JP3158035B2 - 圧接コネクタ - Google Patents

圧接コネクタ

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    • H01R4/24—Connections using contact members penetrating or cutting insulation or cable strands
    • H01R4/2416—Connections using contact members penetrating or cutting insulation or cable strands the contact members having insulation-cutting edges, e.g. of tuning fork type
    • H01R4/242—Connections using contact members penetrating or cutting insulation or cable strands the contact members having insulation-cutting edges, e.g. of tuning fork type the contact members being plates having a single slot
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    • Y10S439/00—Electrical connectors
    • Y10S439/942—Comblike retainer for conductor

Description

【発明の詳細な説明】
【０００１】
【発明の属する技術分野】本発明は、圧接コネクタに関
する。
【０００２】
【従来の技術】図４は、特開昭６０−１６１０９号公報
に示された従来のコネクタの一例を示す。この例では、
電気接続箱１の上面に雌型コネクタ２が設けられ、該雌
型コネクタ２内に、図示略のブスバーに一体化された雄
端子３が配設されている。この雌型コネクタ２には雄型
コネクタ５が嵌合可能とされ、両者の嵌合により、雌型
コネクタ２内の雄端子３と、雄型コネクタ５内の図示略
の雌端子が結合して電気接続が行われる。
【０００３】図５は、米国特許５４２１７４１号に記載
の従来の別のコネクタの例を示す。この例では、接続相
手側部材６の上面に圧接端子７が突設され、電線Ｗを保
持したコネクタハウジング８を圧接端子７に被せるよう
に接続相手側部材６に装着することで、圧接端子７が電
線Ｗに直接圧接接続するようになっている。
【０００４】
【発明が解決しようとする課題】図４に示したコネクタ
では、雌型コネクタ２と雄型コネクタ５の両方に端子を
設けているから、コスト高である。また、図５に示す圧
接コネクタでは、電線Ｗを保持したコネクタハウジング
８を圧接端子７に被せることで、圧接端子７が電線Ｗに
圧接接続することになるが、電線Ｗの保持が弱いと、電
線Ｗが抜けてしまうおそれがあった。
【０００５】本発明は、上記事情を考慮し、端子数を削
減可能な圧接コネクタにおいて、電線の保持の確実化を
図り、嵌合時に電線が抜けないようにすることのできる
圧接コネクタを提供することを目的とする。
【０００６】
【課題を解決するための手段】請求項１の発明は、コネ
クタ嵌合時に接続相手側の圧接端子が下面側から進入す
る貫通した開口を有する第１の枠と、第１の枠の上面側
に合体されることで、第１の枠の上面側において前記開
口を横切るように延ばされた電線を、開口を挟む両側で
第１の枠との間に挟持する第２の枠とを備え、第１の枠
または第２の枠のいずれか一方に、両枠の合体時に、他
方の枠の外に延びる前記電線を他方の枠の外側面に沿う
方向に屈曲させる耳部を設けたことを特徴とする。
【０００７】この圧接コネクタでは、第１の枠と第２の
枠を合体して両枠間に電線を挟持する際、枠外に延びた
電線が耳部によって屈曲させられる。
【０００８】請求項２の発明は、請求項１記載の圧接コ
ネクタであって、耳部を第２の枠に下向きに突設したこ
とを特徴とする。
【０００９】この圧接コネクタでは、耳部を第２の枠に
下向きに突設したので、コネクタ嵌合時に耳部が、電線
の屈曲部分を含めて接続相手側との嵌合部分を覆い隠
す。
【００１０】請求項３の発明は、請求項１または２記載
の圧接コネクタであって、耳部が、他方の枠側に傾斜し
ていることを特徴とする。
【００１１】この圧接コネクタでは、耳部が傾斜してい
るので、電線を無理なく屈曲させることができる。
【００１２】請求項４の発明は、請求項１〜３のいずれ
かに記載の圧接コネクタであって、第２の枠に、第１の
枠の開口に対応した貫通窓を設けたことを特徴とする。
【００１３】この圧接コネクタでは、第２の枠に貫通窓
があるので、開口内の電線に圧接端子が確実に圧接接続
したか否かを貫通窓を通して確認することができる。
【００１４】
【発明の実施の形態】以下、本発明の一実施形態を図面
に基づいて説明する。
【００１５】図１において、１０は圧接コネクタ、２０
は電気接続箱（接続相手側部材）である。圧接コネクタ
１０は、図３にも示すように、分離合体可能な下側の第
１の枠１１と、上側の第２の枠１２とからなる。両枠１
１、１２には、合体状態でロックするロック爪１７とロ
ック溝１８とが設けられている。両枠１１、１２は重ね
て合体させた状態で、電気接続箱２０の雌型コネクタ２
１としての凹所に嵌合可能な雄型の圧接コネクタを構成
する。
【００１６】両枠１１、１２は、合体状態で両者間に電
線Ｗを挟むものであり、第１の枠１１には、図２に示す
ように、コネクタ嵌合時に、雌型コネクタ２１内の上向
きの圧接端子２２が下面側から進入する貫通した開口１
３が形成されている。また、第２の枠１２には、第１の
枠１１の開口１３とほぼ同じ大きさの貫通窓１４が、開
口１３と対応して形成されている。
【００１７】電線Ｗは、第１の枠１１の上面側において
開口１３を横切るように延ばされ、その状態で、第２の
枠１２を第１の枠１１の上面側に合体させることによ
り、開口１３を挟む両側で第１の枠１１と第２の枠１２
間に挟持される。そのため、第１の枠１１の上端縁およ
び第２の枠１２の下端縁には、半円状の電線挟持溝１６
Ａ、１６Ｂが設けられている。
【００１８】また、第２の枠１２の両側部には、両枠１
１、１２の合体時に、第１の枠１１の外に延びる電線Ｗ
を、第１の枠１１の外側面１１ａに沿う方向に屈曲させ
る耳部１５が、それぞれ下向き（コネクタ嵌合方向）に
傾斜した状態で突設されている。
【００１９】次に作用を説明する。
【００２０】この圧接コネクタ１０では、第１の枠１１
と第２の枠１２を合体して、両枠１１、１２間に電線Ｗ
を挟持する際に、図２に示すように、第１の枠１１の外
側に延びた電線Ｗが、両耳部１５によって、電線Ｗの延
長方向と直交する方向に押し付けられて、屈曲させられ
る。従って、開口１３内の電線Ｗに圧接端子２２が圧接
接続する際に、電線Ｗに引張力が加わるが、屈曲部分の
抵抗により電線Ｗが抜けにくくなり、確実な圧接接続を
保証する。また、耳部１５で電線Ｗを屈曲させる際に、
開口１３内の電線Ｗが張った状態になるので、圧接端子
２２を電線Ｗに圧接しやすくなる。
【００２１】また、耳部１５が外側に傾斜しているの
で、電線Ｗを無理なく屈曲させることができて電線Ｗを
傷めない上、コネクタ嵌合時に耳部１５が電線Ｗの屈曲
部分を含めて雌型コネクタ２１との嵌合部分を覆い隠す
ので、それらの部分の保護が図れる。
【００２２】さらに、この圧接コネクタ１０は、第２の
枠１２に貫通窓１４を有するので、開口１３内の電線Ｗ
に圧接端子２２が確実に圧接接続したか否かを、貫通窓
１４を通して確認することができる。
【００２３】なお、上記実施形態では、第２の枠１２に
耳部１５を設けているが、反対に第１の枠１１側に耳部
１５を設けても、電線Ｗを屈曲させることはできる。
【００２４】
【発明の効果】以上説明したように、請求項１の発明に
よれば、第１の枠と第２の枠を合体して両枠間に電線を
挟持する際、枠外に延びた電線を耳部によって屈曲させ
ることができる。従って、第１の枠の開口内の電線に圧
接端子が圧接接続する際電線に引張力が加わるが、屈曲
部の抵抗によって電線が抜けにくくなり、確実な圧接接
続を保証することができる。また、耳部で電線を屈曲さ
せる際に、開口内の電線が張った状態になるので、圧接
端子を電線に圧接しやすくなり、操作性が向上する。ま
た、この圧接コネクタは電線に直接圧接端子を接続する
形式であるから、当然片方の端子を省略でき、コスト安
である。
【００２５】請求項２の発明によれば、請求項１の発明
の効果に加えて次の効果を奏する。即ち、耳部を第２の
枠側に下向きに突設したので、コネクタ嵌合時に耳部
で、電線の屈曲部分を含めて接続相手側との嵌合部分を
覆い隠すことができ、電線およびコネクタ嵌合部の保護
を図ることができる。
【００２６】請求項３の発明によれば、請求項１または
２の発明の効果に加えて次の効果を奏する。即ち、耳部
が傾斜しているので、電線を無理なく屈曲させることが
できる。
【００２７】請求項４の発明によれば、請求項１〜３の
いずれかの発明の効果に加えて次の効果を奏する。即
ち、第２の枠に貫通窓があるので、開口内の電線に圧接
端子が確実に圧接接続したか否かを貫通窓を通して確認
することができる。
【図面の簡単な説明】
【図１】本発明の一実施形態の圧接コネクタを、接続相
手側に嵌合しようとしている状態を示す斜視図である。
【図２】図１と同じ状態を示す断面図である。
【図３】本発明の一実施形態の圧接コネクタの電線を挟
む前の状態を示す分解斜視図である。
【図４】従来のコネクタの一例を示す斜視図である。
【図５】従来の圧接コネクタの一例を示す斜視図であ
る。
【符号の説明】
１０ 圧接コネクタ １１ 第１の枠 １１ａ 外側面 １２ 第２の枠 １３ 開口 １４ 貫通窓 １５ 耳部 ２２ 圧接端子 Ｗ 電線
フロントページの続き (56)参考文献 特開 昭62−272485（ＪＰ，Ａ) 特開 昭58−214284（ＪＰ，Ａ) 実開 平４−81356（ＪＰ，Ｕ) 実開 昭63−106067（ＪＰ，Ｕ) 実開 昭59−80971（ＪＰ，Ｕ) (58)調査した分野(Int.Cl.7，ＤＢ名) H01R 4/24 H01R 12/38

Claims (4)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項１】 コネクタ嵌合時に接続相手側の圧接端子
    が下面側から進入する貫通した開口を有する第１の枠
    と、 第１の枠の上面側に合体されることで、第１の枠の上面
    側において前記開口を横切るように延ばされた電線を、
    開口を挟む両側で第１の枠との間に挟持する第２の枠と
    を備え、 前記第１の枠または第２の枠のいずれか一方に、両枠の
    合体時に、他方の枠の外に延びる前記電線を他方の枠の
    外側面に沿う方向に屈曲させる耳部を設けたことを特徴
    とする圧接コネクタ。
  2. 【請求項２】 請求項１記載の圧接コネクタであって、 前記耳部を第２の枠に下向きに突設したことを特徴とす
    る圧接コネクタ。
  3. 【請求項３】 請求項１または２記載の圧接コネクタで
    あって、 前記耳部が、他方の枠側に傾斜していることを特徴とす
    る圧接コネクタ。
  4. 【請求項４】 請求項１〜３のいずれかに記載の圧接コ
    ネクタであって、 前記第２の枠に、第１の枠の開口に対応した貫通窓を設
    けたことを特徴とする圧接コネクタ。
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