった場合でも、電線がテーパ
面に導かれてコネクタ本体の側壁を内側へ押圧するので
係止ロックは確実に切り欠き部に係止されると共に、カ
バーの離脱が確実に防止される。また、上記両側に設け
られた切り欠き部は互いに反対の側方へ屈曲された2本
の電線を包み込むので、電線を含めた長手方向長さが縮
小されてコネクタの小型化が促進される。
【0011】さらに上記目的は、ターミナルの2個の圧
接刃に圧接接続された2本の電線が互いに離反して側方
向に屈曲されると共に、離反された電線がすぼめられた
開口部を有する切り欠き円形状の切り欠き部に嵌入され
てなることを特徴とする圧接ジョイントコネクタによっ
て達成することができる。前記構成の圧接ジョイントコ
ネクタにおいては、側方へ屈曲された電線の座りが安定
すると共に、すぼめられた開口部により上記側方へ屈曲
された電線が残留弾性力により長手方向へ戻されるのを
防止することができる。
【0012】
【発明の実施の形態】以下、本発明の圧接ジョイントコ
ネクタの第1の実施の形態を図1乃至図4に基づいて詳
細に説明する。図1は本発明の圧接ジョイントコネクタ
の第1の実施の形態を示す組立斜視図、図2は図1にお
けるカバーが回動開口された斜視図、図3は図2におけ
るコネクタ本体の平面図、図4は図3における側面図で
ある。
【0013】図1に示すように圧接ジョイントコネクタ
1は、合成樹脂から形成されたコネクタ本体2と、この
コネクタ本体2に回動自在なヒンジ3で連結されたカバ
ー4とから構成されている。また、図2に示すようにコ
ネクタ本体2には、側壁7が底壁6に一体的に立設され
ていると共に、コネクタ本体2の中央部に中間壁8が一
体的に立設されている。そして、上記底壁6と側壁7及
び中間壁8の間にターミナル9が配置されている。この
ターミナル9はコネクタ本体2の成形時にモールド成形
されるか、または成形後に嵌め込まれるものである。
【0014】また、ターミナル9は底板10から2つの
圧接刃11,12が千鳥状に配列されて立設されてい
る。そして、一方の圧接刃11の内側端部13と他方の
圧接刃12の内側端部14とは同一ライン上に配列され
ている。また、端部13,14は中間壁8の間に保持さ
れ、中間壁8の厚さM(図3及び図4参照)と端部1
3,14の幅寸法G0は同一に設けられている。また、
図2乃至図4に示すように圧接刃11の外側端部15と
圧接刃12の外側端部16の幅寸法G1は、それぞれコ
ネクタ本体2の側壁7に埋め込まれる。また、コネクタ
本体2の中間壁8と側壁7との間隔D(図4参照)は、
それぞれ被覆電線5の外径と同一寸法に設けられてい
る。
【0015】次に、図1及び図2に示すようにカバー4
の端部には電線押圧部材17が突設されており、カバー
4のカバー裏面18も電線5を押圧する機能を備えてい
る。また、カバー4には4隅に係止突起21が突設され
ており、コネクタ本体2の側壁7の内側に設けられた係
止穴22にロックされるようになっている。また、カバ
ー4には側蓋20が設けられていて、コネクタ本体2の
側壁7に設けられた隙間23を被嵌するようになってい
る。さらに、両側壁7の長手方向の少なくとも一端(本
実施の形態では両端)には水平面31と垂直面32を有
する逆L字状の切り欠き部30が設けられている。
【0016】上述した構成の圧接ジョイントコネクタ1
においては、図1に示すように先ず2本の電線5がコネ
クタ本体2の上方から圧接刃11,12に治具またはカ
バー4をヒンジ3のところで回動して、カバーのカバー
裏面18と電線押圧部17によって押圧される。このと
き、電線5の被覆部が切り込まれ芯線が圧接刃11,1
2に接触するので2本の電線5は互いに導通状態にな
る。そして、カバー4は係止突起21によってコネクタ
本体2の側壁7に設けられた係止穴22にロックされて
圧接ジョイントコネクタ1の組立が完了する。
【0017】そして、上述した作動中において、複数の
圧接刃11,12は千鳥状に配列されているから、互い
に干渉されることなく均等に撓むことができるので長寿
命となり信頼性が向上される。また、互いに隣接する圧
接刃11,12の内側端部13,14が同一ライン上に
並設されているからターミナル9の幅寸法を小さくする
ことができ、電線5のピッチP2を小さくすることがで
きる。よって、圧接ジョイントコネクタ1の小型化を図
ることができる。また、圧接刃11,12の外端部1
5,16がコネクタ本体2の側壁7に埋め込まれている
ので、コネクタ本体2の幅寸法W(図4参照)を縮小で
きるから圧接ジョイントコネクタ1の小型化を一層促進
させることができる。
【0018】さらに、図1に示したように2本の電線が
互いに離反して切り欠き部30の垂直面32に当接され
て側方向へ屈曲されると共に、水平面31に当接されて
いると、2本の電線5に上下方向の分力を生ずるような
引張り力が加わった場合、電線5は当接された水平面3
1を押し上げるだけなので、カバー4の離脱が防止され
ることになりコネクタの信頼性を向上させることができ
る。また、両側の側壁7に設けられた切り欠き部30は
互いに反対の側方へ屈曲された2本の電線を包み込むの
で、電線を含めた長手方向長さL(図3参照)が縮小さ
れて小型化を促進することができる。
【0019】次に、本発明の圧接ジョイントコネクタの
第2の実施の形態を図5乃至図8に基づいて詳細に説明
する。図5は本発明の圧接ジョイントコネクタの第2の
実施の形態における組立斜視図、図6は図5における切
り欠き部を示す側面図、図7は図5における作動開始状
態を示す説明図、図8は図7における作動完了状態を示
す説明図である。本実施の形態が第1実施の形態と異な
る点は切り欠き部30aに傾斜面31aが形成されてい
る点である。他は第1の実施の形態と同一なので同一符
号を付することにより説明を省略する。
【0020】即ち、図5及び図6に示すように本実施の
形態の圧接ジョイントコネクタ1においては、切り欠き
部30aが垂直面32と傾斜面31aによって形成され
ており、鈍角状の切り欠き空間を形成している。そし
て、図5に示したようにカバー4がヒンジ3で回動され
てコネクタ本体2を被嵌すると、電線5は電線押圧部1
7とカバー裏面に押圧される。そして、2本の電線が互
いに離反して切り欠き部30aの垂直面32に当接され
て側方向へ屈曲されると共に、傾斜面31aに当接され
ることになる。
【0021】図7に示すように、2本の電線5に上下方
向の分力を生ずるような引張り力が加わった場合、電線
5は当接された傾斜面31a上を摺動すると共に、コネ
クタ1全体をコネクタ本体の長手方向を中心に図中矢印
方向に回転させる。即ち、電線5に作用する引張り力の
上下方向の分力(モーメント)によってコネクタ1が回
転させられることになる。換言すると、カバーを離脱さ
せる方向に作用する引張り力が回転力に変換されること
になる。この結果、図8に示すように電線5の引張り方
向はそのままの状態でコネクタ1が回転することで、電
線5が切り欠き部30a内の正規の位置に復帰して安定
的に保持される。しかも、カバーの離脱が確実に防止さ
れることで信頼性の高いコネクタを得ることができる。
【0022】次に、本発明の圧接ジョイントコネクタの
第3の実施の形態を図9及び図10に基づいて詳細に説
明する。図9は本発明の圧接ジョイントコネクタの第3
の実施の形態におけるカバーが開口された斜視図、図1
0は図9における作動説明図である。本実施の形態が第
1実施の形態と異なる点は電線押圧部17の代わりに電
線押圧部41が設けられている点である。この電線押圧
部41の両側には係止ロック42が設けられていると共
に、下面両側には側上方向へ引っ張られた電線5を誘導
するためのテーパ面43が設けられている。他は第1の
実施の形態と同一なので同一符号を付することにより説
明を省略する。
【0023】上記構成による圧接ジョイントコネクタ4
0は、カバー4がヒンジ3で回動されてコネクタ本体2
を被嵌すると、電線5は電線押圧部41とカバー裏面1
8に押圧されると共に、係止ロック42が切り欠き部3
0の水平面31に強固にロックされる。また、両側へ離
反する方向へ屈曲された電線5が側上方向に引っ張られ
ると、、テーパ面43が電線5を誘導して電線押圧部4
1にかかる上方向の分力を緩和すると共に、電線5が切
り欠き部30に当接すると側壁7も内側方向に押される
ので係止ロック42は一層強固にロックされる。よっ
て、コネクタの信頼性を向上させることができる。
【0024】なお、本発明は上述した実施の形態に限定
されるものでなく、適宜な変更を行うことにより、他の
態様でも実施することができる。例えば、第1の実施の
形態では切り欠き部30が逆L字状の形状をしていた
が、図11に示したようなすぼめられた開口部38を有
する切り欠き円形状の切り欠き部35であっても対応で
きる。この場合、側方へ屈曲された電線5の屈曲部にお
ける座りが安定する上に、残留弾性力による電線5の長
手方向の延びがすぼめられた開口部38によって防止さ
れるので、電線5の姿勢を安定させることができる。
【0025】
【発明の効果】以上説明したように本発明の圧接ジョイ
ントコネクタによれば、電線に働く外力によるカバーの
離脱を防止するためコネクタ本体の長手方向の少なくと
も一方の端の側壁に側方へ屈曲された電線が嵌入当接可
能な切り欠き部を備えている。また、ターミナルの2個
の圧接刃に圧接接続された2本の電線が互いに離反して
側方向に屈曲されると共に、離反された電線が逆L字状
の切り欠き部の水平面に当接されている。したがって、
2本の電線が互いに反対の側方へ屈曲され、かつ上下方
向の分力を生ずる引張り力が加わった場合でも、電線が
コネクタ本体側壁に設けられた切り欠き部の水平面に当
接されているので、上下方向の分力は切り欠き部からコ
ネクタ本体に作用するだけでカバーを離脱する力にはな
らない。よって、カバーの離脱が防止されるので、圧接
ジョイントコネクタの信頼性を向上させることができ
る。また、コネクタ本体側壁に設けられた切り欠き部は
互いに反対の側方へ屈曲された2本の電線を包み込むの
で、電線を含めた長手方向長さが縮小されるので圧接ジ
ョイントコネクタを小型化することができる。
【0026】また、ターミナルの2個の圧接刃に圧接接
続された2本の電線が互いに離反して側方向に屈曲され
ると共に、離反された電線が切り欠き部の傾斜面に当接
されている。したがって、2本の電線が互いに反対の側
方へ屈曲され、かつ上下方向の分力を生ずる引張り力が
加わった場合でも、電線がコネクタ本体側壁に設けられ
た切り欠き部の傾斜面を摺動すると共に、コネクタ本体
が長手方向を中心に回転することになる。よって、電線
はコネクタ本体の切り欠き部に安定的に保持されると共
に、カバーの離脱が確実に防止される。
【0027】また、カバーの長手方向両端に設けられた
電線押圧部両側に切り欠き部の水平面に係止される係止
ロックが設けられると共に、電線押圧部の下面両側に電
線を斜め上側方へ誘導するためのテーパ面を備えてい
る。したがって、互いに反対側方へ屈曲された電線に上
下方向の分力が加わった場合でも、電線がテーパ面に導
かれてコネクタ本体の側壁を内側へ押圧するので係止ロ
ックは確実に切り欠き部に係止される。よって、カバー
の離脱が確実に防止さるので、圧接ジョイントコネクタ
の信頼性を一層向上させることができる。
【0028】さらに、ターミナルの2個の圧接刃に圧接
接続された2本の電線が互いに離反して側方向に屈曲さ
れると共に、離反された電線がすぼめられた開口部を有
する切り欠き円形状の切り欠き部に嵌入されている。し
たがって、側方へ屈曲された電線の座りが安定すると共
に、すぼめられた開口部により側方へ屈曲された電線が
残留弾性力により長手方向へ戻されるのを確実に防止す
ることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の圧接ジョイントコネクタの第1の実施
の形態を示す組立斜視図である。
【図2】図1におけるカバーが回動開口された斜視図で
ある。
【図3】図2におけるコネクタ本体の平面図である。
【図4】図3における側面図である。
【図5】本発明の圧接ジョイントコネクタの第2の実施
の形態を示す組立斜視図である。
【図6】図5における切り欠き部を示す拡大側面図であ
る。
【図7】図5における作動開始状態を示す説明図であ
る。
【図8】図7における作動完了状態を示す説明図であ
る。
【図9】本発明の圧接ジョイントコネクタの第3の実施
の形態におけるカバーが回動開口された斜視図である。
【図10】図9における作動説明図である。
【図11】本発明の圧接ジョイントコネクタの切り欠き
部の変形例を示す組立斜視図である。
【図12】従来の圧接ジョイントコネクタの一例を示す
分解斜視図である。
【図13】図12における作動説明図である。
【符号の説明】
1,40 圧接ジョイントコネクタ 2 コネクタ本体 4 カバー 5 電線 7 側壁 9 ターミナル 11,12 圧接刃 13,14 一端部 15,16 一端部 17,41 電線押圧部 18 カバー裏面 21 係止突起 22 係止穴 30,30a,35 切り欠き部 31 水平面 31a 傾斜面 38 開口部 42 係止ロック 43 テーパ面
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (56)参考文献 特開 昭58−214283(JP,A) 特開 昭58−209075(JP,A) 実開 平3−95561(JP,U) 実開 平5−34675(JP,U) 特公 昭55−50349(JP,B2) 実公 平2−44449(JP,Y2) 米国特許4830625(US,A) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) H01R 4/24 H01R 4/70 H01R 13/40 H01R 9/03 H01R 12/38

Claims (5)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 複数の被覆された電線を導通接続させる
    ために、互いに電気的に導通された複数の圧接刃を有す
    るターミナルを具備すると共に、前記ターミナルがコネ
    クタ本体に保持され、かつこのコネクタ本体に被嵌する
    カバーに前記電線を前記圧接刃へ押圧するための電線押
    圧部を備えた圧接ジョイントコネクタにおいて、 前記電線に働く外力によるカバーの離脱を防止するため
    前記コネクタ本体の長手方向の少なくとも一方の端の側
    壁に側方へ屈曲された前記電線が嵌入当接可能な切り欠
    き部を備えてなることを特徴とする圧接ジョイントコネ
    クタ。
  2. 【請求項2】 前記ターミナルの2個の前記圧接刃に圧
    接接続された2本の前記電線が互いに離反して側方向に
    屈曲されると共に、離反された前記電線が逆L字状の前
    記切り欠き部の水平面に当接されてなることを特徴とす
    る請求項1記載の圧接ジョイントコネクタ。
  3. 【請求項3】 前記ターミナルの2個の前記圧接刃に圧
    接接続された2本の前記電線が互いに離反して側方向に
    屈曲されると共に、離反された前記電線が前記切り欠き
    部の傾斜面に当接されてなることを特徴とする請求項1
    記載の圧接ジョイントコネクタ。
  4. 【請求項4】 前記カバーの長手方向両端に設けられた
    電線押圧部両側に前記切り欠き部の水平面に係止される
    係止ロックが設けられると共に、前記電線押圧部の下面
    両側に前記電線を斜め上側方へ誘導するためのテーパ面
    を備えてなることを特徴とする請求項2記載の圧接ジョ
    イントコネクタ。
  5. 【請求項5】 前記ターミナルの2個の前記圧接刃に圧
    接接続された2本の前記電線が互いに離反して側方向に
    屈曲されると共に、離反された前記電線がすぼめられた
    開口部を有する切り欠き円形状の前記切り欠き部に嵌入
    されてなることを特徴とする請求項1記載の圧接ジョイ
    ントコネクタ。
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