JP3673130B2 - プレハブジョイント - Google Patents

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JP3673130B2
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信幸 瀬間
宏 橋口
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昭和電線電纜株式会社
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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、ケーブルを接続するためのプレハブジョイントに関するものであり、特に、1つの絶縁ユニットの対向配置された両端にケーブル接続材料を装着可能とした直線ジョイント(直線接続部)、或いは、1本のケーブルを2本のケーブルと接続可能としたY分岐ジョイント(Y分岐接続部)などに有効に適用し得る。
【0002】
【従来の技術】
近年、マンホールの縮小化、工事の簡略化及び組立て時のスキルレス化を目指して縮小形のケーブル接続部、即ち、プレハブジョイントが開発されている。図5に、架橋ポリエチレンを絶縁層として有するCVケーブルのような電力ケーブルの直線ジョイントの一例を示す。
【0003】
本例における縮小形プレハブジョイント1Aは、内部にスリーブ状の内部導体2を一体に成形した、通常エポキシ樹脂などの絶縁材料で作製された絶縁ユニットであるエポキシユニット3を有する。
【0004】
CVケーブルのような電力ケーブル4A、4Bの通電接続部、即ち、ケーブル接続材料(オス側)100A、100Bは、プレハブジョイント1Aの軸線方向に対向して配置された接続受容孔に両側より装着される。各ケーブルの接続材料100A、100Bは、当業者には周知のプレハブ構造とされ、ケーブルの先端部に形成された接続端子(プラグ10、11、マルチラムバンド13及び引留め装置14など)、ストレスコーン44、押し金具43、圧縮装置42、ケーブル保護金具41などの接続部品により構成され、スリーブ状内部導体2に接続される。
【0005】
更に説明すると、エポキシユニット3の両端には、前記押し金具43を囲包する形で概略円筒形状をしたスチールのような金属製のアダプタ45が配置される。両アダプタ45は、内方端に形成したネジ部をエポキシユニット3の外周の回りに一体に配置されたアルミニウムなどの金属製の円筒状外ケース15の両端ネジ部にそれぞれ螺合され、各アダプタ45の内側端面がエポキシユニット3の端面に当接されてその場に固定される。アダプタ45の外側端面には、中間フランジ46がボルト47にて取付けられ、この中間フランジ46に保護金具41がボルト48にて固定される。
【0006】
外ケース15及びアダプタ45の外周には防水などのための熱収縮チューブなどからなる防食層49が設けられる。
【0007】
更に、エポキシユニット3の両端面とアダプタ45との当接部より内方へと水が浸入するのを確実に防止するために、外ケース15とエポキシユニット3を一体に成形するに際して、エポキシユニット3の外周両端部に面取りを施し、この面取り部と外ケース15との間に環状のOリング収納溝を形成し、その空間部にゴム製のOリング50を配置することが考えられる。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、本発明者らの研究実験の結果、上記構成では、アダプタ45を外ケース15に螺合した際に、Oリング収納溝内にゴム製Oリング50が配置されているために、アダプタ45の端面をエポキシユニット3の端面に密着させることができず、エポキシユニット3の端面とアダプタ45の端面との間に空隙が生じ、両者間が電気的にフロート状態、即ち、浮いた状態となり、両者間に電位差が生じ、電気的特性を低下させることが分かった。
【0009】
同様の問題が、Y分岐ジョイント(Y分岐接続部)1においても発生していた。図10にY分岐接続部の一例を示す。
【0010】
本例にて、Y分岐接続部1は、概略Y形形状とされる内部導体(埋込電極)2を備え、この内部導体2の周りにはエポキシ樹脂とされるY形エポキシユニット3が一体に成形されている。
【0011】
Y形接続部1は、一方側には、1個の接続受容孔20Aを形成して1本の電力ケーブルの接続材料(接続先端部)を装着可能とし、又、他方側には、平行に2個の接続受容孔20B、20Cを形成して平行に配置された2本の電力ケーブルの接続材料(接続先端部)を装着可能とする。
【0012】
又、電界を一定にするなどの理由から、エポキシユニット表面を等電位とするためにエポキシユニット表面には導電性塗料(銀ペイント)30が塗られ、エポキシユニットの外周に配置された金属ケース15(15A、15B)と電気的に接続されている。金属ケース15の外周には、図示してはいないが、防水のために防食層が設けられる。
【0013】
通常、金属ケース15と、エポキシユニット3の表面との電気的接続は、エポキシユニット3表面に導電性接着剤201のにて金属線200の一端を接続し、金属線200の他端を金属ケース15に半田付け202するなどにより行なわれている。
【0014】
しかしながら、このような方法は、熟練と時間を要し、作業性が悪く、又、半田付け部202或いは導電性接着剤による接続部201が剥離し、金属線200による電気的接続が損なわれることがあった。
【0015】
従って、本発明の目的は、絶縁ユニットと金属ケースとを簡単な構成にて電気的に接続し、電気的特性の低下を回避した、小型、軽量、低価格で、しかも信頼性の高いプレハブジョイントを提供することである。
【0016】
本発明の他の目的は、外部からの水の侵入を完全に防止することができ、且つ、絶縁ユニット、外ケース、アダプタ間などを電気的に接続して同電位とし、絶縁ユニットが電気的に浮いた状態となることを防止し、電気的特性の低下を回避した、小型、軽量、低価格で、しかも信頼性の高いプレハブジョイントを提供することである。
【0017】
【課題を解決するための手段】
上記目的は本発明に係るプレハブジョイントにて達成される。要約すれば、本発明は、その一態様によれば、内部導体と、この内部導体の周りに絶縁材料にて一体に成形され外面に導電層を有する絶縁ユニットとを備え、前記内部導体の接続孔と前記絶縁ユニットの受容孔とにて形成される接続受容孔にケーブルの接続材料を装着することによってケーブルを接続するためのプレハブジョイントにおいて、
前記絶縁ユニットの外周に一体に金属製のケースを配置し、
前記絶縁ユニットの端部には、前記接続材料を取り付けるための金属製のアダプタを取り付け、
前記絶縁ユニットと前記金属ケースと前記アダプタとの間に導電性弾性リングを配置し、前記絶縁ユニット、前記金属ケース及び前記アダプタ間をシールすると共に、前記絶縁ユニット、前記金属ケース及び前記アダプタを同電位に保持することを特徴とするプレハブジョイントが提供される
【0019】
本発明の実施態様によると、前記絶縁ユニットの端面外周部に面取りを施し、この面取り部と前記金属ケースとの間に環状のOリング収納溝を形成し、このOリング収納溝の空間部に前記導電性弾性リングが配置される。他の実施態様によると、前記Oリング収納溝は、横断面形状が三角形状とされる。
【0020】
本発明の他の実施態様によると、前記プレハブジョイントは直線ジョイントであり、前記接続受容孔は、互いに対向して形成される。
【0021】
本発明の他の実施態様によると、前記アダプタは、前記絶縁ユニットの端面より突出した前記金属ケースの両端部に螺合することによって前記絶縁ユニットの両端に取り付けられる。
【0022】
本発明は、他の態様によれば、内部導体と、この内部導体の周りに絶縁材料にて一体に成形され外面に導電層を有する絶縁ユニットとを備え、前記内部導体の接続孔と前記絶縁ユニットの受容孔とにて形成される接続受容孔にケーブルの接続材料を装着することによってケーブルを接続するためのプレハブジョイントにおいて、
前記絶縁ユニットの外周に一体に金属製のケースを配置し、
前記絶縁ユニットは、前記内部導体が配置された胴部と、前記接続材料を受容する受容孔が形成された筒部とを有し、
前記金属ケースは、前記絶縁ユニットの前記筒部を除いて前記胴部の側面及び中央外周面に適合して装着され、
前記絶縁ユニットの前記筒部の前記胴部に対する連結部外周辺と、前記金属ケースとの間に導電性の弾性リングを配置し、前記絶縁ユニットと前記金属ケース間をシールすると共に、前記絶縁ユニット及び前記金属ケースを同電位に保持することを特徴とするプレハブジョイントが提供される
【0023】
本発明の他の実施態様によると、前記金属ケースは、前記絶縁ユニットの前記筒部を除いて前記胴部の一側面及び中央外周面に適合して装着された箱状のケース本体と、前記絶縁ユニットの前記筒部を除いて前記胴部の他側面に適合して装着されたケース蓋と、を有し、前記ケース本体と前記ケース蓋は、ボルトにて一体に結合されている。また、他の実施態様によれば、前記プレハブジョイントはY分岐ジョイントであり、前記接続受容孔は、前記絶縁ユニットの一側に1個、他側に互いに平行に2個形成される。
【0024】
【発明の実施の形態】
以下、本発明に係るプレハブジョイントを図面に則して更に詳しく説明する。本発明は、1つの絶縁ユニットの対向配置された両端にケーブル接続材料を装着可能とした直線ジョイント(直線接続部)、或いは、1本のケーブルを2本のケーブルと接続可能としたY分岐ジョイント(Y分岐接続部)などに好適に具現化し得るものであるが、これに限定されるものではない。
【0025】
実施例1
図1に、本発明が適用されたプレハブジョイント1の一実施例を示す。本実施例のプレハブジョイント1は、図5を参照して説明したと同様の直線ジョイントとされる。
【0026】
つまり、本実施例にてプレハブジョイントである直線接続部1は、内部導体(埋込電極)2を備え、この内部導体2の周りにはエポキシ樹脂などの絶縁材料にて形成される絶縁ユニットであるエポキシユニット3が一体に成形されている。エポキシユニット3の外面には銀ペイントの塗布により導電層が設けられている。プレハブジョイント1には、接続される電力ケーブル、例えばCVケーブル4A、4Bのそれぞれの接続材料(接続先端部)100A、100Bが装着可能な二つの接続受容孔20A、20Bが互いに対向して形成される。図1にて、プレハブジョイント1の右側の接続受容孔20Aには一方側のケーブル4Aの接続材料(接続先端部)100Aが装着可能とされ、又左側の接続受容孔には他方側のケーブル4Bの接続材料(接続先端部)100Bが装着可能とされる。
【0027】
各接続受容孔20A、20Bは、内部導体2に形成された概略円筒状の接続孔21と、該接続孔21と連通してエポキシユニット3に形成されたテーパ状の受容孔22とにて形成される。
【0028】
接続材料100A、100Bは、ケーブルの先端部に形成された接続端子(プラグ10、11、マルチラムバンド13及び引留め装置14など)、ストレスコーン44、押し金具43、圧縮装置42、ケーブル保護金具41などの接続部品によりプレハブ構造とされ、スリーブ状内部導体2に接続される。接続材料100A、100Bのケーブル先端導体部の構造については後で詳しく説明する。
【0029】
本発明に従えば、エポキシユニット3の両端には、押し金具43を囲包する形で概略円筒形状をしたスチールのような金属製のアダプタ45が配置される。両アダプタ45は、内方端に形成したネジ部をエポキシユニット3の外周の回りに一体に配置され、両端部がエポキシユニット3の端面より突出したアルミニウムなどの金属製の円筒状外ケース15の両端ネジ部にそれぞれ螺合され、各アダプタ45の内側端面がエポキシユニット3の端面に当接されてその場に固定される。
【0030】
外ケース15及びアダプタ45の外周には防水などのための熱収縮チューブなどからなる防食層49が設けられる。
【0031】
更に、図2をも参照するとより良く理解されるように、エポキシユニット3の端面3aとアダプタ45の端面45aとの当接部より内方中心へと水が浸入するのを確実にシールするために、外ケース15とエポキシユニット3を一体に成形するに際して、エポキシユニットの端面外周部に面取り3bを施し、この面取り部3bと外ケース15との間に横断面形状が三角形状とされる環状のOリング収納溝3cを形成し、このOリング収納溝3cの空間部に導電性弾性部材としての導電性の弾性リング51が配置される。又、エポキシユニット3の外面の図中破線で示す部分には導電性塗料(銀ペイント)30が塗布されている。Oリング収納溝3cの横断面形状は、三角形状に限定されるものではなく、任意の形状とし得る。
【0032】
従って、図2に示すように、アダプタ45を外ケース15の端部に螺合した際に、Oリング収納溝3c内に導電性のリング51が配置されているために、エポキシユニット3、アダプタ45、外ケース15は導電性リング51を介して電気的に接触され、エポキシユニット3、アダプタ45、外ケース15を同電位に保持することができる。従って、アダプタ45を外ケース15の端部に螺合した時に、例えアダプタ45の端面をエポキシユニット3の端面に密着させることができず、図2に示すように、エポキシユニット3の端面3aとアダプタ45の端面45aとの間に空隙(g)が生じたとしても、両者間が電気的にフロート状態、即ち、浮いた状態となることはなく、プレハブジョイント1の電気的特性を向上させることができる。
【0033】
導電性弾性リングの材料としては、シリコーンゴム又はEPゴムにカーボンを混入し、導電性としたものなどが好ましい。本実施例では、エポキシユニット3の外径(D)が150mmとされ、Oリング収納溝3cが、一辺(w)が7.8mmの三角形断面形状とされたので、導電性弾性リング51は、JISB2401P140相当のシリコーンゴムの導電性のものを使用し、断面が直径5.7mmの円形断面とされ、内径は139.6mmとしたものをOリング収納溝3cに配置することによって良好な結果を得ることができた。
【0034】
次に、プレハブジョイント1に接続されるケーブル接続材料100A、100Bにおけるケーブル先端導体接続部の構成についてその一実施例を説明する。本実施例によると、ケーブル接続材料100A、100Bは同様の構造とされるので、ケーブル4Aの接続材料100Aについてのみ説明する。
【0035】
図3を参照すると、端末処理され露出されたケーブル4Aの先端導体部40には、内部導体2と電気的接触を行うためのプラグ手段が装着される。プラグ手段は、先端導体部40に嵌着される内プラグ10と、この内プラグ10に装着され電気的に接触状態とされる外プラグ11とを有する。内プラグ10は、一端が開口したキャップ形状とされ、閉鎖端からは尖端を有した突起16が開口へと直立して形成されている。内プラグ10の円筒状部17を先端導体部40の外周に嵌着し、同時に突起16を先端導体部に押入することにより、先端導体部40は突起16にて押し広げられ、内プラグ10の内周に密着し、両部材は固着され、電気的接触をなす。内プラグ10の外周面に環状溝を形成し、そこに、多数のリボン状の板ばね集合体を環状に配置して構成されるマルチラムバンドのような接触子12を配置することもできる。
【0036】
外プラグ11は、内プラグ10の外周と相補形状を有し、内プラグ10を先端導体部40に圧縮固着させる。外プラグ11の外周面には、環状の溝を形成し、そこに、上述と同様のマルチラムバンドのような接触子13が配置されている。ケーブル4Aをプレハブジョイント1に接続した際に、このマルチラムバンド13が内部導体2の接続孔21に適合され、電気的接触をなす。
【0037】
本実施例によると、内プラグ10に固着された外プラグ11と、ケーブル絶縁体端面46との間に、ケーブル4Aの接続部1からの引き抜けを防止するための引留め装置14が配置される。
【0038】
引留め装置14は、図4をも参照するとよりよく理解されるように、外プラグ11とケーブル絶縁体端面46との間に配置された概略円筒状の引留め具31を有する。この引留め具31は、本実施例では外プラグ11のケーブル絶縁体端面46と対面する側に形成した円筒体11aの内部凹所内に移動自在に配置される。
【0039】
引留め具31と外プラグ11との間には圧縮ばね18が配置されており、通常、引留め具31をケーブル絶縁体端面46側へと付勢している。引留め具31の圧縮ばね18が配置された端部には外周面に環状のカム部32が形成され、他方の端部には、ストレスコーンの端面に配置された環状の押し具44aと当接する環状のストッパ33が一体に設けられている。
【0040】
外プラグ11の円筒体11aには、等間隔にて複数個、例えば4〜8個の係止孔11bが形成され、係止ボール34が移動自在に配置される。
【0041】
従って、ストレスコーン44をテーパ状受容孔22に装着し、所定位置へと挿入設置した場合には、このストレスコーン端面押し具44aが環状ストッパ33に当接し、引留め具31を圧縮ばね18の力に抗して外プラグ11の側へと押圧し、移動させる。これによって、係止ボール34は、図3に示すように、半径方向外方向へと引留め具31に形成した係止部32にて移動され、外プラグ11の係止孔11bへと押入される。係止ボール34の一部は、外プラグ11の係止孔11bの位置と対応して形成された内部導体3の環状溝3a内にも突入する。これによって、ケーブル4Aがプレハブジョイント1にロックされ、ケーブル接続材料の引抜きが防止される。
【0042】
一方、ストレスコーン44をケーブルより引抜き方向へと、図3にて右側方向へと移動させると、図4に示すように、環状ストッパ33を押圧していたストレスコーン先端押し具44aがなくなり、引留め具31は、圧縮ばね18にてケーブル絶縁体端面46側へと押し出され、外プラグ円筒体11aに配置したストッパリング35に当接してその場に保持される。従って、内部導体3の環状溝3a及び外プラグ11の係止孔11bに突入していた係止ボール34は半径方向内方へと移動、或は移動自在とされ、それによって、ケーブル4Aのプレハブジョイントに対するロック状態が解除され、ケーブル接続材料、即ち、ケーブル4Aの引抜きが可能となる。
【0043】
本発明によると、上述のように構成されるプレハブジョイント1は、極めて小型で、軽量でコストも低く、しかも信頼性の高いものである。
【0044】
本発明のプレハブジョイント1は、上記実施例で説明した直線ジョイントに限定されるものではなく、例えばY分岐プレハブジョイントなどにも同様に適用し、同様の作用効果を得ることができる。
【0045】
実施例2
図6及び図7に、本発明が適用されたプレハブジョイント1の他の実施例を示す。本実施例で、プレハブジョイント1は、Y分岐ジョイント(Y分岐接続部)1とされ、本実施例のY分岐接続部は、図10を参照して説明したと同様のY分岐接続部とされる。
【0046】
つまり、本実施例にてY分岐接続部1は、概略Y形形状とされる内部導体(埋込電極)2を備え、この内部導体2の周りにはエポキシ樹脂とされるエポキシユニット(絶縁ユニット)3が一体に成形されている。又、エポキシユニット3の外周には、破線で示す領域において導電性塗料(銀ペイント)が塗られ、導電層30が形成される。
【0047】
Y分岐接続部1の一方側には、1本の電力ケーブル4Aの接続材料(接続先端部)100Aを装着可能に1つの接続受容孔20Aが形成され、又他方側には、平行に配置された2本の電力ケーブル4B、4Cの接続材料(接続先端部)100B、100Cを装着可能に、互いに平行に配置して2つの接続受容孔20B、20Cが形成される。各接続受容孔は、内部導体2に形成された接続孔21と、該接続孔21と連通してエポキシユニットに形成された受容孔22とにて形成される。
【0048】
本発明に従えば、Y分岐接続部1に接続されるケーブル接続材料100A、100B、100Cは、実施例1にて説明したケーブル接続材料と同様の構成とされる。
【0049】
つまり、ケーブル接続材料100A、100B、100Cは同様の構造とされるのでケーブル4Aの接続材料100Aについて簡単に説明すると、接続材料100Aは、ケーブルの先端部に形成された接続端子(プラグ10、11、マルチラムバンド13及び引留め装置14など)、ストレスコーン44、押し金具43、圧縮装置42、ケーブル保護金具41などの接続部品によりプレハブ構造とされ、内部導体2の接続孔21に接続される。ケーブル接続材料のケーブル先端導体接続部は、図3及び図4などを参照して実施例1にて説明したと同様の構成とされるので、本実施例での説明は省略する。
【0050】
エポキシユニット3は、Y形状とされ、内部導体2が配置された胴部3Aと、胴部3Aの両側に位置して上記接続材料が取り付けられる筒部3Bとを有する。即ち、筒部3Bは、胴部3Aの一側に1個、他側に2個形成される。
【0051】
更に、エポキシユニット3の外周には、エポキシユニット3の胴部3Bの両側面及び中央外周面を実質的に被覆するようにして金属ケース15が取り付けられる。又、金属ケース15の外周には、防水のための防食層49が設けられる。
【0052】
本実施例では、金属ケース15は、図6にて、エポキシユニット3の筒部3Bを除いて胴部3Aの右側面及び中央外周面に適合して装着された箱状のケース本体15Aと、エポキシユニット3の筒部3Bを除いて胴部3Aの左側面に適合して装着されたケース蓋15Bと、を有する。ケース本体15Aとケース蓋15Bは、ボルト15Cにて一体に結合される。
【0053】
エポキシユニット3にて、筒部3Bが胴部3Aに接続された連結部には環状の肩部3aが形成されており、又、ケース本体15Aの内面3bとこの肩部3aとの間には環状の空間部3cが形成され、この空間部3cに導電性弾性部材、本実施例ではリング状の円板形をした導電性の平形パッキンとされる導電性弾性リング51が配置される。
【0054】
従って、図6に示すように、エポキシユニット3の外周に金属ケース15を装着した際に、筒部3Bの胴部3Aに対する接続部外周辺に形成された弾性リング収納溝としての空間部3c内に導電性平形パッキン51が配置されているために、エポキシユニット3と金属ケース15は導電性平形パッキン51を介して電気的に接触され、エポキシユニット3、金属ケース15を同電位に保持することができ、両者間が電気的にフロート状態、即ち、浮いた状態となることはなく、プレハブジョイント1の電気的特性を向上させることができる。
【0055】
更に、上記構成のプレハブジョイント1では、上述のように、エポキシユニット3表面の導電層30と金属ケース15とが導電性平形パッキン51にて電気的に接続されると共に、導電性平形パッキン51は、金属ケース15とエポキシユニット3との間の空間部3cからエポキシユニット内部へと水が浸入するのを有効に防止することができる。従って、本実施例の構成とされるプレハブジョイント1は、水没することが考えられるマンホールなどに設置する電力ケーブル接続部として好適に使用し得る。
【0056】
導電性平形パッキンの材料としては、実施例1で説明したように、シリコーンゴム又はEPゴムにカーボンを混入し、導電性としたものなどが好ましい。本実施例では、導電性平形パッキン51は、外径158mm、内径143mm、肉厚3mmとされ、環状空間部3cに配置することによって良好な結果を得ることができた。
【0057】
実施例3
図8に、本発明が適用されたプレハブジョイント1の他の実施例を示す。本実施例で、プレハブジョイント1は、実施例2で説明したと同じY分岐ジョイント(Y分岐接続部)とされ、ただ、使用した導電性弾性部材51の構造及び適用個所において相違する。従って、実施例2で説明したと同じ構成及び作用をなす部剤には同じ参照番号を付し、詳しい説明は省略する。
【0058】
本実施例のY分岐接続部1によると、エポキシユニット3の、図8にて右側に位置する平行配置された2個の筒部3B、3Bを連結する領域にて、エポキシユニット3の外面3aと、ケース本体15Aの側板内面3bとにて形成された空間部、即ち、収納溝3c内に、導電性弾性部材51としての編組線付きクッション材が配置される。勿論、導電性弾性部材51が配置されるエポキシユニット3の外面3aには導電性塗料(銀ペイント)が塗られ、導電層30が形成されている。
【0059】
編組線付きクッション材51は、任意の形状とすることができるが、本実施例では、図9に示すように、断面形状が平板51Aと、半径Rとされる湾曲部51Bとの組み合わせからなる、三日月或いは半円形状の、所謂、蒲鉾状の中空体とされる弾性体中空管と、この弾性体中空管の外周に巻き付けられた編組線51Cとにて形成される。弾性体中空管としては、EPDM(エチレン−プロピレン−ジエンゴム)を使用することができ、具体的には、これに限定されるものではないが、肉厚(t)が5mm、幅(W)が19mm、高さ(H)が21mm、長さ(L)が100mmとされる。編組線としては、0.1mmの銅線を2816本編み合わせて筒状とした編組銅線を使用することができる。
【0060】
従って、図8に示すように、エポキシユニット3の外周に金属ケース15を装着した際に、収納溝3c内に導電性弾性部材としての編組線付きクッション材51が配置されているために、エポキシユニット3、金属ケース15は編組線付きクッション材51を介して電気的に接触され、エポキシユニット3、金属ケース15を同電位に保持することができ、両者間が電気的にフロート状態、即ち、浮いた状態となることはなく、プレハブジョイント1の電気的特性を向上させることができる。
【0061】
又、本実施例の編組線付きクッション材51は、その形状を自由に変えることができ、従って、電気的に接続したいあらゆる形状の隙間部分に容易に配置することが可能である。
【0062】
勿論、実施例2で説明したように、更に、エポキシユニット3の筒部3Bと金属ケース本体15との間に導電性弾性部材としての導電性平形パッキン51を設けることにより、防水性を向上させることもできる。
【0063】
【発明の効果】
以上説明したように、本発明は、内部導体と、この内部導体の周りに絶縁材料にて一体に成形され外面に導電層を有する絶縁ユニットとを備え、内部導体の接続孔と前記絶縁ユニットの受容孔とにて形成される接続受容孔にケーブルの接続材料を装着することによってケーブルを接続するためのプレハブジョイントにおいて、
(A)絶縁ユニットの外周に一体に金属製のケースを配置し、絶縁ユニットの端部には、接続材料を取り付けるための金属製のアダプタを取り付け、絶縁ユニットと金属ケースとアダプタとの間に導電性弾性リングを配置し、絶縁ユニット、金属ケース及びアダプタ間をシールすると共に、絶縁ユニット、金属ケース及びアダプタを同電位に保持する、構成とするか、または、
(B)絶縁ユニットの外周に一体に金属製のケースを配置し、絶縁ユニットは、内部導体が配置された胴部と、接続材料を受容する受容孔が形成された筒部とを有し、金属ケースは、絶縁ユニットの筒部を除いて胴部の側面及び中央外周面に適合して装着され、絶縁ユニットの筒部の胴部に対する連結部外周辺と、金属ケースとの間に導電性の弾性リングを配置し、絶縁ユニットと金属ケース間をシールすると共に、絶縁ユニット及び金属ケースを同電位に保持する、構成とされるので、
(1)絶縁ユニットと金属ケースとを簡単な構成にて電気的に接続し、電気的特性の低下を回避することができ、更に、小型、軽量、低価格で、しかも信頼性が高い。
(2)外部からの水の侵入を完全に防止することができ、且つ、絶縁ユニット、外ケース、アダプタ間などを電気的に接続して同電位とし、絶縁ユニットが電気的に浮いた状態となることを防止し、電気的特性の低下を回避することができ、更に、小型、軽量、低価格で、しかも信頼性が高い。
といった効果を奏し得る。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係るプレハブジョイントの一実施例を示す断面図である。
【図2】図1のプレハブジョイントの部分拡大断面図である。
【図3】引留め装置を備えたケーブル先端導体接続部の構成を説明する断面図である。
【図4】引留め装置を備えたケーブル先端導体接続部の構成を説明する断面図である。
【図5】本発明を適用し得るプレハブジョイントの断面図である。
【図6】本発明に係るプレハブジョイントの他の実施例を示す断面図である。
【図7】図6のプレハブジョイントの正面図である。
【図8】本発明に係るプレハブジョイントの他の実施例を示す断面図である。
【図9】導電性弾性部材の一実施例の斜視図である。
【図10】従来のY分岐接続部の概略断面図である。
【符号の説明】
1 ケーブル接続部
2 内部導体(埋込電極)
3 絶縁ユニット(エポキシユニット)
4A、4B ケーブル
10 内プラグ
11 外プラグ
13 接触子(マルチラムバンド)
14 引留め装置
15 外ケース
20A、20B 接続受容孔
21 円筒状接続孔
22 テーパ状受容孔
40 先端導体部
41 保護金具
42 圧縮装置
43 押し金具
44 ストレスコーン
45 アダプタ
51 導電性弾性部材
100A、100B、100C ケーブル接続材料

Claims (8)

  1. 内部導体と、この内部導体の周りに絶縁材料にて一体に成形され外面に導電層を有する絶縁ユニットとを備え、前記内部導体の接続孔と前記絶縁ユニットの受容孔とにて形成される接続受容孔にケーブルの接続材料を装着することによってケーブルを接続するためのプレハブジョイントにおいて、
    前記絶縁ユニットの外周に一体に金属製のケースを配置し、
    前記絶縁ユニットの端部には、前記接続材料を取り付けるための金属製のアダプタを取り付け、
    前記絶縁ユニットと前記金属ケースと前記アダプタとの間に導電性弾性リングを配置し、前記絶縁ユニット、前記金属ケース及び前記アダプタ間をシールすると共に、前記絶縁ユニット、前記金属ケース及び前記アダプタを同電位に保持することを特徴とするプレハブジョイント。
  2. 前記絶縁ユニットの端面外周部に面取りを施し、この面取り部と前記金属ケースとの間に環状のOリング収納溝を形成し、このOリング収納溝の空間部に前記導電性弾性リングが配置されることを特徴とする請求項のプレハブジョイント。
  3. 前記Oリング収納溝は、横断面形状が三角形状とされることを特徴とする請求項のプレハブジョイント。
  4. 前記プレハブジョイントは直線ジョイントであり、前記接続受容孔は、互いに対向して形成されることを特徴とする請求項1〜のいずれかの項に記載のプレハブジョイント。
  5. 前記アダプタは、前記絶縁ユニットの端面より突出した前記金属ケースの両端部に螺合することによって前記絶縁ユニットの両端に取り付けられることを特徴とする請求項2〜のいずれかの項に記載のプレハブジョイント。
  6. 内部導体と、この内部導体の周りに絶縁材料にて一体に成形され外面に導電層を有する絶縁ユニットとを備え、前記内部導体の接続孔と前記絶縁ユニットの受容孔とにて形成される接続受容孔にケーブルの接続材料を装着することによってケーブルを接続するためのプレハブジョイントにおいて、
    前記絶縁ユニットの外周に一体に金属製のケースを配置し、
    前記絶縁ユニットは、前記内部導体が配置された胴部と、前記接続材料を受容する受容孔が形成された筒部とを有し、
    前記金属ケースは、前記絶縁ユニットの前記筒部を除いて前記胴部の側面及び中央外周面に適合して装着され、
    前記絶縁ユニットの前記筒部の前記胴部に対する連結部外周辺と、前記金属ケースとの間に導電性の弾性リングを配置し、前記絶縁ユニットと前記金属ケース間をシールすると共に、前記絶縁ユニット及び前記金属ケースを同電位に保持することを特徴とするプレハブジョイント。
  7. 前記金属ケースは、前記絶縁ユニットの前記筒部を除いて前記胴部の一側面及び中央外周面に適合して装着された箱状のケース本体と、前記絶縁ユニットの前記筒部を除いて前記胴部の他側面に適合して装着されたケース蓋と、を有し、前記ケース本体と前記ケース蓋は、ボルトにて一体に結合されていることを特徴とする請求項6のプレハブジョイント。
  8. 前記プレハブジョイントはY分岐ジョイントであり、前記接続受容孔は、前記絶縁ユニットの一側に1個、他側に互いに平行に2個形成されることを特徴とする請求項6又は7のプレハブジョイント。
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